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2023年11月

2023年11月30日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(5000)

本澤二郎の「日本の風景」(5000)

<政権交代に向けて=消費税廃止が大衆活力・生き残りの道=山本太郎に続け!>

政界の人物評では、田中真紀子がずば抜けていた。早稲田の演劇部出身。いまの国会質問NO1は山本太郎だろう。臨時国会の参院予算委員会で消費税廃止を首相に迫った。アベノミクスという財閥のための金融・経済政策は、日本の価値をとことん下げて、円安を強行してきた。その結果、大衆は物価の急騰で目も当てられない。筆者の目にはネギ1本100円。到底手が出ない。財閥優遇の清和会の極右政策について、誰も書いたり報道できないが、すべからく政策は、財閥のためといっていい。財閥の内部留保500兆、600兆円という。1%財閥が500分の1の資金をはたいて、賃上げをしてごく一部の労働者、むろん、連合の労働貴族にカネを回したのだが、90%以上の中小企業の労働者には縁がなかった。来年の春闘も、連合も政府も気勢を上げているが、大衆にとっては無縁。

昨夜すいすいと成立した総合経済対策は、国債頼みの無駄無駄補正予算。子供や孫たちの背中に背負わされる負債だ。本来の景気対策ではない。

 

本当の経済対策は、消費税を廃止することである。これに突進している山本太郎の政党が一番大衆にわかりやすい。池田大作の公明党の株を奪った形である。維新と国民民主党は健全な野党とは言えない不可解な政党のため、立憲民主党、日本共産党、山本党(令和という言葉は安倍が作った造語なので大嫌い)、社民党ということになる。野党4党が一本化して決死の戦いをすれば、必ずや勝利の女神が天から舞い降りてくるだろう。鳩山由紀夫・小沢一郎の最後の勝負、関ケ原の戦いとなろう。

国民は既に決断した。自公+維民を蹴散らすことができるだろう。野党4党は党利党略を放棄しなければならない。

 

<消費も増加し、日本経済は回転、GDPにも貢献>

消費税を廃止すれば、大衆の消費が増加し、経済循環を円滑にするだろう。年々低下しているGDPも上向く。政治は財閥のためではない。大衆の生活を維持・安定させることである。日本銀行は物価の番人である。いま日銀が大衆を殺している!政権交代は不可欠だ。実現すれば、異次元の円刷りまくりを止めて、金利を正常化すれば、1ドルは130円、120円に跳ね上がる。100円になってもいい。

奥の手は、いうまでもなく紙切れになりかねない米国債を売ればいいだろう。

 場合によっては、財閥の内部留保金を引き出せるようにすればいい。本来は大衆に入るカネなのだから。緊急避難として許されるだろう。当然、公正・効果的な行財政政策をすべきだ。鈴木内閣以来、大掛かりな行革は行われていない。多くのムダ金が政府の予算にこびりついている。政府・議会とも、血税との観念が喪失している。

今のような無様な財政を継続してゆくと、子供は生まれてこないだろう。FMSという莫大なムダ金にも驚く。軍拡が戦争を引きずり込む危険性は、戦前の教訓に照らせばよく分かるだろう。歴史を学ぼう。憲法を学ぼう。以上は、民意である護憲リベラルの立場である。

 

<太郎は早口で立て板に水=本人は満足?国民の理解は?>

昨日元国会議員と雑談したのだが、彼は国会での予算委の審議に耳をそばだてていたが、途中で止めたという。よく理解できる。

「国民のための審議というよりも、野党を含め自分のための質疑をしている。国民に分かりやすく理解させる努力をしていない」と切って捨てた。

それは山本太郎にもいえる。「時間制限もあろうが、早口で立て板に水を流すようにまくし立てているが、聞いてる国民はついていけない。じっくり、間を置いた抑揚が不可欠だ」と断じた。

NHKの視聴率は低いだろう。

 

<沖縄の赤嶺質問は「判りやすい」との声>

「沖縄の赤嶺政賢はべらべら調でなく、じっくりと味のある追及に聞きほれた」という。

国民にしっかりと聞いてもらうためには、間合いの取り方や抑揚にも気を使いながら、でないと、せっかくの質疑も「自分だけ今だけ」に終始するだろう。

国民は国会の議事録も知らない。知っていても読まない。政界を引退した後、引き出しから引き出して読む程度なのだから。

記者諸君にも苦言を一つ。やたらと英語をカタカナ文字にして、さも当たり前のように使用する。日本人らしく日本語をつかうべきだろう。

相変わらず横道に反れてしまったが、野党4党が消費税廃止で合意して候補者を絞れば、大勝利は間違いない。大衆の声である。

2013年11月30日記(政治評論家)

 

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1931年の満州事変後に、大洪水を起こした「日本スゴイ本」
「魚を食うから強い」「腰が世界一強い」「服従は美徳である」「報酬を求めるのは日本固有の精神ではない」「日本は世界の中心である」......。現代も氾濫する「日本スゴイ」言説。そのご先祖様とも言える、戦前戦中の書物から見えてくる世界とは。日本って何がそんなに「スゴイ」の?
目次:
第1章 「日本主義」大ブーム到来 ・「日本スゴイ」ネタの原型 ・日本主義は全人類の奉ずべき道徳精神である ・日本人の底力・粘り強さは米食からくる ・お墓マニアが語る日本精神 ・満洲事変で「日本人」はどう変わったのか ・「天才帝国日本」の栄光と崩壊 など第2章 「よい日本人」のディストピア・「日本人に生まれてよかった」?・学校教師を「ミニ天皇」化する「日本的学級経営」 ・学校は児童を日本的に鍛える道場である ・日本の少国民は、世界でいちばん知能がよいのですよ ・修学旅行で「神国日本」を実感 ・受験で試される愛国心 ・勝つために今日も体力向上の実践をしよう 第3章 礼儀正しい日本人――国民礼法の時代 ・便は便所にすべきで、庭や路傍にすべきではない ・祝祭日には赤飯炊いて ・よい子の諸君! カツアゲと痴漢には気をつけよう ・自由主義を撲滅し、交通道徳を守りましょう・弁当箱は左の手に持つ!・朝礼は心を込めて など第4章 よく働く日本人――勤労哲学の教化と錬成 ・「日本的勤労観」の暗黒 ・金銭のために働くのは、金銭の奴隷にすぎないいやしい根性 ・「お国のため」は「自分のため」 ・神国日本の有給休暇 ・勤労青少年の「不良」がスゴイ  など第5章 神がかり日本に敗戦はない ・大東亜皇道楽園の出現 ・大東亜戦争の神話的意義 ・神の国には敗戦はない・文部省の公式「日本スゴイ」本がヤバイ会社に酷似の件 など

2023年11月29日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(4999)

本澤二郎の「日本の風景」(4999)

<永田町の巫女たちの反乱?にも聞く耳持たずの岸田文雄?>

このところ韓流ドラマをよく見る。むろん、李王朝時代のもので、現代ものではない。日本の天皇の源流を知るためばかりではない。中国の帝国の影響力を受けながらの朝鮮国王の苦闘ぶりや、最下級の賤民の様子なども学ぶことができる。王の背後で暗躍する怪しげな占い師のような巫女もまた、ドラマの主役に躍り出ることも。戦前戦後の日本の神社神道のそれは、男の神主や氏子の陰に隠れて「性的な役割を担っている」(氏子総代の話)のとは大違いだ。統一教会に限らず宗教団体内部の男女関係は、どこでも起きている。

 

女性の地位が極端に低い日本の巫女に代わってなのか、事情通は「最近は永田町の巫女は威勢がいい」と蔑視表現しながら、女性の活躍を評価する?選挙でも女性候補を擁立することで、弱点に蓋する政党は与野党ともだ。たとえば、参院議長にもなった山東昭子を「人寄せパンダ」と呼んでいた。永田町の男女差別は極端だが、公正に見て女性議員にいい人物はいないか、少ない。

目下話題の巫女たちの背後の支持者は、闇の日本会議である。改憲軍拡の銅鑼を金切り声で叫んで、強く叩いていているのだが、わが国の宰相は馬耳東風である。

 

<民意に反する安倍側近の女傑が声をからすのだが>

筆者は知る人ぞ知る女性の味方である。特に善良な女性を殺害したり、いじめたりすることを目にすると、怒りが爆発する。最近ではTBS強姦魔批判、同時並行して「木更津レイプ殺人事件」の犯人のやくざ浜名追及である。後者の被害者は戦争遺児である。犯人のやくざも被害者も、ともにカルト教団のメンバー。「池田大作の弟子」といえば理解する日本国民も多いはずだ。

女性を食って生きるやくざを容赦することは、凡人ジャーナリストとして妥協出来ない。教団が動けば犯人は獄中の人になるのだが、教団も支持する政党もやくざを生かしている!

 

目下の「永田町の巫女たち」はむろんのことで、普通の女性ではない。特別な背景が存在する。ナベツネがどれくらい支援しているか不明だが、話題の主は安倍晋三に直進して、忠誠を誓ってきた共通項を有するという。極右・日本会議の駒とも。以下の記事でもわかるので、参考にするといい。

 

(憲法改正を掲げる団体「日本会議」主導の「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が27日、国会内で集会を開いた。共同代表でジャーナリストの桜井よしこ氏は岸田文雄首相を名指しし、「責任を持つ政治家とは思えない」と批判した。集会には、自民党の加藤勝信・衆院憲法審査会幹事、柴山昌彦元文部科学相、杉田水脈衆院議員ら約20人の与野党議員が参加。桜井氏は「岸田さんは(改憲を)『必ずやる』と繰り返すが、このスケジュール感は何か」と不満を吐露。「(憲法改正を)やる気になって取り組む姿を示せば、支持率は比較的容易に上がると思う」と語った。桜井氏は安倍晋三元首相に近かった。首相はこれまで、党内外の保守派の不満を募らせないよう「党総裁任期中の改憲」と繰り返し言及。10月には月刊誌「WiLL」掲載用に桜井氏と首相公邸で対談した。)

ここに登場する加藤勝信は、問題のコロナワクチン接種を主導した人物だけでなく、安倍家のお庭番としても知られる。医師会との深い仲も有名だ。

<連合も大衆いじめに狂奔?=朝日も仰天見出し>

連合・芳野会長「国民民主の補正予算案賛成、考え尊重する」(朝日会見)

「外相の上川陽子を巫女にする動きが右翼のネット動画に出ている」との連絡を受けたのだが?どうだろうか。

2023年11月29日記(日本記者クラブ会員)

 

以下投稿記事

アイスランド=突然死の急増でコロナワクチンを禁止

https://evol.news/news/iceland-bans-covid-shots-amid-soaring-sudden-deaths/

超過死亡、脳卒中、血栓、突然の心停止、その他の原因不明の健康問題が世界中で急増し続ける中、政府はmRNAコロナワクチンを禁止した。10月初旬、アイスランドのレイキャビクで「Let the Science Speak」と題する会議が開かれた。会議の参加者たちは、コロナワクチンの害と世界保健機関(WHO)の権力掌握について語った。その6週間後、会議の主催者からサーシャ・ラティポヴァに、アイスランド政府が来週からアイスランドではコロナワクチンの接種ができなくなると発表したとの連絡が入った。サーシャ・ラティポヴァはこのイベントの6人の講演者の一人である。↓会議の様子はこちらから視聴できる

https://youtube.com/watch?v=pJ6x5MqxVGg

 有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」の中で、毒性が問題視されている「PFOS(ピーフォス)」などが各地の河川や井戸水から検出され、自治体が調査や対応に追われている。PFASは半導体や電気自動車(EV)など、幅広い製品の素材として使われているが、欧州などで規制を強化する動きもある。素材メーカーは代替物質の開発を進めており、新たな商機となる可能性もある。(経済部 田中俊資) PFASは1万種類以上ある有機フッ素化合物の総称で、水や油をはじき、熱に強い性質を持つ。半導体の基板に塗る感光剤などのほか、フライパンのコーティングや泡消火剤にも使われている。自然界で分解されにくく、水や地中に長期間残る。PFASのうち、毒性が懸念されているのは、「PFOS」と「PFOA(ピーフォア)」だ。体内に多く取り込むと、がんなどを引き起こす可能性が指摘されており、政府は2021年までに製造や輸入を全面禁止した。

2023年11月28日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(4998)

本澤二郎の「日本の風景」(4998)

<法を守らない不届き政党は立法府から排除が民意>

「いくらでもカネはある。なんとしても東京五輪を勝ち取れ」という自公内閣が10年前に発足すると、IOC国際オリンピック委員会買収作戦が始まった。凡人ジャーナリストはこれを4兆円賭博五輪と断じて中止を求める記事を流したが、森喜朗らJCO日本オリンピック委員会によって利権五輪は強行された。莫大な利権を懐に入れた安倍・清和会は、今も存続し、岸田内閣を操っている。

 

自民党5大派閥の政治資金収支報告書の金集めパーティーの不正記載がようやく発覚したが、当事者は問題個所を修正して「おしまい」にして済むものではない。

根源は、野党と言論の衰退にある。ゆでガエルのような民度が傲慢すぎる独裁政治を許してきている。電通に支配されるメディアとそれに追随する野党の劣化。永田町に流れる闇資金!ただでさえ国会議員は世界一の高給取りで、優雅な生活を保証されている。特に責任を持たない多くの野党議員は、国民の代表者としての自覚を喪失していると見られがちだ。

しかしながら、ここにきてようやく弱者国民は、厳しい生活環境と軍靴の音から、見事に覚醒している。「山は動く」場面であろう。

 

<自民党はカネに汚い詐欺イカサマやくざ金権政党か>

55年体制のころの自民党は緊張していた。「共産党の爆弾質問に応じられる議員は宮澤喜一くらいだ」「角さんは午前3時に起きて役人が調べ上げてきた答弁メモを必死に読んで委員会に臨んだ」「東電に次男を就職させた大平正芳は、毎日自宅の電灯を消して電力消費を抑えていた」ものである。

いまは違う。アベノミクスというまやかしの財閥向けの利権政策による超株高で、国民資産である年金基金までが投入され、物価の番人である中央銀行の日本銀行が株買いの先頭に立っている。輸出と株で財閥経営陣は肥え太る内部留保金の処理さえできず、毎日小原庄助サンのように酒浸りで命を縮めている!

 

自民党は国民政党ではない。尊重擁護すべき憲法さえも、土足で踏みつけている悪魔のようなイカサマやくざ金権政党であろう。

 

公明党も自民党化して、もはや戦争党に変身してしまった。「大衆のために」といって立党した池田大作も亡くなって、もはや縛りは消えた。遠山某のような銀座族は消えてはいないだろう。カルト教団を足場にした政党は、憲法の政教分離に違反する。カネに目のない輩が今も池田礼賛発言をしている。お笑いであろう。

 

<初めて聞くカス券> 

小沢一郎らが小選挙区制を強行した際の世論操作というと、血税を政党に流すため、業界など不浄な金集めは禁じたという縛りを喧伝した。世論は「それなら仕方ない」と応じ、新聞テレビは大宣伝した。細川護熙内閣の時で、自民党総裁は河野洋平だった。衆院議長は社会党の土井たか子。3人の政治責任は重い。

 

現実は何も変わらなかった。今回の政治資金収支報告書に怒り狂った元自民党秘書が、仰天するような集金パーティー券の販売の裏手口を教えてくれた。「カス券」を御存知だろうか。筆者は初めて聞く。パーティー券は何枚でも印刷できる。選挙でもこれが悪用されていると不正選挙という。

 

「パー券は派閥の議員に割り振る。しかし、残ったカス券を売りまくって荒稼ぎをする秘書が出てくる。私が売ってやるというビジネス屋も。焼却しなければならないパー券が金券に化ける」というのだ。

「一般的に言うと、中小企業経営者がパー券を大量に購入する。2万円券を1万円で買うと、会社は2万円として経費で落とせる。残り1万円は、懐に入るのだが、買い手も税金対策として飛ぶように売れる」という。なるほど少しわかった。50枚、100枚でも購入する人物がいるというのだ。ちなみに財閥・大手は闇資金で大量買いする。もちろん政治資金収支報告書に記載されることはない。

 

税制上の優遇策を導入した政党の金集めである。政党政治屋の腐敗は、世界一の高給取り議員も、財政が破綻しているにもかかわらず、誰一人引き下げ論を口にしない。全国会議員が世界一の高給取りに満足している。政治の腐敗は底なし沼といえる。カス券の効用を初めて聞いた。蛇の道は蛇か?

政治資金規正法は、20万円を超えるパー券を購入した個人や団体には、金額を記載せよと定めている。

抜け道防止の法律改正とごろつきのような政党を排除する季節であろう。岸田内閣は信を問うか、総辞職して政権を野党に委ねる場面である。

2023年11月28日記(政治評論家)

#ヤバすぎる緊急事態条項(送信メールから)

#自民党に殺される この動画を見ろ、これが現実だよ、何で自民党に投票するの?自分は困ってないから?なぜ選挙に行かないの?次は主権がなくなってもいいの?

#緊急事態条項反対

 

日本はスゴイ!

1931年の満州事変後に、大洪水を起こした「日本スゴイ本」。「魚を食うから強い」「腰が世界一強い」「服従は美徳である」「報酬を求めるのは日本固有の精神ではない」「日本は世界の中心である」......。

現代も氾濫する「日本スゴイ」言説。そのご先祖様とも言える、戦前戦中の書物から見えてくる世界とは。

日本って何がそんなに「スゴイ」の?

2023年11月27日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(4997)

本澤二郎の「日本の風景」(4997)

<市民運動の課題=大学の研究者と連携することが不可欠>

おそらく千葉県の市民運動の先駆者といえるような「小櫃川の水を守る会」の総会(11月25日)に初めて顔を出してみた。このようなことは政治ジャーナリストにとって初めてかもしれない。そこで確認できたことは、JR亀山駅の奥地・小櫃川の水源地に千葉県が認可(沼田知事)した恐ろしい東洋一の産廃場で、袖ヶ浦市の住民が測定した放射能が120マイクロシーベルトという通常の500倍以上の値が出た?そのことを本ブログで紹介したのだが、大変な間違いだった。深くお詫びしたい。「測定ミス」だった。測定器は放射線ではなく、電磁波を測定するためのものだった。「放射能測定器を注文したはずなのに」と住民の怒りはただ事ではない。業者のいたずらか、陰謀なのか?怖い時代を感じてしまった。

 

ここで指摘したい市民運動の課題は、大学の研究者との連携が不可欠ということである。特に科学問題で、逃げる役人相手の事案では、最も大事だ。彼らの生活は安定しているため、無報酬で協力してくれるだろう。今からでも遅くない。学者や研究者を巻き込んだ市民運動を強く求めたい。大失敗から学ぶしかない市民運動なのだから。

 

<放射能測定不可欠の房総半島=第二のフクシマ>

問題の産廃場には有毒廃棄物が投棄されている。既に1万トン以上のフクシマの核汚染ごみも投棄された、と毎日新聞が報じている。4年前に聞いて仰天した。だが、それでも住民は放射能測定をしていない不思議。小櫃川の汚染測定さえも。測定しても行政当局は数値を決して公表しないと住民は嘆く。市民も議会も事実確認のための測定と、それを公開させることについて無関心なのか?君津市も袖ヶ浦市と同じ対応というのだ。「地方創生」という永田町のおまじないは、まずいことは隠蔽して事実を伏せろだったのか。石破茂に聞いてみたい。

これでは血税で養っている役人に殺される国民ではないか。

 

2011年の311で福島県に隣接する栃木県にも放射能ごみが大量に降り注いだ。宇都宮市では大変な騒ぎとなった。それが今は静かになっているらしい。なんと宇都宮市の核汚染ごみが、君津市のこの産廃場に投棄されていた!小櫃川を守る会もそのことを確認している、との事実を総会で報告した。初めて知った事実に、改めて驚愕してしまった。なんということか、やはり房総半島は放射能まみれなのだ。地上に噴きだす放射能だけではない。大地や水も。房総半島は第二のフクシマに変貌している可能性を否定できない。

 

言いたくはないが、自身を含めて民度の低さに反吐が出る思いである。ここには識者・文化人と称する人々も生活している。やくざ系の政治屋・地方議員はともかく、館山や鴨川には多いと聞く。だが、彼らは放射能による被ばくについて無関心なのか。民主主義がまるで機能していない。野蛮国なのか。

 

<話し方は易しいようで難しい>

総会参加者も役員も老人ばかりだ。若者が少ない。女性も。組織として体をなしていない。マイクも使っているが、司会者という寺の坊さんを除いて、当方の耳によく発音が届いてこない。

 

余談だが、戦前の演説上手には永井柳太郎や斉藤隆夫がいた。戦後は海部俊樹がいた。海部を指名した時の理由を政治部長会との宴席で、隣り合わせた竹下登に聞いたことがある。「海部君は中央の辞達学会の弁論部だから、早稲田の雄弁会と違う」と笑いながら打ち明けたものだ。花井卓三教授が明治34年に創設、ことしで121年になるという。

 

総会の後に記念講演が行われた。すると会場は50席の椅子が不足した。役人の情報収集か?

