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2023年2月

2023年2月28日 (火)

黒田日銀の大罪<本澤二郎の「日本の風景」(4728)

黒田東彦・日銀の大罪<本澤二郎の「日本の風景」(4728)

<1万円札を紙切れにしていいのか!肩書欲しさの植田和男も同じ貉!>


心配・不安の2023年は止まるどころではない。猛烈な速度で日本丸は沈没・落ち込んでいる。その先頭を走る金融政策のかじ取り役の日本銀行が走ってきた。日銀が10年前から狂ってしまった。財閥と株屋のために狂奔し、大衆からなけなしのカネを吸い上げ、かつまた物価高など1万円札を紙切れにしている。誰もが知っている事実である。

 繰り返すと「1945年の敗戦時のような、円紙切れの日本にしてきた黒田」という評価が定着してきた。それを10年も。ようやく任期切れで交代するが、ゼロ金利と天文学的な福沢諭吉の1万円札を刷りまくって、中央銀行が国債と株を買い入れるという禁じ手を強行してきたその副作用は恐ろしいほどで、円を激安・紙切れにして民衆の懐を締め上げてきた!この黒田のアベノミクスなる日銀政策は、日本丸の転覆をはかってきたことになる。多数の国民は決して黒田の悪政を許すことが出来ない。その罪は万死に値する!

 しかも後任の日銀総裁も同じ貉であることも分かった。アベノミクスを継承する植田和男にアベノミクス存続派の安倍・清和会が、植田後継で安堵している。これもまた驚愕すべきである。

 経済は生き物である。生きた経済を理解できない学者馬鹿に期待できないとの評価はその通りだろう。

 

<未来を担う子供たちのために安倍と黒田の円激安政策を食い止めろ!>

 経済の本丸は国民の消費生活である。したがって、消費を抑制する消費税は悪税であって、即廃止が善政の最たるものである。

 政府が消費抑制策を採用すること自体が、悪しき政府を象徴している。自民党と公明党のカルト政党は、全国民の2割弱の支持しか得ていない。民意の反映する選挙制度に改正することが喫緊の課題でもある。

 

 かくして与野党の党首が主権者の信頼を得ることはない。自民党から共産党までが落第と断罪できるだろう。不安と不信の元凶である。

 これからを生きる子供や孫たちのことを考えない政党と議会とそれにぶら下がる司法によって、前途は余りにも暗すぎる。誰もが明るさを感じることが出来ない。貨幣経済で動く国際社会において、自国通貨を紙切れにしてきた黒田東彦を憎しみをもって批判する国民は少なくない。

 紙切れを相続する子孫も哀れ過ぎよう。貨幣をじゃぶじゃぶ刷りまくり、一方で財閥の株までも買い占める中央銀行は、日本のアベノミクスだけであろう。黒田と黒田を支えた日銀の輩は、国賊・売国奴と断罪するほかない。子供や孫が哀れ過ぎないか。

 

<「円相場は100円から110円が妥当」が専門家の指摘>

 円の妥当な相場を事情通から何度も説明を受けたことがある。同一の品物は、どこでも同一の値段である。そうして計算すると、1ドル100円から110円前後だ。黒田がいかに真っ黒な金融政策を強行してきたかが理解できる。その結果、財閥は500兆円以上の利益を内部留保して肥え太り、それを投資で還元しない。彼らは自社株買いでもって、経営陣はもうそれだけで年収数億円を懐に入れている。

 100万円か150万円の年収の多数国民と比較出来るだろうか。この超格差の元凶が、黒田のどす黒い紙切れ政策であった!怒りを覚えるのは一人だけであろうか。こうした民衆の怒りを国会で誰も質問しない。国会議員もまた数億円の収入を、血税から得ている。非正規労働者の怒りは、小泉純一郎や竹中平蔵に向けられているが、これも当たり前のことである。郵政民営化の失敗だけでなない。森喜朗から岸信介の亡霊政権を引きずる極右清和会によって、日本丸は転覆しようとしている。その責任が黒田東彦にある!

 

<植田和男も黒田の二の舞か!日本沈没を平和国民は断じて許さない>

 黒田の失政を財務省も日本銀行も知悉している。いつもなら後継に手を上げるのだが、誰も手を上げなかった。恐ろしさを理解できるのだろう。そこに学者馬鹿が手を上げた。

 名誉・肩書に傾倒する学者の一人なのであろう。案の定、黒田路線の踏襲を議会で証言し、清和会を納得させたのだが、日本国民の多くは踏んだり蹴ったりである。

 欧米諸国は金利を上げている。日本との金利格差は拡大する一方だ。まさに円激安政策によって、円を紙切れにしている。日銀は膨大な国債と財閥株で首が回らない。黒田の悪政の成果・実績だ。アベノミクスの行き着く、わかりきった先である。「黒田を縛り首にしたい」という巷の声を、あえて政府と議会に発信したい。

 善良な平和国民は日本丸転覆を強行する紙切れ政策を断じて許さない。

2023年2月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

専門家による以下の指摘も

黒田日銀は、お金を市場に大量に流し込み、史上稀(まれ)なる強烈な量的緩和を続けてきた。そのために国債の爆買いを続けて、長期国債の金利をコントロールしようとし、挙げ句の果てに株価を買い支えアベノミクスを支えた。それによって日銀の財務は急速に悪化した。

当時(200012月末)の日銀当座預金残高は68000億円、国債保有高は56兆円だった。現在(202212月末)の日銀当座預金残高は502兆円、国債保有高は564兆円に上る。しかも、そのうちなんと556兆円が長期国債だ。

以下は友人らの送信メール

#自民党全員落選運動 #一揆 pic.twitter.com/UqL5zeE8ZL

https://youtu.be/8PdhP9EjZkg

https://twitter.com/joseperojapones/status/1628753045646622720?s=20

件名:
無能過ぎて申し訳なく候

https://twitter.com/momotro018/status/1630090936712822784?s=20

youtu.be/pCD1tbuHWKI

twitter.com/swe3j/status/1… 自衛隊増強に反対、沖縄で集会 「島々を戦場にするな」

 

2023年2月27日 (月)

西山・蓮見両者に勇気100倍<本澤二郎の「日本の風景」(4727)

西山・蓮見両氏に勇気100倍<本澤二郎の「日本の風景」(4727)

<臥龍点睛を欠いた岸信介の実弟・佐藤栄作の沖縄返還密約>

 「日本人は敗戦でも反省しない堕落した民族」との評価が定着しているようだが、その一つが1972年の沖縄返還だった。7年8か月の佐藤栄作長期政権の引退の花道に設定されたのだが、しかし、日米間の密約という国家的犯罪でもあった。密使・若泉も自死している。

 

 ワシントンからの密約公電を外務省事務官の蓮見喜久子さんが見つけた。それを知り合いの毎日新聞の外務省記者クラブ(霞クラブ)の西山太吉記者に渡した。同記者から社会党の横路孝弘代議士が受け取り、これが国会で暴露された。沖縄返還交渉は、長州政治屋の玩具にされたもので、改めて属国の日本を裏付けた。その政治的貢献が揺らぐことはない。

 

 天皇制国家主義の藩閥政治こそが、戦前の軍国主義を支えていた。国家神道と教育勅語にからめとられた日本人は、この呪縛から逃れることなく侵略戦争に突っ込んで、日本列島を粉々にされて敗戦を迎えた。

 薩長というが、実際は長州閥の独壇場だった。敗戦後の民主化された日本もまた、長州政治に翻弄されていた。ここが日本人の欠陥を暴露した。結果、沖縄返還は沖縄県民のためではなかった。A級戦犯の岸信介の実弟・佐藤栄作による自身の栄誉に利用された。岸の孫の安倍晋三内閣のもとで、沖縄の人たちは新たに戦場にされようとしている。沖縄県民はいま立ち上がって抵抗を始めた。戦後の長州閥の蛮行に日本は、きりきり舞いさせられている。

 それを知らせてくれた沖縄密約を日本国民に公開した西山さんが、91歳で亡くなった。彼こそが新聞人として「権力に屈せず」を地で行ったジャーナリストだ。言論人は、西山元記者の生きざまを今後の報道に生かす責務があろう。「権力に屈しない」ジャーナリストが、ジャーナリストなのである。

 

<極秘公電を見逃さなかった蓮見喜久子事務官は役人の鏡・正義の人>

 公務員は全体の奉仕者である。今は霞が関にいない。沖縄返還に日米間で密約が存在したことを、見逃すことなく、外務省の事務官の蓮見喜久子さんは、勇気ある内部告発者となって、公務員として責任を果たした。彼女は役人の鏡である。

 この一点において彼女は、全体の奉仕者として責任を果たした勇者である。彼女がいなければ、国家的犯罪である密約は永遠に秘匿された可能性が強い。日本での密約発覚が、その後のワシントンから裏付ける証拠が次々と露見して、その都度、西山さんは屈せずに法廷に立った。

 西山さんは反骨の言論人として91年を生きた。蓮見さんも国民のために政府の不正を暴いた。二人の存在が長州の悪徳政治を暴露した。この世にもう二人はいないが、二人の見事な活躍は戦後史に残る。無論、いい意味で、である。

 

<「情を通じて」という政府・検察の暴論に誤魔化されてはならない>

 国家犯罪を暴露され面子を無くした佐藤内閣は、これを違法行為と決めつけた。しかも、卑怯なことに男女関係にすり替えて重大な国家犯罪を、無知な週刊誌記者に垂れ流し、それをガンガン書かせて国家犯罪を矮小化して、まんまと逃げ出そうとしたが、世論は許さなかった。

 いま西山・蓮見両氏に棒を投げる日本人はいない。二人とも課せられた責任、すなわちジャーナリストとして、国家公務員として、それを見事に果たし、晩年の佐藤栄作という長州政治家のイカサマぶりを露呈させ続けている。

 

 佐藤の日程に合わせた極秘の日米工作が、目下の沖縄で今も大きな重い荷物となって人々に「平和な島」を返還するどころか、その反対である。岸の孫は「台湾有事」を叫び、それをワシントンにまで宣伝し、東アジアを火薬庫にしようと企んでいた。その先に43兆円の戦争準備計画が始動している。

 昨夜ネットで少し昔話を見てみた。そこに宇都宮さんから「忘恩の徒」と最低の非難を浴びながら、莫大な金集めに成功した読売の渡辺恒雄の記事が出ていた。

 ドラマを見ていないが「運命の人」という、政治を理解できない小説家の本に描かれた自身の扱いに対して怒りをぶつける内容だった。そんな渡辺でも「急ぎ過ぎた沖縄返還」と佐藤批判をしていた。

 長州閥の沖縄返還は、日本の不幸、大失敗だった

 

<「怒り狂う平河クラブの毎日記者」を隣の机で目撃し激励した筆者>

 沖縄返還密約事件と自民党総裁選が繰り広げられていた1972年に政治部に配属された筆者は、誰もが希望する自民党担当の平河クラブに所属した。同時の第二の人気クラブの首相官邸をカバ―する内閣記者会の永田クラブにも入った。おそらくこの二つのクラブに20年も所属した幸運な記者は筆者しかいない。長いといいわけではない。ただ、日本中枢の歴史をその都度目撃出来た。

 

 国会が開会されると、この二つの記者クラブは、国会内に移動する。太陽が昇る正面東口2階のほぼ中央に自民党の幹事長室、その左手隣に平河クラブ。西側中央が永田クラブ。当初はこの二つの記者会見を覗きながら、議事堂という巨大な建造物を見聞しながら取材を始めた。

 この平河クラブの机の隣が毎日新聞だった。筆者の自民党派閥の取材は、護憲リベラルの宏池会・大平派から、同時に右翼の中曽根派を回った。当時は渡辺が中曽根の盟友という事情など全く知らなかった。

 総裁選の焦点は日中国交正常化問題で、これを実現することを大平派と田中派が連合して公約に掲げた。対して台湾派の岸派の後継派閥の福田派が反発する構図で論戦が繰り広げられた。無論のことで、台湾派の大御所である岸と佐藤が支援する福田派が、次期総裁有力候補となっていた。この総裁選取材に追いまくられていて、沖縄密約問題は社会部の範疇とされ、政治部の埒外だった。

 しかし、渦中の西山さんの毎日新聞の平河記者は、当局の対応に怒りを抱いていた。隣り合わせのデスクだからそれがびんびん感じたものだ。「頑張って」と何度も声をかけたものだ。

 後に分かったことだが、西山さんは大平派担当のベテラン記者だった。田中内閣で外務大臣に就任して、一気呵成に福田派清和会を蹴散らして日中関係を見事に処理した。その辺を予想していたかのように、佐藤も岸も大平を警戒していた。西山さんが大平に期待していたことも、永田町の政争の具にされた。検察は岸・佐藤を忖度し、例の「情を通じて」というキャンペーンで二人を追い詰めていた。

 既に護憲リベラルと改憲軍拡の対立が、この佐藤の国家的犯罪を軸にまとわりついていた点を軽視すべきでない。

 

 無念にも西山・蓮見両者は、沖縄返還の不正を暴きながらも、検察権力と福田派清和会によって散々な目にあわされて行くのである。

 いま大平派の後継者となった岸田文雄に対して、筆者同様に西山がぼろくそに批判していたようだが、当たり前であろう。岸田は宏池会を裏切って、安倍清和会の軍門に下って、安倍同様に改憲軍拡を叫んでいる。

 余りにもいい加減な人間で、とても政治家と言えない。日本転覆を速めている点に、国民は注視する必要がある。こんな日本に西山さんも呆れてしまったのだろう。生きる価値のない日本に成り下がってしまった今の日本なのだ。

 「西山さんと蓮見さん!辛かったでしょうが、まともな日本人は感謝していますよ」と言わねばなるまい。

 2023年2月27日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 訃報

沖縄返還を巡る日米の密約の存在を報道し、機密文書を違法に入手したとして有罪判決を受け、その後も問題の追及を続けた元毎日新聞政治部の記者、西山太吉さんが24日、心不全のため北九州市の介護施設で亡くなりました。91歳でした。

2023年2月26日 (日)

電通犯罪=五十嵐博逮捕が天の声<本澤二郎の「日本の風景」(4726)

電通犯罪=五十嵐博逮捕が天の声<本澤二郎の「日本の風景」(4726)

<惡の華=安倍レベルか任意事情聴取でおしまいか=検察の犯罪>

 この世の悪行の限りを尽くしてきている電通を、被害者の視点で正視すると、もはや到底許しがたい悪徳企業であると断罪できる。社長の五十嵐博も五輪疑惑を認めた。東京地検特捜部は、誰にも遠慮せずに悪徳社長を逮捕すべき責任があろう。天の声である。

 全体の奉仕者である、正義と法に準じる検察の当たり前の任務である。仮に犯罪者を放任すれば、国民は検事を検察官適格審査会に掛けて首にしなければならなくなる。 

 大は血税を引き抜いたり、大事な人事に介入したり、新聞テレビを操作して真実の報道に蓋をかける、子羊のように戦争国家へと無知な人々を追い込む、小は人の命を奪った財閥病院を擁護して、検察に対して不起訴にさせるなど、電通の悪行は無限大だ。

 

 今はこうした電通の不正腐敗の一つ一つを市民は知ってきている。安倍晋三はいない。存分に鬼退治をすることが検察に課せられている。

 

<朝日は電通社長の名前も隠した=事情聴取もカット=死んだ新聞>

 昨日の新聞報道を少し点検してみた。死んだ新聞を裏付ける証拠をつかんだ。朝日新聞だ。ひところは日本の高級新聞との地位を不動のものにしていた。読売ごときがいかに攻勢をかけようとしても、その牙城をよじ登ることが出来なかった。スポーツと原発推進と政府より報道に人はいまも「ゴミウリ」と評している。傲慢な渡辺恒雄の時代も幕を引いた。

 

 それでいて朝日は、こともあろうに電通社長の名前も隠した。五十嵐を検察が事情聴取した事実も隠した。政府の隠ぺい体質は、どこの国でも見られるが、日本を代表する新聞の隠ぺい体質は、おそらく今回が初めて証拠を示した事例に違いない。

 阪神支局支局襲撃事件の犯人とされる「赤報隊」が統一教会であったことも事件から間もなく判明していたのにもかかわらず、朝日首脳陣は彼ら(世界日報)と手打ちまでして、凶悪殺人と言論弾圧を容認してしまっていた!何ということか。

 朝日は30年前に死んでしまっていたのである。無念の極みである。

 

 その挙句の果てに、43兆円の軍事大国計画予算案が岸田文雄内閣のもとで強行されようとしている。新聞は普通の企業ではない。無知な国民に代わって政治を監視する重大な使命を有している。特に議会が戦前のように翼賛体制に変質している現在は、言論の役割はものすごく大きい。日本人の運命を担っている。

 汚名挽回・捲土重来の場面で、この体たらくを主権者として泣きたい。

 

<朝日記事とNHK・読売記事を比較すると以下の如し>

 (朝日)東京五輪・パラリンピックの運営業務をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は、広告最大手「電通」や2位の「博報堂」など、法人としての6社を公正取引委員会の告発を受けたうえで、独占禁止法違反(不当な取引制限)罪で28日にも起訴する方針を固めた。大会組織委員会の大会運営局の元次長・森泰夫容疑者(56)らも起訴する。関係者への取材でわかった。

NHK東京オリンピック・パラリンピックの運営業務をめぐる談合事件で、広告最大手「電通グループ」の社長が東京地検特捜部の任意の事情聴取を受け、談合への関与について法人としての責任を認めたことが関係者への取材で分かりました。



(読売)東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件で、電通グループ(東京都港区)の五十嵐博社長が24日、東京地検特捜部の任意の事情聴取に応じ、本大会の運営業務などで談合に関与した法人としての責任を認めたことが関係者の話でわかった。特捜部は、電通など6社と大会組織委員会大会運営局元次長・森泰夫容疑者(56)らについて、公正取引委員会から告発を受け、独占禁止法違反(不当な取引制限)で28日にも起訴する方向で最終調整している。

<言論の自由が存在しない日本の言論界=安倍長期政権の秘密の証拠>

 日本は言論の自由のない形だけの民主国家に成り下がってしまった。電 通の成果といえるだろう。断じてそうである。10年前にNHKが死んだ。筆者はテレビを廃品業者に持って行ってもらった。パソコン1台で生活している。スマホという近代兵器は使えない。使おうとも思わないが、ドコモの電話代が高いのには閉口している。はっきり分かったことは、安倍長期政権の原因が、いまはっきりと判明した。あんな小僧を持ち上げる日本人の存在に辟易するばかりだが、これが現実の日本なのだ。以前の自民党や社会党は存在しない。アベノミクスの黒田日銀で日本丸は転覆するのだろう。我が家の梅の木は満開だ。昔蒔いた菜が野生化し、その若い茎と葉がおいしい季節だが、心が晴れない2月26日である。

2023年2月26日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

(参考データ)2022年(112月)日本の総広告費は、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の感染再拡大、ウクライナ情勢、物価高騰など国内外の様々な影響を受けつつも、社会のデジタル化を背景に好調な「インターネット広告費」の成長に市場全体が支えられ、通年で71,021億円(前年比104.4%)となった。

 

2023年2月25日 (土)

騙しだまされる社会<本澤二郎の「日本の風景」(4725)

騙し騙される社会<本澤二郎の「日本の風景」(4725)

<哀れワクチン打って死ぬ悲劇の遺族を慰めよう言葉もない>

 国民は、政府と与野党が治験も終わってない欧米のコロナワクチンを、ひたすら打て打てと叫んできたことを知っている。「首相も天皇も打った」との映像やささやきもあった。日本医師会など医師団も推進してきた。コロナワクチンの副作用などお構いなしだ。市民は行列を組んで2回3回4回そして5回も打っている。

 一方で、注射をした後に亡くなる人もいた。当局は蓋をし、新聞テレビも電通支配に屈して報道しなかった。「因果関係が不明」というもって回った口実に被害者は泣いている。被害者の怒りは想像を絶するものだ。遺族は、強い悲しみと苦悩が高じると、被害妄想という精神の病を引き起こす可能性もある。遺族被害者が新たな病をかかえる。「病は気から起きる」ものだ。

 精神的苦痛が病気の原因である。漢方医学はここに注目する。漢方医学の復興を呼びかけたい。本物の名医がいない現在のアジアである。農薬漬けの大地にいい薬剤もないのも悲しい。政治レベルでは、これが巨大な利権を産んで、新たな疑惑を招いている。

 

 80歳の友人は、毎日マスクをしないで生活している。飛行機内でも新幹線内でも。元気溌剌とおいしい食事をしながら散歩も欠かさない。4回も打って入院した身内に対して「打つな」と教え諭している。5回目をやめて、現在ようやく杖を突いて歩けるようになった。既に暴利目的のコロナワクチン企業CEOに激しい批判も出ている。

 いざという場合のためにイベルメクチンを手にした筆者は、元気にブログを打っている。戦争の危機を食い止めようと必死だ。歴史を知らない若者向けや、無知なジャーナリストに警鐘を鳴らしてきた。

 大事なことは免疫力を維持、高めるための小さな努力をしている。

 

<辛子・タレなしの納豆にネギと生卵で免疫力アップ>

 友人は「引退したらチャボを飼い、その卵をたべて長生きしたい」と言っていたが、夫人の病でそれどころでなくなっている。筆者も同じ思いだが、猛禽類の攻撃を守るための施設を考えると、容易に前に進めない。

 山村の人たちが雑木林を囲って、周囲に訓練した番犬を放せば、大地で自由に羽ばたかさせる養鶏場を作ってはどうか。健康的な鶏卵と鶏肉で、人びとは健康を手にすることが出来る。

 

 筆者の免疫力アップ食品は、納豆とネギと生卵である。納豆のタレと辛子は捨てるか、最初からない納豆にしている。日本も大豆生産を復活させる時だろうとも叫んでいる。いま卵が高い。鳥インフルエンザを悪用した暴利値段に市民は困惑している。それよりも、いうところの養鶏場ではない大地に放し飼いの鶏卵を食べたいものだ。

 生物兵器の疑いもかけられているコロナウイルスに対抗する手段は、副作用100%の欧米ワクチンではない免疫力アップの食事がいい。まもなく海産物は東電原発の猛毒トリチウムが海に放出されると、安心して食べられなくなる。原子力ムラの猛威である。これは風評ではない。現実である。

 

<ミノファーゲン製薬の強ミノ注射もすごい!宇都宮さんは毎日人体実験>

 昔のように自由に飛び回れる体力があれば、ミノファーゲン製薬の強ミノを打つだろう。おそらく河野洋平さんも打っているはずだ。甘草を原料にした強ミノは副作用がなく、人の免疫力を上げる作用がある。

 宇都宮徳馬さんは、これを大酒のみの肝臓を保護するために、肝臓の特効薬として販売して大成功を収めた。宇都宮さん本人が毎日打っていた。「社長自ら人体実験をしているんだよ」に筆者も打ち始めた。特に中国旅行する際これを打っていくと、免疫力アップの効果で風邪もひかず、下痢もしないで帰国できた。副作用はない!

