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2022年12月

2022年12月31日 (土)

安倍・岸家の伝統はカネ<本澤二郎の「日本の風景」(4671)

安倍・岸家の伝統はかね<本澤二郎の「日本の風景」(4671)

<史上最低のA級戦犯の亡霊政権の安倍が沈没かと思いきや岸田が極右羽に飛び乗って戦争準備43兆円、後釜狙いが森が支援する統一教会・萩生田が「神国」で戦争突入も>

 不思議だ。次男正文が2010年4月7日、東芝財閥の東芝病院で命を奪われると、翌年の311で東電フクシマ原発の東芝製3号機の核爆発があった。首都圏民の我が妻真知子ら多数が被ばくした。岸信介や正力松太郎らが立ち上げた原子力ムラの最期のはずだったが。菅直人は右往左往するばかり。後継の偏狭な民族主義者・松下政経塾の野田佳彦は、嘘をついて消費税を引き上げ、都知事の石原慎太郎と共に日中間で「棚上げ」してきた尖閣のパンドラの箱を開いた。

 2013年から悪夢のA級戦犯の亡霊政権ともいえる第二次安倍晋三内閣が発足した。背後で笹川ギャンブル財団と岸や笹川が日本に招き入れた統一教会国際勝共連合が暗躍していた。その恐ろしい闇が7・8安倍銃撃事件で発覚した。

 安倍は国賊だった。岸田はその安倍を「国葬」にした。宏池会の理念をすべてドブに放り込んで、首相の資格に手を出した岸田は、極右羽に飛び乗っていた。43兆円という破憲と福祉崩壊の戦争準備を閣議決定した。岸田も「国賊」である。五輪疑獄からうまく逃げだした森喜朗は、統一教会にのめり込んでいた萩生田光一を岸田後継者にする構えだ。

 彼は戦争を辞さない最も危険な台湾派の政治屋。そうして2022年の最悪の大晦日を迎えた。

 昨夜は民放の報道特集番組を見たが、薄っぺらな安倍分析に終始していた。腐敗は言論から始まる!

 

<莫大な政治資金+αによる安直な岸・安倍の後継者づくりに批判が集中>

 カネに汚いとの清和会関係者の安倍評にもかかわらず、彼らは安倍晋三の莫大な政治資金に熱いまなざしを向けている。厳しい批判も金だ、人間誰もが金に服従するからだ。銃撃で倒れた安倍の後継者づくりも、体調悪化の岸信夫の後継者づくりも、恐ろしいほどの金権選挙で勝ちぬ抜くだろうか?潤沢な資金は8年有余の首相時代に溜め込んでいる。言及するまでもなく第三次内閣に野望を抱いていた安倍であるため、なおさらのことだ。

 いつでも岸田を引きずりおろして、第三次内閣を立ち上げ「戦争憲法」を強行すると見られていた。しかし、天は許さなかったものの、莫大な政治資金と闇の秘密口座は、知る人ぞ知るである。

 政治家の世襲は、政治の質を極端に低下させる。目下の永田町には世襲議員ばかり。政治家と呼べるような人物はいない。野党にもいない。国民のイライラは相変わらずだが、永田町の住人もそれを報道する言論人も、覚醒していない。ずるずると金権政治・金権選挙が具体化することになる。

 

<安倍晋太郎の奥座敷の大型金庫から現金6億円!>

 清和会の反安倍の人物は、仲間を安倍晋太郎のもとに秘書として送り込んだ。生き馬の目を抜く政界である。すごいことが判明した。夫妻の仲がひどく悪いことだった。晋太郎と扇千景の深い仲が分かってきた。

 晋太郎が亡くなると、奥座敷の大きな金庫が開けられた。そこに6億円の一万円札が眠っていた。このことは妻の洋子が信用した秘書と二人の秘密だった。安倍家の脱税事件でなければならなかった。

 倅の晋三に群がった清和会の一部の人間は、慎太郎の残した政治資金と6億円の現金に執着した守銭奴だった。政治資金の額は今も秘密らしい。未亡人は知っている。

 

 この門外不出の6億円について、毎日新聞の関係者が一度口を開いたという。国有地払い下げの謝礼金だったと。国有地払い下げで読売新聞の渡辺恒雄は頭角を現わし、改憲新聞に舵を切った。朝日新聞は誰か?聞いたことがない。大手の新聞は国有地を利用して新聞を発行していた。真っ当な言論を日本国民に奉仕できなかった理由である。

 安倍は第二次政権を発足すると、真っ先にNHK人事を牛耳った。NHKの女が背後でワル知恵を働かせたものだろう。

 

<金庫番+昭恵未亡人による若手後継者(市議)擁立に裏ありか>

 夫を失った安倍昭恵が活躍している。そこに洋子の影も見える。NHKの女も透けて見えるから不思議だ。裏ありだ。岸信夫も「集金パーティー」を開催した。そこに萩生田が顔を見せた。五輪疑獄の森の暗躍を感じることが出来る。岸の政治資金にも関心が集まっている。

 これらの姿形はカネである。カネの山である。約束される金権選挙!

