本澤二郎の「日本の風景」(5132)
本澤二郎の「日本の風景」(5132)
<世宗大王の韓国民度と天皇制の日本民度>
庶民大衆のレベルアップを目的に、ハングル文字を発明した朝鮮王朝4代の世宗大王の治世を継承する?韓国の民度は、実にあっぱれだ。検察内閣の右翼強権政治に対して、4年に一度の総選挙で野党の革新政党を再び圧勝させた。
ワシントンでの日米韓首脳会談は、韓国大統領の慰労会?に変更させた。日本も6月に想定される総選挙で、裏金政党を叩きのめせるか、立憲民主党や共産党は、清水の舞台から飛び降りる覚悟を強いられた格好だ。日本の民度が試される番である。
<裏金首相は43兆円手土産に米国議会で忠誠誓う=一人悦に入る原爆投下・ヒロシマの無能無責任人者?>
岸田文雄首相の米議会演説が東京に届いた。独立国家の日本らしい演説はむろん期待できなかったのだが、それにしてもひどすぎた。
その前の日米首脳会談では、韓国紙が「桜のようにさらに強く」という見出しで皮肉った。
桜はすぐ散る。我が家の次男正文の命を奪った東芝財閥の東芝病院の4月7日の桜は、散っていたし、今年の樹齢50年の染井吉野桜はすっかり散ってしまった。「桜の同盟」など聞いたことがない。
宮澤内閣の1993年に1か月米国全土を旅した時のことを思い出した。サクラメントの日系人は「日本は二度と戦争するな」と必死で訴えてくれた。ワシントンの国防総省のエリートたちは、読売新聞の改憲論や日本の大軍拡の動きを伝えると、彼らは「また米国と戦争するつもりなのか」と声を荒げた。
今どきの天皇制を快く思っていない米国民もいる。岸田の議会演説での「米国と共にある」との独立国の権威喪失の忠誠心に苦笑した議員は少なくなかったろう。
43兆円の超軍拡を裏付けた戦争準備計画に驚いた議会人もいたはずだ。インド・太平洋での日中覇権争いという、途方もない手土産に驚愕したリベラリストも。まさに「桜散るフミオ・ジョーの猿芝居」に狂喜する財閥など、国民は死の商人の存在を忘れてはならないだろう。
<主権者を子羊と思い違いしている被爆地・ヒロシマ選挙区の文雄君にいらだつ日本国民>
「フミオ!ひどすぎるじゃないか」と泉下で怒っている護憲リベラリスト・宮澤喜一の姿が、瞼にちらつく。
宮澤が中曽根後継の自民党総裁選に出馬した時の見事な護憲演説を思い出す。防衛費1%枠を取っ払った中曽根の核兵器国家路線に対抗して、宮澤は「中原に鹿を追う」と宣言した後、日本国憲法9条を真正面から絶賛した。
いわく「核兵器の時代においては、戦争は出来なくなった。(戦争放棄の)9条が光り輝いている」と声尾高らかに謳い上げた。その会場に、宏池会の創設者・池田勇人の娘婿の行彦が耳元で「宮さん、いいこというなあ」と感動してささやいた。この時の宮澤と池田行彦のことが忘れられない。
岸田文雄をとことん薫陶をした宮澤は、もう一人清和会の福田康夫にも、彼が小泉内閣官房長官時代に日本外交の基本を教え諭した。康夫は今もぶれない。宇都宮徳馬の「アジアに立つ」だ。最近も康夫は北京で王毅外相と会談し、日中友好の王道を発信して気を吐いた。岸田との違いを鮮明にさせた。
隣国同士の争いに介入し、ワシントンの産軍体制に悪用される最悪の外交に突っ込む岸田と、もう一人の読売改憲新聞の主筆。恥を知れと強く指摘しておきたい。
宮澤は、ツネの圧力をはねつけたが、フミオはツネの加護に満足している。悪と善との闘いが始まっている。
<円激安倒産・物価高騰で消費低迷の生活苦の日本の庶民大衆>
今も中小企業は泣いている。財閥はカネで膨らんで恵比寿顔。安倍
・黒田東彦・植田和夫の悪魔の金融政策によって、円激安倒産が続いている。庶民生活も物価の高騰で困窮を強いられている。
その一方で、戦争準備の43兆円!平和憲法を破壊して、ワシントンに忠誠を尽くしている岸田文雄も悪魔に魅入られたのか。
トヨタだけではなかった。野球の大谷翔平も、ワシントンの奴隷選手?との指摘が、スポーツ新聞が報じた。日本企業のドジャースとの巨額契約が次々と。驚いた。あきれてものをいう気がしない。
(日本企業との提携が深まっている。ドジャースと大谷の契約が報じられた直後、「ジ・アスレチック」はあるMLB関係者が「6、7年以内には元を取れるだろう。彼は文字通りお金の工場だ」などと語り、巨額契約が妥当であると見る内容を伝えていた)
日韓の民度の落差が気になって仕方ない。
房総半島の水源地のマグマは、怒りで煮えたぎっている!
2024年4月12日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
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