 

 近所の開業医で打とうとして、念のため製薬メーカーを尋ねたら、ミノファーゲン製薬でなかったので急遽やめた。甘草は漢方薬材としても有名である。

次男正文の医療事故で泣かされ続けてきた凡人ジャーナリストも、大分経験を強いられてきた関係で、国民を騙す騙される日本社会が気になって仕方がない。コロナ関連の送信メールも貼り付けた。

 急ぎ足で春を告げる梅の開花が、小さな前庭で鮮やかに演じてくれている。

2023年2月25日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

pic.twitter.com/0r0KbXrhsI

件名:
製薬会社から医者への賄賂

https://twitter.com/touyoui/status/1627130743624445953?s=20

件名:
mRN
Aワクチンを打った人はあきらめないで。ジュディ・マイコヴィッツ博士が解決策を指南
|
トニー・ラエリアン

https://ameblo.jp/tony-9/entry-12683011807.html

件名:
マイナンバー受注企業の現金

https://twitter.com/ppsh41_1945/status/1626485869778718720?s=20

件名:
マイナンバーに保険証紐付け失敗次の手はhttps://twitter.com/kisaragiyuyu/status/1623208769881780225?s=20&t=zv7fH02qLPd7p-HOS0cr0Q

https://u.lin.ee/fn7y7k0?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

FW:
日刊IWJガイド・会員版「『ウクライナの人々は、キエフ政権とその西側支配者の人質』!『政治的、軍事的、経済的な意味で占領している』と、プーチン大統領は発言!!2023.2.22号~No.3814



こうしてワクチン死がコロナ死とされて、コロナでこんなに人が死んでるぞ〜、怖い病気だからワクチン打たなきゃ!と煽動される。
twitter.com/DrTomabechi/st…

 

 

 



NYタイムズ
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が、報道機関に対する政府の規制権限を大幅に拡大する法案に署名。ジャーナリストは、これは報道の自由を侵害する措置であると警告している。
twitter.com/nytimes/status…

 

 

hikaru1042.hatenablog.com/entry/2021/08/…

2023年2月24日 (金)

岸田文雄の暴走<本澤二郎の「日本の風景」(4724)

日本政府の暴走<本澤二郎の「日本の風景」(4724)

<ロシアのウクライナ軍事侵攻から1年=憲法を無視した岸田内閣の暴走>

 ロシアが隣国ウクライナに軍事侵攻(2022年2月24日)という愚行を犯して以来1年が経過した。西側の軍事網である隣国のNATO化という事態に危機感を抱いたロシアのプーチンに、それでも非はある。武力が正当化されることは断じてない。国際社会の総意である。武器弾薬は正当化できない。

 他方、ワシントンは中国の台湾軍事侵攻を前提にして議会のトップなどを訪台せる、今では台湾軍への軍事訓練支援を4倍に増加させたと米メディアが報じるなど、中国との軍事対決に狂奔して緊張を振りまいて、台湾を第二のウクライナにしようとしている。ワシントンは沖縄をまたしても戦場にする作戦か。死の商人は常にワシントンにいる。

 米産軍複合体のさらなる大軍拡予算獲得作戦だろうが、野蛮な死の商人の尻馬に乗っているのが、第二の安倍晋三・岸田文雄であろう。

 もはや国際社会から離反してしまった先進7か国首脳会議G7は、当事国の自国民向けの広報宣伝の場でしかない。それでも政府の広報レベルのNHKほか新聞テレビを動員するため、関係国民の頭脳を戦争へと狂わせる役割を担っている。

 岸田よ、停まれ!戦後77年日本は非戦と国際協調を原則として独立した国家である。死の商人の策略に乗るという愚挙に日本国民は反対である。

 日本国民の平和主義は揺らぐことはない!

 

<即時停戦を求める非戦・国際協調主義を放棄した日本政府>

 岸田という人物は、大局を見る目がない。為政者として人々の幸せを安穏にさせるという思いを感じることがない。広島長崎や311のフクシマについての日本人の苦悩を理解する能力がない。広島を地盤にしているだけの実際は、政治家ではない政治屋に過ぎない。

 なぜ富国強兵なのか、なぜ貧国強兵なのか。なぜ43兆円の軍事大国化なのか。日本人は敗戦後に誓った。二度と戦争はしないと決意して非戦の憲法を誕生させた。人々の精神を狂わせた原始のカルト教・神道を排除した。政教分離の近代国家体制を創り上げた。

 

 ちなみに非戦論を唱えた最初の日本人・松本英子は、上総の国望陀郡茅野村の出身。現在の木更津市茅野の人である。公然と非戦論を叫んだ日本人に改めて敬意を表したい。

 ロシア・ウクライナ戦争をやめさせることが日本人と日本政府の責任である。それをないがしろにした神社神道と統一教会のカルト自民党と創価学会のカルト公明党は、その罪は万死に値する。政教一致という戦前体制は、歴史の教訓に反して、再び繰り返すことになるだろう。そのための43兆円である。

 断じて許容できない。日本国民は立ち上がって自公カルト排除の国民運動を、目の前の統一地方選挙から開始する義務がある。そうでなければ、日本は再び悲惨すぎる事態を確実に招くだろう。

 

<ウクライナ支援は戦争を長引かせ世界経済を混乱、人類を苦しめる元凶>

 いまの日本は戦争とハイパーインフレに再び叩きのめされようとしている。18歳の若者は判らない。わからせようとしない文科省教育にある。歴史や戦争などから排除する無知蒙昧な人間を生み出してきた戦後政治教育の過ちによる。

 ウクライナ支援をいいことだと信じ込んでいる人々がいる。その結果どうなるのか。欧米は軍事支援をしている。戦争の長期化を狙っている。戦争経済で暴利を手にする欧米にも非がある。

 アベノミクスによる円安政策が黒田東彦に次いで、植田も強行するだろうから、超物価高で国民生活は破綻してゆく。わずかな預貯金も価値が無くなる。日本人は一部の富裕層を除いて90%以上が飢えて「集団自決」へと追い込まれてゆくのである。

 国家による人殺しの世界は、核戦争を予感させる。54基の原発にミサイルが飛来すれば、それだけで日本列島の生き物は消滅する。ぞっとするような事態が想定される今であろう。しかし、国民の代表は枝葉末節の審議に時間をかけて、血税をたっぷり懐に入れて目を塞いでいる。自民党から共産党までだという深刻な事態に識者も嘆くばかりだ。

 

<日本はアジアの独立国=日米安保破棄して自立外交に舵を切れ>

 フランスでも戦争反対の大掛かりな国民運動が始まっている。それを新聞テレビは報道しない。電通や政府の統制である。

 日本は独立国である。大きな戦前の過ちを二度と繰り返さない独立国であるが、肝心要の政府や議会・言論界が独立を拒絶している。議会は翼賛体制化にある。野党不在の議会だ。ワイマール体制がヒトラーによって制圧されたのとそっくりではないか。

 今こそ日本は堂々と自立しなければならない。日米安保を破棄する時である。立派な憲法を定着させよう。道はそこから開かれる!

2023年2月24日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

(追記)庭の梅が咲き始めた。もう4分咲きか。「春眠暁を覚えず」を排除する人間でありたい。

以下に送信されてきたメール貼り付け

(ロシアのプーチン大統領は23日、核兵器について「核のトライアド(3本柱)の強化に一層の注意を払う」と強調した。祝日「祖国防衛者の日」に合わせて声明を出した。3本柱は大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機の総称

件名:
マイナンバーカード世界の状況

https://twitter.com/joseperojapones/status/1628753045646622720?s=20

件名:
コオロギ食警告⚠️

https://twitter.com/Mb7ElT0JF6yD28q/status/1628730213889884161?s=20

件名:
マイナンバー受注企業の現金

https://twitter.com/ppsh41_1945/status/1626485869778718720?s=20

件名:
イェール教師のショック提案:高齢化に対する日本での大量自殺
-
サザンガゼット

https://gazzettadelsud.it/articoli/societa/2023/02/13/proposta-choc-di-docente-yale-suicidio-di-massa-in-giappone-contro-linvecchiamento-della-popolazione-711ac659-1d00-4976-afd5-a27415096ceb/

件名:
ネット対策事業

https://lite-ra.com/i/2020/07/post-5519-entry_3.html

件名:
ひろゆきの正体

https://twitter.com/voeej3zX52kms6c/status/1579863516731027457?s=20&t=NkPY0GmV7B2ePSxcHhK93g

件名:
政商・竹中平蔵の利益相反ビジネス コロナ禍で純利益前年比11倍のパソナ 貧困拡大させて吸い上げる米国仕込みの荒稼ぎ
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長周新聞

https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/22300

 

2023年2月23日 (木)

五輪疑獄の本丸=電通・森喜朗<本澤二郎の「日本の風景」(4723)

五輪疑獄の本丸=電通・森喜朗<本澤二郎の「日本の風景」(4723)

<五輪疑惑の本丸は電通と森喜朗=国民は検察の手抜きを警戒>

 人の道に反して、悪しき権力の防護服となって、善良な国民をいじめ抜き、不正腐敗の限りを尽くす電通という日本最大の広告代理店!凡人ジャーナリストもようやく開眼した。永田町の首相官邸・平河町の自民党本部、そして行政の本丸・霞が関に秘かに潜り込んで暗躍し悪事を働いてきた。いまも。

 フクシマの原発放射能と東北復興を抑え込んでの東京五輪は、さしずめ4兆円賭博そのものといえるが、これをすべて操作してきた電通と清和会の森喜朗である。それでも、電通の首脳や森に捜査は及ばなかった。何があったのか。大衆は知っている。検察はまたしても手抜きをした!森は生き延びてキングメーカー気分で高笑いしている。

 

<案の定・片手落ちの東京地検特捜部の捜査=岸田に忖度か>

 安倍晋三が現役の首相として、五輪事件で逮捕された元電通幹部の高橋に対して「逮捕させない」と約束していたことが発覚している。しかし、その安倍が亡くなって東京地検特捜部は動いたが、実際は雑魚ばかり。電通社長ら首脳陣への逮捕はなかった。検察は十手捕り物の岡っ引きとそう変わらないのではないか。韓国の検察で修業するといい、との専門家の指摘はその通りだ。

 官邸の番犬レベルだからお話にならない。事情通は税金泥棒と酷評している。加計孝太郎事件も森友事件も終わっていない。安倍忖度から岸田忖度に変わっただけなのだろうか。異常な物価高で泣かされている庶民の怒りは積もり積もっている。

 

 政治はカネで動く!

 悲しいことに国会が電通問題に触れることなく、逃げているから始末が悪い。電通は悪しき権力の御用聞きだけではない。アベノミクスのお陰でカネは腐るほど握っている財閥も。ちなみに、戦後においてすぐに復活した財閥研究は無いに等しい。第一、財閥という文字は、戦後のジャーナリストで筆者しか使っていない。

 財閥の威力は文科省のみならず、三権すべてに及んでいる。先に日刊ゲンダイが筆者の近況を報じた際、紙面に初めて財閥が登場した。取材に応えた文字を、反骨のゲンダイ記者がそのまま書いてくれたお陰である。これは特筆すべきことだろう。

 いまこうして財閥記事を書いている瞬間、文字が消えたりするため、時々保存機能を使わないとブログも書けない。したがって時間もかかる。我ながら情けないのだが、これも医療事故死した次男正文に対して、反省謝罪しない東芝追及の執念が原点にある。

 

 要するに政府与党の野党対策には、十分すぎるカネの山が用意されている。それに屈する議員の集団が、国権の最高機関を構成している。官邸の官房機密費も半端ではない。自民党国会対策費も膨らんでいる。それでも不足すれば、財閥から羽の生えた大金が舞い込んでくる、とあえて言いたい。これほど野党の対応はおかしい。

 

<岸田文雄にからめとられた?森喜朗と清和会>

 永田町では「サメの脳みそ」と揶揄されてきた森喜朗も、五輪疑獄事件では「主犯格なので到底逃げられないだろう」と見られていたが、検察は事情聴取でお茶を濁した。元首相への事情聴取は、実際は真っ黒な意味である。

 笹川ギャンブル財団に事務所を構えているという森は、からくも五輪疑獄から逃げうせることが出来たというのだが。生きる者は必ず死ぬ。死ねばカネは不要、それでもかき集める!「銅像を建てさせるためさ」との見方もあるのだが。

 血税を懐に入れてのうのうと生きている腐敗した公人と元公人に対して、庶民大衆は決して見逃さないだろう。筆者のもとには、仰天するようなネット情報が送信されてくる。嘆かわしい日本に辟易させられる日々である。

 

 はっきりしてることは、かくして御用と名のつく輩が政界から司法界・官界・言論界まで跋扈している。江戸期のねずみ小僧次郎吉のような、金持ち狙いの人間がいたるところにはびこるのであろう。政界は無風だ。森喜朗は岸田に頭が上がらない。清和会のざわつきはなくなっているではないか。

 

<43兆円予算案に野党攻勢も沈下=戦争準備に与野党が共闘?>

 この10年の間に電通の言論統制は完結している。まともな報道は、夕刊紙の日刊ゲンダイだけだ。小さな幸いは、同紙がコンビニ経由で全国のオピニオンの目に飛び込むようになったことだ。完全にブロック紙を超えた。

 しかし、電通はネット社会にも目を光らせている。野党と有権者を抑え込んで、国民投票法を強行するカルトの自公政府に軍配を上げるのか。主権者は操作言論と不正選挙で篭絡される!43兆円が本格的に作動するだろう。ゆでガエルから覚醒する主権者でありたい。電通に屈するな!

2023年2月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

件名:
リテラ記事 電通と自民党

https://lite-ra用機器.com/i/2020/07/post-5519-entry_3.html

件名:
あるジャーナリストの告白と直後の死

https://twitter.com/retopsnart/status/1626123874701303808?s=20

ポーズポーズ!の東京都

東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件を受け、東京都の小池百合子知事は21日、談合が認定された場合、業務を発注した大会組織委員会の清算法人に対し、談合の結果として都が過大に支払った公費の返還を求めることを明らかにした。

2023年2月22日 (水)

日米安保は破棄する時<本澤二郎の「日本の風景」(4722)

日米安保は破棄する時<本澤二郎の「日本の風景」(4722)

<最高裁の辺野古判決はアメリカの法廷そのもので論外>

 月刊タイムス2月号が届いた。「メディア時評」でジャーナリストの桐山桂一が、不当な最高裁の沖縄・辺野古判決に対して、地元紙「琉球新報」の怒りの社説を紹介して、ゆでガエルのような日本人に警鐘を鳴らしている。

 多くの日本人は、沖縄の苦悩を理解していない。昔からだ。大問題は憲法の番人で、高給を食んでいる司法・最高裁判所に課題がある。連中といえばいいのか、彼らには日本人の血が流れていない。ワシントンに忖度して判決を書いているのだろう。愛国者には理解できない。

 無様すぎないか。最高裁は日本人と憲法を守っていない。罷免の対象であろう。異論を聞きたい。今は戦後77年を過ぎた2023年に入っている。もう判事らしい判事が誕生していいころではないか。

 電通支配の言論が腐っていることは誰も承知だが、沖縄の新聞は違った。司法の腐敗は、自立しようとしている国民・沖縄県民を抑え込んでいる。ゆでガエルだが、司法・最高裁に怒りの声が列島に充満しているではないか。

 

<沖縄を救え!横須賀を自由港にする時代の到来>

 日本敗戦の1945年に事実上、米軍が占領軍となって日本支配をしたが、間もなく米ソ冷戦に入ると、米占領軍は一転して日本を「ワシントンの属国」にしてしまった。米謀略機関CIAがあろうことか、侵略戦争の中枢の人物であるA級戦犯の岸信介と取引して、日本を反共の砦にしてしまった。

 岸は、暴力装置を有する笹川良一や児玉誉士夫らと共に、韓国の文鮮明を東京に呼び寄せた。カルト教団・統一教会を暴走させた。安倍銃撃事件が、そのからくりと暴政の数々を露呈させている。

 沖縄の悲劇は、岸の60年安保改定で一段と悪化した。仮に岸の復権がなければ、日米安保はとうの昔に破棄されていただろう。その点でA級戦犯の岸信介を生かした戦後の日本政治は、右へと急カーブを切ってしまった。

 現在の若者は、以上のような戦後政治の常識さえ知らない。教えない教育行政だからだ。日本は敗戦後再び危険な道へと突っ込んでしまった。

 戦後77年にして沖縄は、辺野古という米軍の新基地建設を強いられている。沖縄県が反発して当然のことである。安倍・菅・岸田の政策も、A級戦犯の路線を踏襲している。政府と議会の過ちを正すのが司法の使命である。

 三権分立という近代の国家体制は、民主主義の大原則だが、最高裁は憲法の立場を無視して、ワシントンの目線で判決を書いた。許しがたい愚挙だ。

 

 先日は、対岸の房総半島から軍港・横須賀を眺めたばかりだ。米軍のアジア最大の軍港のある地域である。平和な港町にするためにも、安保破棄が不可欠であろう。そうしてこそ日本は、二足歩行の独立国になれるのである。日米安保肯定派は日本人とは言えないだろう。とくと考えてもらいたい。

 最高裁の事情を知る人物は「ろくろく仕事もしない最高裁判事は、昼寝をして高給をもらっている。その有り余った血税を投資に向けて増やしている。許しがたい」と怒り狂っている。納得できる。

 

<安保破棄がA級戦犯の岸信介の亡霊徘徊を阻止する唯一の手段>

 岸の孫の安倍晋三は銃弾に倒れた。一方で、自民党は安倍の実弟・岸信夫の息子を後釜にする選択をした。この一事を見ても、A級戦犯の生き残り作戦の異常さを見て取ることが出来る。

 人は岸の文字を分解すると木と子、つまり李だ。出自は政治の世界では大事なことなのだ。これが事実だろうから、岸も文鮮明も仲間ということになりかねない。嘘と言えるのであろうか。それとも被害妄想なのか。朝鮮半島出身者は沢山いるが、特に政治の分野にはかなり多いことが分かってきた。なぜか?権力の掌握が目的であろう。

 韓国でも右翼のワシントン派と左翼リベラルの反米反日派に分かれているようだ。日韓右翼は兄弟関係にある。しかし、日本籍となった半島人は、日本人の利益に奉仕する法的義務がある。

 

 いえることは、日米安保を破棄すれば、A級戦犯の亡霊政権を排除することが出来る。43兆円の戦争準備国家は消える。ハイパーインフレ計画も破壊して、安定したいい日本が生まれ変わることが出来る。

 

<非戦の日本国憲法が日米安保破棄を叫んでいる!>

 府馬清の「松本英子の生涯」を読もう。高木徹の「戦争広告代理店」も読んでみよう。電通とNHKによる情報操作はすさまじいことも認識できる。ロシアとウクライナの戦争報道も、真相とは異なる日本人のナショナル化へと操作している。彼らは日本の改憲軍拡を強行するための、戦争する日本人作りに必死なのである。少子化対策も!

