国民投票法

2023年2月17日 (金)

文鮮明と中曾根父子<本澤二郎の「日本の風景」(4717)

文鮮明と中曽根父子<本澤二郎の「日本の風景」(4717)

<中曽根康弘父子と統一教会国際勝共連合の深すぎた仲=毎日特ダネ>

 公明党創価学会との関係が問題視されている毎日新聞が久々に特ダネを書いて注目されている。岸信介や笹川良一の支援を受けた韓国のイカサマのカルト教団・統一教会国際勝共連合の文鮮明と中曾根康弘・弘文父子の深すぎる仲が初めて明かされた。文鮮明の発言録全615巻に記録されていた。

 

 先に中曽根派の山崎拓が月刊タイムス2022年10月号インタビューでも指摘していたことだが、それでも息子の弘文元外相は今回初めて発覚した。改憲軍拡と原発推進に狂奔した中曽根康弘は、政権を担当するとワシントンの主(俳優大統領のレーガン)に対して「日本は不沈空母だ」と大見えを切って服従して喜ばせた。筆者のみならず平和軍縮派の宇都宮徳馬さんも、反中曽根に舵を切った。数冊の中曽根批判本を書いた。「平成の妖怪 大勲位・中曽根康弘」(健友館)を宇都宮の墓前に捧げた。すると間もなく出版社が倒産し、二松学舎大学の「現代マスコミ評論」という人気の講座も潰された。中曽根の言論弾圧・学問の自由弾圧事件そのものだった。糧道を断たれてしまったが、筆者は今も健在である。

 


もちろんのことで、天皇ファシズム下における反骨の女性ジャーナリスト・松本英子のように官憲に拘束され、拷問のような被害に遭遇することはなかった。中曽根とは二人三脚の読売新聞の渡辺恒雄は喜んだであろうが、今は時代が彼を事実上、葬ってしまった。

 

<欠格人間・弘文(77)選挙に統一教会300世帯が支援と文鮮明豪語>

 悪人らは権力にしがみつこうとする。今の公明党創価学会や維新・国民民主党、さらには連合もそうだろうが、岸の後継者・福田赳夫が政権を失うと、反福田の中曽根にむしゃぶりついていた文鮮明だった。

 中曽根は当時、東京の片田舎の日の出町に別荘を所有していた。よく中曽根番記者を呼んで宴席を用意した。レーガンも招かれた一人だ。

 こんなことがあった。居間に囲炉裏があり、中曽根は自ら座布団を置いて記者を歓待するのだが、その際の言葉を記憶している。「これは大作さんに贈られたものだよ」と。政権を担当する前のことだ。創価学会との関係の深さを印象付けた発言である。

 思い出すと、中曽根懇談ではよく宗教屋の名前が飛び出した。その代表が立正佼成会の庭野日敬だった。池田の創価学会と立正佼成会は対立していたころの話だ。政治屋に仲を取り持ってもらったものか。所詮政治屋はカネと票がお目当てなのだ。カルト教団はカネと票で権力にしがみつく。統一教会も同じだ。

 問題の弘文は、中曽根の首相在任中の1986年の参院選で当選した。今の岸田は、倅を首相首席秘書官に起用して批判を浴びているが、中曽根の場合はバッジをつけさせた。上和田という秀吉の草履取りから這い上がった城代家老を排除した強引な人事だった。ちなみに福田は実弟を参院議員にしている。岸・福田・中曽根・安倍の極右政治屋は、身内で権力・利権を懐に入れて手放さない点に特徴がある。

 1983年に中曽根は中国を訪問した。この時、筆者も特派員として同行したのだが、中曽根は一市民である弘文夫妻を随行させていた。権力乱用は国家主義者にとって当たり前なのだ。ともあれ弘文選挙に文鮮明は、統一教会国際勝共連合を動員させていた。いま弘文は参院憲法調査会長!これは極めつけの危険な布陣である。国民は群馬と山口の選挙にエネルギーを集中しなければならない。

 山崎拓の指摘は、実際はより深刻なものだった。

 

