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2023年12月

2023年12月31日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(5031)

本澤二郎の「日本の風景」(5031)

<2023年総括=43兆円戦争準備予算=戦争は御免>

安倍政治で潤った団体は1%財閥のみだった。積みあがった内部留保は600兆円!安倍の祖父・A級戦犯の岸信介の正体と野望の大きさを裏付けて余りあろう。そんな財閥の傀儡政権に天罰が落ちた。安倍政治をそっくり継承する岸田文雄内閣の低支持率が、そのことを証明している。検察が動き、東京五輪疑獄にメスが入り、現在は清和会の裏金事件の捜査が、年をまたいで正月返上で繰り広げられている。

 

日本国憲法は、二度と過ちを繰り返さないため、政府の行動に縛りをかけるための基本法である。なんとしても許されない点は、戦争しない・戦争できない非戦の大原則を破り、岸田内閣は43兆円の超大軍拡・戦争国家へと突き進んでいる。断じて許容できない。アメリカの属国であることを軍事面で裏付けたことになる。「軍靴の音」が聞こえてきた、それどころではない。既に安倍内閣は公明党創価学会と自衛隊参戦のための集団的自衛権の行使を具体化させた天下の悪法を強行している。

生前の宇都宮徳馬は「日本国民の平和主義はいい加減なものではない」と叫んできたが、今も変わることはない。

 

<国会を無視した閣議決定政治も憲法違反>

43兆円の軍事費は、ロシアを抜いて米国と中国に次ぐ世界第3位の軍事大国を約束する、とんでもない絶対に許されざる憲法に違反するものである。

安倍や側近中の側近に高市早苗という極右の面々ががなり立て、それを岸田が受け入れたものである。死の商人がまとわりついている財閥の意向、かつワシントンの産軍体制の悲願を、議会を排除して安倍側近の閣僚が何人もいる閣議で決めた。これに識者・文化人も沈黙している。むろん、言論界も、共に共犯者なのだ。

 

日本国民は反対だ。戦争は憲法が禁じている。しかも、今の日本は貧困と福祉の低下で人々は泣いている。母子家庭は言うに及ばず、1か月5万円の年金生活者は、いま涙も出ないほど枯れている。戦争の前から日本国民は殺されている。恥ずべき天下の悪法である。声を挙げよう。「今だけ自分だけ」は人間の屑である。

萩生田の八王子で市民が立ち上がった。下村、西村、松野、高木、世耕、塩谷、高市の地元はどうか。

 

<安倍晋三の清和会独裁政治に検察が遂にメス>

韓国や台湾の検察に劣る日本検察に泣いていると、五輪疑獄事件に次いで、自民党の中枢である清和会の裏金にメスが入った。清和会事務所から清和会議員の国会議員会館にも。驚いたのは岸田の相談役のフィクサー・読売の渡辺恒雄を男にした大野伴睦の孫にも家宅捜索が行われた。「ツネも終わったな」と泉下の宇都宮が耳元でささやいてきた。

 

清和会崩壊である。岸田おろしどころではない。死の商人・財閥のための安倍政治の総括が、2023年12月31日。検察の対応次第で日本丸も、船底に空いたいくつもの大穴が閉じられるかもしれない。残るは野党と言論がましになるのかどうか?権力に屈しない言論が誕生するのかどうか。

 

<財閥1%のための国民無視の悪政>

もはや読売も産経新聞も軽視できないだろう。安倍長期政権の結末は、釈明の余地はない。1%財閥のための政治だった。60兆円のバラマキの恩恵は財閥、円激安政策も財閥、日本国民は財閥株浮揚策に国民年金を悪用され、物価の番人である日本銀行も株買いに走っている。

 

この10年間の財閥経営陣は何もしなくて、信じられない暴利を懐に入れてきた。他方で、貧困は民衆の心臓に突き刺さったままだ。

真の為政者は、真っ先に武器弾薬を捨てる。民のための生活にすべての舵を切る。今の安倍・岸田の政治は、悪の為政者でしかない。

マイナンバーカード保険証は、21世紀の赤紙である。赤紙を知らない国民は、恥を知るべきだろう。教えなかった学校の教師も。河野洋平はまともな政治家だったが、倅は人間失格だろう。

護憲リベラルの宮澤喜一は「権力は出来るだけ使わないことがいい」と岸田に教え諭したはずだが。

 

<安倍銃撃の真犯人は未だ不明>

思うに安倍銃撃犯は誰か。いまだに不明である。狙撃手は誰に雇われたものか。元自衛隊員なのか?そうだとしても誰が指示したのか。おとりを捕まえてもらちが明かない。安倍日程の詳細を知る人物は、政府自民党内にいるのではないか?

安倍銃撃事件に涙する人をまだ見たことがない。A級戦犯の岸信介の昭和の妖怪が徘徊する永田町を一掃する2024年でなければ、この国の沈没は止まらない。

2023年12月31日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

Live!Xデーへ■自民党と萩生田光一氏にNO!!八王子市民怒りの緊急集会!カルト、裏金、加計学園@八王子マルベリーブリッジ 2023/12/29 集会第三弾

2023年12月30日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(5030)

本澤二郎の「日本の風景」(5030)

<カネ、カネ、カネの永田町住人の優雅すぎる欲望体質を初公開>

「祇園精舎の鐘の音」「盛者必衰」という平家物語が口をついてくる昨今の安倍・清和会崩壊の惨状に、一喜一憂する日本国民・民衆である。背後の黒幕の1%財閥は、年間7000円以上の記録的高値株で歓喜の年末を過ごしている。

 

政治家のいない政治屋ばかりの永田町の中枢に検察の雷がようやく落ちているが、財閥傀儡政権の無様なカネ疑獄事件のメスで、何人、何十人が姿を消すのか。

財閥と政治屋は何もしなくて肥え太り、他方で民衆はというと、税金でやせ細り、円激安の10年のアベノミクス強硬策による物価の高騰で、息も絶え絶え消費に目が向くわけがない。この落差をなんと評価してよいものか。官僚も腐敗まみれ、民主主義は消えて見えない2023年12月30日。

 

昔の我が家は、庭先で家族総出で臼と杵で餅をついた。今年は業務スーパーの切り餅、まずい雑煮で我慢するというささやかな新年となる。房総半島で採れるノリなど、どうでもよいことだが、これまで値段が高くて口に入れたことがない。永田町のカネカネをよそに、それでも動く地球は新年を届けてくる。

 

<財界も自社株買いで数億数十億円で昼寝、円激安政策で消費税還付、何もしない経済人で日本沈没突入>

国民生活は血税の使い方によって変わる。言論界の報道一つで政治は変わる。議会人の意思によっても変わるのだが、この言論と議会がゆでガエルのように眠っていて、依然として覚醒しようとしていない。民衆も「寄らば大樹」を決め込んで恥じない。

民主主義が機能しないと、国民生活は散々な目に遭うことになるのである。

 

学校教育で、しっかりと教えない日本の教師たち。ずるずると戦争に引きずり込まれようとしているのに、それにも気付こうとしない哀れな民衆か。

「ものつくり日本」は過去の話。今の日本は半導体一つとっても韓国や台湾に後れを取っている。その必要がなかった。財閥経営陣は、政府日銀の円激安政策で、眠っていても自社株買いで数億、数十億の報酬を懐に入れてきているのだから。今現在も。リスクを取る技術開発をする必要がなかった。第一、貧しい民衆とはいえ、自宅には家電製品が揃っている。車にしても10年、20年も乗れる。買い替えも不要だから質素倹約で必死に生きている。

老人だけではなく、進化するネット社会に飛び込まなくても、何とか生活は出来る。デジタルよりもアナログがいい。安全安心である。こうして20年、30年と経過してきたのだが、特にアベノミクス10年で、日本経済の実態は破綻し、安倍・清和会へのメスが注目されるゆえんであろう。

 

<世界一の高給取り1か月250万円、なぜ遠慮しない>

安倍の60兆円バラマキに続くコロナ対策費や、闇の東北復興資金や東京五輪賭博を経ながらも、永田町の住人は自民党から共産党まで、1か月250万円(給与と100万円文書交通費)も支給される。江東区長選で柿沢未途という不思議な名前の自民党議員が、買収に200万円以上使えるのも、毎月の報酬で十分おつりがくる。

 

コロナ対策や海外へのバラマキ、超大型予算は、政府が国債を乱発して、日銀が侵略思想家の福沢諭吉を刷りまくって、そのツケを子供や孫たちに回すからだ。これでは子供を作ることは不可能である。麻生太郎はよく知っている悪党の一人であろう。「後世恐るべし」である。男性には「戦争の恐怖」も襲い掛かる。

 

<盆暮のボーナス・手当・派閥から氷代・モチ代ほか>

政治屋には盆暮のボーナスもでる。共産党から自民党まで喜んで受け取っている。共産党を除いて300億円の政党助成金も出ている。秘書3人にも血税が大金支給されている。

役職に就けば手当も大金出る。運転手付きの高級車も。新幹線・飛行機もタダ。夏と冬には派閥からも大金が支給されるが、間違いなく裏金で処理される。

そして目下問題になっているパー券キックバックは無論、裏金である。パー券はいくらでも印刷できるので、金権として活用すると、これも裏金。これを専門にして売りまくる秘書も。むろん政治屋の了解の上で。

政治屋に陳情すると、裏金を要求してくる。これも大金である。裏口入学や裏口就職もスゴイ金額となる。議員一人当たり血税が1億円以上、それに加えて裏金がぼんぼんと入る。政府の官房機密費や自民党の国会対策費もすごい。まさにカネカネの永田町である。財閥と政治屋に殺されるような日本の民衆である。

 

<物価高に泣いている国民は年収100万、150万円>

非正規労働者で泣いている無数の若者や女性労働者を、小泉純一郎が起用した学者が強行した。郵政民営化も。これに反対した亀井静香が近年、小泉と仲良く会食している。政治屋はみなこのレベルであろう。

年収100万円、150万円で生活している多くの民衆は、声を挙げるしかない。沈黙は犯罪である。

2023年12月30日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

ヒトラーは政治的無関心のドイツ国民が誕生させた。イスラエルのネタニヤフもイスラエル国民が選んだ。安倍・清和会も日本国民が選んだ。いずれも民衆が共犯者だ。やくざが跋扈する核汚染ごみ不法投棄事件の房総半島は、公明党創価学会や神道氏子カルト教団だけでなく、傍観者の県民もまた共犯者である。



2023年12月29日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(5029)

本澤二郎の「日本の風景」(5029)

<渡辺恒雄の終わりの始まり?もう終わっている!大野伴睦孫に家宅捜索に打つ手なし>

(読売新聞)自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件は12月28日、東京地検特捜部が前日に続いて国会議員の関係先を捜索し、強制捜査の対象が広がった。「清和政策研究会」(安倍派)から高額のキックバック(還流)を受けた疑いが出ている大野泰正(やすただ)・参院議員(64)。議員会館の事務所が捜索を受けても事件に関して説明することはなく、批判は日に日に高まっている。

 

フィクサー「ナベツネ」を誕生させた大野伴睦、その孫が安倍・正和会裏金疑惑の2番手として、議員会館事務所などが家宅捜索を受けた。ナベツネの読売新聞も、それを正直に報じた。泉下でツネの恩師・宇都宮徳馬が「ツネは終わった」と評した!

日本を代表する通信社は、以下のように記事にして全国の地方新聞に配信した。

(共同)自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で東京地検特捜部は12月28日、大野泰正参院議員(岐阜選挙区)の東京・永田町にある議員会館事務所など関係先を家宅捜索した。

 

<言論界は覚醒・再生するか=権力宣伝から権力監視へ>

「チケットを売ってお金をバックする。政界では文化」との清和会のドン・森喜朗の本心を記事にしたのは週刊新潮だった。同誌は

また、2008年の暴力団組長の誕生ゴルフコンペに小林旭、細川たかしら芸能人が参加していた、とも公表している。

国民の知る権利を代表してきたのは週刊誌だった。

政治とカネは永田町の文化、カネのキックバックも文化と信じ込んでいる政界に倫理観はない。不正と腐敗に汚染された権力の中枢である。民主政治も形無しではないか。

 

小選挙区制下、金を使えば誰でも党の公認が取れる。即当選して金バッジをつけると、世界一の報酬を手にすることができる。しかし、それに満足しない自民党などの国会議員は、利権あさりに狂奔する。それに喜んでお付き合いする霞が関の官僚群も。

派閥の大将と参謀ら幹部連は、権力闘争と、金集めには派閥の構成員に党員集めと金集めを競争させている。当選した議員は、派閥の階段を這い上がるため、金集めに秘書のおしりをたたいたりして休む暇もない。「今だけ金だけ自分だけ」の政治家ではない政治屋ばかりの永田町でいいのか。

 

そこに首を突っ込んで、あれこれと知恵を授ける政治記者。派閥記者も因果な商売である。改憲軍拡と核兵器開発を想定した原子力発電所推進の、A級戦犯の岸信介に仕えた正力松太郎の読売と日本テレビの頂点に立ったナベツネ。そのスタートは、左翼運動を投げ捨てて、右翼暴力団の児玉誉士夫に従った。

ロッキード事件では、自民党幹事長の中曽根康弘と共にあやうく引っかかりそうになったが、二人は運よく逃げて児玉が失脚した。ツネの前任政治部長・多田実が筆者に打ち明けた秘話である。

 

昨日、念のため読売・日本テレビの元幹部に確認の電話を入れてみた。彼はツネと元NHK会長の海老沢勝二の関係に触れた。在京政治部長会で名刺交換した記憶がある。公共放送のNHKを安倍広報にしたツネと協力した人物との指摘は、そして20年も安倍の下に、安倍好みの女性記者を侍らせたこととも関係しているのか。

 

<日本記者クラブ・日本新聞協会の組織をリベラル体質に改革>

もう10年近く所属する日本記者クラブに足を向けていない。理由は公平公正な日本記者クラブの運営が、ツネの意向で動かされていることを確かめたからである。改憲軍拡を良しとする風潮は、ツネの実績であると断じたい。自民党内閣を監視するどころか、腐敗を助長させている。ツネに引きずられる記者クラブと新聞協会を、国民の手に戻すことが不可欠である。憲法に恥じない体制にしよう。

2023年12月29日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年12月28日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(5028)

本澤二郎の「日本の風景」(5028)

<与党裏金事件・議員会館捜索!それでも地方袖ヶ浦市は核汚染ごみ事件にそっぽ、お祭り気分に批判続出>

自公独裁に幕が降りようとしている永田町など無関係とばかり、やくざ系自民国対委員長が率いる千葉県袖ケ浦市は、再選したばかりの市長が「自分と家族を祝ってクリスマスに巨大なミラーボールツリーをを設置した」と評判になっている。

称して「そでがうらウインターフェスト2023」。市が地元観光協会と共催という触れ込みだが、地元市元幹部は「大金のほとんどは市の税金。再選したばかりの市長の幼子を想定した贅沢なキンキラキン行事。カネはない。観光客もいない袖ヶ浦市のでたらめすぎる税金泥棒との批判も当然だ。2024年の市議会で追及されるだろう」と強く反発している。

「地元の新聞・千葉日報は、2面のトップ記事として大宣伝。12月23日の夜に撮影した誰も見たこともないカラー写真を掲載した。まるで協賛記事だ。多くの市民は知らない。新聞を見て知った。再選したばかりの市長にあきれる」とも批判している。

 

<肺がんで3人もなくなってる林・高谷地区住民の怒り>

この市長は、再選選挙戦ではやくざ系代議士と一緒のポスターを市内全域に大量に、しかも数か月前から貼り付けて、対抗馬なくし作戦に徹した。「対抗馬が出れば再選できなかったのではないか」との声も市民の間から聞こえてきている。それにしても、物価高と悪戦苦闘している市民が、クリスチャンばかりとは限らない。「クリスマスを悪用したような市当局の、まるで税金泥棒のようなイベント行事」に批判は止まらない。

特に袖ヶ浦市の山間部の林・高谷地区住民や水田耕作者、小櫃川汚染河口で漁師をしている市民、さらには全市民の命の水道水汚染問題を追及している市民の怒りは、尋常ではない。

核汚染ごみ事件や、解体業者の日高金属からの汚染水事件を追及している住民の怒りは、当然のことながらすさまじい。高谷・林地区の対策責任者の御園豊さんらは「千葉日報を見るまで気付かなかった。腰を抜かすほどびっくりしている。もう3年前から本格的な水と土壌を検査してほしいと環境部に掛け合ってきたが、彼らはカネがないといって、いまだにしっかりした調査をしてくれない。カネがないは嘘だったことがミラーボール問題で判明した。我々の目の前では、日高金属の汚染水・産廃業者・ワコーの核汚染ごみのことで頭がくらくらしている。それでも市は調査をしようとせず、問題はないと市長も逃げている。核汚染ごみ現場周辺では、既に3人の住民が肺がんで亡くなっている。ほかの住民の多くが、大腸ガンなどのために手術をしたり、病院通いをして泣いている。1日も早い行政の対応が求められている。原状回復と病に臥している住民の命を救済するために、市当局は全面的に取り組む責任がある。警察に告発して業者を逮捕する責任を、なぜ放置・放棄して、すべてをやり過ごそうとしているでたらめな市政に全面的に対決する」と住民の怒りは痛ましく、想像を絶するものがある。

 

<木更津署生活課の松島警部補?も取り締まり拒否>

市民の命と健康が脅かされる事態が発生すると、いち早く警察が動く。民主政治のイロハであるが、千葉県警も木更津署もそうした当たり前の法的義務を果たそうとしない。住民の偽りのない認識である。核汚染ごみ事件を県警本部や千葉県庁に提出した林区の役員は、一向に動かない警察に不信感を抱いている。

 

日高金属の汚染水は、素人が見ても判る写真を提示して、木更津署生活課の松島課長に調査の依頼をしてきたのだが、2022年2月14日午後5時30分に住民を呼びつけて、責任者の松島は「解体業の水質についての基準がないので取り締まることは出来ない」と逃げの回答してきた。このような場合、即座に調査するのが生活課の任務だが、千葉県警木更津署はそうしなかった。

 

やくざ(犯人特定)による「木更津レイプ殺人事件」についても、同署は告発状を突っ返すという暴挙を、平然と告発者の面前で行った。法律違反だ。徹底追及をする理由である。

ついでにいうと、犯人は創価学会関係者。政治の圧力に屈したとみて、今後も追及をやめることはない。やくざと連携する千葉県警と木更津署のドブさらいは、天命といえるだろう。

 

<台湾韓国にも劣る日本の行政と検察捜査機関>

話しを変える。韓国の捜査機関のみならず、台湾の捜査機関もすごい。台湾では、現在総統選挙が繰り広げられている。読売の現地報道によると、市議会の議長選挙の不正を追及するだけではなく、廃棄物の不法投棄事件にも検察は斬りこんでいる。以下の記事を参照してもらいたい。

 

(頼氏は今年1月、市長や市内選出の立法委員を引き連れ、党員向け集会で深々と頭を下げた。市議会の正副議長を選ぶ投票で民進党市議による買収があったとして、検察の捜査が進んでいた。その前月には市内での廃棄物の不法投棄で計100億円近い利益を得たとして、元党中央執行委員の会社が摘発された。政権が進める市内の太陽光発電事業で企業との癒着も明るみに出た。)

戦後78年、それでも米国の属国!沖縄・玉城知事に続け!