 今まさに非戦の憲法に立ち返る時である。日米安保を破棄して自立する日本になれば、真っ先に戦争を止める真っ当な外交を展開出来る。アメリカとロシアの仲裁もする。ウクライナにも戦争を止めるように呼びかける。米中関係の仲裁も日本の使命である。そうすれば第三次世界大戦を100%阻止できる。経済も安定する。

 国連の改革も可能だ。アメリカの属国から離脱することが、世界とアジアに平和と安定を構築することが可能になる日本になれるだろう。希望の21世紀に挑戦する日本人になろう。

2023年2月22日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(追記)自宅での味噌造りに挑戦。といっても1キロの大豆に1キロの米麹と塩で。柴崎夫妻の真似事。うまくできるか?挑戦する人間でありたい。

以下に送信メールを貼り付け

https://news-worker.hatenablog.com/entry/2022/12/31/17053644

pic.twitter.com/2Bsw5H9oU5

 

#ケチって火炎瓶
ヤクザを使った選挙妨害に負けるな!
最後に注目!
股関節周囲炎の安倍は仮病!?
#
ヤバすぎる緊急事態条項 pic.twitter.com/CaOgqjPdfj



 

 

 

 

 

 

 

18歳からを成人とする」深くは考えなかった。選挙権はあるが、酒やタバコがダメなのは何故だ?ぐらいは思ったがね。緩い徴兵制の導入なんだ。手始めが「18歳になるすべての皆さん」の自衛隊への情報提供で、これを徐々に広げる魂胆なんだね。除外申請しなきゃ情報は自衛隊にってのがそれを物語るぜ。

 

2023/02/13
12:47



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年2月21日 (火)

日本の非戦論の鎖は朽ちず<本澤二郎の「日本の風景」(4721)

<革命の伝統が生きているフランスの反戦・反NATOデモ健在>

日本の非戦論の鎖は朽ちず!<本澤二郎の「日本の風景」(4721)

(おかしい。この記事に横やりが入った!電通の仕業か)

 

 さすが中世の王制を打倒したフランスである。ロシアとウクライナ戦争にかこつけたフランス政府とNATOの軍事支援が、第三次世界大戦へと波及すると判断した市民が、街頭に出て激しくも大掛かりなデモを実施している。まさに「パリ燃える」ような反戦平和の叫びだ。

 大統領マクロンも下手に動けない。ドイツのショルツもウクライナへの軍事支援に抵抗している。NATOの中枢が分裂・混乱・困惑しているのである。日本の電通支配の新聞テレビやNHKからは、NATO
の亀裂が報道されることは全くない。

 

 日本政府はどうか。ワシントンの犬のようにウクライナ支援に狂奔して、ロシアとの対決へと突き進んでいる。憲法の「国際協調」に違反する議会勢力に圧倒された状態で、43兆円の戦争準備予算成立へと向かっている。

 戦前の戦争神社・国家神道の日本会議が、靖国神社派を盛り立てている。財閥と軍閥の復活を浮き彫りにしているではないか。歴史を知るものからすると、まさに恐怖そのものである。

 スマホから流れ出している情報は、電通の操作が入ったものである。案の定、改憲軍拡派は無知な若者の心をとらえてしまっている数値が、世論調査に現れている。イケイケどんどんの日本政府と議会である。

 

 憲法第九条の非戦論危うしであるが、しかし、日本人の非戦論は宇都宮徳馬が言っていたように「いい加減なものではない」。日本人の非戦論は日本人の血肉になっている。現に多くの国民は「軍靴の響き」に怯えている。その感覚は鈍っていない。高齢者は息子や孫の心配をし始めた。自衛隊員の家族も同様である。

 

<宇都宮徳馬の「明治のいい芽(非戦論)」は松本英子に代表される東西文化理解者や社会主義者・無政府主義者ら>

 日本人の非戦論を府馬清著「松本英子の生涯」を読み解くと、改めて感服するばかりである。東洋と西洋の思想を体得した彼女は、明治期に非戦論による戦争阻止の方法を体得、それを第一次大戦下のアメリカで爆発させていた。これがいかに立派で見事なものであるか、著者の力量とも関係しているが、偉大な日本人の存在に圧倒される。

 上総の国望陀郡茅野村の漢学者・松本貞樹の娘である。宇都宮のいう「明治のいい芽」とは軍閥と財閥による戦争を否定し、人権を重視する近代の日本を目指していた運動であろうが、天皇制国家主義・国家神道のカルト教団によって抑え込まれてしまったことを嘆いたのである。

 だが、侵略・植民地戦争による敗北を経験した日本人の平和主義は、たとえカルト教団や財閥が復活しても、国民の非戦思想が崩壊するとは考えていなかった。靖国派の岸信介を徹底批判した。筆者は国家主義の中曽根康弘批判に徹した。糧道を絶たれたが今も生きている。

 平和主義者の宇都宮は、軍事体制下の戦前の日本で社会主義の洗礼を受けている。天皇批判で拘束・拷問されても屈することはなかったが、中でも大杉栄らは天皇制国家主義の犠牲となった。民主平和派の非戦論は戦後の今も生きている。

 

<高木徹著「戦争広告代理店」(情報操作とボスニア紛争)を読もう>

 電通のような「死の商人」の代理をするような、戦争をビジネスにして暴利をむさぼろうとする広告会社の存在を、著者がボスニア紛争の取材をして本にまとめ上げたものらしい。

 昨日、法律家が途中まで読んだと伝えてきた。予想は出来たものの、戦争で暴利を手にする「死の商人」は、武器弾薬企業だけではない。根本は、人々を戦争に引きずり込む悪しき情報である。情報戦がすべてなのだ。日本でもその効果が安倍10年の間に表面化してきた。

 読売産経日経だけではない。毎日も朝日も取り込まれている。間違いない。電通に支配される言論界による情報操作に野党も。既に公明党創価学会は平和主義を捨てて、神社本庁・日本会議の神国論に抱き込まれてしまった。

 カルト教団は統一教会だけではない。神社も創価学会も同一である。断言したい。この危険すぎる情報戦に創価学会も加担している。危険すぎる日本である。

 

<電通+NHK+新聞民放テレビ+ネット情報=改憲軍拡=戦争突入>

 2023年の日本は危機そのものである。戦争予算案が、2月末にも衆院を通過する段取りだと報じられている。若者はそれでも「軍靴の響き」が聞こえない。老人の耳にはくっきりと聞こえる。この落差こそが情報操作の悪しき成果である。

 日本の戦争ビジネスは電通によって推進されている。このことも分かってきている。原発促進も同じ流れである。

 

<日本でも大掛かりな超軍拡・改憲・戦争反対のデモが起きる!>

 プーチンが核を使用するのかどうか。常識ではありえないのだが、非常識が戦争である。ゼレンスキーを扇動するのもアメリカの広告会社なのであろう。彼の服装や容姿も戦争ビジネスの一環としてなのだ。

 NATOのバイデンも現地を訪問し、ゼレンスキーを激励し、武器弾薬の提供を約束したであろうが、それがロシアの核に結びつくのかどうか。第三次世界大戦一歩手前に、自公の日本政府のポチも首を突っ込んでいる。

 こうした戦争に日本が与するのか。非戦論を唱える日本国民の反撃は、必ず起きるだろう。戦争を起こさない、起こさせない9条非戦論に点火する時が刻々と近付いているのではないか。

 

<財閥の衣をまとう電通・NHKの情報戦と非戦論の対決の時代>

 黒田東彦アベノミクスで500兆円かそれ以上溜め込んだ財閥が昼寝をすればいいのだが、実際は牙をむいている。そう理解したい。電通は財閥の別動隊である。NHKも制圧して10年だ。

 これに対抗する非戦論との対決である。こんなに早く訪れるとは筆者も気付かなかった。新聞テレビの世論調査を担当している面々も驚いているに違いない。東アジアの火薬庫が目の前に現れてきた。岸が笑っている!

2023年2月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

(追記)春を告げるフキノトウを数個見つけた。さっそく味噌で炒めて白米で食べた。庭の梅も花が数個。気候変動期でも自然は四季を守ってくれる。しかし、人間は狂っている。以下に友人の送信メールを貼り付けた。極右・戦争屋のデータもある。参考にしたい。新聞は「保守系」と擁護している。 

https://twitter.com/m2ensen/status/1625454953753108481?s=20

件名:
BC級戦犯飯田進さんの記録

 https://www.dailyshincho.jp/article/2016/10141900/?all=1



2023年2月20日 (月)

初めて知る三浦瑠璃<本澤二郎の「日本の風景」(4720)

初めて知る三浦瑠璃<本澤二郎の「日本の風景」(4720)

<「東京地検特捜部に狙われている菅義偉」と元朝日記者情報>

 正体が暴かれてきたNHK党や参政党などに興味も関心を持たない人間だからというわけではないが、息子が持ち込んだ大型テレビを廃品回収業者に

持って行ってもらい、なんとなく清々した気分になって大分経つ。したがって三浦瑠璃がどうのこうのと言われてもピンとこない。第一杉田水脈という政府高官がいたという悲劇的な事実も、ようやく認識できるようになった。笑われそうだが、目下の統一教会と神社本庁による極右カルト教団と背後の財閥についての本筋は、誰よりも見極めているつもりである。国家主義台頭の今だ!

 

 政教分離という歴史の教訓から手にした日本国憲法を、日本国民はしっかりと理解し、そのことを投票行動で実行する責任と義務を負っている。

 

 そこで最近になって話題の女性タレント「学者」を、自民党政治に参画してきた友人が、ひどく下らない人間だと評価していたことを思い出した。本日貼り付けた、友人が送ってきたYoutube動画を見てよく理解した。テレビを見ない凡人ジャーナリストは、このYoutube動画を見るようになったが、情報操作を狙う悪質なものが少なくない。それに短いものであればいいが、長いものだと見る気がしない。

 それなのに元朝日記者の発言は、しごくまともなので小一時間かけて見てしまった。三浦瑠璃の化けの皮が剥げてしまった。

 

<テレビ・週刊誌総なめおばさんに文春・新潮も無様な沈黙>

 傷物物件を安く買いたたいて、それを蓋掛けして高い値段にして売りつけるという、夫妻の詐欺的ビジネスに検察がメスを入れたというのである。この女の背後に政治屋がいた。安倍晋三と菅義偉だ。

 検察は三浦夫妻の逮捕というよりも、亡くなったあべはともかく、最近菅の御用記者が賢明に持ち上げている菅に、東京地検が狙いを定めているとの検察情報を明かしている。

 安倍犯罪は菅の犯罪でもあり、とても擁護出来ない。「菅の反逆に岸田文雄サイドが動いている」というような下衆の勘繰りもあるようだ。確かに菅は宏池会から逃げ出して安倍の側近になった。安倍犯罪の処理で悪しき実績を上げた。短命だったが、首相になった御仁だ。

 問題は、この三浦事件を新聞テレビが全く報道していないということだ。正に文春か新潮の出番だが、こちらも遠慮して報道しない。言論界の死を意味する。たかだか「美人さんだから」「タレントだから」で報道しない?想像できない無様な対応が、大問題だという怒りの指摘も。

 

<軽薄短小・かんなくず人間ばかりのテレビ界=まともな文化人ゼロ>

 テレビ時代を「1億総白痴化」と評したものだが、それでもNHKはそれなりに国民の目線を大事にしてきた。それが安倍の10年で一変した。

 清和会最大のスポンサーである笹川ギャンブル財団の関係者をテレビに出すという予想外のことが起きた。安倍と関係する人物が政治を評論するという、それこそ国民を愚弄するような事態まで常態化した。三浦はそんな一人だった。

 全く知らなかったが、彼女は菅が官房長官時代に政府の肩書までもらっていた。菅の権力の乱用も極まっていた。

 佐藤栄作時代の官房長官・保利茂は、中曾根康弘を「かんなくず人間」と評した。マッチ一本で燃え尽きるとの意味だが、目下の新聞テレビに登場する人物は、全てが軽薄短小・かんなくず人間といえなくもない。

 まともな文化人がいない日本なのかもしれないが。

 

<新自由主義は縁故資本主義=権力ぶら下がり人間がテレビ占拠>

 検察に強い元朝日記者は、竹中平蔵などの新自由主義人間も俎板の鯉にして小気味よく切り刻んでいた。「縁故資本主義」とは初めて聞くが、大いに頷ける表現だ。

 縁故主義の元祖はA級戦犯の岸信介であろう。満洲国時代の仲間をかき集めて政権を転がした。清和会の源流である。文鮮明もその一人だった。侵略者であろうが、泥棒でも過去は問わない。

 何事も「国家」「天皇」のもとに集結させて、過去をチャラにする。これは目下のプーチンも使っている。ゼレンスキーもそうだろう。縁故主義で政権を維持する体制のほころびを、7・8安倍銃撃事件で国民に見せつけてくれた。

 清和会化した自民党と公明党と維新と国民民主、立憲民主党にも厳しい視線が集まっている。日本共産党も揺さぶられている。自由民主を放棄した自民党、平和を放棄した公明党、野党らしさを放棄した維新・国民民主と立憲民主党、日米安保破棄を忘れた共産党か。

 貧民強兵の戦前回帰の軍国主義・日本は目前か!戦争が視野に入ってきたような岸田内閣のもとでの検察とジャーナリストの使命は、すこぶる重いものがある。

2023年2月20日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

https://m.youtube.com/watch?v=TAdwyopjbIQ

 

2023年2月19日 (日)

2023年2月南房ドライブ<本澤二郎の「日本の風景」(4719)

2023年2月南房ドライブ<本澤二郎の「日本の風景」(4719)

<お花畑が姿を消していた!コロナ禍4年目も変わらなかった>

 地方はずっと死んだように静まり返っている。コロナ禍3年、さらに落ち込んでしまった。そんな厳しい地方経済の雰囲気を感じさせられた。2023年2月17日金曜日に柴崎豊平・福江夫妻に誘われて、ミニカーでミニドライブとしゃれ込んだ目撃談である。

 南房総の見どころはご存知、露地栽培のお花畑である。そこへと首都圏からバスや自家用車で押しかける市民でにぎわう。新鮮な魚貝類の食事も。しかも、南房の気温は数度も高い。

 路傍の菜の花は満開を過ぎていたが、肝心のお目当てのお花畑を見ることは出来なかった。姿を隠して3年なのか、4年なのか。わびしい南房で歓迎してくれたのは、1個150円のところてん。これはおいしかった。

 

<旧上総国望陀郡茅野村から君津・富津市へ山砂採取の乱開発いまも>

 江戸期には茅が茂る場所から仏陀を仰ぎ見ると命名された茅野村から、一路富津市の金谷海岸へ。しかし、君津市というと、核のゴミを1万トンも埋設した産廃場も近くにあるらしい。美しい房総の山は、既にゴルフ場による乱開発の被害に遭っている。

 君津郡市の水道である小櫃川もゆらゆらと蛇行しながら東京湾に注いでいるが、水質に重大な問題を抱えたままだ。君津市の小糸地区を初めて見た。そこから富津市へと向かうのだが、この間も山砂採取現場がいくつもある。ゴルフ場や山砂採取の乱開発を見ると、心が痛くなる。政治屋の蛮行でもある。

 「故郷の山はありがたきかな」と詩人は詠んでいる。その通りだが、郷土を愛する房総人は、海を埋め立てられ、山を破壊する利権政治に対して気分はひどく悪いものだ。

 相変わらず路上のギャングのようなダンプカーが突っ走っている。接触すると大事故になるだろう。

 

<金谷に大型バスが首都圏から10台近い=観光シーズンに心弾む?>

 東京湾フェリーを初めて目撃した。大型バスが近くの土産店に10台ほど駐車、その都度、首都圏からの格安のバス旅行客が店内に飛び込んでくる。

 観光業界の突き上げに対する政府や観光利権政治屋の努力の成果であろう。悪いことではないが、我々もそこで紅茶を飲みながらおしゃべりに花を咲かせた。先に、見事な昔ながらの味噌造りを見せてくれた夫妻の成果は、発酵食品の偉大な健康法にあると湾を見ながら持論を披露した。

 東京湾もここからだと瓢箪のくびれの部分に相当する。陽気もいい。湾もないでいる。気持ちがいい。老いた二組の夫妻がこのような機会をつくれた幸運には感謝するばかりである。

 

<対岸には米軍アジア最大の海軍基地・横須賀が見える!>

 しかしながら対岸の横須賀に目をやると、米軍の横須賀基地の存在に違和感を抱く。1993年3月に1か月の米国の旅の最中、元米海軍将校に「手放したくない日本の米軍基地はどこか」と尋ねた時のことを思い出した。

 彼は即座に「海軍は横須賀」と明言した。そう、横須賀は彼らの手放したくない重要な海軍基地なのだ。原子力空母が停泊、修理もする海外の米軍基地の中でも有数の基地である。

 911にかこつけたブッシュ大統領のイラク戦争は、核保有という嘘の情報を喧伝して強行したものであることが判明したが、そのブッシュの前でプレスリーの真似事を恥ずかしげもなく演じた小泉純一郎の地元である。彼の途方もないスキャンダルを知るものには、反吐が出るしかないのだが、特に戦争神社・靖国神社参拝は憲法に違反する。彼もまたカルト教団に操られていたことが新たに判明している。

 米海軍横須賀基地に併設されている海上自衛隊基地を見学した際に知ったことだが、その周辺には魚がいっぱいいる。理由は放射能汚染のため、誰も釣り糸を垂れないため、魚たちは汚染覚悟でそこを「安住の海」にしている。

 そしていま「台湾有事(戦争)」を口実にした戦争準備43兆円問題で、相手国から真っ先にミサイルが落とされる場所となってしまった。万一核を積んでいれば、房総半島も放射能まみれとなる。日米安保が日本を危機に陥れることになるのである。

 

<崖観音と神社に詣でる哀れな観光客の前途=1千万円借金の国民>

 この世に神仏など存在しない。人間が想像したものだが、人は判っていても手を合わせるようだ。館山市を見下ろせる場所に観光バスが停まっているではないか。そこは崖観音という仏教施設らしい。らしいというのは、ライバルの戦争神社もそばに建っているからだ。

 金曜日というのに観光する優雅な若者などは急坂もいとわず上り、不思議なことに手を合わせる?合理主義者にとって菩薩(仏教)と神社双方に手を合わせ、賽銭箱に小銭を投げ込んでいる風景は不可解だ。

 日本人として生まれた途端、1000万円の借金を背負わされている。毎年平然と借金しながら大型予算を編成するという悪政にも耐えて、ひたすら自公を支持する国民は2割から3割いる。これも不可思議なことだ。

 この3年塹壕にもぐっていた人間にいい機会をくれた柴崎夫妻に感謝したい。ところてんは30年か40年ぶりか。おいしかった!