<創価学会など暴力とも結びつくカルト教団はカネと票で権力を手にする悪魔の集団!>

 昨日不思議な電話が入った。「北関東の創価学会員79歳」と名乗った。栃木や群馬、茨城のどこかの創価学会幹部だったことが、話の内容から読める。

 彼は「なぜ新聞テレビは池田大作の真実、現在の容態を報道しないのか。創価学会は自民党の腐敗した権力の一翼を担っている。隠すべきではない」と実に真っ当な指摘である。

 「創価学会のカネの威力にひれ伏した新聞テレビ、カネで動く言論界」の実情を紹介したが、そのことは彼も理解していた。不覚にも 「犯人の主役は言論界を牛耳る電通」という指摘を忘れてしまった。

 「もう95歳の池田さんは姿を隠して10年以上経つ。それを聖教新聞は時々古い夫妻の写真を掲載して元気だと誤魔化している。それを多くの信者は信じ込んでいる。狂ってしまっている。おかしい」との指摘は真っ当である。創価学会もまた統一教会や神道神社と同様にカルト教団そのものであろう。

 日本はカルト教団政治と共に確実に衰退・沈没している。

2023年2月1日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

https://ameblo.jp/et-eo/entry-12315135988.html 黒幕は笹川ギャンブル財団

pic.twitter.com/VWFP24eBTj

https://mainichi.jp/articles/20230206/k00/00m/010/283000c

https://news.yahoo.co.jp/articles/d00e976c477135a4c43fb40fac1c56e526d21809

2022年7月11日 (月)

改憲体制と日本沈没<本澤二郎の「日本の風景」(4501)

改憲体制と日本沈没<本澤二郎の「日本の風景」(4501)

<2022年危機が本格始動=日本と東アジアに緊張と大軍拡の嵐

 昨夜開票が始まって間もなく想定(自公圧勝)した通りの投票結果を確認して午後10時過ぎに横になった。平和体制を維持する勢力は「ごまめ」のレベルに落ち込んでいた。与野党に政治家はいなかった。腐敗する政治屋ばかりの永田町に変質していた。財閥・政府・メディアの見事な成果と分析したい。

 かくして、日本沈没へと突き進んでいく。「日本のウクライナ」を嘆く若者もいるだろう。岸・安倍一族が敷いた財閥主導の神道・創価学会・統一教会の日本会議の野望が開花すれば、東アジアは歴史を繰り返すかもしれない。

 日本ナショナリズムの恐怖に気付かない庶民大衆のゆでガエル状態が、日本列島と東アジアに2022年危機を、ほぼ確実に招来するだろう。有頂天の岸田文雄の今後3年が、危機の助走から危機勃発へと突き進むだろうと、あえて大胆に予見しておきたい。

 改憲大軍拡は、日本とアジアの首を絞めることになる。

 

日本核武装に米国も警戒=安倍暗殺の黒幕はワシントン説も

 昨日耳にした陰謀論なのか真実なのか、史上最長期政権を樹立した安倍晋三のミステリー暗殺の黒幕はアメリカという、途方もない分析にまさかと一笑したものの、あるいは本当か、とも考え込んでしまった。

 安倍の日本核武装論は、今では広く喧伝されてきている。それをワシントンも「黙認している」と理解した上でのことだったが、もしもそうではなく日本独自の核武装をアメリカは反対している。アメリカから離反するアジアの覇権国日本を、ワシントンは見逃すことはしないだろう。

 

 日本核武装に反対するワシントンだとすると、安倍こそが一番危険な日本の政治屋と認定し、警戒することになる。いわんやロシアのプーチンとの27回もの密会は、CIA最大の情報収集の標的である。モスクワ・東京・台湾は、彼らの最適な職場でもある。

 口の軽い安倍のことである。彼の携帯は100%盗聴されていたろう。安倍の改憲軍拡の足場は、戦前の軍国主義・国家神道の中枢である。ワシントンはしたたかである。表と裏がある。ワシントン詣でに励む日本国首相を「ういやつ」と称賛するが、裏では警戒をしている。

 CIAの網は、日本の政財界の中枢に及んでいると聞く。彼らのエリートは、みなアメリカに留学してCIA化している。いうところのジャパンハンドラーズの腕の中に押し込められている。それは新聞テレビのワシントン支局長らも、である。日本の真相は、ワシントンの手の内にある。