 

<カネカネカネ「今だけ金だけ自分だけ」の日本政治に沈没の因>

 極右がカネをつかんだこの10年だった。菅も岸田も、安倍にかしずいて極右羽を羽ばたかせている。思うに筆者が菅と名刺交換した時、彼は宏池会に所属していた。極右羽は必ず均衡を欠く。墜落するだろう。原発推進と戦争準備のその先に核武装国家の軍事大国論が躍る。北朝鮮は核武装しても国際社会では、どこも相手にしない。日本丸は確実に沈没する運命にある。その前に反戦平和の一大国民運動が展開する、日本国民の義務であろう。

2022年12月31日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月30日 (金)

千葉県は核のゴミためか<本澤二郎の「日本の風景」(4670)

千葉県は核のごみ溜めか<本澤二郎の「日本の風景」(4670)>

<房総半島の水源地に放射能瓦礫が大量に埋設され、怒り狂う住民>

 例年だと今頃は実家での餅つきだが、兄夫妻の健康もあって中止、業務スーパーのもち米餅で正月を過ごすしかない。梅の木を剪定をしてると、袖ヶ浦市の御園豊選管委員長と林地区の石井達美区長が来訪。前日、粕谷智浩市長との会見の様子と市が用意した資料を持参した。既に何度も君津市と袖ヶ浦市の水源地に放射能汚染瓦礫が大量に投棄・埋設されている重大事件を告発報道してきたが、依然として自治体は動こうとしない。

 

 ご存知、中央はA級戦犯の亡霊政権が席巻しているため、地方の自治体も住民自治を放り投げてしまっている。公務員は全体の奉仕者であるとの自覚さえ喪失してしまっているらしい。

 やむなく地元住民は、7月に要望書を市長に提出し、市の対応について回答を求めていた。満足する中身はなかった。市も県も「問題ない」と開き直ったことが改めて回答文から判明した。房総半島の自然がフクシマの放射能を浴びているという深刻な事態に対して、おそろしや開き直り回答に住民の怒りは増大する一方だ。

 

<「コロナ禍で林地区では癌の多発、死人も」と住民の恐怖は広がる>

 地元住民の調査で、問題の施設(表は太陽光発電・裏は大量の放射能ゴミを埋設し、砂をかけている)からほど近い林地区の11戸の家から7人の住民がガンに冒され、既に一人が亡くなっている。

 森林が違法伐採され、そこに大きな穴を掘ってあらゆる有害物資を埋め込む、その中に放射能ゴミも、と専門家の誰もが指摘している。もう数年が経っている。工事現場から白い煙のようなものが立ち込めている。「アスベストに違いない」との住民の分析は、徹底した映像記録からも窺うことが出来る。

 元自民党宏池会議員秘書の経験のある選管委員長の追及は、野党議員をはるかに上回る。資料も分厚い。

 

<「清和会とやくざ系衆参議員、森田健作が関与」と住民指摘>

 なぜフクシマ放射能瓦礫が、県外に運び出されるのか。基本的に福島県の汚染地区は、人が住めない。野菜も米も作ってはならない。放射能の死の灰の地区に集めて、永久に保管するほかない。しかし、原子力ムラ・原子力マ

フィアは、放射能下の人間生活を体験させているという。福島県民の悲劇は尽きない。

 

 だが、莫大な復興予算を武器に怪しげな政治屋がやくざ産廃業者を指揮して、核のゴミを全国にばら撒いている。その先頭に房総半島が選ばれたと専門家は見ている。間違いないだろう。

 千葉県は清和会・統一教会の拠点の一つだろう。ヤクザ系列の国会議員が、少なくとも二人いる。森田健作というとんでもない「警察官の息子」タレントが、知事を12年もした、恐ろしく民度の低いところでも有名である。

 

北風が吹くと木更津・南房総が、南風だと市原・千葉など北総地区に

 冬場は北風が、時に南風も吹く。

 地上に噴き上がる放射線は、北風だと木更津から南房総へと流れていく。南風は市原、千葉など北総台地を包み込んでいく。放射能被ばくは、口や鼻から吸い込む内部被ばくが怖い。癌を誘発する。子供は真っ先に甲状腺がやられる。チェルノブイリでの大事故では、隣国ベラルーシの子供たちに奇形児が少なくない。本来、ゼレンスキーは戦争などやっている余裕はない。当然、ロシアにも被ばくしている住民もいる。

 フクシマは、チエルノブイリ事故よりもはるかに放射線が飛散している。今も、である。国民の命は、守られていない。戦争準備の43兆円は止めなければならないのである。それでも岸田内閣は、原発大国に舵を切った。精神を病んでいるとしか思えない。

 

<水田汚染から小櫃川の飲料水もSOS!>

 林地区の水源地を歩くといい。放射能汚染問題のほか、有害・有毒物質による汚排水により水田や畑作に危険が及んでいることが分かる。雨水を吸い込んで大地は、汚染まみれになっている。

 自治体は徹底した監視体制を敷くことが不可欠だが、それどころか業者と癒着している。森林法違反・無許可開発など無法地区になっている。なぜ、ここまで放置放任してきたのか。

 放射能汚染水が水田や河川を汚染して、とどのつまりは飲料水の取水河川の小櫃川を、あらゆる有毒物質で汚染するだろう。誰もが予見できる。生きられない房総半島であろう。

 

<自民・公明・共産も動かず=放置・蓋掛け・逃亡の市と千葉県>

 おかしなことを発見した。自民党は腐敗党だ。統一教会ともつるんでいる可能性が高い。公明党も戦争党を名乗るようになった。この二つの政党は、動かない。せめて共産党に一縷の望みを託したいところだが、こちらも動かない。産廃業者は役人から議員まで呑み込んでしまっているようだ。その可能性を否定出来ない。千葉県の熊谷もイカサマ政治屋の部類か。行動しない。

 いわんや地元市長も逃げている。

 

<1月から地区の住民集会・ちらし配布・刑事告訴に本腰>

 住民をなめている自治体と地方議員を何とか覚醒させることが出来るか。住民はいま、この問題にぶつかってしまっている。信じられない民主主義の日本である。地方創生がまやかしでしかなかったことを裏付けている。