2023年2月19日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年2月18日 (土)

アベノミクス円激安が日本沈没原因<本澤二郎の「日本の風景」(4718)

アベノミクス円激安が日本沈没原因<本澤二郎の「日本の風景」(4718)

<黒田の真っ黒貧民富財閥の超格差から貧困強兵策の植田和夫日銀へ>

 露骨すぎた黒田東彦の円刷りまくりの日本沈没路線で日本は財閥が肥え太り、国民生活は貧しく落ち込んだ。まずは黒田日銀の総括が不可欠だろう。会計検査院は何をしているのか!国民の怒りはますます膨れ上がっている。

 この黒田アベノミクスを理論面で支えてきた植田和夫が、次の日銀総裁だという。真っ黒い日銀の日本沈没路線を人は、貧民富財閥の超格差だとゼロ点をつけている。

 次は貧困強兵策の植田に代えるという岸田文雄内閣に呆れてモノも言う気がしない。岸信介・福田赳夫・森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の清和会政治には、庶民目線が完ぺきに欠落していることが分かる。特に安倍が採用した財閥のための黒田日銀の10年の日本の沈没ぶりはひどすぎた。韓国にも抜かれ、台湾にも敗れるという事態に追い込まれている。

 新たな贅沢三昧・銀座族の植田のもとで、日本沈没は止まらないだろう。人びとは死の恐怖にさえも怯えている。

 

<円刷り円安で原油など輸入品を爆上げ庶民を苦しめた黒田東彦>

 人間は誰しも泰然自若でありたいと考えている。日本の現実はそれを許さない。政府の悪政・とりわけ財閥向けの金融政策・アベノミクスの黒田東彦の日銀金融政策によって、たった一つの電気料金の高騰でも国民は悲鳴を上げている。

 寒い北海道や東北・北陸の住民の悲鳴が、日々列島を走り抜けている。さらに電気料金を大幅に値上げすることで、311のフクシマ東電原発放射能の恐怖を忘却させ、原発推進へと突き進む原子力ムラの恐ろしい野望が進行している。人びとはまもなく食卓から海産物が消えることにも怯えている。

 他方で電通の言論弾圧は並行して続けられている。新聞テレビが国民を裏切って真相を報道しないのだ。

 意図的で露骨な、円安による財閥暴利向けの金融政策で、国民の貧民化の速度は早まっている。「子ども食堂が1万か所に急増している」と関係者はあからさまに政府の自民党公明党のカルト政党を強く非難している。

 

<新日銀総裁・植田和夫もアベノミクス派に安堵する清和会・統一教会系議員=庶民殺しは続く!>

 植田和夫はどうか?自民党内から安堵の声が聞こえてきている。第二の黒田に対して、清和会と統一教会の関係者は評価しているというのだ。

 最近の保守分裂の首長選挙と無関係ではないとする指摘も。物価高騰と同時に商品の中身を減らすという、小賢しい食料品も目立ってきた。

 次期日銀総裁は、黒田に輪をかけるような贅沢三昧の学者という評価が既に定着している。日本銀行そのものが、並外れた優遇制度のもとであることも判明している。日銀は庶民と無縁の役所らしい。報道の中には一か月100万円もする「社宅住宅」も存在しているというから驚く。そのような物件を日銀が所有している!

 「日銀の地下に天皇の金塊が保管されている」という話を聞いたことがあるが、事実だとすれば日銀は、どうやら伏魔殿の可能性が高い。東京都庁を伏魔殿呼ばわりした国民は、いま日本銀行の正体に関心を寄せている。

 

<「黒田東彦の資産を明らかにする時」との叫びを国会はどうする>

 この10年間、ゼロ金利と異次元の金融緩和という名の円を刷りまくってきただけの黒田東彦に強く反発している。しかも、誰でもできるアベノミクスの報酬額は想像以上という。超がつく高給マンションに住んで、適当な話をすれば大金が入る生活だった黒田を、国民はひどく嫌っている。

 自民党清和会議員は誉め称えているが、とんでもない採点であろう。黒田の資産公開を求めたい!国民の叫びである。国会の責任である。罷免権行使の場面ではないか。

 

<貿易大国は昔の思い出=1月貿易収支3兆5000億円の大赤字>

 2月16日に財務省が明らかにした2023年1月の貿易統計によると、赤字は3・5兆円。原因はアベノミクスによる黒田円激安政策の結果である。

 本来の1ドル110円程度であれば、原油の値上げ分を軽く吸収することが出来た。材料の輸入高も回避できた。それが130円前後と円激安の黒田アベノミクス政策の強行が明確に断定できる。

 これを理論面で支えてきた植田が引き継ぐ?というのだから、日本沈没は日銀の黒田と植田によって、人びとはさらに窮地に追い込まれ、中には殺される市民も出てくるのではないか。泰然自若は夢のまた夢か。

2023年2月18日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

2023年2月17日 (金)

文鮮明と中曾根父子<本澤二郎の「日本の風景」(4717)

文鮮明と中曽根父子<本澤二郎の「日本の風景」(4717)

<中曽根康弘父子と統一教会国際勝共連合の深すぎた仲=毎日特ダネ>

 公明党創価学会との関係が問題視されている毎日新聞が久々に特ダネを書いて注目されている。岸信介や笹川良一の支援を受けた韓国のイカサマのカルト教団・統一教会国際勝共連合の文鮮明と中曾根康弘・弘文父子の深すぎる仲が初めて明かされた。文鮮明の発言録全615巻に記録されていた。

 

 先に中曽根派の山崎拓が月刊タイムス2022年10月号インタビューでも指摘していたことだが、それでも息子の弘文元外相は今回初めて発覚した。改憲軍拡と原発推進に狂奔した中曽根康弘は、政権を担当するとワシントンの主(俳優大統領のレーガン)に対して「日本は不沈空母だ」と大見えを切って服従して喜ばせた。筆者のみならず平和軍縮派の宇都宮徳馬さんも、反中曽根に舵を切った。数冊の中曽根批判本を書いた。「平成の妖怪 大勲位・中曽根康弘」(健友館)を宇都宮の墓前に捧げた。すると間もなく出版社が倒産し、二松学舎大学の「現代マスコミ評論」という人気の講座も潰された。中曽根の言論弾圧・学問の自由弾圧事件そのものだった。糧道を断たれてしまったが、筆者は今も健在である。

 


もちろんのことで、天皇ファシズム下における反骨の女性ジャーナリスト・松本英子のように官憲に拘束され、拷問のような被害に遭遇することはなかった。中曽根とは二人三脚の読売新聞の渡辺恒雄は喜んだであろうが、今は時代が彼を事実上、葬ってしまった。

 

<欠格人間・弘文(77)選挙に統一教会300世帯が支援と文鮮明豪語>

 悪人らは権力にしがみつこうとする。今の公明党創価学会や維新・国民民主党、さらには連合もそうだろうが、岸の後継者・福田赳夫が政権を失うと、反福田の中曽根にむしゃぶりついていた文鮮明だった。

 中曽根は当時、東京の片田舎の日の出町に別荘を所有していた。よく中曽根番記者を呼んで宴席を用意した。レーガンも招かれた一人だ。

 こんなことがあった。居間に囲炉裏があり、中曽根は自ら座布団を置いて記者を歓待するのだが、その際の言葉を記憶している。「これは大作さんに贈られたものだよ」と。政権を担当する前のことだ。創価学会との関係の深さを印象付けた発言である。

 思い出すと、中曽根懇談ではよく宗教屋の名前が飛び出した。その代表が立正佼成会の庭野日敬だった。池田の創価学会と立正佼成会は対立していたころの話だ。政治屋に仲を取り持ってもらったものか。所詮政治屋はカネと票がお目当てなのだ。カルト教団はカネと票で権力にしがみつく。統一教会も同じだ。

 問題の弘文は、中曽根の首相在任中の1986年の参院選で当選した。今の岸田は、倅を首相首席秘書官に起用して批判を浴びているが、中曽根の場合はバッジをつけさせた。上和田という秀吉の草履取りから這い上がった城代家老を排除した強引な人事だった。ちなみに福田は実弟を参院議員にしている。岸・福田・中曽根・安倍の極右政治屋は、身内で権力・利権を懐に入れて手放さない点に特徴がある。

 1983年に中曽根は中国を訪問した。この時、筆者も特派員として同行したのだが、中曽根は一市民である弘文夫妻を随行させていた。権力乱用は国家主義者にとって当たり前なのだ。ともあれ弘文選挙に文鮮明は、統一教会国際勝共連合を動員させていた。いま弘文は参院憲法調査会長!これは極めつけの危険な布陣である。国民は群馬と山口の選挙にエネルギーを集中しなければならない。

 山崎拓の指摘は、実際はより深刻なものだった。

 

<創価学会など暴力とも結びつくカルト教団はカネと票で権力を手にする悪魔の集団!>

 昨日不思議な電話が入った。「北関東の創価学会員79歳」と名乗った。栃木や群馬、茨城のどこかの創価学会幹部だったことが、話の内容から読める。

 彼は「なぜ新聞テレビは池田大作の真実、現在の容態を報道しないのか。創価学会は自民党の腐敗した権力の一翼を担っている。隠すべきではない」と実に真っ当な指摘である。

 「創価学会のカネの威力にひれ伏した新聞テレビ、カネで動く言論界」の実情を紹介したが、そのことは彼も理解していた。不覚にも 「犯人の主役は言論界を牛耳る電通」という指摘を忘れてしまった。

 「もう95歳の池田さんは姿を隠して10年以上経つ。それを聖教新聞は時々古い夫妻の写真を掲載して元気だと誤魔化している。それを多くの信者は信じ込んでいる。狂ってしまっている。おかしい」との指摘は真っ当である。創価学会もまた統一教会や神道神社と同様にカルト教団そのものであろう。

 日本はカルト教団政治と共に確実に衰退・沈没している。

2023年2月1日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

https://ameblo.jp/et-eo/entry-12315135988.html 黒幕は笹川ギャンブル財団

pic.twitter.com/VWFP24eBTj

https://mainichi.jp/articles/20230206/k00/00m/010/283000c

https://news.yahoo.co.jp/articles/d00e976c477135a4c43fb40fac1c56e526d21809

2023年2月16日 (木)

本末転倒国会<本澤二郎の「日本の風景」(4717)

本末転倒国会<本澤二郎の「日本の風景」(4716)

<43兆円の戦争準備は非戦の憲法第九条に真っ向から違反!>

 43兆円の戦争準備予算案の国会が、スイスイと鯉が広い池を泳いでいるかのように始まっている。野党は、敵基地攻撃がどうのこうのと枝葉に集中して、本丸を全く追及しない。ラジオをひねったら伊勢神宮や出雲大社など神道に賭けてきた立民の枝野が、この調子で持論を叫んでいた。

 本末転倒国会をまたしても演じている。高額報酬を懐に入れた与野党議員の国会質疑を聞いていた市民運動家は、昨夜溜息をもらしていた。

 「世界に冠たる日本国憲法」(鈴木善幸首相)の真髄は、非戦の第九条にある。「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と明確に規定し、そのために「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と内外に宣言。

 それでいながら安倍晋三の後継者となった岸田文雄は、まるで東条英機か文鮮明、はたまた岸信介の生まれ変わりのように、誰もが想定しなかった43兆円の戦争準備予算案を強行しようとしている。世も末か、日本沈没のあだ花か。

 

<非戦論は明治期の東洋と西洋の思想から編み出した松本英子の叫び=ワシントンの押し付けでは全くない>

 この非戦論を唱えた最初の人物は、明治期に女性ジャーナリスト第一号となった松本英子である。東洋と西洋の平和主義を体得したことが、彼女の非戦論を生み出した根源だろう。

 第一次世界大戦の渦中、彼女はひるむことなく堂々と、アメリカで声高らかに発信した。これがどんなにすばらしい平和主義か、今を生きる日本人は分からない。反骨のジャーナリストは、たとえ 凡人であっても分かる。日本人の護憲リベラルの思想は、ここから発している。

 A級戦犯の一党は「アメリカに押し付けられたものだ」との捏造論で、歴史を知らない無知な学者や右翼化した人たち、いわゆる死の商人まがいの面々に宣伝してきた。特に国際社会で戦争神社と呼ばれてきている国家神道の後裔カルト教団「神社本庁」と、そこから派生した天皇教の極右「日本会議」が神道の信者・氏子らに教え込んでいることが分かってきた。

 この天皇狂をささえる神道こそが、人間差別・男女差別の元凶である。統一教会もこれに従って目下のLGPT運動に抵抗し、それに服従する岸田内閣である。

 幼くして漢学者の父・松本貞樹から四書五経を学んだ松本英子は、本末をわきまえていた。漢学は人間学である。人の道を合理的に体系的にした科学的な思想体系で、他の思想を優に超えた思想学問であることがわかる。

 

<巡航ミサイル500発で印度太平洋の覇権大国は幼稚で幻>

 不気味な日本会議やワシントンの死の商人にそそのかされて突如浮上した43兆円の戦争準備予算案は、やくざ代議士の倅が担当している点も、岸田の悪魔性を露呈している。

 岸田は安倍の改造政治屋にすぎない。ことの重大さをまるで理解していないことは、倅を首席秘書官に起用し、首相外遊に同行させ、買い物や記念写真撮影で遊んでいたことが発覚したことも、それを裏付けている。

 巡航ミサイル・トマホーク500発は、貧困国の最後っ屁なのであろう。ボタンを押せば、沖縄や佐世保・横須賀が死の灰に覆われる。54基の原発炎上ともなれば、日本沈没が100%の確率で具体化する。

 この国の為政者と国民の代表は、完全に狂人になってしまった!

 

<核の脅威を知るワシントンは北京との戦争を確実に拒否する>

 安倍側近の危険人物の一人となって、国民の警戒対象となった萩生田光一や高市早苗ら極右の面々、無論清和会関係者は台湾有事に期待するような誘いかけをしてきている。

 日米共闘して中国を退治するという、桃太郎の鬼退治の世界を夢見ているのであろうか。

 アメリカは決して中国と戦端を開くことはしない。目下のロシアとの戦争でさえも間接的な対応である。自ら火の粉をかぶるようなへまはしない。いわんや中国との核戦争に手を上げることは、万万が一、想定できない。

 

<日中戦争を繰り返す世界第三位の軍事大国=1位と三位の共闘は幻>

 過去に自衛隊の元高官が「日本は中国と闘うことは出来ない。アメリカとの同盟を大事にするしかない」と言っていたことを思い出す。これは米中戦争ともなれば、アメリカに加担してもいいとの考えのようだ。

 台湾有事は台湾独立派がNATOを惹きつけるための工作の一つだ。北京の武力制圧はない。中国の人民が反対するし、人民解放軍も動かない。日米が共闘して14億人の中国と戦争する?ありえない!

 岸田の先輩の宮澤喜一は「核の時代が憲法第九条を光り輝かせている」と優れた見識を披露している。大平正芳と田中角栄が命がけで実現した日中和解を、A級戦犯の亡霊どもに破壊されていいわけがない。

 明治の松本英子の非戦論は、いま国民の間に燎原の火のように広まっている様子が瞼に映っている。清和会・統一教会と決別する2023年にしなければならない。

2023年2月16日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年2月15日 (水)

底なし沼の電通犯罪<本澤二郎の「日本の風景」(4715)

底なし沼の電通犯罪<本澤二郎の「日本の風景」(4715)

<言論の自由を封殺・政府自民向けの世論操作・血税にも手突っ込む!>

 昨日は四書五経から「大学」を引用、修身斉家の人とは真逆の為政者によって、この国が沈没している現状を指摘した。本末・始終の見極めが大事なことも。何事もこの根本・始まりが腐っていると、末である結果がわかるし、よくないことも。

 農地だと除草剤を撒くのに似ている。健康食品の納豆も、遺伝子組み換えの輸入大豆に、防腐剤や添加物の辛子とたれだから、むしろ健康を害してしまう。これを日本国に例えると、電通とNHKが日本人の脳を狂わせて、時代を戦前の大日本帝国へと強引に押しやっている。「戦前の始まり」とは超軍拡と平和憲法解体にある。孫や子がいる家庭の主婦らが将来を案じて怯えている!

 

 宗教界も同様で、戦前の「神の国」へと神社神道復活の日本に震え上がっている。推進派が自民党の「神道政治連盟」(神社本庁・日本会議)と清和会統一教会国際勝共連合だ。笹川ギャンブル財団も仲間である。これに平和主義を放棄した創価学会公明党、安倍の別動隊の維新、財閥に揺さぶられている連合傘下の旧民主党ということになる。

 ここまで追い込んだ主役が公共放送のはずのNHKと電通である。電通の犯罪は底なし沼のように深くて見えない。言論の自由という基本権の核心を封殺して恥じない。屈服する朝日や毎日、通信社とそれに手を貸す読売産経新聞などである。血税に手を突っ込む電通に検察も動かない。

 まともな善人は腸が煮えかえる日々を送っている。2023年危機は安倍の時代に爆発したが、その助走は「神の国」を吹聴する森喜朗と続く靖国参拝の小泉純一郎内閣からだ。真相を知るNHKの女の責任も軽くない。

 

<自民党本部から首相官邸に入り込み内閣記者会を監視・御用記者優遇>

 元清和会秘書は1960年代から連日、用もないのに電通社員が平河町の自民党本部に日参していたことを記憶していた。おそらく安倍の祖父・岸信介の60年安保のころからだろう。その時代から、恐ろしい文鮮明の統一教会が東京で産声を上げた。

 今気が付いてみると、一線を越えたNHK記者や電通社員が連携して官邸を事実上、支配していたことになる。内閣記者会は官邸監視役を返上して、官邸の広報機関に徹していた。これは独裁国でしか見られない現象である。民主主義の危機そのものである。電通もNHKも政府の御用機関どころの騒ぎではない。安倍の女たちが暴走する官邸は、岸田内閣になっても続いている。

 内閣記者会は、NHKと電通によって監視されてきたのである。安倍と菅義偉の大罪である。血税である官房機密費の使途を明らかにする責任が、会計検査院にもある。

 会計検査院は昼寝をしていたのであろう。許せない! 

