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2023年7月18日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(4868)

本澤二郎の「日本の風景」(4868)

<岸田の「統一教会と関係を絶つ」は真っ赤な嘘=TBSすっぱ抜く>

 TBSの報道特集は時々、いいニュースを流してくれる。筑紫哲也の真相究明の伝統が、今も生きている。一度、伊藤詩織さん事件の犯人と見られている山口敬之の強姦事件をとことん暴いてはどうか、との読者の声がある。検討し、報道すべきだろう。BBCならやる!言論人の義務である。いまだに反省も謝罪もしていないのだから。

 最近の報道特集の大ヒットは、安倍の統一教会との関係を絶つと公約した岸田文雄のそれが、大嘘であったことが発覚した報道。統一教会と自民党は、1年経っても切っても切れない関係にある。関係を斬るどころではない。両者は公明党と創価学会の関係に似ている。

 先に統一教会の文鮮明の妻・韓鶴子総裁が「岸田を連れてこい」と日本人幹部信者に指示をしていたが、それはあたかも「池田大作が公明党幹部に対して自民党総裁に苦言をぶちまける様子とそっくり」との指摘も。

 

 

 統一教会国際勝共連合カルト勢力が仕掛けた「改憲集会」に岸田が参加していた。というのも首相になる前の岸田は、それまで護憲リベラル派の宏池会会長として護憲の立場を表明していたわけだから、正に君子豹変。しかも「関係を絶つ」と公約した統一教会が用意した集会に姿を見せて、そこで変節した改憲持論を披露していた。数か月前のことだ。TBSは事前に集会を察知して、当日に映像を撮り、それを信者に見せて、統一教会による改憲集会であると証拠を掴んで報じていた。安倍側近の下村や中谷らもいた。

 TBSのすっぱ抜きを知って溜飲を下げた。

 

 

<安倍カルト教団の改憲集会に北側公明・馬場維新・玉木民主らも>

 信仰は自由である。信じない自由もしかりだ。近代法の大原則である。ただし、公人としての特定教団との結びつきなどは憲法が禁じている。当たり前の原則である。この原則に違反している政教一致の自民党は、国民政党としての大義は全くない。

 

 

(注、この下りを詳しく書いていた文章が突然消えた!こんな操作をする輩が自民党や電通にいるのか。彼らは事前検閲をし、偽名を使ってblogに横やりのコメントを書いて、それで収入を得ているらしい。堂々と本名を名乗れと言いたい)

 安倍晋三の大嘘に慣れ切ったきた国民も、この統一教会の改憲集会に岸田のみならず、広域水道民営化を強行した麻生太郎までがオンライン参加した。はたまた連立を組む公明党右翼の北側や維新の馬場、国民の玉木なども勢ぞろいしていた。

 事情通なら、不可解・不気味な改憲集会だった。このTBS報道特集はYoutube動画でも検索できる。昨夜も試してみて、冒頭部分の映像を見て改めてうんざりしてしまった。

 岸田の手口は、43兆円超軍拡路線を強行する、ウクライナ戦争を口実にして欧米軍事同盟のNATOでの連携という、既成事実の積み重ねと同時並行して改憲運動の盛り上げを画策している。産経が煽っている。

 戦争体制確立のための赤紙作戦はマイナンバーカードという背番号首輪と、戦闘要員確保のための少子化対策「産めよ増やせよ」である。国民の自由を完全に拘束する策略に岸や東条英機もびっくりしているだろう。21世紀の赤紙対策を、戦争を全面的に否定する非戦の憲法をないがしろにする手口に屈する野党や言論でいいわけがない。

 それにしても朝日阪神支局襲撃事件の赤報隊とつながる統一教会国際勝共連合カルト勢力に引きずられる日本政府と与野党の翼賛体制政党に恐怖を覚える。他方で、隣国のカルト教団による遠隔操作に舞い上がる自公維民の野蛮すぎる、憲法と主権者を裏切る行為を天が見過ごすはずがない。

 

 

<自民党組織は「神の国」神道の氏子信者+岸と笹川の統一教会>

 不勉強な凡人ジャーナリストも、ようやく永田町の心臓部を先んじて知ることが出来た。反骨精神のお陰だ。政教分離違反は公明党創価学会と誰もが信じていることだったが、政権与党の自民党こそが政教一致の違憲政党であることが判明した。

 現役組では小沢一郎が知っているが声を上げない。OBの鳩山由紀夫も承知している。森喜朗や小泉純一郎、麻生太郎はその中で生きてきた、いわば悪党に違いない。

 

 

 現在の自民党は、「神の国」の神社本庁が支えている。末端の神社の氏子信者である。原始のお祓い教団で、そこには教義らしい教義もないだろう。神棚信仰ではないか。田舎の農家の座敷の壁の上部に蜘蛛の巣と共存している。教義面では仏教に劣ること著しい。韓鶴子に「岸田を呼べ」と言われても反論も出来ない。ということは統一教会は、神道をサタンと決めつけているのかもしれない。

 戦前の国家神道の無力と衰退に呆れて岸と笹川が、韓国から文鮮明を招いて統一教会を旗揚げさせ、宗教法人にしたものだろう。

 いまは貧者から巻き上げた莫大な資金力で、自民党や維新を引きずり回している。形だけの岸田の「関係を絶つ」公約などハナから無視して、相変わらず改憲の主導権を握っているのであろう。追随する公明・維新・国民に呆れてモノも言えない。

 

 

<山上徹也効果が暴露した清和会・自民党の正体>

 思うに功労者は、安倍銃撃事件の犯人とされている山上徹也ということになろうか。人びとは、山上さん山上君と呼んでいる。彼が清和会の正体を暴いて見せてくれた貢献は計り知れない。多くの国民は彼に感謝している。筆者もその一人であろう。

2023年7月18日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

平成たぬき合戦ぽんぽこか宗教2世を号泣させる

https://note.com/morusuko/n/n4e662f864a7c

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