 何はともあれ1月、2023年に向けた住民自治にかかっている。情報の共有が不可欠だろう。繰り返し集会とチラシ作戦だ。活動資金集めも。市長交代運動も。そしてあらゆる事案は、違法行為そのものにある。

 市や役人、議員を刑事告発する運動も計画することになろう。やくざとつるんでいる千葉県警と木更津署という壁も立ちはだかっている。住民の生存権をかけた、厳しい戦いとなるかもしれない。

2022年12月30日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2019/09/27/109798/

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2022年12月29日 (木)

韓国の印度太平洋戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4669)

韓国の印度太平洋戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4669)

<日本の中国敵視政策を嘲笑う韓国の見事なアジア外交に脱帽>

 韓国の聯合ニュースが、見事な韓国政府の外交戦略を、昨日報じた。日本のそれは、極右の安倍の印度太平洋戦略で、国民を軍靴の音で不安にさせ、生活を極度に圧迫している。極め付きが、安保3文書による43兆円の超軍拡予算と中国敵視政策だ。

 「日本海波高し」どころか、早くも北京からしぶきが日本列島に飛び散ってきている。軍拡を容認する新聞テレビも、岸田暴政に腰を抜かしている。

 朝鮮半島は大陸と陸続きだし、中国との経済交流は避けられない大事な要素である。ワシントンの言い分に応じるだけの「属国政治」に突進するわけにもいかない。公正な大人の外交に気を使う。それが韓国人の民意だからでもある。日本のように新聞テレビに右往左往する国民性はない。

 日本政府のような「中国敵視政策」を公然と押し込むような馬鹿な対応はとらない。中国や北朝鮮との融和政策を基本とした文在寅政権から、現在は右翼・保守派の尹政権だが、アジア外交はごく常識的な平和外交戦略を基軸としている。脱帽である。日本政府は外交を韓国から学んではどうか。

 

<「台湾有事」を煽り続ける日本の緊張政策を採用せず>

 今の自民党政府は、ワシントンのペロシに続けとばかり、政調会長の統一教会派の萩生田のあとを、参院の世耕らも訪台して、台湾独立派の蔡英文に檄を飛ばしている。いずれも安倍の極右・清和会の面々ばかりで、安倍後継競争を兼ねての台湾訪問でもある。

 中国に対する露骨な緊張づくりであるが、これを岸田は容認している。清和会の傀儡政府を選択した宏池会会長は、明らかに「今だけ金だけ自分だけ」の政治にのめり込んで恥じない。

 現在では、宏池会の人間や関係者ほど岸田批判がつよい。彼は裸の王様のぶざまな姿で新年を迎える構えだ。

 だが、韓国の政府や議会人は、日本政府や自民党のような「台湾有事」による緊張政策路線を、真っ向から排除している。賢明だ。国際法による内政干渉を承知している。事情通は「清和会の人間で師弟を自衛隊に送り込んでいる者は一人もいない」と指摘する。筆者は「自民党議員の子弟は自衛隊に一人もいない」と指摘しておきたい。好戦派の清和会は、正しくは戦争嫌いなのだ。

 

<戦争準備の世界3位の軍事大国を嘲笑う「包容」路線>

 読売や産経、日経に勤務する記者の子弟にも自衛隊員はいない。確認したわけではないが、事実であろう。誰一人、たとえ右翼人士でも家族の命を差し出す人間はいない。

 43兆円の自衛隊は、アメリカ・中国に次いで世界第3位の軍事大国となる。どえらいことである。日本国憲法をこれほど冒涜することはない。それを承知しながら、右翼ジャーナリストは当たり前に報道している。そのための増税は問題ではない。43兆円計画そのものが、憲法破壊行為であって断じて許されないものなのだ。ここをしっかりと理解したい。

 

 韓国の印度太平洋戦略は、包容政策を基軸にしている。寛容な外交戦略だ。

意図的に敵視政策はとらない。当たり前だ。米国の真似は愚の骨頂であろう。恥ずかしい限りの安倍譲りの国粋主義外交は、戦争誘引外交である。危険極まりない。

 

<日本の神道カルト極右国粋主義路線に与しない韓国政府>

 日本に36年間も植民地支配された、韓国と朝鮮の人々の反日の思いを、侵略者の末裔は、理解していない。とくに祖先を半島に有するとされる岸信介・安倍晋太郎と晋三父子の対韓国・対北朝鮮の外交はいただけない。特に安倍晋三によって、日韓関係はご破算になった。このことを筆者は今も理解できていない。同胞同士の祖先のいがみ合いが関係しているのであろうか。

 李は岸とも読める。安倍晋太郎は「俺は韓国人か」と口走っていた。その言葉を安倍家のお手伝いが聞いていた。ならば、対話で処理できるだろう。

 韓国の人々は、神道カルト国粋主義に反対して当然だが、それでもそこにこだわりを持ち、文鮮明の統一教会と連携する清和会?ここも理解できない。

いえることは、韓国政府の印度太平洋戦略は真っ当だという点だ。A級戦犯の亡霊政権を継承する岸田の神道カルトは、隣国とどう向き合うのか。

2022年12月29日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(韓国連合ニュース)大統領室はインド太平洋戦略の重要な要素の一つは「包容」とし、中国排除と解釈されることに警戒感を示した。報告書には「インド太平洋地域の繁栄と平和を達成することにおいて主要協力国である中国と、国際規範と規則に立脚し相互尊重と互恵を基盤に共同利益を追求しながらより健全で成熟した関係を実現していく」との内容が盛り込まれた。

