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2023年7月 3日 (月)

本澤二郎の「日本の風景」(4853)

 

 

本澤二郎の「日本の風景」(4853)

<ムラ社会・袖ヶ浦市に見る地方自治の傲慢・不誠実・遅れ・いい加減=日本民主主義の暗い前途を象徴>

 敗戦から78年の日本に民主主義は、しっかりと根付くだろうか。国や地方の政治と行政の対応を眺めていると、いつも頭がくらくらする。護憲リベラルの宏池会の内閣が、突如として改憲大軍拡の音頭を取り始める。軍靴の音が聞こえ、戦争神社の靖国が賑わう。地方では311の放射能ゴミが風光明媚な桃源郷のような水源地に埋め立てられていることに対して、自治体は必死で蓋をかけ、責任を回避して逃げている!

 

 

 住民の泣き叫ぶ姿に目を向けない。住民自治は絵に描いた餅である。警察も動かない。「木更津レイプ殺人事件」もそうだった。やくざの殺人事件にソッポを向いている警察と公安委員会。何もかもが不誠実・不条理でいい加減なのだ。放射能問題の現場近くでは、住民の健康被害にも「因果関係が不明」と言って逃げる。コロナワクチンの死者に対する対応と同じである。

 

 

 地方自治は死んでいる!凡人ジャーナリストは天を仰いでいる。何ということか。千葉県袖ヶ浦市のいまである。何度も警鐘乱打のblogで情報発信しているが、まったく埒が明かない。中央の腐敗を地方のムラ社会は歓迎しているようなのだ。

 

 

 新聞テレビは情報を手にしながら、高みの見物をしている。原子力ムラの意向に屈して動かない。電通などの意向に配慮している。何ということか!

 

 

<ムラ社会は今も神道・氏子社会の掟に従って動いている!>

 こんなにひどい日本を、Youtube動画は外国の美人を登場させて「日本はすばらしい」と合唱させている。ネット掲示板も操作されている。コロナウイルスは米国製の生物兵器だと訴えるデイビッド・マーティン博士の生の講演に驚愕した弁護士は「なぜこれが国会で議論されないのか。政府も国会も司法も共犯者ではないか」と怒りの電話をくれた。

 

 

 初めて書く。よくよく考えてみれば、日本社会はムラ社会、明治に確立・強制された神社神道が牛耳るムラ社会なのだ。国会議員もそんな代表だから、立派な日本国憲法さえも理解していない。いわんや地方の議会や役人も憲法を読んでいない。反社会勢力のやくざと同居している!

 

 

 昨日聞いた話では、30代の跡継ぎが祖母の家から飛び出して、数キロ先の土地を買って家を建てた。理由に驚いた。祖母の地区住民のいじめに遭って「ここには住めない」といたたまれず逃げ出したというのだ。「ムラ社会の掟」が若者をはじき出したのだ。これも袖ヶ浦市だ。民主主義が健全に機能していないのである。

 放射能ゴミで揺れる房総半島の水源地・袖ヶ浦市の出来事である。納得すると同時に、いまもムラ社会のしきたりや掟に縛られている日本に正直、衝撃をうけるばかりだ。

 神道のお祓いで何かが起きるわけではない。他愛のない原始の「宗教」が今も牛耳るムラ社会。そういえばYoutube動画に村八分という昔聞いた話題がたくさん掲載されているではないか。見えざる掟で動くムラ社会の地方行政は、住民の生死をかけた要望に応えようとしていないのも、ようやく分かってきた。

 無念の極みだ。民主的な政権・護憲リベラルの議員を輩出する義務を果たさない結果なのか。泣けてくる!

 

 

<住民の要望に霞が関は民営移管・千葉県は3か月、地元は3・5か月>

 放射能ゴミに腰を抜かしてしまい、途方に暮れた袖ヶ浦市の林地区と高谷地区の住民は、環境省に電話をした。明解な国の方針を知るためだったが、同省の代表電話は「その件はこちらに電話しなさい」と指示してきた。

 

 

 住民は上総弁を駆使して、指示された電話番号にかけた。「すぐに原状回復します」という期待に対して「うちは環境省に依頼されている民間の組織。ただ聞き置くだけです」。怒った住民は「キミらは税金泥棒か」と口撃して電話を切った。この国の正体を知って肩を落としたことは言うまでもなかった。

 霞が関の巧妙な手口なのだ。厳しい問題は「受け付けない」作戦なのだ。全体の奉仕者ではない。国民を愚弄した対応である。

 

 

 袖ヶ浦市に対して浜田派市長に繰り返し住民は要望書を出したが、その対応は遅い。最近の事例では、今年3月13日に提出した放射能ゴミ調査に対して、実に3か月半過ぎた6月28日に回答書が届いた。

