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2023年11月 2日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(4972)

本澤二郎の「日本の風景」(4972)

<山本太郎は政府追及の天才話術=消費税ゼロで弱者救済不可欠>

散歩から帰宅すると、まだ参院予算委(11月1日)が開かれていた。初めて、山本太郎の政府追及質問を聞いた。実に痛快である。彼を立憲民主党などの他党が党首に起用して、時間をたっぷりかけて政府を追及させたら、いかなる漫談・落語の類も蹴散らす威力を見せるだろう。霞が関官僚から公開・公認の資料を、彼らに端的に答弁させることで、この10年からそれまでの自民党公明党の失政を、あっけらかんと証明させた。お見事だ。

目の前の悲しすぎる数字に、文句をつけられる首相も閣僚もいない。結果、財界筆者の言う戦前以上の怪物となった財閥政治の自公政治を浮き彫りにさせた。

一番真っ当な国民のための政治は「消費税ゼロ」であると、ぐうのねも出ない一点に導く。政府データでは、家庭の物価高対策は、外食をやめる。現在は食費を削る生活に甘んじている悲しい事実を官僚が説明した。筆者でも野菜・果物などは、賞味期限切れの売り場に目を向けている。質素倹約競争という厳しい生活を強いられている。高給取り世界一の国会議員は、特権層の仲間入りしているものだから、母子家庭や年金生活者・非正規労働者の深刻な困窮が判らない。

岸田文雄という幼児期から贅沢三昧に育った人間は、消費税ゼロの効果を認識できない。そんなやり取りで終始したのだが、ともあれ太郎の質問は小気味よいものだった。わずかな質問時間で100%以上の成果を出した。この場面を聞いた国民は、80%の確率で支持を取り付けたかもしれない。

「物価急騰の高物価社会で政府は、二重の税収増にウハウハ。海外に輸出する車など財閥企業は、そっくり返還されて申し分なしだ。笑いが止まらない」という実情に国民の目を向けさせた。

そう、この国はすべからく財閥に支配されている。司法立法行政の三権とも、財閥擁護に徹している異様な国である。不都合なことはやくざ任せ。東電福島の核汚染ごみの処理は、やくざ系産廃業者に任して、それを政府自治体は黙認・隠蔽している。房総半島の実情である。思い出すと、清和会創立者の集金パーティーにギャンブル財団の笹川良一が公然と壇上に登った。その場面を目撃し、同僚の社会部長がやくざの親分と福田との証拠写真を一面に報じた意味を今も思い出す。

 

<戦争準備資金43兆円をゼロにすれば世界一安全安心な国確実>

消費税をゼロにすれば、国民の消費意欲は確実に上向く。経済の歯車は動くだろう。さらに戦争準備のための、憲法違反の43兆円をゼロにして、これを福祉や教育に回せば、いい日本が誕生する。武器弾薬で国民の生活を守ることは不可能。目下の二つの戦争を見れば、一目瞭然であろう。

戦争で潤うのは財閥である。日本でも43兆円で有卦に入る財閥が見て取れる。人殺しの武器弾薬に43兆円を流し込む岸田とその仲間の自公、これに沈黙する議会と言論は、悪魔であると断罪したい。帆船・日本丸が世界で一番素晴らしい安全航海を約束してくれる。今は死の商人が世界を、戦争を動かしている。

 

友人がアメリカの大統領候補のロバート・ケネディJrの翻訳本を注文したという。彼は本物の民主主義者だ。世界から米軍基地をなくすと公約している。それを確認できる。

世界に展開する米軍基地の関係者や家族は、外国からケネディに投票するだろう。むろん、沖縄の米兵の多くも。台湾有事を歓迎する清和会の面々は?

偽のコロナワクチンで命を失ったり、副作用で泣いている人々は多い。暴利をむさぼる世界の悪魔を彼は、これまで勇敢に追及してきた。環境問題の弁護士は、ついに政界に飛び出す。拍手したい。

 

<円激安の異次元金融緩和・ゼロ金利止めにそっぽ向く与野党>

円の実力は1ドル100円程度である。いま150円台、ものすごい落下。原因は分かっている。安倍晋三と黒田東彦である。福沢諭吉をべらぼうに輪転機に掛けて刷りまくって、円の価値を意図的に下げてきた。植田和夫も追随した。

国民資産である年金基金を株に流入して株高を演出、いかにも景気の良い日本資本主義を内外に誇示し、株屋を太らせてきた。詐欺である。経済を詐欺で動かしている怪しげな日本。ようやく、国民はそのからくりを見つけた。凡人ジャーナリストも数年前に目を覚ました。

経営者は自社株買いで株価操作して、株高を演じて、その貢献に対して数十億円を懐に入れる。まさに詐欺的魔術で肥え太っている。

円ドル関係を正常化させるしかない。黒田と今の植田の手口を止めなければならない。国民生活を守るためには、そうするしかない。円が高くなれば、消費者の購買力は著しく上がる。

 

日本人は金持ちになる。消費も増え外国へ出ていくこともできる。窒息することもなくなる。極貧の人たちは、福祉予算で救済すれば済む。だが、与野党の政治屋は、政府・日銀に対して沈黙し、訴えようとしない。太郎も叫ばなかった。

目を覚ました国民が、政治屋政党に怒りの刃を向けるしかない。このままでは、地獄行きの列車に押し込まれるだけだ。ホロコーストにされてたまるものか。

 

<消費税ゼロの反自公連合で政権交代確実>

日本丸を帆船にする、平和憲法の原点に戻る、歴史の教訓に徹することが、太平洋やインド洋・日本海を穏やかにすることができる。核放射能のない日本丸にするしかない。

日本人は国際社会で、世界に押しかけて、人類に生々しいヒロシマやナガサキやフクシマを訴え続ける。やくざ言論ややくざに屈してしまうような民主主義を排除する勇気を持たねばならない。やくざを取り締まる警察力に刷新する政府を誕生させる必要性を、房総半島の袖ヶ浦市民が叫び始めたことにも留意したい。

 

今できることは、太郎の「消費税ゼロ」の日本にするための統一戦線で、自公体制を崩壊させることであろう。ハイパーインフレを阻止することもできる!眠っている無党派層の決起を促す共闘が、いま不可欠である。

2013年11月2日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

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