 安倍殺害の動画をみると、群衆がいない。前座に高市早苗がいない。候補者も横にいない。警備も甘い。ミステリーだらけだ。

 

<日本はアメリカの逆手をとる=武器を捨て帆船日本丸の航海が最善

 ゆでガエルの日本人と、戦前の翼賛体制に呑み込まれている議会人と法曹界に警鐘を鳴らさねばなるまい。

 9条の素晴らしさをかみしめよ、そして政教分離の政府と議会に徹せよ、である。改憲大軍拡は、三菱や三井など財閥を肥え太らせるだけである。愚の骨頂であろう。占いの原始宗教カルトなど論外であろう。

 新しい酒は新しい袋に。改めて帆船日本丸の航海が、戦争しない日本が、医療福祉の日本が、人々を安全にする。分かりきっている航路に舵を切りたい。右翼片肺のナショナリズム・国家主義の日本は、この国を沈没させるだけである。21世紀の翼賛体制は危険極まりない。

 

 昨日の参院選投開票日の昼過ぎに、徒歩で投票会場を往復した。一応マスクは用意したが、何も言われないので、マスク無しで投票した。投票人は一人しかいなかった。投票したい候補者がいないという毎回の国政選挙も悲しいが、職業柄そうもいかない。往復で30分、汗をかいたので水シャワーを浴びた。

 真夏は水がいい。何事も均衡である。これが崩れると、日本は太平洋に沈むしかない。歴史を繰り返す日本人は、願い下げである。

 

 友人が文鮮明の集まりに清和会のボスである福田赳夫が挨拶している映像をメール送信してきた。三木内閣の副総理として文鮮明と抱き合う福田の背後には、A級戦犯の岸信介が控えていたろう。文鮮明の岸は、その後福田赳夫と安倍晋太郎に継承、暗殺された晋三へ。

 岸はCIA資金で首相に昇りつめたが、同時に統一教会の支援も受けた。多くの清和会議員を、韓国のカルト教団が支援を惜しまない。同じく公明党を創価学会が、全自民党議員に神道カルトがテコ入れしている。憲法が命じる政教分離を貫徹することが、日本の急務である。

 政府・議会・法曹界に警鐘を鳴らし続けなければならない。

2022年7月11日記(東芝製品・サントリー・トヨタ不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

https://www.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02EbN7419QwQgmMBmnQfxVPQ9axVcmXnhTRht3qBQXvaFGYErrBPaojBVjUgjdNfAZl&id=100049472835262&post_id=100049472835262_pfbid02EbN7419QwQgmMBmnQfxVPQ9axVcmXnhTRht3qBQXvaFGYErrBPaojBVjUgjdNfAZl&sfnsn=mo

福田赳夫と文鮮明映像貼り付け不可

2021年6月12日 (土)

立民・枝野の裏切り<本澤二郎の「日本の風景」(4112)

立民・枝野の裏切り<本澤二郎の「日本の風景」(4112

<「巨額のCIA資金疑惑」は本当か。政治経済学者が指摘>

 平和憲法解体に向けた、不公正きわまりない国民投票法が、5月11日野党第一党の立憲民主党の裏切りによって可決、成立した。公明党創価学会による安倍・戦争三法強行成立に次ぐ衝撃である。伊勢神宮や出雲大社に参拝している枝野によって、日本国憲法は依然として財閥・右翼からの攻撃にさらされることになる。平和を愛する日本国民は今後とも、引き続き厳しい試練にさらされることになる。平和は力で勝ち取るものなのだ。

 

 枝野・立民と右翼化した自民との間でいかなる取引があったのか、歴史が証明した時には、憲法は風前の灯火かもしれない。コロナ政局最悪の実績として、人々の脳裏に刻まれるだろう。

 

 そんな時、知り合いが政治経済学者・植草一秀の「CIAの対日政治工作」なる小論を郵送してきた。

 

 「CIAは共産党などの勢力を除外した野党勢力に、日本の二大政党の一翼を担わせようとしている。自公に類似した第二自公勢力を構築し、自公と第二自公によって政権交代が行われる限り、米国支配、大資本支配の支柱が維持される」と決めつけた。大資本とは?財閥のことである。