 

<フクシマ原発と東北復興隠しの4兆円東京五輪賭博で暴利>

 昨日も女性記者第一号の上総の国望陀郡茅野村出身の松本英子について紹介したが、当時は天皇ファシズム・国家神道の人権が存在しない時代だった。そこで財閥化した古河の利権の巣となっていた足尾銅山鉱毒事件をつまびらかに報道した英子の、生死をかけた決断がどういうものだったのか。安倍の女とは比較できないことが理解できるだろう。

 筆者はフクシマ原発隠しと東北復興潰しの東京五輪廃止論を先んじて書いた。その時点で、ライブドアブログが使用できなくなった。数千人の読者は宙に浮いてしまった。仕方なくゼロから始めて今があるのだが、犯人は電通とその配下だと友人が教えてくれた。

 4兆円五輪賭博の主犯は電通である。いま安倍が死んだあと、東京地検特捜部が捜査を開始した。しかし、社長ら中枢の逮捕には及んでいない。官邸の犬・毒を流して国民を狂わせる電通は正に悪魔企業である。

 ネットには厳しい指摘が出ているではないか。「私が電通に製作費7割中抜きされ、企画を握りつぶされ、濡れ衣着せられ首にされた実話」「五輪談合・電通社内に組織委の入札業務を支援するチーム」「電通・山口組・自民党はセット」「机に根性叩き直し棒が設置されている」など。

 

A級戦犯の遺言である「神の国」復活路線に宗教界は戦慄>

 電通の祖は、満洲国次長の岸信介の盟友となったアヘン王の里見甫。里見の墓碑銘は岸が書いているほど。侵略人脈の国策会社は今も継続している。

 ゆえに岸の悲願である国家神道である神社本庁・靖国神社の国家護持とそのための憲法大改悪に突進する。そのための新聞テレビの圧殺といえる。悲しいことだが、日本は戦争へと急傾斜しているが、朝日を含めて腰砕けの状態となっている。

 岩田ではなく、松本英子のような反骨のジャーナリストが陸続と誕生する時代なのである。彼女を育て上げた茅野村の松本貞樹・房子夫妻の墓石は、苔むしても天に向かって意気軒高である。このあたりはいま無農薬のブルーベリー園が多く、木更津市の特産となっている。電通犯罪に屈するなかれ、である。

 

<戦争準備と原発推進広報と反対派潰しにも権力悪用>

 電通は悪徳財閥の防護服も兼ねている。正義のはずの検察さえも手玉にとる日本最大の犯罪企業である。 

 いま安倍・菅の毒入り防護服は、岸田の防護服となって43兆円の財閥向けの空前絶後の軍拡を強行している。それでも野党は議会でまともに抵抗しない。いち早く毒入りのカネを流している、と見られている。

 平和を愛する反対派の動きにも目を光らせている。しかし、権力の乱用に長けた電通も、自ら体験させられてきた人間には通用しない。

2023年2月15日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E6%B0%B8%E6%98%9F%E9%83%8E 「電通だなぜな電通は犯罪者集団になってしまったのか

電通に葬られた日本外国特派員協会会長
カレル・ヴァン・ウォルフレンの言葉

通は、日本の全テレビ・コマーシャルの三分の一の直接責任者であり、ゴールデンタイムのスポンサーの割り振りに関して実質的に独占的決定権を持つ。午後七時~十一時の時間帯の番組にコマーシャルを出したい広告主は、電通を通すしかない。スポンサーの選定と放送番組の内容の大部分を電通が握ってるからだ。

2023年2月14日 (火)

春の夜の夢<本澤二郎の「日本の風景」(4714)

春の夜の夢<本澤二郎の「日本の風景」(4714)

<修身斉家治国平天下=花(末)咲くタンポポの根っこ(本)>


立春も過ぎると確実に春到来である。蠟梅が咲き梅の蕾が膨らむ。既に小梅は一足先に咲き誇り、近くの梅林も開花している。太陽を杉や竹林にさえぎられる我が家の梅は、今日か明日にも咲くようだ。足元に目をやると、タンポポ(蒲公英)は勢いよく寒風をものともせずに黄色く、まんまるい花を咲かせているではないか。

 観察してみた。その根源は大地に根差している茎と根っこにある。本末でいうと、根っこが本で、花は末である。世のあらゆる現象は、本末を見極めることが大事である。

 中国古来の、争いを封じ込める平和主義の思想・四書五経から「大学」を紐解くと、実に見事な「人間学」「人の道」を示して余りあることに驚く。嫉妬や妬みに翻弄される人間の浅はかさを強く感じる。これが為政者・公人のレベルだと世の中は大混乱となるだろう。

 

 修身斉家の人が、為政者として治国すれば天下泰平となる。これに異論をさしはさむ余地はない。タンポポを見ても、それを感じさせてくれる春である。春の夜の夢にしてはなるまい。

 政界官界司法言論財界のお歴々に修身斉家の人が何人いるだろうか。いないかも知れない。世界の指導層にいるだろうか?第一「大学」を学び、実践する人がいるだろうか。自己を修練し、家族円満な家庭がどれほどあるだろうか。安倍晋三も父親の晋太郎も失格だった。自立しないゴマスリ人間は、77年経っても日米安保破棄を公言さえできない。孫や子にツケ回しする人間さえ少なくない。修身斉家の人は?いわんや治国平天下の人もいない。世界の指導層のほとんどが欠陥人間である。

 「本末」も分からない。「始終」が理解できない。「因果」さえも。43兆円の戦争準備の先には、呻吟する悲惨な市民生活が予見できる。戦争を誘引し、場合によっては核戦争で54基の原発が破壊され、日本列島は生き物が住めなくなる可能性も否定出来ない。意図的につくられている台湾有事に、喜んで飛び出す日本人が何人いるだろうか。

 改憲派の何人が子弟を戦場に送り出すだろうか?一人もいない。43兆円で国を滅ぼそうとしている死の商人は「今だけ自分だけカネだけ」の人間の屑に違いない。

 

<上総国望陀郡茅野村の漢学者・松本貞樹の娘英子は幼くして四書五経を学び上京、英語とキリスト教に遭遇・東西文化を体得し非戦論開花>

 母親はえらい。娘に対して「嫁入り道具か自立するための学問か自分で決めなさい」と厳命した。子は後者を選択した。上京し法律と取り組んだ。大学の講義も欠席して、見事4年生で司法試験に合格した。

 弁護士1年生で、かの有名な鉱毒事件の足尾銅山の労働争議を担当した。現場検証で意外や男女差別を教え込まれる。「女性は坑道に入れない」という神道の神がかりに遭遇する。女は汚らわしいという神道主義は、相撲の土俵についても。昨今のLGBTに抵抗する神道日本会議など自民党の右翼の支持基盤が根っこにある。差別の根源は神道に由来する。「本末」である。

 彼女は差別する日本の右翼・保守を嫌っている。彼女に府馬清著「松本英子の生涯」(昭和図書出版)を読んでもらった。著者夫人の配慮で本を手にしたという。

 上総国望陀郡茅野村の漢学者・松本貞樹の娘の英子に対して、東洋思想の真髄ともいえる「四書五経」を教え込んだ。幼くして書や詩歌にも通じた神童を、津田梅子の父・仙のもとに預けた。英語とキリスト教に出会って西洋学を学んだ。若くして東洋と西洋の思想・文化を体得した英子は、女性初のジャーナリストとして活躍の場を得た。

 

<天皇ファシズム下、足尾鉱毒事件の取材、官憲に厳しい取り調べ、自由のアメリカへ飛び込み、死の床で非戦の叫びを詩歌や小論として発表>

 時は明治だ。大英帝国による代理戦争であろう日清戦争と続く日露戦争のもとで、政商が財閥化する。薩長連合の軍閥化と両者の連合が支配する日本を、精神面で人々をとことん抑圧する国家神道が大暴走する天皇ファシズムの圧政下で起きた足尾鉱毒事件に、ひるまず真正面から対決する松本英子の真実を伝える悲惨な現地ルポはすごい。

 現代人に想像もつかない悲惨極まりない真実正義の報道は、時の体制の暴政との対決そのものである。誰が出来るであろうか?彼女の記事に当時の大手新聞も動く。議会では田中正造が追及するが当局は無視する。彼は最終的には天皇直訴という形をとるが、拘束されても1日で釈放される。英子の取り調べはより徹底した。彼女の神道に屈しない思想と無関係ではなかったろう。この辺の様子が記録されていないのが残念である。

 同じクリスチャンの内村鑑三にも相談しているが、彼女は日本での行き場を閉ざされて渡米を決意する。悲惨な決断を母親は冷静な短歌で娘を送り出す。これが茅野村との最後の別れだ。彼女の父・貞樹の墓石は高さ2メートルほどのもので、今も苔むして旧宅の東側の山裾に建っている。

 アメリカ「自由の天地」で彼女の東洋の平和主義と西洋のそれが、第一次世界大戦を目にしながら、非戦主義を開花させる。国家の殺し合いを否定する英子の慧眼に脱帽である。修身斉家の人の道は、非戦しかない。しからばそれをどう実現するべきか。

 疑心暗鬼を旨とするような男性主体の政府を動かす方法は?非戦運動の主体は、女性・婦人にあると判断した。これも正しい。今の危機的な日本政治を改革する手段もまた女性である。お腹を痛めた婦人が決起する時なのである。 英子は死の床から非戦を叫び続けた。「神にゆだねる」という他力本願を拒絶している。この点で神道の神がかりと異なる。 

 

<20年後に日本国憲法第九条としてめでたく開花に脱帽!>

 神道・戦争神社にお任せの日本の植民地支配と侵略戦争は、土台が腐っていた。2発の原爆投下で敗北したが、当時の為政者は「ヒロヒトは別格」という浅ましい神道主義で無条件降伏した。英子は其の20年前に非戦論を唱え、書いて書いて書きまくっていた。

 1947年5月3日に施行された日本国憲法第九条は、陸海空軍を放棄した見事な非戦の憲法である。中南米のコスタリカにもほぼ同じ憲法がある。日本はワシントンに脅しまくられて、日米安保を強要された。岸内閣で軍拡への足掛かりを作った。清和会路線で大軍拡、いまの岸田内閣が世界第三位の超軍拡に突進している。

 非戦論は今後ますます人々の目を盗みながら拡大するだろう。婦人の決起次第で非戦の思想は世論の大勢となろう。

 

<77年後のいま神道日本会議・統一教会の自民党と創価学会公明党が43兆円の戦争準備!>

 世の中は変わったのか。基本的に変わっていない。ウクライナ・ロシアの戦争は、NATOがゼレンスキーを煽り立てているだけである。ワシントンの死の商人を抑え込むことが肝要である。日本の43兆円もまた同様である。死の商人はワシントンだけではない。どこにでもいる。ロシアにも東京にもいる。

 人々が油断していると血税を武器弾薬にすることで、莫大なカネを懐に入れようとする悪徳財閥を監視し、そのための世論操作を押さえこむ。日本は電通を退治しないと、危機はいつも起きる。台湾有事の策略に乗るな、と無知な市民に訴えたい。

 神道・日本会議や統一教会の自民党が存在する限り、日本の右翼化と戦争の危機は今後とも膨らんでいく。信濃町の創価学会も戦争党に変質してしまった。維新も信頼できない。国民民主党も。

 根源である戦争準備は、ほぼ100%の確率で戦争を誘引・誘発させる。婦人の決起こそが本末を極められる。すなわち自公の神道体制を崩壊させることが出来るだろう。

2023年2月14日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年2月13日 (月)

悪徳産廃業者<本澤二郎の「日本の風景」(4713)

悪徳産廃業者<本澤二郎の「日本の風景」(4713)

<木更津のワコーテックスを青木泰氏が暴く=森友ゴミのプロ>

 千葉県袖ヶ浦市林地区の水源地での悪徳業者による産廃の不法投棄と、そこに核のゴミを埋設した疑惑問題に新たな展開が生まれた。森友事件で話題を集めた偽りのごみ処理問題を暴いて注目された環境ジャーナリストの青木泰氏が現地入りし、問題のワコーテックスの正体を暴いたうえで、次なる地元被害住民の、産廃業者を管理監督する市と県に対して、無責任無能行政を厳しく追及する鋭い矢を用意したのだ。

 

 水源地の広大な山林に、法外な産廃を埋め立てるというヤクザまがいの不法投棄をする悪徳業者は、全国的に問題になって地域住民と激突している。住民を誤魔化そうとして、太陽光パネルを設置する手口も全国的だ。大半が違法行為の連続で有害な産廃を投棄し、その上に土などをかぶせてしまい、法外な利益を手にしている。

 林地区の不法投棄も同じ手口を用いているようだ。2013年の時点で目くらましの土砂をダンプで運び入れていた。翌年にはソーラーパネル設置工事、同4月30日に約1・5平方の山林を地権者5人から購入、その際、地元の林・高谷地区の区長立ち合いで「覚書」を交わした。違約すれば原状回復も約束した。結果は、売買契約を無視し、土地の転売をし、同意なしに水源地の広大な谷あいを埋め立てた。まんまと地権者・地元の住民を騙したのだ。このことを放置してきた袖ヶ浦市と悪徳業者との関係に疑惑の目が注がれている。

 

<100億から200億を稼ぎまくった悪徳業者+核のゴミ?=空前の利益>

 環境ジャーナリストは「実態は50万立方メートルを埋め立て、産廃埋立地に利用」したことから、実に「約100億円から200億円の利益を上げた」と指摘した。物凄い利益は、最近木更津市内に建設された巨大な建造物が裏付けている。

 そこに何が埋設されたのか?有害な産廃だと地下水を汚染し、君津・木更津・袖ヶ浦の水田・畑から、飲料水をくみ上げている小櫃川をも汚染し、さらに東京湾の海苔栽培にも影響を与えることになる。

 

<核のゴミ(放射能汚染物資)の埋設が事実だとすると房総半島は人が住めない・生きられない!>

 既に君津市ではフクシマの核のゴミ(放射能汚染物資)が1万トン以上も産廃場に投棄されている。「小櫃川を守る会」が徹底抗戦しているが、君津市長がここにきて原子力ムラに屈したと報じられている。房総半島に人間も生き物も安全に暮らすことが出来なくなるだろう。

 核のゴミはほぼ半永久的に消滅しない。問題の水源地に住む11世帯のうち7軒から癌患者も出て、住民に不安を煽っている。因果関係があるのかないのか!肝心の袖ヶ浦市が逃げているだけではなく、千葉県もだ。

 目下、住民の代表である自民党と公明党の市議は、追及するどころか逃げまくって、地元住民の顰蹙を買っている。共産党が動くかどうか?新聞テレビは朝日を含めて逃げている。言論界は電通と原子力ムラに屈服して恥じない。

 

<廃棄物処理法=懲役5年・1000万円罰金、売却返済と原状回復>

 埋め立て処分場でないところに廃棄物を埋め立てる違法行為は、廃棄物処理法第15条違反。第16条の不法投棄違反、および罰則規定違反第25条第6項および第8項違反(懲役5年から1000万円の罰金)の可能性が高い。

 さらに覚書違反(売却額返済と原状回復)も。

 専門家の鋭い分析結果である。

 

<住民運動に大きな弾み=ちらし広報が決め手=袖ヶ浦市追及>

 これまでの地元住民の監視記録が幸いしている。

 2014年5月からだ。8年の住民監視には頭が下がるが、目の前での大掛かりな森林伐採と広大な埋め立て、ダンプの騒音と噴煙とは無関係ではなかった。埋設物にはアスベストの可能性も指摘されている。

 水田や河川に流れる汚染水も判明している。その都度、袖ヶ浦市は住民の意向に反してきたが、もはや許されるはずもない。住民の怒りは頂点に達してきている。

 森林法違反の訴えに千葉県中部林業事務所が現地を確認したのが、2021年6月だから、これは悪徳業者の工作のすごさを裏付けている。袖ヶ浦市の環境部長が腰を上げたのが同月、同8月に林地区が要望書を提出して同9月に粕谷市長が初めて現地視察と、当局のいい加減な対応が見て取れる。

 そして昨年の2022年7月28日に、改めて林地区が要望書を提出したが、市長が地元住民との懇談に応じたのは、暮れの12月27日。ここでも住民軽視の市政と、住民を抑え込もうとしているかが分かる。

 

 市民活動家の要請を受けて2月1日、青木・環境ジャーナリストが現地を訪れてワコーテックスの正体を整理・分析した。日本の住民運動の弱点は広報宣伝の弱さにある。当局はこの点に注目しているのであろうが、ようやくエンジンがかかるだろう。核のゴミが埋設されているのであれば、たとえそうでなくても原状回復が不可欠だ。それは君津市の1万トンの核のゴミ埋設にも言える。

2023年2月13日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

2023年2月12日 (日)

1267兆円の借金大国<本澤二郎の「日本の風景」(4712)

1267兆円の借金大国<本澤二郎の「日本の風景」(4712)

<戦争・ハイパーインフレ(円の紙切れ)狙いの政府自公内閣NO!>

 日本の再生は無理なのか。財政家もいない。特に森・小泉のA級戦犯の岸信介や後継者の福田赳夫の清和会内閣が継続し、安倍晋三という岸の孫が政権を担当すると、日本の借金は山のように膨れ上がり、それが宏池会の岸田文雄内閣でも暴騰している。

 日本をどこに引きずり込むのか!明るい見通しはゼロだ。植田和夫という新日銀総裁のもとでも超金融緩和・ゼロ金利を継続する?清和会のアベノミクス路線である。円安下の物価高騰の継続で庶民の消費は伸びない。経済の循環は余り期待できない。

 A級戦犯の岸信介の亡霊徘徊によって21世紀の日本が破壊されていく!歯ぎしりしながら耐えなければならないのか。既に日本の借金は1267兆円。日本国民は一人1000万円の借金をさせられている。悪政の極みだが、この先が不気味この上ない。

 確か中曽根内閣のころ、中曽根バブルが崩壊した時の小坂徳三郎懇談を思い出す。朝日新聞記者経験の彼はリベラル経済人として定評があった。「どう日本を立て直すか、想定される手段は戦争で借金をチャラにするか、超インフレ(ハイパーインフレ)にして円を紙切れにするか、ということになるのか」と語った。いまこの不気味な路線を極右清和会は突っ走っているようで、実に気味悪い。

 手段はもう一つある。大胆な行財政改革である。血の出る覚悟が必要だが、これに賭けるのがまともな政治家・財政家の対応である。アホみたいにいくらでも借金は可能だとする暴論に騙されてはならない。

 国会議員の報酬を半減にし、議員数も半減させる。ここから始めなければならない。いまはその時である。戦争準備など論外である。政治屋の人気取りばら撒きは阻止だ。円を紙切れにしたり、戦争ごっこにうつつを抜かすよりも、はるかにまともで民主的な方法である。地方議員も入らない。首長はボランティアで十分であろう。むろん、高給を食んでいる公務員もこれに準じることになろう。無駄をなくせば、日本は生き延びることが出来る。

 

<戦争でチャラにする自公維は悪魔の戦争党=改憲に突進>

 今の国民は、清和会・神道政治連盟・日本会議・統一教会という不気味な政治集団によって、死の商人国家になろうとしているため、自暴自棄に陥っている。治療が必要な病人社会だ。真っ当な議論もなくなり、まるでやくざと詐欺の集団と化している。

 この流れに掉さしている自公維に国民民主も相乗りして、戦争利権を懐に入れようとしている?違うだろうか。

 彼らは危機を作り出して、日本を戦争国家・覇権国家にして戦前の二の舞を演じようとしている。靖国神社はそのためである。戦争神社はいらない。二度と戦争はしない、戦争できない日本に生まれ変わったのではないのか。

 台湾有事は日本会議の策略である。ワシントンの死の商人をおだてた陰謀に違いない。これも民意が全く反映しない小選挙区制に諸悪の根源があることを、誰もが気付いている。即廃止して大選挙区制か中選挙区制にすれば、極端な極右路線が登場することはない。

 比例制を廃止すれば、おかしな極右女がバッジをつけることはない。国民が目を覚まし、街頭に出て声を上げることで政治は変わる!政治が代われば、質素倹約路線で借金大国も戦争もハイパーインフレも回避できる!

 

<朝日新聞も一役かうおぞましさ=35年経っても覚醒せず>

 公共放送のNHKを本来の姿に戻せば、たとえば前川喜平を会長にすれば、世論は変わる。非戦の世論こそが最高に決まっている。隣国との友好が最善の外交である。

 朝日新聞も35年ぶりに覚醒するのだろうか?今の朝日はどうしようもなく腐敗堕落が板についてしまっているのか。戦争屋が期待する野党分断に手を貸しているようで腹立たしい。真っ当な平和主義を堂々と唱え、統一教会や不気味すぎる日本会議や神道の過ちにメスをいれたらいい。

 

<野党分断で笑いが止まらない不気味・日本会議の死の商人>

 戦争屋は改憲を急いでいる。そのための野党分断が工作の中心である。もはや改憲の渡辺恒雄の政治的影響力は消えてしまっている。

 日本記者クラブも新聞協会も変わるだろう。偶然、目の前に日本記者クラブ会報(2020年10月10日第608号)を目にした。1ページに菅内閣が9月16日に発足した時のカラー写真が紙面の3分の2ほど使われている。何と見出しが「仕事師内閣スタート」。専務理事の記事に公正さを感じることなど出来ない。狂ったような見出しで新政権を宣伝しているのではないか。菅は安倍犯罪のもみ消し人ではなかったのか。日本記者クラブも目を覚ます時だ。

 今の岸田は、野党分断に死力を尽くしている。それに朝日も一役?では話にならない。死の商人に魅入られた岸田なのか。鼻の調子がよくなって気付けば、43兆円を自ら引きずり降ろすはずなのだが。

2023年2月12日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

子供を産めるか!

財務省は2月10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が2022年末時点で12569992億円となったと発表した。前回発表の昨年9月末時点より約56千億円増え、過去最大を更新した。このうち利払いや償還に主に税収が充てられる「普通国債」は10057772億円となり、初めて1千兆円を突破した。

2023年2月11日 (土)

戦争断じて許さず!<本澤二郎の「日本の風景」(4711)

戦争断じて許さず!<本澤二郎の「日本の風景」(4711)

<後藤田正晴の遺言を、仕えた平沢勝栄(安倍の頭を叩いた家庭教師)が遂に明かした!時代の深刻さ>

 史上最低の極右・安倍晋三が消えて9か月経つ。今発売の月刊誌で安倍の家庭教師をした平沢勝栄が、中曽根内閣の官房長官だった後藤田正晴の秘書官時代に、日本人として最も大事な平和軍縮の薫陶を受けていたことを明かした。「後藤田先生の遺言は絶対に戦争を起こしてはならない。繰り返しいい聞かされました」と。

 後藤田は、旧制水戸高では平和軍縮派の宇都宮徳馬の後輩だ。韓国の金大中を間一髪、宇都宮―後藤田ラインで命を救った。宇都宮葬儀では弔辞を読んだ。「私が水戸高に在籍していた頃、軍事教練のさいに宇都宮さんは高下駄を履いて校庭に出てきたという逸話を残していた」と軍部に屈しなかった秘技を披露した。

 宇都宮が保証人になって読売新聞に入った渡辺恒雄は、近くで聞いてるだけで出番はなかった。宇都宮家は「ツネは忘恩の徒」という宇都宮本人の声を誰もが聞いていた。後藤田の平和主義は宇都宮譲りかもしれない。

 宇都宮が生涯を通じてA級戦犯の岸信介を許さず、批判したことも承知していた。おそらく警察官僚の後輩が安倍の家庭教師だったことを知ると、岸の孫に対する評価は厳しくなったはずだ。

 むろん、安倍の正体を見抜いていた平沢勝栄は、それ故に安倍内閣で干され続けたことは有名だ。いまその束縛から解放された平沢が活躍する時代の到来だろう。期待したい。堂々と後藤田の遺言を実践する時である。つくられた世論に迎合するな、といいたい。日本丸の運命がかかっている!

