本澤二郎の「日本の風景」(5271)
本澤二郎の「日本の風景」(5271)
<命の水の駆け込み寺=「政治生命賭けて取り組め」に頷いた共産党みわ由美県議に核汚染ごみと水銀に泣く住民感動!>
「令和2年から4年、ようやく活動が本格化してきた」とは、昨日午前、袖ヶ浦市林公会堂での住民からの「政治生命をかけて房総半島の命の水問題を、政治の力で解決してもらいたい」との懇願に対して、この日、千葉県の防災服を着て同公会堂に駆け付けた三輪由美千葉県議は、深くうなずいた。住民の偽りのない感動が印象的だった。
40万人、50万人の房総半島の水道水の安全が確保されるか。政治の対応一つなのだが、原子力マフィアが立ちはだかっている。彼らの配下がやくざ暴力団であることも、凡人ジャーナリストの脳裏をかすめる。やくざに怯える市民運動家も、日本共産党という勇気ある政党の存在に、初めて安堵した格好である。
こう表現すると何もかもが解決したような気分になるが、実際は2024・8・30がスタート台である。
彼女は現場視察に千葉県の担当者に同行を要請したが、なんと「住民とは会えない」という途方もない対応に歯ぎしりしていた。初めて核汚染ごみ問題の堀の深さを悟ったようである。
<3年がかりの運動に林・高谷地区の御園豊対策委員長ら安堵>
身から出たさびとはいえ、水源地を核と水銀で汚染されては、房総半島で生き物は生きられない。誰もがわかっている。しかし、やくざ暴力団に怯えて暮らす房総半島の人々は、30年前の小選挙区制で天地がひっくり返ってしまった。
事情通は皆知っているが、残念ながら彼らは卑怯者である。現に3年以上も、自民・公明は言うまでもなく共産党市議まで沈黙して住民の怒りを買ってきた。これには、さすがに永田町住人の筆者もため息をついてしまった。支援するはずの人たちも姿を消した。立憲民主党の関係者も。
万策尽きていた矢先に、水道危機に気付いた袖ヶ浦市の隣の市原市の加藤元共産党市議が、小櫃川の水を守る会に接触を求めてきた。彼は核汚染ごみと水銀の驚くべき汚染に気付いて党に働きかけたらしい。三輪が現場に立った。
命の水を守ることは、党派を超えた人間共通の悲願である。相手がやくざ暴力団であろうとも、屈するわけにはいかない。千葉県警が彼らとグルだとしても、それを容認することは出来ない。政府や言論機関が蓋をかけても、命の水を守ることが最優先事項である。
林・高谷の対策委員会が、ようやく一歩を踏み出し、安堵して当然である。この日の現場視察には、毎年大腸がんのポリープを切除しているY元区長も、自宅前の陣場台の現場を案内した。
千葉県民の命の水を守る戦いが、4年がかりでようやく芽を出した。反骨ジャーナリストも少し気が楽になった。
<「やくざ暴力団追放国民会議」も決起>
2013年12月、秋田県由利本荘市から母親の介護のため、木更津市馬来田の実家に戻っていた栄養士の影山友子さん(戦争遺児)が、公明党の国交相・太田昭宏が、安倍晋三とつるんで戦争体制の「特定秘密保護法」を強行した時点で、怒りの声を上げたことを思い出した。
彼女は翌年の4月28日、君津中央病院で急逝し、悲運の生涯を終えたのだが、1995年の南京・盧溝橋の平和の旅に参加してくれた因縁から、取材を進めると、背後にやくざ暴力団の「浜名」が判明した。
この時点からだ、やくざが跋扈する房総半島に気付く。警察は完全にやくざとつるんでいることも、捜査しない理由も判明した。元創価学会幹部が、木更津市内のやくざ暴力団の巣を案内してくれ、深刻な実態を知った。
房総半島は犯罪の巣であることも。共産党議員も避けて通る様子も分かってきた。房総半島は恐ろしい地域なのだ。フクシマから持ち込まれた核汚染ごみも、ゆえなしとしない。千葉県知事にまとわりつく石井準一はハマコーの運転手だと、元自民党ベテラン秘書が教えてくれた。ハマコーの正体は、渡辺一太郎や秦野章らから聞いていた。いま二代目だ。
「やくざ暴力団追放国民会議」を旗揚げした理由だ。全ての県民は、声を潜め、こそこそしながらやくざ系首長や市議・県議に近づいて利権の一部に食らいついて生活している!
横浜生まれの青柳敏雄は、その辺の事情に詳しい。「みんなで輪を作って退治するしかない」と昨日も電話で話してくれた。彼もやくざ暴力団追放国民会議のメンバーだ。やくざ暴力団追放国民会議に参加すれば、千葉県民は安心安全を勝ち取ることが出来る。
「ツネは児玉誉士夫の配下になって、読売を制圧したが、これは邪道だ」と宇都宮徳馬が泉下で叫んでいる。
<小櫃川の水を守る会と核汚染ごみ・水銀問題対策委が連携して原状回復に向けて驀進>
「市民運動の機関紙を書く編集員も、やくざのことにびくびくしながら書いている」という市民運動家の話に驚いたが、悲しいかなこれが房総半島の実態なのだ。
千葉県警と木更津署に要請したい。要所に防犯カメラ設置と警察車両による市内巡回に力を入れるべきであると。
昨日は小櫃川の水を守る会の富樫会長と初めて会った。彼らは横断幕やポスターを作成し、それを実践してくれた。思えば林地区には市民運動を知らない面々ばかりだ。
<しんぶん赤旗記者も取材>
数年前、初めて赤旗の紙面に載った。日曜版である。副編集長が久留里線に乗って馬来田駅で降りて取材してくれた。その時に「木更津レイプ殺人事件」の資料を渡した。永田町の名物記者の井上協君とも連絡が取れた。
彼らは千葉県委員会にも働きかけてくれたが、効果はなかった。共産党も人間中心なのだ。いい人脈でないと動かない。
今回は命の水に三輪が強く反応してくれた。赤旗記者も取材した。保守的な幽谷が珍しく赤く燃えた!
2024年8月31日記(茅野村の仙人)
のんきなトーさん!岸田総理
「秋に策定を目指す経済対策を含め、こうした対策を着実に実施し、全国の水産業支援に万全を期すことといたします」岸田総理は、漁業関係者を支援するため、国内での消費拡大や海外の販路開拓など、必要な対策を秋の経済対策に盛り込み、着実に実施すると強調しました。また、福島第一原発の2号機で「燃料デブリ」を試験的に取り出す作業が延期されたことは「重く受け止めている」としたうえで、東京電力に対し、「これまで以上の緊張感を持って、必要な対策に万全を尽くしてもらいたい」と求めました。(TBS)
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