研究者は立派な資料を用いて説明してくれたのだが、初めての者には産廃場の技術的欠陥を指摘してくれても、よく理解できない。加えて発音がいまいちはっきりしない。特に発言の主部と末尾がかすんでしまう。年配者の弱点であろうか。聞いている方は余計頭に入らないのに閉口した。

 

見事な研究成果を大衆に理解させる工夫が必要である。おしゃべりは北京の外交学院の日本語科の学生との講義が最後となった。もう5年ほど前になる。外国人に日本語を語る場合は、あいまいな表現は駄目だ。かすれた声では学生の耳に届かない。おしゃべりも甘くないことを市民運動の集まりに参加して気付かされた。

2023年11月27日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月26日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(4996)

本澤二郎の「日本の風景」(4996)

<安倍昭恵の政治資産相続は莫大=一部を毎日新聞が報道>

以下の毎日報道にあきれる。東京・世田谷の砦のような堅固な屋敷は、相続できなかったが、夫晋三の政治資産はすごい。その一部が報道で公開された。じっくり読むといい。「むろん、氷山の一角」と自民党秘書は明かす。本人は鬼籍に入っているが、それでも「安倍派・清和会」は存続している。

 

資産家の一般人だと相続税に泣かされる。家族が泣き叫ぶような遺産相続問題にも発展する。政治屋の典型人であった中曽根康弘の場合はどうだったか。だれも口にしないが、追及されると、倅や孫も評価を著しく落とす。ただし、政治家や政治屋の政治資金は「相続無縁」だから闇だ。抜け穴もふんだんにある。通常は国税を抑え込む大蔵省・財務省の官僚が面倒を見て、そのおこぼれをいただく。

自ら政界に打って出ない安倍夫人は、それでも山口県の区議長選に首を突っ込むことで、怪しげな政治資産の後継者をいたいけに印象付けている。

 

総務省が(2023年11月24日)に公表した政治資金収支報告書や過去の官報などを基に確認した。これらの資料によると、昭恵氏は安倍氏が死去した2022年7月8日付で晋和会と政党支部「自民党山口県第4選挙区支部」の代表に就任。この2団体は安倍氏が関係する6団体の中で資金集めを担っており、22年当初の残金は晋和会で5210万円、4区支部で1億9203万円だった。 晋和会への資金移動は7月27日から始まった。4区支部の1億3731万円に加え、後援団体「東京政経研究会」の5000万円が寄付の形で移されていた。他の3団体からも計36万円の寄付があり、総額は1億8767万円に上る。4区支部は今年1月に解散した。同支部には毎年、政党交付金が党本部経由で1000万円以上支給されており、政党交付金使途等報告書によると、22年当初に2379万円の残高があった。政党支部を解散する際に政党交付金の残金があれば国庫に返還しなければならないが、同支部は人件費を増やしたり事務所費などに充てたりして解散前の22年中に使い切っていた。

政党支部を解散しながらも、そこに投入されていた党本部からの血税・政党助成金の残金を、国庫返納せずにきれいさっぱりと使い切った。見事なせこい手口に呆れる。血税でもひとたび懐に入れた夫のものでも、妻は返納しない。ここにも政治屋の妻のすごさを感じる。

<安倍晋太郎死去のさい、奥座敷の大金庫から見つかった6億円の脱税資金はどう処理したのか> 

過去に数回書いた記事の一つに、岸信介の長女・洋子の夫の安倍晋太郎が亡くなった時、奥座敷の大きな金庫を開けてみて仰天した一件がある。夫人に仕えていた秘書が、まるで「びっくり玉手箱」を見つけた。夫人の驚きも尋常ではなかった。むろん、口封じしたのだが、秘密の6億円の第一発見者は亡くなる前に、自身を安倍事務所に送り込んでくれた清和会の秘書会で活動していたXに、安倍家の最高機密を打ち明けていた。

6億円は安倍晋三の闇の選挙資金に化ける。6億円巨額脱税容疑で晋三逮捕となれば、日本の国税・検察も民主国として胸を張れたのだが。一説には毎日OBの安倍晋太郎による国有地払い下げ事件と関係している、との指摘する声が毎日新聞役員から飛び出していた。同じことをして出世したナベツネも知っている?毎日と安倍家、毎日と創価学会の深すぎる仲は有名だ。今回、闇の政治資金に首を突っ込んだ晋三夫人の前途もまた揺れるかも知れない。不正腐敗追及はいつの世でも、どこの国でも問題となる政治的な地雷である。

<裏帳簿に注目する反安倍派?>

裏表のない人という評価を受けられる人間でありたい。その点でほとんどの政治屋は表と裏がある。経済人もそうだし、一般人にもいえる。それぞれ努力しても無理な人たちばかりだ。「あの人は信用できる」という人物に出会うことは少ない。カネもそうで、表と裏の帳簿がある。政治資金はその典型である。したがって金庫番になるためには、相手に身も心も委ねないと、なかなか金庫番にはなれない。

今回の安倍・政治資金帳簿は、氷山の一角である。反安倍派は裏帳簿に重大な関心を抱く。政治資金を手にした未亡人もきつい人生を受け入れるしかないのか。彼女の金庫番は誰か?もう決まっているのか、それともこれからか?反安倍派はライバルだった林芳正だけではない。安倍晋太郎のライバルで福田赳夫側近だった田中龍夫の勢力も存在する。「銃弾で殺害されるような人物の政治資金後継者の前途は平たんではない」との声も。将来的には「政界のフィクサー」の遺産相続についても、特に言論界で話題になっている。巨大な遺産の相続の行方は、政治資金に限らない。貧困時代では、世論や政界に意外な影響を与えるものである。毎日新聞による裏帳簿取材に期待したい。むろんのことだ。11月15日に死去したとされる池田大作氏のしたとされる遺産相続も同様である。

2023年11月26日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 一方、晋和会の22年の収入総額は、関連団体からの資金移動に、安倍氏の生前の政治資金パーティー収入なども加えた3億1609万円。支出面では人件費に1億2662万円を計上し、例年の2~5倍となっている。人件費の内訳は記載義務がなく、詳細は確認できない。22年末時点で1億3587万円の繰越残金がある。また、晋和会の所在地は議員会館から東京都内の昭恵氏の自宅に移転していた。政治団体も、国会議員の資金管理団体から「その他の政治団体」に変更されている。国会議員の関係政治団体は1万円を超える支出を収支報告書に記載する必要があるが、「その他の政治団体」は5万円以上の支出に限定され、資金の公開基準が緩やかになる。毎日新聞は晋和会に対し、資金移動の趣旨▽人件費の支払先▽今後の活動方針――などについて書面で質問を送ったが、24日夕までに回答はなかった。引退・死去した国会議員の政治団体や政治資金を親族に引き継ぐことについて、税制上の不公平さのほかに、世襲議員が資金面で有利になるとの指摘がある。 政治資金に詳しい岩井奉信・日本大名誉教授(政治学)は「昭恵氏は安倍氏の遺志を引き継いで政治活動を続ける可能性があるが、非課税の状態で資金を集約し、自由に使うのは私物化と言われても仕方ない。政治家個人の資産を親族などが引き継ぐならば、譲渡税や相続税を課すなど、何らかのルールが必要だ」と話した。【大場弘行、黒川晋史】

2023年11月25日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(4995)

本澤二郎の「日本の風景」(4995)

<消えた?!フクシマの核汚染ごみ>

フレコンバックとは何か。一般人には分からない。調べると、保管・輸送用の大型の袋。耐用年数は数年から長くて10年。放射能封じ込めは不可能だ。フクシマの除染によって、膨大な放射能・核汚染ごみをフレコンバックに詰め込んだ。これがいたるところで山となった。

報道によると「除染は、県内59市町村のうち44市町村で行われ、帰還困難区域ではいまも続いている」というのである。「東京電力福島第一原発事故に伴う除染で発生した汚染された除去土壌などは、原発に隣接する中間貯蔵施設に一時保管されている。帰還困難区域外の除染はおおむね終わり、帰還困難区域内で今春以降に避難指示が解除される見通しの特定復興再生拠点区域(復興拠点)での除染も進む。しかし、復興拠点外の帰還困難区域の除染は具体策がなく、汚染土の福島県外への搬出も議論が進まない。事故から12年が過ぎても、放射能汚染によるごみ問題は解決への道筋が見えないままだ」とも。

 

この核汚染ごみが、フクシマから「消えた」という。「汚染土の県外搬出も議論も進んでいない」ということだが、既にフクシマから持ち出された。誰が、どこへ?真っ先に狙われた場所が発見された。「やくざが跋扈する千葉県、民度の低い房総半島の水源地の谷間に投棄された」と筆者は判断している。証拠はこれまで本ブログで繰り返し報じている。

 

<狙われたやくざが跋扈する千葉県・房総半島>

マスコミ報道では、フクシマの中間貯蔵施設のフレコンバックに保管された核汚染ごみの山は、今もフクシマに野積されている。「もうほとんどない」とフクシマの事情通は、千葉県袖ケ浦市の住民に明かしていた。八千代市の市民活動家で山本太郎ファンの青柳サンは「数回にわたって大熊町と浪江町を視察してきたが、いまはきれいになってフレコンバックの山は片付いている」と現状を語っている。これが真相であろうから、危険な核汚染ごみは列島にばらまかれていると見るべきだろう。

小出裕章氏の「原子力マフィア」の恐怖のやり口である。東電単独の犯罪的手口とも思えない。経産省・復興庁などが環境省や福島県と裏協議をし、危険極まりない核汚染ごみを房総半島の水源地の谷間に投棄させたのではないだろうか。

千葉県も発覚した袖ヶ浦市なども共犯者の可能性がつよい。知らぬは国民と野党、メディアなのか。房総半島の水も空気も放射能まみれかもしれない。

 

<怒り狂う袖ヶ浦市林・高谷地区の被ばく住民>

「目の前の谷間の水源地に核汚染ごみを大量投棄した現場を見つけた第一発見者・御園豊のエンジンがうなりだした」と周囲は期待している。間もなく市選管委員長も卒業する。自由の身となって地元住民の先頭に立って、ワコーというやくざ系の悪徳産廃業者との対決に意欲満々である。

幸い、彼は地元の代議士・水田三喜男と後継者・池田淳の秘書を歴任しているため、地元の事情に明るい。浜田幸一のやくざ人脈に限らない。配下の首長や地方議会人の動向にも。

そこからの情報から、千葉県と県警の「やくざまみれ」の実態が見えてきた。筆者は哀れなやくざ浜名による「木更津レイプ殺人事件」を追及、執筆してきた関係で、往年の政治のカンも戻ってきた。地方・地域の問題というよりも、永田町・霞が関とも関連していることも分かってきた。壮大なる国家的犯罪事件であることも。野田佳彦も志位和夫も動こうとしない事情も。小さな環境事件をはるかに超えた恐ろしい原子力マフィアが絡んだ事件でもあろう。

 

風光明媚な御園邸のすぐ近くの現場周辺の家庭から、数年前からガン患者が多発している。命を失った家庭も。そもそも房総の民は穏健で、怒りをしらない。やくざの被害を警察に届けない。「木更津レイプ殺人事件」の被害者(戦争遺児)はとうとう110通報しなかった。やくざに家宅地を奪われ、草花で覆われていた瀟洒な住宅と庭は、いま化け物屋敷に変わっている。一時は住人もいたが、この屋敷の悲劇に気付くと去ってしまう。怨念の館?そこに住む人もいない。荒れ放題で痛ましい。血も涙もないやくざ事件に巻き込まれると、この世は本当の地獄である。しかし、木更津署は捜査から逃げた。

要は原子力マフィアがフクシマの核汚染ごみを列島にばらまく適地として林・高谷地区が選ばれたものか?怒り狂わない方がおかしい。

 

<放射能測定もしない君津市の東洋一産廃場>

政策研会員/大気と水は人権4市市民連絡会会員/協力者様

関です、11月25日(土)13時30分より小櫃川の水を守る会総会を久留里駅そばの上総公民館で行います。

 

本日は木更津の仙人にも声がかかった。御園サンに誘われて顔を出して、歴史のある「小櫃川の水を守る会」を初見学する。君津市も大変だ。通常の500倍以上の放射能を測定した御園サンの成果を公表するという。驚いたことに、東洋一の問題の産廃場での測定を一度もしていなかったことも判明している。

小櫃川水源地にも莫大な汚染ごみが投棄されている。御園測定器は新しいものだ。事情を知った君津市民の怒りも相当なものだろう。千葉県民もまた、被ばくしているのである!

2023年11月25日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

対馬市に負けるな!

(長崎新聞)長崎県対馬市の市民団体「核のごみと対馬を考える会」は23日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場に反対する看板を市内2カ所に設置した。

 設置場所は、同市美津島町の対馬空港近くの県道沿いと、観光名所の万関橋近くの国道沿い。「対馬を守ろう!!核のゴミ最終処分場反対」などと記した。市議会は9月、処分場選定の第1段階となる文献調査受け入れ促進の請願を賛成多数で採択。これに対し比田勝尚喜市長は「市民の合意形成が不十分」などとして、調査を受け入れない考えを表明した。

2023年11月24日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(4994)

本澤二郎の「日本の風景」(4994)

<自公の防衛費激増に追従する野党=立民の野田佳彦の正体>

たまたま秋の臨時国会衆院予算委での立民元首相の野田佳彦の、実につまらない質問を少し聞いてラジオを切った。国民のための平和な社会を約束させるという護憲リベラルな主張は、米粒ほども聞こえてこなかった。千葉県人でありながら、房総半島が核汚染ごみで埋まっているという、史上空前の事態にも頬かむりした。改めて安倍追悼演説で、極右・日本会議から拍手された改憲軍拡の政治屋に過ぎなかったことを思い出させてくれた。

 

多数国民は、戦争準備のための43兆円超軍拡予算に対して、恐怖で震えあがっている。新聞テレビは報道しないが、国民は強烈な物価高に加えて、軍靴の音を感じ取っている。鹿児島の反戦集会に次いで、沖縄では全県民が立ち上がり、大規模な反軍拡・軍事基地強化反対の集会(11月23日)を繰り広げたばかりである。過去の歴史の教訓を今こそ生かす時である。二度と過ちを繰り返さない大事な場面で、野党第一党の元首相らしい平和軍縮論に期待したが、それは全くなかった。自民党の腐敗体質は今に始まったことではない。すでに国民は7割がNOを突き付けており、自公政権は風前の灯である。

 

松下政経塾で何を学んで政界に飛び込んだのか?大分あやしい。70億円の松下幸之助の「脱税資金」の疑いもあるが、そこで彼は偏狭な民族主義と改憲軍拡論を体得した第二自民党的な政治屋に違いない。もう一人の、こちらは自民党の松下政経塾の安倍側近・高市早苗を登場させれば、より理解しやすい。国民のための政治家ではない。

 

<松下政経塾で偏狭ナショナリズム=父親は元自衛隊員>

実績が証明している。自民党別働隊的な資質を疑うのだが、彼は政権を担当すると、財務省と自民党と協力して消費税を増額させた。これに有権者は、今も怒りを忘れていない。「政治屋の嘘」を国民に納得させた。フクシマの原発対応もいい加減だった。

消費増税を強行した野田に信望はない。「昔の名前で出ています」などと揶揄されないように、次回の解散で政界を引退すべきだろう。それにしても千葉県の有権者は甘すぎる。

 

松下幸之助という人物も大分あやしい。「丁稚奉公物語」の宣伝本で人気を博したが、戦前は軍需産業として戦争のお先棒を担いで、暴利を得て成功した。尊敬に値しない。

野田は政経塾で「国家と国民のため」という言葉を学んだという。「国民のための政治」ではなかった。「国家国民」というと、自民党議員の多くが、特に極右の政治屋が口にする。正体見たりであろう。国家主義・民族主義に傾倒した政経塾教育が不気味な理念だろう。現に政経塾出身の政界人にまともな人物は一人もいない。

以前、国会に籍を置いていた現在の名古屋市長の河村たかしに「政経塾に面白い人物はいますか」と聞いたことがある。彼も政経塾について研究したり、実際に政経塾議員と交流してみたが、カネは恵まれているという程度のことしかわからなかった。「政経塾とカネ」では話になるまい。

 

野田は改憲軍拡に反対しない。日本の軍事費増を支持している危ない人物だ。原因の一つに彼の父親が自衛隊員だったことも。武器弾薬に抵抗のない政治屋は、財閥に懐柔される。野田はその典型ではないだろうか、との指摘も。

韓国の司法(ソウル高裁)は韓国人元慰安婦への賠償を日本政府に命じる判決を出した。朝鮮半島の人々の過去の怨念は、消えることはない。隣人は過去を記憶している。野田の視覚には入っていない事柄だろう。

 

<改憲軍拡は清和会路線そのもの=安倍追悼演説>

改憲軍拡は、A級戦犯の岸信介路線の行き着く先である。日本軍閥と財閥の悲願で知られる。孫の安倍晋三が改憲に強くこだわった理由である。

安倍が岸田に対して改憲軍拡という反憲法的事項の引導を渡したといえるだろう。世界3位の軍事大国実現のための43兆円も、安倍の要望を岸田がそっくり受け止めたものである。

野田は戦争準備超軍拡にNOと言わない。国民のための憲法と歴史の教訓に忠実ではない。財政規律にもいい加減ときている。国民のための政治家とは言えない。

 

日本国民は55年体制をしっかりと記憶している。社会党は自民党の暴走に歯止めをかけることで、国民の支持を食い止めてきた。山を動かし、政権も担当した。

今の立憲民主党は、油断すると第二自民に転落する。国民の味方といえるのかどうか。環境問題一つとってみても、一部議員を除いて、党としての姿勢がはっきりしない。

少なくとも野田は、清和会路線と波長が合っていると国民に印象付けている。国民は安倍国葬に強く反対した。そんな安倍に対して弔問演説をして、本人は喜んでいた。野党の自覚さえ喪失している。

 

<連合に振り回される国民のための政党・政治家とは無縁>

連合という支持母体が野党の国取りを阻害する原因となって久しいが、現在も変わっていない。連合は「共産党の支援を受ける候補者は推薦しない」と立憲民主党に伝えたという。

その心は「永遠に政権を取るな」である。ネズミを捕らない猫が一番いい」というのだろう。悪辣な支持母体であろうか。これは連合が原子力マフィアに牛耳られている証拠だと受け止めることができる。清和会や日本会議と、むろんのことで財閥と連携した動きであるが、こうした連合は「国家主義」に染まって、戦争反対の国民目線を放棄しているに違いない。

 

連合会長は首相と会ったりする。今のナベツネ言論界と同様である。憲法と国民主義に反する。連合の右翼化を阻止する動きがないことも不思議だ。政権与党にぶら下がり、政府の力で労働条件を改善してゆく?想像もできないほど堕落した連合である。その上に胡坐をかく野田なのだろうか。

2023年11月24日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)


追記・今朝数個のうちの最後の1個を食べた。マンゴーのような味がするポポの実。戦争未亡人が助産婦が植えたものが実をつけたものだ。いま大きな葉は黄色い。産婆さん顔負けの繁殖力は強く、地面に落ちると芽がでる。大きな黒い種が強力だ。立憲民主党のポポが房総半島から芽を出し始めている。安心安全を叫んで12区を駆けずり回っている樋高剛への期待は弾む。

2023年11月23日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(4993)

本澤二郎の「日本の風景」(4993)

<底なし沼の五輪賄賂工作=検察の再捜査は不可欠>

1冊20万円のアルバムに動転する。本ブログを1巻から10巻10セット作成した費用は、1セット20万円だった。高いのに驚いたが、清水の舞台から飛び降りた決断だった。現在は母を亡くし、泣いている子供たちに遺品として5セット配った。残り5セット(各20万円)をメルカリに出品中である。2013年11月23日は妻の命日だ。

それにしても安倍晋三から「カネはいくらでも用意する。五輪獲得のためだ」と破天荒な厳命を受けた元運動選手は、首相の厳命に猛進した。一番IOC委員の心を揺さぶる手口として、アルバムを作成して、全委員に配った。東京開催に反対する委員は一人もいない環境整備だった。元運動選手らしい見事な手口は、功を奏した。現在は石川県知事の馳浩のIOC委員105人全員の工作は成功した。馳の親分は森喜朗だ。東京五輪は安倍と森が血税をふんだんに使った東電福島原発の核汚染隠しと莫大な利権獲得のためのものだった。今同じことを大阪の維新が、万博とカジノで繰り広げている。

 

核汚染隠しに安倍は、自らの大嘘発言で打ち消しに成功した。非科学的なフクシマ戦略の先に、現在の猛毒トリチウム汚染水の海洋投棄。今後30年以上も継続してゆく。日本政府と東電の地球破壊工作は始まっている。それでいて反対派の指摘に対して「非科学的」という非科学的反論を、あらゆるメディアを使って日本国民を懐柔している。電通が悪党のお先棒を担いでいるはずだ。