 

<「わしの目の黒いうちは改憲させず」と中曽根監視、ついで「安倍だけは総理にするな。大変なことになる」と警鐘も>

 「先生がご存命なら、今の現状に目を剥いて烈火のごとく怒り、相当の謀反を起こしただろう」と語る平沢だ。彼の決起にも期待したい。世論が味方である。

 筆者は後藤田とは直接会話する場面は少なかったが、在京政治部長会と中曽根首相懇談の時、宴たけなわのころ、同席していた後藤田とおしゃべりする機会が出来た。「自ら総理を目指すべきではないか」と真面目な進言をした。彼の返事は「もう少し若ければなあ」と応えた。

 改憲軍拡の国家主義者の面倒を、田中角栄に頼まれてみていたわけだから、そうした思いを抱いて当然であったろう。「わしの目の黒いうちは改憲させない」は本気だった。清和会には後藤田嫌いが少なくないらしい。

 

 彼は宇都宮が嫌った岸の孫の様子を知ると、「安倍晋三を総理にすると日本はえらいことになる」と警鐘を乱打していたことも正解である。その通りになった。安倍を総理に押し上げた主犯は、小泉である。小泉を突き上げたのは、森喜朗や支援勢力の神道政治議員連盟・日本会議と統一教会に違いない。統一教会問題に沈黙する小泉は要注意である。

 森・小泉・安倍の清和会政権のもとで、羽を大きく広げた統一教会だったこともわかってくるだろう。日本を押しつぶした犯人は、清和会と断じるべきだ。黒田日銀は万死に値する。しかも清和会と神社本庁と統一教会が、岸田内閣になっても変化はない。萩生田光一は危険すぎる。敵は本能寺ということを言論界と国会はしっかりと理解する必要がある。

 腐敗の権化である森喜朗逮捕を回避した東京地検特捜部の責任も重い。

 

<43兆円軍事大国化に亀井静香の「月刊日本」が「岸田総理!日本を戦

場にする気か」特集>

 敵基地攻撃能力・反撃能力という、従来の「専守防衛」を放棄したうえで、突如43兆円の超大軍拡をぶち上げた岸田文雄に、国民は誰もが激高している。戦争準備である。自衛隊関係者は深刻この上ない。核とミサイル大国の中国と対決する狂気のプランに誰もが腰を抜かした。ワシントンは日本を身代わりにする気だ。狂気の狂気だ。

 日米安保破棄を叫ぶ亀井静香の月刊誌「月刊日本」2月号が「岸田総理!日本を戦場にする気か」という特集を組んで当然だろう。読売朝日などゆでガエル新聞は、今も電通に支配されている。そんな新聞テレビをしり目に真っ当な特集記事を組んだ。

 岩屋毅などは「中国と話し合え」と正論を披歴している。

 自民党は急いで改憲軍拡を追いかけ、維新と国民民主を動員して恥じない。

自公維民党は間違いなく財閥死の商人に支配された戦争党であろう。現状では、立民と共産は非戦の立場だが、前者も危うい。危ない、本当に危険な2023年の危機が始まっている。SOS日本だ!

(追記)2月10日は一年で一度の祝い日という。本場の水餃子をたっぷり食べたが、気温2度。灯油が切れたので慌ててガソリンスタンドで18リットル2缶購入し安堵。紹興酒熱燗で体を温めた。10年ぶりにアモイからメールが届く。ほとんどの中国の友人メールは3年前からなくなっている。

2023年2月11日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

憲法危機SOS!平和憲法が危うい!目を覚まそう!

(時事)自民党の茂木敏充幹事長は2月9日の茂木派会合で、8日に予定されていた衆院憲法審査会の幹事懇談会を欠席した立憲民主、共産両党について「先祖返りで、審議拒否の姿勢が明確になってきている」と批判した。憲法審の定例日開催を主張する日本維新の会や国民民主党と連携して討議促進を図る考えも示した。8日は幹事懇開催が見送られた。

2023年2月10日 (金)

NHK会長は派閥財閥人事<本澤二郎の「日本の風景」(4710)

NHK会長は派閥財閥人事<本澤二郎の「日本の風景」(4710)

<公共放送と無縁の政府与党広報放送=「料金を払うな」は正論>

 安倍晋三と菅義偉の大罪の一つは、NHKの会長人事を手にしたことである。NHKは公共放送のはずだが、実際は財閥と政府与党のための放送によって、本格的で決定的な世論操作機関に変質した。

 筆者はNHKを見ないために、沖縄の廃品業者に提供してストレス解消をはかっている。涙ぐましい努力をしないとNHKから解放されない。覚悟が必要なのである。

 悔しいことは、NHK労組のぶざま過ぎる対応である。政府与党と財閥による会長人事に対して沈黙している。同じく国会も沈黙している。現役時代に仕事をしないNHK記者が、国会を徘徊し、特に電波を担当する郵政族議員の部屋に毎日のように張り付いていた。彼らの高額な給与は国民が負担している。

 安倍長期政権の秘訣は、NHKを配下に抱え込んだことである。お分かりだろうか。市民の覚醒を強く求めたい。

 

<安倍長期政権維持の主役=弱すぎる安倍・統一教会報道>

 「NHKの女」のことを知るまで大分時間がかかったが、彼女は安倍の自宅近くに転居したことは、よく知られている。安倍と本人の意向をNHKは配慮して数十年安倍担当記者にした。一大スキャンダルであるが、どこも報道しない。

 余談だが、先日、日刊ゲンダイが筆者の近況を載せてくれた。なんと札幌から沖縄、高知、青森などから連絡が飛び込んできた。ブロック紙をはるかに超えて、全国紙に相当する影響力を知って度肝を抜かれた。幸いなことにこの日本で有数の夕刊紙は、いまでは外国特派員協会から地方のオピニオンまで読者層を広げている反骨新聞である。

 部数激減の読売や朝日に匹敵するかもしれない。

 

 したがって映像で茶の間に流れるNHKの影響力は、新聞を圧倒する。民放も歯が立たない。NHKは日本の世論操作の雄であるが、政府与党財閥の広報に徹している!

 安倍と清和会・日本会議(神社本庁)と笹川ギャンブル財団が支援している統一教会国際勝共連合などカルト勢力への追及報道はゼロに近い。見方によれば、岸信介と笹川良一が育成した文鮮明のカルト教団が、自民党から野党の選挙にも手を出してLGBTなど差別の政策を岸田内閣にまで押し付けて暴走している。「日本の終わりの始まり」と言われる確たる事実である。

 昨年の7・8安倍銃撃事件から大分経つが、文科省はずるずると先延ばしして、統一教会に解散命令を出すどころか延命装置をつけている。同協会の顧問弁護士を今も継続しているのか?安倍が自民党副総裁に起用した高村正彦という極右政治屋は、今も自民党本部に机があると知らされた。その莫大な利益で息子を後継者にしている。統一教会様様な自民党関係者はいたるところにいる。

 

<安倍国葬反対世論封じや戦争準備43兆円批判をしない「公共放送」>

 もしもNHKが公共放送であれば、安倍国葬は即座に闇に葬られたであろう。史上最低最悪の安倍晋三を評価する日本人は、極右のカルト教団の一部の信者か神社本庁のカルトしかいないのだから。

 いうなればNHKのお陰で安倍国葬は強行され、これからも人々の反安倍の事由となり続けるだろう。

 思い出すまでもなく、NHKはやたらと安倍の改憲論を報道して国民を偏狭なナショナリズムの渦に巻き込んだ。「岩田の貢献」との指摘もある。無能な憲法知らずの安倍は、立憲主義も無視した。非戦の憲法9条も蹴飛ばした。もうそれだけで内閣は終わりだが、NHKのお陰で生き延びた。

 岸田内閣の43兆円という途方もない超軍拡計画は安倍の遺志であるが、この信じられない戦争国家体制計画に対してNHKは批判さえしない。いま国会では、それが組み込まれた予算案を審議している。自公による戦争国家体制を極右の維新と国民民主が支援して、21世紀の翼賛議会を内外にSOSを発信して審議はスイスイである。

 

NHKは自公内閣の広報機関=国民のための放送ゼロ>

 以下にNHK会長人事の概要がネットに出ていたので、一部抜粋して貼り付ける。どろどろ試合そのものであるが、国民の声はゼロだ。岸田と菅の攻防戦で前者が勝った。公共放送ではない。NHKは解体したらよい。

2023年2月10日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

人選は経済界を中心に進められ、数人の候補が浮上したが、前田氏の出身母体である、みずほフィナンシャルグループと親密な関係にあり、(しかも)経済団体などで親交のあった丸紅の朝田氏に白羽の矢が立ったと伝えた。ところが、これが大誤報(!?)となる。経営委員会は125日、日本銀行元理事の稲葉延雄氏(72)を会長に任命することを決めた。「本人もやる気満々だった」(丸紅関係者)といわれた朝田氏はなぜ敗れたのか?

岸田官邸が朝田案を阻止

「週刊現代」(221224日号)は「NHK『トップ人事』をめぐる『岸田VS菅』壮絶バトルの内幕」を報じた。そもそもNHKの会長人事は、放送行政を牛耳るドン・菅義偉前総理の意向が働いてきた。「菅氏は前田会長を支配下に置き、機構改革や番組内容にも影響力を及ぼしてきたと言われます」(NHK幹部)。前田氏は菅氏の威を借り続投を希望していたが、ある事件により道を断たれた。「菅さんと近い板野裕爾(専務理事)を再任しない人事案を出し、菅さんの怒りを買った」(別のNHK幹部)のである前田氏の代わりに菅氏が目をつけたのが朝田氏だった、朝田氏は前田氏に頭が上がらないため、菅氏は間接的に朝田氏をコントロールできると踏んだ、と伝わる。

ところが、菅氏のNHKへの影響力を削ぎたい岸田官邸が横槍を入れた。「岸田総理のいとこの宮沢洋一自民党税調会長が『日銀の元プリンスでいいのがいる』と稲葉氏を推した。それに総理が乗っかった」(NHK関係者)。岸田総理は菅氏に「稲葉会長案」を直談判。菅氏は難色を示したが「麻生(太郎自民党副総裁)さんが『会長はお飾りだ。実務者の副会長を取れよ』と菅さんをなだめて呑ませた」(自民党閣僚経験者)



 

2023年2月 9日 (木)

黒田日銀の大罪<本澤二郎の「日本の風景」(4709)

黒田日銀の大罪<本澤二郎の「日本の風景」(4709)

<円を刷りまくり日本の価値を低下、円安物価急騰させて国民生活破壊=財閥は500兆円経営者は投資せず自社株買いで億万長者財政は破綻>

 安倍晋三はとんでもない負の遺産を残した。アベノミクスだ。日銀の黒田東彦は万死に値する。どう責任を取るのであろうか。経済新聞が「「日銀の国債買い占めの一角が崩れ始めた」と報じた。311のフクシマ東電原発爆破事件後に社長が中東に逃げ込んだようだが、黒田も同じ手を使うのであろうか。

 安倍も天下の悪党・国賊に変わりないが、黒田はその共犯者として国民の怒りを買うことになろう。戦争犯罪人政権の後継者には、所詮国民のために政策を推進する人物はいなかった!岸・福田・森・小泉・安倍・麻生・菅の清和会と清和会系の大罪でもあろう。そして日本は第二の安倍となった岸田文雄によって、新たな沈没が始まった!

  それにしても円を猛烈に刷りまくるだけの、黒田金融政策の大罪は消えることがない。今も猛烈な円安による物価高騰で市民生活は困窮している。政府はせっせと国債を売ることで経済を回してきたが、その国債の価値が低下して日銀崩壊の様相を呈している。巨大銀行も内外投資家も国債を手放さないという苦しい異常事態に。黒田の大罪がとうとう馬脚を現した格好である。

 財閥とその経営陣は、投資もせずただ毎年、自社株買いをするだけで億万長者の収入を得ていた。こうした真相を新聞テレビは報道しなかった。電通に屈していたのである。電通こそが財閥と政府の防護服・共犯者そのものだった。

 

<国会は真正面から黒田を追及し、国民に真実を明らかにせよ!>

 円を刷りまくって日本の価値を意図的に下げた国民いじめの黒田・アベノミクスを断罪する責任が、国民の代表である国会にある。無論のことで言論界にもあるが、35年前に言論は死んでしまい、議会は21世紀の翼賛議会に変質して恥じない。維新なる政党は、笹川ギャンブル財団との関係を清算したとは到底信じられない。無論のことで同財団は清和会と深い関係にある。五輪利権の本尊のような森喜朗などは、ギャンブル財団内に事務所を構えているほどで話にならない。

 専門家は「日銀が国債の大量購入を余儀なくされるのは、10年物国債の市場で、供給が需要を上回る超過供給の状態にあるからだ。この超過供給の要因は日銀にある」と決めつけている。 清和会の森・小泉時代からの莫大な借金体質は、安倍の時代になって暴騰したものであるが、そのツケは孫や子供の背中に重くのしかかっている。A級戦犯の亡霊政権は、再び日本を敗北させてしまったことになる。彼らは本当の愛国者ではない。繰り返し「本当の日本人なのか」と問いただしたい。統一教会擁護を止めよ、と金切り声を上げて叫びたい心境になるという友人の気持ちは察するに余りあろう。

 

<投資せずに500兆円溜め込んで、笑いが止まらない日本財閥>

 この10年、財界なる財閥から、何か悲鳴を聞いた御仁はいるだろうか。一人もいない。誰も文句を言うものなどいなかった。投資はしない、それでも莫大な暴利が懐に入り込んできた。その金額は500兆円、実際はこの倍かもしれない。脱税のし放題であろう。

 アベノミクスとは、竹中平蔵のワル知恵も手伝って経営者は左うちわ10年だった。自分の会社の株を売ることで、数億円のカネが無能経営陣の懐に入っていたのだから、文句など出ない。

 江戸時代にはねずみ小僧次郎吉なる怪盗がいたそうだが、これからこの手の犯罪が増えるかもしれない。

 

<金融政策の日銀が崩壊寸前・安倍に寄り添った黒田派の無能無責任>

 はっきり言おう。黒田の日銀は日本の財政を破綻させようとしてきただけではなく、国民生活さえも破綻させようとしてきた。日銀政策委員は黒田のアベノミクス派で牛耳ってきた。それは原子力規制委員会が、全て原子力ムラで構成された悪徳人のチームということと変わりない。

 杉田水脈なるおかしな人物を見れば、大半の自民党議員の体質を知ることができる。民主政治が「数合わせ」で牛耳られては、人々の安全と安心は保証されない。日本国民は2023年に本当の覚悟が求められている。人間であれば、誰もがそう思うだろう。

 (日経)日銀の国債買い占めの一角が崩れ始めた。市場から吸い上げた国債を、再び放出せざるを得なくなっている。買い占めによる取引の枯渇、価格のゆがみなど、副作用を無視できないためだ。政策の持続性は低いとみた海外勢は国債売りを続ける。新総裁が誕生する今春に向け、売りがさらに膨らむ可能性がある。

<大衆の怒りが天を突く2023年=円安誘導で財閥大儲け・庶民は物価高>

 大衆は金融政策を理解できない。しかし、アベノミクス崩壊を前にして理解するようになった。その中身を知った大衆は沈黙しない。財閥のための傀儡政府を許してはならない。

2023年2月8日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

原子力ムラで占拠している原子力規制委員会

原子力規制委員会は8日、政府が検討を進める原発の運転期間延長に対応した原子炉等規制法(炉規法)の改正方針について議論した。5人の委員のうち、山中伸介委員長ら4人は、事実上の「60年超運転」を容認する改正方針に賛成したが、石渡明委員が反対を表明し、山中委員長は次回の規制委で改めて議論することを決めた。

 


 

2023年2月 8日 (水)

急げ!ワクチン情報開示<本澤二郎の「日本の風景」(4708)

急げワクチン情報開示<本澤二郎の「日本の風景」(4708)

<医師が覚醒し政府に費用数十兆円の詳細を明かせと追及>

 奇々怪々な時代が3年前から始まった。ようやく人びとは目を覚まし始めた。目を覚まさないのは政府・警察庁と朝日新聞である。35年前の阪神支局襲撃事件に関与していた統一教会と手打ちをしていたこともわかって衝撃を与えているが、岸田内閣の国家公安委員長は再捜査をしないと逃げている。

 不条理の続く日本であるが、一部で覚醒した人たちが声を上げ始めた。善良な医師たちだ。コロナワクチンで使い果たしてきた数十兆円という、後の世代に負担させる莫大な血税の用途を明らかにせよ、と叫んでいる。その様子がネットで報道された。

 「2000人以上の日本人が死んだ」とも明かして、政府・厚労省に情報開示を求めて運動を始めた。80歳になる友人弁護士はワクチンを打たなかった。ノーマスクで飛行機や新幹線に乗って旅行も楽しんで、寿命の限界に挑戦している。足腰の弱ってきた親類は「5回目を打つ」と言いだしたことに「もう止めなさい」と止めている。

 考えても見るがいい。コロナ騒動が始まると、間もなく治験不足のファイザーなどの「ワクチン」が誕生し、これに政府が飛びついた。このさい、ファイザーの大株主を当たれ、である。世界から莫大な金を集めることに成功した。今裁判に掛けられている。

 コロナ騒動は中国の武漢から。バイデン政権は「犯人を捜せ」と中国のコロナに絞って総力を挙げたが、尻すぼみに終わって目下犯人捜しは消えた。「犯人は米ウイスコンシン大学獣医学部で日本人研究者が生み出した生物兵器。日本の安倍政府が加計学園獣医学部開設にこだわった理由」との有力な見方も出ている。筆者もこのウイスコンシン大学発祥の生物兵器が臭いと見る。

 ウイルスは夏に弱くなるが、違った。1年中、気が狂ったように変異して生き延びる。その都度新薬登場で莫大な金が動く。他方、倒産企業は数知れず、淘汰されている。人口削減策か企業社会変革目的なのか?憶測は尽きない。ともあれファイザーなどワクチンメーカーの資本構成を調べると犯人を特定できる。

 

<国会議員は目を覚ませ!「ワクチン早く打て」と踊りまくった与野党利権>

 治験が終わるはずがないワクチン購入に踊りまくった国会の与野党議員は、小選挙区制比例代表によってバッジをつけた軽すぎる面々である。

 厚労省から飴玉をしゃぶらされた議員もいたに違いない。日本医師会と厚労省と各党厚労族議員と日本政府の利権の分け前が注目されるところだが、共犯者となった議員族に正論を吐ける人物はいない。

 情報開示で数十兆円利権を暴くことが、亡くなった2000人以上の人たちへの供養でもあろう。厚労省の担当者はどうか。まず打っていないだろう。「天皇も打った」との偽情報もあったが、真相はどうか。 

 

<中国では漢方薬不足で日本の漢方薬も在庫不足>

 いま中国人は大変な状態に置かれている。漢方薬がないのだ。日本にいる中国人も漢方薬を買いまくっているらしく、日本の医院で処方された漢方薬が不足する事態も起きている。

 数千年かけた漢方薬は、実証された名薬である。副作用は少ない。不幸にして親中国に入って漢方を軽視したことから、本物の名医が不足している。大学の漢方医は経験不足も多く、本物の漢方医が極めて少ない。

 世界は漢方医と漢方薬原料の無農薬栽培に特化すべきだろう。西洋医学は

体にできた恥部を取り除くことに目を向けているが、漢方医学はそのよって来る原因を体全体から掌握して治療する。たとえば感情・怒りが病の原因であるということに、西洋医学は無関心だ。

 中国も含めて漢方薬治療に目を向けるべきだ。抗がん剤や放射線をやたらと用いる西洋医学は、要注意というべきだろう。筆者は次男を医療事故で失った。妻はフクシマの放射能かもしれない。前者は東芝病院の看護放棄が原因でお話にならないが、後者は抗がん剤治療で体力を消耗して早く亡くなった。医療事故だらけの日本の西洋医学治療に明日はない。「医師失格」(長崎出版)を書いて大分経つが、いまだ二度開く勇気がない。

 

<医師会は莫大な利益で笑いが止まらない=宣伝に踊った新聞テレビ>

 コロナワクチン騒動3年で笑いが止まらない日本医師会という情報は、おそらくそうだと思う。43兆円の軍事費で日本は、世界3位の軍事大国となる。これが3年間で医師会や病院に流れ込むことになる?

