本澤二郎の「日本の風景」(5020)
本澤二郎の「日本の風景」(5020)
<岸田さん!どこ向いて仕事してるの?=真紀子節健在>
「震えあがる森喜朗や萩生田光一ら、高市早苗は?」といったささやきが聞こえてくる永田町。安倍一強時代に慣れきって「我が世の春」を謳歌してきた清和会の懲りない面々は、それまでのうっぷんを晴らしたいという感じさえ与える強力な検察捜査陣に震えあがっている。清和会事務総長や元事務総長の官房長官、経産相らが雁首をそろえてすごすごと引き下がる様子に、反発の声一つ挙げられない無様な姿を、ただひたすら息をのむばかりの、主を失った安倍派の面々に、首相の岸田文雄もあっけにとられている。
さっそく毒舌家で知られる田中真紀子が姿を見せ「総理はどこを向いて仕事をしているのとか」と一括。
岸田は「はい、財閥・日本会議です」とか。2024年は一大政治改革の年である。民衆が納得する選挙制度に決着をつけて解散するしかない。主権者は、ごろつきや世襲を排除しなければならない。
<答えは=財閥・日本会議+カルト教団の指示待ち?>
護憲リベラルの宮澤喜一内閣が誕生したその日に「総理大臣・宮澤喜一」(ぴいぷる社)本向けに単独インタビューをしたのだが、当時、宮澤後援会の青年部長をしていた御仁が昨日、電話をくれた。彼は宮澤の意向を受けて親類先の岸田文雄を面接していた。
「岸田は天下人には向いていない」と一刀両断。案の定、政権を担当した岸田は、安倍晋三と同じように「改憲軍拡論」を放言して、極右・清和会に屈した。そして今、清和会の裏金の一角が検察に暴かれている。昨日の検察の家宅捜索5時間!
岸田はそれでも「ごろつきのような政治屋、改憲を叫んで財閥の裏金にまとわりつく世襲議員を排除する公正な選挙制度を実現する器量などない」というのだ。
筆者は、起死回生策は小選挙区制を廃止して、国民の意思が反映する選挙制度にして、その際、企業からの金集めを廃止、違反者は永田町から追放」にすれば、この国の前途に明るさをともせると信じている。政治改革を先行しないと、第二の清和会が生まれるだけである。異常な政治不信を解消できない。
岸田は、極右で反共・カルト教団・日本会議に屈している。断じて
民衆は許容しない。政治と宗教を分離しないと、再び戦争の脅威にさらされかねない。死の商人にまとわりつかれるだろう。
財政法4条は非戦の憲法に準じた規定である。戦争国債NOである。いまの日銀の植田和夫も要注意。国民のための「物価の番人」を忘れている。2%インフレにこだわる馬鹿者であろう。
<主権者・国民にそっぽ向きワシントンの属国はNO>
ワシントンの属国として武器弾薬購入に励んでいる岸田は、安倍とそっくりである。ウクライナの戦争支援にも熱心だ。
民衆の声とは真逆ではないか。なぜ戦争をやめさせる外交努力をしないのか。
78年前の歴史の教訓を学んでいない。非戦の憲法に従っていない。憲法違反の悪しき政権ではないか。野党もどうかしている。ガザにおけるイスラエルの虐殺に心を痛めていない。化け物のような岸田内閣に腸が煮えくりかえるばかりだ。
<「検察頑張れ」が天の声>
10年前からの一連の安倍事件を継承してきた政権に、大義は全くない。多くの国民は「検察頑張れ」と声援を送っている。徹底した捜査を求めている。「99人を獄に」の思いも理解できる。
思うに、この10年間、検察は清和会内閣に抑え込まれ、息も出来なかった。東京地検の捜査も実績ゼロであった。さしずめ雌伏10年の検察陣は、いま意気盛んと見たい。
世襲政治屋・ごろつき政治屋を目の前にして、大山鳴動して鼠一匹で終止符を打つようでは、日本の前途は真っ暗闇である。
2023年12月20日記(政治評論家)
元郵政公社常務理事稲村 公望さんが「これ(郵政民営化の裏で8200億円損失)をなぜ日本のマスコミは報道しないんですか」と発言されています。https://www.youtube.com/watch?v=vH1jVY8Of3A
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