 「民地所有者の了解取得や掘削については、市では対応できないため、要望者(林区)側で行うのが前提」と開き直った。水源地が放射能ゴミで汚染しているという、一大違法行為を「市は無関係」と蹴飛ばして、無力の住民側で対応しなさい、と突っぱねた。市議会、特に腐敗退治を公約してきた公明党は全く動かない。

 

 「やくざの手が回っている」と指摘されても仕方ないだろう。千葉県は要望に対して3か月ルールが存在する。回答を3か月目前になって出してきた。国も県も市も放射能ゴミ解決から逃げる。

 

 

 日本が100年後にも存在すると仮定すると、その場面で国会図書館でこの記事を見た未来の研究者は、大いに納得するだろう。日本の公務員は不誠実の塊なのだ。友人の弁護士は「国家公務員試験を受けなくてよかった」と複雑な感想を述べた。

 

 

<池田淳元千葉県農林部長に愛宕山の猿退治に人間退治が先と反論>

 宇都宮徳馬さんと旧制水戸高、京都帝国大学で学んだ水田三喜男さんは、共に学生運動に飛び込んで暴れまくった。河上肇のマルクス経済学に共鳴したことが京都の地を踏んだ理由だ。当時はまだ「天皇は神」という時代だったが、インテリは内心あざけっていた。

 天皇批判で逮捕され、拷問されたが、父親が陸軍大将で反山県有朋の急先鋒だったことから、命は奪われなかった。怖いもの知らずだったのかもしれない。「暴兵損民」(徳間書店)を出版した際、毎日のようにインタビューして昔話を引き出したのだが、彼は拷問の様子を具体的に語ってくれた。

 悪役の特高警察も「陸軍大将の長男」を惨殺することは出来なかった。水田さんは千葉県の館山出身で長く大蔵大臣を歴任した。この水田代議士の下で書生を始めた御園豊は、水田の後継の池田淳の第一秘書になった。彼は池田の千葉県農林部長時代の話を記憶していた。

 それは富津市の愛宕山の猿のことだ。池田いわく「農林部長の時、愛宕山の猿が民家に入り込んで食べ物を食い荒らす。お鉢をひっくり返したり冷蔵庫まで開けて始末が悪いという陳情を受けた。猿を退治して欲しいと。他方で、猿の保護団体からは、とんでもないと反対の陳情が。理由を猿にすれば、人間の先祖は猿。退治すべきは人間ではないか。人間を退治するのが先だ、といわれて困ったよ」。

 

 

 放射能ゴミで生死をさ迷わされている林地区の住民は「政治を破壊したのは、自然を破壊した人間。狂った人間を退治しなければ、人間は安心して生きられない」と怒る。御園は「政治家の資質は、情熱・責任感・判断力・実行力。知性と人格は違う」と地方議会人に訴えている。今の日本では人間退治が不可欠だ、とも。

 穏健そのものの水田後継者に仕えた彼は、改憲に突っ走る自公維らに対して「猿か」と怒りの言動を吐いた小西洋之に通じる。そういえば彼も千葉県を選挙区にしていることが最近分かってきた。千葉県には悪と善が極端に分かれている。やくざ代議士とその倅を支持する県民がいる。創価学会?やくざ浜名に殺害された戦争遺児は、断固としてやくざ代議士を支持しなかった。

 

 

<自公維民の改憲軍拡論に小西の猿発言はまとも>

 以前にも書いたが、小西洋之参院議員は真っ当な政治家である。右翼の反発を受けた猿発言は、その通りである。

 憲法を改悪しようと狂奔している自公維議員は「猿以下」と断じてもおかしくない。しっかりと歴史を学んで、憲法を読めと忠告したい。この10年の沈没をどう見ているのか。話にならない。

 

 

<日本にロバートケネディJrのような政治家はいないか>

 日本に米国のロバート・ケネディJrはいないか。間違いなくアメリカの民主主義を実現するだろうロバートのようなリベラリストが、今の日本に必要である。

 宇都宮さんのような護憲リベラリストである。小沢一郎に進言したい。急ぎワシントンに出向いてロバートと会うのである。山本太郎・森ゆうこ・青木愛らを引率して。小西もである。小沢の最後の仕事は、勇気と正義の護憲リベラリストを養成・輩出することである。

 日本で「ロバートを支援する会」を結成するのも悪くない。沖縄を助けろ、である。米軍基地閉鎖に取り組んで行く。日米軍事同盟も解消すればいい。

2023年7月3日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

首輪はNO!マイナカード返納運動やまず!(共同)

 都道府県庁所在地と政令指定都市の計52市区を対象とした共同通信の調査で、マイナンバーカードの自主返納が5月以降、少なくとも計318件あったことが2日分かった。4月は20件程度。5月以降に個人情報の誤登録などのトラブルが続出し「情報漏えいが不安」「制度に不信感がある」などの理由で急増した。政府が制度への信頼を回復できなければ、さらに拡大する可能性がある。

 

 

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