(産経)米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、国が移設に反対する県に代わって工事の設計変更を承認する「代執行」に向けた訴訟で、同県の玉城デニー知事が27日、承認を命じた福岡高裁那覇支部判決を不服として、最高裁に上告したと明らかにした。逆転勝訴しない限り工事を止めることはできないが、玉城知事は「最高裁で判決の問題点を明らかにし、多くの県民の願いを訴える」と述べた。

2023年12月28日記(政治評論家)

沈黙・無関心は犯罪の共犯者である

2023年12月27日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(5027)

本澤二郎の「日本の風景」(5027)

<金庫番・会計責任者(秘書)と議員は一体=火の中水の中>

永田町では「世紀の大捕物」が始まっている。この10年の間、血税を自由自在に操って大きな腹を膨らませてきた安倍・清和会の4人の幹部(松野博一・高木毅・塩谷立・世耕弘成)が真っ先に東京地検特捜部の事情聴取を受けた。

安倍の懐をよく知る最側近の女性記者や財務相経験者にも、捜査の手が伸びるか注目されている。「事情を知って安倍が激怒」といった捏造報道も浮上し、捜査を混乱させる動きも。

 

かつて「国会議員秘書残酷物語」をエール出版の依頼で取材したことがある。ほぼ100%秘書である金庫番と議員は一体である。ことが起きれば「秘書が」という合唱が議員の側から起きてくる。

秘書に犯罪事実を請け負わせて議員は「生き残る」ことになっている永田町方程式。秘書生活は楽ではない。A級戦犯の岸信介の金庫番は「塀の上を歩いて金集めをするものだ」と清和会議員秘書に覚悟を求めていた。本当のことである。

 

政治家・政治屋の秘書は、覚悟を求められる残酷な仕事をこなしている。したがって「いくら国会議員が秘書と口裏を合わせていても、秘書は逮捕される運命にある」よって「捜査はそのことを百も承知しているのだが、官邸の主からの天の声を検事総長は逆らえない」という関係にもある。

古来より「大山鳴動して鼠一匹」が付きまとうことになる。とはいえ今回の清和会捜査は、国際社会も注目しているし、主権者の国民の大半が、政府自民党や公明党維新にまで不信感を募らせている。不支持拡大は事実である。それでも、野党よりのはずの連合の女性会長が、とうの昔に「革新を放棄」したような共産党を嫌って、野党共闘に反対しているため、自民党と岸田内閣を安堵させている。

自民党内の棒倒しも起きないことが、岸田政権を存続させている。清和会捜査にブレーキをかけない理由ともなって、検察陣の追い風になっている。

 

<不記載・虚偽記載を独断では不可能>

はっきりと国民は、現状を理解する必要がある。政治を動かしている原動力は、カネと票である。民主政治がカネで動いている以上、政界にはやくざごろつきがはびこることになる。

 

「木更津レイプ殺人事件」や袖ヶ浦市の「核汚染ごみ」の不法投棄も、ごろつきやくざと無関係ではない。

やくざに狙われた国会議員も逃げまどう。昔の話だが、中曽根派の若手議員が話してくれた。男前のいい彼は、多分銀座の女性と関係していた。するとやくざが脅しまくってきた。下手すれば、選挙で落選するかもしれない。あわてて親分の中曽根の下に駆け込んだ。

 

さすが児玉誉士夫の靴を磨いたとの噂もある中曽根親分は、児玉に直訴した。途端に脅しまくってきていたやくざは、その後姿を消した。例のロッキード事件で沈没した児玉、対して中曽根は首相の座を射止めた。人間の運命は神仏に左右されることはない。余談だが、ロ事件で危ない時、中曽根の金庫番はなんと中曽根地蔵を作って捜査を免れるように祈っていた。女性金庫番はすごいと思ったものだ。今回はどうだろうか。

 

<問われる検察・検事総長のやる気>

「不記載、虚偽記載は、会計責任者との共謀が認められれば政治家も立件対象となる。ただし、共謀の成立には、政治家からの積極的な指示があったか、会計責任者からの報告を具体的に了承していたかを立証する必要がある」と報じられているが、真実は一つ。金庫番秘書と議員は一体である。

火の中も水の中も一緒。政治屋の夫婦仲は、安倍家もそうだったが、壊れてしまうのが普通。政治屋と金庫番は何事も一緒に行動する。会計責任者の独断は、まずありえない。不思議にも女性を信用する議員ばかりである。

 

検察のやる気が問われる永田町捜査なのだ。

2023年12月27日記(政治評論家)

2023年12月26日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(5026)

本澤二郎の「日本の風景」(5026)

<清和会裏金事件で安倍を擁護するけなげなNHK元女記者>

20年もの間、安倍晋三に寄り添って安倍報道に徹してきたNHK元記者が、目下の安倍・清和会裏金事件について「緊急取材」をしたという。誰もが違和感を抱く不思議な「取材」。「官房長官を女房役という。それよりも身近な人物。清和会のことなら足の底から頭のてっぺんまで知っていたはず。あえて緊急取材など必要がない。それでも緊急取材した結果、安倍は派閥の会長になって初めて裏金のことを知って激怒した」とコメントなのか記事なのか不明だが、安倍擁護に狂奔しているという。

泉下の安倍に代わって「感激する晋三」の様子が見て取れる。戦前戦後を通して最低の元首相ではないか。最近の朝日新聞は、統一教会事件では逃げまくったが、今回の清和会事件では、特ダネを連発しているとネット情報で伝えられている。大歓迎だが、まさNHK元記者の安倍擁護論を受け入れてはいないだろうと信じたいのだが。

 

<安倍は保守ではない。A級戦犯・岸信介の亜流の極右>

最近の朝日分析の中に「安倍は保守」と決めつける向きを見つけた。改憲軍拡によって、この国を危うくさせ、挙句の果てに日本の内外政を破綻させた安倍政府、それを支援してきたNHK!こう総括できるだろう。

1972年から自民党派閥政治を、それこそNHK元記者のように見聞してきた反骨ジャーナリストの目には、安倍内閣をA級戦犯の岸信介亜流政権と断じることができる。保守の保守、すなわち戦争体制構築の極右である。

極右片肺内閣が安倍晋三内閣の心臓である。

 

<宏池会の護憲リベラルが健全な進歩的保守>

非戦の平和憲法を擁護し、尊重する義務が公僕である公務員に課せられている。これこそが健全な保守である。これに進歩的寛容さを備えた護憲リベラルこそが、日本丸の安全航海を約束するものである。いうまでもなく集団的自衛権行使という安倍自民党と公明党創価学会の立場は、護憲リベラルを大きく逸脱している。極右政党である。

ヒロシマやナガサキなど、さらにフクシマの教訓を放棄した岸内閣以来の核利用の原子力発電所は、ドイツのように直ちに廃炉する必要がある。原子力マフィアが存在するような現在の政府は、保守的ではない。危険すぎる極右勢力であって、A級戦犯の岸信介の亜流そのものである。

以前から左翼陣営が反動と厳しく指摘している理由は、極右の自民党に対する対抗軸として位置づけてきた。田中・大平内閣の72年の日中国交正常化に反発したのは、岸・福田の清和会勢力と配下の右翼暴力団の街宣車のみだった。

護憲リベラルの大事な理念は、寛容であるという点である。権力主義や暴力を否定する。根底に人間性・ヒューマニズムが存在する。対決主義は否定する。

 

<ナベツネは左翼から右翼に転向=恩師・宇都宮徳馬は「忘恩の徒」と断じて岸同様に批判し妥協しなかった>

極右は国家主義者である。日本では偏狭な国家主義者として知られる。彼らは「強い国」「軍国主義」にあこがれる。国際紛争に軍事力を利用することにためらわない。財閥とカルト教団と軍閥がまとわりついて、戦前の日本はそれによって破綻した。300万人の若者が亡くなった。二度と繰り返さないために、非戦の憲法が誕生したものである。

 

国民の代表者としては、改憲論者は基本的に否定される存在である。民主主義を否定する「緊急事態条項」を憲法に押し込もうとする現在の自民・維新は、平和主義に違反する勢力といえるだろう。左翼から右翼に転向した有名な人物は、読売新聞グループを統括する渡辺恒雄。彼は恩師の宇都宮徳馬を裏切って、岸・中曽根康弘や右翼暴力団の児玉誉士夫に食らいついて、今日の地位を築いた。

 

平和軍縮派の巨頭・戦闘的リベラリストの宇都宮は、何度もナベツネを「忘恩の徒」と断じて、岸同様に批判し、許さなかった。

自民党を支える神道カルト教団「神社本庁」とカルト統一教会に公明党創価学会、さらには笹川ギャンブル財団と軍国主義にまとわりついている財閥が、憲法の平和主義に襲い掛かっている今日である。しかし、民衆は戦争を断固として拒絶する。改憲などは論外である。

そして今「雌鶏が鳴くと国滅ぶ」という故事も、永田町に吹き荒れていることに留意したい。検察の正義が本物であることを、今は信じたい。

2013年12月26日記(政治評論家)

2023年12月25日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(5025)

本澤二郎の「日本の風景」(5025)

<天下に名をとどろかせた2023年千葉県房総半島12選挙区>

もう3年ほど前からか。「木更津レイプ殺人事件」など千葉県警と木更津署の腐敗問題を遠慮しながら取り上げてきたが、2023年の師走も終わりに近づいて見ると、その他の事件発覚も大っぴらになって、風光明媚と喧伝されてきた房総半島は、石川県の能登半島など軽くいなして、その名を天下に轟かせるようになっている。

今もYouTubeでは、安倍の側近中の側近の高市早苗の放送法がらみの恐ろしい闇を、徹底的に追及した小西洋之の活躍を見ることができる。一方で、消費税を引き上げて国民から叩かれてきた野田佳彦と安倍の仲など千葉県の政治家・政治屋の話題が次々と表面化してきた。千葉12区の話題も。

 

<君津に次いで袖ヶ浦水源地に埋設された核汚染ごみ事件>

しかし、人類や地球破壊の元凶である核汚染ごみが、袖ヶ浦市に不法投棄していた事実を暴いた、住民の不屈の戦いについて、これらを本ブログで数年に渡って執拗に報じられてきた点が、国政レベルでも注目されるようになってきた。快挙である。

真の敵は原子力マフィアに違いない。「もんじゅ西村謀殺事件」と共通している。こちらは遺族の西村トシ子さんが20年以上かけて、自殺に見せかけられた夫の遺品を返せ、なぜ隠すのかと執拗な闘争を原子力機構と繰り広げている。

また君津市の水源地に東洋一の、新井という産業廃棄物処理場に、311の宇都宮市に積もった膨大な核汚染ごみが埋設されていた事件に次いで、袖ヶ浦市林・高谷地区の水源地にもワコーエコテック(木更津市に本社)というやくざ系の産廃業者が、これまた森林法違反の上、大量の311のフクシマ核汚染ごみを大量に不法投棄されていたことが、地元の住民の調査で発覚し、いま業者は雲隠れしている。それをよいことに袖ヶ浦市も千葉県庁も、隠蔽に必死となっていることも判明してきた。

 

「水源地に核汚染ごみ埋設」などということは、人間であればいかに悪党でも手を出せないだろう。しかし、房総半島はやくざが跋扈する無法地帯で、警察も無力化している。水脈は半島の隅々にまで及んでいる。いずれ生き物は住めなくなるだろう。それでも利権・金目当ての悪魔人間が、半島に住み着いていたことを証明した。それでも本体のフクシマは、核汚染地帯として温存し、継続させられている。棄民そのものである。極右片肺内閣は、引き続き原発大国を推進している。

 

<文春にも報じられたやくざ系代議士の自民党の国対委員長>

房総半島には、やくざ代議士(浜田幸一)の倅と運転手が、衆参議員として現在も存在している。A級戦犯の岸信介内閣には、右翼暴力団の児玉誉士夫や笹川良一が政権の番犬を務めていたことは有名である。極右とやくざは一体関係にある。

最近、週刊文春の記事と写真によって2代目も父親の人脈を継承している事実が証明された。岸田内閣はその問題人物を防衛相に起用し、週刊誌が報じると、防衛相を更迭したものの、今回の清和会の事件で、なんと松野博一の後任官房長官に起用しようとした。結局のところ、問題の軍拡予算案を強行するために、こわもての国対委員長として起用した。「やくざの力で悪しき政策を強行する考えだ」と野党国対は戦々恐々としている。

 

<「防弾チョッキのひだかたけし(樋高剛)」が正義の挑戦!>

ハマコーにも大石千八や山村新治郎、渡辺一太郎、後藤田正晴ら天敵が沢山いた。目下、千葉12区の選挙区にも天敵が現れ、安房君津郡市の有権者を喜ばせている。

中選挙区制の時代には、反浜田の千葉三郎・水田三喜男・中村正三郎・森美秀がやくざを封じ込める布陣を敷いていた。自民党千葉県連内にも反やくざ系の議員も少なくない。

 

一躍、樋高剛に注目が集まっている。彼は防災と環境問題に明るい。既に小櫃川の水を守る会や袖ヶ浦の核汚染ごみ事件についても真相をつかんでいる。小沢一郎も側近を袖ヶ浦や君津に派遣して、やくざ退治の姿勢を見せている。

樋高面接の際、失礼ながら「防弾チョッキを着けて戦えるか」と詰問してみた。彼は「もちろん」と即答した。先日房総の最南端で5年ぶりに骨休めをしたとき、一般道を車で移動してみると、館山の千倉や鴨川の長狭などで樋高のポスターを目撃した。むろん、君津や木更津、袖ヶ浦などでも。樋高の駅前の「朝立ち」は早くも注目を集めているようだ。

 

<自民は神道氏子カルト教団+公明党創価学会カルト教団と対決>

自民党の支持率は急落している。30%を軽く割ってしまっている。公明党も池田大作が逝って、老人党員の足腰は極端に低下している。ただでさえ平和の党から戦争党に変節して、党員の不信は強まっている。自民党の本体は「神社本庁」の神の国という21世紀において原始をさらけ出しており、戦後教育を受けた市民を納得させることは不可能である。

ロシア・ウクライナ戦争もイスラエル・パレスチナ戦争も、いわば宗教戦争そのものである。人間の殺し合いを容認する残酷さが、宗教にまとわりついている。靖国神社の「英霊」とは、そうして殺害し、殺害された悲劇の若者を祀っている。

政治と宗教は、いま戦争と宗教といえるだろう。したがって、武器弾薬に狂奔する浜田に対して樋高に軍配が上がるだろうと思えてならない。

歴史は動く。房総半島にもようやく春の陽光(民主主義の再生)を感じ取ることができる。原子力マフィアの牙城である清和会崩壊も、国民は目の前に迫っていると感じられる。

2023年12月25日記(政治評論家)

2023年12月24日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(5024)

 

本澤二郎の「日本の風景」(5024)

<袖ヶ浦市の核汚染ごみ不法投棄現場周辺13戸の健康被害=3人死亡、8人手術、1人入院(2017年から2023年)>

この国は壊れている。中央も地方も。石破茂がラッパを吹いてきた「地方創生」は何だったのか。千葉県袖ヶ浦市のフクシマの核汚染ごみの不法投棄現場周辺(陣場台のワコーエコテック・本社木更津市)の林・高谷地区の13戸の家から、既に3人が亡くなっている。うち2人(高谷)は現場近くの畑で牧草を栽培していた酪農家。夫が2020年に肺がんで死亡、翌年妻が同じ肺がんで。2017年から2023年にかけて、健康被害が多発していることが判明した。

<前選管委員長ら住民調査に市も県も逃げる無責任>

現場の陣場大台周辺には、君津郡市の40万市民の水道取水源の小櫃川に注がれる水源地・松川の清流が流れている地区としても知られる。房総丘陵の一角を占める風光明媚な山間地帯で、12戸が畑と山林を糧にして生活してきた。いわば桃源郷のような場所。67歳で胃がんで亡くなったY宅の妻の家は、ワコーエコテックという産廃業者が違法埋め立てた場所と近い。山林法違反の埋め立て面積は6万ヘクタール。そこにおよそ60万㎥の膨大な有毒・危険な物資を埋め込んで、表面を瓦やガラスなどの粉砕したもので蓋をかけてある。そこから放射能が噴き出て、半島全体に飛んでいる。

もともとは9年前に「太陽光発電」を建設すると山林所有者と約束して始まったものだ。むろん、住民を説得するための口実でしかなかったのだが、そこから地元の区長らが市や大企業から借りてきた放射線測定器で測ると、針が大きく動いた。もう数年前のことだ。

現在も、フクシマから300キロ離れている房総半島や山梨県など首都圏には、放射性物質が大地や樹木に付着している。したがってシイタケ栽培農家は、森林組合の指導を受けて、地元の木の使用を禁じている。森林組合の役員をしていた選管委員長が、念のため、市から借りてきた測定器を使って、深刻重大な事件が発覚した、

問題の大きな違法盛り土を掘削して、しっかりとした放射線を測定しようと業者に提案、いったんは了解したものの、その後は逃げまくっている。住民は「フクシマの核汚染ごみを大量に不法投棄したもの」と断定し、市と千葉県に掛け合っている。どっこい、この二つの行政機関も、あれこれと屁理屈をつかって、ワコーエコテック犯罪を隠蔽しようとしていることが、最近になって確実に分かってきた。

筆者は、フクシマ放射能事件や「もんじゅ西村謀殺事件」の取材から、背後に「原子力ムラ」の存在を認識した。チェルノブイリなど国際的に活躍してきた被ばくジャーナリストの助けも借りて、現在は核問題の権威者である小出裕章の「原子力マフィア」だと認識すべきだろうと判断している。A級戦犯の岸信介や読売新聞の正力松太郎、渡辺恒雄らの原発利権に巣食う悪しき輩の国家的悪魔組織の存在が見て取れるだろう。最近、衆院議長をやめて亡くなった細田博之、裏金疑惑で経産相を辞任させられた西村康稔ら経産省や文科省・電力・電気など財閥グループが、闇の組織を動かして新聞テレビを操っている。

<肺がん・胃がん・大腸がんが目立つ!近くの日高金属は汚染水を松川にたれ流す中国人経営企業>

地図を開くと、ワコーエコテックに囲まれるように北東方向に100メートルから300メートルの距離で12戸の住宅が建っている。養鶏場もある。森林法違反を強行した時点で、なぜ市や県は阻止しなかったのか、不可解である。当初は埋め立て資材に「白い粉塵」を1年も投げ込んでいた。住民は「アスベストか」と市に直訴していたが、それでも市は動かなかった。現在では、放射能測定器の数値から「フクシマの核汚染ごみ」と断定して間違いない。何度も活字にして書いてきた。

筆者は「木更津レイプ殺人事件」を捜査しない千葉県警と木更津署の実態から「やくざが跋扈する房総半島」という不条理な風土を確認した。この恐ろしい風土が災いしたものと推認できる。元千葉県警のマル暴刑事Kが、木更津市内のやくざと賭博をして歩いていたことも判明している。県警をやめると浜田幸一の配下となって、君津市議会の議長までも歴任、彼の息子が「ダンプカー80台をフクシマで動かしていた」という信じられない事実も分かってきた。

数年前からワコーエコテックは、木更津市内の本社に巨大な産廃処理場を建設したことも、周辺の市民を驚かせている。陣場台周辺住民の健康被害は、肺がんや胃がん、大腸がんが目立つ。それでも、市も県も動こうとはしない。「千葉県の地方創生」の恐ろしい実績であろうか。声もでない。日本国民であるあなたはどうか?

