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2023年3月18日 (土)

悲観的楽観論<本澤二郎の「日本の風景」(4748)

悲観的楽観論<本澤二郎の「日本の風景」(4748)

<右も左も真っ暗闇=それでも人々の希望の火は消えない!>

 鶴田浩二の歌に「右も左も真っ暗闇」という台詞があった。今がそうだ。以下は友人の話だ。「天気の良いときに散歩する。市民公園に梅が咲いていた。芝生にご座を敷き寝転ぶ。真っ青な空を白い雲が音も立てないで泳いでいる。傍らで幼児が滑り台に乗って嬉々として遊んでいる。かわいい!このまま白い雲に乗ってどこかに飛んで行きたい!その瞬間、ウクライナで若者が死んでいる。殺し合いに熱中する悪魔のような為政者の顔が浮かんでくる。同じことが日本の子供たちにも襲い掛かってくる!そう思うと、心臓がどきどきして落ち着かなくなる」と。

 戦争を知る日本人の誰もが感じる光景であろう。昨日、筆者は50年前の隣地の畑で、フィリピンのレイテ戦から無事に帰国した学徒兵が、精神を病んでしまって日がな一日、茫然と故郷の変わらぬ山を眺めて晩年を過ごした無念を思い出した。

 彼らの無念の結晶が非戦の憲法9条である。いま永田町では、神社神道の自民党や創価学会の公明党どころか、笹川ギャンブル財団や安倍らの別動隊と知られた物騒な極右の維新、自民党入りを画策する国民民主の、憲法改悪に向けた暴走を目撃している。こんな勢力に肩入れする立憲民主党に怒りを覚える。

 右翼の罠にはまって右往左往する日本共産党も存在価値を失ってしまっている。この世は「右も左も真っ暗闇」だ。悲観論が日本列島を覆いつくしている。

 

<名古屋市河村たかしの不条理>

 今朝の報道で、河村たかしが市長を続ける名古屋市が、突如として市民の憲法記念日の恒例集会支援をやめると言い出した。国会にいたころの河村はややましな政治家だと思っていたが、実際は右翼人間だった。歴史認識は石原慎太郎や安倍晋三の清和会と同じ貉だった。彼の周囲には、維新や国際勝共連合がまとわりついていた。人殺しの鉄砲に傾斜して、何が節税なのか。ミサイル一発でトヨタも名古屋も崩壊する時代に、武器弾薬の軍需産業に取り込まれてしまって恥ずかしくないのか。

 

<日韓右翼政権の不条理>

 悲観論が舞う日本列島は、日韓首脳会談でも表面化した。例の徴用工問題は、韓国の司法・最高裁の判断で決着し、日本財閥が破れた。反省と謝罪を求める被害者の当然すぎる韓国の正義を、国際社会は高く評価した。

 しかし、日本財閥は過ちを認めない、否定する。韓国への経済制裁を発動するという暴挙を始めた。それは我が次男の東芝病院での東芝の態度そのものだった。彼ら悪魔の財閥に「過ち」「反省」という文字はない。神社神道の強者の論理だ。かくして韓国に誕生した新たな右翼政権は、韓国の財閥に肩代わりさせるという、世にも不可解な司法判決を覆す手口で決着をつけようとした。その前提条件で日韓の右翼首脳が握手した。こんなイカサマが国際社会で通用するはずもない。

 日韓の右翼政権が永遠に存続しない限り、必ず破綻する。戦後77年を経ても、日韓の反共右翼政権は、相変わらず国民に足場を置いていない。

 

<日米韓の不条理=産軍体制(死の商人)=日米安保の破棄不可欠>

 日米韓体制のもとでの決着でもあった。ワシントンの後押しによる。日韓条約の時もそうだった。反共右翼政権下の決着である。非戦の憲法をないがしろにした、安倍・菅・岸田の政権の正体を暴いている。ここが見えると、外交の不条理も見える。

 ウクライナにテコ入れする日本政府の不条理は、日米韓の反共トリオによる。ロシアに敵対し、戦争を長引かせることに必死だ。ロシアの衰退狙いだ。そこに日本を巻き込んだ。欧米のNATO体制を、アジアにもNATO化を持ち込もうというのだ。ロシアの次は、中国との対決へと移行するだろう。ワシントンの産軍体制は、アジアでは日本韓国を巻き込んで、さらに印度と豪州を仲間にして、あと50年以上も飯を食うことが出来ることになろう。

 アジア諸国民の愚民化政策である。

 非戦の憲法破壊を、自公維の極右勢力は、統一教会主導による「非常事態条項」を憲法に挿入することで、非戦の9条を葬り去ろうとしている。日本に憲法学者はいるのか?日中韓米に罠を仕掛ける笹川ギャンブル財団の狙いとも見たい。今回の日韓関係正常化の根回し役は、笹川一味と統一教会と読めるのだが。

 

 77年前に決意した非戦の憲法による平和で安全な航海は、帆船日本丸である。武器弾薬不要の地球の自転に合わせて航海する、これが最善である。アジアを非戦の輪に巻き込む。武器弾薬を排除すれば、すなわち死の商人財閥を排除すれば、人々の暮らしは安定する。100%の確立で実現する!夢でも幻想でもない。日米安保破棄が決め手となる!

 悲観的楽観論が、人類が生き延びる真っ当な知恵である。

2023年3月18日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 旧優生保護法下の強制不妊手術を巡る訴訟で札幌高裁は16日、大阪、東京高裁に続き原告勝訴の判決を言い渡した。判決を受け、原告側は「国は自らが犯した非人道的な行為を反省すべきだ」と、上告を断念するよう求めた。【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の故全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領一家の秘密資金や犯罪疑惑をSNS(交流サイト)で告発した全氏の孫のチョン・ウウォン氏が15日(現地時間)、聯合ニュースの電話インタビューに応じた。

 

 【ソウル共同】韓国の元徴用工訴訟で、政府の解決策に反対する原告側弁護団は16日、三菱重工業が韓国内で保有する債権を回収するため、ソウル中央地裁に15日提訴したと発表した。

 

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