 

馳浩のアルバム工作事件の暴露は初めてのことだ。「官房機密費を使って20万円のアルバムを作成して105人に配った」と。被工作者の内心の自由を拘束する効果的なものだった。むろん、これだけではない。買収工作の一部はフランスの検察も掌握している。

 

五輪関係者に対する再捜査は、不可欠である。馳浩の暴露講演に国民は感謝すべきかもしれない。犯罪者は電通OBだけではない。ドイツ人の五輪会長のバッハに対する賄賂には、誰もが注目している。壮大なる腐敗事件に血税が使われている。

岸田は法務省に対して厳しい捜査を求めるしか浮上する機会はないと見られている。

 

<臨時国会は五輪疑獄再捜査国会=野党は千載一遇の機会・特別チーム徹底追及・検察官適格審査会活用>

「当時、総理だった安倍晋三さんからですね。『国会を代表してオリンピック招致は必ず勝ち取れ』と。ここから、今からしゃべること、メモを取らないようにしてくださいね。『馳、カネはいくらでも出す。官房機密費もあるから』」

「それでね、IOC委員のアルバムを作ったんです。IOC委員が選手の時に、各競技団体の役員の時に、各大会での活躍の場面を撮った写真が(あり)、105人のIOC委員全員のアルバムを作って、お土産はそれだけ。だけども、そのお土産の額を今から言いますよ。外で言っちゃダメですよ。官房機密費使っているから。1冊20万円するんですよ」

以上の馳爆弾発言は、まるで自慢話である。不正腐敗の核心を明白に発言しているため、検察は捜査から逃げ出すこともできない。法務検察も、むろんのことで馳も国会に招致されることになる。森喜朗が怒り狂って子分をしかりつけても手遅れだ。

野党は千載一遇の好機を手にした。各党とも追及チームを編成してとことん政府と対決する。むろん、自民党別動隊の維新や国民民主党は、自民党に協力して蓋をかけるだろうが、追及次第では「解散」という局面も想定できる。

その前に検察官適格審査会で動きの鈍い検事総長を絞り上げることも具体化するかもしれない。法務省のこの機関の活用を、これまでは野党もほとんど無視してきているが、これの乱発も今回は無駄ではない。政府も検察も逃げられない。その様子を無党派の多数は注視している。

<野党の死闘で政治の流れを変える=JOC・IOCも逃げる>

 日本オリンピック委員会(JOC)の会長を代行している三屋裕子副会長(65)が21日、都内で取材に応じた。石川県の馳浩知事が今月17日の講演で、東京五輪の招致活動において国際オリンピック委員会(IOC)の委員に対し、内閣官房機密費を使って贈答品を渡したと発言し撤回したことについて、「基本的に、もう撤回されていることについて、JOCとしてコメントできることはない。IOCから何か出てくるのであれば、私たちはそれを待つ」と静観する姿勢を示した。 この日、JOCは国内競技統括団体(NF)の会長が集まる会合を開き、三屋氏はJOC会長代行として出席。各団体から、馳氏の機密費発言に対する言及はなかったという。

IOC トーマス・バッハ会長「私も皆さんが持っているのと同じような家族写真のアルバムは持っていると思うが、この問題に関しては知事の発言の内容を聞いていないのでコメントできない」

以上の東京新聞の記事は、逃げるIOCとJOCを強く印象付けている。腐敗工作の広がりが見て取れるだろう。JOC会長は病院に逃げたとの指摘も。五輪疑獄は日本会議・清和会路線の存続も問いかけている。

2023年11月23日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月22日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(4992)

本澤二郎の「日本の風景」(4992)

<経団連会長・住友財閥の本音発言に怒る大衆>

ネギ1本買えない年金生活者にとって、財閥・財界の代表である経団連会長の十倉雅和の発言に沈黙することはできない。特にこの10年の日本格差社会のゆがみはひどい。1%族の優雅すぎる超がつく高給取りについては、原子力マフィアの代表格・衆院議長のスキャンダル魔のような細田博之(元清和会会長)でさえも、年収4000万円でも嫉妬して話題になった。

年収100万、150万円レベルの大衆からすると、桁違いの高給取りの経団連会長の「これで内閣の支持率が上向かないのか不思議」発言に怒り狂うだろう。財閥は笑いが止まらないのだ。

 

もちろんのことで、NHKや朝日・日経新聞やテレビ局の報道関係者は違う。彼ら高給取りも、そうは驚かないだろう。電通と連携して法外な広告費や、国民の電波を格安で利用している連中にとって、大衆のような反発は起きない。

ついでに言うと、公明党など「大衆」を口にする国会議員も、国家財政破綻寸前の日本丸の代表として世界一の高給取りだから、大衆の怒りなど判らないし、耳にしてもどこ吹く風に違いない。

 

もう30年、20年前からだが、自民党極右・清和会が権力を握ると、大衆目線が消えてしまった。財政当局も国債を大量発行して、ツケを次世代に回す悪政に突っ込んだ。要の行財政改革を忘れ、借金大国へ確実に断行した。安倍晋三などは60兆円も海外にばらまいた。NHKの女性記者はよく知っている。

デフレ解消だとして安倍の配下・日本銀行の黒田東彦のみならず、今の植田和夫は、空前絶後の円を刷りまくって、円安路線を強行するのみならず、国民の唯一の財産である年金基金を使って、株高操作に突進した。中央銀行による株買いという禁じ手を用いて財閥優遇政策に狂奔してきた。

 

首相になる前は、この不均衡を改めると公約した岸田。実際に政権を担当すると、安倍の清和会路線を相変わらず突っ走り、とうとう円極安によって物価は天井知らず。ネギ一本100円。中国の農村では、安いネギに衝撃を受けて、ネギ畑を耕運機でつぶしているぼである。日本農政も大衆から搾り取っている。便乗値上げも激しく、大衆の財布は開こうとしない。かくして日本のGDPが落ち込む一方である。

 

<内閣の支持率低下に大衆がようやく目覚めた!>

国民は主権者である。選挙の投票で政治を変えることができる。今がその時である。大衆もまた主権者。池田大作が「大衆のために戦え」と叫んで、公明党を立ち上げたのだという。共産党に対抗して、ある程度成功したものの、今の公明党は大衆政党ではない。自民党は公明派でしかない。極右になびいてしまった。

共産党の出番だったが、日本共産党も政教分離で戦おうとはせず、共に落ち込んでいる。

 

大衆は無党派である。無党派時代だ。政治の主導権を握った、日本に初めて誕生した日本政治といえる。弱者・貧困・福祉劣化の差別する社会において、ついに無党派が覚醒した今である。10人のうち7人が反岸田・反自公・反既成政党といえる新事態を直視しなければならない時代である。

 

格差のない平等を叫ぶ無党派層の時代なのだ。これに歯車を合わせられるリベラルな政党が誕生するのかどうか。いい意味での政界再編が行われるのか。極右の側で怯える動きを見ることができるが、これこそが時代錯誤そのものであろう。

無党派層の叫びは、平和主義で平等・反核・福祉だろう。そうしてみると、財閥の十倉発言は戦前を引きずっていまいか。

 

<円安と株価操作で何もしない財閥の終わりの始まり>

 経団連の十倉雅和会長は20日の会見で、岸田内閣の支持率が20%台と低迷する理由を問われたのに対し「一つ一つの施策はいいことをやっている。防衛、GX(脱炭素化)、原子力、デフレからの完全脱却など、きちっとした政策だと私たちは思っている」と述べ、極めて低い支持率に疑問を呈した。が

 経団連は10月に発表した各政党の政策評価で岸田政権の与党、自民党に対し「大変評価している」と最大限の評価を与え、政治献金の対象にお墨付きを与えた経緯がある。

 十倉会長は、自民党幹部が「これ以上、何をやればいいのか」と悩んでいることも挙げて「大きなストーリーを国民に分かってもらう発信の仕方、そういう工夫があればとは思う」と述べた。最後は「外交でも成果があるのに、それが数字に表れないのはどういうことなのか。むしろ皆さんにお聞きしたいぐらいだ」と報道陣に逆質問していた。(久原穏・東京中日新聞)

 

<北京から届いた動画2本、老人施設と岸田の買い物>

庭に薄紫の皇帝ダリアという花が咲いている。皇帝という名前がついているということは、中国産の花かもしれない。古く中国を統治したのは皇帝、朝鮮半島は王、日本は天皇。天皇が今も存在する日本の非近代化にはあきれるばかりだ。清和会路線の象徴であろう。

 

初めてかもしれない。北京から動画が届いた。1本目は老人介護施設。数千人が生活している。住人は施設に自由に出入りしている。施設内には何でもそろっている。楽しげだ。日本の閉鎖的な、対話のない車いすの認知症向けの小さな施設ではない。

 

もう一つの動画は、なんと岸田文雄の男3人世帯の生活風景だ。岸田がスーパーに行って買い物、公邸で待ち構える二人の息子。次男が食事を作り、皿洗いは岸田。役割分担だ。食事中は「世間話」という。妻は広島の選挙区を飛び回っているらしい。

この動画は日本人が制作したものだ。不人気ゆえに中国で流れているものか。この動画が本物であれば、岸田はネギ1本100円のことを知っているに違いない。我が家の近くでは、ネギがいっぱい元気よく育って、販売目前だ。ネギを金の卵にした岸田農政の成果であろうか。円激安が野菜出荷農家をぼろもうけさせている?

今朝の8時ごろ、目の前にイノブタが出現、昨夕埋めた生ごみを掘り起こして食べている。すごい嗅覚である。永田町にはイノブタのような嗅覚のある人物がいない。

2023年11月22日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月21日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(4991)

本澤二郎の「日本の風景」(4991)

<野党が真っ当な政治をする番=命がけの活動出来るか>

本日2023年11月21日から衆院予算委員会が開かれる。自公維民の八百長質問?は論外として、他の野党が本領を発揮できるのかどうか?内閣の支持率は20%を割るかもしれない低支持率である。43兆円の戦争準備と米国のイスラエル支援に人類は驚愕している。ガザ大虐殺には声も出ない。そんなイスラエル応援団の米国政府を評価する日本政府・日本外務省に反吐が出る。

米国メディアを動かすユダヤ資金。お金で動くアメリカ政治とその先に日米産軍体制が蠢く。400発の巡航ミサイル購入など血税投入に狂喜する日本の防衛省と財閥軍需産業は、笑いが止まらない。その先に日中・日朝の軍事的衝突が予見できるだけに、平和を破壊するかもしれない自民党極右・清和会の策略が気になる。

 

政府・司法・国会議員は非戦の憲法を尊重し、擁護する義務がある。43兆円大軍拡は、アジアの平和と安定を破壊しかねない。このことを日本の与野党の議員は議論しないし、新聞テレビは全く報道しない。

国民の方が、珍しく目を覚ました。岸田政治を信用しない。毎日新聞の世論調査が、ある程度低い数値を発表した。内閣を支持しない国民は74%。支持する国民は21%。いつ政権が倒れても不思議ではない。

真っ当な国民の判断に対して、政府自民党内では、岸田よりもさらに右翼的な松下政経塾で学んだという女性閣僚が「次は私が」と手を挙げた。万一実現すれば、戦争の危機はさらに近づく。女の極右は怖い。政界の女性議員には平和主義の人物が不思議と少ない。特に自民党内のそれは極端である。

 

世論調査は生活優先の護憲リベラルの政権誕生を求めているが、そのアナウンスが与党内に響かない。男女平等は当然だが、自民党の女性議員には護憲リベラル・平和主義者はいない。戦前の国家神道を継承するような不気味な日本会議や統一教会が、背後で蠢いている。

岸田は政権を投げ出して、野党に委ねる場面である。軍国主義は排除しなければならない。古来より人々の生活が困窮すると、真っ先に武器弾薬を放棄して危機を乗り越えた。今の日本は、43兆円を放棄することでしか、国民生活と国民の安全は守れない。誰とでも仲良くする、これが日本国憲法の立場である。各党・政府は憲法を尊重し、擁護しなければならない。43兆円を福祉に回せば、ほとんどの国民の生活を支えることができる。

 

<これまではゆでガエル=無風国会ばかり>

昨日はいたたまれない、いずれわが身にも襲い掛かるかもしれない悲しい話が飛び込んできた。11月1日に82歳の誕生日を迎えたおばあさんが亡くなっていた。彼女は宗教2世。精神に障害を持つ息子が一人いるが、年金の大半を一人で暮らす息子に送金しなければならない貧困生活を強いられてきた。それでも教団機関紙を取っていた。昨年舌癌になったがカネがない、保証人がないので、手術もできない。こんな場合、教団が面倒を見てくれたらいいと思うのだが、選挙のさい、関連政党への投票は強要するが、支持者にはカネも貸さない、入院のさいの保証人にもなってくれない。

事情を知った法律家がカネを貸して、保証人にもなって舌癌手術は無事に終わった。

時折電話でおしゃべりする散歩仲間だったが、この10日ほど携帯もつながらない。やむなくマンション管理人に連絡し、110番通報して警察に来てもらった。すでに布団の中で亡くなっていた。「11月15日以前に亡くなっていた」という。もっと気付くのが遅れたら大変なことになっていた。

判明したことは、教団は何もしない、民生委員も何もしない。ひとり身の老人は、誰にも看取られることもなく死んでいった。亡くなって大分経って発見される。こうした事例は全国各地でおきているはずだ。日本の福祉は死んでいる。政治の貧困は極まりない。

 

こんな状態で政府与党は極右政治に突っ込んで、あわよくば戦争も起こしかねない。恐ろしい、本当に恐ろしい日本社会での低支持率であろう。ガザ大虐殺にも女性外相は、米国の国務長官・ブリンケンを昂然と支持する発言を、テレビの前でしている。狂気がこの国を覆っている。

 

毎日新聞は「野党第一党の立憲主党の安住淳国対委員長は20日、この調査結果について「国民の感覚はまっとうだ」と述べ、21日から始まる予算委で首相の任命責任を問う姿勢を示した」と報じた。しからば野党は真っ当な質疑をしてくれるのか。何でもスイスイと政府の言いなりに、新聞テレビの言いなりにならないのか。解散を恐れていないか。堂々と憲法を擁護する議論ができるのか。宗教では、貧困と病の信者を救済することはできない。政治の役目である。

ゆでガエルの民生委員を許さないだけではなく、借金を積み重ねて、後世にツケを回すだけの補正予算を排除して、国民の命と生活を守るための補正に改変する義務と責任が野党にあろう。

2023年11月21日

記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

https://lite-ra.com/2022/05/post-6192.html

ジョセフナイ著『対日超党派報告書』。そして日本は捨てられる。?(メール送信記事)

この米国政府の戦略文書は、かつてCIAを統括する米国大統領直属の国家安全保障会議NSCの議長で、同時に東アジア担当者であり(クリントン政権)、後に安全保障担当の国防次官補であったジョセフ・ナイが、米国上院下院の200名以上の国会議員を集め作成した、対日本への戦略会議の報告書である。

 ナイは現在、米国の政治家養成スクール、高級官僚養成スクールであるハーバード大学ケネディ行政大学院の院長であり、そこから輩出された無数の政治家・行政マンの司令塔となっている人物である。この人物が「事実上」、米国の政策を起草している。

 その内容は以下の通り。

 

1、東シナ海、日本海近辺には未開発の石油・天然ガスが眠っており、その総量は世界最大の産油国サウジアラビアを凌駕する分量である。米国は何としてもその東シナ海のエネルギー資源を入手しなければならない。

 2、そのチャンスは台湾と中国が軍事衝突を起こした時である。当初、米軍は台湾側に立ち中国と戦闘を開始する。日米安保条約に基づき、日本の自衛隊もその戦闘に参加させる。中国軍は、米・日軍の補給基地である日本の米軍基地、自衛隊基地を「本土攻撃」するであろう。本土を攻撃された日本人は逆上し、本格的な日中戦争が開始される。

 3、米軍は戦争が進行するに従い、徐々に戦争から手を引き、日本の自衛隊と中国軍との戦争が中心となるように誘導する。

 4、日中戦争が激化したところで米国が和平交渉に介入し、東シナ海、日本海でのPKO(平和維持活動)を米軍が中心となって行う。

 5、東シナ海と日本海での軍事的・政治的主導権を米国が入手する事で、この地域での資源開発に圧倒的に米国エネルギー産業が開発の優位権を入手する事が出来る。

 6、この戦略の前提として、日本の自衛隊が自由に海外で「軍事活動」が出来るような状況を形成しておく事が必要である。

2023年11月20日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(4990)

本澤二郎の「日本の風景」(4990)

<日本最大の悲喜劇=原子力マフィアに制圧されている政府・国会・裁判所の三権>

誰も書かない真実が、この国にはかなりあることが判ってきた。その一つが原子力マフィア。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマの教訓を生かすどころか、その逆に舵を切っている。マフィアの仲間の安倍晋三や細田博之が亡くなっても、そして読売の渡辺恒雄が身動き取れなくなっていても、電力財閥は原発に特化して推進している。フクシマの核汚染ごみは、福島県内だけではない。震源地の大熊町や浪江町の膨大な量の汚染ごみが、日本列島にばらまかれている。その一角が千葉県の風光明媚な水源地で発覚した。

即座に原状回復すればいい。民主主義国の厳しいルールで対応する場面であるのだが!現実は行政が嘘をつき、それに屈服するような住民ばかりである。ペンで必死に支えてきたのだが、肝心の言論界は動かない。完全に無視。市民運動の稚拙によるものなのか?

知事は立憲民主党が擁立した熊谷俊人という若造である。同党の参院行政監視委員長が現地を視察して、千葉県に檄を飛ばしたが、いまだ効果はない。

核汚染ごみを不法投棄した現地の林地区と高谷地区の住民3人が、ガンで死亡している。「11軒のうち7軒でここ数年の間にガン患者が出ている」という住民の深刻な叫びも、袖ヶ浦市や千葉県は動かない。まったく対応する姿勢を見せない。

 

<核汚染ごみが不法投棄された袖ヶ浦市長選で対抗馬なし>

さる11月12日に袖ヶ浦市長選が実施された。現職はやくざ系代議士の子分だから「対抗馬を擁立せよ」との動きも出たが、結果は不発に終わった。

現職で再選を目指すKは、投票日の数か月前からやくざ系代議士と一緒のポスターを張って、事前運動よろしく突っ走っていた。しかし、市民からは重大深刻な恐ろしすぎる核汚染ごみのことは、ついぞ語られることはなかった。

対抗馬は出なかった。現職再選によって、蓋をかけられることになるのか。依然として新聞テレビは報じなかった。民主主義が機能しない千葉県と袖ヶ浦市に、住民運動は押しつぶされかねない事態に追い込まれてしまった。

 

<市民運動も核汚染ごみを市民に呼びかけない不思議>

不思議なことは、事実としての核汚染ごみの水源地不法投棄のことが、市民運動のチラシにも掲載されないことだ。

凡人ジャーナリストは、いまこのことで頭が混乱している。千葉県には法律家もいるだろう。日本共産党の党首は千葉県人であるが、市議会や県議会で質問さえしていない。

これを報じない新聞テレビだ。本ブログの独占記事がいつまで続くのだろうか。住民も動かない。真相を語ろうともしない。「不思議日本」の典型を、この袖ヶ浦市で目撃することが出来るとは?全く想定できなかった。

 

<「元千葉県警マル暴担当でハマコー子分の加藤Kは悪党だ」と叫んだ肺がん死目前の木更津市民>

何度も本ブログや雑誌で書いた「木更津レイプ殺人事件」。犯人も特定している。最近になって戦争遺児の被害者を、やくざ浜名が経営する介護施設「かけはし」に引きずり込んだ悪党のヘルパー・吉田フミエ死去の報に接した。「因果応報は世の常だ」ということを知った。

やくざ浜名は入れ墨をしている。殺害された被害者の死の直前の証言で判明している。覚せい剤使用者でもある、と推認できる。しかし、木更津署は捜査を打ち切った。政治の圧力に屈したのだろう。

これと関連があるのかどうか現在は不明だが、肺がん死目前といわれる善良な老人が「加藤は悪党だ」と声をからした。悪党の加藤は、君津郡市で有名人だ。JR亀山駅前に豪邸を建て、いま二軒目を建設中という。

日本では悪党でないと豪邸は建てられない。豪邸住まいの人間は、ほぼ悪党といえるだろう。「ツネの豪邸を見てみたい」などと言わなかった宇都宮徳馬住居は、我が家同様に隙間風も入るような古い木造住宅。

この話題の加藤は、元は千葉県警の警察官。やくざを取り締まるマル暴刑事。「ミイラ取りがミイラになった」という典型的な刑事で有名である。やくざ代議士のハマコーの子分。君津市議会議長にまで出世、311以後は息子と一緒に荒稼ぎの人生を。