2023年12月24日記(政治評論家)

2023年12月23日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(5023)

本澤二郎の「日本の風景」(5023)

<安倍・清和会と日本会議政治が継続する岸田内閣の超軍拡大借金戦争予算案に悲鳴を上げる民衆・平和国民>

国も地方も腐敗してしまっている2023年もあとわずか。倒産する中小企業と仕事を失う非正規労働者の群れと円激安とゼロ金利による超が付く物価高に泣く民衆の日本か。安倍・清和会のツケ回しを愚直に推進する岸田内閣は、112兆円という子供世代にツケ回しの超軍拡予算案を昨日、閣議決定した。

極右片肺内閣のツケはあまりにも大きい。大きすぎる。1%の死の商人たちは笑い転げているが、主権者を欺く安倍・清和会と背後の闇組織・日本会議の野望の大きさに識者や事情通は、腸が煮えくり返っている。

 

<野党を脅しまくるやくざ系国対委員長起用で強行か>

まるで戦前のような戦争予算案を強行できるだろうか。岸田の編み出した知恵は、やくざ系国対委員長の起用で対応するという。もうこのことだけでも、超軍拡日本つぶしの予算案であることを、内外に知らしめている。袖ヶ浦市の前選管委員長の御園豊サンは「みっともない。岸田がこの調子だから地方の首長も議員も、ひたすら利権あさり。いい候補が出ないで、やくざ系ばかりだから投票率は上がらない。こんな日本にした自公政治を終わりにしないと、本当に日本はつぶれる」と元宏池会議員秘書らしい批判をしている。

 

この際、野党国対委員長に忠告したい。清廉の士でないと国対は務まらない。やくざに脅されるような議員は、国対を遠慮すべきである。本気で指摘しておきたい。例えば、千葉県の安房君津郡市の選挙区である千葉12区の野党候補は、候補者を一本化しなければならない。野党統一候補であれば、やくざ系候補を打倒できるのだから。

 

<清和会の古だぬき・森喜朗は雲隠れ!>

小泉純一郎や安倍晋三の後見人で知られる腐敗の権化との評価が定着している森喜朗が「姿をくらました」と永田町で話題になっている。東京五輪疑惑においては、森もIOC攻略に血税である官房機密費を使用し関与した張本人の一人だ。当時の官房長官・菅義偉も関与している。

目下、靖国参拝派の小泉が「岸田打倒」の音頭を取り始めた。「倅の小泉進次郎が50歳になったら首相にさせる」とほざいたということも明らかになった。日本政治を引き続き清和会と日本会議で仕切っていくという、実に大それた考え方の持ち主なのだ。

日本国民もよほど馬鹿にされたものか。

 

<検察の清和会捜査の手抜き許さず>

注目は、正月を挟んだ東京地検特捜部の捜査の行方である。清和会の金庫番逮捕という雑魚狙いで打ち止めすることはないだろうが、仮にその程度では世論が納得しない。事務総長経験者の全員逮捕でなければ、到底納得できない。

「手抜き捜査であれば検察庁に殴り込みをかける」という市民活動家も少なくない。「清話会崩壊に突き進む捜査でないと国民の怒りは収まらない」ことは言うまでもない。

検察の落としどころはどこらへんか。法務大臣が二階派に所属していたことが発覚した。法律家は「既に政治屋と訴訟取引をしている」と警戒を強めている。

野党の国会追及の行方も注目される。維新と国民民主党の日和見主義にも監視が強まっている。「真っ当な捜査であれば、清和会全員を逮捕するようでないと、この国の右翼片肺内閣は崩壊せず、このまま日本は地獄へと突き進む」との厳しい指摘も。

 

<台湾独立派闇送金疑惑の解明も不可欠との声も>

公安サイドの視点は、安倍と実弟の岸信夫兄弟と台湾独立派の蔡英文総統との深い仲とそこから派生する闇の送金ルートだという。

官房機密費ルートと清和会ルートが指摘されている。合わせて韓国・統一教会本部との闇送金ルート?にも注目されているという。「警視庁公安部の動向も」というのである。

森喜朗から始まった清和会・神道日本会議政治は、小泉と安倍を経て菅と今の岸田へと継承されてきている。日本最悪の自民党派閥の行方は、日本の将来に決定的な影響を与えることになろう。

2023年12月23日記(政治評論家)

2023年12月22日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(5022)

本澤二郎の「日本の風景」(5022)

<政治家のいない自民党=官房長官にやくざ系起用を固辞され、国対委員長で野党を畏怖する岸田策略に批判殺到>

永田町に「昭和の妖怪」が徘徊するようになって大分経つ。とうとう政治家らしい政治家が姿を消した。護憲リベラルの宏池会も清和会に屈し、政権を担当したのだが、やってることは岸信介の孫と同じ。ついに検察が世論の怒りに押されて、闇の裏金資金を暴くため、安倍の清和会と安倍を支えた二階派にガサ入れするという事態に発展した。

清和会幹部をつぎつぎと辞任させたことは当たり前だが、その後釜がいない。官房長官に、なんとやくざ系代議士起用を考えた岸田文雄人事に驚かされた。以前の防衛相時代に記者会見で窮した御仁だから、当然のことながら固辞した。しかし、岸田はあきらめなかった。今度は「こわもての国会対策委員長で野党を畏怖して、次世代にツケを回す大規模な予算案を強行成立させて解散しようとしている」という電話が、核汚染ごみで泣かされている袖ヶ浦市の住民から連絡してきた。

 

12月20日は、5年ぶりの骨休みにと、房総半島の最南端のホテルで、夕食を取っていた。「岸田の脳は完全に狂っている。国対に起用した。自民党崩壊を印象付けている」と電話の主は叫んでいた。頷ける情報である。

 

<大平内閣と真逆の対応に断末魔の姿を露呈>

岸田内閣を眺めていると、左翼人士は納得できないだろうが、元々の宏池会政治のまともさを強く印象付けられる。ワシントンとの関係でも「日本属国」の印象を強く受けることはなかった。国内政治も、民衆をいじめる政策などなかった。現在のインボイスやマイナンバーカードという国民監視の悪政など想定もされなかった。宏池会の大平内閣の時、ロッキード事件に絡んでやくざ代議士の米ラスベガスでの150万ドル賭博事件が発覚した。

大平は悩んだ末、行動的な側近の田中六助を起用して、やくざ代議士を議員辞職に追い込んで、事態を収拾させた。岸田と大平の政治姿勢・政治倫理の落差は、あまりにも大きい。

「岸田は何か握られてるのではないか」との疑惑も浮上している。防衛相更迭は、週刊文春がやくざとの深い仲を印象づけた写真を大きく報道したからだ。「ワシントンの要求か」との見方があったらしいが、これは確認が取れない。ただ、ワシントンのリベラリストは、依然として戦前派政治に警戒心を抱いてきている。

 

<大丈夫か?野党の国会対策>

やることなすこと、岸田の手口は裏目に出ている。民衆の政治不信が頂点に達してしまっているせいだ。

相変わらず日銀の植田は、円激安のための異次元金融緩和を強行して、国民に物価高を押し付けている。マイナ保険証に切り替える国民監視政策にも特化している。中小企業いじめのインボイスを強行して恥じない。戦争体制への布石か。

 

野党の国会対策は確かに弱すぎた。それは維新や国民民主党の「自民党化」が災いしている。連合の右傾化とも関係している。

しかし、政治の主導権は無党派層が握っている。与野党の組織票ではない。いま「山が動く」政治風土に一変している。

野党が一本化すれば、自公維は怖くない。比例して、野党国対も気合が入ってきている。

 

政治とは正しい文化、すなわち正義にこそ大義がある。そこに国民の安心安全が保障される、いい政治が生まれる。「憲法を尊重し擁護する責任が政治家に課せられている」ことに対して、真正面から向き合える政治家による政治でなければならない。2024年を政治大改革の年にするしか、国民は納得しない。

清き一票が生かされる選挙制度に改革しなければ、主権者の政治不信が解消することはない。いわんや小選挙区制下の不浄な政治屋起用の政府や自民党であっては、国民は断じて納得しないだろう。

国民に信を問うしかない。野党が結束すれば、政権を交代させられるだろう。確実に!

2023年12月22日記(政治評論家)

2023年12月21日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(5021)

本澤二郎の「日本の風景」(5021)

<清和会崩壊の元凶=郵政民営化で大穴を開けた小泉純一郎が偉そうに岸田文雄をバッサリ!>

師走のあわただしい12月19日、清和会の元首相で安倍晋三を後継者にした小泉純一郎が、山崎拓・亀井静香・武部勤と忘年会を兼ねて銀座の日本料理店で会食し、そこで「岸田では選挙を戦いぬくことは出来ない」と発言し、岸田退陣を呼び掛けた。岸田後継者が現れないことへのいら立ちなのか。一方で「よくも偉そうな口を聞けるな」との反発も聞こえてきているという。

 

<森喜朗は神道カルト「神の国」と五輪大疑獄の元凶>

清和会の森、小泉、安倍の歴史認識と安保外交政策が、この国を危うくさせてきたことは、まだ記憶に新しいことである。10年余の日本沈没を裏付ける危機的データが裏付けている。

森は、亀井らの談合で政権を手にした無能政治家で、岸信介の信奉者でも有名だ。岸の反共別動隊の青嵐会の有力メンバーだった。

その一方で、極右・日本会議を構成する神道政治連盟を率いてきた。戦前の侵略戦争の精神的支柱で知られる「国家神道」を、戦後もずっと信仰してきたことから、A級戦犯に対して違和感を持たないで今を生きてきている。戦後の民主教育を受けた日本人には理解できない悪徳政治屋だ。

運動部出身は五輪利権にも食らいつく。甘すぎる検察捜査ゆえに救われてきたもので、真実は五輪大疑獄の元凶とみられている。

 

<小泉は靖国参拝でアジア諸国との信頼関係をぶち壊す>

神道カルト教団は、海外から戦争神社として現在も警戒されている靖国神社の国家護持に、森の後継者の小泉は靖国参拝を繰り返し強行した。政教分離の憲法に違反したものである。

その結果、1972年に田中内閣が実現した中国など、アジア諸国との信頼関係を根幹から壊した張本人であろう。警戒する隣国の軍拡に火をつけた点も忘れるべきではない。

反射的にワシントンのポチをとことん演じることになる。かくして郵政の民営化を強行。いま郵政の大穴を開けていることが、密かな大問題となっている。

極右の面々は評価しているが、民衆は岸の孫である史上最低・最悪の安倍を、首相の座に押し上げた小泉の責任を決して忘れることはない。

 

<安倍晋三は自衛隊参戦法と統一教会カルト事件>

岸の清和会政治の戦略は、この3人の首相の軌跡を追いかけるとよく見えてくるのだが、こうした不条理を新聞テレビは決して報道しない。特にNHKが公共放送の座を捨てさせた犯人は、安倍と菅義偉である。安倍が電波監視に特段の狙いを定めた成果である。

安倍クーデターの勝因は、NHKを内閣の広報機関に格下げした、そのためであると断罪できる。

安倍が憲法違反の自衛隊参戦法を公明党創価学会を巻き込んで強行した原動力は、NHKを配下にしたことである。NHKを政府の世論操作にとことん悪用したためで、この10年のNHK史は最悪の状態に追い込まれた。

人々は口を開けば「NHK解体論」を叫ぶ。英国のBBCの足元に及ばない。国民の政治不信が、今ほど起きなかった理由である。NHKは、なんと男性ではなく女性記者を安倍に侍らせた。それも10年もの間、安倍の小間使いのように提供した。これに新聞テレビは批判さえしなかった。前代未聞の珍事だろう。

 

安倍が銃殺されて、初めて統一教会事件が発覚した。現在も、政府自民党はカルト教団との関係を完全に切り捨てたわけではない。

 

昨今の著しい国民の政治不信は、清和会政治においてほとんどすべての政策が、国民ではなく1%死の商人やワシントン向けであることが判ったことが大きい。核汚染水垂れ流し、房総半島を核汚染ごみのごみ溜めにしたこととも関係があろう。小泉の責任は重く、岸田排除の権利はない。

2023年12月21日記(政治評論家)

2023年12月20日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(5020)

本澤二郎の「日本の風景」(5020)

<岸田さん!どこ向いて仕事してるの?=真紀子節健在>

「震えあがる森喜朗や萩生田光一ら、高市早苗は?」といったささやきが聞こえてくる永田町。安倍一強時代に慣れきって「我が世の春」を謳歌してきた清和会の懲りない面々は、それまでのうっぷんを晴らしたいという感じさえ与える強力な検察捜査陣に震えあがっている。清和会事務総長や元事務総長の官房長官、経産相らが雁首をそろえてすごすごと引き下がる様子に、反発の声一つ挙げられない無様な姿を、ただひたすら息をのむばかりの、主を失った安倍派の面々に、首相の岸田文雄もあっけにとられている。

さっそく毒舌家で知られる田中真紀子が姿を見せ「総理はどこを向いて仕事をしているのとか」と一括。

岸田は「はい、財閥・日本会議です」とか。2024年は一大政治改革の年である。民衆が納得する選挙制度に決着をつけて解散するしかない。主権者は、ごろつきや世襲を排除しなければならない。

 

<答えは=財閥・日本会議+カルト教団の指示待ち?>

護憲リベラルの宮澤喜一内閣が誕生したその日に「総理大臣・宮澤喜一」(ぴいぷる社)本向けに単独インタビューをしたのだが、当時、宮澤後援会の青年部長をしていた御仁が昨日、電話をくれた。彼は宮澤の意向を受けて親類先の岸田文雄を面接していた。

「岸田は天下人には向いていない」と一刀両断。案の定、政権を担当した岸田は、安倍晋三と同じように「改憲軍拡論」を放言して、極右・清和会に屈した。そして今、清和会の裏金の一角が検察に暴かれている。昨日の検察の家宅捜索5時間!

岸田はそれでも「ごろつきのような政治屋、改憲を叫んで財閥の裏金にまとわりつく世襲議員を排除する公正な選挙制度を実現する器量などない」というのだ。

 

筆者は、起死回生策は小選挙区制を廃止して、国民の意思が反映する選挙制度にして、その際、企業からの金集めを廃止、違反者は永田町から追放」にすれば、この国の前途に明るさをともせると信じている。政治改革を先行しないと、第二の清和会が生まれるだけである。異常な政治不信を解消できない。

岸田は、極右で反共・カルト教団・日本会議に屈している。断じて

民衆は許容しない。政治と宗教を分離しないと、再び戦争の脅威にさらされかねない。死の商人にまとわりつかれるだろう。

財政法4条は非戦の憲法に準じた規定である。戦争国債NOである。いまの日銀の植田和夫も要注意。国民のための「物価の番人」を忘れている。2%インフレにこだわる馬鹿者であろう。

 

<主権者・国民にそっぽ向きワシントンの属国はNO>

ワシントンの属国として武器弾薬購入に励んでいる岸田は、安倍とそっくりである。ウクライナの戦争支援にも熱心だ。

民衆の声とは真逆ではないか。なぜ戦争をやめさせる外交努力をしないのか。

78年前の歴史の教訓を学んでいない。非戦の憲法に従っていない。憲法違反の悪しき政権ではないか。野党もどうかしている。ガザにおけるイスラエルの虐殺に心を痛めていない。化け物のような岸田内閣に腸が煮えくりかえるばかりだ。

 

<「検察頑張れ」が天の声>

10年前からの一連の安倍事件を継承してきた政権に、大義は全くない。多くの国民は「検察頑張れ」と声援を送っている。徹底した捜査を求めている。「99人を獄に」の思いも理解できる。

思うに、この10年間、検察は清和会内閣に抑え込まれ、息も出来なかった。東京地検の捜査も実績ゼロであった。さしずめ雌伏10年の検察陣は、いま意気盛んと見たい。

世襲政治屋・ごろつき政治屋を目の前にして、大山鳴動して鼠一匹で終止符を打つようでは、日本の前途は真っ暗闇である。

2023年12月20日記(政治評論家)

 

元郵政公社常務理事稲村 公望さんが「これ(郵政民営化の裏で8200億円損失)をなぜ日本のマスコミは報道しないんですか」と発言されています。https://www.youtube.com/watch?v=vH1jVY8Of3A

2023年12月19日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(5019)

本澤二郎の「日本の風景」(5019)

<原子力マフィアに20年以上も挑戦し、屈しない「もんじゅ西村謀殺事件」被害者夫人の西村トシ子さん奮戦中>

原子力マフィアの一角を占めてきた清和会の細田博之が亡くなり、後輩の経産相も裏金疑惑発覚で失脚した。そうだからと言って、この悪魔のような勢力は、太平洋に核汚染水を垂れ流している。今後30年から50年かかるだろう。太平洋の魚を食べられなくなる時間は、そんなに長くかからない。一方で、フクシマの核汚染ごみが房総半島の水源地を汚染していたことも2年前に判明した。住民の決死の調査のお陰である。袖ヶ浦市の住民にも敬意を表したい。

 

さて、国民は福井県の核融合施設「もんじゅ」のナトリウム大量漏れ事故を忘れていないだろうか。原子力機構は収拾するため、幹部の西村成生さんを謀殺し、自殺として処理した、いわゆる筆者の言う「もんじゅ西村謀殺事件」。死体処理や大掛かりな葬儀などから「おかしい」と感じた遺族が、遺品の返還を求めた。ところが、原子力機構は証拠の隠滅を図った。そうして西村夫人の遺品返還の法廷闘争が始まった。

既に20年以上も経つ。なぜか?裁判所が国の立場を擁護する判断に徹したためである。いわゆる原子力マフィアという日本最大で最悪の闇組織が、行政と議会と司法まで牛耳っていることが、ほぼ判明した。

311のフクシマ東電原発爆破大事件にもかかわらず、当時の民主党政権もいい加減、次いで安倍晋三第二次内閣は、危険すぎる原発54基を廃炉するどころか、反対に再稼働させ、岸田内閣に至っては「原発大国」推進に舵を切った。狙いは核兵器開発であろう。核汚染ごみはというと、風光明媚な房総半島の水源地に不法投棄、フクシマの核汚染水は、今年の夏から太平洋にたれ流し始めた。

 

西村トシ子さんの戦いは、原子力マフィアへの徹底抗戦だ。以上が筆者の「もんじゅ西村謀殺事件」の認識である。日本人の反核のうねりは止まらない。ヒロシマ・ナガサキからフクシマへと拡大し、列島に吹き荒れている。第一、日本国憲法は許さない。原子力マフィアの跋扈に隣国を含めて国際社会は、警戒と監視を怠ってはいない。むろん、アメリカン・リベラリストは、侵略戦争の元凶である原始カルト教団(神社本庁)の動向を注視しているといわれる。

高齢の西村夫人の戦いは、平和を願う人類の戦いでもある。

 

<斎場に内閣官房長官梶山静六・衆院議員田中真紀子・通商産業大臣塚原俊平・科技庁長官浦野保興らの花輪=事情を知る人たち?>

恩師・宇都宮徳馬は生前、国際核軍縮議員連盟を立ち上げて、核兵器開発に手を伸ばそうとしていたA級戦犯の岸信介らの野望に厳しく対峙した。

日本の核開発は許されない。アメリカの属国になってもNOである。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマの教訓は、断じて妥協を許さない。核融合など論外である。読売のナベツネが財閥と連携して強行しても平和国民は、断固として許さない。大義は国民にある。その先頭に西村夫人が立って、法廷闘争を繰り広げている。

 

今回の資料の中に葬儀の写真が掲載されていた。官房長官・梶山静六がいる。日本政府を代表していたのだろうが、同時に原子力マフィアの代表を象徴していた。当時、梶山の倅は西村の配下にいた。彼はすでに経産相も歴任していることからも、マフィアの防御網の強さを誇示しているのだろう。となりには田中真紀子も。彼女は科技庁長官を歴任している。この事件の真相を語れる人物かもしれない。

当時の経産相・塚原俊平も。清和会の人間である。原子力マフィアは、やはりA級戦犯グループが中枢を占めている!

