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2023年12月 8日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(5008)

本澤二郎の「日本の風景」(5008)

<岸田の女房役・官房長官の松野博一政治家失格>

風貌からして役人のメモを棒読みする岸田の女房役の官房長官・松野博一の正体が一部暴露された。政治家失格である。官房機密費のウクライナ関連支出にも注目が集まっている。崩壊寸前の清和会の元事務総長だったことからも、裏金関与疑惑は当然視されてきた。安倍派の松野起用は、岸田の失敗作となった。このまま官房長官を継続させることは不可能である。

 

<清和会には萩生田光一ら清廉潔白の政治家は一人もいない>

最近の政治評論家にまともな人物は一人もいない。昔は細川隆元など大物がいたが、昨今は自民党機関誌局育ちや、野党議員秘書ら政党派閥を学んだ本物がほとんどいない。それ以前は公明党を首になった矢野殉也もいたが。テレビの衰退とも比例している。そのため、繰り返し何度も書くしかない。清和会はA級戦犯の岸信介が元祖である。日本を反共の砦にするワシントンCIAの戦略の下で、戦争犯罪人が復権した戦前派政権である。

 

福田康夫を除く森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三と、祖父の吉田茂とは真逆の安倍に屈した麻生太郎の配下が、平和憲法破壊の勢力といえる。背後は神道カルト教ら天皇教団と軍事大国を目指す財閥、すなわち戦前の財軍閥と国家神道ら「死の商人」勢力だ。

対極は護憲リベラルの古くは三木派や大平正芳や宮澤喜一の宏池会、宇都宮徳馬の盟友・水田三喜男の派閥など。一匹オオカミは平和軍縮派の戦闘的リベラリストの宇都宮。大平正芳の盟友の田中角栄派には、もともと右翼議員は少なかった。

 

岸の別動隊で反中親台湾派の青嵐会は、森や中川一郎(大野伴睦秘書)、石原慎太郎ややくざの浜田幸一ら。言論人では左翼から右翼に転向した読売の渡辺恒雄は、大野に食らいつき、次いで中曽根康弘に心酔した。

宇都宮の政敵は岸、その後に面倒を見たナベツネが支援した中曽根である。宇都宮は、不肖の弟子となったツネに「忘恩の徒」と断罪したのは有名。言論界にも見識のある人物はほとんど姿を消してしまった。

以上が護憲派が消滅したことが、A級戦犯の岸信介の清和会が主導権を握った背景である。極右片肺内閣は日本を平和で安定した国にすることはしないし、出来ない。43兆円超軍事費一つ見ても理解できるだろう。

 

<安倍の官房長官・菅義偉も泥まみれの政治屋>

永田町には、一部に腐敗した安倍の官房長官・菅義偉を支援する動きもあるが、彼は安倍の犯罪を隠蔽することに長けた功労者として後継者となった、ただそれだけのことで、菅は安倍犯罪の共犯者である。神奈川県の小此木彦三郎の下で、天下狙いの人物を追いかけ失敗しながら、安倍に食らいついてまんまと政権を手にした。

出来の悪い息子を大臣秘書官にするという大失態を演じた。岸田も同じだった。政治屋こそが蓄財の基本と心得た不見識な人物で、到底民衆のための政治家とは無縁だった。

 

菅の官房長官時代の官房機密費について知りたいと思う国民は多い。いいことはしていないだろう。官房長官で成功した例は、池田勇人内閣の大平である。池田が首相に就任すると「これより料亭、ゴルフに行くことは禁止します」とくぎを刺した。民衆に目を向けた政治を心掛けた。大平はこの時点から、岸の反中政策を食い止めて、日中友好実現にかじを切っていた。そのためにも田中内閣を誕生させた。舌癌さえなければ池田の長期政権はありえたろう。

 

<民衆のための政治家にあらず=安倍の腰ぎんちゃく>

今の松野に戻るが、この人物に見識があるとは思えない。役人の用意したメモ読みに満足する国民はいない。しかし、松野も菅と同様である。民衆政治家としての、民衆のためのメッセージや、閣内の極右政治屋、特に高市の暴走発言などに注意しない。安倍に忠誠を尽くす側近としての政治屋でしかなかったことも判明した。

裏金処理による信頼が、彼の現在の地位を約束させたものだ。

目下、疑惑追及に逃げるだけの、情けない官房長官が、国民の怒りを増大させている。やくざが跋扈する千葉県の風土が誕生させた悪しき国会議員でしかない。問題議員ばかりの千葉県出身の議員に泣かされる国民なのか。

 

<地元の姉崎地区核汚染ごみ事件と水道汚染問題にそっぽ!>

やくざ系の市長が無投票で再選するという事態に泣いている千葉県袖ヶ浦市民に対して、今回の清和会裏金事件にも松野関与がはっきりしてきたことから、新たな衝撃が走っている。

君津郡市と松野の地元・市原市姉崎地区のおよそ40万人の水ガメが小櫃川の公益水道水。その河川の汚染問題が発覚して大分経つ。以前から安全な水道水確保に必死で取り組んできた市民の思いは、より深刻である。信じられないことだが、小櫃川に二つの場所(君津市JR亀山奥地の新井総合産廃場・袖ヶ浦市林高谷地区のワコー産廃場)に核汚染ごみが大量に投棄されていることが発覚して数年を経た。それが当局と民営化された水道事業関係者によって蓋をかけられていることに住民は気付いて、その怒りは沸騰している。

 

ここにきてようやく千葉県議会で、立憲民主党県議が初めて県当局に質問する。小沢一郎側近の青木愛参院議員も腰を上げた成果だが、当局が嘘答弁することも分かっている。また君津郡市を地盤にした千葉12区に出馬を決断したやくざに屈しない樋高剛も、環境問題の専門家として、小櫃川水道汚染水問題の解決に日々汗をかいている。袖ヶ浦市の住民の叫びが、3年越しにようやく日の目を見る瞬間といえるが、問題が問題であることから12月14日の県議会には青木自らも傍聴する。この核汚染ごみ事件追及に数年ブログを発信してきた凡人ジャーナリストも、傍聴席から千葉県の正体を見聞するつもりである。

この汚染水道問題について、全く関心を示さなかった松野がどう対応するのか、しないのか。裏金事件とともに地元民は、命の問題である水道水と核汚染ごみ事件について、官房長官の対応を厳しく監視するだろう。特に官房長官辞任前の、核汚染ごみ事件処理の対応に注目したい。

2023年12月8日記(政治評論家)



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