大統領室高官は「中国をけん制する意図があるという指摘がある」との質問に対し、「隣国である中国との協力を拒否するというのは現実と相当かけ離れている」として、特定の国を排除したりけん制したりするものではないとの見解を示した。また、米国のインド太平洋戦略とは異なり、韓国のインド太平洋戦略には韓中日首脳会談など韓中日3カ国の協力を強調したと説明した。

2022年12月28日 (水)

最高裁の腐敗<本澤二郎の「日本の風景」(4668)

最高裁の腐敗<本澤二郎の「日本の風景」(4668)

<電通OB・高橋治之保釈8000万円即座に用意=電通に配慮した司法>

 政府の血税予算から巨大行事の利権などすべて電通任せ、他方で電通は世論の政府批判を封じ込める。満洲国策会社が生きている!その一角が師走の27日に発覚した。裁判所がそそくさと電通OBの悪党を保釈した。安倍晋三を殺害したとされる山上徹也に対して、国民の同情が集まっているが、高橋治之に国民の同情はない。

 

 電通は悪の権化である。凡人ジャーナリストもここ10年の間に気付いた。政治屋の子弟の就職先としても知られる。庶民・国民の敵である。血税であるコロナ予算でさえも抜き取っていたが、それでも電通首脳部は誰も罪を課されていない。

 案の定、高橋は保釈金8000万円をポンと用意していた。「8000万円あれば高級マンションも買える金額。それなのに」と怒りは、司法の黒幕である最高裁にも向けられている。最高裁が電通に配慮したものだろうと誰もが思う。不届き千万である。

 

<安倍・石原・森と電通本体を助けた世紀の悪党>

 4か月も豚箱生活を強いられ、夜も眠らせない捜査に耐えられる人間はいない。冤罪事件はそうして起きる。しかし、電通の悪党には、こうした検察の手厳しい捜査など無縁である。

 

 高橋治之は、安倍晋三や石原慎太郎や森喜朗らの極右の売国奴らに対しては、口をつぐんだ。その結果、森は助かったらしい。勇気ある国民は、森を刑事告発から検察審査会に提訴するかもしれない。「日本は天皇中心の神の国だ」と馬鹿げた神国論に司法がたじろいだものか?

 

<悪党の「車いすポーズ」に市民の怒り=月収6万円の74歳夫人の反発>

 夫の浮気に耐えかねて離婚、それでも二人の子供を大学に入れたあっぱれな関西の74歳になる聡明な女性と電話がつながった。つい「生活保護を受けてはどうか」と口を滑らしてしまった。

 気丈な夫人はいまも行政関連のアルバイトをしている。「最賃法が適用されない」とぼやいていたが、子供たちは働いて奨学金を返した。子供は母親の姿を見て生きている。すごいと思った。

 古くて狭い公団住宅に住む彼女は、年金6万から部屋代を払っている。僅かな預金でカバーしている。「生活保護は受けません」と凛々しい言葉が返ってきた。当然のことながら賄賂で莫大な金を手にした電通の悪党に対しては、怒り百倍だ。

 8000万円をポンと払い、車いすで留置場から出てくる姿に「ポーズだ」と厳しい批判を投げかけた。

 

<次男正文医療事故死で警視庁告訴=MHK読売共同時事など新聞テレビ通信社が取材して報道せず>

 筆者も同じ思いだ。2010年4月7日に東芝財閥経営の東芝病院に救急車で搬送された次男正文は、その日の夕刻前に誤嚥性肺炎の疑いで1週間の入院が決まったのだが、数時間後に急死した。

 「心配はいりません。家族はお帰りください」といわれて帰宅した2時間後に緊急電話。すぐ近くにいた妻の眞知子がタクシーで5分ほどかけて病室に飛び込むと、既に心肺停止状態。担当医は痰がのどに詰まっての窒息死と遺族に説明した。

 東芝病院は、患者を個室に押し込んでいながら警報装置・モニターさえも取り付けていなかった。看護師は100分も放置していた。非業の死・医療ミスも悪質すぎた。四街道徳洲会病院の院長(当時)も「常識では考えられない医療事故」といって驚いた。

 明らかな反省と謝罪が不可欠の事案だったが、東芝病院は何もしなかった。週刊新潮への告白記事も効果がなかった。仕方なく警視庁に刑事告訴したのだが、財閥病院の医療事故死の刑事告訴は前例がない。警視庁の社会部記者クラブも注目した。記者会見ではクラブ員の全てが取材してくれた。テレビカメラも踊ったのだが、大半のマスコミは報道をしなかった。

 この時、初めて電通の野望に気付いた。電通の圧力にそろって屈したのだった。

 朝日新聞と東京新聞が小さく載せた。テレビはTBSだけだった。NHKも共同・時事も流さなかった。この悪辣非道な電通の手口を、この時初めて知った。言論の自由を踏みにじる電通に今回、初めて検察のメスが入ったのだが、最高裁が釘を刺したのであろう。日本の闇は、電通によって阻まれているのである。電通の悪徳に気づいて、まだ10年足らずだ。

 

<検察は元財務省理財局長を不起訴でお上に軍配>

 官邸と自民党本部を監視する電通の恐ろしい企業活動について国民の理解は、まだ不十分ではないだろうか。清和会政治や統一教会問題にも電通が関与して、国民の正常な判断を抑え込んでいることにも気付く必要がある。岸田内閣の改憲軍拡路線もまた電通主導であろう。安保関連3文書の恐ろしい中身もまた電通が関与している。財閥・死の商人の味方をする電通監視を強めていかないとこの国は危ない。電通は正に悪の権化である。

