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2025年9月23日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(5653)

本澤二郎の「日本の風景」(5653)

<政教一致の神道・統一教会・創価学会の深刻課題>

昨日の自民党総裁選初日の第一声に一部国民の注目が集まった。高市と小林は神社神道の祭礼の場所でそれを発信した。本命・小泉も靖国参拝派。親子二代の靖国派で知られる。高市の皇国史観は松下政経塾の神社参拝と関係している。つまるところ、自民党総裁候補の大半は、カルト神道の改憲軍拡派ということになる。日本列島に散らばる神道信者の大量の氏子票に的を絞っていることが伺える。

明治期に確立した国家神道の流れが、今日にまで継続している不気味な宗教国家の日本なのである。

 

統一教会は、韓国の検察に暴かれた。公明党創価学会の政教一致体制は、自民党もまた同じだったことがわかる。本来、宗教は平和を追求すると信じられているが、現実は政治を操り、その先に戦争が待ち構えている。

民主主義は、したがって政教分離を前提とした政治を約束しているのだが、自公体制も政教一致政党で神がかり選挙だということが、今回の総裁選挙でも露呈したことになる。

国際社会の監視は厳しい!日本国民も覚醒することが不可欠である。言及するまでもなく個人の信仰は自由である。筆者のような、神がかりを拒否する信仰しない自由もまた許される。

 

<自民は森の神道神の国・小泉安倍ら靖国参拝で隣国と対決>

宗教によって何かが変わるわけではないだろうが、当事者はあれこれとへ理屈をつけて、何かのご利益を発見して、それを仲間に吹聴する。神道のこっけいさは「神風が吹いて勝つ」という子供だましの屁理屈で、80年前に欧米連合軍と対決した。これほどこっけいな戦争も珍しい。

これを国レベルで断行したのが、戦前の天皇制国家主義による軍国主義の日本帝国だった。しかし、2発の原爆投下で無条件降伏した。歴史の教訓を学ぶべきところだが、神道は反省も謝罪もしなかった。再び神道をひけらかして、アジアに撃って出ようとしている。歴史を知る善良な国民は腰を抜かしている。

 

戦争神社の靖国参拝を評価する国は、まず存在しない。何よりも戦後80年の節目に、反省と謝罪をすべきだろう。そんな神道神社で第一声をする自民党総裁候補は、歴史に盲目だと断罪したい。

神がかりの自民総裁選挙は、政教分離も理解していない295人の国会議員と91万人の自民党員に反吐が出る。

 

<韓国紙・ハンギョレ新聞も「政教一致の統一教会」と断罪>

 韓国紙・ハンギョレ新聞は、統一教会が政教一致の政党であると断罪している。「韓総裁は「真の父母の意思が実現する国(天主平和統一国)を作らなければならない」という自身の教理に沿って「政教一致」を掲げ、日本の自民党、米国の共和党を支援しつつ、これらの党と密接な関係を結んできた。国内でも影響力を拡大するために2021年末から友好的な関係を結ぶべき大統領候補を物色していた、というのが特検チームの見方だ。特検チームは、ユン元本部長が主犯ではあるものの、韓総裁がこれを指示・承認し、数十年間にわたり韓総裁に随行してきた秘書室長がこれを補佐しつつ共謀したとみている。韓総裁とともに拘束令状が請求された室長も、22日に令状実質審査を受ける」

 

日本の検察は統一教会の犯罪に対して捜査しなかった。理由は明白である。自民党と統一教会は、自民党と神道と同じく一体関係にある。特に統一教会は、岸信介内閣と配下の笹川ギャンブル財団が支援してきた。その人脈が現在の自民党の中枢に及んでいる、そのためである。

政治と宗教の足かせが、昨今の日本国民の貧困と関係している。物価の高騰を放置してきた。アベノミクスという低金利と円刷りまくりを止めれば、国民生活は安定するが、誰も主張しない。野党内からも声が聞こえない。財閥の資金が与党のみならず、野党にも流れ込んでいる証拠であろう。

 

<戦前の神がかり政党に支配され、与党にぶら下がる野党>

衰退した日本見学にアジア諸国民や欧米人が押しかけている。「日本の闇探し」に熱心だと聞く。

トランプはフィリピン大統領のドゥテルテを見習って、国内外のやくざマフィアを退治して喝采を浴びている。日本は逆だ、安倍や岸田も石破まで「やくざ系」を起用して、野党を抑え込んでいる。およそ日本の民主主義は、根っこから腐っている。

295人と91万人に及ぶ壮大なる買収選挙が始まっている!後世の歴史家はなんと表現するだろうか?

2025年9月23日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)

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