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2024年4月24日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(5144)

本澤二郎の「日本の風景」(5144)

<横柄・傲慢・不親切な地方の小役人=千葉県の実例>

弁護士の小林節は、政治の使命は主権者である国民大衆を「幸福にすることだ」といい、今は「自由」「豊さ」「平和」が壊れて、日本国民はまぎれもなく「不幸になった」と喝破している。正しい。

 

一方、東京新聞は財閥の代表である経団連会長の十倉が、企業団体献金の廃止を求める声が高まっていることについて「政治にはお金がかかる。(廃止するよりも)透明性を高め、ルールを守るという実効性を伴った制度にするかを与野党で議論すべきだ」と述べたと報じた。筆者は、この十倉発言による献金廃止反対論に現在の

財閥傀儡の自公維1%政治の裏金政治の正体を暴露している、と断罪したい。政治不信の元凶は財閥の裏金献金である!

加えて、天下国民の生活を考えない霞が関の官僚政治が、地方の自治体の役人を劣化させている、と付け加えたい。

 

昨夜千葉県袖ケ浦市の水源地林・高谷地区に違法埋設されたフクシマの核汚染ごみ(約60万㎥)事件を放置する同市と千葉県に対して地元住民が「なぜ撤去しようとしないのか。もう訴えて4年近くになる」と千葉県庁で産業廃棄物対策課と森林課の担当者5人の小役人を前に泣き叫んだが、主権者国民大衆の怒りの要望は相変わらず無視された、と住民代表の御園豊元宏池会代議士秘書が電話口で泣き崩れた。

 

世は21世紀だ。人権や法治を国際社会で口走る岸田文雄の日本である。さて、あなたならどうするか。目の前の谷を削り取り、およそ30メートルの盛り土から放射能が噴きあがっている陣場台。やくざ系産廃業者ワコーという木更津市の悪徳業者の、信じがたい恐ろしい違法埋設事件を、すでに10年前から当局はわかっていて、地元に頬かむりしてきた悲劇的事案である。

核汚染ごみは地中から河川、地上に噴きあがって、文字通り風光明媚な幽谷の里を破壊し、房総半島全体・首都圏に及んでいる可能性を否定できないのだが。

 

千葉県知事・熊谷俊人を操る石井準一はやくざ代議士の元運転手

森田健作という腐敗タレントの後に千葉県知事に就任した、まさに小僧のような若い知事・熊谷俊人に一票を投じた有権者は、いま失望と怒りで神経が壊れかけている。「腐臭列島 房総半島の闇」(データハウス)を思い出してしまった。

財閥三井と政治屋集団の清和会による半島利権収奪の腐敗構図は、今も変わっていない。住民の民度の低さ、憲法と民主主義を理解していない風土で、やくざが跋扈する千葉県の行政は、さらに劣化が著しい。

確か熊谷は野党第一党の立憲民主党が擁立した人物だ。背後にやくざ代議士の運転手だった石井準一が控えていたことなど知る由もなかった。現在石井は自民党参院国対委員長。調べると熊谷が千葉市長時代から癒着していたことも分かってきた。熊谷の出自も怪しいとの指摘もある。多くの県民は詐欺に引っかかったものか?都知事の小池百合子ではないが、詐欺まがいの政治屋が少なくない日本列島か。

 

<東北復興資金32兆円を懐に入れたやくざとゼネコン>

元ゼネコンで働いたことのある友人の説明では「東北復興資金はゼネコンとやくざがすべて仕切った」と真相を明かしてくれた。謎が解けてきた。東京の銀座で飲み食いしたゼネコン関係者は、国民大衆・主権者の血税を懐に入れた輩である。これに公明党議員も食らいついたことも判明した。自民党は常にこうした手合いが少なくないことは、以前から聞いている。

 

「産廃関係はやくざ暴力団が牛耳っている房総半島」と指摘する陣場台周辺の住民の調査も正しい。彼らの調査によって凡人ジャーナリストも、国政に限らず地方自治体もほぼ同様の腐敗構造であることを国民に知らしめてくれる。民主主義の日本は、確実に絵に描いた餅に等しい。

 

<警察・検察の腐敗も深刻>

中川一郎の秘書だった鈴木宗男も傷だらけの人生を武器にして国会議員を、今も歴任している。その彼が検察の不正を国会で追及しているYouTubeをみた。主権者・国民大衆の味方であるという検察ルールを踏み外していると追及していた。確かであろう。ゴマすり人間が出世する役人世界は昔からだ。公僕の観念が薄い。「長のつく人間は信頼できない」と元人権派弁護士が教えてくれたが、確かに事実であろう。

 

この国は根っこが腐っている。若者に希望など出ない社会といえるだろう。悲しいかな監視役の言論人がそうだという事実も知って久しい。悪人悪党が出世する社会では、やくざ暴力団も幅を利かす。悪徳が権力・利権を握る社会では、いい人間はいい仕事などできない。人々が幸福を感じることなど無縁だ。

 

<小役人は名刺交換も拒否した!>

袖ヶ浦市の前選管委員長の御園豊は「小役人は名刺も交換しようとしなかった」という驚愕するような事実も語った。

名刺を交換できない?どういうことか。

生活環境を破壊され、人権を損壊されている県民を信用しない公務員の存在に驚く。知事の意向だろうか。立憲民主党は熊谷を擁立した政治的道義的責任を負わなければならない。

熊谷は、県民の人権損壊の事実に

真正面から向き合う重い義務を負っている!

2024年4月24日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)

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