 森友事件関連の公文書作成支持者の元理財局長に対する刑事告発事件を検察は不起訴処分にした。背後で電通が暗躍している?東芝病院医療事故に対する検察もそうだった。不正腐敗の元凶に電通が悪魔の爪を研いでいる。違うだろうか。電通の反論を掲載したい。

 

 昨日は珍しく息子が来た。2日がかりの高級中国料理に満足したようだ。ドコモのスマホ1万3000円は高いといわれた。無知は怖い。久しぶりに息子の軽自動車で久留里を往復した。有名な地酒の店があると教えられた。地元にいながら知らないことが多い。コロナが収まったら、74歳の気丈なおばさんが来訪したいという。土いじりに興味があると。この大地をくれた両親に感謝だ。亡くなった次男や妻のためにも屈してはいられない。昨日書いたヘンな間違い電話に驚いたという読者もいた。

2022年12月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、受託収賄罪で起訴された大会組織委員会元理事の高橋治之被告(78)について、東京地裁は26日、保釈を許可した。保釈保証金8000万円が現金で納付され、同被告は勾留先の東京拘置所(東京都葛飾区)から約4カ月ぶりに保釈された。

 

「森友学園」をめぐる公文書の改ざん問題で自殺した近畿財務局元職員の妻らが、「嘘の公文書を作成した」などとして刑事告発した元財務省理財局長ら3人について、東京地検特捜部はきょう、嫌疑不十分で不起訴処分にしました。

2022年12月27日 (火)

JR総連は健在<本澤二郎の「日本の風景」(4667)

JR総連は健在!<本澤二郎の「日本の風景」(4667)

<連合執行部の右翼ボケに警鐘、労働組合の模範労組として活躍>

 A4サイズの4ページの機関紙が郵送されてきた。JR総連(全日本鉄道労働組合総連合会)の12月15日付紙面の1面は、憲法改悪反対と軍事大国化反対の2つのスローガンが踊っている。見る人によっては「すごい」と感動するだろうが、日本の現状を認識している者からすると、当たり前のスローガンである。ただし、日本の言論界の右傾化が災いして、岸田内閣の戦争準備を「肯定」する市民も増えているとも一部で報じられていると聞いた。

 昨日も日刊ゲンダイの小塚編集局長が、このことについてコメントを求めてきた。報道は事実?だとすると、右傾化報道の成果といえなくもない。戦争準備に国民の半数前後が「容認」しているということは、右翼化言論による意図的に

つくられた調査結果であろう。

 半数の日本人が、突如として精神の異常をきたしたものか。日本医師会の出番となるのだが、つくられた世論は真実の前に屈する。JR総連は朝日新聞読者と赤旗新聞読者と連携するといい。

 「日本人の平和主義はいい加減なものではない」とは宇都宮徳馬が、手塩にかけた渡辺恒雄が、こともあろうに正力松太郎や岸信介に屈して、読売を改憲新聞に切り替えたころの叫びである。平和国民は、憲法改悪と軍事大国化の阻止でもって、連携してA級戦犯の亡霊政権に立ち向かうべきである。

 小異を残して大道につく2023年を誓う必要があろう。2023年は神道・統一教会・創価学会のカルト政党を打倒する時でもある。

 改めて、日本の鉄道労組の健在ぶりに敬意を表したい。孫文が好んで使った敬天愛人で、国家主義の日本を打倒しよう。強く訴えたい。

 

<国民の命を守る平和運動は松崎明イズムが今も!>

 JR総連の時代を正確にとらえた2大スローガンを見たときに、亡き山崎明さんを思い出す。既に、日本の右翼化を背後で指揮してきたJR東海の葛西某は亡くなった。安倍晋三も。

 しかしながら、松崎イズムは敢然として生きていた。JR総連の運動方針はびくともしていない。ということは、松崎の労働運動指導者としての偉大さと正義の戦いが、日本国民の思いと一体だったことの証明であろう。

 松崎明は、今も労働運動の指導理念として生きているのである。例えばだが、宏池会の池田勇人や前尾繫三郎、大平正芳、宮澤喜一、加藤紘一の護憲平和の理念は、岸田文雄によってドブに捨てられた。

 創価学会の池田大作も病に倒れた途端、公明党の太田ショウコウや山口那津男、北側一夫らによって、これまた消されてしまった。偉大な指導者の要件は、いい後継指導者を生み出したかどうかで決まる。その点で、松崎は圧倒している。

 

<連合の89回中央委員会で熊谷書記長が芳野会長を厳しく批判>

 機関紙2面を開くと、熊谷書記長の連合中央委員会(12月1日)の執行部の春闘方針案に対して、右にばかり転んで波紋を作り出している芳野会長に対して、厳しく批判して執行部を震え上がらせたことを報じていた。

 「岸田政権が防衛費をGDP比2%にすると、国民生活はさらに追い込まれる。JR総連は軍拡に反対し、憲法9条を守り、平和な社会の実現、そして労働者の生活を守るための運動を進めていく」

 「組合員から連合の芳野会長に多くの疑問の声が上がっている。麻生らとの会食、安倍国葬に参加するなど、連合はどこに向かっているか、とJR総連に見解が求められている」

 

 これらの当たり前の怒りの指摘を、立民や共産党からも聞こえてこない。野党の猛省と共に、連合の右傾化阻止が国民にとって不可欠な課題であろう。世界第三位の軍事大国は、憲法を破壊し、第三次世界大戦を誘引する。東アジアの火薬庫に小躍りする欧米戦略にはまってなるものか。

 このほかJR総連近畿地協、同東海地協の定期委員会でも平和運動の重要性が指摘されている。

 