袖ケ浦市住民の必死の調査で、加藤の正体が判明してきた。建設業界のOBのいう「32兆円の東北復興資金はゼネコンとやくざサンがすべてを仕切った闇の資金」。それを聞いて凡人はハッとした。ここが判らないと、原子力マフィアの全体像は見えてこない。東北復興庁の正体も見えてくるだろう。東電爆発炎上による32兆円

利権が、ゼネコンとやくざに配分されている、というのである。

これに加藤父子は、ここに突っ込んだものだと断定したい。

配下のダンプ屋と産廃業者の暴利はただ事ではない。原子力マフィアにメスを入れるとすれば、32兆円問題となる。新聞テレビは電通に支配されて報じることができない。勇気ある正義のフリーランスの使命である。早くしないと安倍のように、この世から消えてしまう人物がどんどん出るだろう。

袖ヶ浦事件の背後が判らないと、この事件は闇そのものである。単なる環境問題ではない。

 

<ソーラー発電所有者は外国人=廃屋購入者も=変貌日本>

最近、地元の古老とおしゃべりした。改めて無知なジャーナリストであることを悟らされた。311のお陰で太陽光発電が流行した。老いて農地を手放す農民の多くは、太陽光に手を出すため、この辺りも目立って増えてきた。かなり規模の大きなものも。

しかし、この太陽光発電所の多くが外国人の手に渡っている、と教えられてびっくりしてしまった。

近くの建設会社が工場内の一角を塀で囲んでいる。怪しいと感じたので区長に伝えた。昨夕散歩してると、以前ひとり身のおばあさんが住んでいた大きな住宅が改装されている。目の前の水田も埋め立てられている。作業員が「外国人が買った」と教えてくれた。

なんと地域社会も外国人が支える時代に突入している。

原子力マフィアに制圧された日本は、確実に安倍の円安財閥優先のハイパーインフレ政策で沈没している!長生きはするものだ。こんな日本は想定外だったのだから。

2023年11月20日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月19日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(4989)

本澤二郎の「日本の風景」(4989)

<五輪利権の腐敗は底なし沼=安倍・森喜朗は真相を明かせ>

この国は完全に壊れている。野菜など生命維持の食材を買っても、高すぎる消費税を支払わされる。弱者ほど厳しい制度だ。廃止すべきである。「国民のための日本だ」と胸を張れないのが悔しい。

それでも世界一の高給取りの国民の代表が選択する政府は、大掛かりな行事を計画しては、電通・ゼネコンとの談合で、巧妙かつ大胆に血税を引き抜く。国だけではない。地方もそうである。後者の身近なところでは「市庁舎の建て替え」。これらも首長や政治屋の利権と化している。千葉県で顕著だ。

「ゼネコンとやくざサンと政治屋」の闇の三角形の腐敗構造が、列島にくまなく網の目のように張り巡らされている。フクシマの核汚染ごみが水源地に不法投棄されている房総半島で暮らしていると、この国の腐敗した不気味な姿形がよく見えてくる。千葉県に限らないだろうが、房総半島は特に厳しい。

宇都宮徳馬さんがよく口にしていた「男盛りは真っ八十」も理解できる。馬鹿にするわけではないが、現役で活躍する人たちには「鼻たれ小僧」が少なくない。

 

「会計検査院の調査によって、昨年夏の東京五輪の収支決算が判明、強行した安倍晋三・森喜朗・石原慎太郎らの不正腐敗の大きさを見て取ることができる」と最近になっても関係者は明かしている。「日本は神の国だ」と吹聴する森は、今も生きている。笹川ギャンブル財団のビルに事務所を構えているという。真相を明らかにする責任と義務があるだろう。

 

<甘すぎる会計検査院の調査でも仰天費用=ツケは血税>

(朝日)昨夏の東京五輪パラリンピックについて、会計検査院は2022年12月21日、大会経費は計約1兆7千億円に上るとする最終報告を国会に提出した。大会組織委員会の最終報告で公表された経費は約1兆4千億円だったが、検査院は国の負担した「直接経費」が約2800億円多かったと結論づけた。組織委や東京都の負担分、各省庁などが計上した関連経費を含めると、大会関連で支払われた総額は3兆6845億円に上る。

 

「簡素な五輪」を吹聴した東京五輪は、IOC国際オリンピック委員会を買収して実現した。しかも、フクシマ放射能は問題ない、と大ウソをついて強行した。実際は4兆円のばくち五輪そのものだった。凡人ジャーナリストはいち早く「中止せよ」と本ブログに投稿して反撃を加えたが、史上最低で最悪の政権は、筆者が利用していたライブドアのブログを使用不能にした。悪しき権力の言論弾圧をしたものだ。

「屈してなるものか」と歯を食いしばって抵抗を続けて来た。今も安倍・亜流の極右政権と対決してきている。反骨ジャーナリストは健在である。今朝は地元の水田耕作のための「溝払い」をしなければならない。田舎暮らしも大変である。

<森の配下・馳浩も官房機密費で贈答品渡したと重大発言>

石川県知事の馳浩が口を開いた。報道によると「石川県の馳浩知事は11月17日、東京都内で講演した際、2013年に招致が決まった東京五輪をめぐり、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)の委員に対し、内閣官房報償費(機密費)で贈答品を渡したという趣旨の発言をした。馳知事は同日夜、「誤解を与えかねない不適切な発言だった」として、全面的に撤回する談話を出した。

東京地検特捜部は、電通OBら雑魚逮捕でお茶を濁したことになる。当初計画の経費どころか、大きく膨れ上がった経費にメスをいれる責任があろう。日本の財政はパンク状態なのだから、手抜き捜査は許されない。目下、都知事の小池百合子の学歴詐称事件が表面化している。彼女に中抜き問題はないのか。五輪疑惑はまだ終わっていない。

(毎日)池田大作氏11月15日死去 創価学会、23日に学会葬 原田稔会長が談話

昨日の午後、八千代市の友人が電話をくれた。「池田死去のテロップが流れた」と。公明党代表の山口那津男は「大衆の味方になれ、と教えを受けた」と語ったとNHKが伝えた。本当だろうか。同党が安倍晋三の戦争法制など憲法違反の極右政策を強行したことを、多数国民は忘れていない。

池田氏は日中友好に貢献したが、他方で政教分離に対して今も問題を抱えている。政教分離に決着をつけるときであろう。

2023年11月19日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)


追記・急に冬が襲ってきたような寒さを感じる。慣れてきた雑炊にネギも入れたいと思いながら、1本100円では今も手が出ない。そう思っていたら、中国の畑では「ネギはカネにならない」といって農民がネギ畑のネギを、大量に機械で押しつぶしている動画がYouTubeに登場した。台所には、現在もジャガイモが箱に眠っている。皮をむけば立派なのだが、面倒なので手で洗ったあと、そのまま使っている。今年初めての我が家の柿が、まだ10個ほど残ってる。北京の友人に誇らしげに宣伝すると、なんと「果物は日本より種類も豊富で、しかも安い」と反論された。わが手で漬けた沢庵の古漬けが、あと一本冷蔵庫で休んでいる。糠みその古漬けはおいしい。欲を言うと、添加物のない本物のキムチを食べてみたい。一度近くの業務スーパーで買ったものは、添加物が一杯で安全なものではなかった。大気・土壌・水・食べ物も安全神話が消えている現代社会なのだ。自ら目を覚まして声を挙げるしか生きられない社会、それが日本である。

2023年11月18日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(4988)

本澤二郎の「日本の風景」(4988)

<「作られた安倍・清和会の台湾有事」に蓋掛けた岸田首相とバイデン米大統領>

「台湾有事」という中国政府が、自国の領土と国民を武力で弾圧する?という、その結果、日本の生命線が絶たれると喧伝し、これがワシントンの産軍複合体の戦争利権としていったんは表面化した!日米中戦争を想定したかのような清和会の安倍や高市・萩生田・統一教会の野望が、1年ぶりの米中・日中の首脳会談で封じ込められた。その点で、日米中の首脳会談は大きな成果を上げた。中国との軍事的対立で、改憲と大軍拡を狙って43兆円を手にした清和会戦略は、どうやらとん挫したようだが、岸田内閣の改憲軍拡路線に変化はない。

国民の安心と安全が保証されたわけでもない。財閥・死の商人のための政府を、国民のための政府にしないと、この国の安全は確保されないだろう。

 

<内閣支持率急落で亀裂が生まれた岸田と清和会>

報道によると、昨日の日中首脳会談で日中の危機的な関係は、やや正常化したようだ。

(朝日)首相によると、会談では、建設的かつ安定的wな日中関係の構築との方向性▽「戦略的互恵関係」の包括的推進の再確認▽首脳レベルを含むあらゆるレベルでの緊密な意思疎通――でも一致したという。



政府間の緊密な意思疎通で一致したと岸田は評価した。親中派の二階俊博や公明党代表の訪中も実現する。すでに河野洋平や野田毅ら日中友好団体の訪中が実現している。

人的交流は、民間と経済交流を活発化させるに違いない。流れは台北から、北京・上海へと移っていく。「台湾有事」に掛けてきた清和会の策略に水を差すことになる。

右派系の新聞は「内閣の支持率低下は極右支持派が岸田離れを起こしている」と分析しているようだが、国民の目線からすると、生活苦に追い込んだ清和会の物価の高騰と戦争危機策略にある。

依然として、二つの戦争に加担する日本政府のかじ取りに危機感を覚える国民である。鹿児島・沖縄・南西諸島の人々だけではない。基本的に日米安保が存在する限り、日本はアメリカの作戦に押し込まれる運命にある。自立する当たり前の独立国にならなければならない。改憲のための小選挙区制をいち早くやめて、民意が反映される中選挙区制にすることが、もっとも大事なことである。小沢一郎の責任でもある。

バイデンも岸田も中国との激突を回避する選択をしたことは、大きな成果となったが、これが日本の永田町では清和会との亀裂を生み出した。その第一弾が高市の反乱である。

 

<核汚染水の垂れ流しを容認しない中国>

猛毒トリチウム汚染水を30年、50年と垂れ流すという日本政府と東電の傲慢すぎる蛮行に、日本国民は反対である。人類と自然に敵対する行為である。核を操作できる人間はいない。高市や読売ら原子力発電所を推進するマフィアの甘言に屈することは出来ない。核は悪魔である。地球から排除しなければならない。人間の過ちは、人間が質すしかない。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマの教訓をないがしろにする原子力マフィアに屈する日本人は、悪魔の共犯者である。

 

(産経)【北京=三塚聖平】中国の習近平国家主席は米西部サンフランシスコで16日に岸田文雄首相と会談し、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に関して、「全人類の健康、全世界の海洋環境、国際的な公益に関わる」と述べた。習氏は処理水を「核汚染水」と呼び、日本側に対し「国内外の合理的な懸念に真剣に向き合い、責任ある建設的な態度に基づいて適切に対処すべきだ」と求めた

<原子力マフィアに屈すること勿れ> 

 安倍・細田の原子力マフィアの置き土産=島根原発再稼働NO

ネットでは「実に12年を超える停止を経ての運転ですが、この長期間のストップで、運転員の6割を超える現場スタッフが、実際に原子炉を稼働させた経験のない未経験者となっています」と報じられている。出雲の神道も核に勝てない!

2023年11月18日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

追記・この辺では「おじや」だが、一般的には「雑炊」。このところ、この雑炊を食べて生きている。手あたり次第に大根菜など野菜や豆腐、油揚げや卵を入れて、冷蔵しておいたご飯も。味付けは味噌かつゆ。これで完成する。誰でも作れる。体を温めてくれる日本古来の料理?庭の柚子の皮を入れてもいいかもしれない。そういえば今柚子の値段は高いらしい。関取のちゃんこ料理と似ているのかどうか。これだと太ってしまう。目下、食欲は旺盛だ。元気な証拠だという。毎日「日本の風景」を書いている。記録はいつまで続くだろうか。明日は早朝から溝払い。田舎人の義務だ。母親が隣の君津市小櫃というナベツネや岸田にはできないだろう。

2023年11月17日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(4987)

本澤二郎の「日本の風景」(4987)

<岸田文雄の選択肢は二つ=主権者の不信任=解散して信を問え>

昨日はYouTubeでほほえましい集会の動画を見て少し安堵した。日本人の平和力を行動で見せてくれていたからだ。鹿児島での「なくそう日米軍事同盟・米軍基地2023年日本平和大会in鹿児島合同集会」。顔ぶれは労働者や市民活動家のようである。

60年・70年の安保反対の熱気はないものの、日米安保に押さえつけられ、鹿児島や沖縄と南西諸島の軍事基地化に対抗する平和国民の決起を印象付けていた。

韓国からの代表は「日米韓軍事同盟に対抗して北朝鮮ロシア中国が結束し、新たな冷戦を作り上げている」と指摘していた。日本の言論界や野党が追及しない視点である。

日韓の平和な国民の連携に脱帽である。台湾有事を声高に喧伝する清和会の極右・片肺内閣とおさらばせよ、というのが市民の叫びであり、当然の帰結として日米安保・米軍基地をなくさなければならない。彼らの「大軍拡反対」のプラカードが鹿児島市内に高く掲げられた。

革新勢力の存在に涙が出そうになった。今年の秋は神社神道の祭礼が繰り広げられているらしい。宗教法人の脱法行為としての自治会費や区費の略奪が行われている。全国的に集計すると、数百億円とする声も聞かれる。神道カルト教団という。

 

圧倒的な国民の岸田・自公離れが激しい。政府系の世論調査でも内閣支持率は20%台であり、息も絶え絶えといった有様。主権者が議会と言論のいい加減な対応に怒り、NOを突き付けている。

民主主義は、政権に対して「国民に信を問え」と訴えている。解散して堂々と国民の意思を確かめることが不可欠であろう。強く指摘したい。早い方がいい。姑息な逃げは許されない。

 

パレスチナのガザでは、イスラエル軍による大虐殺が繰り広げられている。米国のバイデンが支援している、その結果であることを国際社会は認識している。訪米中の日本国首相は、バイデンに「虐殺やめよ」と強く抗議することが、平和憲法の立場だ。これさえも出来ない政権は、1日たりとも存続することは許されない。繰り返し「信を問え」と指摘したい。

<憲政の常道=自民党内のたらい回しNO=総辞職して政権を野党に委ねよ>

意外や極右の元安倍側近らが、閣僚の地位のまま政権を握ろうとして手を挙げた。願い下げだ。物笑いの対象でしかない。人集めに人格識見ゼロと見られている女も駆け付けたらしい。

 

メディアもいい加減すぎて、米国の日本操作機関で訓練した犬を持ち上げている。これも笑いこけてしまう。はっきり言わせてもらうと、自民党内には腐敗に慣れきっている世襲議員ばかりだ。70年代の派閥全盛期であれば、天下人になろうとして、様々な橋を渡れる人材を養成して、総裁の座を競った。いまはそうした訓練をした馬は一頭もいない。魚に例えると、失礼ながら雑魚ばかりの利権目当ての世襲議員以外、目につかない。異論はないだろう。

 

憲政の常道に従う政治環境にある。岸田にはこれを強く進言したい。実現すれば、憲政史上に名を残すことができる。野党に政権をそっくり渡すのである。いまの野党の体たらくから考えると、政界再編となろう。

国民は護憲リベラルの復活に期待している。反核・反核武装勢力の結集が、アジアの平和と安定に不可欠であると聡明な判断をしている。隣人と仲良くすることが、いまもこれからもとても大事である。経済交流は人々の生活を豊かにする。極右の戦争勢力の存在は、平和憲法が根本から禁じている。

 

経済重視の政権は、消費税をゼロにするだろう。意図的な円紙切れ政策のアベノミクスは、断固として封じ込める。極右片肺内閣だと肺炎を起こし、窒息死すること請け合いだ。

 

<極右・清和会の片肺内閣は日本丸を沈没させ失格>

政治と宗教は明確に峻別する。これは歴史の教訓でもある。近代法の大原則である。戦争には必ず宗教が絡んでいる。ロシア・ウクライナ戦争も叱り、目下のイスラエルの大虐殺にもいえるだろう。

政治的自由は、独裁国でない限り保証されている。信教の自由もまた、個人として保障されている。これを政治的に利用すると、必ず抗争を巻き起こし、政治的安定を損なう。

国家神道が戦前の日本を破壊した。二度と同じ轍は踏んではならない。神道政治連盟は憲法に違反する。創価学会も信者の政治的自由を奪ってはならない。統一教会も他の教団も、個人の政治的自由を拘束してはならない。神社本庁の神道・創価学会も憲法の人権主義を損なっている。断じて許されないことである。司法改革も不可欠だろう。「日本国憲法は世界に冠たる平和憲法」であることに、全く変わりない。

2023年11月17日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月16日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(4986)

本澤二郎の「日本の風景」(4986)

<自民党極右の空中分解が始まった!>

「政界フィクサーと笹川ギャンブル財団が擁立した宏池会の岸田文雄内閣が沈没寸前」と指摘される中で、極右の空中分解が始まった

ようである。A級戦犯の岸信介路線をぶち上げて「日本は神の国」と、狂気の国家主義で日本をまとめ上げようとした森喜朗の清和会政権が発足したのは2000年。いまは2023年、日本はすっかり変わった。保守的な雑誌でさえも「日本の貧困」を特集した。とことん落ち込んでしまった日本丸は、いつ沈没してもおかしくない。

大混乱・混迷の時代に突入している。史上最悪の清和会政治による内外政の失政に起因している。財閥向けの円急落政策によって日本人の消費は落ち込んで、GDPは毎年マイナス。庶民は海外にも出られない有様。巨大な消費市場から進んで飛び出して、アジアの平和と安定を崩壊させてしまった外交失政は、日本経済を下落させて、正直なところただ事ではない。

 

ずばりA級戦犯の岸信介路線の行き着く先である。車いすのフィクサーと笹川ギャンブル財団が「最後の砦」とした宏池会の岸田文雄内閣も、安倍晋三路線を踏襲しながらも、この2年の間、誰が見ても沈没船の日本丸を受け入れるしかない。自公離れが地方の選挙でも問題になった。民意に反した軍国主義の完結へと舵を切ったツケであるが、それでも極右・清和会過激派の面々は納得しない。

かくして右翼メディアの先導で、過激派の松下政経塾の閣僚が、閣内から分派活動を始めた。前代未聞である。神道政治連盟・日本会議の支援を見て取れそうだが、昨日の初会合には「たったの13人」。岸田の防御作戦に屈した。

13人の名簿が流布したようだ。極右の空中分解の始動を印象付けた。砦の中も大混乱した。「集団指導体制ではだめだ。リーダーを擁立せよ」との叫びも。さらなる清和会の破壊政治の継承論の浮上に驚く。分裂・分解もまた世の常であろう。

 

<右翼系メディアが宣伝すれど過激派13人=第二の安倍亜流政権は論外>

A級戦犯の岸信介路線の行き着く先は、消費税増税と外交面では、緊張・対立・戦争へと国民を引きずり込む。歴史の教訓である。自民党の極右過激派は、維新を道ずれにして憲法に「緊急事態条項」という恐ろしい国家大権を盛り込もうと必死だ。戦争国家にする策略である。背後の財閥・死の商人と連携している。台湾有事を喧伝してやまない安倍路線は、A級戦犯の岸信介路線の行き着く先でもある。歴史の繰り返しに反省などない。財閥だけでなく、国家神道の後裔「神社本庁」「靖国神社」も代表している。

「高市勉強会に集まった13人は極右の過激派。昔の日中友好の田中・大平連合に立ち向かった岸の別動隊・青嵐会にそっくり。しかし、13人では政治を動かす力になれない。すぐ消えてゆくしかない」との指摘が少なくない。

 

政治活動の原動力はカネである。岸は青嵐会の中川一郎に大金を渡していたらしい。それでも活動は広がらなかった。マスコミは全く相手にしなかった。「やくざのハマコーが会場の机を持ち上げたりして話題を振りまいたが、暴力は逆効果だった。この岸の別動隊に森喜朗もいた。石原慎太郎も。安倍を加えると五輪利権トリオになる」「現在は安倍の別動隊の維新との連携が注目される」という見方も。

 

岸田文雄内閣の危機的状況の中で、極右の過激派の暴走第一弾の今後の推移は、右翼メディアの嘘情報の垂れ流しと共に監視する必要があろう。警視庁公安部の出番であろう。13人のリストを見てみたい。千葉県のやくざ系政治屋はいるか。

2023年11月16日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

追記・昨日は実家を訪ねたり、自宅でパソコン画面で韓流ドラマをたっぷり堪能した。日本にも襲来したモンゴルの元帝国の時代には、朝鮮の高句麗にも王妃を嫁がせて間接統治をしていた。そこでの後継者をめぐっての攻防を面白おかしく演出した「王は愛する」という題名のドラマ。巫女の怪しげな役割と日本神道の巫女の闇にも興味をそそられる。小学生の5年生のころ、馬来田小学校に小さな図書館が出来た。不思議と歴史に登場した人物の小説ばかり読んでいた。自宅に机もないため、寝転んで太陽の光を頼りに遅くまで読んでいて、近眼になってしまった。4人兄弟で近眼は我一人。

 

大学が壊れると侵略戦争が!以下投稿メール

https://x.com/ChooselifePj/status/1724737551083434251?s=20

フクシマから核汚染ごみが消えている!

