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2023年5月31日 (水)

本澤二郎の「日本の風景」(4821)

本澤二郎の「日本の風景」(4821)

<猛毒トリチウム汚染水の海洋投棄に断固として日本国民は反対>

 貴重なメモを見つけた。被ばくジャーナリストの竹野内真理さんがジュネーブのIAEA(国際原子力機関)を訪問した時、応対した原発専門家の貴重な生の声である。それは「地震大国・日本の原発建設は、常識では全く考えられない。普通であれば500万人死んでもおかしくなかった事故だ。それにしても、日本人はよく怖がらないで生活していることが、自分には信じられないことだ。原発は国民みんなが反対しなければ止められない。ウクライナやベラルーシと日本は同じだ」という厳しい指摘だった。

 「もう手遅れだ。日本のことをずっと危惧してきたのだが、とうとう起きてしまった」とも。原子力専門家の本音を引き出した被爆者ジャーナリストに改めて敬意を表したい。

 

 

<「地震大国に原発は作れない」とIAEA専門家が指摘>

 岸内閣が強行した第一号の東海村の原発や福井の原発銀座が、地震で崩壊すると、首都圏も中部・関西圏も壊滅的打撃を受ける。それでも安倍・菅に次いで、岸田内閣も危険極まりない原発建設に爆走している。

 狂気の沙汰であろう。何としてもブレーキをかけ、全てを廃炉にしなければ日本人の命は風前の灯である。全国民の決起が不可欠だ。IAEAの原発専門家の本音を、ゆめゆめ忘れるべきではない。

 

 

<天野IAEA事務局長への公開質問状に逃げた恥さらしの日本人!>

 彼女は2002年にIAEA本部を訪問した。元スイス大使の村田光平氏と共に。その後、当時の天野事務局長に公開質問をしたが、彼は回答しなかった。逃げたのである。原発利権を優先する日本政府と「核の平和利用」を積極的に宣伝してきた読売グループの責任も重大である。

 自公体制の腐敗も極まっている。

 

 

 そこで目下のフクシマの汚染水の海洋投棄問題に、改めてメスを入れたい。フランス製のアルプスという放射能除染処理機を使っても、猛毒のトリチウムは除去できない。したがって、処理水ではなく猛毒の汚染水そのものである。

 昨夜も宴席で岸田と鉢合わせた小泉純一郎が「改憲は無理。原発廃止は首相の判断一つで出来る。やるべし」と諫言したが、岸田は笑ってやり過ごした、と報じられている。無責任と無能を体現した岸田を、政権に祭り上げた張本人は安倍、その安倍を誕生させた小泉に重大な責任がある。この際、はっきりと「神社本庁・日本会議の指示を断れなかった」と自白してはどうか。

 日本を戦前回帰へと狂わせた日本会議と財閥・死の商人の正体を国民に知らせる義務が、小泉にある。猛毒トリチウムに海が汚染されると、海産物を食べられなくなる。漁業者のみならず全国民が反対しているのも当然だ。

 日韓首脳会談を受けての、先の韓国の視察団にトリチウム汚染水を飲んでもらったのであろうか。出来るわけがない。せめて汚染水をたっぷりプレゼントすべきだったが、どうだろうか。韓国の野党も国民も反対している。

 

 

<日本政府・経産省・東京電力など原子力ムラは中国の反論に応えよ!>

 久しぶりに中国の共産党機関紙・人民日報の日本語版を開いてみた。偶然だが、分かりやすい表現を用いてWHO(ジュネ―ブ)の総会における、中国の反対論を見つけた。汚染水の海洋投棄に真っ向から反対しているのではないか。以下にそっくり貼り付けた。日本国民・市民運動家も読むといい。

 断固として海洋投棄を阻止しないと、魚も海産物も食べられなくなる!わが地元では、放射能ゴミが地中に埋められている。地表に放射能が、地中では地下水を汚染し、それが東京湾に注いでいる。その汚染水を多くの人々が水道水として飲んでいる!袖ヶ浦市の林・高谷地区の住民が立ち上がって、同市と県知事に抗議を始めた。やくざと警察、政治屋の闇が見えてきた。

 

 

 まずは中国の鋭い反対論に対して、日本政府・日本原子力ムラの分かりやすい反論を聞きたい!不可能だろうが、義務である。

2023年5月31日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

中国の立場も厳しい!

527日のWHO総会で、中国代表は福島原発汚染水の海洋放出問題について、中国の立場を改めて表明し、日本代表の答弁に反論した。

中国代表は「中国は福島原発事故の汚染水の海洋放出という日本側の一方的な決定に断固として反対する。放出プロセスは30年の長きに及ぶ。福島沖には世界で最も強い海流が流れており、原発汚染水の海洋放出から10年後には、放射性核種が世界中の海域に拡散するだろう。この行動は全人類にリスクを押し付けるものだ。これは日本一国のことではなく、全世界の人々の健康に関わる重大な問題だ。多くの国々やステークホルダーがいずれも重大な懸念を表明している。各方面と協議して合意に至る前に、日本側は原発汚染水の海洋放出を勝手に始めるべきではない」とした。

日本側の答弁について中国代表は「日本側の答弁は全く成り立たない。以下の一連の問題について納得のできる答えを示さなければならない。第1に、福島原発汚染水がもし安全であるなら、なぜ日本側は残して自ら使用しないのか?なぜ国内の農業や製造業に使用しないのか?なぜ国内の湖に放出しないのか?日本側はこれについて責任ある説明をしてしかるべきだ。第2に、原発汚染水の海洋放出は唯一の実行可能な案なのか?日本の経済産業省は以前、5つの処分案を示した。日本政府の専門家委員会は、水蒸気放出、貯蔵タンクの新規建設、セメント固化などの案はコストが高く、海洋放出が最も都合の良い方法であり、日本自身への汚染リスクも最も低いことを認めている。要するに、海洋放出を選択したのは自らの手間を省き、金を節約して、全世界に災いを被らせるものであるということだ。第3に、原発汚染水の海洋放出は世界にどのような長期的影響をもたらすのか?原発汚染水は福島原発事故で溶解した原子炉の炉心に直接接触しており、60種余りの放射性核種を含み、そのうちトリチウムは半減期が約13年、炭素14は半減期が5000年を超える。多くの核種は有効な処理技術がまだなく、一部の長寿命放射性核種は海流に伴い拡散し、生物濃縮効果を生み、環境中の放射性核種の総量を余計に増やし、海洋環境と人体の健康に予測不能な危害を加える恐れがある。汚染水が有害であることをはっきりと知っていながらもなお海洋に排出する日本側の狙いは何なのか?自国の短期的な利益のために、全人類の共通利益を損なうこのような行為は厳しく非難され、断固として阻止されなければならない」とした。

さらに中国代表は「太平洋は日本が原発汚染水を流す下水道ではない。日本側が海洋放出以外の処分案を十分に研究・論証せず、一方的に予測不能なリスクを国際社会に押し付け、海洋放出という決定を『美化』することに腐心するのは、極めて無責任だ。中国は改めて日本側に対して、国際的義務を履行し、周辺諸国を含むステークホルダー及び関係する国際機関と十分に協議し、最も安全かつ穏当な方法で原発汚染水を処分するとともに、厳格な国際的監視を受け入れるよう促す」とした。(編集NA

「人民網日本語版」2023529

 

 

広瀬隆警告⚠️フクイチ1号機

 https://dot.asahi.com/wa/2017112400040.html?page=1



 



 

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