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2023年8月22日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(4902)

本澤二郎の「日本の風景」(4902)

<物価安定が日銀の使命=円激安の円刷りまくりとゼロ金利=超物価高で国民生活は苦境=自殺や犯罪多発=政情不安>

日本はこの10年強行したアベノミクスという、異常な金融政策で深刻な事態に追い込まれている。黒田東彦についで、その後釜となった植田和夫もまた、財閥と株屋をぼろもうけさせる金融政策を変えていない。

 

日本は主権在民の政治体制にある。国民が選んだ為政者の失政のツケは、国民が負担する。膨大な借金は国民の肩にかぶさるため、この国と民の前途に希望はない。

巨額の借金は、借金を禁じる財政法4条違反によって、結局のところ大規模な武器弾薬購入を可能にして、戦争に引きずり込まれる。先の日米韓首脳会談は、中国とロシアとの緊張を増大させるだけでなく、有事の場面で日本は、真っ先に傷つく先兵の役割を果たさせられる。これほど割の合わない外交安保政策は、日本国民を再び78年前に引きずり込むだろう。岸田文雄内閣は最悪の選択をした。

 

酒と女におぼれたワシントンの飼い犬が描いた日本の外交安保政策は、戦後最悪のものである。

政治は国民に奉仕するものであって、それ以外のものではない。政治の安定の基礎は、したがって平和維持と「物価の安定」「円の安定」に尽きる。この大原則を破壊したアベノミクスの10年継続は、失政の最たるものである。国民生活に目を向けるという政治の根本を意図的に排除したものである。

円を無原則に刷りまくる日本銀行は、円を特別に安くさせて財閥の貿易を有利にさせ、彼らの懐を温めてきた。すでに500兆円以上もため込んだ。トヨタなどが恩恵を受けた。そればかりではない。実績のない日本株を大量に買い込んだ日銀は、財閥株を押し上げて、空前の株高を実現してきた。

狂ったアベノミクスは財閥のため、国民不在の国民いじめの圧制といえる。財閥は自社株買いで、経営陣は1年で数億円の暴利を懐にいれてきた。

 

恩恵は労働者に届かない。日本の労働者は、奴隷並みのひどい低賃金が実に30年も続いてきたことになる。財閥は太って、国も民も枯れてしまった亡国そのものである。

 

外国の投資家も恩恵にあずかった。金利ゼロの円を借りて転がすと株高で暴利を手にした。日本銀行の暴政のなせる業であるが、こうした事実を日本の経済専門家は沈黙して、自らもその恩恵を受けていた。馬鹿を見たのは、庶民大衆である。

気が付くと空前の借金財政の下で、こともあろうに憲法違反の武器弾薬に43兆円投入を、国会ではなくアホ集団の閣議決定で押し切った。防衛相はやくざ代議士の倅である。木更津市には最も危険なオスプレイが駐機している。

 

円の激安は、輸入大国の消費生活のみならず、あらゆるものの値段を高騰させる。被害者は国民である。自殺・犯罪の日本へと変身してしまった。

政情不安は人々を自暴自棄に追いやる。母子家庭や年金生活者の台所を直撃する。新聞テレビはそれらを報道しない。円激安失政のからくりを報じない。もはや言論は死んでしまっている。

 

<フィクサー・渡辺恒雄の晩年に言論界は注視>

誰も書きたくて書けないことをメモしようか。

「言論界の死に関係する人物は、読売の渡辺恒雄である」と誰もが断じながら、表では決して批判しない。彼の批判者への攻撃手口は「糧道を断つ」作戦だ。最近はNHK記者に人気取り本を書かせたというが、まっとうな人物は誰も信用しない。

ナベツネを尊敬する人物に出会ったことがない。彼の恩師・宇都宮徳馬は「ツネ」と呼んでいた。彼の先輩政治記者の多田実は「ワタツネ」、元衆院議長の伊藤宗一郎は「ナベツネ」。多田は硫黄島戦争の生き残りで、反戦平和の人だった。

中曽根康弘も長生きしたが、ワルは皆そうなのか?ツネの晩年に言論界が注目している。

 

<「物価の番人」をドブに捨てた黒田と植田に天罰が>

天罰とは民意のことで、宗教的なことではない。主権者・国民

をいたぶる輩には「天罰」が落ちる。311は憲法改悪に狂奔した核兵器開発派の岸信介や正力松太郎、中曽根康弘、ナベツネら原発推進派に対する警鐘だったろう。

猛毒トリチウム汚染水垂れ流しを強行する岸田文雄にも、内外の世論は手厳しい。岸田の今後も注目したい。同じくアベノミクスを強行した黒田と今の植田にも「物価の番人」という重大な使命をドブに捨てた金融政策責任者ゆえに、天罰が落ちるのではないか?

主権者を冒とくする輩を国民は許さない。これが民主主義の約束事である。植田はゼロ金利と異次元金融緩和路線ときっぱり手を切れるだろうか?

2023年8月22日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

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