 そうでなくても開業医の暴利はすさまじく、資産を増やしまくっている。ある地区が開業医一人だと、昔の悪代官レベルで威張り腐って患者の顰蹙を買っている。患者の多くは近場の医院に行くしかない。仕方なくやぶ医者にかかるしかない有様で、哀れそのものである。

 今朝ほど青森県今別町の斎藤始さん(68歳)から電話が入った。彼は18歳で帯状疱疹を患った。今再び、ワクチン5回目を打ったあとに。同じような患者がほかにもいる、と泣いていた。免疫力を低下させるコロナワクチンなのだ。

2023年2月8日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

福島教授
「税金を浪費してワクチンで何十兆という大金を使った。それなのに、2千人以上がワクチンを接種したら死んだ。専門家の見解では、この死者数は、氷山の一角である。ワクチンの安全性を否定できない米国では、ファイザー社は裁判で負けて資料を公開した。日本でも同様の情報の開示を求める」

https://u.lin.ee/fn7y7k0?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

2023年2月 7日 (火)

宗教法人法の課題<本澤二郎の「日本の風景」(4707)

宗教法人法の課題<本澤二郎の「日本の風景」(4707)

<税の優遇をなくし、天文学的財政悪化解消とカルト教団政教一致解消>

 「新しい戦前」でいいのか。怖ろしい時代の突入を察知した識者の声というが、もしもこれに迎合すると、もはや世の中は真っ暗闇。日本という国の政治変革にはカルト教団が関与していることが、今回の安倍銃撃事件でわかった。統一教会だけではない。神社本庁や創価学会も。ほかにもあろう。彼らの暴走の背景には、無税制度による莫大な資金が存在する。 

 莫大な闇資金が、政治と社会を狂わせる原動力である。信教の自由を口実にした無税制度は、直ちに解消すべきである。自公内閣による借金体質は天文学的だ。生まれた赤ちゃんも1000万円借金は異様であろう。財政は破綻している。税の優遇はなくすしかない。

 新たに宗教法人役員にやくざ暴力団の排除せよ、との9県の要望も当然である。自民党の右翼派閥とやくざの深い仲は、A級戦犯の岸信介・福田赳夫・安倍晋太郎・晋三時代からだ。中曽根派にもいえる。カルト教団と自民党右翼派閥の関係が、間違いなくこの国を危うくさせている。いま公明党創価学会もその仲間に入ったようだ。

 

<政教分離とやくざ(暴力団)とカルト教団排除は不可欠>

 世は21世紀である。国際社会は政教分離を法治の根幹にしている。戦前日本の天皇制の国家神道(現在の神社本庁)こそが、植民地支配と侵略戦争の元凶となって国際社会を狂わせた。

 政教分離は断固として貫徹する必要がある。天皇制の恐怖の腐敗は、いうなれば神社神道による人民の奴隷化にあったともいえる。天皇制を維持させるための防護服がやくざ暴力団だった。

 前世紀の遺産は解体するほかない。

 

<常態化していた統一教会の外為法違反=創価学会は?>

 高等小学校卒業の田中角栄は、それゆえに一世を風靡した人気首相となったが、彼を追い落とした材料は米国ロッキード社からの賄賂金5億円だった。しからば韓国やアメリカや中南米諸国への詐欺的呪いの手口でかき集めた統一教会による日本資金は、数兆円かそれ以上にのぼると見られているが、宗教法人の闇に隠れて罪に問われることなく強行されてきた。

 民主主義の国でこんな違法行為が許されていいのだろうか。これ一つとってみても日本の政治腐敗は、世人の予想を超えている。

 同じことは海外に資産を有する創価学会にもいえるだろう。どのような手段で資金を世界各国に持ち出しているのであろうか。フランスでは創価学会をカルト教団として監視を強めている。

 

<甘すぎる宗教法人法は不正腐敗の温床でいいのか=憲法破壊の元凶>

 カルト教団は甘すぎる宗教法人法を隠れ蓑にして不正を行っている。統一教会の霊感商法はその典型であろうが、そればかりではない。無税の資金を使って悪政に手を染めている教団は多い。

 政府・国会と裁判所の怠慢に尽きる。カルト教団は選挙を利用して政府と与野党を内部から懐柔して恥じない。女性活用に長けている。やくざも同様である。強姦した女性との性行為動画を手にすることで、女性を自由自在に将棋の駒のように駆使して目的を果たしている。

 憲法破壊の元凶でもあろう。カルト教団による政治的自由の拘束もまた、憲法に違反する。こんな民主主義を放置していいわけがない。強く訴える必要がある。公民の代表の覚醒を求めたい。

 

(産経)税優遇措置がある宗教法人の設立などを定める宗教法人法について、特定危険指定暴力団「工藤会」(本部・北九州市)を抱える福岡など9県が、法人役員の資格や解散命令の要件に暴力団排除規定を盛り込むよう国に要望していることが2月5日、分かった。過去には暴力団が絡む宗教法人を悪用した脱税事件なども起きており、暴力団の拠点がある兵庫県なども共同提案しているが、国は「実効性が乏しい」と応じていない。

 

(追記)夕刊紙も買えない凡人ジャーナリスト

 昨日はひどい目に遭った。日刊ゲンダイのコンビニでの買い方も知らなかったせいである。午後2時前にコンビニで残っていた1部を買った。130円だ。ほっとして紙面を広げると、我が近況記事が載っていない!青くなった。前日に覚えたてのSMSで100人ほどの友人に知らせておいたものだから、さあ大変!自宅に置いたスマホには札幌や沖縄から「記事がない」とのクレームが。パソコンを開くと、都内の友人から「大きく出ている」との連絡が入った。直感で地方版には掲載されないと判断した。あわてて地方の友人らに「勘違いした」とお詫びのSMS送信。これがまた大変。夕刻に八千代市の友人が「出ている」との報告だ。木更津市の友人からも「見た」と。今度は岐阜県からも「見ました」の連絡が入った。地方にも出ていることが分かった。今度はあわてて「出ている」との訂正のSMS。不慣れなSMS操作も重なった。命が縮む思いをしてしまった。無知の怖さだ。もう大分ご無沙汰している友人に老醜をさらすことで「本澤はまだ生きている」との思いからの発信だったのだが。

 

 午前中は楽しかった。親類先の柴崎豊平・福江夫妻が、自分の畑で耕作した大豆で健康食品の代名詞のような醗酵食品の味噌を造る様子を見学したせいだ。防腐剤と添加物の食料品ばかりの世界に生きる現代人である。それなしの手造り味噌は一見の価値がある。大きな釜が、豊平さん手作りのドラム缶のカマドに乗って大豆を煮ている。これも圧巻だ。

 煮汁を飲むと甘い。これを餅つき機に入れて豆を潰し、麹と混ぜて練る。麹の量で味噌の味に変化が出る。柴崎家の味噌には、大豆とほぼ同じ量の麹を混ぜるから、塩分も少なく最高の味のいい味噌が出来る。麹は米から醗酵して造るというもので、こちらは専門の店から購入する。

 幼いころは、どこの家でも味噌を作っていた。我が家の隣の豆腐屋という屋号の大きな釜を借りて造っていた。その際の汁をご飯にかけて食べた。今回はその汁(名前を忘れた)もいただいた。本日は2回目の懐かしい挑戦である。

 昔の方が健康食品を食べることが出来た日本人ということになる。戦前回帰は許されないが、食べ物は大陸から届いた健康食品がいい。

2023年2月7日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年2月 6日 (月)

筆者近況<本澤二郎の「日本の風景」(4706)

筆者近況<本澤二郎の「日本の風景」(4706)

<日刊ゲンダイが本日紙面で老醜をさらす記事を掲載>

 帝京と東芝の二大病院で命を奪われた次男正文の無念を、特に後者は反省も謝罪もしない。司法の正義を信じることが出来ないため、その無念を少しでも書き残そうと始めたような本ブログ「日本の風景」を、まずは10巻まで製本した。それを記念して我が信頼する反骨ジャーナリストが編集している日刊ゲンダイが、筆者の近況を本日の紙面に紹介してくれた。深謝である。反骨のジャーナリストは、日本の言論界で生きられないことは承知の上だが、これは亡き宇都宮徳馬さんの遺言でもある。

 

 他方、35年前に赤報隊を名乗る襲撃事件に屈した日本の警察と朝日新聞の正体を、遅ればせながら真相の一部を知った。統一教会の武装集団は、オウムの麻原彰晃の先輩だったことも、ほぼ確認できた。朝日と警察が35年を経て目を覚ましてくれるかどうかが、日本丸の今後を決定することになる。さらに言うと、平和軍縮派の宇都宮徳馬さんが「ツネは忘恩の徒」と断じた読売の渡辺恒雄の影響力は終わった。読売・日本テレビも覚醒するかもしれない。残るは久枝のフジサンケイグループだけだ。

 ともあれ日本沈没の終わりの始まりが始まった!

 

<友人らにSMS?なるもので発信してみたら反応どっさりに仰天>

 短いメッセージをSMSということらしい。初めて使ってみた。運よく本日の日刊ゲンダイを手に取ってくれると、老いぼれの元気さに気付いてくれる仲間がいる。年賀状の比ではない。最近は郵政民営化(小泉内閣)に対して信念として賀状を取りやめる人も少なくないようだ。

 妹から「2月6日は父喜平の命日、おめでとう」と喜びの電話が入った。「倅の大学教授(数学)にも買って読むように伝えてほしい」に無論と応じた。今住んでる築50年の大地は、小作人の両親が春は小麦、秋はサツマイモを栽培して4人の子供を育ててくれた歴史ある報恩の土地。友人らは「家賃がないのがうらやましい」と特権層の思考にはない反応を見せてくれる。

 

 昨夜は昭和42年(1967年)から松野頼三秘書になったH氏が電話してきた。もう連絡が切れて5年以上経つ。「うらやましい。こっちは足が悪くなってしまった。女房を亡くして10年経った。本ちゃんは変わらんね。毎日記事を書く商売はすばらしい。わしは語り部でしか能がない」と確かに覇気が弱くなった感じがする。

 「松野さんには感謝している。岸や福田の裏事情を彼のたばこの煙がもうもうとする個室で、何度も取材してきていたことが、いま参考になっている。岸や笹川と文鮮明人脈がそっくり福田に流れ、安倍に伝染して今がある。清和会の黒い人脈を理解できるのも松野さんのお陰だよ。あなたも秘密の世界をどんどん録音して後世に残す使命があるよ」と応じた。

 「今の記者ときたら何も分かっていない。最近は国会にも出かけない」「少しやせてはどうか」「痩せたんだよ」

 彼は正直者で代議士が辞めた時、筆者に「もう乞食をしなくてよくなった」と胸を張ったものだ。「自民党総務会長の時は、親父に三菱の本社に行ってきてくれと指示された。行くと大金を持たされた。借用証は?と尋ねると、いらないと。金額はウンゼン万円。驚いたねえ」

 自民党体制の腐敗は底なし沼だった!

 

<「岸田文雄を面接したが失格。ワルは安倍を誕生させた小泉だ」と>

 宮澤喜一内閣が誕生した際、出版社にこわれて「総理大臣 宮澤喜一」(ぴいぷる社)を書いた。このとき世話になった宮澤支援者のK氏が久しぶりに電話をくれた。

 聞けば、心臓の大病で信濃町の慶応病院で大手術をして一命をとりとめたという。広島の人だ。「お見舞いにもらった資金で赤坂の一流のレストランを買った。会員制のレストランで、政治家は会員にしない。週に数回開いて、そこで勉強会を開いたりしている」というのである。以下に彼とのやり取りを紹介しよう。

 

 「岸田は駄目だね」「昔彼を面接したことがある。とても無理だ」「安倍以上にわるい」「安倍を作った小泉が一番のワルだ」「上京せんかね。西新橋に宮澤さんが使っていたビルに事務所もある」

 「日本は終わりの始まりだね」に彼も同意した。また「先に谷垣禎一を呼んで話を聞いた。彼の頭は問題ない。2時間もしゃべりまくってくれた」とも語っていた。今朝ほどは鳥取から元国会議員が電話してきた。「こちらのコンビニにはまだ日刊ゲンダイを置いてない。国会図書館に頼むと、ちゃんとそろえてくれるので。ほかにも考えてみる」「統一教会は詐欺集団だよ。女の占い師もそうだよ。銀座にも若い子が割り込んできて花を押し売りもしていた」「高村のヨシオカという秘書は統一教会の幹部だった」など興味深い情報も明かしてくれた。

 統一教会解散にブレーキをかけているおっさんの正体も判明しそうだ。専門家ならこの情報で十分だろう。

 SMS効果に驚いている。日本共産党の名物記者は「日本記者クラブには今も行っている。袖ヶ浦の核のゴミは」との声も寄せられた。

2023年2月6日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年2月 5日 (日)

35年の眠りから覚めて<本澤二郎の「日本の風景」(4705)

35年の眠りから覚めて<本澤二郎の「日本の風景」(4705)

<朝日阪神支局襲撃事件の再捜査にひるむ国家公安委員会の無様>

 凡人ジャーナリストは2月2日の衆院予算員会での宮本岳志質問のYoutube動画を見なければ、まだゆでガエルの仲間の一人だったろう。いまは覚醒した。警察庁が特定した重大犯罪を見逃していた、というよりも清和会圧力に屈していたのであろうから、その罪は万死に値する。

 岸・福田・安倍はいない。圧力なべの蓋は開いている。再捜査すべきであるが、宮本質問に谷という国家公安委員長は、15年の公訴時効を口実にして逃げた。冗談ではない。谷は政治屋としても失格である。岸田内閣には骨のある政治家がいない。一人もいない。

 萩生田や西村、松野ら小者の統一教会派に屈しているのであろうか。清和会・統一教会退治が、依然としてこの国の前途を決めている。確かにネット情報を開けてみると、銃を手に持つ文鮮明の写真や、配下の武装チームの姿が沢山映っている。

 このままでは、散弾銃を持つ文鮮明に支配された日本を受け入れることになるが、警察庁は散弾銃が怖いのか。警察が駄目なら自衛隊のミサイルで対抗することも可能であろうが。

 

A級戦犯派閥の清和会や笹川ギャンブル財団に配慮か>

 公務員は全体の奉仕者であって、清和会・統一教会の防護服であっていいわけがないだろう。黒い戦後史を解明する時だ。

 35年前のそのまた30年前から日本は、石橋・池田内閣を除いて黒い政治が太い一本の線で貫かれていた。そのことに気付いた日本を代表する朝日新聞が、統一教会の霊感商法という犯罪的金集めを糾弾する記事を、朝日ジャーナルと共に書きまくって、国民の命と財産を守る報道を徹底した。対して統一教会国際勝共連合は、岸や福田の支援を受けるような形で武器で反撃をしていたとは、恥ずかしながら2023年2月3日まで知らなかった。この辺の様子を現在ははっきりと理解した凡人ジャーナリストとして、岸や笹川らの黒い歴史に目を向けよと叫ばねばなるまい。

 

 国家公安委員長の宮本質問に対する逃げ腰の答弁が、岸田内閣の姿勢だとすると、35年の眠りから覚めない日本政府と警察庁ということになろう。由々しき一大事である。主権者として放任出来るわけがない。

 税金泥棒警察の汚名返上を期待しつつ、野党の厳しい追及を求めたい。

 

TBS強姦魔を助けた共犯者・中村格は日本生命に天下りの快挙>

 昨日はまたしても仰天人事が報道された。かの伊藤詩織さんを薬物で強姦したと見られているTBS山口強姦魔を逮捕させず、無罪放免にしたという三流国でない限り想定できない処分をした菅義偉最側近の中村格は、それ故に警察庁長官という最高位を射止めた警察官僚きっての悪党だと日本列島の国民すべてから受け止められている。

 その御仁が生命保険会社の雄である日本生命に天下りしていたことがわかった。これはまた快挙だ!菅か二階の差し金か、それとも岸田が口を聞いたものか。憶測が尽きないが、さっそく日本生命の保険解約の話が波紋を広げている。ワルが出世する日本に変化はない。

 伊藤詩織さんの取材から逃げまくっている悪徳官僚の汚名は、今後とも続くことになる。哀れな中村格であろうか。

 

<木更津レイプ殺人捜査回避は公明党創価学会の圧力疑惑か>

 強姦魔というと、殺人の罪に相当する重い犯罪を本業とするやくざが跋扈する千葉県・房総半島では、やくざ系が産廃業に手を出して、有害物質を水源地に埋めて暴利をむさぼっている。

 これに対して地方の小役人は抵抗しない。黙認するため違法行為はいたるところで繰り広げられている。君津市や袖ヶ浦市には核のゴミが埋設されているが、千葉県も関係する市も沈黙して恥じない。

 やくざによる木更津レイプ殺人は、こうした土壌を背景に起きた。被害者は戦争遺児である。戦争未亡人が建てた学校前の住宅地は、伸び放題の枯れ葉で埋まっている。常時4台の廃車が庭の一角を占拠して痛々しい。

 犯人のやくざも被害者も共に創価学会員。元法務大臣秘書官の口添えで木更津署も捜査を始めたが、3年前に打ち切った。「公明党創価学会の圧力に屈した」と見られている。事実なら創価学会は、殺された戦争遺児よりも、強姦魔のやくざを保護していることになるがどうか。

 警察正常化協議会の大河原宗平氏がいろいろと骨を折ってくれている。殺人に時効はない。犯人の富津市出身の浜名と共犯者の吉田文江と大工佐久間清も特定できている。

 警察庁の腐敗に千葉県警も木更津署も比例して腐りきっている証拠であろう。犯人はJR岩根駅近くで介護施設を経営している。やくざ経営の日本で初めてのデイサービスである。「公明党の政治力」との噂はずっと続いている。

 

<警察が覚醒すれば日本社会は明るくなるのだが>

 警察正常化には、まず35年の眠りから目を覚ますことに尽きる。立春も過ぎた。民主国家を放置するのか。繰り返し警察の覚醒を求めたい。

2023年2月5日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年2月 4日 (土)

統一教会の黒幕<本澤二郎の「日本の風景」(4704)

統一教会の黒幕<本澤二郎の「日本の風景」(4704)

<共産党の宮本岳志の天地揺るがす爆弾質問=朝日新聞阪神支局襲撃事件の赤報隊と国際勝共連合の関係疑惑の大衝撃>


無関心は怖い。昨日は2月2日の共産党・宮本岳志の衆院予算委員会質問をYoutube動画で見て愕然とした。萎んでいた風船が一遍に膨らんだ。法律家や在京政治部長会の仲間らに確認すると、35年前の朝日新聞襲撃事件の犯人は統一教会の武装チームの仕業だったという!?