<情報通信関係労組交流会で暴かれた真実の差別的賃金格差>

 「2022年の年収374万円は、1994年の505万円と比較すると、131万円も下がっている、非正規雇用の全労働者に占める割合は、1995年の17%から40%に異常急拡大している、他方で役員報酬1億円企業2010年の166社から287社にほぼ倍増している、労働者は騙されている」との報告は、情報通信関係労組の交流会で明かされた。

 日本の労働者の賃金は、清和会統一教会政治のもとで、途方もなく激減していたのだ。非正規労働者の急増の悲劇と比例して、大手企業は自社株買いで経営陣は暴利。投資をやめて株転がしで暴利の日本財界・財閥の日本は、森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三ら清和会政治のもとでの確たる実績だ。アベノミクス・竹中平蔵に怒りが込み上げてくるではないか。

 連合は松崎イズムを貫徹する時代の劈頭に立たされている。

 本日も監視電話がかかった。「間違いないでした」といって切る。犯人は見当がつくのだが。

2022年12月27日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月26日 (月)

精神病患者の群れ<本澤二郎の「日本の風景」(4666)

精神病患者の群れ?<本澤二郎の「日本の風景」(4666)

A級戦犯の亡霊に取り付かれた永田町や沖縄の離島

 宏池会の理念を放棄して、改憲軍拡派に呑み込まれた岸田文雄は、死に体内閣だというのに、公邸で家族水入らずの吞気なトーさん!どう見ても精神が狂っている。一国の宰相としての品格も風格もない。官邸を覆いつくしてるA級戦犯の亡霊政権そのものを印象付けている。

 同じような悲しい事態が、沖縄県の離島の与那国島でも起きている。昨夜NHKWEB特集で確認することが出来た。町の過疎化対策だ、地域振興だとほざく愚か人に町政を委ねた結果は、77年前の沖縄を再現する事態に追い込まれている。

 

<世界3位の軍事大国で9条を亡き者にしたい神道・統教一会・創価学会>

 カルトは怖い、本当に怖い。神道と統一教会が支配する自民党と創価学会が支援する公明党の、いわゆるカルト3大教団が支配する自公両党が、岸信介や笹川良一・児玉誉士夫・正力松太郎らのA級戦犯の亡霊政権の末裔が、遂に決起した。金はないのに5年間で43兆円という、途方もない大金をはたいて、世界3位の軍事大国にするとぶち上げたのだ。

 早くも、来年の空前絶後の114兆円予算案に大軍拡予算も計上した。狂気じみた安倍と安倍女の戯言に過ぎないと判断してきた凡人ジャーナリストは、何ということか岸田が違憲違法の閣議決定をして「やる」と号砲を鳴らした。

 コロナ大混乱の中国政府や同盟国の韓国までも腰を抜かした。米兵器の巡航ミサイル・トマホークを朝鮮半島から大陸に発射する、それも先制攻撃もすると勇ましい。戦前の二の舞を繰り返すのか。

 

 相手国は真っ先に米軍が誇る潜水艦基地の横須賀、空軍基地の嘉手納にミサイルをぶち込む。ことと次第では核弾頭付きだと、もうそれだけで日本沈没である。第三次世界大戦の火付け役の日本である。

 カルトに支配された自公の頭脳は、健康的な判断が出来なくなっている。友人がウクライナでロシア戦車を破壊したジャベリンの実弾一個の値段は2000万円だと調べてくれた。一人の兵士が担いで発射する武器の弾薬一つがこの値段である。人殺しの兵器メーカーの暴利は、想像を超える。

 はっきりと言わせてもらうと、創価学会と神道と統一教会は、戦争目的のカルト教団だったのだ。神道はまぎれもなく戦争神社で、戦死者のための靖国神社まで用意してる。300万人の死では、まだ足りないと文句をいいたいのか。

 

<拳銃2丁の与那国町に自衛隊基地と米軍のならず者・海兵隊も>

 精神の異常者は沖縄にもいた。与那国町では、以前は警察官が拳銃2丁で町の安全を確保してきた。これほど平穏無事な島も珍しい。しかし、A級戦犯の亡霊政権は「自衛隊の基地をつくれ」と方針を打ち出した。賛成派に小銭を配った。買収選挙で町政が転換した。

 「地域振興だ」「「過疎化を食い止めよう」の町政に急展開し、軍靴の音がすると、間もなく町一番の近代的な自衛隊の基地が誕生した。町の懐具合は一変した。飲み食い町政に対して、歴史を知る一部の住民は、眉をひそめた。

 中国の台湾は100キロ先だ。交易基地としても有望であるが、A級戦犯の亡霊政権は敵視政策を選択し、そのための自衛隊基地だった。

 安倍晋三は「台湾有事は日本有事」と叫び続けた。菅義偉についで、岸田もいい出した。そうすることで、空前絶後の43兆円の超軍拡方針を打ち出したのである。

 

 驚いた島民の前に米軍のならず者部隊で知られる、人殺しを職業とする女性の敵である海兵隊が押しかけて、演習を実施した。軍用車両が街中を走りだした。住民は驚いた。77年前の沖縄本島で起きた殺戮を連想した。米下院議長のペロシの訪台効果である。東京とワシントンが緊張を作り出して、町政と純朴な住民を恐怖に追い込んでいる。

 

