本澤二郎の「日本の風景」(5014)
本澤二郎の「日本の風景」(5014)
<石川県の民度も千葉県レベル!七面鳥になった馳浩を操る五輪疑枠の古だぬき・森喜朗も衝撃>
すんでのところで逮捕を免れた4兆円の東京五輪賭博疑獄の頂点に立っていた森喜朗は、安倍傀儡政権の岸田内閣によって助かったとされる。だが、今は清和会最長老として、パー券裏金事件と森同様におつむが足りない?子分の石川県知事・馳浩の五輪疑惑発言で再燃し、心労も大きい。
自民党の五輪招致の最前線で、首相の安倍晋三の指示を受けて、IOC・国際五輪委員会買収工作をしていた事実を、講演会で進んでしゃべってしまった馳。しかも、血税である官房機密費を使って、1冊20万円で豪華なアルバムを作り、IOC委員全員に配ったと暴露したのである。
これが報道されると、サメの脳ーみそとあだ名の付く森が一番驚いた。森は馳の親分だ。即座に大きな雷を落としたが遅かった。親分の指示に従って仕方なく、慌てて否定したが、後の祭り。その後にも石川県議会で相次いで追及されると、途端にカメレオンか七面鳥になって軌道修正したが、国民の誰一人として納得するものはいない。最近は「参考資料として数冊作った」とか「自民党のカネで」と言い換えているが、日本国民は官房機密費を利用したIOC賄賂犯罪事件と信じ、怒り狂っている。それにしても安倍というA級戦犯の岸信介の孫の暴走にまたしてもあきれるしかないのか。
石川県のノータリン知事に相当する千葉県の森田健作を思い出す。半島の知事のレベルと有権者の民度が似ていて哀れそのものといえるだろう。
<官房機密費(血税)で豪華なアルバム作成=1冊20万円>
確かに元運動選手の多いIOC委員は、馳や森自身の価値観と共通している。忘れがたい貴重な記録写真集を作ってくれた日本に誰もが一目を置いた。賄賂工作の第一弾としては100点満点と言っていいだろう。政治家としては失格だが、IOC委員を懐柔するための策略としては99点!
この先に本格的工作が開始された。「フクシマ放射能は問題ない」という安倍晋三の大嘘発言とさらなる大掛かりな買収工作による東京五輪獲得に対して、筆者は当時、真っ向から大義なしの東京腐敗五輪の「中止勧告」の論陣を張った。
そのとたんにライブドアのブログが止まった。ライブドアを運営している会社を知らないが、直ちに日本政府の横やりでブログの使用が禁止された。
ネット世界における初の言論弾圧事件に舌を巻いた。政府自民党内では、IOC買収どころか、国内での大掛かりな買収工作事件も起きていた。その頂点に森がいた。むろん、石原も。岸の親衛隊ともいわれる青嵐会議員でもあった。
新たな五輪犯罪を避けることは許されない。検察の大事な犯罪捜査の中心である。内閣の官房機密費を使っての国際的な買収事件を立件する責任が、検察当局にある。菅義偉も参画した重大事件である。清和会裏金事件と五輪事件は、人脈上重なっている。東京地検特捜部としては、そんなに苦労しなくても、官房機密使用の賄賂工作事件を、立証することができるだろう。第一、当人が暴露しているので、そんなに時間をかける必要もない。
<犯罪に使う官房機密費は違法=脇の甘い森・馳逮捕で解明>
血税を犯罪に使えるか?答えは不可能である。主権者は決して許さない。金額も大きい明白な犯罪である。国内法はいうまでもなく、国際法でも買収は許容しない。安倍家か自民党が穴埋めするほかない。自立した司法権の下ではそうする。国民は刑事・民事で損害額を返還させることができるだろう。
捜査が進行している裏金事件では、清和会崩壊は時間の問題といえる。岸田は、安倍との許されざる密約から解放される。捲土重来の機会を手にしたのだが、彼もまた政治家ではない。政治屋ゆえに千載一遇の絶好機を生かせないかもしれない。
検察にとっては、元スポーツ選手は捜査上、手玉に取りやすいという。二人とも脇が甘いのも幸いだ。五輪疑獄の全容解明が待たれる。小池や橋本も針のむしろか。目下の問題になっている大阪万博と大阪カジノ計画を凍結させる動きも強まる。維新利権を暴くことが出来れば、検察は150点以上取れるかもしれない。
<松野後継にやくざ系代議士を指名報道に仰天>
仰天情報が飛び込んできた。報道に間違いはないのか。正確だとすると、千葉県人は腰を抜かすだろう。岸田が、官房長官の後任にやくざとの深い仲を暴いた週刊文春記事によって、防衛相を更迭した浜田靖一を指名したという。本人が固辞したという。当たり前のことだ。それでも米軍の欠陥機・オスプレイがいまだに木更津に駐機している。やくざに狙われた房総半島に抵抗しない市民と警察に反吐が出る。
千葉県と石川県の民度が問われている。清和会裏金事件と関係しているのだろう。
<岸田文雄は狂ってしまった?>
岸田の体調に異変が起きているのだろうか。それとも精神に狂いが生じたものか。もしも彼が政治家であれば、かつて三木武夫がそうだったように、好機を手にしたことになる。極右・安倍の清和会崩壊を目の前にして、本来の「宏池会の岸田」として、民意に沿った政治改革を断行できる。極右の戦争体制路線をやめて43兆円を民意に即して推進できるのだから。最大の政治改革は、小選挙区制度を廃止して、民意がよりよく反映する、死に票が少ないより公正な中選挙区制に改めなければならない。国民の総意でもあろう。ごみ溜めのような永田町を一掃できる!
43兆円の超軍拡政策をご破算にするのである。マイナンバーカードもやめる。安倍悪政を清算して、国民に信を問うこともできるだろう。しかし、そこへと舵を切ろうとしないのであれば、相変わらず地獄へと舵を切ったまま墜落してゆく。それゆえに野党の決起が期待される。
清和会裏金事件と東京五輪疑獄事件の全容解明が、岸田に幸いするか、それとも立憲民主党の最長老・小沢一郎に幸運をもたらすか。乾坤一擲の戦いが始まっている。
2023年12月14日記(政治評論家)
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