 インターネットで朝日新聞と統一教会にアクセスすると、沢山の証拠の資料が出てきた。何ということか。知らなかったのは、凡人ジャーナリストだけだったようだ。朝日取材班や兵庫県警や警察庁などは知っていたのだ。

 わかってみると、膨らんでいた風船はすぐにしぼんでしまった。「日本の終わりの始まり」に腰が折れてしまった。この国は法治国家ではなかった。日本の行政が死んでしまっていたのだから。

 

<カルト教団の銃撃に35年前に死んだ朝日新聞と岸・福田・安倍の清和会に殺された日本の警察>

 7・8安倍晋三銃撃事件によって、事件モノを軽視してきた政治記者は、文鮮明のカルト教団の統一教会国際勝共連合と機関紙世界日報を、強力に支援してきたA級戦犯グループの岸信介や笹川良一の戦後史に書き換える必要に迫られている。

 朝日阪神支局の襲撃事件は、跳ね上がりの極右団体の仕業であろうと予測して、それ以上の興味を失っていたのだが、実は事件当初からの脅迫状が「とういつきょうかいこうげきやめろ」式の朝日新聞や共同や時事の通信社に届いていた。このことを全く知らなかった。

 地元の兵庫県警は統一教会捜査に本腰を入れていた。オウム・サリン事件でも大失態を演じた日本の警察だが、朝日襲撃事件捜査でも「やめろ」の指示が出ていた!?岸・福田・安倍の清和会による圧力であろう。

 極右清和会には現役のころから違和感を抱いてきたが、確かに怖い不気味な派閥かもしれない。第一、戦争責任を感じない政治勢力を信じることは土台無理だ。

 安倍・菅の時代にTBSの山口強姦魔が現れた。菅の配下の中村格が強姦魔を助けたことなど、彼らには法治の観念がない。そんな連中に媚びを売る記者が存在する日本である。

 

 若いころから購読してきた朝日新聞をやめてどれくらい経つだろうか。おそらく30年以上だ。この機会に統一教会と清和会に屈した朝日新聞は、もはや再生は困難と判断するしかない。日本の大事な情報源喪失である。

 事件の翌年に、世界日報社長と朝日新聞の役員と編集局次長が手打ちをしていたことも露見しているではないか。今回の統一教会の朝日報道は、週刊誌の後追い記事ばかりであることも、関係者の間で評判になっている事情もわかった。

 

<朝日ジャーナル編集長・筑紫哲也脅迫文の威力に衝撃>

 国会の宮本質問の中に、当時朝日ジャーナル編集長をしていた筑紫哲也への脅迫文があった。「文鮮明のためなら人殺しも平気でするようなものが100人もいる。警察も味方。岸がついている」という趣旨も明かされた。正に事実であろう。

 仰天したが、なんのことはない朝日関係者も警察も、当初から犯人を特定していた。武装チームの脱会OBもいる。警察庁はそれでも自由にさせている?すごい民主主義の日本であろうか。

 

<岸田の統一教会解散は単なるポーズ>

 一度は岸田に騙された国民は多かった。即座にカルト教団を解散させると思い込ませたが、そんなことはない。安倍の後継者として五輪疑惑の森喜朗が

萩生田光一を統一教会の代表として首相に祭り上げようとしているが、そんな危険人物を菅義偉までもが後援していることも分かった。

 

 韓国人・文鮮明を慕う日本人がまだ数万人いるという。彼らの仕事は金集めと票集めだ。創価学会とそっくりではないか。日本人とはなにか?考えさせられるばかりだ。岸田が戦争ごっこにはまるのも故なしか。

 宮本質問に麻生のようになかなか名前の覚えられない学習院OBの永岡文科相が答弁に立った。時間切れを待っているかのような、すっかり統一教会問題の峠は越えたとばかりの不真面目答弁を繰り返していた。野党と国民をなめているのであろうか。

 

<名称変更時の下村博文面談記録も公表できないと永岡文科相>

 統一教会の名称変更時の下村博文も再び話題になった。統一教会との面談記録だ。「開示せよ」との訴えを文科省の小役人は蹴った。永岡もである。

 国会も死んでしまっている。残されている手段は、選挙で統一教会・神社本庁・創価学会と善良な国民との乾坤一擲の戦いとなるのか。軍靴の音がますます響き渡ってきているではないか。

2023年2月4日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

逃げる岸田文雄

NHK2月2日記事抜粋)この中で、立憲民主党の西村代表代行は、旧統一教会と地方議員との関係をめぐり「自治体の議員で旧統一教会との関わりがどのくらいあったのか、われわれは調査を行った。自民党でもしっかりと調査を行うべきではないか」とただしました。これに対し、岸田総理大臣は「大事なことは、未来に向かって関係を断つことであり、全国の都道府県連などに通知し、徹底を図っているところだ。どういった形で課題を明らかにし、国民の信頼を取り戻すのか、統一地方選挙を前に具体化するべく努力している」と述べました。

菅義偉も仲間宣言!

菅義偉前首相は3日、インターネット番組に出演し、河野太郎デジタル相と自民党の萩生田光一政調会長の2人について、将来の首相候補として期待を寄せた。

2023年2月 3日 (金)

低級国会の謎<本澤二郎の「日本の風景」(4703)

低級国会の謎<本澤二郎の「日本の風景」(4703)

A級戦犯の悲願・小選挙区制比例代表制で米粒議員の大量生産>

 泣きたくなるようなお姉ちゃん議員もいれば、銀座のママのようなおばさん議員もいる。はたまたやくざの兄さんのような人物も、と最近の永田町のチルドレンの質は低すぎる。むろん、憲法も知らない、読んでいない、理解していない「国民の代表」によって占拠されている。

 戦前の大政翼賛会でも命をかけた政治家がいたというのに今はいない。日本丸が沈没しているのに、円札を刷りまくって刷りまくっていれば、日本経済がよくなると信じた首相と日銀総裁がいた。こんな黒い人物にお伺いを立てて感謝する自民党議員がいた。先日ラジオ報道で耳にして、即スイッチを切った。

 同じような経験者がいるかもしれないが、彼らはパソコンを使えない。blogで情報を発信することが出来ない。代わって毎日この国の悪政・暴政を活字にする宿命を帯びてしまったのだが、それにしてもひどすぎる低級な国権の最高機関であろうか。

 犯人は分かっている。小選挙区比例代表制である。落選候補が当選するという魔法の選挙制度である。比例代表の候補は一票も取れなくても当選し、国民の代表者となる。水脈という人物は安倍晋三お抱えの議員だったことがわかって、さもありなんと納得した。岸田文雄は政務官に起用したが、世論の怒りに屈したが、現在も「製造物責任」と「使用者責任」を問われている。

 この制度は憲法改悪を狙った岸信介の悲願だったことをご存知か。A級戦犯の野望の成果である。ろくでもないような議員の大量生産によって日本国憲法は、危機的な状態に置かれている。

 

<「小沢一郎に聞けば真相が判明する」は本当、元東大総長も関与>

 「名前も知らない、政治活動も知らない小泉・安倍チルドレン」の多くは欠陥議員と評されている。元東大総長の佐々木某らも関与した。石井一は、猛省し、罪滅ぼしの本を書いて逝った。当時の新聞テレビと電通担当者は、裏事情を知っている。小沢も真相を明かすべきだろう。河野洋平も自民党総裁として協力した。社会党の土井たか子はいないが、事情を知る衆院議長だった。

 小選挙区比例代表制が安倍や小泉に大量の塩を送り続けた。日本に希望がない。希望を見出す方法は一つ、小選挙区比例代表制を民意が反映する選挙制度にするほかない。

 

<自公独裁的暴政にも審議はスイスイ、戦争3法も、いま戦争準備予算も>

 1972年からずっと永田町と平河町を監視・取材してきたジャーナリストの目には、いまの民意が反映しない少数の意思によって構成された議会では、悪法が繰り返し強行されてきた。特に安倍・自公内閣が強行した特定秘密保護法と自衛隊参戦法と共謀罪のいわゆる戦争三法は、憲法に抵触する許されざる悪法の最たるものだ。

 これを悪用すれば、誰でも拘束することが出来る。口とペンを封じることが出来る。言論の自由は完璧に抑え込むことが可能だ。

 財閥や日本会議という危険な勢力の悲願が容易に強行される。対して野党は従順に応じる。見返りは世界一の高給である。カネで信念を放り投げる輩ばかりの国会議員なのだ。

 骨のある、信念のある人物が議席を確保できない。岸田内閣が突如ぶち上げた43兆円の戦争準備予算案さえも可決される。自民党・公明党と他の補完野党が強行するだろう。

 

<非戦の憲法9条を理解しない与野党の国会議員>

 明治・大正時代を生きた反骨のジャーナリスト・松本英子が、アメリカで詩歌や論文で公表、叫び続けた非戦思想を、敗戦後の日本は歴史の教訓として日本国憲法の骨格とした。このことに議会人は思いをいたすべきだろう。

 彼女の死の床からの叫びは「婦人が立ち上がれば非戦主義は実現する」というものだった。婦人の力は偉大である。

 悲しいかな非戦の9条を理解しない岸田文雄は、悪魔に魅入られてしまったのか。筆者は諦めない。非戦の9条を死守する戦いを止めない。婦人が必ず立ち上がる。自公など破憲のカルト教団に支えられている永田町を変革するのである。そこにこそ日本の希望がある!

 

NHKは官邸人事、新聞テレビは電通に支配されて言論の自由なし>

 この10年の間に衝撃的な事案が言論界において起きた。安倍と菅義偉の政治的圧力によって、NHKが公共放送としての責任を放棄させられたことである。財閥から送り込まれた会長に牛耳られてしまった。これにNHK労組はあっけなく屈してしまった。

 この秘事はいまだ明らかにされていない。NHKは権力の道具に格下げられて、主権者・日本国民を裏切った。安倍長期政権から菅、岸田内閣は、NHKの裏切りと関係している。新聞テレビは電通が支配して物言う新聞は消えてしまった。

 かくして「国会議員は雑魚ばかり」と酷評され、人々に諦観を強いている。現行の選挙制度は鬼だ。鬼退治が日本政治の喫緊の課題である。

2023年2月3日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年2月 2日 (木)

防衛省世論操作本格始動<本澤二郎の「日本の風景」(4702)

防衛省の世論操作本格始動<本澤二郎の「日本の風景」(4702)

<1月30日午後7時のNHKは日本丸転覆の43兆円超軍拡予算報道なし=奈良の鹿は神の使いなどとぼけた報道に衝撃>


「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことの出来ない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる」(憲法第十一条)

 公人は特にこれを尊重し、擁護する義務を負っている(同99条)のだが、基本権である国民の「知る権利」を公共放送も侵害して恥じない。指摘しない最高裁・日弁連の責任も重い。ところで、その一方で政府の暴走が凄まじい勢いで進行している事実を裏付けている。自公3分の2の独裁が、特に安倍晋三内閣以降のもとで具体化した。このことを繰り返し叫ぶ責任を、言論人も負っているが、現実は逆である。

 

 衆参の予算委員会の様子を一昨日の午後7時のNHKラジオで確認しようとしたのだが、日本をひっくり返そうとしている43兆円戦争準備計画の閣議決定という信じがたい超大軍拡の大ニュースを全く報道しなかった。事件モノと奈良公園の鹿は「神の使い」という寝ぼけた記事で蓋をかけていた。

 

 念のため、昨夜の7時にもラジオをつけた。トップはやはり事件モノ(都立大教授関連)、広域強盗事件、北海道の気候、値上げラッシュのあとにようやく国会論戦報道となったが、児童手当と岸田の倅の「公務」に焦点をあてたもので、日本丸を戦争に送り込む重大政策転換問題は、またしても無視した。質問がなかったものか?血税を使った世界一高給取りの、無様でふざけた国会の対応であろうか。NHKの世論操作とは、報道すべきことを報道しないことである。許せない!

 国会報道の後は、海外のミャンマー軍事政権関連と、NHKが意図的に流すプロ野球報道になったので、ラジオを切った。

 防衛省の世論操作は、すでに大掛かりに進行していることになる。

 

<無能大臣の会見がYoutube動画で確認=反骨記者をつるし上げるため>

 日本人は非戦(戦争それ自体を許さない)の世界最高峰の憲法を手にして70余年。立憲主義ゆえに政府の暴走は100%禁じられている。安倍内閣以降の自公内閣は、これを破壊しようと、遂に43兆円超軍拡路線を議会の了解もなしに強行しようとしている。

 戦争を否定する有権者は、自公排除の投票行為を憲法上、行使しなければならない。神社本庁と創価学会・統一教会のカルト教団との国民の対決である。

このことを理解させることが、言論人としての目下の責務であろう。

 ネットに過去のデータが存在していた。驚くべき事態に愕然としてしまった。防衛省が昂然と血税を使って世論操作の研究を始めていたのだ。多くの国民は気付いていない。原因の一つは、ヤフーやマイクロソフトのニュースを占拠しているのは、政府の御用メディアで知られるフジサンケイ報道ばかりだ。政治を知らないネット利用者は、まともな情報どころか政府支援の嘘の情報に頭脳を掌握されてしまっている。由々しい事態だ。

 要するにネット人口は、政府支援の情報によって翻弄されてしまう。他方で、ネット無縁の老人はNHKに支配されている。日本の改憲軍拡に向けた情報操作は、歴史を知らない、教えられない若者から、NHKに頼る老人を巻き込んで、悔しいが偏狭なナショナリズムに浸透している。

 そこを岸田は突いて日本丸を転覆させようと、戦争国家に作り上げようとしている。根も葉もない台湾有事を自公のカルト教団と対岸のワシントンの将軍を使って、声高に宣伝させ沖縄県民を震え上がらせている。

 盧溝橋事件一つ見ても、戦争は容易に起こる。そこに賭ける財閥の暴利作戦が現実化するのか。台湾有事は台湾独立派の政権が存在する限り、マッチ一本で火がつく。日米の死の商人はそこに狙いをつけているのである。戦争は人間が起こすものである。

 そのための世論操作が既に進行していることが、NHKの報道を分析しても容易に見える!

 

<防衛相は記者の追及にしどろもどろ、秘書官メモにすがりきり>

 無能大臣が何人もいて特定できない、との悲鳴が聞こえているが、専門家は防衛相だと誰もが気付いている。その記者会見の様子を、政府・防衛省・電通が作成したと思われるYoutube動画で見てしまった。

 勇気のある反骨の共同通信記者が世論操作の件を追及すると、おたおたしどろもどろの無能大臣答弁を見せつけている貴重な映像だ。その都度、横合いから秘書官が答弁メモを無能大臣の前に渡し、ただそれを読むだけ。当然、二の矢、三の矢が続くのだが、問題の防衛省作成の映像は、その後に影の御用記者と思われる右翼人士の解説がつく。

 共同記者のまともな追及を非難するもので、したがってコメント欄に「そうだ」というコメントが一杯張り付いた。正義の記者を悪者にしているのだ。日本会議か統一教会員のコメントばかりだとの声がでるような、おそらく一人で10も20ものネットアカウント保持する右翼人間の仕業に違いない。

 

 同じことは1月30日の立憲民主党の岡田克也の「トマホークは何発買うのか。費用は」という当たり前の追及に対して、例の無能大臣が「それは言えない」と逃げるだけ。この当たり前の追及に政府・防衛省・電通作成のYoutube動画では、これまた影の御用記者が反論して岡田質問を蓋した。電通のワル知恵の一つだろうが、国民を惑わす世論操作の手口は豊富な資金を背景にやりたい放題なのだ。

 

<警鐘乱打!A級戦犯の亡霊に支配されている日本丸はSOS!>

 永田町をA級戦犯の亡霊が徘徊しているとの筆者の指摘は、7・8安倍銃撃事件を分析する過程で判明した。岸田の宏池会がこうもあっさりと清和会に呑み込まれるとは信じられなかったものだから、さしもの反骨のジャーナリストも当惑している。子供や孫を持つ親たちの心労は!

 日本丸は確実に転覆する過程に踏み込んでしまった。安全航海を期待してきた多数国民も、いよいよ覚悟が求められてきた。筆者は先日、公明党市議が

予告なしに来訪してきたときに発した「戦争党は支持しない」は、間違ってはいない。戦争党の自公支持者は、戦争の共犯者となろう。以下に昨年12月の共同と琉球新報の記事を抜粋、貼り付ける。

 

(共同通信)防衛省が人工知能(AI)技術を使い、交流サイト(SNS)で国内世論を誘導する工作の研究に着手したことが2022年12月9日、複数の政府関係者への取材で分かった。インターネットで影響力がある「インフルエンサー」が、無意識のうちに同省に有利な情報を発信するように仕向け、防衛政策への支持を広げたり、有事で特定国への敵対心を醸成、国民の反戦・厭戦の機運を払拭したりするネット空間でのトレンドづくりを目標としている。

(琉球新報社説2022年12月15日)実行されれば、インターネット空間に都合のいい情報が拡散され、国民が知らぬ間に世論操作される恐れがある。戦争中、大本営による世論操作を想起させる。日本国憲法が保障する「表現の自由」や「思想・良心の自由」を侵害する行為であり、決して容認できない。

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20230129k0000m040227000c

 

<朝日・毎日・中日などはヤフーに任せず公正なニュースサイトをつくれ>

 まだ朝日・毎日と中日などのブロック紙は公正なニュース基地を立ち上げよと提言したい。

2023年2月2日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2023年2月 1日 (水)

怒る高谷・林地区住民<本澤二郎の「日本の風景」(4701A)

怒る高谷・林地区住民<本澤二郎の「日本の風景」(4701A

<核のゴミ埋設疑惑に「検査しても何もない」(千葉県と袖ヶ浦市)>

 住民の間からは浜田靖一や森田健作らの暗躍もささやかれる、やくざがらみの産廃業者によるフクシマの放射能汚染物質を、いわゆる核のゴミの房総半島中央部の水源地(袖ヶ浦市林地区)埋設疑惑事件について、昨年12月27日に林・高谷の区長の要望にようやく姿を見せた粕谷智浩市長は書面で「29か所千葉県の立ち入り調査に同行し、いずれの箇所でも市内の学校や公園と同程度であることを確認」と突っぱねる回答した。

 臭いも姿も見せない放射能をよいことに逃げる袖ヶ浦市に対して、両区の住民代表は「調査のデータを公表しなさい」と責め立てた。矢張りというべきか「それは出来ない」と逃げた。

 事実上疑惑を認めた格好である。それにしても悪辣な自治体には言葉も出ない。 

 

<「調査結果のデータ見せろ」「それは出来ない」と腐敗自治体裏付け>

 憲法は地方自治について「住民自治」を約束、規定している。当たり前だが、住民の意思が行政の基本でなければならない。だが、袖ヶ浦市も千葉県も中央政府を見習って独裁色をにじませている。断じて許されるものではない。

 風光明媚な房総半島の大地に放射能汚染物を、しかも水源地に埋設するなどという大罪は、たとえヤクザ企業でも出来ない。大きな力がなければ強行できない。その結果、血税である莫大な復興予算から莫大な利益を上げることが出来るという利権構造に食らいついた事例である。

 

 発覚すれば、関係したやくざのみならず政治屋もあぶりだされることになる。既に同じような事例がハマコーの地盤で知られる君津市でも起きている。当初は女性市長も前向きな姿勢を見せていたが、今は市民運動体の「小櫃川を守る会」から離反したという不幸な情報が届いている。

 やくざが跋扈する房総半島では、創価やくざが美人栄養士を強姦し、逃げ出そうとして、性行為動画をチラつかされて、その衝撃で突発性の大動脈りゅう破裂で即死した「木更津レイプ殺人事件」も起きている。この深刻すぎる殺人事件に対して千葉県警も木更津署も捜査から逃亡している。自公内閣の腐敗は底なし沼か。

 

 このあたりには、やくざ系市議も跋扈、市議会を不正常な状態にしている。従って名前だけの公明党や共産党市議が目立つ。ようやく筆者の手元には「共産党千葉県委員会が動く」との連絡が届いた。同党が決起すれば、新聞赤旗も記事にするだろう。腐敗した自治体がこのまま放置されてよいわけではない。決め手は市民・住民運動である。市長選も近いと聞いた。住民が立ち上がれば腐敗した自治体を改革することが出来る!

 

<なめる自治体に住民大会で対抗=情報開示請求で正体暴露!>

 やくざが跋扈する房総半島では、住民運動がなかなか起きない。しかし、核のゴミ埋設疑惑の周辺住民に癌の多発が発覚している。

 そもそもは癌の多発と近くの水源地の山林が違法に伐採され、ブルドーザーが轟音を発し、ダンプカーが隊列を組んで水源地を乱開発、噴煙が周辺に飛んだりしていたことから、林地区の正義の士が市役所から放射能測定器を借りてきて現場周辺を測定した。(数値その他本ブログで既報)

 

 この住民の命が危険すぎる高い放射能が地表にまで噴き上がっている事実を千葉県と袖ヶ浦市は、あっさりと蹴飛ばした。地元住民の怒りは天を突く勢いである。住民大会を経て新たな鋭い槍が千葉県と袖ヶ浦市に突き付けられるだろう。情報公開や弁護士や専門家の参画の成り行きが注目される。

 地方創生というまやかしの政府と歩調を合わせる自治体に反骨のジャーナリストは、無論重大な関心で見守っていく。

2023年2月1日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

@EpisodeNeo

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