戦後初軍艦出動

2020年2月 3日 (月)

破憲・覇権は蛇道・邪道なり<本澤二郎の「日本の風景」(3583)

 

破憲と覇権は蛇道・邪道なり<本澤二郎の「日本の風景」(3583)

<財閥・日本会議・ワシントンが軍艦マーチ旭日旗で軍艦出動>

 日本財閥の悲願が、大きく前進した。戦前の軍国主義日本復活へと舵を切った、田布施の安倍晋三・自公・日本会議政権に対して、感謝感激のはずである。昨日2020年2月2日、自衛艦という名前の日本の軍艦が、陰謀と硝煙の中東海域に、旭日旗をはためかせながら、さっそうと軍艦マーチに合わせて、横須賀基地から出動した。ワシントンも、属国日本が、参戦もしてくれるわけだから、インド・アジア太平洋の覇権確立に安堵しているだろう。

 

 破憲の自公内閣が、アメリカの覇権確立に決起してくれた2020年の日米軍事同盟の、一大転換点を迎えた政治・外交的意味合いは、巨大である。蛇の道は蛇、邪道である。

 

<戦前復活の財閥が悲願達成>

 歴史を正視する日本人は、残念ながら戦後教育の成果として、多いとは言えない。戦前の軍国主義の最大の貢献者で受益者は、財閥である。

 財閥こそが、神がかりの天皇制国家主義を操り人形のように操作した絶対的な勢力である。

 

 その財閥が、敗戦後に朝鮮戦争とベトナム戦争で完ぺきに復活、背後でCIAと共に、A級戦犯の政権を誕生させてしまった。岸信介ー佐藤栄作を経由して、現在の清和会政権に辿り着いた。

 森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の清和会は、過去の自民党政権とは異質である。この点についての理解は、多少とも国民の理解は深まったように思いたいのだが、実際はどうか。いうところの「天皇中心の神の国」として、森が披露したように、まさに戦前の天皇制国家主義復活を意味する。

 

<神社本庁・創価学会の宗教勢力が推進>

 問題は、さらに大きく複雑化、危険水域に突入している。

 田布施の安倍・清和会の宗教的基盤は、戦前の国家神道である。現在の神社本庁だ。全国に無数に散らばる神社群は数えきれないほどで、地域の有力者のたまり場となっている。

 

 そこへと新たな援軍が現れた。それまで平和を吹聴してきた池田大作の公明党創価学会が、あろうことか国家神道勢力に組み入れられてしまったことである。

 その結果として、戦争三法が強行された。池田の創価学会が、戦争勢力と一体化したことの、政治的マイナスはたとえようもなく巨大である。安倍の暴政は、公明党創価学会のお陰・ご利益といっていい。それでいて、なぜか世論の批判が少ない。

 

 戦前の国家神道と戦後の創価学会が、戦後の日本軍国主義の担い手として、財閥の悲願実現に狂奔している。それは、しかし売国・亡国の日本を象徴しているのである。

 

<戦前は大英帝国、戦後はアメリカ帝国の属国として>

 思い起こせば、戦前の、明治からは、大英帝国の配下となって、清国とロシア帝国と戦争して勝利して、有頂天になったのだが、この場面で、政商は財閥となって、新たな侵略戦争へと牙を向けて半島から、大陸へと侵攻させて欧米列強と対立、二発の原爆投下で撃沈した。

 

 そして敗戦後、70余年にして憲法違反の田布施の安倍擁立に成功した財閥は、一気に勝負に打って出た。それが破憲首相による覇権行為を、ワシントンと連携・属国化でもって、実現しようとしている。

 

 まともな史家であれば、よく見えるはずである。正常な精神の学者文化人であれば、真っ当なジャーナリストなら理解できるであろう。

 戦前の財閥が、より強大な勢力・資金力で、侵略・覇権行為に打って出たものであると、あえて断罪したい。

 

 2019年危機を乗り越えたことに安堵したジャーナリストは、いまこの時点で2020年危機を指摘、世界に発信しようと思う。平和軍縮派の宇都宮徳馬や護憲リベラルの大平正芳・三木武夫らが、決して見たくなかった重大事が起きていることに、平然と受け止めるだけのナショナリズム日本に驚かされる。

 

<国権の最高機関を無視した閣議決定で強行>

 しかも、政治論でいうと、国家の基本を覆すような変化が、国権の最高機関である国会で、全く議論されていない。

 憲法9条違反の指摘さえなされないまま、2020年の正月早々に強行したのである。閣議決定でしかない。三権分立の原則さえ否定した対応である。民主主義の国では、到底許されない大暴走行為である。

 このような恐ろしい政治決断は、むろん前例がない。

 主役の中心人物は、犯罪者と国民が信じて疑わない安倍晋三である。

 

 これに議会も司法も沈黙している。不思議な国に変質してしまっている。

 

<横須賀で檄を飛ばした安倍晋三>

 昨夜、軍艦出動命令と檄を飛ばす安倍の姿を、批判もできない哀れな民放テレビ局が流していた。

 

 凝りついた心臓の心臓に、善良な平和を願う市民団体が、反対の声を上げていた。このような人たちに感謝するばかりであるが、テレビ画面は悲壮な市民の姿を簡単に流していた。

 

 画像を流す編集者に子供がいないのか。いるのであれば、実に薄情な人である。何のための軍艦出動なのか。「調査・研究」というおぞましい、理屈にならない屁理屈での出動である。

 

 

 思い出すと、日本の石油タンカーの襲撃事件は、官邸とCIAの仕業ではないのか、という疑問である。安倍とトランプの密談は、いずれワシントンから公開されるだろうが、その時に安倍はこの世にいない。悪辣である。

 

<涙で見送る若い隊員の母子に涙、涙>

 有能なテレビカメラマンは、隊員の家族の見送り風景を映し出していた。わずかな時間だったが、そこでは当たり前のように、父親に手を振る母子の顔は涙でぬれていた。

 

 非情である。日本の憲法は、戦争はしないと政府に強要している。専守防衛が歴代政府の立場だった。

 日本を侵略する国など、万が一にもないわけだから、自衛隊員の家族は安心して生活できてきた。

 

 だが、安倍・自公内閣で一変した。ワシントンの申し出を喜んで受け入れる財閥傀儡政権である。国民を裏切り・犠牲にする国家神道と創価学会の宗教政権であろうか。

 

 想定だが、将来的には日中戦争が繰り返される?!

2020年2月3日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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