 

 自社二大政党の55年体制を、より強固に安定させようというもので、まさにCIAの日本戦略は、これに尽きる。その助走を象徴する出来事であろう。

 公明党創価学会を神社神道に屈服させての戦争三法強行が第一弾とすれば、今回の枝野・立民の国民投票法可決成立は、第二弾といえる。怪しくも不気味な永田町の蠢動である。

 

 主権者は、しっかりと目を皿のようにして刮目しなければなるまい。ワシントン支配の東京を永続させることが、米謀略機関の任務なのだから、中国やロシア、南北朝鮮の東アジア諸国は「ワシントンの犬」のような日本と、これからも付き合わねばならない、ということになる。

 

 改憲強行ともなれば、21世紀に衰退するアメリカと共に、日本も海中の藻屑となることを覚悟しなければならない。植草は「CIAが巨大な資金力で、立憲民主党に対して工作活動をしていると推察される」とも断罪しているが、的を射た指摘である。

 

 この種の事案は、証拠を提示することは不可能であるが、まず事実に相違ない。自民党と公明党創価学会の衰退を想定したCIA工作の本格化の証が、憲法を破壊する国民投票法の成立と読むことが出来る。東アジアSOSである。

 

<「安倍の祖父・岸信介の政権獲得はCIA工作」は永田町常識>

 CIAの工作資金は、当初は敗戦後の日本を廃墟から復興させた吉田茂・保守本流支援から、他方で、反共の砦に抵抗した吉田・自由党から、A級戦犯の岸信介・児玉誉士夫らを救済、資金面でもテコ入れして鳩山一郎と岸の民主党を、吉田に取って代わらせた。政治は金で動く。

 

 1955年の自由党・民主党の保守合同を誕生させた黒幕は、CIA工作の成果だった。反ソ・反中の岸内閣が、石橋湛山が病に倒れるや、即座に誕生した。石橋の病が、CIA工作だったとの見方もある。

 

 反共主義の岸・CIAが、その後の清和会傍流の森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三と現在の菅義偉へと継承されてきた。CIA工作は、日本では見事に成功してきたことが分かろう。沖縄の基地強化と、最近の馬毛島の空母艦載機の訓練場建設疑獄を象徴している。

 

 筆者がワシントン取材を敢行した1993年3月(宮澤内閣)というと、リベラルの民主党・クリントン政権が発足したばかりだったが、国務省高官の関心事は、沖縄の行方だった。この沖縄の米軍基地問題解決に、死力を尽くした鳩山由紀夫首相に対して、潰しにかかったのがなんと霞が関の官僚だった。霞が関は、完璧にCIAに壟断されてしまっている証拠である。

 

 「アジアに立つ日本」(宇都宮徳馬)の抵抗勢力は、ワシントン・CIAと配下の霞が関なのだ。日本共産党が反中姿勢をみせても、所詮CIAを納得させることは無駄なことであろう。党名変更を勧めたい。主権者の一票で変えるしかないのである。

 

CIA工作が事実なら改憲軍拡のための国民投票法決着も納得!>

 ワシントンの世界戦略は、欧州でのロンドンとアジアの東京を両手に握ることで、21世紀を生き延びようとしている。中東ではイスラエルだ。いまイスラエルで変化が起きている。ロンドンもEU離脱で推進力を失ってしまった。残る東京の極右政権は、コロナ五輪で失墜してしまった。

 CIAの起死回生策は、立民の懐柔に絞られているのだが、しかし、其の結果、立民の右翼・自民党化によって、これまた国民の支持を得ることが、困難視されている。本日のMicrosoftニュースは、CIA御用新聞とみなされている産経記事での枝野の「自画自賛論」の写真掲載だ。

 

 枝野の護憲リベラルは、アテにできないと即断したい。

 

<自社二大政党の癒着よりも悪質な主権者への裏切り>

 55年体制下の日本では、改憲軍拡の道は険しかった。社会党の護憲リベラルは本物だった。自民党が社会党の村山富市を懐柔した場面で、社会党は崩壊してしまった。

 自社の水面下の取引は、いろいろあったが、改憲に踏み込むことはしなかった。社会党は国民の護憲平和を裏切ることはしなかった。その点で、戦後の日本が、戦争に巻き込まれることは、万万が一想定できなかった。