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2023年11月15日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(4985)

 

本澤二郎の「日本の風景」(4985)

<日中友好勢力結集の動きに期待>

A級戦犯の岸信介路線による内外政が、とうとう行き詰まりを見せている。右派系の新聞テレビの世論調査でさえ20%台に突入。実際は20%も割り込んでいるだろう。国民の信頼のない政権は、退陣するほかない。民意を問うための総選挙が不可欠である。

反中台湾派をテコ入れするだけでなく、戦争の一方の当事国に大掛かりな支援をする極右・清和会の亜流岸田政治は、平和憲法に違反している。のみならず、劇的な円安政策で国民生活を破綻させ、国力の低下はいかんともしがたい。

極右政治の限界を否応なく国民に知らしめている。清和会路線の清算をするほかない。内外から日中友好勢力の結集の動きが見えてきている。第一、政府がとことん服従しているワシントンが方針を転換して、中国との対話に必死である。

 

<アジアの平和と安定・繁栄に不可欠>

日本の戦前派・(安倍)清和会の政治路線は、反中反共主義に凝り固まっている点にある。1972年の田中角栄・大平正芳の中国との友好路線を崩壊させた。

だが、それは邪道・覇道に過ぎなかった。日中関係の破壊によってアジアの平和と安定は危うくなっている。ASEAN諸国への切り崩しが、結果的に日本を孤立化させている。NATOの欧州との連携もまた、日本を国際社会は歓迎していない。

安倍に次いで、岸田も飛び回っているが、国民は日々の生活に追いまくられ、財政破綻下のバラマキに反発している。アジアから繁栄の文字が消えてしまった。

中国との関係悪化は、日本の首を絞めてしまったことになる。日中友好は、アジアの平和と安定に不可欠であることを、改めて証明している。日中友好という言葉が北京からも消えてしまったが、日本の政治家から声高に叫ばれてきている。

 

<鳩山由紀夫・福田康夫・小沢一郎の動向に注目>

中国政府が主催する国際会議に出席する福田康夫と鳩山由紀夫の元首相が突出している。日中友好の復活にかけている。福田家に傾倒する清和会議員も少なくない。

二人とも国民の合意が得られない憲法改悪に与しないことも、評価されている。改憲は国民の合意が前提である。読売や産経新聞の世論操作には、全く一喜一憂することはない。

声は出していないが、小沢一郎は政治の師である田中角栄や、晩年の金丸信の意向に沿って政治行動してきた。反中反共発言は無縁である。日中友好勢力は、まずはこの三者の動向に期待している。

親中派で知られる二階俊博も水面下では、日中友好の復活にかけている、と周辺から見られている。低迷する経済界からも、72年当時の雰囲気がちらついている。

一部には「森喜朗の日本会議に抑え込まれて、発言を控えてきている小泉純一郎も反核で提携するかもしれない」との声も。もともと親中派の宏池会には、安倍に撃墜された溝手顕正のような反清和会議員は少なくない。

麻生は次期総選挙で議員を卒業する。元宏池会の日中友好派も動き出すだろう。断末魔の岸田文雄内閣の動向とも関係している。時代が日中友好の流れを浮上させている。

 

<A級戦犯の岸信介路線の(安倍)清和会で断末魔の日本>

所詮、今の政治路線はA級戦犯の岸信介路線である。それを安倍時代に開花させて、内外政を混乱させてしまった。

日本の経済を安定させるには、アジアの対立・対決のトゲを抜くしか方法はない。中国の人権問題は対話で処理すれば済む。日本外交を正常化させればいい。極右に傾倒する外交官を排除すれば済むことである。

A級戦犯の岸信介路線の行き着く先は、日本経済の衰退と国民生活の破綻でしかなかった。まるで断末魔の日本である。

安倍の10年の間に言論界は電通に抑え込まれ、公共放送のNHKまで狂ってしまった。読売のツネの時代も終わりである。

時代はアジアの平和と安定を希求する国際情勢にある。悲惨な戦争を止めるアジアでなければならない。アジアから地球温暖化を阻止すればいい。

 

<政界再編も表面化>

現在の清和会の極右政治・日本会議のカルト教団任せでいいわけがない。日本の政界を大掃除するための政界再編も必要かもしれない。首都圏の房総半島で見られるやくざが跋扈する社会は、断固として返上しなければならない。

やくざ系の利権あさりの地方議員もいらない。千葉県警の腐敗も許容できないだろう。官邸の番犬に成り下がった警察を、税金泥棒から国民の命と暮らしを守る警察に刷新することも不可欠である。

君津・袖ヶ浦市の水源地に核汚染ごみを投棄する悪魔の「地方創生」も許されない。言論弾圧を常態化させている電通にメスを入れることも、断固として忘れてはなるまい。

日中友好の復活が、アジアと日本に希望をもたらす。断言したい。(安倍)清和会の政治を清算する時であろう。

2013年11月15日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

追記・アベノミクスの悪政で野菜がべらぼうに高い。そこで昨日は妹の知恵を借りて、まだ大きくなっていない大根を3本抜いて、これを具にして暖かい素麵を食べた。見事に成功した。知恵である。カレーライスもほぼ問題なく作れる。たった一人の孫の駒井家に柚子を送ると、なんと普段は食べたことのない「あられ」が届いた。長男は税理士だと判った。弟の長男も税理士だ。施設に入っている英語の恩師の妹も、現役の税理士という。母親が賢いと子供たちも成功する。そういえば本日は、亡くなった妻の誕生日である。以下の見出しが飛び込んできたので貼り付ける。



「新型コロナワクチンは人間のすべての免疫能力を破壊して人を死に導く」:元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は人類の存続のためにワクチン使用停止を訴え続ける

2023年11月14日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(4984)

本澤二郎の「日本の風景」(4984)

<依然としてA級戦犯の岸信介路線が乱舞する危機的永田町>

安倍・清和会の神田健次財務副大臣が、税金滞納という信じられない不祥事発覚で更迭された。後任が赤沢亮正?昔三木派に赤沢正道がいた。夫婦仲が悪い家系である。亮正は郵政民営化に反対した護憲リベラルの川上義博の刺客として政界入りした運輸官僚。小泉チルドレンと称されている。最悪の世襲議員だ。したがって派閥は清和会なのであろう。

 

またしても清和会人事だ。岸田文雄内閣の実態は安倍・亜流の政権だ。赤沢も統一教会派で、神道政治連盟の「神の国」信者、日本会議のメンバーに相違ない。自民党は極右の政治屋と読める。A級戦犯の岸信介や笹川ギャンブル財団にも傾倒していることが、彼の男女差別にも現れている。前任ポストは、自民党統一教会派のボス格の萩生田光一の側近。彼を操る人物は、岸を信奉する「神の国」の森喜朗だ。

 

A級戦犯の岸信介が今も徘徊する永田町である。そうしてみると、小学生でも43兆円の戦争準備の恐怖を理解できるだろう。

 

<天皇制国家主義の母体は財閥・軍閥・国家神道・教育勅語>

日本の戦前史を知らない日本人が多数派を占めている。いまどの辺を歩いているのか、理解しない、理解できない国民が多数である。近現代史を教えない自民党右翼政治の実績である。特に教育を担当する閣僚は、清和会出身議員が多かった。必然的に文部官僚も右に倣えした。

日本の侵略戦争を強行した天皇制国家主義さえも理解しない人々が多い。侵略戦争は資源の略奪にある。資源略奪派は、政商・財閥である。それゆえに占領軍は、真っ先に財閥と軍閥を解体した。赤紙一枚で若者を犬猫並みに戦場に駆り出した国家神道と教育勅語も廃止した。国家神道は神社本庁という一宗教法人に衣替えしたが、敗戦後にしたたかに政権党である自民党内に巣食い神道政治連盟を付着させた。そこに右翼的な議員を集めた。その中核が岸の後裔たちだった。不気味な神道政治連盟の現在のボス格が森喜朗や安倍晋三ら。小泉もその配下といえる。神道政治連盟の面々が、国際的に戦争神社と恐れられている靖国神社崇拝派である。同神社の遊就館を見たことはないが、宏池会の護憲リベラルの加藤紘一が見学し、彼は恐怖におののいたことは有名な話だ。

靖国派は岸の原点でもある。自民党議員のほとんどが選挙の際に事務所の中心に「神棚」を祀る。戦前派を象徴する姿である。地方議員もまねしている。全国・地方の選挙は、祭礼と共に神社本庁の大きな利権となっている。

現に自民党清和会の参院議員の中には、神主を秘書に使っていたことを知っている。自民党の大半は、神がかりの面々ばかりである。カルト教団は統一教会や創価学会だけではない。「カネと票」と関係している。教育基本法を改悪した張本人は、第一次安倍内閣だったことを想起すれば理解できるだろう。

 

<軍国主義は完結寸前!>

財閥は戦後まもなく復活した。いまはとてつもなく巨大で、自民党政治を事実上支配している。誰もいわないが。第一、財閥という言葉を使っているのは我凡人ジャーナリストだけである。

戦前の侵略戦争復活の核心が、岸田文雄が閣議決定した43兆円という途方もない戦争準備予算である。軍閥も復活している。彼らは、姿を隠しながらマスコミ界にも巣食って世論操作に余念がない。NHKにも起用されている。

日本にもアメリカ同様の産軍複合体制が実現しているのである。日米の産軍体制は、現在二つの戦争で空前の利益を上げている。知らぬは国民ばかりの日本なのだ。ズバリ戦前の軍国主義はすでに完結している!

清和会議員の誰もが台湾有事を叫んで、戦争誘発に懸命であることも理解できるだろう。

 

<原発促進による日本の核武装化の危機=A級戦犯内閣路線>

小学生に質問したい。なぜヒロシマ・ナガサキ・フクシマの被ばくの恐怖を、教訓としない日本政府なのだろうか。

国際社会で日本政府の反核運動が表面化しない理由はなにか。

岸内閣が最初に東海村に核施設を強行した理由と、フクシマ311でも再稼働に狂奔した孫の安倍内閣の連携はどうしてなのか。

フクシマ東電爆発による死傷者を国民は知らない。なぜなのか。なぜ福島県知事は、原子力マフィアの通産官僚を起用しているのか。なぜ福島県民は、そうした悪魔のような知事を選ぶのか。

宏池会の岸田文雄が、なぜ43兆円の戦争準備を閣議決定したのか。しかも、311の教訓を放棄し、原発を促進する方針を打ち出した、その理由と背景はなにか。

原子力マフィアはどうして被爆地にフクシマ県民を帰還させようと必死なのだろうか。ぜひとも回答を聞きたい。大人たちが判らなくても、子供たちは正解してくれるだろう。

日本もアメリカのように核武装すれば、平和を確保できるのか。戦前の日本軍国主義でも、平和は訪れなかった。どうしてか?最後のお願いは、正解を大人たちに教えてあげてもらいたい。学校の先生にも。日本を安心・安全な社会にするために!

 

<福島の大量の核汚染ごみが房総半島に、トリチウム汚染水は30年以上海洋に投棄する危険=原子力マフィア・清和会路線>

「君津市の産廃場に核汚染ごみが投棄され、大変なことになっている」との話が伝わってきたのは、コロナ感染が騒ぎ出した4年ほど前のことだった。

「フクシマの房総半島化?」ありえないと思いながらも、この県民性の千葉県ではありうるかもしれない。そう思っていたところに、永田町で何度かすれ違った元宏池会秘書が、突然、電話してきた。お互いよく知らない間柄である。拙著も読んでいないはずだ。当方のことも判らない。それでいて、どうして電話番号が判ったのか、このことも不思議だった。

袖ヶ浦市の水源地に住んでいるという元自民党議員秘書は「うちの目の前の谷から放射能が噴き出ている」というすごい話についても、即座に納得できなかった。彼は「放射能測定器を市役所から借りて測定した。近くの農家の人たちがガンで苦しんでいる、目の前の清流に魚や蟹もいなくなった」という恐ろしい話を次々と聞かされて、ようやく耳を傾けるようになった。

 

事実なら新聞やテレビで大騒ぎするはずだが、それも全くない。言論の自由を破壊する大きな力が存在している!記事にできないことから、これはおかしいと判断した。最近になって日刊ゲンダイの編集局長に取材するように要請した。「資料をみせて」と言ってくれた。期待したが駄目だった。日刊ゲンダイも動けない恐ろしい恐ろしい重大事件であることに、改めて気付いてしまった。

小出裕章のいう「原子力マフィア」は確実に存在する。確信するほかなかった。元秘書は家の周囲に防犯カメラを設置していることにも驚かされ、ようやく事態の深刻さと自治体の無能無責任の実態に頷くほかなかった。

原子力マフィアとの戦いである。民主主義と国家主義・A級戦犯の岸信介の亡霊との戦いともいえる。

猛毒トリチウム核汚染水を30年以上も海洋投棄することにためらいを持たない日本政府と東電など原子力マフィアとそれを正当化して隣国に反撃するメディア。天皇制国家主義の猛威でもあろう。

日本丸は激しい風雨に枯葉のように揺れ動いている!沈没する前に覚醒することができるのか!

2023年11月14日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月13日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(4983)

本澤二郎の「日本の風景」(4983)

<やくざ浜名の「木更津レイプ殺人事件」共犯者・吉田F死去>

ふるさと・千葉県に定着してみて判ることだが、。最悪の恥部はやくざが跋扈して市民の生活や命を奪っていることである。民主主義が機能していない。やくざ系市長が無投票当選(袖ヶ浦市)する民度の低さには、県民の一人として耐えがたい苦痛を感じてしまう。特に美人栄養士・K友子の命を奪った「木更津レイプ殺人事件」の犯人・やくざ浜名の強姦・性奴隷・脅迫殺人犯を逮捕しない千葉県警木更津署の対応は、いたたまれないものがある。そうした中で、被害者を浜名の介護施設「かけはし」に連れ込んだヘルパー・吉田Fがすでにガンで亡くなっていたことが、宗教関係者の指摘で判明した。

 

彼女は筆者の取材に対して「浜名さんはいい人だ。女性をいたぶるようなことはしていない」と必死でやくざ犯をかばって、浜名の強姦・性奴隷・殺害事件を蓋してきた。やくざをかばうホームヘルパーは、浜名夫妻が経営するデイサービス「かけはし」の共同経営者のような立場だった。

 

殺人犯を逮捕しない理由を事情通は「公明党創価学会の政治力で蓋をした」と見ているが、昨今の自民党と提携している信濃町の様子から、それは十分理由があると見たい。一部には中村格(元千葉県警刑事2課長)の関与を口にする向きも。TBS強姦魔逮捕を抑え込んだ悪徳警察官のことである。

はっきりといえることは、吉田が存在しなければ、被害者は今も元気で木更津市の住民として生きている。むろん再婚して。

 

<信仰者にも「因果応報は世の常」は生きている!>

悪人・悪党は、この乱れ切った世の中にたくさんいるだろう。市民生活に一歩入ると「あそこの家はやくざがいた」「あの家の倅はやくざになった」という話が飛び交う。

まるでやくざが市民権を手にしているようだ。木更津市内には入れ墨のための風呂まである。「市内のラーメン店には名物・ハマコーラーメンまである」と袖ヶ浦市の住民が教えてくれた。若者はハマコーを知らない。生涯やくざ代議士として君津安房郡市で活躍した入れ墨代議士のことである。すっかり千葉県警もやくざに染まってしまった原因か。ている。

最近になって建設関係で生きてきた見識のある人物が「やくざサン」と敬語まで使った。業界では尊敬の対象なのだ。警察も市民も業者も「やくざサン」に屈服した異様な民度に、凡人ジャーナリストは気付かなかった。

 

そうしてみると、美人栄養士を浜名の店に連れ込んだヘルパーの吉田の存在も見えてくる。吉田が必死になって浜名をかばうのも理解できるのだが、しかし天は許さない。悪党には因果応報の「判決」が下ることになる。彼女の信仰は効果なかった!

 

<創価学会公明党は殺人犯・やくざ浜名を自首させる道義的責任>

木更津署刑事2課はやくざ殺人犯を逮捕しない。筆者が突き付けた刑事告発を突っ返してきた。「政治的圧力か」という追及に対して、刑事2課長は真っ赤になって否定した。

警察・検察は上命下服の世界だ。例の木原誠二事件において取り調べた刑事が記者会見で反論したが、彼はすでに警視庁をやめていた。現役では許されない。浜名殺人犯逮捕回避事件は、間違いなく政治的圧力が見て取れる

 

他方で、会員の不祥事、特に殺人事件関連では、宗教法人の道義的責任が生じる。浜名を擁護することは、犯人隠匿罪も適用されかねないだろう。浜名を自首させる義務がある。繰り返し訴えてきたことである。真の宗教法人であれば、民主主義の原則を守らねばなるまい。強く指摘しておきたい。

 

<前衆院議長・細田博之もまた因果応報なのか>

悪辣な統一教会は宗教法人といえるだろうか。人々を救済するどころか、その反対の金集めを本業としているカルト教団であることが判明している。戦争犯罪人のA級戦犯の岸信介や笹川ギャンブル財団が面倒を見てきた韓国の怪しげな団体である。

急逝した細田博之は、安倍晋三と教団の間を仲介する重要な任務を果たしてきた。善人とは言えないだろう。

それだけではない。彼は通産官僚OBとして原子力マフィアの中枢に君臨してきた。地球は核を容認しない。人類は核を放棄して地球を守ることでしか、生きることは出来ない。いかなる口実をもってしても核は廃棄するほかない。

核を推進する悪魔は、天罰を受ける運命にあるだろう。安倍に次いで、継承者の細田も亡くなった。清和会の面々はどうか。清和会の幹部や継承者の岸田の運命にも注目したい。

核では平和も安全も確保することは出来ない。武器弾薬で安心する社会は手にすることは出来ない。死の商人が幸せになれるだろうか。財閥人間は?