浦野が生きていれば、真相の一部を教えてくれただろうに、残念至極だ。

 

<核汚染ごみ不法投棄事件でガン多発=袖ヶ浦市民も連帯>

一時期から風化した反核のうねりは、ここにきて筆者が生活している木更津市や袖ヶ浦市の関巌さんら市民団体、同市林地区・高谷地区の住民の御園豊さん、さらには君津市の東洋一の産廃場付近の住民、小櫃川の水を守る会、シイタケ栽培農家の人たちを中心に復活している。

特に林地区の不法投棄現場近くの住民は、数年前からガンが多発している。既に肺がんなどで夫妻など3人が犠牲になっている。元自民党宏池会議員秘書らの活動に火がついて、反核運動は君津郡市に

広がりを見せている。環境問題の大家・立憲民主党の樋高剛さんも立ち上がって、やくざ系代議士に挑戦状をたたきつけて、政治活動を本格化させ、住民運動家に勇気を与えている。

また、君津市の産廃場には栃木県宇都宮市の核汚染ごみが大量に投棄されていることも最近になって判明し、房総半島の被ばく化を深刻にさせている。以下に西村法廷日程と概要を貼り付ける。

2023年12月b19日記(政治評論家)

 

IMG_20231121_0002.pdf(1.1MB)IMG_20231121_0003.pdf(773.6KB)

もんじゅ西村裁判の次回傍聴のお願い

日  時 : 2023年12月22日(金)16:00〜 

場  所 : 東京地裁  803号

行政訴訟 : 個人情報審査請求棄却取消請求 (第5回) (行政訴訟)

被   告 :東京都

原   告 :西  村 

ブログ もんじゅ西村裁判 :https://4nso9mei.seesaa.net/   ← 最新情報掲示

ブログ・キーワード: もんじゅ・西村裁判、日本の黒い霧

 A. 西村裁判�ー第4回目(2023.11.10.経過報告ー 簡易版)

裁判所が被告に対し・本件請求個人情報 1及び2について 犯罪捜査規範に基づくとどのような具体的規律で保管されてのか  保存期間を明確にしてほしい。・本件請求個人情報 3及び4について 公務文書規程(乙6)の別表第4のどれに当たるかを明確にするように求めました。

上記の1〜4とは1捜査報告書 2実況見分調書 3写真撮影報告書 4死体取扱報告書

B. 裁判の最新記事 Tansa です。

  https://tansajp.org/columnists/10306/

C. もんじゅ・西村変死事件とは 

中央署の公表

1996.1/13 AM 0:30頃、日本原子力機構の大畑理事と西村成生は中央区のセンターホテル東京にチェックイン、AM2:30 頃 FAX5枚を受信、 AM3:00〜3:50 遺書3通を に書き、AM5:00頃、ホテル8F非常階段から転落自殺 AM 6:10頃 機構の大畑理事がホテルの非常階段の側で西村の俯せ遺体を発見,通報した。AM 6:40頃 遺体は救急車で聖路加病院に到着、1995.1/13 AM 6:50 同病院はカルテ作成。死亡確認時の遺体の深部体温27〔℃〕遺体写真、X線写真を記録。

*� 霊安室の西村遺体の損傷は8階からコンクリートに俯せに落下した

    損傷は無かった

*� 法医学による死亡推定時刻を算出すると、

    深部体温27〔℃〕の場合、1/13 AM 0:00以前に死亡となり、

    西村はホテルに宿泊していない計算になる。

*� 中央署はホテルのチェックイン、FAX5枚の受信紙、

    遺書の筆記用具さえ証拠として確保していなかった。

 *� 中央署・荒井は聖路加病院から犯罪の痕跡の残存する

    西村の全被覆、靴 及び所持品の書類に署名、受理した、

    しかし中央署は西村の殆ど遺品を遺族に未返還である。

          (犯罪捜査規範と検視規則違反)

*� 原子力機構が企画実行した葬儀は遺族に請求され支払わされた。

(もんじゅ・西村裁判の会)

2023年12月18日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(5018)

本澤二郎の「日本の風景」(5018)

<岸田の唯一の起死回生策=民意重視の選挙制度改革が鍵>

最新の写真週刊誌フライデーによると、清和会のドン・森喜朗も透析・車いす生活。それでも銀座の高級ステーキ店を利用している。食欲さえあれば生き物は生きる。読売の渡辺恒雄も車いす生活に入って大分立つ。周辺では安倍昭恵の遺産相続問題に次いで、話題を集めているという。

岸田後継についてのマスコミの話題づくりもあるようだが、いずれも信頼できるまともな人物はいない。世襲・官僚・地方議員崩れの「ごろつき政党」に人材はいない。第一、恥を知る政治家がいない。一人として国民に謝罪し、しかる後に「切腹」する者も出ていない。

 

元凶は、国民の声(民意)が反映されない選挙制度にある。「やくざ系ごろつきでも金バッジをつけられる小選挙区制」という最悪の選挙制度で永田町の住人になった、いわば「塀の上を歩く懲りない面々」(ぴいぷる社)で構成されているような政府と議会だからと断罪できるかもしれない。したがって「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)のである。財閥・死の商人のために軍靴の音をかき鳴らし、福祉や教育にそっぽをむくことになる。

 

主権者である日本国民はようやくそのことに気付いた。内閣支持率激減の理由といえるだろう。したがって、民意が反映される公正な中選挙区制にしなければならない。これに岸田が本気で、命がけの政治改革に取り組むことができるのか、これこそが唯一の起死回生策であろう。政治資金規正法の改正は言うまでもないが、おおもとの改革は選挙制度にある。

 

<小選挙区制は民意軽視の平和憲法破壊目的の制度>

大政党や組織政党に有利な小選挙区比例代表制は、投票者の大半の票が「死に票」になる。有権者はばかばかしくて投票場に行かない。政治無関心層が大半だ。

カネと組織に振り回される一部の市民票が、当選者を決める。あまつさえ選挙区で落選した候補者が、比例区で当選するという国民を馬鹿にした比例代表制である。清き一票は、存在さえ許されない。

小選挙区制は、戦争ができる国にしたいA級戦犯の岸信介の野望そのものである。孫の安倍晋三が改憲軍拡に狂奔した理由なのだ。

武器弾薬の軍事利権は膨大である。岸のほか中曽根康弘ら昭和と

平成の国家主義者で妖怪の輩が、背後の死の商人とともに改憲軍拡に走ってきたことは、知る人ぞ知るである。

現役の小沢一郎に聞いてみるといい。

彼ら妖怪の配下は、歴史の教訓を学ぼうとしないどころか、戦後の民主主義教育を捻じ曲げることに専念してきた。安倍側近の萩生田や下村博文などを文部省に送り込んだことは、まだ記憶に新しい。

政治音痴にする教育、18歳投票権、侵略植民地の近現代史を教えない教育に対して、隣国や国際社会の懸念は拡大する一方である。

 

<宏池会評価の理由=国民の合意を政策に反映させる護憲政治>

派閥記者20年の筆者にとって一番安心できる派閥は、池田勇人が創立した宏池会だった。2代目の前尾繁三郎から3代目の大平正芳、4代目鈴木善幸、5代目宮澤喜一へと継承されてきた自民党きっての名門派閥の最大の特徴は、護憲リベラルである。

宏池会の始祖は吉田茂。戦前派のA級戦犯の岸信介らは批判しているが、敗戦後に歴史の教訓を反映した平和憲法を制定した際の首相である。吉田の下に池田、前尾、大平、鈴木、宮澤ら護憲リベラルの政治集団が、岸の清和会と対抗して一歩も譲らなかった。

日本国憲法の平和主義は、日本国民のみならず人類の宝であることは言うまでもないが、A級戦犯グループは戦前の財閥・神道(神社本庁)と連携して、小泉内閣の時点で宏池会を抑え込んだ。日本の悲劇の始まりとなる。

 

筆者は池田内閣の官房長官をした黒金泰美に直接、宏池会の政治理想を聞いていた。彼は「国民の合意を政治に生かすことが宏池会の理念」と語った。

宮澤喜一の叔父・小川平二は「宮澤は護憲リベラルの政治家」といって宮澤を評した。宮澤自身は、筆者との単独インタビューで「宏池会はリベラル」と喝破した。鈴木は議会答弁で「日本国憲法は世界に冠たる平和憲法」と堂々と明らかにした。宏池会の議員で改憲を口走るような極右は一人もいなかった。黒金は「防衛庁はオモチャ(武器弾薬)を欲しがって困る」と笑い飛ばしていた。

宏池会の歴代会長が、現在の岸田文雄の「43兆円の戦争準備」の閣議決定を知ったら想像を絶するに違いない。安倍との密約に相違ないが、たとえそうであっても憲法違反の宏池会首相誕生に言葉も出ないだろう。以上のことは、現代政治史研究者への遺言である。

 

<護憲リベラルが国民生活を安定させる最善の道>

いま日本に遅れて極右勢力が欧州に台頭している。米国の代理戦争とも評されるロシア・ウクライナ戦争とイスラエル・パレスチナ戦争に、より大きな災いをもたらしている。極右と戦争は、歴史的に見ても、人々に大きな災害をもたらす。第三次大戦は?

台湾有事を意図的に叫んだ安倍と高市早苗と、台湾独立派支援に訪台した統一教会と一体化している森配下の萩生田らの動向は今後とも要注意だろう。

護憲リベラルが国民生活を戦争から守り、安全を約束する正念場の2024年の日本は政治改革の年である。

2023年12月18日記(政治評論家)

 

追記・昨日は晴天下、千葉市の郊外で沢庵漬けの大根をたくさん自宅に運んだ。妹夫妻のすさまじい努力の成果に感謝感謝である。暮れに漬けると1年もつ。

 

欧州各国で台頭する極右勢力:オランダ、ハンガリー、イタリア、フランス、ドイツ……

2023年12月17日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(5017)

本澤二郎の「日本の風景」(5017)

<日銀は財閥優遇から国民のための「物価の番人」に戻れ!>

日本の中央銀行である日銀は、物価の番人である。安倍内閣以降は、この大事な役割を放棄して円激安路線に舵を切った。アベノミクスなる造語で、国民を欺いて、切り捨てる財閥向けの経済政策を強行してきた。最近の岸田内閣の低い支持率は、輸入大国の国民生活を破壊する物価の高騰にある。しかも、43兆円の戦争準備に「軍靴の音」を響かせている。戦前のような日本政治に逆転させる政策に国民は怒り、そのうえ恐怖で心が凍り付いている。

こうした悪政の元凶は、腐敗政治屋が跋扈し、国民の声がほとんど反映しない小選挙区比例代表制にある。政治改革が2024年の課題といえよう。改憲改悪は論外である。

 

<1ドル120円前後で物価安定=政権の安定も約束する>

筆者はこの10年ほど為替の動向と好ましい日銀の金融政策の在り方に強い関心を抱いて、各方面から意見を聞いたりしてきた。

それは怪しげなアベノミクスなる言葉で国民を欺く経済政策に疑念を抱いてきたからだ。案の定、日銀に黒田東彦が就任すると、それが表面化した。「異次元金融緩和」という円の価値を落下させる

財閥優遇の金融政策が強行された。

日銀は、株式を購入することで、株安を封じ込めるという禁じ手まで。財閥経営陣は、自社の株を買うと株高となり、その結果、経営陣は何もしなくても、莫大な給与を懐に入れた。政府は、国民のなけなしの資産である年金資金にも手を突っ込んで、株高を支えるという禁じ手まで使っている。財閥の内部留保は天を衝くような暴利を挙げている。

 

円激安は、愚かな戦争が災いして原油価格が高騰して、ただでさえも高く跳ね上がっていた物価がさらに押し上げられ、民衆の生活や中小企業を窮地に追い込んだ。

日本人の海外旅行は沈み、一方で外国の旅行客は円の価値が急落したことによって、その恩恵を受けたことは言うまでもない。

 

円の価値はどれくらいなのか。1ドル110円、120円前後が専門家の声である。この程度であれば、多少の小遣いのある国民は、年に1度か2度は近場の海外旅行も可能となろう。輸入品の値段も落ち着く。物価が安定すれば、民衆の怒りは収まるに違いない。

財閥や株屋は真剣になって仕事をするだろう。これは当たり前のことで、この10年彼らは何もしなくて、懐だけは膨らみ続けてきた。モノ作り技術の進歩に見るべき成果はない。OECDの後塵を拝するありさまである。

 

<消費は上向いて経済は好循環>

物価が安定することが政府・日銀の最重要な任務である。人々は安心して消費生活を送ることができる。消費が上がれば、経済循環は前へと転がって行くだろう。

政府らしい政府の下では、輸出も輸入も安定して、市民生活を安定させる。この10年のアベノミクスは、ドル高・円安による財閥優遇、民衆いじめの最悪の経済・金融政策が今も続く。

 

異次元金融緩和という日本の価値を貶める悪政は、国民生活を困窮させる。止める必要がある。植田和夫の責任は重い。民衆の厳しい視線に応えるしかない。

 

<政府は国債乱発をやめ、財政健全化で子孫にツケ回し止めよ>

昨今の清和会の政府は、平然と借金の山を築いてきた。安倍・菅・岸田は、借金のツケを後世に残す最悪の政策を推進してきた。

子孫に恥ずかしくない遺産を残そうという観念がない。「今だけカネだけ自分だけ」の政治屋ばかりである。

ブレーキ役の霞が関の官僚も狂ってしまった。官邸の人事権に振り回されて、ただ失格大臣の原稿メモを作成するだけだ。したがって、政府スポークスマンさえ、文字を読めれば誰でも務まる。自身の信念を披歴できる閣僚は一人もいない。勉強する政治家が一人もいない。

コロナ対策費の全貌さえ不透明のままだ。恐ろしい腐敗が予想される。政権の交代は不可欠だ。選挙制度の改革は喫緊の課題である。まずは明日からでも円の価値を正常化させて、国民生活を安定させるほかない。普通の国であればクーデターが起きても不思議ではないだろう。

2023年12月17日記(政治評論家)

2023年12月16日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(5016)

本澤二郎の「日本の風景」(5016)

<落ちたり自民党極右・安倍清和会体制の崩壊と再生不能>

日本国民の政治不信は、円激安政策による財閥優遇によって物価の急騰が民衆の生活苦を強いている。筆者はネギ1本100円に衝撃を受ける年金生活者。野菜の便乗値上げにもうんざりする毎日だ。消費は落ち込む。母子家庭やいつでも首を斬られる非正規労働者の群れは、列島の隅々にまで及んで鳴泣いている。中小企業倒産も痛々しい。

他方で、自民党と自公内閣と安倍別動隊(維新)も参画しての想像を絶する利権政治が進行してきた。過去10年の国や国際的行事において、そのごく一部の腐敗が暴かれた。森・石原・安倍の4兆円五輪疑獄事件の一角が、新たな火を噴いている。官房機密費による賄賂工作の発覚は、前代未聞である。

 

あまりにもひどすぎる利権体質の表面化に対して、政府の番犬に徹してきた検察が、珍しく腰を上げた。異様な政治不信に恐れを抱いたものだと推認出来る。民の心はすなわち天の心である。

わが足元の房総半島は、フクシマの核汚染ごみの捨て場になり下がり、数年後か数十年後は、海洋汚染の太平洋同様に房総半島で生き物が、健康に生きることを困難にさせていることが判ってきた。「やくざが支配する房総半島・千葉県」と断定するほかない。法治

どころではない。

 

岸田首相は、民心の怒りに驚いて一部の清和会腐敗議員を閣内から追い出したが、それで問題が解消したわけではない。内閣総辞職か政権を野党に移行させる局面であるが、不幸にして今の野党にはそのための人材も準備がない。したがって、A級戦犯・岸信介の改憲向けの民意が反映しない小選挙区制を廃止し、民意の反映する選挙制度に改革して国民に信を問うしかないだろう。

 

<安倍内閣60兆円ODAと武器弾薬利権はすべて裏金処理>

日本財政はパンクして久しい。それでも歴代の清和会の内閣は血税をバラマキ続けた。安倍だけでも60兆円を超える。いうところの政府開発援助資金は、すべてひも付きである。

関与した企業・商社は平均して3%のリベートを腐敗政権の側に支払うのだが、すべて闇の裏金で処理される。米国からの武器弾薬も同じように処理をされる。

 

岸信介の金庫番・中村長芳は「塀の上を歩くことが秘書の仕事だ」と後輩の清和会の秘書らに教え込んでいた。伝聞だが、真実に相違ない。

岐阜の大野伴睦の懐に潜り込んだ読売新聞の渡辺恒雄も、よくよく承知しているはずだ。彼は口が裂けても言えないだろうから、こうして「塀の上を歩く金バッジの面々」の著者が代わって真実を吐露している。

 

この60兆円ODAの裏金と安倍の政治団体を継承した未亡人もリンクすることになろうか。疑惑は拡大する。

米産軍体制からの軍用機利権は延々と続く。部品の消耗により新品に交換することが必須要件だが、部品不足などでうまく修理できないと墜落する。過去に何度も起きている自衛隊機の墜落事故である。相当数の自衛隊員が亡くなっていると事情通は明かす。

 

どう遺産相続処理したのか国税・会計検査院の責任問う声>

気になるのは、武器弾薬にメがなかった中曽根康弘の遺産相続は誰がどう処理したのか。同じく安倍のそれが目下、関係者の注目を集めている。

国税当局と会計検査院の腐敗が気になって仕方ない。この二つの組織を分離・独立させることが、不正解消には最低限、必要不可欠である。強く指摘しておきたい。

 

<岸田の「国民の厳しい声」は間違い=当たり前すぎる怒りの声>

この期に及んでも岸田の認識が、あまりにも低いことに驚きを禁じ得ない。彼は「国民の厳しい声」を受けて、政治改革をするのだという。とんでもない間違いである。

国民の怒りは、民主主義の国民としての当たり前すぎる怒りの声である。主権者は本気で怒っている。政府系の通信社の世論調査でさえも、内閣も自民党も内閣崩壊を約束させる低支持率である。

神道と創価学会のカルト組織でも、自公支持率が激減している。これほどの国民の怒りは、想定さえできなかった数字である。政教分離するしかない。

日本国民は本気で政治屋利権内閣と自公政党に対して、とことん不支持と不信感を募らせている。それを追認してきたような野党に対しても。

 

まさに日本の危機である。民衆を放棄する自公政治に人々は、政治不信に落ち込んでしまった。それは検察捜査にも向けられている。

自民党派閥の大将はいうに及ばず、宏池会会長をしてきた岸田の事情聴取も含めて、正義の検察復活を内外に示すべきだろう。

主権者は怒り狂っている。検察はそれに応える捜査結果を見せなければなるまい。

 

<電波利権の元凶=鈴木淳司前総務相の「裏金は文化」は真実>

言語道断とは前総務相の鈴木淳司の認識なのか。裏金は文化発言である。総務省は言論の自由を弾圧する政府機関として、マスコミ界では警戒されている役所。

NHKや民放・ラジオの監視機関として暗躍している組織である。旧郵政省が丸ごと総務省に紛れ込んで、民衆に真実を報道する、報道させない権限を、闇で操作している。

この10年で有名な安倍側近の総務相の筆頭は、菅義偉と高市早苗である。前者はそれゆえに首相の座を射止めたし、後者の極右女は、安倍推薦の総裁選候補に祀り上げられた。

NHKはそっくり安倍放送局に変身し、公共放送の地位を放棄してしまった。現在ではNHK解体論がかまびすしい。そこに居座った清和会の鈴木が「裏金は文化」といって胸を張った。言論弾圧機関の長としての自信の表れであろう。

