本澤二郎の「日本の風景」(5149)
本澤二郎の「日本の風景」(5149)
<「夜明けの鐘が」の東京・島根・長崎の立憲民主党勝利>
野党第一党に国民の期待が集まった4月28日投開票の3選挙区の補欠選挙結果となった。歓迎したい。国民は立憲民主党に期待をかけたことになる。終盤国会の山は、安倍・清和会の裏金脱税の元凶である神道「神の国」とほざく森喜朗の国会証人喚問の行方次第だ。このことによって、6月総選挙が決まる。希望の世紀が目前である!
<国民は裏金脱税の元凶・森喜朗+笹川ギャンブル財団放任に反発している!>
選挙を総括すると、主権者である有権者の覚醒に注目したい。岸田文雄のワシントン訪問宣伝報道にもぶれることなく、自公と野党対決に正常な判断を下した。原子力マフィアと統一教会の震源地の細田博之の地元で爆発したのだから。
新聞テレビはほとんど報道しないが、43兆円の超軍拡による弱者切り捨ての戦争体制によって、日本の平和が破壊され、歴史を繰り返しかねないとの恐怖を、主権者は強く抱いている。岸田文雄のワシントン訪問が、そのことをあからさまに証明した。
身内に男子のいる家庭や自衛隊員の家族の不安は、沖縄南西諸島のミサイル基地化によって、ますます現実味を帯びてきている。ロシア・ウクライナやイスラエル・パレスチナの国家的殺し合いの阻止に無関心な、日本政府の外交にいら立ちを募らせている。
日本製ミサイルがロシアに向けられる事態が目前に迫っている。国民生活の疲弊にもかかわらず、43兆円の財閥軍需産業は、武器弾薬製造に狂奔、自衛隊は公然と戦争神社・靖国参拝を繰り広げている。戦前の国家神道と財閥と軍閥が復活している可能性を否定できないではないか。これほど危うい戦後の日本は、今の岸田内閣が初めてである。
今回の選挙結果は、そうした危険な潮流を生み出した安倍・清和会に鉄槌を加えたことにある。したがって、43兆円問題と裏金脱税の元凶である森喜朗を退治することが、後半国会の使命である。
それは民主政治の再生にほかならない。日本国憲法の航路を正常な姿に戻すためにも、安倍・清和会政治をご破算にして、国民生活重視の政治に引き戻さなければならない。1%政治から99%政治にする終盤国会にして解散総選挙に追い込むのである。
<野党共闘次第で自公政権の過半数割れも>
維新という安倍・清和会と同じ笹川ギャンブル財団や財閥のポチとなった連合に振り回される野党共闘なのか、それとも立憲と共産党を軸とする真っ当な共闘で行くのか。
社民や山本太郎らとの連携も不可欠であろう。それは要するに「護憲リベラル」による政権奪取戦略にある。平和・福祉・貧困解消の43兆円阻止の、国民のための共闘による自公追撃共闘である。
行財政改革による無駄排除内閣でもある。死の商人に振り回される戦争体制排除の護憲連合でなければなるまい。
平和無くして国民生活は成り立たない。歴史認識と憲法を中核とする非戦国・日本へと舵を切る日本にすることで、99%国民は安心安全の航海を約束できる。
<森喜朗の国会証人喚問と笹川財団メスが鍵>
何かと怖いイメージが付きまといがちな安倍・清和会政治を排除すれば、隣国との友好交流による経済的安定を確保できるだろう。
非戦の憲法を国際社会で合唱する日本外交を想像できるだろうか。
「日本国民は二度と戦争しない。日本人の平和主義はいい加減なものではない」と叫んだ宇都宮徳馬政治も、少し遡れば小日本主義の石橋湛山だ。覇権国家の戦前の天皇制国家主義は崩壊した。王道を歩む日本がいいに決まっている。
憲法に徹する政治が、戦後79年にして眼前に見えてきた!武器弾薬で平和も幸福も手にすることは出来ない!
2024年4月29日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ
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