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2023年5月 9日 (火)

本澤二郎の「日本の風景」(4799)

本澤二郎の「日本の風景」(4799)

<維新大ピンチ=黒幕は笹川ギャンブル財団=松井良夫は笹川良一の運転手=大阪府議会議長・統一教会応援団幹部>

 「いよいよ維新の墓暴きが始まった」との声が永田町から聞こえてきた。ご存知、維新の黒幕は笹川ギャンブル財団と安倍・清和会。そのつなぎ役が前維新代表の松井一郎の父親の良夫。

 

 

 週刊ポストが松井父子の政治資金規正法違反を暴いた。昨日のネットニュースで報じられた。維新はカジノ党、公明は戦争党と揶揄されて久しいが、的外れではない。「大阪のカジノ利権を焙り出すと、維新は崩壊するだろう」との見方も浮上してきた。

 橋下徹の異常なメディア露出の裏事情も見えてきた。関西・大阪は大荒れ必至か。それとも蓋をかけられるか。電通の暗躍も注目されるだろう。成り行き次第では、日本の闇に初夏の太陽が差し込むかもしれない。これまでは文春と新潮に先行されて出番のなかった週刊ポストの取材力もまた、試されることになろう。

 

 

<暴かれる笹川財団の闇=博打利権排除に失敗した田中角栄>

 A級戦犯内閣の岸信介は、周辺に不気味な満洲侵略人脈を配して政権を運営した。60年安保改定強行時の学生や労働者の激しいデモに、岸はやくざ暴力団を投入したほどだ。

 岸の仲間である児玉誉士夫や笹川良一の暗躍が見て取れる。それでも市民・学生・労働者は、戦犯内閣の暴走に抵抗を続けた。岸は側近の防衛庁長官の赤城宗徳に対して「自衛隊で鎮圧せよ」と迫ったが、赤城は動じなかった。もし岸の指示に応じていれば、自衛隊が日本国民を殺害するという大惨事に発展するところだった。

 

 赤城は筆者の単独会見において「いつも辞表を懐にしまって、その時は叩きつける用意をしていた」と覚悟の証言している。

 岸が反共のカルト教団(統一教会国際勝共連合)を育成しようと決意した理由だったろう。岸は笹川良一にもたきつけた。文鮮明のカルト教団を宗教法人にした背景でもあった。

 

 

 笹川の資金的強みは、運輸省が管轄するギャンブル利権の競艇を独占したことだった。省内の反発も強かった。田中角栄は政権を担当すると、笹川排除に乗り出した。岸の後継派閥の福田派との抗争が水面下で繰り広げられたが、軍配は福田派清和会に上がった。

 

 

 岸が擁護した笹川と笹川がテコ入れした文鮮明の統一教会の、知られざる鉄の結束が、昨年夏の岸の孫・安倍晋三銃撃事件によって、ようやくにして闇の一角が露見した。もし、田中内閣が金脈問題で短命に終わらなければ、清和会と統一教会の台頭はなかったかもしれない。きわめて不幸なことだった。

 倫理も道徳もないA級戦犯の岸の血脈が流れる清和会・笹川ギャンブル財団と、統一教会の跋扈に今こそ本腰を入れなければならない時だが、宏池会の岸田は清和会の操り人形になってしまったことが悔やまれてならない。

 

 

<自民党の安倍・清和会を操る笹川財団=維新は安倍の別動隊>

 こうした反社会的勢力を抱えた清和会の強みは、田中・竹下系の小渕恵三が急死したことと、どさくさまぎれの談合で森喜朗・清和会内閣が誕生したことだった。そのツケが、現在の日本列島を崩壊させてきた元凶である。森の「神の国」は戦前の天皇国家神道・靖国への回帰である。

 小泉純一郎は靖国参拝を強行して森路線を継承した。郵政民営化ではもっとも安全な金融機関の郵便局を、破綻の危機に追い込んでいる。小泉が抱え込んだ竹中平蔵の悪知恵によって、労働者は契約社員化、いつでも首を斬られる不安な労働環境に立たされてしまった。

 

 

 安倍は改憲軍拡に狂奔しながら、強引な円安政策で財閥を肥え太らせて、市民の台所を危機に追い込んだ。背後で笹川ギャンブル財団が君臨、安倍の別動隊として維新を立ち上げていた。維新の改憲論は他党を寄せ付けない。統一教会は、自民党の政策に深く関与している。恐ろしい不条理な自民党政治に翻弄されている日本である。

 

 

<賭博勢力が清和会と統一教会を操作=文科省の解散要求はお芝居>

 気が付いてみると、岸田の発言は芝居がかっていたことになる。賭博勢力が操る岸田に「統一教会を解散させる」力はない。これまでの当たり前の声が消えている。岸田内閣も、反共の笹川ギャンブル財団と日本会議が操っている。岸田までが安倍路線の踏襲に人びとは、今恐れおののいている。

 43兆円は死の商人内閣の証拠である。民衆は「安倍よりひどい」といって戦争体制の暴走に怯えている。

 

 

<前代未聞の珍事に米CIAも驚く?>

 維新の一大スキャンダルの発覚で、黒いカネの正体が暴かれるかもしれない。成功すれば、この日本は一息つけるかもしれない。笹川良一の運転手から大阪府議会議長になった松井良夫と倅の一郎の闇の政治資金が国民に晒されることになると、清和会も統一教会もおおきなダメージを受けることになるのだが。反清和会と野党の動向も注目されるだろう。

2023年5月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

(週刊ポスト)悲願だった維新の会の全国政党化を見届けるように、党設立以来のリーダーだった松井一郎・元代表が政界を引退した。そんな松井氏の資金管理団体に、政治資金規正法違反の疑いが浮上した──。

「松心会は大先生(松井氏の父で大阪府議会議長を務めた松井良夫氏)の時代からあって、うちはその頃から支援していたから、会計責任者を頼まれて引き受けていました」

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