いい人間として生きることを民主主義は教えている。やくざ浜名はどうしているか。いま60代のはずだ。やくざと共存する千葉県警に拍手を送ることは出来ない。

2023年11月13日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月12日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(4982)

本澤二郎の「日本の風景」(4982)

<選挙大敗なし、内閣支持率は上がらない死に体内閣>

「岸田文雄内閣の評判が悪すぎて話にならない」と嘆きの声が少なくない。だからといって野党が政府を追い込むという場面もない。与野党とも決め手を欠いているダラダラ国会に嫌気をさす国民。何もかもがパッとしない。しかも善政らしい政策がない。

原因は、史上最低の安倍晋三路線をそっくり踏襲している点にある。口を開けば、極右派閥向けの戦争誘発を意図する改憲軍拡論ばかりだ。世の中に1%を除けば、戦争好きの人間はいない。もう一つは財閥・株屋向けの露骨な、円の価値を引き下げる金融政策を、10年以上も継続している。アベノミクスは今も存続している。新聞テレビの財閥無批判に便乗しているのだろうが、強固な極右派閥に羽交い絞めされて、身動きができない哀れな岸田だ。安倍の清和会・亜流政権に国民は、反吐が出るような暗い世の中をさ迷っているに等しい。それでも野党が、本来の使命である腐敗政府を快刀乱麻、黒い霧を振り払う役割を果たしてくれないのだから、与野党とも支持率は上がらない。

 

<戦争準備43兆円と円激安政策による物価急騰と原発推進・核汚染ごみバラマキと汚染水垂れ流しに警戒>

岸田内閣が閣議決定した43兆円の日本軍国主義完全復活予算のことが、頭から離れない。戦前を知る日本人であれば、この43兆円が度はずれた金額であることを理解できる。まさしく戦争準備資金である。戦争国家の日本を喜ぶ国民はすくない。

 

集団的自衛権の行使を決定した時のことを思い出す。JR大井町駅ビル7階のジムで働いていた自衛隊員の妻は、心底怯えて泣いていた。「アメリカの戦争に駆り出されるかもしれない夫」のことである。確か2015年のことだった。この悲しみは当事者ではないと理解できない。「戦争しない自衛隊」が戦争する自衛隊に変身するわけだから、関係者の不安は第三者のそれと異なる。

以来、死を覚悟しないと自衛隊に入ることは出来なくなった。ロシアやウクライナでも、戦争から逃避する若者は少なくない。当然であろう。為政者の暴走に引きずられ、二度とない人生を奪われるような人間はいないのだから。

マイナンバーカードの本質は、この一点にある。事情を知る老人たちは反対して当然であろう。筆者はうかつにも一度入ったが、その後に拒絶した。市の窓口の担当者も喜んで協力してくれた。

「戦争回避を許さない」という悪魔の権力者の野望であろう。この悪法は人権侵害法案として排除されるしかない。

 

日本銀行の10年を検証するといい。国民の収入を奪い取るための金融政策は、これまた最悪のものである。円激安による物価高騰による消費増税はただ事ではない。財閥はというと、輸出する場面でそっくり返還され、収入として、懐に入れる。背後で異次元の円を刷って刷りまくって円を下落させ、それを株式にも投入し、財閥株を上昇させる。経営陣は自社株買いで、莫大な利益を手にできる。何もしなくても、毎年数億円を懐に入れている。超格差社会を生み出している。すべては日本銀行のお陰であるが、財閥企業の技術力は見事に衰退している。

黒田東彦と植田和夫の罪は大きい。このことに国民も気付いてきた。市民生活は老いも若きも困窮し、貧困が常態化している。

 

もう一つは政府の核・原子力発電推進政策である。原発は危険極まりない核エネルギーである。地球に存在してはならない核を、ヒロシマ・ナガサキの教訓さえ無視したA級戦犯の岸信介内閣と読売の正力松太郎の野望が、最近の清和会政治路線によって311フクシマの教訓さえも踏みにじって、再稼働からさらに大掛かりな原発大国路線を強行している。東電は異様な決意で、新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働に拍車をかけている。

報道によると、協力企業だけでも664社、作業員4300人以上、全体で5500人が働いている。そうしてみると、フクシマの作業員は?311の死者はどれくらいだったのか。数字を見たことがない。被ばくの死者も多かったはずだ。しかも、現在は福島県内だけではなく、核汚染ごみが房総半島の水源地にも大量に持ち込まれていることが判明してきた。猛毒トリチウム汚染水だけではない。

32兆円の東北復興資金の大半が、ゼネコンとやくざにばらまかれ、いずれ日本列島を覆いつくすかもしれない。原子力マフィアの日本は、まさに闇である。全国の産廃場に密かに持ち込まれている可能性が強い。その第一弾が、すでにやくざが跋扈する房総半島に。凡人ジャーナリストはそこで生活している。大半の県民は風評被害を恐れてか、沈黙を余儀なくさせられている。被ばくのモルモットを強いられている。核汚染水は太平洋に投棄され、30年以上も続く。海も日本列島も核に汚染されるかもしれない。

 

袖ヶ浦市や君津市では命がけの戦いが始まっている。ドイツのワイマール体制がナチスによって崩壊した事実を想起すべきだ。無知は犯罪・沈黙も犯罪である。産廃場のある場所では、住民による放射能測定器による測定が不可欠である。君津市の新井総合という東洋一の巨大な産廃場から、一般の500倍以上の放射能が袖ヶ浦住民によって発覚した。原子力マフィアとの戦いが始まった。木更津市も富津市も鴨川や館山、南房総の各市でも、あるいは房総半島のすべての産廃場を総点検すべきだろう。

幸い、参院議員の青木愛のほか、君津安房郡市から政界を目指す樋高剛が覚悟の出馬を決断した。やくざ系代議士との一騎打ちに千葉12区が燃えることになろう。支援の輪は拡大している。

以上の悪魔政策が、いまの自民党・自公内閣に重くのしかかっている。原子力マフィアは、新聞テレビを封じ込めているが、市民団体や被害住民の覚悟は固まって、勢いをみなぎらせている。その動向を伝える使命を負ってしまった筆者も、そこから逃れることは出来そうもない。「防弾チョッキを着て戦う」覚悟の樋高は、環境問題のプロだから、住民の期待は大きく膨らんできている。

 

<国民の命と生活を奪う最悪の政策を強行する内閣は初めて>

1972年から永田町に首を突っ込んできた反骨ジャーナリストも、清和会の森喜朗内閣が誕生するまでは、そんなにひどい政権は存在しなかったため、派閥抗争にのめりこんできた。

清和会創立者の福田赳夫内閣にしても、自民党幹事長は護憲リベラル・宏池会会長の大平正芳。その大平を支える目白の田中角栄という布陣の下で、バランスが取れていた。極右の暴走は想定できなかった。第一、福田自身も岸の暴走に違和感を抱いて抵抗していた。岸の娘婿の安倍晋太郎を快く思っていなかった。現に日中平和友好条約を決断した福田には、大平と田中と福田側近の外相・園田直が協力して条約を締結した。福田の後継者・康夫も、首相を辞めた現在でも日中友好に取り組んで、岸や笹川ギャンブル財団との関係を断ち切って、森喜朗らと一線を画している。

幸いにして清和会は、福田父子と岸・安倍とは深い溝ができている。この点は注目していい。日中友好には、鳩山由紀夫も熱心に取り組んでいる。むろん、小沢一郎も。

 

とはいえ岸田は、大派閥の清和会の馬に乗ってしまっている。極右政策は、国民の生活や人権に対する視点はゼロに等しい。高市早苗や杉田水脈の発言と行動から理解できるだろう。

言えることは43兆円も、円激安や核も、国民の命と生活を真っ向から奪うという危険な政治路線だ。まさにA級戦犯の岸信介政治の復活を裏付けている。民意にそぐわないどころではない。

これほど危険極まりない政策の推進は、戦後の78年間なかったことである。背後の黒幕・ナベツネも困惑しているはずだ。泉下の宇都宮徳馬も監視している!

内閣の支持率が上がることはない。断言したい。

2013年11月12日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月11日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(4981)

本澤二郎の「日本の風景」(4981)

<「連合の罪と罰」変化なし=いつでも解散して負けない自民?>

日本の野党は、旧総評という全国労働組合と異質である連合が存在する限り、1本にまとまることはない。立憲民主党と国民民主党の分裂そのものが、現在の連合の反共主義によって左右されている。

いまや連合は1%の財閥系の労働組合ともいえる。極右内閣の岸田首相とも仲良しの連合である。弱者のための労働組合では全くない。それどころか、連合が野党分断の要となっている。連合が政府自民党の影の主体であるため、野党は1本にまとまらない。

自民党は、神道政治連盟・神社本庁の氏子集団という保守的極右のカルト教団の組織を擁している。加えて創価学会という統一教会レベルのカルト教団とも。むろん、韓国に本部のある反共カルト教団の統一教会が、現在も支えている。

 

元自民党幹事長の二階俊博ではないが、いつでも選挙ができ、野党に負けることはない、と胸を張る。岸田はというと、解散を断念したと報道されているが、過去には寝たふり解散(中曽根内閣)もあった。野党の危機は、財閥の配下となっている連合が存在する限り、継続してゆくため、選挙に勝てない。

以前に「連合の罪と罰」(データハウス)を書いたが、骨格は何も変わっていない。野党が連合にぶら下がる間、野党の分裂・分断による弱体化は存続する。岸田はいつでも解散を打つことができる!

 

<労働貴族化=財閥服従の太い腐敗構造>

カネである。今年の春闘をおさらいするまでもない。賃上げが行われた。一部の財閥系労組が、大幅な賃上げを勝ち取った。90%以上の弱者・中小企業の労働者は縁がなかった。

賃上げ=消費拡大=好調な経済という政府が吹聴した経済政策は、詐欺でしかなかった。問題は、日銀の金融政策。このことを誰も指摘しない。黒田・植田の円激安のための異次元金融緩和政策によって、日本の価値は中進国から途上国レベルに落ちて、比例して物価が急騰して市民生活を破綻させている。

野党が怒り狂って批判し、異次元金融緩和を止めれば、円は上昇する。さらに金利をゼロから1%、2%に引き上げれば、今の1ドル150円台から130円、120円になろう。最後に紙の米国債を手放せば、急上昇するに違いない。

それをしないで、円を紙切れにして、敗戦後の360円へと切り下げ日本丸を沈めるつもりである。恐ろしい先の見えない「戦争経済」を招き寄せている。黒田も植田も犯罪人ではないか。

 

連合の主体は財閥系の労働貴族が、資本家と協調している仲良し組合である。労使協調では、双方ともだらけてしまい、国際競争からも落ちこぼれる。家電業界がその見本か。間もなく自動車も。

ものつくり日本は昔話になりつつある。働かない休日大国だ。

ストライキも打てない連合である。改革の機運などない。アメリカ任せの財閥政府と原子力マフィアの日本である。

 

<日中分断も拍車掛ける=日本経済にマイナス>

不幸なことに極右・清和会と清和会亜流の政府によって、72年の日中友好という見事な外交を崩壊させてしまった。いまも小さな島の台湾独立派の政権にテコ入れし、戦争誘発の政策に懸命な岸田と清和会とその亜流である。

経済的な損失はただ事ではない。14億人の世界最大の消費市場から、進んで飛び出している。狂っている!代わりを見つけることは不可能である。「インドがある」と小泉純一郎の倅が口走っている。インドでの成功者は、車で言うと小型車のスズキ。トヨタも日産・ホンダも無理。極端な差別社会をなくすことが先決であろう。

 

日中関係を破綻させた極右・清和会のお陰で、日本経済は衰退して元気がない。財閥主導の仲良し労使癒着関係が、沈下に拍車をかけている。日中友好の本来の姿になれるかどうか、これが日本経済と労働組合の連合にも影響を与える。

日中友好は、アジアの平和と安定の基礎である。これは不変の大原則である。反共を御旗にする連合が、日本の政治と外交を破綻させている点で、連合の罪は大きい。

 

<世界最大の市場の行方が連合と日本経済に大きく作用>

喧嘩別れしていた米中が、関係修復に向かって動いている。近く首脳会談が行われる。双方とも経済的損失の大きさに、あわてて軌道修正している。はしごを外された岸田も大慌てしている。ロシア・ウクライナ戦争にテコ入れしたドイツが、いま経済失墜に震えあがっている。前政権のメルケルの敷いたエネルギー政策が、戦争加担してきりきり舞いしている。

戦争は悪である。利益を上げた大国はアメリカの軍需産業。その武器弾薬で多くの命が失われた。バイデン大統領も失速して元気がない。無所属のロバート・ケネディJrが浮上してきた。

コロナワクチンで暴利を得たファウチやビルゲーツに米国民の怒りが爆発している。言論界も。日本でも起きるだろう。命を奪うことで莫大な血税を懐に入れる悪魔退治が始まる!

 

反共などという昔話に浸っていられなくなる。人間の命を守る勢力の結集軸は、反核と反戦平和である。核汚染ごみを列島にばらまく日本政府を容認する言論は、殺人の共犯者だ。非戦の9条を生かすしかない。原点は、78年前の日本を見つめなおす日本人でありたい。上総の国望陀郡茅野村の松本英子を学ぶ時でもあろう。

2013年11月11日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

追記=今朝は朝寝坊。昨日は韓流ドラマを楽しく鑑賞した。李王朝期のものだが、差別する王制下に巫女という特別な任務を帯びた一団が存在した。風俗・音楽も興味深いが、日本の天皇家のそれとほぼそっくり。宮内庁の奥?でも、今も繰り広げられているものか。激しい権力闘争の場面で、巫女が登場して意味不明な厄払い・厄受、時には後継者などを殺害する任務も。神社本庁の巫女の任務は?謎の尽きない皇室は、朝鮮半島の歴史をつまびらかにしないとわからない。神社の氏子総代に一度だけ質問したことがある。巫女について。むろん、男女差別の世界だ。人権無縁の世界である。

2023年11月10日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(4980)

本澤二郎の「日本の風景」(4980)

<冗談言うな!維新の馬場代表の狂気に仰天>

最近は維新という右翼政党の改憲論が突出していることに気付かされる。自民党の最右翼派閥・清和会の専売特許のはずだったが、いまは維新の代表に奪い取られてしまった。

馬場のことは全く知らないが、彼が運転手をしていたとされる中山太郎はよく知っている。清和会の穏健派の小児科医だ。彼の弟は反中台湾派の青嵐会メンバーで、正真正銘のやくざ代議士・浜田幸一と仲が良かったが、それでも彼は「一緒に風呂に入ったことがなかった」とぼやいていたものだ。入れ墨を見られるのが嫌だった証拠である。

一般人とやくざの相違点は、確かに入れ墨の有無にある。他人がこれを見ると、特に女性は恐怖で体が硬直する。

 

兄の太郎は、したがって台湾や反共主義など無縁だった。ところが、外相に就任すると、急変した。「日本の常識は世界の非常識」と言い出した。外務官僚の影響である。外交官は武器弾薬外交が外交力の決め手と信じ込んでいる者が少なくない。自民党の改憲論は、外務省の悪しき役人が注射して免疫をつける。

そのころから馬場は、地元大阪で運転手を始めたものらしい。中山太郎のベテラン秘書の説明である。大学で憲法を学んだ人間ではない。法律など知らない。太郎の話を聞いて、傾倒したに過ぎない。笹川ギャンブル財団の影響も受けているかもしれない。

戦前戦後の歴史は知らないだろう。見よう見まねで改憲論をぶちまくり、今では自民党清和会の株を奪ってしまった。

 

<「大阪万博とカジノ中止に舵を切れ」が天の声>

安倍晋三の別動隊として知られる維新の利権というと、大阪万博とカジノ建設であり、最近ではこのことを知らない国民は少ない。安倍は東京五輪に手を出すと、維新には「万博とカジノでどうか」とプレゼントしたとされる。

様々な行事は、政治屋の利権そのものである。イベントさえやれば、選挙資金が莫大に蓄積される。イベントは新聞テレビにも利益をもたらす。政治屋と新聞テレビ経営陣は、二人三脚よろしく甘い血税に食らいつく。忘れてならないのは電通である。むろん、官僚にも流れる。業界と族議員と官界の三角の強固な利権構造は、常の腐敗を象徴する。

イベントに食らいつく輩は、不思議とA級戦犯の岸信介のラインに乗る面々である。石原慎太郎・森喜朗・安倍晋三が清和会の利権屋御三家という。

五輪の腐敗はすさまじく、その一部を検察があぶりだした。かくして札幌の冬季五輪計画はとん挫した。同じく大阪万博とカジノも中止するほかない。なにも改憲のための利権イベントをする必要はない、というのが財政破綻国の世論である。

維新は「身を切る改革」で大衆を巻き込んだ政党である。庶民の質素倹約路線にうまく歯車を合わせて勢力を拡大してきた。それが血税利権に食らいつくというのは、本末転倒との非難を浴びる。率先して、中止する方向に舵を切るべきである。東京五輪をまねるな、である。

 

<戦争期に誕生した非戦の憲法=欧州・中東の戦争便乗は論外>

家庭の事情か、生まれつきの勉強嫌いなのかは不明であるが、彼は第二次世界大戦期の日本の惨状を知らないらしい。それは、それこそ表現できないほどひどいものだった。

 

敗戦を利権に結び付けた政治屋や官僚は存在したが、ごくごく一部の選ばれた者たちに過ぎなかった。その中に参院自民党幹事長の父親もいた。知る人ぞ知るである。近畿大学の誕生史も興味深い。

 

無数の多くの民は、敗戦ですべてを失った。生きる術を失った日本人の悲劇は、今のパレスチナのガザの無辜の人々に似ている。恐ろしい300万人の死という、本当に恐ろしい敗戦の教訓から、日本人は非戦の憲法9条を勝ち取った。宏池会の鈴木善幸首相は、国会で「世界に冠たる平和憲法」と叫んだ最初で最後の首相である。

 

政治記者1年生として、ハイヤーを利用して初めての夜回り取材で、初めて世田谷区経堂の鈴木邸居間で、政治家・鈴木善幸と名刺交換した。すでに共同通信の三喜田先輩が主とおしゃべりしていた。先輩はいつも年賀状で「改憲強行の際は、国会デモに押しかけて阻止する」と呼び掛けてくれる。 

「わしの目の黒いうちに改憲はさせない」と叫んでいた後藤田正晴を五体にみなぎらせる、日本の老人は少なくない。戦争を二度と繰り返してはならない。上総の国望陀郡茅野村の大先輩・松本英子も叫んでいる。後藤田の先輩・平和軍縮派の戦闘的リベラリストの宇都宮徳馬も泉下でこぶしを振り上げている。

 

維新ごときになめられていいはずがない。日本国民の平和主義はいい加減なものではない!孫や子供にいい日本を相続したい日本人は多数派である。所属する日本記者クラブの覚醒も不可欠である。

2013年11月10日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月 9日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(4979)

本澤二郎の「日本の風景」(4979)

<日本銀行の植田和夫総裁が「物価見通し誤り認めた」>

安倍晋三という史上最悪最低の清和会政治が、今も継続するため、円をとことん安くする財閥のための金融政策は、今後も継続するという。国民を馬鹿にした発言を日銀総裁が、昨日の衆院財務金融委員会で繰り返したものの、報道の扱いは小さすぎた。庶民は理解できない。家庭の主婦によるしゃもじデモンストレーションも起きない不思議な日本!むろん、マスコミが期待する選挙特需は具体化しそうもない。真実を報道しない言論が、この国を地獄へと追い込んでいるようだ。

 

(日銀の物価見通し、誤りがあったことは認めざるを得ない-植田 ...

Bloomberg.co.jp

https://www.bloomberg.co.jp › news › articles

20 時間前 — 日本銀行の植田和男総裁は8日、上方修正を繰り返している日銀の消費者物価見通しに誤りがあったと認める見解を示した。衆院財務金融委員会で答弁 ...)

 

<今更の逃げ足に大衆は怒り=しかし行動はしない民度の低さ>

以前は店頭の「賞味期限切れ」の商品に見向きもしなかった。恥ずかしい思いさえ抱いていた。最近は遠慮せずに、賞味期限切れの果物や野菜を買い込んでいる。

植田和夫に言いたい。「君は物価の番人だ!なぜ庶民の行く店で買い物をしないのか。総裁失格だ。いまは緊急事態であることに気付かないのか」と。

 

思い出すと、宮澤喜一内閣のころ、90歳を超えた母親ことさんは、地下鉄に乗って、歩いて買い物をして息子の胃袋を温めていた。首相の息子が帰宅すると、母親は野菜の値段を事細かに教えて、政府の物価対策をアドバイスしていた。いま考えると涙が出る!

学者馬鹿を誰もが知っている。生きた経済を知らないものが、物価対策の番人になってはならない。前任の黒田東彦も同罪である。国民の不幸は、特にこの二人の日銀総裁のお陰である。即刻首にするか、自ら辞職すべきであろう。むろん、岸田もだ。

<天さまは見ている!それでも金融政策を変えない大矛盾>

自然の摂理は存在する。万人共通の価値観はある。天という。

68歳で急逝した李克強前総理は、中南海を去る時に「天様は見ている」という言葉を吐いた。中国人の理性と知性を代表する彼は、今世紀最大の政治家の一人だったと思う中国人民は少なくない。

 

主に福田・清和会の反乱で、やむなく解散に追い込まれ、その精神的ストレスから心筋梗塞で倒れ、無念の死を遂げた大平正芳のことも思い出してしまう。岸田文雄の知らないことであろうが、護憲リベラルが消滅させられた自民党に期待する何物もない。

物価政策の過ちを認めながら、それでも金融政策のかじ取りをするという植田にも衝撃を受けるばかりだ。人々は物価急騰に泣くしかないのか。

 

正論を吐けない新聞テレビは、岸田や植田の共犯者であろう。言論が死ぬと、民主主義は崩壊する。

宇都宮徳馬の言う「野党とマスコミが健全であれば、民主主義は正常に機能する」は永遠の摂理・価値観である。

 

<それでも議会・言論の無力にため息!マグマは溜まる>

日米戦争で大敗した硫黄島で、いま爆発が起きている。福島沖では核汚染水トリチウムが垂れ流されている。30年で終わるのかどうか。第二の福島がその前に起きるかもしれない。原子力発電所の近くの住民は、誰もが怯えている。福島の核汚染ごみで大揺れの袖ヶ浦市のユートピア別荘地区の幽谷から人々は、一人去り二人去っている。ガンでこの世から逝ってしまっている人たちも。

日本列島の地中深くに溶岩流が蓄積されている。マグマが溜まりに溜まっている。1億2000万人の心臓にも蓄積している。しかし、政府はそっぽを向いたままだ。日本国民も動じない。いつまで続けられるのか?

 

政府日銀の覚醒はあるのか?露骨すぎる物価高政策と1%天下はいつまで続くのであろうか。我が家の柚子はすこぶる元気なのだが。

2013年11月9日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月 8日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(4978)

本澤二郎の「日本の風景」(4978)

<衝撃の120マイクロシーベルト=君津市の東洋一産廃場「新井総合」に重大疑惑=住民測定>

風光明媚な首都圏のオアシス・房総半島で「健康に生きる権利が奪われていた!」。目下、衝撃的な事実にたじろいでいる。JR久留里線の終着駅・亀山の水源地で知られる山すそに、地元の市民団体が「水を守れ」と反対運動し続けている東洋一を誇る巨大な産廃場・新井総合がある。筆者も最近、初めて現場に立ってみて、その規模の大きさに度肝を打たれた。房総丘陵の峰から眺めると、作業現場の大型ダンプが米粒のように小さく見える。一帯は首都圏から搬送される有毒廃棄物で、数百メートルの高さに盛り土されている。例の熱海の盛り土どころではない。なぜこんなことが、千葉県と君津市によって認可、推進されてきたのか?

