本澤二郎の「日本の風景」(4973)
本澤二郎の「日本の風景」(4973)
<円の激安価値=泣いて済むようなレベルでは全くない!>
米ニューヨークに本社のある世界の金融情報誌・ブルームバーグは、円は「トルコのリラやアルゼンチンのペソ」の仲間と報じた。ひところ日本円はドルに次ぐ国際通貨になるかも、といったはしゃぎさえ見せていたが、どうやら確実に紙切れの世界に突っ込んでいる。為替専門家の国際的評価に愕然とする。
そうしてみると、紙切れの円を輪転機でいくらでも刷っても、これからも異次元で刷りまくったとしても「問題はない」というのであろうか。むろん、日本国は沈没しない。しかし、日本人は沈没するだろう。
「まだハイパーインフレにならない。どんどん刷りまくれ」という論者には聞いてあきれるが、それにしても「とうとうハイパーインフレ通貨の仲間入り」との分析は衝撃的である。価値のない円をため込んでいる1%も驚いているだろう。
<植田和夫無能=黒田東彦と共に葬り去れ!>
2%成長のためという屁理屈を掲げて、本来の「物価の番人」という使命を忘れた日本の中央銀行・日本銀行は、天井知らずの政府発行の国債を買い上げて円激安政策を強行してきた。
いま筆者はネギ1本100円にたじろいでいる。買いたくても買えない、その勇気がない。
植田和夫よ、街で野菜を買ってみろ、少しは理解できるか。それとも彼の懐は銀座族と言われるほど暖かいので、難なく買い込んでしまうのか。生きた経済を知らない学者馬鹿を馬鹿にしてきたが、異常な物価高の元凶である円刷りまくりによる円激安のための金融政策に、年金生活者は床に倒れこんでしまいそうだ。足腰がぐらつく。
まさかこんなことになるとは、笑い転げてきた財閥も予想できなかったのだろうか。日本政府も霞が関の官僚たちも?むろん、経済音痴の国会議員はわれら凡人ジャーナリストのレベルだから同様かもしれないが、彼らは世界一の高給取りだから、安心して1本100円のネギを買うことができるのであろう。
庶民は黒田東彦と植田和夫を血祭りにするしかない。むなしすぎるが、責任を取ってもらわねばなるまい。
<安倍の清和会・統一教会・日本会議もおしまいか>
悪政の元凶は、自民党極右の安倍晋三の清和会が、財閥の期待する金融政策を100%受け入れてきたことにある。
その前の森喜朗・小泉純一郎の内外政の失政にも安倍は、両者の側近として深く関与してきた。その罪は万死に値しよう。
安倍の清和会は、安倍の統一教会であり、安倍の日本会議となる。日本丸の底に次々と大きな穴をあけ、浸水させて今にも沈没しそうである。世界の金融情報誌が「円はもうだめか」と悲観的な分析をした意味は大きい。植田の打つ手に市場は全く反応しないどころか、悪化している。外国の旅行者は大喜びだろうが、日本人は外国に行けなくなった。中進国どころか発展途上国へと落ち込んでる。
極右・清和会はいらない。統一教会も日本会議も共犯者として責任を取らねばなるまい。
昨夜の岸田・経済対策会見では、彼らの機関紙S記者は、岸田の改憲促進に発破をかける質問をしていた。むろん、木原誠二事件について追及はなかった。官邸の記者会見は、記者が民意を質す場でなくなっている。首相による一方的な嘘宣伝の機会に変質している。世界の物笑いになっていることに内閣記者会も分かっていない。ひどい記者会見だった。
念のため指摘したい。通貨の安定が政府の重要な役目である。自国通貨を引き下げるというアベノミクスは邪道だ。それが10年も継続し、いまも続いている。円を本来の姿にするには、異次元金融緩和を即座に止めるしかないが、植田はまだ続けるという狂気の路線をやめようとしない。
<岸田内閣命脈尽きて地獄=起死回生策は米国債売却!>
打つ手はないか?ある、ある。抱えきれないほどの米国債を売却するのである。過去に橋本龍太郎が口走ったことがある。
中国もどんどん手放しながら元の価値維持に懸命である。日本もみならえばいい。1ドル130円、120円レベルに引き上げて、安定させるのである。
地獄か天国かのきわどい境目で追い込まれた日本である。
2013年11月3日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)
(ブルームバーグ): 日本銀行の円買い介入が機能する可能性は低いと、ドイツ銀行の為替調査グローバルヘッド、ジョージ・サラベロス氏が指摘した。同氏は円を、新興国通貨で過去10年間のパフォーマンスが最も悪い2つの通貨と同列に置いた。
サラベロス氏は顧客向けリポートで、「利回りや対外収支といった円相場を動かしている要因を一見すると、円はトルコ・リラやアルゼンチン・ペソと同じ部類に属する」と指摘。「円を防衛する日本の介入は良くて無力、最悪の場合には状況を悪化させることになるだろう」と続けた。
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