監獄行きの筆頭か、との指摘も。総務相経験者の傲慢さは、国民の電波を抑えてきたとの自負がある、そのための発言と思われる。

 

<欲深い無恥の政治屋を支える利権あさり地方議員と腐敗小役人>

まだ地方議会の利権の構造について取材不足である。昨日書いた千葉県議会環境委員会と袖ヶ浦市議会の無様すぎる質問について報告した。普段は袖ヶ浦市林・高谷地区住民の核汚染ごみ不法投棄事件について「自分の土地なら自由に使える」というやくざまがいの発言をしてきた知事側近県議が、突然に方向転換して「県の調査」を言い出して、傍聴人を驚かせていたことが報告された。理由は地元住民の傍聴に、歯車を合わせたものであることが判明した。これは県議の利権あさりと票獲得のための二枚舌という。十分に理解できない凡人ジャーナリストを詫びるしかない。いずれ詳しく報告したい。言えることは、地方議員もまた利権に食らいついて、金集めに狂奔している事実とごろつきのような県議らが、熊谷知事側近に多いということらしい。

2023年12月16日記(政治評論家)



2023年12月15日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(5015)

本澤二郎の「日本の風景」)(5015)

<死んでいた地方議会=千葉県と袖ヶ浦市の閉ざされた議会運営>

「自由で開かれた議会運営は民主政治の原点」だが、それが機能していない。立法議会は行政に支配されている。相当の覚悟がないと傍聴も取材も不可能。傍聴席も記者席も机がないという酷い体験をした2023年12月14日の凡人ジャーナリストの思いを記録したい。

 

午前10時開会の千葉県の環境問題の常任委員会を、この歳になって初めて体験した印象は、きわめて悪い。血税で腹を膨らませている県議は、開会直前に委員会室に飛び込んでくる。審議の資料に目を通す者はいないか少ない。開会後に飛び込んでくるもの、中には欠席者も。

 

傍聴席の目の前には、巨大な柱が邪魔して委員会室の様子が見えない。県民・住民の扱いがひどく悪い。環境部長が始めに発言すると、あとは県の課長クラスが答弁して、審議らしい審議はない。「挙手多数」という初めて聞く用語に驚く。血税を使用した補正予算案が、ポンポンとエスカレーターに乗せられた荷物のように可決されていく。

共産党や立憲民主党の意見書は審議もしない。ぽいと捨てられる。驚いたことに共産党を名乗る県議は、房総半島がごみ溜めにされているというのに、環境委員会に席がない。

共産党も死んでいる。地方議会も死んでいる。そして永田町の自民党も死んでいる。この国の民主主義が死んでいた!

 

形だけの傍聴席は数時間も座っていると、腰が痛くなり体をよじりたくなるが、隣席の傍聴者に気まずい思いをさせるので、じっと耐える、耐えなければ傍聴もできない。主権者に対する、納税者に対する議会・行政の扱いは、酷いの一語で切り捨てるほかない。

 

当初、傍聴は先着順というので、昨日は午前4時に起きて原稿を処理してブログに発信して、8時過ぎに袖ヶ浦市林地区の区長が運転する大きな車に乗って、9時30分ごろ県議会に到着し、やれやれと安心していると、議会担当者が「抽選で決める」と通告してきた。20人以上は席がないというのだ。傍聴人は直前に一室に呼びこまれた。傍聴できるかわからない傍聴希望者に「これするな」の小役人がまとめたらしい禁止事項が書かれた用紙を読ませられるのである。さしずめ羊扱いに声を挙げたくなってしまうが、それでも耐えるしかない。

運よく傍聴人が20人以下だと判明して安堵する凡人ジャーナリストも哀れをかこつ。さすがに言論の府、国会の記者席はたっぷり椅子が用意されているが、この場はがら空きである。悲しいかな机がない。膝の上の資料の隙間にメモするだけだ。衆院と参院の本会議場での記者席しか知らない記者は、2時間余の忍耐に何とか耐えることができたのだが。

 

<核汚染ごみ投棄回避=原子力マフィアに完全服従の環境行政>

肝心の審議内容だが、委員長と役人の事前の進行調整が完璧で、発言は早口に慣れている。各委員席には立派なマイクが用意されているが、大半がスイッチを入れない。目も前の会話がぼそぼそ声にしか聞こえない。

質問者と答弁する小役人の間だけの対話にうんざり。県政記者会の不見識を露呈していた。なぜ改善しないのか。若者の記者は気付かないのだろうか。与党自民党が主導する委員会だから、質問をする議員はまれだ。甘い甘い質問を聞いてる方はあきれてしまう。

ライフル射撃がどうのこうのという議論に耳を傾けたが、細部については聞けない。見ざる聞かざる話さずの県議会に疲れてしまう、要するに時間の無駄づかいでしかなかった。

 

衝撃を受けたことは、傍聴者の林地区住人や袖ヶ浦市民団体が強く要望した核汚染ごみ不法投棄疑惑の追及はおろか、それを9年も放置してきた千葉県環境部と歴代知事に対して、質問者の徹底追及はなかった。核も放射能も全く声にならなかった。

 

やはり原子力ムラどころか、原子力マフィアに屈服した千葉県政そのものを証明した。この思いは林地区や高谷地区の住民のみならず、君津郡市で水と空気の浄化に長年取り組んできた市民運動の大家の共通した思いとなった。



<傑作は袖ヶ浦市の「起立」「礼」の号令>

早朝からハンドルを握って県議会委員会傍聴の機会を作ってくれたたてくれた林地区の区長は、午後は袖ヶ浦市議会の本会議の傍聴にも案内してくれた。途中で水田三喜男や池田淳、今は青木愛を支援する「鈴や」で空腹を補った。

林地区の放射能核汚染ごみ不法投棄問題に蓋をする、やくざ系市長を追及するというY市議の勇気を確認するためだった。30分の時間を有効に使って、市長を追い詰めるかも、というかすかな期待は、あっけなく消えた。

市民・住民は、彼らに生活の糧を与えている無辜の納税者である。

この市議会には、公明党も共産党もいる。林区の関係者は、彼らを現場に案内し、資料も説明も行ってきた。現場では3人が肺がんなどで亡くなっている。11戸の住人の過半数がガンの手術を受けている。その重大な悲劇のことさえ質問をしない。むろん、市当局は因果関係を否定して頬かむりしている。

「やくざ系市長が前向きの答弁はしない」という従来からの姿勢を、この日の市議会本会議でも貫いた。

仰天する事態を見せつけられた。議長が会議の終了を告げた後、起立、礼と叫ぶや、20人の市議がそれに従った。戦前の慣例が今も残っている。即座に「ハマコーの仕業か」と思い浮かんだ。21世紀の地方議会ではなかった。歯車が無知な中学校の生徒会で自らいい気な調子で演じてきたころに逆転した。

 

<納税者が目撃すれば暴動が起きるかも>

もしも、日本の納税者が市議会・県議会などを傍聴したらどうだろうか。暴動が起きるのではないか、と思ってしまった。

主権者は、都合をつけて議会審議の様子を見学する必要がある。選良たちの討論など行われていない。NHKは国会の様子をしっかりと映像で報道しない。行政・議会が圧力をかけて、可能な限り主権者に見せないようにしているのである。名存実亡の日本民主主義である。

2023年12月14日の千葉県議会と袖ヶ浦市議会の傍聴体験記は、実に貴重なものとなった。

2023年12月15日記(政治評論家)




岸田で内閣支持17%=裏金疑惑で続落、不支持58%―自民支持も2割切る・時事世論調査

日本でまた深刻な放射線汚染問題 原子力汚染水の適切な処理が極めて重要と改めて証明された 中国外交部

2023年12月14日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(5014)

本澤二郎の「日本の風景」(5014)

<石川県の民度も千葉県レベル!七面鳥になった馳浩を操る五輪疑枠の古だぬき・森喜朗も衝撃>

すんでのところで逮捕を免れた4兆円の東京五輪賭博疑獄の頂点に立っていた森喜朗は、安倍傀儡政権の岸田内閣によって助かったとされる。だが、今は清和会最長老として、パー券裏金事件と森同様におつむが足りない?子分の石川県知事・馳浩の五輪疑惑発言で再燃し、心労も大きい。

 

自民党の五輪招致の最前線で、首相の安倍晋三の指示を受けて、IOC・国際五輪委員会買収工作をしていた事実を、講演会で進んでしゃべってしまった馳。しかも、血税である官房機密費を使って、1冊20万円で豪華なアルバムを作り、IOC委員全員に配ったと暴露したのである。

これが報道されると、サメの脳ーみそとあだ名の付く森が一番驚いた。森は馳の親分だ。即座に大きな雷を落としたが遅かった。親分の指示に従って仕方なく、慌てて否定したが、後の祭り。その後にも石川県議会で相次いで追及されると、途端にカメレオンか七面鳥になって軌道修正したが、国民の誰一人として納得するものはいない。最近は「参考資料として数冊作った」とか「自民党のカネで」と言い換えているが、日本国民は官房機密費を利用したIOC賄賂犯罪事件と信じ、怒り狂っている。それにしても安倍というA級戦犯の岸信介の孫の暴走にまたしてもあきれるしかないのか。

石川県のノータリン知事に相当する千葉県の森田健作を思い出す。半島の知事のレベルと有権者の民度が似ていて哀れそのものといえるだろう。

 

<官房機密費(血税)で豪華なアルバム作成=1冊20万円>

確かに元運動選手の多いIOC委員は、馳や森自身の価値観と共通している。忘れがたい貴重な記録写真集を作ってくれた日本に誰もが一目を置いた。賄賂工作の第一弾としては100点満点と言っていいだろう。政治家としては失格だが、IOC委員を懐柔するための策略としては99点!

この先に本格的工作が開始された。「フクシマ放射能は問題ない」という安倍晋三の大嘘発言とさらなる大掛かりな買収工作による東京五輪獲得に対して、筆者は当時、真っ向から大義なしの東京腐敗五輪の「中止勧告」の論陣を張った。

そのとたんにライブドアのブログが止まった。ライブドアを運営している会社を知らないが、直ちに日本政府の横やりでブログの使用が禁止された。

ネット世界における初の言論弾圧事件に舌を巻いた。政府自民党内では、IOC買収どころか、国内での大掛かりな買収工作事件も起きていた。その頂点に森がいた。むろん、石原も。岸の親衛隊ともいわれる青嵐会議員でもあった。

 

新たな五輪犯罪を避けることは許されない。検察の大事な犯罪捜査の中心である。内閣の官房機密費を使っての国際的な買収事件を立件する責任が、検察当局にある。菅義偉も参画した重大事件である。清和会裏金事件と五輪事件は、人脈上重なっている。東京地検特捜部としては、そんなに苦労しなくても、官房機密使用の賄賂工作事件を、立証することができるだろう。第一、当人が暴露しているので、そんなに時間をかける必要もない。

 

<犯罪に使う官房機密費は違法=脇の甘い森・馳逮捕で解明>

血税を犯罪に使えるか?答えは不可能である。主権者は決して許さない。金額も大きい明白な犯罪である。国内法はいうまでもなく、国際法でも買収は許容しない。安倍家か自民党が穴埋めするほかない。自立した司法権の下ではそうする。国民は刑事・民事で損害額を返還させることができるだろう。

捜査が進行している裏金事件では、清和会崩壊は時間の問題といえる。岸田は、安倍との許されざる密約から解放される。捲土重来の機会を手にしたのだが、彼もまた政治家ではない。政治屋ゆえに千載一遇の絶好機を生かせないかもしれない。

検察にとっては、元スポーツ選手は捜査上、手玉に取りやすいという。二人とも脇が甘いのも幸いだ。五輪疑獄の全容解明が待たれる。小池や橋本も針のむしろか。目下の問題になっている大阪万博と大阪カジノ計画を凍結させる動きも強まる。維新利権を暴くことが出来れば、検察は150点以上取れるかもしれない。

<松野後継にやくざ系代議士を指名報道に仰天>

仰天情報が飛び込んできた。報道に間違いはないのか。正確だとすると、千葉県人は腰を抜かすだろう。岸田が、官房長官の後任にやくざとの深い仲を暴いた週刊文春記事によって、防衛相を更迭した浜田靖一を指名したという。本人が固辞したという。当たり前のことだ。それでも米軍の欠陥機・オスプレイがいまだに木更津に駐機している。やくざに狙われた房総半島に抵抗しない市民と警察に反吐が出る。

千葉県と石川県の民度が問われている。清和会裏金事件と関係しているのだろう。

<岸田文雄は狂ってしまった?>

岸田の体調に異変が起きているのだろうか。それとも精神に狂いが生じたものか。もしも彼が政治家であれば、かつて三木武夫がそうだったように、好機を手にしたことになる。極右・安倍の清和会崩壊を目の前にして、本来の「宏池会の岸田」として、民意に沿った政治改革を断行できる。極右の戦争体制路線をやめて43兆円を民意に即して推進できるのだから。最大の政治改革は、小選挙区制度を廃止して、民意がよりよく反映する、死に票が少ないより公正な中選挙区制に改めなければならない。国民の総意でもあろう。ごみ溜めのような永田町を一掃できる!

43兆円の超軍拡政策をご破算にするのである。マイナンバーカードもやめる。安倍悪政を清算して、国民に信を問うこともできるだろう。しかし、そこへと舵を切ろうとしないのであれば、相変わらず地獄へと舵を切ったまま墜落してゆく。それゆえに野党の決起が期待される。

 

清和会裏金事件と東京五輪疑獄事件の全容解明が、岸田に幸いするか、それとも立憲民主党の最長老・小沢一郎に幸運をもたらすか。乾坤一擲の戦いが始まっている。

2023年12月14日記(政治評論家)

2023年12月13日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(5013)

 

本澤二郎の「日本の風景」(5013)

<自民党は財界・財閥の傀儡政権=東芝の企業倫理に蓋するな!>

アベノミクス・円激安・日銀の株購入によって、内部留保600兆円と言われる日本の財界・財閥の代表が、このところゆでガエルのコメントを永田町に発信して、国民の怒りと失笑を買っている!国民は唯一の資産である年金資金が株操作に悪用され、ハイパーインフレに怯えているというのに、いい気なものである。死の商人・亡国のカネ亡者につける妙薬はないのか。

 

景気対策の補正予算もいうなれば、根っこは財閥・財界向けの施策であって、日々の生活に一喜一憂している民衆のためのものではない。このことが政治不信の元凶である。ともあれ財界・財閥の声を新聞報道から紹介したい。

 

<経済同友会代表幹事は「根っこに信頼なし」と言いたい放題>

経済同友会の代表幹事という新浪剛史は12月12日の定例の記者会見で、断末魔の自民党裏金事件について「国民の信頼を傷つけた」とばっさりと斬って捨てた。「政治の透明性」「説明責任果たせ」と言いたい放題だったらしい。「根っこに信頼がないためだ」とも口を滑らせた。

自分たちも自民党裏金事件の共犯者という観念はない。「政治献金はありだ」とも吹聴し、反省ゼロ。た。「草津の温泉宿から抜け出してきたようなゆでガエルのようなコメントか」と驚く民衆はすくなくない。

 

東芝が経済同友会の会員かどうか知らないが、財界・財閥も企業倫理を喪失していて恥じない。

 

<経団連会長の十倉雅和は疑惑献金を正当化?>

毎日新聞の報道によると、経団連の十倉雅和会長も12月4日の定例記者会見で企業・団体献金の意義を問われた際、「民主主義の維持にはコストがかかる。それをできるだけクリーンな形でやろうと過去に検討を重ねてきて、寄付というものがある。経団連は、企業による寄付は一種の社会貢献だと認めている」と伝えている。

オモテガネも裏金も社会貢献だとうそぶく。血税を吸い取る1%族の傲慢さを露呈して余りあろう。批判しない新聞もどうかしている!財閥の裏金献金に蓋するのんきなトーさんに反吐が出る。対して、記者はもう一歩踏み込んだ批判記事を書かないのか。イラつく凡人ジャーナリストである。財閥傀儡政権の前途は、依然として危うい。目の前の43兆円超軍拡予算に大満足なのであろう。民衆のための血税は今いずこ?

<どうする東芝重過失致死の医療事故に反省も謝罪もしない財閥>

東芝は武器弾薬から核の原発にも手を出して沈没した政官財企業の代表格である。東芝自ら病院を経営し、それを民間にも提供していた。そこで医療事故が起きた。

救急搬送された誤嚥性肺炎の患者は、1週間後に退院という計画を立てながら、入院数時間後の2010年4月7日夕刻に死亡させた。個室の患者を看護師が100分も放置し、痰がのどに詰まって窒息死するという前代未聞の重大な過失致死事件であるが、東芝はいまだに謝罪どころか反省もしない。

翌年の2011年3月11日には東北大地震によって、東電福島原発が史上空前の大爆発を起こした。3号機は東芝製の原発で、燃料にプルトニウムを使用していたため、1,2号機の水素爆発ではなく核爆発となった。315に戸外にいて被ばくした東京都民や圏民は多い。以降の首都圏はガン多発地帯となった。

 

2011年から今日までの首都圏の死亡者数と死亡原因を調査すれば、東電・東芝の罪はまさに万死に値する。

当時、東京・品川区のマンションに住んでいた40歳の息子を東芝病院で奪われた母親は、2013年11月23日に肺腺癌で死亡した。昨年も品川・世田谷の友人が何人も急死している事実を知った。東芝と東電の罪悪は、今も空前の広がりを見せている。

菅直人はなぜ311事件を内側から明らかにしないのか。原子力マフィアの実態を暴こうとしないのか。野田佳彦も同罪である。民主党(当時)に一人ぐらい正義を爆発させる人間はいないのか。

日本財閥は、東芝事件を総括しなければならない。隠された被爆者に謝罪することが財閥の責任であろう。

2023年12月13日記(政治評論家)

 

2023年12月12日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(5012)

本澤二郎の「日本の風景」(5012)

<戦争犯罪!A級戦犯勢力・清和会に大義名分なし>

1970年代から永田町に首を突っ込むと、そこに自民党の不正腐敗を厳しく批判する宇都宮徳馬と改憲派の憲法学者の稲葉修の不思議なコンビが目に留まった。二人はよく碁石を並べてA級戦犯の岸信介批判に知恵を働かせていた。たちまち事務所を頻繁に訪れる政治記者になった。昼飯時に行くと、鎌倉の自宅で威勢のいい夫人が作ってきた弁当を開いて、秘書までも口にほおばっていた稲葉事務所に驚いた。一緒にご馳走になった思い出も。稲葉とは東京湾で船を浮かべての釣りも懐かしい。山梨県の山間での鮎釣りには家族総出で、マイクロバスに便乗して楽しんだ。その彼に岸批判の理由を聞くと「A級戦犯がのさばると戦争責任が風化する。わしは多くの学徒を送り出した責任者(中央大学憲法教授)なんだ。二度と戦争をしないため、決して戦争を風化させてはならない」と反骨の意地を見せてくれた。また彼の9条改憲に対して数回論争したものである。双方とも持論を譲ろうとしなかった。

 