千葉県民・議会人・役人どころか全国民も、この想像を絶する奇怪な毒物投棄のための場所に立つべきであろう。日本資本主義の最悪の恥部に違いない。

 

周囲を砂とビニールシートで覆い、見方によってはまるでエジプトのピラミッドのように、周囲を整地して人の視線を狂わせている。水源地の山すそから峰に向かって、有害物の山がいくつも出来上がって、それは限りなく広がって住民の耕作地に迫っている。有害廃棄物を載せた大型ダンプが、亀山駅の方からだけでなく、峰の方からも容赦なく運んできている。

 

確実に君津郡市と市原市姉崎地区の水道水の水源河川・小櫃川を汚染し続けてきたと誰もが信じる。木更津市に住む筆者のもとに情報がもたらされたのは、コロナで急遽北京から帰国した2019年12月ごろか。「福島の汚染ごみが埋設された。1万トン以上も」と書かれた毎日新聞千葉版の記事も届いた。

驚いたことは、天下を揺るがすような大ニュースが、全国版ではなく千葉版の小さな記事だったことだ。大半の千葉県人も国民も知らない大ニュースを報道する毎日新聞が、この体たらくに言葉も出なかった。「まさか?水源地に福島の放射能汚染ごみを投棄した?水どころか水田耕作もできなくなる。人間が住めなくなるのではないか」と腰を抜かしてしまった。以来、福島の核汚染ごみが深刻な課題となって、凡人ジャーナリストの脳を支配した。

 

問題の新井総合(株)という人道に反する企業名も最近、現場を視察して記憶した。その現場を袖ヶ浦市林地区住民と市民団体「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」(関巌会長)のスタッフが、放射能測定器を現場周辺で作動させ、1時間当たり120マイクロシーベルトという驚愕の数値が記録された。通常では0・03とかの値が、ここでは120。

 

測定者の御園豊は「最初は20とか30。そのうちに産廃場の下から風が吹いてきた。その瞬間、針が大きく動いた。なんと最大120が記録された」といい、関巌は「通常の500倍以上の値。現場の中央や投棄した内部を測定すると、実際はもっともっと高くなる」と語った。

 

<「新井総合は真相を明らかにせよ」県民の怒りが爆発>

小櫃川の水を守る会の活動家の話を聞くと、この新井総合が水源地に産廃場を設置、認可した時の千葉県知事は沼田武という。前知事の森田健作の2代前の知事である。支局長時代はよく知る人物だった。やくざ対策も熱心だったのだが、なんと新井総合を認可した時の知事だったという。

 

新井総合は福島の核汚染ごみを水源地に埋め込んで、40万人の市民の飲み水を汚染してきた法的倫理的責任を負わねばならない。真実を明かす責任を急ぎ果たす必要がある。嘘偽りは許されない。

暗躍した政治屋も、協力者も。千葉県民の叫びに逃げは許されないだろう。やくざややくざ系の人物も公開する道義的責任がある。

 

<袖ヶ浦水源地の500倍以上の放射能数値「房総半島で人間は生きられない> 

一般人が1ミリシーベルトを被ばくすると危険ラインという。マイクロシーベルトだと1000マイクロシーベルトに相当する。測定器は1時間当たり120マイクロシーベルト。年間にすると24掛けて、さらに365を掛けると、途方もない数値になる。市民活動家は「500倍以上だ。想定できない大変な数値」と指摘している。まさに信じられない死の数値か。ということは、今も福島の核汚染ごみが大量に投棄されている可能性を否定できない。

 

房総半島では生き物が健康的に生きられないことになる!水田耕作も畑作もできなくなるような放射能数値に愕然としてしまう。

 

<袖ケ浦市に次いで君津市も監視どころか責任放棄=恐ろしや悪魔の産廃業者>

君津市も袖ヶ浦市と同じように放射能測定・監視をしない。行政の責任放棄なのか。住民には見えない、臭わない放射能から身を守るすべがない。

筆者が以前ダンプ公害を追及していたころ、確か君津市役所に鈴木君という正義の公務員がいた。いま彼のような環境問題に情熱を傾ける人材はいないらしい。

市民の命と健康を守る役人がいないことも泣けてくる話である。無能無責任の税金泥棒役人と悪魔の産廃業者は、腐敗の底なし沼を印象付けている。

 

<原子力マフィアが千葉県を「第二の福島」にしている?>

小出裕章のいう「原子力マフィア」が、この千葉県にも間違いなく存在している。東電原発の福島から300kmも離れている。そこで原子力マフィアは、やくざ系のダンプ屋と産廃業者を使って32兆円の東北復興資金に食らいついている。

「32兆円を懐に入れているのはゼネコンとやくざサン」というのである。日本の土建業界では、やくざは尊敬の対象だという。

かくして房総半島は「第二の福島」へと変質してしまっている。恐ろしい時代が始まっている。

 

県民は政治屋と知事と県議や市議、そして公務員を一新する市民の会を立ち上げないと、房総半島は自民党とともに衰退・沈没することになる。

2013年11月8日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月 7日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(4977)

本澤二郎の「日本の風景」(4977)

<働くなった日本人=地盤沈下して当然の休日大国>

この10年で日本のあらゆる経済指標が沈んだ。原因はいろいろだろうが、政治屋と官僚・役人が休み好きで、即座に全会一致で00の日が誕生する。政治家がいないことと、公僕に徹する役人がいなくなったことは、昨今の永田町と地方自治体の無様な政治と行政を体感することで、びんびんと五体に届く。

 

毎日好きなことを書いている隠遁生活者も、人生最後の年金幸せ期を生きていながら、知らず知らず精神的な緊張に心が晴れることが少ない。いわんや目の前に、色もないにおいもしない見ることもできない放射能が飛び交っている中で、その結果、細胞は壊れ、毎年大腸のポリープを切除して生きる老人らはいかばかりであろうか!しかも、行政は「因果関係がはっきりしない」といって全く対応しない。腸(はらわた)が煮えくり返る日々に病は進行する。あなたならどうしますか?

 

日本は休日大国、のんびりと生きなさいと慰めてもらっても、無駄なことである。この世は清和会の面々が、原子力マフィアが、政治と行政・司法を支配しているのだから。

人間が働かなくなると、悪魔が忍び寄ってくるらしい。「日本は神の国だ」「統一教会だ」「創価学会だ」と狂気が列島を押し包んで、人間本来の自由が拘束されていて、呼吸もできず、希望が見えてこない。以上はやっかみではない。

 

<日本の休日=やたらと休みだらけの365日>

念のために日本の休日を調べてみた。1週間が短い、年のせいだと思い込んできたのだが、必ずしもそうではなかった。週休2日制だから、もうそれだけで年に104日の休み。正確には公務員歴であろう。

現に「無理しても公務員になればよかった」と猛省する庶民の年金生活者は少なくない。

振り返ると、週休2日制の経験がない。土曜日も半日働いていた。5日働くと2日休めるという人生は、確かに悪くはない。成長神話から解放すべきだが、それでも為政者は口を開けば「成長」を口走って国民を惑わしている?そして戦争ごっこに言論も政治屋・官僚も走る。狙いはカネ・利権である。おぞましい人間は、戦前の昔も今も変わりないようである。

 

休日大国の日本は、このほか妙な00の日がやたらと多い。振替休日のおまけもつく。よって祝日16日を足すと年間120日も休める、世界的にも「働かない日本人」に変わっていた。

 

<深刻すぎる休日深夜勤格差社会>

1年の間に120日も休める日本人は、公務員だけではないだろう。最近では、任務を果たさない役人に対して、人は「税金泥棒」と呼んでいる。社会に腐敗がはびこって「格差」が生まれる。ゴマすりが出世する官僚社会でもあろう。

休日社会にも格差が生じる。夜勤することで、収入を少しでも増やそうとするいじらしい労働者が、わが身近にもいる。健康を壊すが、それでもカネに執着する。飲食関係の人たちは、休日こそがカネになる日である。この人たちには120日休日など無縁だ。

 

筆者にも思い出がある。わずかだが新聞社でデスク勤務をした。輪転機は真夜中に回る。その間、新しい情報が飛び込んでくると、それを校閲・整理記者に渡さねばならない。

深夜未明に新橋のガード下で酒を飲んで、健康的といえない夜勤部屋で横になる。安眠と無縁の場所だ。懐かしい思い出も忘れがちの昨今だ。それよりも、記者時代はよく働いた。よく取材し、たくさん記事を書いた。馬が食べきれないほど書きまくった。そのおかげで今も、ペンではなくパソコンでキーをたたいている。

 

夜回りという新聞記者特有の働きも体験した。いっぱしの政治家の自宅に押しかけての、取材を兼ねた情報交換にもうつつを抜かした。自民党派閥全盛期の権力闘争を、平和憲法をリトマス試験紙に斬りこんでいく。最近の記者が不足している心配ごとだ。信じられないことだが、改憲新聞が横行する言論界に愕然とする凡人ジャーナリストなのだから。

 

「中国にも抜かれた自動車産業=家電の二の舞」との報道も出ている。当然であろう。腐敗するカネ亡者の、働かない日本人の当然すぎる帰結に違いない。

 

<学閥は存在しても公僕がいない役人社会と大学のレベル低下>

学問のレベル低下も指摘されている。しかし、学閥は健在である。東大法学部人事主導の政治・官僚・司法の世界に変化は起きていない。能力・努力主義・人格主義が前面に出ない社会は、残念ながら落ち込むしかない。

試験制度も変えるしかない。教授制度も。個人の特性を見つける学問が不可欠で、ゴマすりを排除する健全な教育制度、歴史の教訓を知る日本人教育などを重視すべきだろう。

偏狭な国家主義は、この10年の間に証明された。人材がはじき出される世界では、いい社会は実現できない。

 

<帆船の日本丸で生きがい人生>

もう成長はいい。中身が大事だ。21世紀の地球は、78年前の教訓が生かされる日本でなければならない。武器弾薬の財閥利権優先の社会は、格差そのものである。

 

いい人間が生きがいをもてる社会は、船に例えると艦艇や潜水艦ではない。核のない帆船・地球号である。日本丸の乗客は、武器弾薬を放棄した、非戦の知恵のある平和主義者ばかりの日本人と、価値観を共有する地球人で、笑いと明るい希望の持てる人たちが主導するだろう。

核との共存を押し付ける「原子力マフィア」を断固として容認しない房総半島の人々の思いを、世界に広げる核格差のない帆船・日本丸に夢と希望がある!

2013年11月7日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月 6日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(4976)

本澤二郎の「日本の風景」(4975)

<批判封じる「原子力マフィア」に驚愕!記事全文消す猛威>

本ブログは「グーグルドキュメント」を使用している。正義の批判を封じることはないと信じたのだが、なんと昨日の「原子力マフィア」の爆走の記事が全文消えてしまった。必死の思いで前段を復元し、記念としたのだが、改めて「原子力マフィア」についてインターネットで調べてみた。

すでに元共同通信記者が本にまとめていたし、信頼できる日本の核問題の権威者である小出裕章講演録「原子力マフィアの犯罪」がYoutubeに出ている。

「原子力マフィア」の著者・土井淑平は「スリーマイル、チェルノブイリの原発事故を上回る現実を突き付けられても、今もなお原発を推進しようとしているのは誰か」と問いかけながら、ペンを進めている。311の年の2011年12月に出版されている。

原発利権に群がる反人道的な人々の筆頭に岸信介らA級戦犯グループ・正力松太郎の読売新聞グループ・原発御三家の東芝・日立・三菱など財閥グループと誰もが答えるだろう。

むろん、これだけではない。利権に目ざとい御用学群や霞が関の官僚群に、安倍晋三の清和会の面々、麻生太郎ら日本核武装論者が。むろん、原発工事に目のないゼネコンの鹿島建設などすそ野は広大である。

大事な脇役だが、日本のやくざとやくざ系政治屋群も忘れるべきではない。

従来は「原子力ムラ」と書いてきたが、最近は房総半島の水源地にまで、隠れて膨大な核汚染ごみを投棄していたことが発覚したため、原子力マフィアが適切な表現だといえる。

最近、内閣は財務省主導で動いているとの批判を目にする。とんでもない。安倍内閣から経産省主導である。原子力マフィアの牙城である。極右の安倍政治を操っていた人物は、経産省官僚と闇の日本会議だった。

 

<核問題の権威者・小出裕章のいう「原子力マフィア」の爆走は止まらない=地球と列島を核汚染しても日本核武装化へと突進か>

ワシントンの権力は、産軍複合体という軍と軍需産業が実権を握っている。アメリカ経済の動向は、産軍体制しだいで判断できる。

今は好況でインフレが覆っている。ロシア・ウクライナ戦争の成果だ。加えて中東にも火がついた。アメリカ経済は戦争経済で成り立っているため、内心バイデンは笑いが止まらない。日本も43兆円の戦争準備と円激安のための日銀の金融政策によって、インフレ物価高に押し上げて、昂然と庶民生活を叩きのめしている。

右翼の御用新聞が改憲をあおり、核汚染水の海洋投棄を当たり前のように喧伝し、反発する中国や韓国野党批判に徹して、原子力マフィアの爆走に貢献している。極右・原子力マフィアの日本核武装への野望は膨らむ一方であると見て取れる。

 

<福島のトリチウム汚染水「人と環境に影響なし」は悪質なデマ>

先日の日中韓の環境相会談で、日本の伊藤伸太郎は「東電福島のトリチウムは、人と環境に影響ない」と開き直ったと報じられた。

核の権威者が聞いたら仰天するだろう。たれ流す日本政府は謝罪すべきだが、逆の立場を推し進めている。

環境政策も原子力マフィアに封じ込められている。倫理も喪失した政府にあきれるほかない。猛毒トリチウムの致死量は1mg。安全であるわけがない。確実に海洋を汚染する。それを30年、50年と継続するのである。食卓から日本産の海産物は減少する。

筆者でさえも海外の冷凍魚を買って食べている。地球破壊そのものである。

 

<房総半島の水源地・袖ヶ浦市に60万㎥の核汚染ごみが!?>

福島から300km離れている房総半島。千葉県袖ケ浦市の水源地で知られる林・高谷地区に、60万㎥の核汚染ごみがこっそりと投棄されていたことが発覚した。地元住民の断固たる主張だ。

不法投棄であるが、不思議なことに行政は、住民の怒りの抗議を無視している。住民自治が機能していない。

問題の場所近くの住民3人が亡くなっている。ガンの多発地区だ。しかし、市も県も動かない。業者は知る人ぞ知るやくざ系産廃業者だ。昨日は袖ヶ浦市の市長選の告示日に、やくざ系代議士が応援する現職が再選を果たした。対抗馬が一人も出なかった。

有権者の政治意識はないに等しい。地元の市民団体の必死の運動も効果がなかった。恐ろしい土地柄であることを、改めて確認させられた。原子力マフィアは、地方自治体にも強力な影響を与えている。凡人ジャーナリストは、ブログを消されてしまった。本日の未明の時刻に書いている。

 

<房総半島だけか?列島全域に拡大するかもしれない>

君津の東洋一の産廃場にも1万トン以上の核汚染ごみが投棄され、法廷で争われている。風光明媚な観光資源の眠る房総半島SOSである。ほかの産廃場にも、との疑惑も浮上して当然である。

列島全域に投棄されていないか。今後拡大しないだろうか。

 

東北復興資金はざっと32兆円。建設関係で生きてきた専門家によると、32兆円は「ゼネコンとやくざサンの闇の資金」という。血税が利権化されている。ゼネコンの支店長が銀座で豪遊したという話を聞いたことがある。やくざも、である。

 

<「やくざサン」を操縦する恐ろしや原子力マフィア>

先日関西方面の法律家とおしゃべりしていたら「以前うちの娘がやくざ屋さんのお嬢さんと友達だった」と打ち明けられた。やくざ屋さんという表現も驚いたが、やくざサンにも。

土建の世界では、やくざは尊敬の対象なのだろうか?やくざサンを操縦することもできる原子力マフィアに敵なしなのか。国際原子力機関IAEAさえも手のひらで操る。カネの力であろうが、グロッシ事務局長への謝礼に興味がわく!

2013年11月5日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

本澤二郎の「日本の風景」(4975)

<日本原子力マフィアの爆走=地球と列島を破壊尽くす>

核問題の権威者である小出裕章いわく「日本原子力マフィア」の爆走が止まらない。核汚染水をたれ流しながら「人や環境に影響はない」と開き直っている。一方で、核汚染ごみを千葉県の水源地に投棄して、地元住民の抗議を千葉県も袖ヶ浦市も排除している。

 

以下は日中韓環境相会議での伊藤環境相の発言。「(処理水中のトリチウム濃度は)WHOの飲料水の基準と比べ十分に低く人や環境に影響ない」

 

核汚染水を海に、核汚染ごみを陸地に投棄する日本丸は、間違いなく地球と人類によって葬り去られるに違いない。

 

<核汚染水=人・環境に影響ない=事実なら有効活用せよ>

日本人の倫理観は、政府レベルでも消えてしまった。アルゼンチン外交官だったIAEA事務局長とワシントンを道ずれにした原子力ムラの攻勢の先頭に立っているのは、原発推進の音頭をとってきた正力松太郎の読売新聞。いまでは広告代理店・電通を巻き込んで、すべての言論界をも巻き込んで、隣国の不安に対して一斉に「科学的でない」という非科学的な主張をして、核に無知な国民を欺いている。「人間や環境に影響のない核はこの世に存在しない」という当たり前の常識を、政府と言論界がわめき散らしている。これこそが日本原子力マフィアの爆走を裏付けている。

 

<原子力マフィア爆走「復興資金をゼネコン・やくざサン利権」>

日々の生活や戦争報道、物価高のための円激安政策継続の植田日銀の暴走に振り回されてきた凡人ジャーナリストは、莫大な東北復興資金を独占した財閥ゼネコンと、土建関係者のいう「やくざサン」の闇を知らされた。背後の電力・経済産業省や文科省など原発官僚ら原子力マフィアの爆走に注目するほかない。断じて日本マスコミがタブー視する世界のことである。

真実に蓋をし、内外政を操る闇の原子力マフィアに支配される日本に言葉も出ない。追及する議会人もいない。国政調査権も無力なのか。細田博之や西村、萩生田光一ら清和会の面々が牛耳る闇の世界でもあろう。日本核武装派なのか。オウム真理教を操った清和会・日本会議。若いころからの核武装論者で知られる麻生太郎ら。歴史の教訓を忘却する極右の面々も、原子力マフィアの一翼を支えているのであろう。

岸田文雄は単なる飾りに過ぎない。若い反骨のジャーナリストのいのt

2023年11月 5日 (日)

本澤二郎の「日本の風景」(4975)

本澤二郎の「日本の風景」(4975)

<日本原子力マフィアの爆走=地球と列島を破壊尽くす>

核問題の権威者である小出裕章いわく「日本原子力マフィア」の爆走が止まらない。核汚染水をたれ流しながら「人や環境に影響はない」と開き直っている。一方で、核汚染ごみを千葉県の水源地に投棄して、地元住民の抗議を千葉県も袖ヶ浦市も排除している。

 

以下は日中韓環境相会議での伊藤環境相の発言。「(処理水中のトリチウム濃度は)WHOの飲料水の基準と比べ十分に低く人や環境に影響ない」

 

核汚染水を海に、核汚染ごみを陸地に投棄する日本丸は、間違いなく地球と人類によって葬り去られるに違いない。

 

<核汚染水=人・環境に影響ない=事実なら有効活用せよ>

日本人の倫理観は、政府レベルでも消えてしまった。アルゼンチン外交官だったIAEA事務局長とワシントンを道ずれにした原子力ムラの攻勢の先頭に立っているのは、原発推進の音頭をとってきた正力松太郎の読売新聞。いまでは広告代理店・電通を巻き込んで、すべての言論界をも巻き込んで、隣国の不安に対して一斉に「科学的でない」という非科学的な主張をして、核に無知な国民を欺いている。「人間や環境に影響のない核はこの世に存在しない」という当たり前の常識を、政府と言論界がわめき散らしている。これこそが日本原子力マフィアの爆走を裏付けている。

 

<原子力マフィア爆走「復興資金をゼネコン・やくざサン利権」>

日々の生活や戦争報道、物価高のための円激安政策継続の植田日銀の暴走に振り回されてきた凡人ジャーナリストは、莫大な東北復興資金を独占した財閥ゼネコンと、土建関係者のいう「やくざサン」の闇を知らされた。背後の電力・経済産業省や文科省など原発官僚ら原子力マフィアの爆走に注目するほかない。断じて日本マスコミがタブー視する世界のことである。

