本澤二郎の「日本の風景」(5142)
本澤二郎の「日本の風景」(5142)
<大甘の自民党政治資金規制法案>
自民党には国民目線の大局的観点から政治を行う政治家がいない。政府与党広報紙による政治資金規正法改正独自案もまた、その典型的事例であることが判明した。「政治資金収支報告書への悪質な不記載は国庫納付」との条件で「悪質の有無」をあいまいにした骨抜き案。「議員の罰金刑の厳格化」も同じで、要するに世論をかく乱する内容で、お話にならない。甘すぎる改正案である。
<政治家は国民の代表=カネの出と入りを完璧に規制せよ!>
現在は与党や野党にも政治家と評価できる人材がいない。特に地方議員上がりの新藤義孝のような、小粒の右翼議員が羽振りをきかせている。はなはだしく政府の品格を落としている。
田中角栄は常々「地方議員は国政を担える人材になれない。目先のことにこだわって、大局的な視点が欠けている」と語っていた。知る人ぞ知る、であろう。
- 安倍の別動隊・第二自民党の維新や国民民主党は、いまだに冷戦期の反共主義に徹して、真正面から世界を見ていない。角栄の盟友・大平正芳は外相時代「日本政府の発言が、モスクワ・北京・ワシントン・パリ・ベルリンなどがどう反応するかを見極めながら、国益を考えながら、しなければならない」と語っていたことも思い出す。今の岸田のワシントン向けの自民党政府は、国民の声など聴いていない。裏金事件の重大ささえも認識していない。
<企業・団体の献金禁止=財閥の裏金は懲役10年の厳罰>
<新藤義孝は日本会議・神道政治連盟・靖国参拝派の極右議員で元川口市議と判明>
新藤経済再生相は21日午前、東京・九段北の靖国神社に参拝したという。彼こそ地方議員のなれの果てか。政教分離違反を指摘されて当然だ。埼玉県にもいい加減な政治屋ばかりか。憲法を勉強していない。原因は明治大学文学部という。
<岸田文雄も安倍晋三そっくりで憲法破壊者>
日本の岸田文雄首相が21日に太平洋戦争のA級戦犯が合祀された靖国神社に供物を奉納した。共同通信によると、岸田首相はこの日始まる春季例大祭を迎え、「内閣首相大臣 岸田文雄」の名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。
靖国神社は神道という宗教法人である。特定のカルト教団に公人がのめりこむことは、平和憲法が歴史の教訓から断固として禁じている。岸田首相は2021年10月の首相就任後、終戦記念日の8月15日と春季・秋季例大祭に欠かさず靖国神社に供物を奉納している憲法20条違反者である。
案の定【ソウル=桜井紀雄】韓国外務省は21日、靖国神社へ岸田文雄首相が供物を奉納し、一部閣僚が参拝したことについて「深い失望と遺憾の意を表する」との報道官論評を発表した。
<地下鉄にも乗れない岸田詣でのワシントンも狂っていた!>
ニューヨーク時事】バイデン米政権は18日、パレスチナの国連加盟を勧告する安全保障理事会の決議案採決で拒否権を発動した。イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザを支配している状態では「時期尚早だ」と主張したが、安保理15カ国中、同盟国の日韓仏を含む12カ国は賛成。反対は米国のみ。
<テレビは核兵器は本当か!>
日本国民は、以下の報道も言論の自由を考えるうえで注目。
立花氏は22年6月16日放送の「報ステ」の参院選党首討論に別スタジオで生出演した。「安全保障」をテーマに各党首が激論を交わす中、「テレビをご覧の皆さん、テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です。テレビは国民が知るべき真実を隠しています」と訴えた。結果、テーマから逸脱したとして強制終了。無人の画面がテレビに映し出される事態となった。
2024年4月22日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
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