 

 そうしてみると、枝野・立民の国民に対する裏切り行為は、到底許されるものではない。子を持つ親にとって、危うい日本を招来させかねない。護憲平和の国民運動が浮上するのかどうか。日本国民もアジア諸国民も、厳しい試練にさらされることになる。

 

 フィリピンの民衆は、米軍基地を追い出した実績がある。民衆の決起を一番恐れているCIAといえる。数年前、亀井静香が「CIAに屈しない」と決意表明したことを思い出した。CIAが、野獣ばかりではない証拠である。

 CIAは自民、公明、維新らを手玉に取っても、日本共産党を手なずけることに成功していない、とみたい。社民党と共に、護憲リベラルの新党を立ち上げる時であろう。

2021年6月12日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(共同)憲法改正手続きに関する改正国民投票法は11日の参院本会議で、自民党や立憲民主党などの賛成多数により可決、成立した。改憲の是非を問う国民投票の利便性を向上させるため、駅や商業施設でも投票できる「共通投票所」の導入など公選法に規定済みの7項目を新設する内容。国民投票運動の際の政党スポットCMやインターネット広告の規制を巡り、施行後3年をめどに必要な措置を講じる旨の付則も盛り込まれた。

 

コロナ禍は改憲の好機 加藤官房長官

時事通信870

 加藤勝信官房長官は11日の記者会見で、自民党が憲法改正案に盛り込んだ緊急事態条項の創設について、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ「未曽有の事態を全国民が経験し、緊急事態の備えに関心が高まっている。議論を提起し、進めるには絶好の契機だ」と発言した

NHKG7サミット=主要7か国首脳会議が日本時間の11日夜、イギリスで開幕しました。菅総理大臣は、初日の討議で、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた決意を表明し、強力な選手団を派遣してほしいと呼びかけました。

極右の歴史認識<本澤二郎の「日本の風景」(4111) : jlj0011のblog (livedoor.blog)

2021年6月 8日 (火)

改憲の火付け人<本澤二郎の「日本の風景」(4108)

改憲の火付け人<本澤二郎の「日本の風景」(4108)

<天下の悪法・国民投票法は衆院事務局の職員の起草だった!?>

 菅内閣の最悪の実績は、平和憲法をぶち壊すための国民投票法を成立させたことである。平和国民は、正真正銘の正念場を迎えてしまったことになる。犯人は、神道政治連盟の極右・安倍晋三の野望に手を貸した自民公明+野党第一党の立憲民主党である。

 

 もはや真っ当な政党は、日本共産党のみということになるのだが、しかし、同党が政治の主役に昇ることは、この国では悲しいことに100%ない。国民投票法が、背後で操る売国奴(財閥と電通)による、右翼の出鱈目な宣伝に惑わされるため、世界に冠たる平和憲法は、間違いなく崖っぷちに突き落とされてしまったことになる。

 コロナ禍の最悪の政治的危機なのだが、そして重大なことは、そのことを国民が全く理解していない点である。

 

 日本一新の会という初めてお目にかかった平野貞夫代表が「国民投票法の提起人は私だ」と自慢げに活字にした。そのコピーを山本太郎支援者が、自宅に郵送してくれた。

 

 毎度驚かされる日本の真相に、ついていくのが大変だが、二度と戦争させない、繰り返さないと世界に公約してきた平和憲法を、足元から突き崩す火付け人の自慢話には反吐が出る。

 

 全体の奉仕者のはずの衆院事務局の職員が、結果論からすると、安倍や財閥・日本会議の黒子だったことになろう。

 

<人間は裏切り・裏切りながら階段を昇っていく愚かな動物か>

 いま世界恐慌とコロナの襲来で人類は危機を迎えている。その中で日本は、人間の命を犠牲にする、金儲けのための、電通仕掛けの東京五輪強行策に対して、国内どころか国際世論も激しく燃え盛っている。

 狂った菅義偉の暴走は、五輪でも貫徹している!