真実に蓋をし、内外政を操る闇の原子力マフィアに支配される日本に言葉も出ない。追及する議会人もいない。国政調査権も無力なのか。細田博之や西村、萩生田光一ら清和会の面々が牛耳る闇の世界でもあろう。日本核武装派なのか。オウム真理教を操った清和会・日本会議。若いころからの核武装論者で知られる麻生太郎ら。歴史の教訓を忘却する極右の面々も、原子力マフィアの一翼を支えているのであろう。

岸田文雄は単なる飾りに過ぎない。若い反骨のジャーナリストのいのt

<以上は消えた記事を一部復元>

2023年11月 4日 (土)

本澤二郎の「日本の風景」(4974)

本澤二郎の「日本の風景」(4974)

<迫害民族は迫害する国家か!ユダヤの大義に疑問?>

マッチ1本で戦火の炎が燃え盛る中東。パレスチナのガザ地区の惨状はこの世の地獄だ。想像を超える痛ましすぎる火炎地獄を、今を生きる人々は、瞬時に目撃することができる。鉄筋コンクリート造りの頑強な建物が難なくミサイルで吹き飛び、その周辺の地下が数十メートルの深さでえぐり取られている。病院も国連施設も関係なく消し飛んで、無数の無辜の命が声を挙げる間もなく、虫けらのように奪われていっている。

イスラエルの戦争犯罪のものすごさに、生きている人間は、ただ息をのんで傍観しているだけだ。ロシアとウクライナの戦闘とは異質であるが、真実を伝えねばならない後世の歴史家は、ユダヤのイスラエルに敗北の評価を下すことになろう。

「パレスチナの過激派」と決めつける日本を含む欧米諸国は、イスラエルを善玉と判定しているが、それでもガザの惨状がそれを優に打ち消している。

 

<第二次大戦後、欧米主導の国連決断に大いなる過ち>

イスラエルの建国前の第二次世界大戦で、600万人のユダヤ人がドイツのナチスに虐殺されたという。これまた度肝を抜かれる。

悲劇のユダヤ人に対して、英国など欧米主導の国連が、はるか離れた中東の地にイスラエル国家を押し付けた。そこから新たな火種を植え付けた。

中東は世界最大のエネルギーの利権が渦巻く地帯である。これを占拠する国際的財閥資本家の野望が彩る危険地帯でも知られる。ユダヤ教・イスラム教・キリスト教の陰湿な確執など、仏教国のアジアの人たちは想像することもできない。

その点では中東イスラム教の国々と良好な関係にあった日本政府が、近年、戦前の極右化・神道化(清和会政治)する過程で、ワシントンとの属国化が急速に進行した。それまでの等距離外交から、米国・イスラエル寄りに。岸田外交が安倍外交と同様に、日本国憲法が予想する国際協調が、すべからくアメリカ一辺倒になり、これが隣国との外交政策を一辺化させている。背後で、恐ろしい言論統制が行われている。新聞やテレビの読売・日本テレビ化である。

ここを見誤ると、現在の日本が見えない。

憲法の原点に戻らねばならない。政府電通が主導する言論の事由喪失の日本である。

 

<人間という動物ほど残酷な動物はいない>

思うに人間ほど残酷な動物はいない。戦前の「天皇の軍隊」を朝日新聞記者の本多勝一と友人の時事通信記者の長沼節夫の共著で思い出す。南京大虐殺の日本軍にも声が出ない。

A級戦犯の岸信介を信奉した反中三文作家・石原慎太郎が否定した南京大虐殺の現地を、1995年の戦後50年に50人の仲間と訪問した時、参加した老人(元日本軍の軍属)が「当時の南京」を証言してくれた。上海から南京に向かう列車の中での、確か86歳の人だった。その生々しい目撃談に今も衝撃を受けている。

ヒトラーのような人物は日本にもいたのである。

 

<血も涙もないやくざが背広を着た死の商人国家>

今もミニ・ヒトラーのような人間が、この日本にいる。10年ほど前にやくざの「木更津レイプ殺人事件」を取材した時から、今の袖ヶ浦市の核汚染ごみ投棄の産廃業者の背後に、血も涙もないやくざを間接的に目撃している。

数日前の朝日新聞千葉支局の取材に期待したが、無駄なことだった。それでも同市林・高谷地区の代表は、住宅の周囲に防犯カメラを張りめぐらせながら、屈せず堂々とやくざや屈する役人らと対決している。近く告示される袖ヶ浦市長選の現職にやくざ系代議士が張り付いて、再選の構えである。

水道の安全確保のために、勇気ある一部住民運動の反発の行方も注目を集めている。総選挙では「防弾チョッキを着ても」と挑戦する樋高剛も現れた。

凡人ジャーナリストは、やくざが事実上支配するような地域で生活していることを実感するようになって10年。間接的に弱者・ガザの人たちの無念が、一層強く感じられる。

2013年11月4日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

(ネット資料)イスラエルはどのようにして建国されたのか?

紛争勃発 第二次世界大戦中に、壮絶な迫害を受けたユダヤ人は、自分たちの国家を持つ意志を固めました。 ユダヤ人に同情的な国際世論を追い風に、1947年国連総会でパレスチナの分割案が提示されると、ユダヤ人はそれを受け入れ1948年イスラエルを建国した

2023年11月 3日 (金)

本澤二郎の「日本の風景」(4973)

本澤二郎の「日本の風景」(4973) 

<円の激安価値=泣いて済むようなレベルでは全くない!>

米ニューヨークに本社のある世界の金融情報誌・ブルームバーグは、円は「トルコのリラやアルゼンチンのペソ」の仲間と報じた。ひところ日本円はドルに次ぐ国際通貨になるかも、といったはしゃぎさえ見せていたが、どうやら確実に紙切れの世界に突っ込んでいる。為替専門家の国際的評価に愕然とする。

 

そうしてみると、紙切れの円を輪転機でいくらでも刷っても、これからも異次元で刷りまくったとしても「問題はない」というのであろうか。むろん、日本国は沈没しない。しかし、日本人は沈没するだろう。

「まだハイパーインフレにならない。どんどん刷りまくれ」という論者には聞いてあきれるが、それにしても「とうとうハイパーインフレ通貨の仲間入り」との分析は衝撃的である。価値のない円をため込んでいる1%も驚いているだろう。

 

<植田和夫無能=黒田東彦と共に葬り去れ!>

2%成長のためという屁理屈を掲げて、本来の「物価の番人」という使命を忘れた日本の中央銀行・日本銀行は、天井知らずの政府発行の国債を買い上げて円激安政策を強行してきた。

いま筆者はネギ1本100円にたじろいでいる。買いたくても買えない、その勇気がない。

植田和夫よ、街で野菜を買ってみろ、少しは理解できるか。それとも彼の懐は銀座族と言われるほど暖かいので、難なく買い込んでしまうのか。生きた経済を知らない学者馬鹿を馬鹿にしてきたが、異常な物価高の元凶である円刷りまくりによる円激安のための金融政策に、年金生活者は床に倒れこんでしまいそうだ。足腰がぐらつく。

まさかこんなことになるとは、笑い転げてきた財閥も予想できなかったのだろうか。日本政府も霞が関の官僚たちも?むろん、経済音痴の国会議員はわれら凡人ジャーナリストのレベルだから同様かもしれないが、彼らは世界一の高給取りだから、安心して1本100円のネギを買うことができるのであろう。

庶民は黒田東彦と植田和夫を血祭りにするしかない。むなしすぎるが、責任を取ってもらわねばなるまい。

 

<安倍の清和会・統一教会・日本会議もおしまいか>

悪政の元凶は、自民党極右の安倍晋三の清和会が、財閥の期待する金融政策を100%受け入れてきたことにある。

その前の森喜朗・小泉純一郎の内外政の失政にも安倍は、両者の側近として深く関与してきた。その罪は万死に値しよう。

 

安倍の清和会は、安倍の統一教会であり、安倍の日本会議となる。日本丸の底に次々と大きな穴をあけ、浸水させて今にも沈没しそうである。世界の金融情報誌が「円はもうだめか」と悲観的な分析をした意味は大きい。植田の打つ手に市場は全く反応しないどころか、悪化している。外国の旅行者は大喜びだろうが、日本人は外国に行けなくなった。中進国どころか発展途上国へと落ち込んでる。

極右・清和会はいらない。統一教会も日本会議も共犯者として責任を取らねばなるまい。

 

昨夜の岸田・経済対策会見では、彼らの機関紙S記者は、岸田の改憲促進に発破をかける質問をしていた。むろん、木原誠二事件について追及はなかった。官邸の記者会見は、記者が民意を質す場でなくなっている。首相による一方的な嘘宣伝の機会に変質している。世界の物笑いになっていることに内閣記者会も分かっていない。ひどい記者会見だった。

 

念のため指摘したい。通貨の安定が政府の重要な役目である。自国通貨を引き下げるというアベノミクスは邪道だ。それが10年も継続し、いまも続いている。円を本来の姿にするには、異次元金融緩和を即座に止めるしかないが、植田はまだ続けるという狂気の路線をやめようとしない。

 

<岸田内閣命脈尽きて地獄=起死回生策は米国債売却!>

打つ手はないか?ある、ある。抱えきれないほどの米国債を売却するのである。過去に橋本龍太郎が口走ったことがある。

中国もどんどん手放しながら元の価値維持に懸命である。日本もみならえばいい。1ドル130円、120円レベルに引き上げて、安定させるのである。

地獄か天国かのきわどい境目で追い込まれた日本である。

2013年11月3日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

(ブルームバーグ): 日本銀行の円買い介入が機能する可能性は低いと、ドイツ銀行の為替調査グローバルヘッド、ジョージ・サラベロス氏が指摘した。同氏は円を、新興国通貨で過去10年間のパフォーマンスが最も悪い2つの通貨と同列に置いた。

  サラベロス氏は顧客向けリポートで、「利回りや対外収支といった円相場を動かしている要因を一見すると、円はトルコ・リラやアルゼンチン・ペソと同じ部類に属する」と指摘。「円を防衛する日本の介入は良くて無力、最悪の場合には状況を悪化させることになるだろう」と続けた。

2023年11月 2日 (木)

本澤二郎の「日本の風景」(4972)

本澤二郎の「日本の風景」(4972)

<山本太郎は政府追及の天才話術=消費税ゼロで弱者救済不可欠>

散歩から帰宅すると、まだ参院予算委(11月1日)が開かれていた。初めて、山本太郎の政府追及質問を聞いた。実に痛快である。彼を立憲民主党などの他党が党首に起用して、時間をたっぷりかけて政府を追及させたら、いかなる漫談・落語の類も蹴散らす威力を見せるだろう。霞が関官僚から公開・公認の資料を、彼らに端的に答弁させることで、この10年からそれまでの自民党公明党の失政を、あっけらかんと証明させた。お見事だ。

目の前の悲しすぎる数字に、文句をつけられる首相も閣僚もいない。結果、財界筆者の言う戦前以上の怪物となった財閥政治の自公政治を浮き彫りにさせた。

一番真っ当な国民のための政治は「消費税ゼロ」であると、ぐうのねも出ない一点に導く。政府データでは、家庭の物価高対策は、外食をやめる。現在は食費を削る生活に甘んじている悲しい事実を官僚が説明した。筆者でも野菜・果物などは、賞味期限切れの売り場に目を向けている。質素倹約競争という厳しい生活を強いられている。高給取り世界一の国会議員は、特権層の仲間入りしているものだから、母子家庭や年金生活者・非正規労働者の深刻な困窮が判らない。

岸田文雄という幼児期から贅沢三昧に育った人間は、消費税ゼロの効果を認識できない。そんなやり取りで終始したのだが、ともあれ太郎の質問は小気味よいものだった。わずかな質問時間で100%以上の成果を出した。この場面を聞いた国民は、80%の確率で支持を取り付けたかもしれない。

「物価急騰の高物価社会で政府は、二重の税収増にウハウハ。海外に輸出する車など財閥企業は、そっくり返還されて申し分なしだ。笑いが止まらない」という実情に国民の目を向けさせた。

そう、この国はすべからく財閥に支配されている。司法立法行政の三権とも、財閥擁護に徹している異様な国である。不都合なことはやくざ任せ。東電福島の核汚染ごみの処理は、やくざ系産廃業者に任して、それを政府自治体は黙認・隠蔽している。房総半島の実情である。思い出すと、清和会創立者の集金パーティーにギャンブル財団の笹川良一が公然と壇上に登った。その場面を目撃し、同僚の社会部長がやくざの親分と福田との証拠写真を一面に報じた意味を今も思い出す。

 

<戦争準備資金43兆円をゼロにすれば世界一安全安心な国確実>

消費税をゼロにすれば、国民の消費意欲は確実に上向く。経済の歯車は動くだろう。さらに戦争準備のための、憲法違反の43兆円をゼロにして、これを福祉や教育に回せば、いい日本が誕生する。武器弾薬で国民の生活を守ることは不可能。目下の二つの戦争を見れば、一目瞭然であろう。

戦争で潤うのは財閥である。日本でも43兆円で有卦に入る財閥が見て取れる。人殺しの武器弾薬に43兆円を流し込む岸田とその仲間の自公、これに沈黙する議会と言論は、悪魔であると断罪したい。帆船・日本丸が世界で一番素晴らしい安全航海を約束してくれる。今は死の商人が世界を、戦争を動かしている。

 

友人がアメリカの大統領候補のロバート・ケネディJrの翻訳本を注文したという。彼は本物の民主主義者だ。世界から米軍基地をなくすと公約している。それを確認できる。

世界に展開する米軍基地の関係者や家族は、外国からケネディに投票するだろう。むろん、沖縄の米兵の多くも。台湾有事を歓迎する清和会の面々は?

偽のコロナワクチンで命を失ったり、副作用で泣いている人々は多い。暴利をむさぼる世界の悪魔を彼は、これまで勇敢に追及してきた。環境問題の弁護士は、ついに政界に飛び出す。拍手したい。

 

<円激安の異次元金融緩和・ゼロ金利止めにそっぽ向く与野党>

円の実力は1ドル100円程度である。いま150円台、ものすごい落下。原因は分かっている。安倍晋三と黒田東彦である。福沢諭吉をべらぼうに輪転機に掛けて刷りまくって、円の価値を意図的に下げてきた。植田和夫も追随した。

国民資産である年金基金を株に流入して株高を演出、いかにも景気の良い日本資本主義を内外に誇示し、株屋を太らせてきた。詐欺である。経済を詐欺で動かしている怪しげな日本。ようやく、国民はそのからくりを見つけた。凡人ジャーナリストも数年前に目を覚ました。

経営者は自社株買いで株価操作して、株高を演じて、その貢献に対して数十億円を懐に入れる。まさに詐欺的魔術で肥え太っている。

円ドル関係を正常化させるしかない。黒田と今の植田の手口を止めなければならない。国民生活を守るためには、そうするしかない。円が高くなれば、消費者の購買力は著しく上がる。

 

日本人は金持ちになる。消費も増え外国へ出ていくこともできる。窒息することもなくなる。極貧の人たちは、福祉予算で救済すれば済む。だが、与野党の政治屋は、政府・日銀に対して沈黙し、訴えようとしない。太郎も叫ばなかった。

目を覚ました国民が、政治屋政党に怒りの刃を向けるしかない。このままでは、地獄行きの列車に押し込まれるだけだ。ホロコーストにされてたまるものか。

 

<消費税ゼロの反自公連合で政権交代確実>

日本丸を帆船にする、平和憲法の原点に戻る、歴史の教訓に徹することが、太平洋やインド洋・日本海を穏やかにすることができる。核放射能のない日本丸にするしかない。

日本人は国際社会で、世界に押しかけて、人類に生々しいヒロシマやナガサキやフクシマを訴え続ける。やくざ言論ややくざに屈してしまうような民主主義を排除する勇気を持たねばならない。やくざを取り締まる警察力に刷新する政府を誕生させる必要性を、房総半島の袖ヶ浦市民が叫び始めたことにも留意したい。

 

今できることは、太郎の「消費税ゼロ」の日本にするための統一戦線で、自公体制を崩壊させることであろう。ハイパーインフレを阻止することもできる!眠っている無党派層の決起を促す共闘が、いま不可欠である。

2013年11月2日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

2023年11月 1日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(4971A)

本澤二郎の「日本の風景」(4971A)

<特権層の爆走やまず=閣僚賃上げ法案提出=悲劇的日本型民主>

政府日銀の財閥優遇の金融政策が、これからも継続する。物価高で疲弊する庶民生活は、さらに地獄へと追い込まれていく。そんな中で永田町特権層は、大臣賃上げ法案を国会に提出した。世界一の高給取りの国会議員の給与が、まるで天井知らずのように引き上げられていく日本。

ヒラの国会議員でさえも年収2200万円、閣僚のトップの首相は4000万円、大臣は3000万円。年収100万円、150万円の大衆の多くは、天を仰いで息もできない。昨今は、肺がんで窒息する悲劇の人たちは稀ではない。

この10年の間に日本は、超がいくつもつく格差社会に変貌している。しかし、大手の新聞テレビは報道しない。特権層にとって都合の悪いことは報じない。隣国と大差ない特権層独裁主義がまかり通っている。日本型民主主義は、本来の公正・平等な制度ではなくなっている。地方も、である。

 

<物価高の元凶=異次元金融緩和継続の日銀学者馬鹿の財閥優遇>

カルト教団が支える安倍・菅・岸田内閣の実績で、主権者・国民のための政策で特筆することは、ほとんどない。大半が悪しき実績ばかりだ。

その最たるものが43兆円の戦争準備体制の構築と、円を刷りまくって円安誘導の異次元金融緩和という、日本国民を殺しかねない物価急騰策である。露骨すぎる財閥1%優遇政策である。

この腐敗金融政策の継続が、昨日の日銀金融政策会合で確認された。即座に円は下がった。学者馬鹿の悪政は最初から分かり切っていた。黒田東彦と同じ財閥の配下である。

にもかかわらず昨日の参院予算委員会で、野党は追及しなかった。敗戦後の食うや食わずのころの1ドル360円時代に迫ろうとしているのは大げさだろうが。貧困の時代とは、99%の大衆のことである。1%の特権層は無関係だ。国会議員もまた、この特権層である。大衆に光を当てる善政は、今の国会において実現しない。

それでも従順な大衆に安堵する特権層である。言論が腐敗する民主主義とは無縁のような日本か。法治主義も聞いてあきれる。

 

<法務副大臣の選挙違反事件発覚=傲慢な金権選挙裏付け>

報道によると「岸田文雄首相は10月31日、東京都江東区長選をめぐる公職選挙法違反疑惑に関与したとして法務副大臣を引責辞任した自民党の柿沢未途衆院議員の後任に、同党の門山宏哲衆院議員を起用した」。

法治に徹しているはずの法務省のNO2の違法行為である。なぜ検察・警察は逮捕しないのか。ならば国会での野党追及に応じなければならない。しかし、犯人の自民党議員は逃げた!それでも特権層は許されるのか。世界一の高給取りにとって、民主的なルールは無縁と考えているのだろう。

財閥優遇の利権金融政策の下で繰り広げられる金権選挙は、なにも東京に限らない。やくざが跋扈する房総半島でも繰り広げられている。袖ヶ浦市の選管も千葉県の選管も動かない。

<房総半島ではやくざ系現職首長の告示前違法ポスターが2か月前から張りめぐらされて対抗馬を圧殺?>

核汚染ごみや水道水汚染問題で揺れている房総半島の袖ヶ浦市の市長選挙が近く告示される。しかし、対抗するはずの候補者を圧殺する現職の事前の違法ポスターが、市内全域に張りめぐらされているという。

「無投票当選狙いだ」と善良な市民は、市の選管に抗議の電話をしている。同市選管もしぶしぶ腰を上げて県選管・取り締まりの県警と総務省にお伺いを立てたのだが、千葉県選管は「やくざを恐れて黙認している」と住民の一部は受け止めている。

 

おそろしや地元住民の声を聴くと、その事情が分かるようなのだ。いわく「再選を目指すやくざ系現職は、2か月前から市内全域に事前運動そのものであるポスターを貼った。最近、それがさらに強化されている。事情を知らない人が見たら、まるで選挙真っ最中と錯覚するほど。しかし、現職のポスターしかない」「一枚ではない。二枚連結のポスターで、もう一枚は最近、週刊文春がすっぱ抜いたやくざ系代議士のポスターも貼られている」。

信じられないという国民は、いま袖ヶ浦市に行けば分かる。なんともひどい市長選であろうか。それが2か月前から!

まだあった。同市選出のやくざ系県議が、市内の公民館で集会を開くと、そこで演説をしたのは現職市長。つまり、現職再選のための集会だった。

対抗馬はよほど知名度のある人物でないと、泡沫候補にされる。早くも「だれも投票しない?投票率が見ものだ」との指摘も。

清和会創立者の福田赳夫が「沈黙は金」と言ったことを記憶しているが、これは大間違いである。「沈黙は犯罪」である。袖ヶ浦市民と千葉県民の真価が問われている。

2013年11月1日記(反骨ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)

 

(以下はAERA記事から)




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