「今だけ金だけ自分だけ」の漫画町政に腰を抜かす一部住民の哀れ>

 与那国島はいいところだ。もとは平穏ないい町だった。誰も分かっているのだが、愚か者はどこにでもいる。欲の皮が厚い人間がいる。

 防衛省のプロはよく知っている。基地の拡大は、自分たちの権益の拡大となる。A級戦犯の亡霊政権が、彼らに新たな利権を用意した。選挙はカネ次第だ。そして自衛隊基地誘致派の町政が実現した。あとのことは野となれ山となれだ。

 漫画のような与那国島の変貌に怒りが込み上げてくる。アメリカの属国を受け入れたA級戦犯の亡霊政権に腹が立つ。日本人なら怒り狂う。

 

 昨夜は3年ぶりだろうか。本場の餃子、むろん水餃子を食べた。具は白菜とニラと肉の細切れ。中学生のころを思い出した。馬来田村の駅前に小さな肉屋ができた。たまに母から頼まれるが、決まって細切れ肉だ。安いせいだ。本場の餃子の具は、分厚い肉を俎板で細切れにし、さらに包丁で叩いて細かくするのである。ちょっと贅沢だ。皮は発酵させたメリケン粉からつくるのだが、この技は日本人には簡単ではない。中国の東北地方では、冬至に食べる。しかし、今は北京も食糧不足・薬もない、病院もパンク、死体焼き場も。知り合いも感染している。悲惨すぎる!

2022年12月26日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月25日 (日)

五輪疑獄=安倍・森・石原が本命<本澤二郎の「日本の風景」(4665)

五輪疑獄=安倍・森・石原が本命<本澤二郎の「日本の風景」(4665)

<片手落ちの検察の甘すぎる捜査に国民は納得しない>

 7・8安倍銃撃事件のあとから始まった東京五輪疑獄捜査について、市民の評価は分かれる。「よくやっている」との見方がある一方で、多くの国民は「雑魚ばかり捕まえて本丸の森喜朗を任意の事情聴取で放免してしまった。清和会内閣に検察も手が出ないのだ」と片手落ちの捜査に反発している。

 この重大過ぎる五輪疑獄は、フクシマ放射能汚染問題を隠し、東北復興を遅らせた悪質すぎる安倍事件である。2012年12月に第二次安倍内閣が発足した直後に安倍は、電通の高橋治之に押し付けていたことが判明している。「逮捕はさせないから」といって、事実上「手段を選ばずにやれ」と指示していたというから、安倍の五輪利権に掛けた野望はすさまじい。

 

 そもそも安倍家と高橋家は親類関係といい、治之の実弟-治則は安倍の父親の晋太郎支援者だった。地元の豪邸は、彼の支援で建設されたほど。それにしても「逮捕させない」という検察を手玉に取る手口は、福田赳夫以来の清和会の検察操作の伝統で知られる。安倍の検事総長・人事に異様な対応をしたことも理解できるだろう。岸・福田・安倍の清和会にかかっては、法務検察・法の下の平等は、絵に描いた餅でしかないことが、以上の説明で十分だろう。

 

 世界に向かって安倍の口癖だった「法の支配」の意味するところが、これである。主権者は本当に馬鹿にされてきた。彼ら清和会にとって、権力の乱用は常識の範囲だった。こんな政権を、合わせて10年存続させてきた日本人・官界・議会と司法の腐敗を露呈して余りあろう。

 

 さて安倍に五輪開催を売り込んだ人物は、電通以外には石原慎太郎と森喜朗であろう。その利権の巨大さを教え込んだのは電通に違いない。安倍の祖父・岸の電通人脈は、満州国傀儡政権以来からだから、古くて深い。

 安倍を五輪開催に追い込んだ犯人は、岸の配下で知られる石原と森であろう。日中国交正常化のさい、二人とも岸の指示に従って、自民党極右勢力の青嵐会で暴れまくった。石原が息子のオウム真理教問題で、衆院議員を辞任した石原の次の狙いは都知事就任。狙いは五輪開催だった。岸の満洲人脈が作動して実現にこぎつけるのだが、石原は成功しなかった。

 

 ヒトラーを引き合いに出す必要もない。スポーツは人々の政治感覚を狂わせる効果が絶大だ。安倍がNHK人事に執着すると、途端にスポーツ報道が圧倒するようになった。岸の仲間だった原子力ムラの正力松太郎は、読売新聞で改憲軍拡路線の太鼓持ち死ながら、スポーツ芸能に力を入れた。そのための日本テレビだった。電通との関係強化で部数と広告を伸ばしてきたことで知られている。朝日を抜いた理由でもあった。岸はCIAお工作で政権を手にした。正力もCIA協力者で知られた。

 目下の五輪疑獄捜査は、要に手を入れない画竜点睛を欠く捜査といえる。安倍・石原・森の利権犯罪から逃げている。

 

<相変わらずマスコミ操作の電通に徹底メスを入れない法務検察>

 電通と政府自民党の関係は、岸の満洲人脈からだから、長期間に渡っている。福田と安倍を経由している。お互い身内同士なのだ。日本最大の悪徳企業といえる。真実の報道も、電通ににらまれると、ゴミ箱に捨てられる。

 70年代に自民党本部職員だった人物によると、電通職員は毎日用もないのに平河町の自民党本部に姿を見せていた。自民党本部担当の平河クラブの政治記者も分からなかった。ついでに言うと、戦前の国家神道の流れを引きずる神道政治連盟も自民党本部に潜在していたが、政治記者の目に届くことはなかった。

 

 いま「神国日本」という途方もない野望が浮上していると聞く。別の機会に書かねばなるまい。安倍や森が先導している不気味な日本会議のことだ。カルトは統一教会だけではない。五輪捜査の恥部は電通首脳部にメスを入れない点である。岸の右腕となったアヘン王・里見甫から抉り出す必要がある。