 

 一個の人間にとって、それらは政治不信から、人間不信の固まりとなる。誰を信用してよいのか、人々の心理は、台風下の高波のように振幅している。

 悪徳が開花する社会は、詐欺師が横行している社会でもある。買い物一つとっても、慎重さが求められる。日々怪しげな電話がかかってくる。

 中国語でいう「無法無天」の世の中である。昨夜は知り合いの、か弱き女性に対して「警報ブザー」を首にかけておくこと、と強く注意を喚起したばかりである。

 

 ともかく出鱈目・詐欺が横行する社会では、8割以上の国民が五輪反対を叫んでいても、突然5割以上の五輪賛成という世論調査?が飛び出す。何もかもが、いい加減なのだ。よほど慎重に身構えないと、振り回されるだけである。しかも、改憲反対のはずだった野党までが、悪法成立に手を貸す、そんな政治が目の前で演じられている。国会も、世論を欺くゲームを演じている。

 

 政治的無関心層は、6割以上ではないだろうか。

 一群の政治屋と財閥は、国民・有権者を欺き、裏切りながら、階段を上って、それらが血税をいいように懐に入れている。正義が廃れ、悪党がはびこる日本社会では、日本学術会議もおかしなフクシマに寄り添えない者も少なくないことを知った。時には正義派を刑事告訴する輩も出てくる。

 

 典型的な事例の一つは、政府自民党にしがみついている公明党創価学会であるが、そこでは池田大作の理念は消え去って、驚くなかれ極右の日本会議の安倍に屈して、全く恥じない。「太田ショウコウ以下公明党も、創価学会執行部も、莫大な秘密口座に取りつかれて、真面目な信者を裏切っている」という指摘は、的外れではあるまい。結果、国民・有権者の怒りを買って、自業自得であろう沈没の速度を早めている。

 

 「国税の出番」は、中曽根康弘の遺産だけではあるまい。鬼滅の刃は、ナベツネや安倍らに対しても、正義が必ず貫かれる時が来るだろう。

 

<清和会・三塚博のゴーストライターの時、一度出会った平野貞夫>

 筆者が東京タイムズ政治部長だったころ、一度だけ平野と会っている。彼が400字詰めの分厚い原稿を持参してきた。三塚博議運委員長のゴーストライター原稿だった、と記憶している。

 

 当時、徳間書店社長兼東京タイムズ社長の、徳間康快に渡して欲しい、ということだったと記憶している。三塚は安倍晋太郎から清和会を引き継いだ人物で、概して性格は明るく、新聞記者には、日ごろから微笑を絶やすことはなかった。その後に政界に転じたことを知った。今は小沢一郎のブレーンで知られているようだ。

 

<前尾繁三郎の護憲政治を捨て、後継者・宮澤喜一に盾突く暴走?>

 衆院事務局をよく知らないが、平野が仕事を通して、議会の駆け引きや関連法に詳しくなり、不勉強な政治家の便利屋の地位を占めても不思議なことではなかった。三塚や小沢や公明党だけでもなかったろう。

 

 彼の経歴を見ると、前尾繁三郎衆院議長の秘書もした、とある。前尾は宏池会二代会長で、宮澤喜一の後見人で、護憲リベラルの政治家だった。学識豊かな政治家として、何度も岸信介の弟の佐藤栄作打倒に奮戦したが、根はまじめ過ぎた性格が、生き馬の目を抜く政界抗争では、マイナスに出て大平正芳と交代した。

 

 現在の岸田文雄は、この前尾の対応とよく似ていて、馬力が小さく支持者の期待を裏切ってきた。ここにきてようやく芽を出してきた。それは安倍犯罪の核心である河井夫妻1・5億円の使途解明を、宏池会会長・自民党広島県連会長として、幹事長の二階に突き付けた。安倍をひどく狼狽させている。二階が前に進み、岸田の配下である上川陽子法相の対応いかんで、林検察も活発に動き出すと、安倍逮捕も現実になるだろう。岸田・二階に連動して、上川・林検察の動向が要注意だ。

 

 五輪関連で宏池会の元閣僚が「先の大戦そっくり」と菅をなじって、世論の話題に踊りだした。菅と安倍が追い詰められる今である。

 

