本澤二郎の「日本の風景」(5271A)
本澤二郎の「日本の風景」(5271A)
<日本人最大の心配事は43兆円の自公独裁の戦争傾斜>
言論界と野党が昼寝している間に具体化した非戦の憲法下の43兆円という軍事大国計画が、現実に国際社会に名乗りを上げて進軍している。護憲リベラル派の宏池会会長に安堵したのも束の間だった。43兆円という世界第3位の軍事大国が目の前にそびえているではないか。アメリカ同様の武器弾薬経済へと始動し、隣国との軍事対決に安倍・清和会と歩調を合わせた岸田内閣だった。
国際社会での米国の代理戦争による人殺し・人間の殺戮は、一向に収まる気配がない。米国の武器弾薬が、とうとうロシア国内で炸裂しているではないか。ユダヤのイスラエルは、ナチスのヒトラーの株を奪って、パレスチナの無数の命を奪って開き直っている。全てがアメリカの仕業である。
岸田の43兆円は、アメリカの戦争に迎合している。アベノミクスによる超金融緩和と超ゼロ金利による財閥株屋向けの日銀の野蛮すぎる悪政もその一環か。多数の日本国民は泣いている。
それでも自民党と公明党の独裁政治は、小選挙区制と豊富な資金力で野党を圧倒する。目下の自民党総裁選は、そのための前哨戦である。安倍や岸田に負けない超改憲軍拡派による総裁選は、隣国との軍事的対決を必然化するだろう。多数の国民は、真剣に怯えている。岸田憎しはすさまじい。
<独裁者は自分のことだけ考えて行動する>
8月は歴史の教訓を学ぶ季節である。YouTubeには、戦争の悲劇を伝える過去の歴史やドラマが沢山紹介されている。見ても見ても追いつかない。頭がくらくらしてくる。無知をさらけ出す1か月だった。台風災害に気を止める余裕などなかった。
改めて明らかになったのは、独裁的な人間は、国民生活を全く考えないということである。自分がどう生き延びられるか、その一点に集中している。それは大政党のボスだけではない。小さな政党のボスも、である。したがって、政界に限ってみても政党のボスの評価は、その政党の仲間ほど厳しい採点をしている。
岸田だけではない。山口も泉も玉木も志位も皆そうである。各党だけではない。言論界も同様で、特に読売新聞の渡辺は、全国民から嫌われている。宇都宮徳馬が悪徳言論人に吐いた「忘恩の徒」は、全国的に波及している。
<満州国皇帝がソ連抑留時に入党したいとスターリンに手紙>
初めて知った独裁者・関東軍の傀儡政権の満州国皇帝の溥儀は、ソ連軍に拘束されている時、スターリンに対して「ソ連共産党に入りたい」と懇願する手紙を送っていた。
自分だけは生き残りたい、という溥儀に頷くほかない。今を生きる独裁者も同様であろう。
<ヒロヒトはBC級戦犯最後の処刑者28歳の無実の藤中松雄さんを助けなかった!>
昨日は赤紙一枚で沖縄戦に狩り出され、BC級戦犯最後の処刑者にされた福岡県の藤中松雄さんのTBS報道に泣いてしまった。
米機が撃ち落とされ、3人の若い白人米兵は落下傘で助かるのだが、捕まって日本兵の前に突き出される。この時、一人の捕虜米兵を最初に突き殺したのが藤中。それは本人の意思ではなく、上司の命令だった。
ところが「天皇の軍隊」は、真実を隠し、自分で刺したと証言。最後は「上司の命令」と真実を明かしたが、米兵によるBC級戦犯法廷では、藤中さんの真実は認められなかった。28歳の処刑だった。家には最愛の妻と二人の子供がいた。赤紙と独裁者の恐怖を知るべきだろう。それを河野太郎は、マイナンバーカードで?
ヒロヒトは「昭和の神」から敗戦後「人間天皇」になると、生物学者に変身して命乞いをした。「日本を占領し続ける在日米軍」(柳澤協二・槙田邦彦=月刊日本9月号)に御墨付きを与えたヒロヒトは、ポチどころか猫同然だった。
<開戦と戦争責任=戦後は生物学者?に変身>
開戦責任も戦争責任も取らなかったヒロヒトは、自殺したヒトラーや国民につるし首にされたムッソリーニに比べると、自分だけ生き延びて、国民の命を奪い続けたヒロヒト。靖国神社は恐ろしい怨念が渦巻く場所だったのか。
「非常事態を憲法に挿入?ふざけるな!改憲の第一は天皇制廃止だろう」が巷の叫びであろう。
憲法破壊者の自民党総裁候補はすべからく卑怯者か。
2024年9月1日記(茅野村の憲法仙人)
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