宇都宮は政治活動の大半を岸批判に徹した。宇都宮の旧制水戸高の後輩・後藤田正晴は「わしの目の黒いうちに改憲させない。安倍晋三だけは首相にするな」とくぎを刺していた。

後藤田の予言は図星となった。安倍・清和会が日本を亡ぼし、目下断末魔の状態に追い込まれている。A級戦犯の岸信介政権の踏襲に大義名分はない。安倍傀儡の岸田文雄内閣も風前の灯である。

大義名分のない戦争容認勢力が、民衆の支持を得ることは不可能である。日本国民は、これからも平和憲法を尊重し擁護するだろう。

 

<異様な安倍の改憲発言と戦争法制強行に国民はNO>

国民のだれもが記憶している。安倍は口を開くと「改憲」を合唱した。安倍お抱えのNHK記者の指金とも言われている。

「うそも何度も繰り返していると、嘘でなくなる」というヒトラー流を安倍の脳裏に叩き込んでいたものか。NHKも数えきれないほど安倍改憲論を報道した。

NHKが公共放送を放棄した瞬間だった。筆者はテレビを業者に渡した。その後はパソコン情報で満足している。安倍放送局となったNHKに対する徹底抗戦である。高給を食んでいるNHKは解体することが正しい。

むろん、違憲の集団的自衛権行使の自衛隊参戦法推進にもNHKは貢献した。言論の自由を率先して放棄したNHKの正体を暴いた研究書は、それでもまだない。

 

日本国民は決して戦争を容認しない。アジア諸国民も国際社会も断じて容認しない。43兆円の超軍拡を許さない。内閣の支持率低迷がその証拠に違いない。非戦の憲法は反核でもある。核汚染水や汚染ごみも人類は許容しない。地球は許さない。今回の清和会事件には、天罰が落ちたものと考えるべきだろう。

 

<安倍の共犯者・公明党創価学会と維新にも裏金疑惑が>

A級戦犯の岸信介と創価学会の関係、軍需産業を支える三菱と創価学会の関係は、以前から指摘されてきた。

安倍の戦争法制に関与、賛成した背景と見られている。創価学会公明党の「平和」は、国民を欺くものだったことが既に証明された。「木更津レイプ殺人事件の犯人・やくざ浜名を擁護していると見られている」疑惑も。そもそも憲法は政教分離違反を許さない。信者の政治的自由を奪うことなど論外である。公明党を組織として支持することは、断じて許されない。

 

維新の暴走も極まっている。大阪万博やカジノ利権に特化する一方で、国会内で公然と憲法改悪の急先鋒であることが、凡人ジャーナリストにも判ってきた。笹川ギャンブル財団とのつながりは、清和会と同様である。

笹川ギャンブル利権にメスを入れなければ、この国のばくち大国を一掃することなど、夢のまた夢である。家庭や教育上も大問題である。ばくちは刑法で禁止されている。「犯罪集団をこのまま放置していいわけがない」は正論に違いない。

維新と公明党創価学会のカネを透明化する必要があろう。検察と国税当局の最大の課題であろう。1%族の申告漏れが、過去最高の980億円という、はした金であるわけがない。

民衆を動員するためには大義名分が必要不可欠。日本危機の元凶は清和会だけではない。統一教会も創価学会公明党、維新にも監視が不可欠との声は拡大している。裏金で動く政治は、民主主義を冒とくする元凶であろう。

2023年12月12日記(政治評論家)

2023年12月11日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(5011)

本澤二郎の日本の風景」(5011)

<小選挙区制は諸悪の根源=利権あさり。私腹を肥やす腐敗政治屋によって亡国日本へと突き進む!>

生活する千葉県が特にひどいのかもしれない。フクシマの核汚染ごみが水源地に不法投棄されていることが2年前に発覚、数年間も放置され、今も房総半島は一部で放射能が地上・地下にまき散らされている!それを新聞テレビまでも沈黙、水源地住民と汚染水道水を飲んでいる可能性が高い40万市民も、腹の底から地団太を踏んでいる。地元の自民党政治屋は、ごろつきやくざと一体であることが、週刊誌報道で発覚し、先の岸田人事で防衛相を更迭された。それでも、支持する自民党神道カルト組織と公明党創価学会も恥をさらしながら沈黙している。次期衆院選挙で初めて立憲民主党の樋高剛が「防弾チョッキを着て戦う」と声を挙げ、一部有権者を多少安堵させている有様だ。

 

この30年、投票しても死に票ばかりの、民意が反映しない小選挙区制による選挙の結果、選良たちの中に真っ当な国会議員がいない。その中枢を極右の安倍・清和会が代表していた。集金パーティー裏金疑惑は氷山の一角である。私腹を肥やすだけの政治屋・世襲議員と悪しき言論人によって、政権党の自民党が構成されている事実が、はっきりと証明された。

 

国民の政治不信は天を衝く勢いで、それが内閣支持率に表れている。閣内から安倍側近の女性議員が鳴き声を上げると、永田町では「めんどりが鳴くと国滅ぶ」との昔の大陸や半島の史実が繰り返される。もはや政治資金規正法をいじくりまわすだけの小手先の改革で、お茶を濁す場面ではない。内憂外患極まれりか。

なんとしても、国民の叫びが反映される一大政治改革が不可欠だろう。諸悪の根源である小選挙区制比例代表制の現行法をやめることが先決である。

 

<「諸悪の根源である小選挙区制廃止」が天の声>

人間のやることに完璧はない。しかし、民主主義を採用する日本では、民意を反映させる選挙制度を実現することは可能だし、そうしなければ国際社会で信頼されない。私腹を肥やすだけの政治屋は排除することは可能であろう。小中高の学校教育での政治教育も重要である。清き一票が生かされる学校教育、政治の世襲を許さない風土など、当たり前の投票行動を実現することは不可能ではない。

 

鉄は熱いうちに打て、だらだら改革を排して、一気呵成にやれば出来る。敗戦を乗り越えた日本民族には相応の資質がある。

金権候補を排除する、ごろつき候補に投票しないという投票倫理を確立する。清廉高潔な人物を選ぶことについて、誰も異論はないだろう。やくざの票に手を出さない倫理観を誓約した候補者を出馬要件にすればいい。入浴倫理にも「入れ墨排除」を加えているのだから可能であろう。

 

小選挙区制は諸悪の根源である。国を亡ぼす元凶であることも発覚した。定数削減もしたらいい。日本は議員が多すぎる。血税対策の上からも必要である。カネ問題の解決には政治資金規制に厳罰も。

 

2024年は政治大改革の年にしなければならない。43兆円の超軍拡に違和感を持たないような政治家は、憲法と歴史を学んでいない輩で失格である。「憲法を尊重し擁護する公務員」であることが大前提であることは言うまでもない。戦争屋は排除しよう。

 

2024年の政治大改革に失敗すると、この国は立ち直ることは出来ないで、確実に悲劇のアジアを招き寄せて滅ぶしかない。戦前を繰り返すような、ヒロシマ・ナガサキ・フクシマを繰り返す日本を許してはならない。

2023年12月11日記(政治評論家)

2023年12月10日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(5010)

本澤二郎の「日本の風景」(5010)

<清和会崩壊=安倍極右傀儡内閣総辞職か解散総選挙>

78年前のヒロシマ・ナガサキの教訓を放棄してフクシマの核爆発を招来させ、それでも廃炉どころか再稼働、さらに核原発大国へと突進する極右の安倍傀儡政権も、ついに天罰が落ちた。国民の政治不信は、特に政府自民党を牛耳ってきた安倍・清和会を根底から崩壊させている。

 

集金パーティー巻裏金疑惑は、氷山の一角である。安倍傀儡政権はもはや風前の灯といえる。官房長官の松野博一、自民政調会長の萩生田光一、経産相の西村康稔、自民参院幹事長の世耕弘成、同国対委員長の高木毅、清和会座長の塩谷立の6人衆は、疑惑どころではない。民意は真っ黒な面々だ。日本政治腐敗の象徴そのものである。

東京地検特捜部は、世論の支援を受けて久々に鋭い爪を、利権腐敗政治のシンボル・清和会の頭上に搔き立てている。内閣総辞職か解散総選挙しか残された道はない。具体化するはずの岸田改造内閣は、ずばり選挙管理内閣となろう。

繰り返し指摘してきたように、重い歴史を背負いながら生きてきた日本において、それを否定する極右片肺内閣が国民生活を安全・安定させることは不可能である。日本国憲法を冒とくしてやまない不条理な政府の存続は、民衆を不幸に貶めてきた。今の厳しい現状において、43兆円の「戦争ごっこ」は御法度である。アジア・世界を納得させることは出来ない。帆船・日本丸が最善である。

 

<清和会の疑惑発覚関係者=党除名と議員辞職が不可欠>

世論は清和会関係者を容赦しない。血税などもごまかして利権あさりに徹してきた泥棒集団と認識されている。主権者の理解を得ることは不可能である。

自民党が国民政党を名乗るのであれば、松野や西村、萩生田らの悪党を即刻除名して、議員辞職させるしかない。国民の政治不信を、ここまで貶めた罪は重い。当たり前のケジメをつけさせることでないと、日本政治は再生できない。

岸田文雄は、党総裁として猛省し、世論を納得させたうえで、総辞職か選挙管理内閣として、国民に信を問うしかない。それ以外の姑息な手段は、政局を混乱させるだけで許されないだろう。真っ先に松野らの役職者を処分しなければなるまい。主権は国民にある。

 

<60兆円ODAキックバック利権捜査が肝心要>

駆け出しの政治記者のころの思い出を忘れることはない。安倍晋太郎のライバル・田中龍夫の金庫番だった中内節子と名刺交換した時の、彼女からの一撃だった。ちなみに中内に対しては、森喜朗でさえも一目置いていた。

「出身はどちら?」「木更津です」というやり取りの後、彼女は「どうしてやくざが国会議員になれるの!木更津の人たちは何を考えているのかしら」。二の句が継げなかった。以来からコメントを変えた。「ハマコーは富津の出身だ」と開き直った。派閥記者は痛く傷ついてしまった。いまやくざが跋扈する木更津の素性に愕然としている。多くの住民のすべては、悲しいかな公務員も首長も首をすくめて生きている。

 

もう一つの中内の解説も頷くほかなかった。「ODAはおいしいわよ。並みの秘書では無理だけれどね」。この一言を理解できる国民がいるだろうか?

週刊文春記者から出版社(ぴいぷる社)を立ち上げた恩田という社長が「塀の上を歩く面々」という題名の本を出版したいので、ぜひ書いてほしいと懇願された。この関連で中内に取材した時のことである。東京タイムズ政治部次長のころだ。よく書いたものだと自らを、現在でも誉めたい。社会部記者では書けない無理な本である。思うに、筆者は派閥記者として派閥の広報官を務められなかった。NHKの安倍担当を「恥を知れ」と叫ぶ。派閥記者で派閥記者になれなかった唯一の反骨ジャーナリストを自負する理由だ。

 

そこで安倍晋三の60兆円の海外バラマキ・ODAに言及したい。60兆円のODAに限らない。米国からの軍用機利権も大きい。いまも介護施設で奔走している元自民党ベテラン秘書は、リベートは3%が普通だと教えてくれた。

安倍昭恵の懐にどれだけ入っているのか、彼女が離婚しない理由だと誰もが考えている。捜査は簡単である。検察の本格的などぶさらいに期待したいし、やらねば国民は納得しない。貧者救済の奥の手ともなろう。

2023年12月10日記(政治評論家)

2023年12月 9日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(5009)

本澤二郎の「日本の風景」(5009)

<脱税の専門家をあぶりだせ!安倍昭恵疑惑も浮上>

民衆の多くは相続税さえも支払う余裕がない。他方で、悪徳税理士や公認会計士、果ては財務省・国税庁のOBが関与すると、脱税のやり放題という話しを、元ベテランの自民党秘書・秘書官経験者から聞いたことがある。財閥経営陣や政商や自民党実力者の、例えば中曽根康弘もその口だろう。そのうち正義の言論人や評論家からも出るという。

怒り狂うような事態が安倍晋三の未亡人・昭恵にも?昨日の衆参予算委員会で表面化した。安倍・清和会の裏金疑惑の牙城・元凶なのか。その引き金を引いてくれたのは、安倍が銃撃死亡したその日に、安倍の政治団体を妻の昭恵が瞬時に引き継ぎ、1億円超が寄付されていた。政治団体「晋和会」と「自由民主党山口県第4選挙区支部」の代表になった昭恵!日ごろから子供が予習でもしていたかのような、素早い代表名義変更である。

 

安倍晋三が実父・晋太郎から相続した際、奥の間の金庫に6億円が秘匿されていた。100%の脱税・裏金だった。安倍家は代々脱税で繁栄してきた歴史を刻んできたのだろう。政治屋の醍醐味は、塀の上を歩いているのであると断じたい。

A級戦犯の岸信介もそうだったろうが、NHK女記者は多少はおこぼれをもらったものか。安倍家の遺産相続は、清和会の裏金問題をよりくっきりと国民に知らしめるだろう。国税庁の正義が試されている。

 

最近は韓流ドラマ「明成皇后」を見ている。李王朝末期と思われるが、国王の側が気が付くと、国の資産がまるで自民党派閥のような実力者によって分捕られていた。彼らが膨大な土地所有者になって、民衆からの消費税のような悪税を用いて、財を成していた。安倍1強時代の日本もそっくりである。皇室もそうだが、派閥も朝鮮仕込みと思ってしまいかねない。韓流ドラマは実に参考になる。一体、昭恵を操る闇の黒幕はだれなのか?

 

<裏金=秘密口座+αにメスを入れないと、日本財政は破綻!>

多かれ少なかれ、資産家は政治屋を含めて裏金・脱税で巨万の富を蓄財する。彼らから余分な金を吸い上げる、民主的な正義の組織が存在すれば、民衆から消費税のような金集めなど不要だ。国税庁大改革が不可欠である。人事院や会計検査院も。

「いまはすべての組織が腐敗している」と民衆は受け止めている。それが頂点に達した2023年の師走なのだ。

 

<政商・政治屋などワルの裏金=スイス銀行など海外に秘密口座>

新聞報道によると(立憲民主党の枝野幸男前代表は、政党支部の重要な意思決定は支部長や地方議員などの政治家が決めるのが一般的だと指摘。そのうえで「『江戸時代』『封建時代』か。領主さまが亡くなったら身内で引き継ぐ。自民党の支部はそういうものなのか」と批判した)また(安倍氏の他の政治団体からの寄付もあわせると、計2億1470万円が晋和会に寄付されている。立憲の蓮舫氏も質問に立ち、「2億円が非課税で相続されている。私物化ではないか」と指摘した)

よく二重帳簿の話を聞く。経済界では当たり前らしい。民衆には無関係であるが、資産家や政治屋は大事な事柄という。

秘密口座の存在はパナマ文書で暴露された。その時に知った金融音痴のジャーナリストにも困ったものである。スイス銀行には天皇の秘密口座があるとの話だが、租税回避地としてはケイマン諸島もよく聞く。99%の人類は1%に支配されている、明白な裏付けであろう。

「国税庁は隠し口座・秘密口座を掌握している」との話しは本当だろうか?民衆を搾り取る1%に安倍家も参画していた?国民の関心は、相当強まってきているに違いない。若手の反骨ジャーナリストの台頭が期待される!ネットのYouTubeは右翼のでたらめな報道が多い。

2023年12月9日記(政治評論家)

2023年12月 8日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(5008)

本澤二郎の「日本の風景」(5008)

<岸田の女房役・官房長官の松野博一政治家失格>

風貌からして役人のメモを棒読みする岸田の女房役の官房長官・松野博一の正体が一部暴露された。政治家失格である。官房機密費のウクライナ関連支出にも注目が集まっている。崩壊寸前の清和会の元事務総長だったことからも、裏金関与疑惑は当然視されてきた。安倍派の松野起用は、岸田の失敗作となった。このまま官房長官を継続させることは不可能である。

 

<清和会には萩生田光一ら清廉潔白の政治家は一人もいない>

最近の政治評論家にまともな人物は一人もいない。昔は細川隆元など大物がいたが、昨今は自民党機関誌局育ちや、野党議員秘書ら政党派閥を学んだ本物がほとんどいない。それ以前は公明党を首になった矢野殉也もいたが。テレビの衰退とも比例している。そのため、繰り返し何度も書くしかない。清和会はA級戦犯の岸信介が元祖である。日本を反共の砦にするワシントンCIAの戦略の下で、戦争犯罪人が復権した戦前派政権である。

 

福田康夫を除く森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三と、祖父の吉田茂とは真逆の安倍に屈した麻生太郎の配下が、平和憲法破壊の勢力といえる。背後は神道カルト教ら天皇教団と軍事大国を目指す財閥、すなわち戦前の財軍閥と国家神道ら「死の商人」勢力だ。

対極は護憲リベラルの古くは三木派や大平正芳や宮澤喜一の宏池会、宇都宮徳馬の盟友・水田三喜男の派閥など。一匹オオカミは平和軍縮派の戦闘的リベラリストの宇都宮。大平正芳の盟友の田中角栄派には、もともと右翼議員は少なかった。

 

岸の別動隊で反中親台湾派の青嵐会は、森や中川一郎(大野伴睦秘書)、石原慎太郎ややくざの浜田幸一ら。言論人では左翼から右翼に転向した読売の渡辺恒雄は、大野に食らいつき、次いで中曽根康弘に心酔した。

宇都宮の政敵は岸、その後に面倒を見たナベツネが支援した中曽根である。宇都宮は、不肖の弟子となったツネに「忘恩の徒」と断罪したのは有名。言論界にも見識のある人物はほとんど姿を消してしまった。

以上が護憲派が消滅したことが、A級戦犯の岸信介の清和会が主導権を握った背景である。極右片肺内閣は日本を平和で安定した国にすることはしないし、出来ない。43兆円超軍事費一つ見ても理解できるだろう。

 

<安倍の官房長官・菅義偉も泥まみれの政治屋>

永田町には、一部に腐敗した安倍の官房長官・菅義偉を支援する動きもあるが、彼は安倍の犯罪を隠蔽することに長けた功労者として後継者となった、ただそれだけのことで、菅は安倍犯罪の共犯者である。神奈川県の小此木彦三郎の下で、天下狙いの人物を追いかけ失敗しながら、安倍に食らいついてまんまと政権を手にした。

出来の悪い息子を大臣秘書官にするという大失態を演じた。岸田も同じだった。政治屋こそが蓄財の基本と心得た不見識な人物で、到底民衆のための政治家とは無縁だった。

 

菅の官房長官時代の官房機密費について知りたいと思う国民は多い。いいことはしていないだろう。官房長官で成功した例は、池田勇人内閣の大平である。池田が首相に就任すると「これより料亭、ゴルフに行くことは禁止します」とくぎを刺した。民衆に目を向けた政治を心掛けた。大平はこの時点から、岸の反中政策を食い止めて、日中友好実現にかじを切っていた。そのためにも田中内閣を誕生させた。舌癌さえなければ池田の長期政権はありえたろう。

 

<民衆のための政治家にあらず=安倍の腰ぎんちゃく>

今の松野に戻るが、この人物に見識があるとは思えない。役人の用意したメモ読みに満足する国民はいない。しかし、松野も菅と同様である。民衆政治家としての、民衆のためのメッセージや、閣内の極右政治屋、特に高市の暴走発言などに注意しない。安倍に忠誠を尽くす側近としての政治屋でしかなかったことも判明した。