 横道に反れてしまったが、平野は幸運にも前尾を近くで見た。護憲の大事さを悟ったはずだったが、その実、極右の改憲派に塩を贈る国民投票法へと突っ込んでいく。

 そのことを小沢一郎にも、菅直人の民主党にも売り込んでいた、と吹聴している。宮澤内閣でもそのことで、護憲リベラルの宮澤に議会で質問していた、というのである。

 

 護憲リベラルの宮澤首相から「そんなことをすると9条に火が付く。大変なことになる」と逆にたしなめられても、議会事務局職員は自身の手柄に迷い込んだらしく、聞き耳を持たなかったらしい。そういえば、彼は高知県の出身だ。平和憲法は、同じく高知県出身の吉田茂の手によって、全会一致して成立を見て施行した、日本唯一の大きな政治的遺産でもあるが、平野は吉田の実績を覆すことで、何がしかの手柄を立てようと思いつめていたのか。

 

 日本を戦争国家にして、再び若者の命を奪うという、財閥と日本会議に貢献しようとしたものか。不可解千万である。

 

 人間の本心が、くるくる変化することが常態化すると、この世は真っ暗闇となろう。信念のある国際政治家・平和軍縮派の宇都宮徳馬や、右翼に狙われても、信念を曲げない翻訳家・反原発ジャーナリストの竹野内真理のような人物が、活躍できる磁場を用意する日本にさせたい。この国をおしまいにさせてはならないのだから。

 

 悪しき権力に屈する政治屋・言論人・警察・判事ばかりの日本はいらない。愚者が賢者と思い込む社会も不要である。いい人間、国民の命と健康を守る為政者が、登場する時代である。安倍と菅は退場させる必要があろう。

2021年6月8日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2021年5月 7日 (金)

国民投票法断固NO!<本澤二郎の「日本の風景」(4077)

国民投票法案断固NO!<本澤二郎の「日本の風景」(4077)

<またしても立憲民主党の裏切り!第二公明党か維新か>

 コロナ連休中に何があったのか?護憲の正義の武器を放り投げて、嘘つき自公といかなる取引をしたものか?日本国民の今の最大関心事である。

 

 名称はともかく、これほどの悪法はそうあるわけではない。国民投票法は、日本のみならず国際社会の宝である平和憲法を、あれこれと下らない事由を突き付け、憲法無知の有権者を騙して、神道・財閥の野望に道を開くのである。日本国民もアジア諸国民、国連もこのことを、よくよく認識すべきである。

 

 こんな素晴らしい憲法は、地球に二つとない。中南米小国のコスタリカにも存在している。そこには自衛隊に相当する軍隊は存在していない。警察だけだ。武器弾薬費用を福祉・教育に回して、品格のある国づくりを実現している。

 

 悪魔に魅入られた、自公が推進する最悪の法案に手を貸した、野党第一党の立憲民主党の不甲斐なさに怒りを覚える。政界雀は「カネで転んだ」と断じているが、立憲民主党の裏切りに対して、国民は消費税増税時の野田内閣を連想する。しかし、裏切りの重さからすると、今度のそれは地球レベルの重さがある。

 

<自公の罠にかかり、野党分断に手を貸した枝野の国盗りは破綻!>

 コロナと連休を掛けることで、総選挙を目前にした野党分断策でもある。

 

 「伊勢神宮と出雲大社を参拝した枝野が清水の舞台から飛び降りた」とも揶揄される原始の祈りに対して、この裏切り政党の支持率が急上昇するというのであろうか。

 思うに、この政党は311の原発爆破事故を隠ぺいする前には、公約に違反して、消費税を8%に引き上げた。大衆は現在も、増税強行を忘れていない。しかも、反省謝罪をしていない。真っ当な国民政党とは言えない。

 

 日本の異常ともいえるデフレ経済下、消費税ゼロが正論である。他方で、軍拡などのムダ金を削り、財政の健全化に務め、子孫に負担をさせない努力をする。そのための行財政の大改革が不可欠だが、森喜朗以来の極右・清和会政治によって、事実上、財政は破綻状態にある。

 

