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2023年3月 3日 (金)

何が不規則か<本澤二郎の「日本の風景」(4733)

何が不規則か<本澤二郎の「日本の風景」(4733)

<まともな国民の代表者なら「当たり前」の叫びではないか>

 腸が煮えくりかえるような事態が毎日起きてくる。そのいくつかを紹介したい。


その一つは国会のぶざまな審議のことだ。非戦の憲法に違反した空前絶後といえる超軍拡のための予算案が、スイスイと衆院で自公によって可決、参院へ送付された。2月28日の衆院本会議の進行役は、統一教会まみれの清和会前会長で原子力ムラの細田博之。役者がそろっていた。

 怒りに震える国民の声を、れいわ新選組の二人の議員が忖度したらしく「牛歩戦術」で小さな抵抗を示した。当たり前の議会での抗議行動に対して、問題議長が文句をいった。冗談ではないとばかり抵抗する大石議員が「愚か者めが」と反発した。これに溜飲を下げた国民は多かった。ところが議長配下の委員会が二人を「処罰する」と言い出したという。

 多くの国民のいら立ちを行動で示したもので、懲罰にかけられるような問題ではない。こうした事態こそが翼賛議会の恐怖の正体をさらけ出したものだ。極右・清和会の意向だとすると、これはもうお話にならない。 

 突如、日本に軍事政権のような議会が生まれたのだろうか。まさに驚愕すべきことではないか。腹立たしい。

 

<けん制した清和会・統一教会の細田博之が辞任する立場>

 本来であれば、議長席に細田はいないはずである。辞めさせられて空席となった議長選びで大騒ぎしている場面であろう。どっこい細田は、今も議長に居座り続けていた。「愚か者め」と言われて当然であろう。

 まともな国会であれば、衆院は細田退治をしていなければならないだろう。既に閣僚をやめた自民党議員が複数いるではないか。細田に議長継続の大義はない。さっさとけじめをつけてバッジを外すのが筋であろう。岸田・自民党総裁に問題がある。

 

<林外相は安倍一族退治が一番大事な使命ではないか>

 林外相が印度でのG20の会議に遅れて参加したようだ。このことに異論があったようだが、国民の多くは違った?林に安倍退治の使命を果たすように期待しているためだ。林以外の人物に適当な人物がいない。いうなれば「毒をもって毒を制す」だろう。たとえは悪いが、ことほどに根こそぎ安倍退治を期待する国民は多い。G20に遅れたり、議会をさぼっても人びとは大目に見るだろう。

 安倍の御用聞きのような報道関係者は理解できないだろうが、国民は安倍の統一教会国際勝共連合のカルトの暴政に、物価高一つとってもこれからも強く反発するだろう。文科省のもたもたぶりの統一教会退治にやきもきさせられているためでもある。

 もはや清和会はいらない。清和会の御用聞きのような岸田もいらない。

 

<「東電の小野明を監視し、猛毒トリチウム海洋投棄をさせるな」が天の声>

 東京大学工学部原子力工学科には、無能で乱暴な人物が多いという。現に東電に入りながら、311後の廃炉問題に手が付けられず、危険極まりない汚染水の海洋投棄に集中しているという小野明なる「科学者」が、そうした人物の代表格らしい。

 まともな科学者であれば、原発廃止論者のはずである。小野は違う。太平洋や日本海の,ひいては印度洋や大西洋の魚介類を放射能で汚染することが目標の科学者だといいたいらしい。断じてNOだ。

 

<世界一高給取りの国会議員の宿舎家賃の引き下げは衆議一決>

 日本の国会議員は、世界一高い報酬を懐に入れて反省することがない。これは人の命を奪った東芝の東芝病院レベルである。反省も謝罪もしない東芝と国会議員とどれほどの差があろうか。

 

 事務所や宿舎まで、至れり尽くせりの日本の国会議員の待遇は、もうそれだけでこの国の民主政治の低下を裏付けている。人びとは世界恐慌のような大不況下とコロナ禍で、満足な収入もなくなっている。倒産して失業している哀れな市民も少なくない。一部の者は犯罪に走る。強盗殺人事件も珍しくない。

 

 だが、民衆の苦悩をよそにカルト教団に背乗りしている議員のみならず、与野党議員のすべてが優遇に異論がない。不思議な議会人ばかりである。この国の前途が見えてくるだろう。

2023年3月3日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

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