裏金処理による信頼が、彼の現在の地位を約束させたものだ。

目下、疑惑追及に逃げるだけの、情けない官房長官が、国民の怒りを増大させている。やくざが跋扈する千葉県の風土が誕生させた悪しき国会議員でしかない。問題議員ばかりの千葉県出身の議員に泣かされる国民なのか。

 

<地元の姉崎地区核汚染ごみ事件と水道汚染問題にそっぽ!>

やくざ系の市長が無投票で再選するという事態に泣いている千葉県袖ヶ浦市民に対して、今回の清和会裏金事件にも松野関与がはっきりしてきたことから、新たな衝撃が走っている。

君津郡市と松野の地元・市原市姉崎地区のおよそ40万人の水ガメが小櫃川の公益水道水。その河川の汚染問題が発覚して大分経つ。以前から安全な水道水確保に必死で取り組んできた市民の思いは、より深刻である。信じられないことだが、小櫃川に二つの場所(君津市JR亀山奥地の新井総合産廃場・袖ヶ浦市林高谷地区のワコー産廃場)に核汚染ごみが大量に投棄されていることが発覚して数年を経た。それが当局と民営化された水道事業関係者によって蓋をかけられていることに住民は気付いて、その怒りは沸騰している。

 

ここにきてようやく千葉県議会で、立憲民主党県議が初めて県当局に質問する。小沢一郎側近の青木愛参院議員も腰を上げた成果だが、当局が嘘答弁することも分かっている。また君津郡市を地盤にした千葉12区に出馬を決断したやくざに屈しない樋高剛も、環境問題の専門家として、小櫃川水道汚染水問題の解決に日々汗をかいている。袖ヶ浦市の住民の叫びが、3年越しにようやく日の目を見る瞬間といえるが、問題が問題であることから12月14日の県議会には青木自らも傍聴する。この核汚染ごみ事件追及に数年ブログを発信してきた凡人ジャーナリストも、傍聴席から千葉県の正体を見聞するつもりである。

この汚染水道問題について、全く関心を示さなかった松野がどう対応するのか、しないのか。裏金事件とともに地元民は、命の問題である水道水と核汚染ごみ事件について、官房長官の対応を厳しく監視するだろう。特に官房長官辞任前の、核汚染ごみ事件処理の対応に注目したい。

2023年12月8日記(政治評論家)



2023年12月 7日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(5007)

本澤二郎の「日本の風景」(5007)

<岸田はふらついて目の前が見えない?>

池田勇人が創設した自民党きっての名門派閥・護憲リベラルの宏池会の現会長・岸田文雄首相が、内閣支持率低迷でいつ総辞職するか、伝家の宝刀を抜くのか?永田町は疑心暗鬼の状態だ。そこに降ってわいた二発の巨大な地雷の処理に、彼は途方に暮れている。森喜朗の4兆円五輪賭博疑惑の再燃と、もう一つが安倍・森のA級戦犯の岸信介や笹川ギャンブル財団・清和会の裏金政治。共に震源地は清和会の心臓をついた重大事件である。

 

後者を東京地検特捜部は、初めて本格的な捜査を開始した。自民党崩壊も予感させる。事態の深刻さに極右・闇の日本会議が支援する女が、岸田の後釜を狙い始め、一部右翼マスコミに売り込んで岸田を揺さぶっている。清和会に深い亀裂も入った。

党の主は「当面の集金パーティーの自粛」を呼び掛けた、と周辺が明らかにした。「10人のうち一人か二人の支持しかない死に体に、正常な判断を失った」ようだ。本来、細川護熙内閣が「政治改革」と称して小選挙区比例代表制を強行した際、国民に対して「政党助成金を出す代わりに金集めはしない」と約束したのだが。

 

<国民は政党助成金を認める代わりに金集めしない約束反故>

「派閥解消は金集めをしなければ消滅する」との嘘もマスコミが大宣伝したのだが。

小選挙区制は、A級戦犯の岸信介の憲法改悪に向けた策略だった。民意を反映しない最悪の選挙制度を導入すれば、少数の支持で改憲を可能にできる。当時の首相の細川や自民党総裁の河野洋平、現役組の小沢一郎はよくよく承知している。しっかりと猛省し、国民に理解させる責務がある。

結果は、岸の狙い通りとなった。孫の安倍晋三がどれほど改憲論を口にしたか。今を生きるNHK記者や国民も知っている。加藤紘一の宏池会を事実上、崩壊させた岸・安倍の清和会が、戦争法制を強行した遠因だ。岸・笹川の野望を闇の推進勢力・日本会議に、財閥が資金と作戦を企てていると見て間違いない。主体は財閥のほか戦前の国家神道そのものといえる神社本庁や靖国神社の戦争勢力も深く加担している。安倍の未亡人は、安倍が亡くなると即座に政治団体を継承し、2億円を無税で手にしたと一部で報じられているが、実際はその数十、数百倍と見られている。恐ろしい事態が安倍家でも起きている。安倍家の素早い対応に対して、岸田はふらついて目の前のことが理解できない。「金集めパーティーの自粛」に納得するはずもない。

<派閥や政党の金集めするなら血税投入は禁止>

小選挙区制下、自民党と公明党の連携によって、日本政治は清和会の極右片肺内閣が続いてきた。政党助成金だけでも自民党は200億円も懐に入れる。幹事長権力の象徴である。他方で、政府は無尽蔵とされる官房機密費を、国民のための施策のためではなく、政権延命策に活用している。政党助成金+派閥の金集め+官房機密費を総合すると、まさに政府与党はカネの宝庫だ。そして財閥の裏金もふんだんに流れている。アベノミクスによるまやかしのゼロ金利と円激安のための「異次元金融緩和」で、株高も操って財閥の内部留保は500兆円か600兆円、いやそれ以上かもしれない。財閥のカネの流れが判明できれば、日本の腐敗地獄は途方もない。細田博之さえも財閥の一角を明らかにしていたではないか。

<小選挙区制廃止が天の声!>

日本の国会議員は、アメリカの議員よりも高給を懐に入れている。自民党から共産党まで。永田町では太った豚のような輩がブーブー叫んで腐臭を放っている?コロナ禍でも高給を食んで、国民の懐に見向きもしなかった。この点で与野党とも失格であろう。いま政治を安定させる秘策は、民意の反映する中選挙区制か大選挙区制にするしかない。30年余の実績が示している。とんでもない非常識な人物までが、独裁者の好みで金バッジを着けていることも判明した。国民のための代表者がいない。やくざ系の悪しき政治屋ばかりしか目につかないような永田町の惨状である。油断すると、戦争さえも起こす極右の死の商人さえも目につく。小選挙区制を廃止せよ!これが天の声である。岸田よ、目覚よ!野党も声を挙げる機会である。

2023年12月7日記(政治評論家)

2023年12月 6日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(5006)

本澤二郎の「日本の風景」(5006)

<A級戦犯の岸信介の笹川ギャンブル財団に天罰か>

日本国憲法を敵視してきているA級戦犯の岸信介や笹川ギャンブル財団の極右片肺内閣に対して、ついに天罰が落ちたと指摘する向きが多い。統一教会を政界の中枢にまで招き入れて政治を壟断するだけではない、民意の反映しない小選挙区制で平和憲法を足蹴にする、不気味な神道「神の国」日本会議という闇組織で内外政をかき回し、大衆を高物価で悲惨な状況に追い込んでいる。43兆円超軍拡資金で、戦争も辞さない構えさえ見せる清和会の爆走に国民は悲鳴を上げている。他方で、一人財閥1%が甘い汁を吸いこんでいる。金満自民党清和会の悪政について、ようやく主権者である国民が覚醒した。A級戦犯の岸信介と笹川ギャンブル財団の政治体制にNOを突き付けている今である。

 

警察のみならず検察さえも政府・安倍清和会にひれ伏させてきたA級戦犯の岸信介・笹川良一路線を引きずる安倍・清和会によって、検察も警察も非民主的な三流国に落ち込まされてきた。

数々の安倍事件や森喜朗の取り調べさえも抑え込まれた東京五輪疑獄捜査を強いられてきた検察にとって、この10年は「はらわたが煮えくり返る」日々だった。正義・法治が消え去った日本であろう。検察不存在・言論の自由のない新聞テレビだった。野党も姿を消してしまっていた。72年から永田町に足を踏み入れてきた凡人ジャーナリストの率直な思いである。安倍の虜となったNHK記者も哀れといえよう。

 

そして今、国連国際社会の日本診断は厳しい。歴史の教訓を学ぼうとしない活動にも、警戒と懸念を抱いてきている。それはワシントンのリベラリストも。

 

<記者取材におびえる安倍・清和会関係者>

清和会事務総長の高木国対委員長の記者会見を見てびっくりした。怯えている。おどおどしている。誰もがそう思った。既に「裏金」事件を容認している会見だった。否定できないのだ。否定すれば国会での証人喚問と検察の事情聴取が待ち構えている。眠れない日々を過ごしている。

「驕る平家」も検察の本格捜査に、役人の書いた原稿を棒読みすることで記者会見してきた官房長官の松野も、原子力マフィアの大幹部の経産相・西村も、事実無根と否定発言ができない。安倍のように真っ向から大嘘をつけない懲りない面でしかない。

 

(朝日)自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)がパーティー券販売ノルマの超過分や、所属議員にキックバック(還流)した分などを政治資金収支報告書に記載していなかった疑いについて、東京地検特捜部が還流を受けた疑いのある議員の秘書から任意で事情聴取していたことが5日、関係者への取材で分かった。特捜部は還流分が記載されなかった経緯について慎重に確認しているもようだ。

 

<匙を投げた岸田文雄首相>

国民の信頼を失った政権は、まさに死に体である。国際社会で老いたワシントンの老人とダンスに興じて「うまい」と誉められても、国連でも日本国民も誉めてくれない。まるで欧州の軍事同盟のNATOの属国のようなウクライナ支援をしても、ガザ大虐殺のイスラエルに媚びても逆効果に決まっている。

 

天文学的な借金大国の下での、さらなる借金による経済対策の負担は、招来を生きる孫や子供たちにツケが回る。判り切ったことだ。

人々はハイパーインフレにも怯えている。

世界一高給取りの国会議員と首長・地方議員の給与は、中曽根バブル当時よりも上がっている。公共放送のNHKのみならず、新聞テレビの高給取りは、貧者の代弁者ではない。むろん、捜査当局も。

 

このままの自民党清和会政治が続くと日本は、確実に滅びることになる。検察のどぶさらいに匙を投げた岸田であろう。

 

<日本危機と検察の怨念と日本危機に火がついて大噴火>

明日の日本が見えない中で、人は決断する。自己犠牲の精神が五体を包む。あれこれ詮索しても仕方ないだろう。検察は正義に燃えていると信じたい。

2023年12月6日記(政治評論家)

2023年12月 5日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(5005)

本澤二郎の「日本の風景」(5005)

<吉か凶か安倍・清和会の裏金疑獄事件発覚>

コレステロールにも悪玉と善玉があるという。人間にもいえるだろうが、ルーツを間違えると、悪玉に分類される。今の安倍派・清和会は、源流に問題がある。

A級戦犯の岸信介や右翼の笹川良一ら右翼・国家主義の戦争犯罪人が米CIAと協力して復権した戦前派。善玉とはとても言えない。岸・笹川の別動隊が統一教会国際勝共連合と維新である。改憲軍拡派の牙城でも知られる。戦前回帰派は、外交よりも武器弾薬にこだわる。外務省内においても支持派が少なくない。現に隣国との関係は、右翼の韓国政権と仲良くなったものの中国・ロシア・北朝鮮とは、小泉内閣以降、特に対立して久しい。歴史認識などの国際条理に無頓着だから、日本政府の信頼が低い。ワシントンのリベラリストも警戒しているほどだ。

 

その清和会が、政治資金の裏金疑惑をあぶりだされている。珍しく正義の検察と悪党派閥の関ケ原の戦いに、内外の関心が集まっている。岸田内閣は安倍の傀儡政権である。想定される清和会崩壊が吉となるのか、それとも凶となるのか?政局に発展する可能性が大きい。永田町は浮足立っている!

 

<西村・松野失脚で大改造後の解散も>

森喜朗内閣から始まった小泉・安倍・麻生・安倍のA級戦犯の岸信介の血肉を継承してきた自民党も、ついに検察の捜査が入った。派閥の資金は、派閥のトップと事務総長が掌握しているが、実際問題としてかなりいい加減である。そのため、特に安倍一強時代の安倍派事務総長経験者に注目が集まっている。経産相・原子力マフィアの一翼をになってきている西村と官房長官の松野が、すでに記者会見で火だるまになっている。「政府としてコメントできない」とみっともないふざけた対応に対して、国民は「議員辞職」を求めている。

 

なによりも東京地検の大掛かりな捜査に期待が集まる。裏金の事情は、国民がよく知っている。派閥記者は面食らっているようだが、裏金は常識の範囲にある。捜査はやりやすい。清和会の暴走政治を国民は、膚で感じてこの10年を過ごし、超物価高で困窮しているのだから、検察の捜査に期待して当然だろう。海外で「法の遵守」を金切り声で叫んできている岸田も、ブレーキなど踏めない。「清和会の拘束から離れたい岸田は内心喜んでいる」との報道もあるが、どうだろうか。

 

西村と松野の落馬ともなれば、急遽内閣は大改造、清和会排除の人事を強行しなければならなくなる。

 

手抜きなしの検察捜査だと安倍派壊滅>

五輪大疑獄捜査で検察は森喜朗逮捕ができなかった。清和会体制に身動きできなかった検察は、結局のところ雑魚を捕まえて臍をかむしかなかった。

したがって、今回は捲土重来・倍返しの時である。極右片肺内閣によって、日本政治は逆走し、国民生活は破綻に追い込まれてしまった。国民の精神的衰退はただ事ではない。コロナワクチンでも多くの日本人が亡くなり、現在も大衆は後遺症に泣き叫んでいる。

凡人ジャーナリストだけではあるまい。清和会叩きは天の声でもある。

検察が本腰を入れることができれば、悪玉コレステロールを退治することができるだろう。正義の検察が復活する!?

 

<岸田内閣総辞職して野党へ、もしくは国民に信を問う>

首相は12月4日の自民党の役員会に出て「派閥での対応」を繰り返し指示した。ボールを国対委委員長の高木に注目が集まっている。記者団の高木追及も始まった。

 

森喜朗の動向だけでなく、小泉や福田康夫にも取材攻勢が開始されよう。福田は安倍嫌いで有名だ。小泉の靖国参拝にも反対である。自民党きっての日中友好派でも知られる。笹川ギャンブル財団と深い仲の安倍・森主導の派閥に対して距離を保ってきた。それゆえ真相を語れる元首相かもしれない。

 

今回の事態は政局にも影響を与える。清和会一強体制の崩壊は必至の場面である。岸田は内閣を放り投げて、野党に政権を委ねる場面である。野党にその力がなければ、年内でも国民に信を問うべきだろう。憲政の常道に従うほかない。

腹をくくったものかは不明だが、清和会事務総長の国対委員長・高木は「事実関係を確認して適切に対応する」と12月4日記者団に語った。すべての真相を暴露することなど想定できないが、検察の対応次第ではわからない。

 

<裏金の本丸は財閥の裏献金=政治はカネで動く>

政策が先か、裏金が先か?国民は皆知っている。大衆の怒りの核心部分は、財閥の闇献金である。自民党の大物秘書経験者も知っている。むろん、読売のナベツネにとっても常識の世界である。

政治は夜作られることも真実に相違ないが、与党に闇献金が集中する。それらの莫大な金は、すべて闇である。

 

なぜ安倍や高市らが防衛費倍額を叫んだのか。財閥の意向を受けたものである。そして岸田が43兆円の防衛という名の軍事費を閣議決定した。清和会の指令によるものだが、実行者として岸田の政治責任は安倍に匹敵する。

 

財閥に限らない。日本医師会などの圧力団体もそうである。連合もしかりだ。政治資金として正確に規制法に記述されない事例が少なくないだろう。派閥記者10年の凡人ジャーナリストは、最近になってこれらの自民党の不正行為、特に憲法違反の財閥・軍閥(?)の裏献金に注目している。

 

野党は政治資金規正法の大改正を国会に提出する道義責任がある。

2023年12月5日記(政治評論家)

 

追記  一昨日、房総半島に霜が降りた。きれいに咲いていた庭先の皇帝ダリアが一斉に黒ずんでしおれてしまった。桜も梅の葉も落ちて丸裸。梅は小さな芽を出して春を待っている。房総半島の放射能も、自然の循環をまだ破壊できないが、いずれどうなるか。

小さな菜園に遅すぎた無農薬大根の葉が颯爽と育っている。これを雑炊にして食べている。完璧な健康食材だ。雑炊には数種類の野菜を入れるが、大根の葉は文句なしの緑の食材である。小さな根っこは大根おろしだ。主食は、冷えたご飯や稲庭うどん。昨日、初めてきしめんを買ってみた。冷凍の讃岐うどんもある。ともあれ日本の検察も、せめて霜のレベルの力強さがあればいいのだが。

2023年12月 4日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(5004)

本澤二郎の「日本の風景」(5004)

<泡沫候補からダークホースに浮上したロバート・ケネディJr>

日米の言論界がこぞって「泡沫候補」と喧伝してきた来年の米国大統領選挙に出馬するロバート・ケネディJr。目下、人気上昇中のダークホースに拍手したい。民主党からの出馬をやめ、堂々の無所属で挑戦している。さしずめ21世紀のヒーローであろう。世界が注目している。黒人大統領だったバラク・オババさえ足元に寄せ付けないアメリカン・リベラリスト。確実に選挙の投票率を上昇させる。彼の真の目的は、ジョンF・ケネディも果たせなかったワシントンの死の商人の塊である産軍複合体制にあると見たい。命がけの本物の国際政治家であろう。

彼の偉大さに気付いた日本の反米進歩的な法律家が、彼の書いた分厚い本を読んで、概要を電話してきた。いずれ筆者も目を通したい本である。時間と余裕のある日本人にも読んでほしい。アメリカが変わると、日本も変わる!悲しい現実だが、ロバートの戦いに注目したい。

 

<筋金入りの環境問題弁護士=米産軍体制に挑戦する戦闘的なリベラリスト>

もう出版されて2年も経つ。さすが弁護士だから緻密な文章で、一つ一つ証拠の資料を取り上げながら、そこから問題点をえぐりだす。そこに容赦なく、正義のメスを大胆に入れていく。小気味のいい見事な本だといって、概要を説明してくれた日本の弁護士にも敬意を表したい。

ロバートは、ワシントンの腐敗のトップである米国疾病予防管理センターのファウチ博士を、ジャーナリストに先んじて血祭りに挙げている。不完全なワクチンを「打て打て」と叫び続けたことで、アメリカ人は多く亡くなった。コロナワクチンの後遺症はひどい。

薬品メーカーの悪辣すぎる暴利と、これに掉さした世界最大の慈善団体のビル&メリンダ財団も、大出資して莫大な利益を手にした。金持ちのやり口はひどい。ビル・ゲイツも形無しである。人間の表と裏の顔、善良さと悪魔の正体を見せつけている。

 

<動物・人体テストをしないワクチンを強要した国家犯罪暴く>

既にアイスランド政府は全面的にコロナワクチンの使用を禁じている。ワクチン接種を煽りまくった日本の新聞テレビは報道していないという。それにしても動物によるテストもしていない。いわんや人体実験はゼロ。そんな短期間のコロナワクチンで人類は、日米だけではなく血税を使って大量に購入した。

 