 国民はリベラル政権の誕生を夢見ているが、菅政治は安倍路線そのものである。国民投票法は、背後で安倍が執拗に汗をかいてきた悪法の最たるものである。これに公明党創価学会が必死ということから、狙いは9条のほかに政教分離にも的を絞っているのであろう。図星のはずだ。憲法学者の覚醒を求めたい。

 枝野の国盗りはない。中道・リベラルの支持も失ってしまった。311のさい、家族を海外に逃したことはやはり本当か。正義の政治家ではなかった。この機会に日本共産党には「党名変更」が不可欠であることを進言したい。

 

<神道政治連盟・日本会議に好機到来=安倍はウハウハか>

 現在の清和会から、福田赳夫の本流が消えようとしている。原始宗教の神道に拘泥する安倍一派が抑え込もうとしているが、これまた96人の構成員のうち安倍に傾倒する人物は、きわめて限られている。

 

 しかし、不気味な、頭を隠して尻隠さずに暗躍する右翼教団が、日本会議を名乗って、安倍の復権に懸命との永田町情報もある。そうだとすれば、今回の国民投票法の衆院憲法調査会の採決によって、野党第一党を篭絡した意味は大きい。

 

 「安倍晋三は感激している」との報も届いてきている。

 

<信用できない野党のもとでの菅解散で与党はコロナ大勝か>

 昨日のコロナ対策の菅会見は、宙に浮いてしまったかのような、おたおたぶりで「人口が減少」と口走って、テレビ視聴者を驚かせた。

 

 国民投票法の委員会採決で浮かれていたのか、それとも解散して勝てるとの自信がついたのか?野党分断に成功すれば、大政党と組織政党に圧倒的に有利な、小選挙区比例代表制という、自公が勝つためのような選挙制度である。

 

 「犯罪首相も選挙でみそぎを済ませたい。1日も早く」という。ちなみに、この禊(みそぎ)も神道らしい悪党救済のための用語である。本物の大同団結の出来ない野党を前にして、菅の解散戦略は都議選との同時選がらみで動くかもしれない。

 

<無責任な枝野に直ちに国民に謝罪して撤回を強く求めたい!>

 枝野に対して最後通牒を突き付けるしかない。直ちに、国民投票法阻止に動き、戦争政党と本気で対決せよ。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある。天下の悪法を許してはならない!

2021年5月7日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(悪党がのさばり続ける永田町か)

 

国民投票法、今国会成立へ 与党が修正受け入れ時事通信879


(共同) 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長は5日、東京都内のホテルで会談し、憲法改正手続きを定めた国民投票法改正案に関し立憲民主党が示した修正案を受け入れる方針で一致した。自公は6日の衆院憲法審査会で採決し、11日の本会議で衆院通過させる意向。今国会中の成立にめどが立つ

立憲民主党は28日、憲法改正手続きに関する国民投票法改正案について、国民投票運動時のCM規制などを行うことを付則に明記する修正案をまとめ、与党側に提案した。与党幹部によれば修正に応じる構えで、その場合、立民は5月6日の衆院憲法審査会の採決で改正案に賛成する。
 

(時事)自民、立憲民主両党は6日、憲法改正国民投票の利便性を高める国民投票法改正案を修正し、CM規制や外国人寄付規制の検討を付則に明記することで合意した。

 

本澤先生、おはようございます。

「ツイター社」は相変わらず凍結をしています。ネット空間も不自由な空間社会のようです。共産主義?は自由が無い、制約がある?と言われていますが、民主主義?は自由だと?すり替える輩・組織が存在しますが、アメリカ(米国)を筆頭に自由に制限を掛けまくる?そこで今朝思いついた文章を貼り付けます。

  八千代、青柳

善悪の本質?

泥棒を肯定する社会は無い?はてなが付く?「社会」は絶対に無いが現実生活、今住んでいる日本の社会は小泥棒は毎日、毎週マスゴミがニュースにするが、大泥棒はニュースにしない、されない、すり替える、無視してニュースにしない、だから茹でカエル?¥ᄌツ民・国民は解らない、理解を示さない?気付かないんです。そこそこ政(まつりごと)の大泥棒行為を肯定する?社会につくりあげるのが「マスゴミメディア」です。

 

2023年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