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2023年8月21日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(4901)

本澤二郎の「日本の風景」(4901)

<顕正会機関紙が安倍の「神国日本」と安倍神格化を痛撃>

富士大石寺顕正会の機関紙8月5日付の8面の世相閻魔帳の連載記事が注目を集めている。「亡国の政治家や安倍晋三の神格化という異常」という3段見出し長文は、大手の新聞テレビは言うまでもなく、文春や新潮も報道できない貴重な記事であろう。「品格のない清和会政治」「三流国日本」を象徴する重大な、民主主義を否定する日本政治を露呈して余りある。

 

8面のほぼ半分のスペースを安倍の架空の神国論と安倍の神格化を取り上げ、大上段から切り捨てている。安倍の応援団長だった桜井よしこの妄言にまで踏み込んでいる。ところで「神の国」を公然と口走ったのは、永田町で「サメの脳みそ」のあだ名で知られた清話会の森喜朗。森の後継者となった小泉純一郎は、戦争神社参拝で名をはせた。小泉が擁立した安倍は、統一教会総裁を絶賛しただけでなく、自ら森友事件や桜事件、加計事件を主導した犯罪首相、のみならずアベノミクスで財閥を肥え太らせた。

現在の物価高騰の元凶は、安倍の経済政策にある。庶民大衆いじめは、現在の植田日銀によっても継続して、人々の命と暮らしを奪っている。

まともな言論と健全な議会の民主主義の国では、1日たりとも存続できない悪辣な政治を強行した人物として歴史に残るだろう。安倍は史上最低の政治屋だった。

顕正会は日蓮仏法に照らして、安倍は「神国日本を画策した」と断罪する。宗教学的に許されない、と厳しい批判を繰り返してきたという。創価学会・統一教会などカルト教団がひれ伏してきた中で、時代錯誤の神国論を真っ向から非難・否定している。この点は政治論からも評価できるだろう。

極め付きの安倍批判は、日本最大の極右団体・日本会議を引き合いに出して「あろうことか安倍を日本の神に祀り上げようとしている」とも断罪している。

安倍を小僧と呼んでいた元福田赳夫側近が気絶するような話だ。日本会議の旗振り役の桜井について「ベトナム華僑」と指摘されているが、彼女は安倍が「日本国の生命となって、次のそのまた次の世代へと受け継がれ、生き続けていく」??この女の脳みそは、カルト教団の世界に飛び込んでいるらしい。顕正新聞は「妄言」と切り捨てた。

日本会議の反論に注目したい。宗教論というよりも鋭い政治論であろう。無神論者も、これらの安倍評価には共鳴する。正論であろう。

 

<夏・秋祭りは神道の白装束と氏子教団の荒稼ぎ時>

いま夏祭り、そして秋祭りの季節へ。すなわち神社本庁の稼ぎ時、白装束の神主という人たちの活躍する時であるようだ。手元にある国会手帳には、神社の祭礼が細かく掲載されている神道政治連盟の手帳であるらしい。

現役時代の20年余の派閥記者時代には、全く関心など持たなかったのだが、地域に首を突っ込むと氏子というカルト教団?が自民党の底辺を支えていることが理解できる。

最近はトラブル続きだ。東京では女性の責任者を身内の男が抜刀して切り殺す事件が起きている。日本刀と神主という世界、男尊女卑の原始宗教の正体を暴露した事件だった。神社内の男女関係や乱脈経理なども表面化している。

ともあれ正月3が日と祭礼の季節が神道の荒稼ぎする場面である。著名な歴史家の井上清は「原始宗教に毛の生えたお祓い教団」と切って捨てる。明治の政治体制維持のために国家神道として君臨、いま再興に賭けているのだが。依然としてヒロヒト同様、戦争責任を問われ続けている。戦後78年というのに皇室とカルト教団は闇の世界に潜んで正体を隠している。民主主義否定に狂奔している。

 

<自治会費など公的資金分捕り一般人巻き込む自民支持基盤>

重大なことは、祭礼にかこつけて神社信仰の氏子という正体不明なカルト教団が、全国の自治会などに根を張って、単なる宗教法人でありながら、原始の祭礼行事の場で人々を強制的に狩りだしている。これは人権侵害・公序良俗に違反する。信教の自由違反である。いわんや公的な資金にこれまた強制的に手を突っ込んでいる。犯罪行為であろう。

地域の神社信仰の氏子教団が、自民党の支持基盤である。神の国を目指している時代錯誤の原始人間の集団でもある。

 

<自民党もまた正教一致の憲法違反政党>

昔のことだが、エール出版に依頼されて「選挙必勝法 表技裏技の研究」を書いた。このとき自民党関係者の取材で驚いたことは、選挙が始まると、間もなく票読みが始まり、投票前に投票結果がわかるのだという。

当時は氏子教団のことを知らなかった。氏子総代を中心に各戸の家族構成や家族の思想信条も把握する。警察力も動員したりすると、投票日前に結果がわかるのだ。票が不足していると、大金をかけて票を買収する。そのような場合、やくざの力も借りる。自民党とやくざは、持ちつ持たれつの関係にある。そこに警察もからむ。「木更津レイプ殺人事件」や「袖ヶ浦放射能ごみ埋設事件」なども、そうした構造を裏付けている。

何のことはない、政教分離を問われる政党は公明党のみではない。自民党と神社本庁もまた同様である。日本国憲法に違反する勢力が政権を担当している日本の悲劇は、計り知れないほど絶大である。顕正新聞の一石は評価されよう。

2023年8月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

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