緊急事態を煽るメディアと日本政府と与野党も自治体も、完全ではないワクチン投与を繰り返して宣伝してきた。ファウチのような人物が日本にもいた。結果、日本でも沢山の人が死んだ。後遺症で悩む人々は今も数知れない。

米国疾病予防管理センターと日本の厚労省とWHOと薬剤メーカーが手を組んだ国際的な犯罪でもあろう。

 

後遺症で泣いている人たちの救済はどうするのか。議会でも問題にしていない?これはどうしたことか。ここ数年の死者の急増はワクチン後遺症かフクシマ(首都圏を襲った315)の東電原発の放射能被ばくであろうが、政府も日本医師会も実態調査もせずに頬かむりしている。恐ろしい本当に怖い日本である。

 

<驚愕!日本でも緊急事態を理由に薬物承認が全会一致>

善良な法律家は、念のために参院の広報課に連絡した。日本の議会でも新薬承認について、しっかりとしたテストで安全を確認して、のちに承認をするというルールを廃止し、緊急承認することになったことを確認して驚いた。

緊急を口実にした新薬承認!安全を確保しないまま認可承認する、というのである。凡人ジャーナリストは知らなかった。

 

緊急事態を理由に何でも強行するというルールは、民主主義の根幹に反する独裁方式である。緊急事態を理由に、危ない新薬も承認される日本になっていた。しかも、全会一致だ。一人として反対者は出なかった。一人も民主主義に反するルールに反対者はいなかった。これこそが日本の危機を裏付けている。

 

<極右・清和会政治は緊急事態改憲に突進=国民はNO>

横道に逸れるが、改憲の主流が維新・自民などが、最も危険な、何でもできる緊急事態条項であることが判ってきた。天下の悪法にしようと画策している。とんでもない断固、容認できない独裁のための改憲案である。

戦前の「赤紙」で若者を戦場に狩りだすという危険極まりない悪法である。国民は命がけで阻止しなければ、孫や子供に顔向けすることができない。健康な老人は100歳でも国会・自民党に抗議のデモに結集するだろう。

万博とカジノに生き残りをかけている維新を退治し、同時に清和会候補をたたき落とす国民運動を展開し、政権交代を断行するほか、日本の未来はない。

 

<独裁は危機をあおり暴走=米ロだけではない日本も>

日本でも独裁は始まっている。安倍内閣は2015年に自衛隊を参戦させる法案を強行した。明白な憲法に違反する暴挙である。野党の責任も大きい。

独裁は危機を作り出す。静かな海面に波風を起こすことに長けている。ナチスのヒトラーだけではない。いまのイスラエルの政府も独裁だ。危機を利用した独裁国家である。ユダヤ民族の失墜である。パレスチナの過激派を作り上げた張本人は、イスラエルの独裁政治だと見たい。

トランプもバイデンもプーチン、ゼレンスキーも独裁の虜となって世界を混乱に陥れている。岸田の日本もまた、この輪にはまり込んでしまった。隣国との信頼関係は破壊されたままだ。アジアもまた暗闇に覆われてしまっている。

 

<本格派の戦闘的リベラリストに世界は注目>

武器弾薬を封じ込めて、外交で問題を処理する21世紀の国連・地球にする責任と義務がある。日本は先陣を切って取り組む。これが日本の戦闘的リベラリストの生きざま・政治姿勢でなければなるまい。それがワシントンで起きている。ロバート・ケネディJrの奮闘が、世界を変えようとしている。

アメリカン民主主義の復活が、世界の平和と安定の基礎である。

2023年12月4日記(政治評論家)

2023年12月 3日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(5003)

本澤二郎の「日本の風景」(5003)

<311でも懲りない正力・ナベツネの原子力マフィア>

凡人ジャーナリストは、今どうしていいか困惑している。欧州のウクライナ・ロシア戦争でさえも「核兵器の使用」が嘴から飛んで人類を恐怖に陥れている。

米ソを中心とした21世紀の「野蛮な帝国」は、ヒロシマ・ナガサキの惨状にもかかわらず、原発・核開発に突進している。311のフクシマや、それ以前のチエルノブイリやスリーマイルにも蓋をして、原発帝国へと地球を引きずり込んでいる。背後で操る国際的原子力マフィアの野望は止まらない。

 

ざっくりいうと、日本も歴史の教訓を放棄した「神の国」A級戦犯の岸信介が政権を担当すると、正力松太郎の読売が露骨な原発推進にかじを切った。中曽根康弘も従った。岸の下に東海村の原発基地が建設される。狙いは原発の先の核兵器開発だ。それゆえに311のフクシマ東電原発が地震で爆発炎上しても、岸の孫の安倍政権で「原発大国」の野望が促進される。ワシントンと連携しながら中止しようとはしない。ドイツのメルケル政権は、直ちに原発を止めると表明した。第二次世界大戦の敗者は、はるかにドイツ人に軍配が上がる。現在も日本のA級戦犯の岸信介の野望のルートを突き進んでいる。主役は清和会・神道性連盟・日本会議だ。改憲軍拡派の牙城である。

 

その推進メディアの読売は、正力の路線を、今の渡辺恒雄の下でも変わっていない。野球に手を出したりして世論を狂わせる姿勢は、昔のままだ。無知な大衆を操り、財閥と連携して改憲軍拡の流れを、岸田文雄も強力に推し進めている。

 

<第二のフクシマは房総半島で発生している!>

筆者は「試運転中の高速増殖原型炉もんじゅで、1995年12月8日19時47分、2次冷却系配管(Cループ中間熱交換器出口配管)からナトリウムが漏えいする事故が発生しました」との報道について全く無知だった。

この大惨事を封じ込める策略として一人の幹部が殺害され、当局はまんまと「自殺」として蓋をかけたことも知らなかった。社会部の仕事と割り切っていた。ようやく「もんじゅ西村謀殺事件」として自ら報じ、少しだけ核の脅威と闇を知った。この重大事件は現在も法廷で争われている。高齢の西村未亡人の正義の戦いの背後の、司法も操る「原子力ムラ」のことを学んだ。

次いで被ばくジャーナリスト・竹野内真理の見事な報道記事に接した。彼女の取材は、チエルノブイリから国際原子力機関のIAEAにまで及んでいた。驚くべき成果を知るに及んで、京都大学の核問題の大家でもある小出裕章のいう「原子力マフィア」の恐ろしい活動に頷いてしまった。

既に第二のフクシマが発生していた!

 

<君津・袖ヶ浦の水源地だけではない!産廃場総点検不可欠>

そこに降ってわいた事件が、自身の目の前で起きていたことを知り、度肝を抜かれた。何と袖ヶ浦市林の水源地に膨大な量のフクシマの核汚染ごみが不法投棄され、その惨状(ガン多発)の事実を地元住民から突き付けられたのだ。

 

新たな驚きは、住民の怒りの抗議に全く反応しない首長と市役所のみならず、千葉県もまともに応じないという、地方自治無縁の実情を知ったことだった。

核汚染ごみの大量投棄事件は、小さな環境問題では全くない。政府と自民党、特に清和会と日本会議、電力財閥など死の商人を巻き込んだ、間違いなくこれこそが原子力マフィアの影を感じてしまった。彼らは経産相OBの細田博之、岸の孫が亡くなっても変化が起きない。読売は相変わらず日米欧の核開発推進報道を止めようとしていない。高齢で動きの止まったナベツネの原発推進新聞と日本テレビに変化は起きていない。

 

強く叫びたい!房総半島の産廃場総点検が不可欠である。利権あさりの知事や市長では無理だ。第二フクシマの房総半島をしかと確認する必要がある。避けては通れない。

 

<やくざ投入の除染・核汚染ごみの搬送=問われる警察・検察

なぜ房総半島が、核汚染ごみ投棄の場所になったのか。東北復興資金32兆円は、事情通によれば「ゼネコンとやくざが仕切った。除染や運搬はやくざが独占した」という。この指摘は正しい。

やくざが跋扈する千葉県・房総半島である。その証拠が最近の週刊文春で証明された。やくざ代議士の倅もやくざ社会の人物であることが判明、岸田はあわてて防衛相を更迭した。

先ごろ、無投票再選した袖ヶ浦市のK市長は、やくざ系であることも発覚した。木更津・富津もやくざ系で知られる。やくざ代議士が育成した市議が、利権あさりをしている。恐ろしいやくざ天国である。

原子力マフィア」の狙いであろう。ちなみに危険すぎる軍用機・オスプレイも木更津駐屯地に配備されている。千葉県内の産廃場は、大半が核汚染ごみ投棄で暴利を稼いだ。原資は国民の血税である。

 

<小出裕章・竹野内真理の出番はフクシマから千葉県

原子力マフィアと対決できる専門家は、小出裕章だと見たい。彼は正論を吐く勇気ある学者だ。もう一人が竹野内真理だ。彼女の見識は国際的である。ただし、体調を崩している。何とか郷里・千葉県のために正義の報道を期待したい。

以下に読売の最新の記事の一部を載せる。

2023年12月3日記(政治評論家)

 

 次世代エネルギーとされる核融合発電の実用化に向けた日本政府と欧州連合(EU)の共同声明案が、判明した。発電時に二酸化炭素を排出しない脱炭素電源と位置づけ、日欧が共同運用する実験装置「JT―60SA」(茨城県那珂市)を活用した研究開発や人材育成を通じ、早期の実用化を目指すとした。盛山文部科学相とEUの執行機関・欧州委員会のカドリ・シムソン委員(エネルギー担当)が12月1日午後に会談し、発表した。

 核融合は、原子核同士の融合で膨大なエネルギーを生み出す。日米欧などは国際熱核融合実験炉(ITER)をフランスに建設中で、JT―60SAは、実験データの共有などでITERを支援するため、日欧が共同で建設。10月には、核融合反応を起こすための条件となる「プラズマ」の生成に初めて成功した。日本政府は4月、核融合開発の国家戦略を策定し、文部科学省の検討会は2050年までに実用化する目標

2023年12月 2日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(5002)

本澤二郎の「日本の風景」(5002)

<極右片肺内閣の牙城・清和会崩壊へ検察のメス!>

日本沈没の元凶・清和会の不正がついに始まった!政党助成金という血税だけでも巨額を懐に入れる自民党、並行して集金パーティー巻を売りさばいて莫大な資金も手にする自民党金権派閥。とりわけ最大派閥の清和会の集金力は別格。なかでも財閥は裏金で処理するため、政治資金収支報告書に顔を出すことはない。ここにメスを入れると、国民は度肝を抜かれるに違いない。したがって検察は、ここでは捜査をしないだろう。

派閥の金庫番にとって当たり前の金集めは、政権を担当すると、ODA一つとってもすごい。安倍晋三はそれに60兆円もはたいた。手数料などのキックバックはすさまじいはずである。安倍未亡人が政治団体を掌握した理由と、彼女を操る仕掛け人の狡猾さも見えてくるだろう。そこまでメスを入れなければ、自民党派閥を解体することは出来ない。財閥の闇資金にメスを入れると、この国は再生の機会を手にすることができる!

過去において財閥にメスを入れたことはない。財閥のやりたい放題の政府施策に終止符を打つ時でもある。以下の記事は朝日新聞だと思う。前文を貼り付ける。

 

 (自民党5派閥が政治資金パーティー収入を過少記載したとして告発された問題で、最大派閥の政治団体「清和政策研究会」(安倍派)がパーティー券の販売ノルマを超えた分を所属議員側に還流させ、政治資金収支報告書に記載せず「裏金」としていた疑いのあることがわかった。不記載額は年数千万円に上り、最近5年間で計1億円超に達する可能性がある。東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載など)容疑での立件を視野に捜査を進める。)

<一度だけ政治資金を自民党3役の下に運んだ経験>

この国に限らないかもしれないが、この世はカネで動く。永田町・霞が関・大手町は特にそうだ。しかもこっそりやる。一部の野党議員も知っているだろう。それ以外は知らない。新聞テレビ週刊誌や雑誌記者らも同様である。幸運なのかどうか、一度だけの体験だが、思い出すと貴重な闇を知る機会となった。

消費税がらみの関係で、政府与党が新聞や雑誌にも課税強化の方針を打ち出した。真っ先に反対した新聞は、ナベツネが工作して処理した。問題は雑誌・週刊誌の方である。当時、雑誌関連の団体の政治担当を徳間書店の徳間康快がしていた。当時は徳間が東京タイムズ社長でもあった関係で、政治部長の筆者に工作のオハチが回ってきた。自民党3役(幹事長・総務会長・政調会長)に反対の直訴をするのだ。

3役との会見日程の設定が最初。それぞれに陳情するのだが、講談社社長の服部も熱心に動いた。新潮社の佐藤社長はおとなしい人という印象を受けた。集英社、学研の社長も。カネがらみ・税金対策というと、みな熱心になる。服部は派手な外車に乗っていた。政調会長の渡辺美智雄は、陳情の最中、講談社の日刊ゲンダイの政府自民党報道について怒りを爆発させた。彼は言論の自由を理解していなかった。公開すれば大問題になるところだった。

<「領収書がほしいの」と驚く金庫番に驚かされる>

結果は、新聞に次いで雑誌・週刊誌も課税を逃れたのだが、そのあとに謝礼という形の政治献金が続いた。誰一人雑誌協会の代表として献金を届けようとはしない。徳間は筆者に任せた。断れない。確か献金額は、一人100万円か200万円を協会が用意した。

子供の使いではない。当然、献金領収書をもらう。3者3様にも仰天した。「派閥に渡してほしい」というもの、中には、応対した金庫番が「領収書を書くの」と驚いたことにこちらが仰天した。ということは、多くの献金は、証拠を残さないための闇献金で処理していることを知った。政治とカネは不可分な、深刻重大なことなのだ。その点で「派閥任せ」はすっきりしている。党の利益は、派閥と心得ているのだろう。むろん、領収書は3人から受け取って徳間に渡した。幸いなことに、その後に日刊ゲンダイが政府寄りの広報新聞になったわけではなかったことだ。思うにメディアは、このような裏工作で処理するのではなく、公然と反対報道して政府の「言論弾圧」に屈しない態度をとるべきだった。その点で、後ろめたい思いをした。

<消費税関連でメディア課税に反対陳情=雑誌週刊誌を徳間が担当。東京タイムズ政治部長にオハチ回る=新聞はツネが処理>

要するに「政治とカネ」には裏があるということである。金庫番は承知しているが、それ以外は理解していない。カス券のことは、教えられて知ったばかりである。購入するものは、半額で買って経費で落とす。売る方も買い手も儲かる。誰が考えたのか、蛇の道は蛇である。

検察が、元金庫番から徹底して不正な手口を掌握すれば、自動的に清和会も、別動隊の統一教会も沈む。安倍の60兆円のODAの闇資金などもあぶり出す必要がある。武器弾薬購入資金のFOSも。日本が米国の属国でないことを証明することができる。軍事利権は想像を超えるほど悪質である。

改憲軍拡を叫ぶ輩は、そうして利権あさりをしている。血税をこっそり懐に入れている政治屋を叩き潰す時である。防衛族にメスを入れれば、不正の半分を明らかにできるだろう。政治は変わる、変えるときだろう。

2023年12月2日記(政治評論家)

怪しい西村経産相と松野官房長官のNOコメント! 

 清和会の塩谷立座長は11月30日、ノルマ超過分の議員側への還流について「あったと思う」と説明後、「事実確認しておらず、撤回したい」と釈明していた。鈴木総務相「受け取ったことない」? 岸田内閣の閣僚は鈴木氏を含む4人が安倍派に所属する。松野博一官房長官と西村康稔経済産業相はいずれも1日の会見で「政府の立場としてのお答えは差し控えたい」と回答を避けた。宮下一郎農林水産相は「私自身の事務所でキックバックという事実はない」と、還流を否定した。(朝日)

2023年12月 1日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(5001)

本澤二郎の「日本の風景」(5001)

<大阪万博は第二の東京五輪=断固中止せよ>

光陰矢の如し、もう2023年12月、師走である。中曽根バブル崩壊から立ち直れず、経済大国の座を中国に譲り、ここ20、30年前から落ち込んだ日本は、隣国の韓国にも経済力でも負けたような数値が並ぶ。それでも永田町と霞が関と大手町も、休日と高給を食んだまま中曽根バブル時代をいまだにをいまだ継続し、ついに大衆を地獄の一丁目に引きずり込んで、目下なすすべを知らない。

 

古来より為政者は、国家崩壊・緊急時には武器をすべて捨てて、非戦の国家に衣替えし、民衆を支える時であるが、

(驚いた!万博批判記事がそっくり消された。頭がくらくらする。AIという化け物が自動的に作動するものか。恐ろしい工作がネットの記事にまで繰り広げられている。政府・電通に国民の声が伝わらないデジタル操作が行われている。悔しい)

 

<恐ろしやAI操作で言論の自由を封じて万博強行!大衆はNO>

五輪疑獄は終わっていない。森喜朗の配下・石川県知事がIOC買収工作に、血税である官房機密費を悪用した事実を暴露した。「安倍晋三からカネはいくらでも出す。五輪をなんとしても勝ち取れ」と厳命されたという当時の自民党五輪獲得の責任者・馳という元レスラーは、おそらくその時に安倍ヒトラーを思い出したであろう?

 

独裁者ヒトラーと独裁者安倍は、為政者として同列に位置する。お祭り騒ぎで国民を騙すという手口は、国家神道・神の国信者にとってなじみが深い。国民操作の手段だ。4兆円東京五輪賭博は、森と安倍が中心になって始動した。その前には石原慎太郎がいた。A級戦犯の岸信介の一派である。これら極右の反共反中勢力は、改憲軍拡の日本会議・神道政治議員連盟でもある。4兆円五輪賭博は、こうして実現した。

 

<五輪大疑獄は終わっていない!検事総長責任が問われる>

五輪大疑獄事件はまだ終わっていない。森と馳を国会に呼んで証人喚問することが不可欠である。維新をあぶりだすろ過装置ともなる。与党は言うまでもなく野党は死力を尽くす好機であろう。検事総長の出番を作ることも忘れてはならない。

検察官適格審査会を始動させよ!

民主主義の原理をしっかりと活用する議会と言論でなければ、この国は終わるしかない。

 

<官房機密費は国家犯罪に悪用されている!>

悲劇的なことは、政府の官房機密費が犯罪事件に悪用されていることである。その点では、安倍の勤ちゃっ切りの菅義偉の証人喚問も求めなくてはならない。

野党の力量が問われている。同じく言論界・ジャーナリストの資質と編集権そして経営陣の資質も問われている。ナベツネ新聞に傾斜してきたこれまでの政府の御用聞きですますのか、それとも国民の怒りを代弁する正義の新聞テレビに戻るのか。

 

<民主主義を放棄した日本政府(自公+維新国民)!>

日本の民主主義は、首の皮一枚でかろうじて存続している。多くの国民は、この言論界の不条理に気付いてしまっている。

野党の無気力についても。

このまま大衆とともに立ち上がるのか、それとも地獄の一丁目に潜り込んでしまうのか。

 

<78年前の原点に戻ることで日本は再生できる!>

地獄に突っ込んでいる日本に万博もカジノも不要である。誰もが思っている真実である。正直なところ、78年前の歴史の教訓に耐えられる政党は、いない。自公も維新もいらない。

今の霞が関も不要だ。大刷新・大改革でのみ再生する日本である。大阪万博・カジノ建設を放棄することが、そのための踏み台となろう。元気を出そう。憲法が期待する帆船・日本丸に舵を切れ、と強く叫び続ける今である。

2023年12月1日記(政治評論家)

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