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2024年4月16日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(5136)

本澤二郎の「日本の風景」(5136)

<やくざ代議士の子分になった房総半島の有名人=千葉県警元やくざ暴力団担当刑事加藤健吉>

幼いころ遊んだT子ちゃんが結婚して幸せな家庭を築いた、と聞いて安心していた。ところが、その後に「息子がばくちに手を出して、家宅地をすべて取られた」という悲しい噂を両親から聞かされたが、駆け出しの記者には時間もなく、荷が重すぎた。今から40年、50年前のことだった。誰も助けようともしなかった。むろんのこと警察も役人も。いま彼女の家族はどうしているのだろうか?無事に生きているのか?戦後の民主主義の日本は、変わったはずだったが。

 

やくざ殺人の「木更津レイプ殺人事件」は、2014年4月に起きた。告発しても警察は捜査から逃げた!しかし、持ち前の正義感から、犯人の富津市生まれの浜名(木更津市で介護施設・かけはし経営)というチンピラやくざを特定し、千葉県警に対して「殺人犯を逮捕しろ」と警鐘を鳴らし続けてきた。新たに3年前から袖ヶ浦市の水源地・陣場台に、木更津市のやくざ系産廃業者が、こっそりとフクシマの核汚染ごみを埋設した重大事件が発覚した。

 

新聞テレビは逃げて報道しない。林・高谷地区住民が、原状回復を求めて対策委員会(御園豊委員長)を立ち上げ、命がけの闘争を始めた。凡人ジャーナリストのはしくれだが、活字の分野で支援する倫理的義務を負った。「やくざとの対決」という思ってもみなかった事態に追い込まれてしまった。第三者は理解しない。

むろん、「茅野村の仙人」は、無責任でいい加減な警察とは違う。取材をしているうちに大きな山を見つけた。千葉県警の世界で最も有名な人物・加藤健吉だった。元やくざ担当の刑事。

 

木更津署の刑事2課勤務のころの加藤のエピソードの一つは「木更津市内のやくざ数人を引き連れて、ギャンブルに熱中していた」。信じられないような暴走刑事は、そのころにやくざ代議士とも盃を交わしていたのだろう。警察をやめると、即座にやくざ代議士の子分として君津市議に昇格した。議長まで歴任した。

 

想定もできない、恐ろしいばかりの千葉県警と広域暴力団・稲川会の関係なのか。いまやくざ代議士の倅と運転手が、自民党の衆参の国対委員長。これも腰を抜かすような仰天人事だ。岸田文雄の仮面の正体も見て取れるだろう。

 

加藤健吉はJR久留里線亀山駅前に二軒の豪邸を建てて、やくざ系芸能人と再婚した娘にも住まわせているというから、この人物は憲法と法律をなめているとしか思えない。「先日も亀田病院の帰りに県警OBとおしゃべりしてきたが、ほとんどが加藤健吉の話題ばかりだった」と知り合いが明かした。

 

<息子は重大事件関与の前科者=A建設オーナー>

子供は父親の背中を見て育つという。彼の息子もその筋では有名人という。林・高谷地区住民の取材力の成果には、ほとほと感心するばかりだ。「敵を知ることが先決」である。これはやくざ暴力団の世界も同じらしい。自民党やくざ代議士もそうで、天敵に逆らうことはしなかった。弱い相手に襲い掛かる!

 

被害者の多くは女性、それも美人にまとわりつく。性奴隷にすれば優雅な人生が待っているせいか。「木更津レイプ殺人事件」がそうだった。美人は房総半島では、警察を信用できないため、常時、危険を覚悟しなければ生活できないのかも。

社会部記者時代に警察回りをしているころ、署内で美人数人を目撃した。職員に聞くと「やくざの女」という返事だ。差し入れに来ていたというのだ。「美人はやくざが大好き」は誤解だった?

 

加藤の倅の名前は知らないが、既に11年の実刑を受けた前科者という。それも殺人事件がらみというから、親も顔負けだろう。有限会社Aのオーナーという。取引先には「福田組」がある。株式会社ハマダも。やくざ代議士と関係があるのか?

A社の身代わり社長Yは、現在袖ヶ浦市O副議長の同級生。Oは戦争中の疎開組で建具屋だった。そこでYと小学校は同じ机だった。Oの政治力はたかが知れているだろうが、背後の加藤に配慮してか、役人は頭を垂れるのだという。公僕?は、大声張り上げるこうした人脈人種に弱いらしい。

 

しかも「陣場台に核汚染ごみをこっそりとごっそり埋めた和光社長のMの仲間たち」というから、やくざややくざ系が君津郡市はおろか、房総半島の産廃や残土埋め立ての利権に関係している。その頂点に控える加藤健吉!理解できた。

 

<福島県南相馬市に支社=ダンプ80台で東北復興資金で暴利?>

A社の宣伝資料によると、支社が二つあり、場所は東京都と福島県南相馬市原町。「最近出会った福島県の土建業者も認めていた。袖ヶ浦ナンバーのダンプをいっぱい目撃した。核汚染ごみを袖ヶ浦市など房総半島に運んで荒稼ぎをしていたのは事実だろう」と驚いて語った。林地区の住民が昨日、電話口でしてったりとばかりまくし立てた。

 

やくざ代議士の子分となった加藤健吉を頂点とした、フクシマの核汚染ごみを県外に運び出した人脈が見事に推認できるだろう。無法無天で行動するやくざ暴力団には、倫理も法の規制も通用しない。フクシマ東電原発被爆地の労働者や除染労働者も、人集めや作業の仕切り屋はすべてやくざ暴力団の利権である。

 

連日、80台の大型ダンプに積まれた核汚染ごみの受け皿は、いうまでもなくやくざ代議士が培養した房総半島。国道沿いの水源地が標的にされた。袖ヶ浦市の高谷・林地区の国道沿いを、和光はあらかじめ太陽光発電を口実にして、高谷地区の神谷敏夫ほか4人の共有地約1万5000平方メートルを手に入れていた。

購入した時の会社は、ワコーエコテック。2014年のこと。2017年にはシムケン、その後にエコトランジット、2022年にシムケンと所有権をくるくる変える。

 

<32兆円東北復興資金に食らいついたゼネコンとやくざ>

風光明媚な首都圏のオアシスだった千葉県・房総半島と石川県の能登半島を結ぶ直線と巨大地震の関係があるのかどうか?もしあるとすれば、違法に埋め立てられた核汚染ごみが地中から地上にむき出しになって、農地や河川を核汚染させる。その前に地下水脈から半島全域に放射能がまき散らされる。

地下水は大丈夫だと勝手に信じる凡人ジャーナリストを含めて、五体はガンで破壊されるだろう。房総半島は安住の地でなくなる。

 

311東北巨大地震が、フクシマから300キロ以上も離れている房総半島を核汚染ごみの受け皿にするやくざ暴力団は、まさに地獄の使いなのか。極刑で済む話でもない。背景の32兆円の復興資金を、闇の勢力が引き抜くことなど論外である。

安倍・清和会は、4兆円五輪賭博で暴利を手にしたとされる。森喜朗だけか、はたまた経歴詐称が再び問われている都知事の小池百合子に問題はないのか。

ゼネコンとやくざ暴力団との解明は、まだ入り口にも立っていない。房総半島は闇の中であるが、はっきりしてることは、水源地の核汚染問題の原状回復について、警察と行政が重い責任を負っていることだけは、現時点でも確かである。

2024年4月16日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員

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