 

<「なぜサメのノーミソを逮捕しないのか」が大衆の疑念と怒り>

 永田町では、森のことを「サメのノーミソ」と評している。清和会関係者でないと、正確には判らないだろうが、最近では庶民大衆も口にするようになった。

 竹下登によると、森の評判はぱっとしない。同じ早稲田の商学部OBとはいえ、彼によると表口と裏口があるというのだ。本人の話だから森も否定できない。

 

 

 「日本は天皇中心の神の国」などとほざいて失脚した。そもそも裏談合で首相になった人物である。検察が捜査に配慮する点が怪しい。大衆の疑念と怒りは、膨らむ一方である。岸田沈没にも一役買っている。

 

<「小池―小泉も危うい」との指摘も>

 小泉純一郎は間もなく81歳になる。米ジャパンハンドラーズから特訓を受けた2世の進次郎の評判もよくない。離婚した妻との復縁をして、世間をあっと言わせてはどうか。

 小泉らの支援を受けて都知事になった小池百合子に五輪主宰者知事として問題はないのか。終始清潔にしたものかどうか?東京都の五輪費用に問題はないのか。ないということは考えられない。小池もまた清和会のメンバーであった。指摘する向きも少なくないようだ。

 

<アベノミクス物価高で泣いている庶民の4兆円五輪賭博に怒り百倍>

 世界最大のスポーツの祭典にどす黒いカネが動くことは、もはや国際社会の常識である。札幌市は手を降ろすしかない。東京都と北の札幌市で黒いカネが動く?想像しただけでもうんざりである。

 

 安倍は史上最低の首相を10年も継続して銃弾に倒れた。彼の行政で評価するものは何もない。戦争するプーチンを喜ばせただけだろう。それがなぜ「国葬」だったのか。統一教会問題と共に長く尾を引くことになろう。巨大すぎる負の遺産にたじろぐ国民でいいのだろうか。

 利権まみれの底なし沼に対して、筆者は4兆円五輪賭博疑獄と提起してきたのだが、その感は深まるばかりだ。年収100万円、150万円で暮らしている日本人の怒りは、憎さ100倍である。

 

 そこへと輪をかけるような2倍軍拡の戦争準備作戦の強行は、あたかも日本列島を沈没させる精神病内閣そのものだから声も出ない。岸の戦前派政権の継続の恐怖にどう向き合うべきか。日本人は生存をかけた正念場に立たされている。

2022年12月25日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

 

 

 

 

2022年12月24日 (土)

二階俊博の暴言<本澤二郎の「日本の風景」(4664)

二階俊博の暴言<本澤二郎の「日本の風景」(4664)

<「コロナで死んだ」というデマ犯人に「叩き殺す」発言は当たり前!>

 史上最低で最悪の安倍晋三政権を自民党幹事長として支えながら、党本部の巨額資金を行使し、党内の言論の自由を封じ込めた二階俊博について評価は分かれるだろうが、安倍の共犯者としての自民党実力者に対して、北京の評価は高くない。

 彼の致命的な弱点は、年齢からくる健康問題だ。本人も周囲も一番それを気にかけている。そんな時にラジオ出演の場面で「コロナで死んだ」というデマをぶつけられ、反射的に「叩き殺してやる」と発言した。

 そんなに目くじらを立てることではないだろう。本人の飾り気のない発言に異論などない。異論反論は、彼の「戦争準備」そのものである大軍拡を批判したことだ。こちらも当たり前の発言だ。「政府は孤立している」という指摘も全くその通りで、二階が珍しく正論を吐いている。

 問題はその先について言葉を濁している点である。日本国民のほとんどが「戦争準備そのもの」である世界第3位になる軍事大国を願っていない。安倍と側近の安倍女以外は「軍事費を2倍にしろ」と迷走発言をしていない。それなのに岸田はそそくさと強行した。自公による閣議決定である。

 国会も知らない。法曹界も学界も知らない。閣議決定そのものが違憲違法であろう。国民は納得していない。朝日と赤旗が公然と批判したという。両紙は岸田内閣打倒に動くだろう。多くの国民は全面的に賛成である。

 問題は二階派が岸田打倒に向かうのかどうか。ここがポイントだ。野党と連携するといいのだが、その覚悟があるのかどうか。岸田沈没後の暫定政権に担がれる可能性を否定しない。

 

<防衛費急増(戦争準備)の岸田批判は正論=大軍拡予算を阻止せよ>

 平和憲法をないがしろにして米軍の手先となってインド太平洋で覇権行為をする日本を、平和を愛する日本人は見たくない。二度と戦争は御免だ。ロシアとウクライナをみても悲惨すぎるだろう。

 武器弾薬を背後にした外交を目論む日本の外務省は、安倍時代からすっかり精神病の悪魔が乗り移ってしまったのか。国民はアメリカ属国に甘んじ、自立外交を放棄した外務省を解体する運動も開始しなければならない。とんでもない思い違いである。

 林芳正がいまも9条外交に足場を置いているのであれば、外務省解体を念頭に入れながら、人事の大刷新を直ちに始めたらいい。二階は日中友好の外交に舵を切るよう林を支援したらいい。清和会・統一教会の外交からオサラバしなければならない。

 国民は、
いくら説明されても「戦争準備」を理解しない、むしろ大反対する日本国民である。三菱財閥や外務官僚を喜ばせる、国民の血と汗の結晶である血税を悪魔に委ねることなど、断固として反対である。東アジアを火薬庫にしたいワシントンや
NATOの策略に乗せられてなるものか。

 二階の言う「唐突で説明不足」はその通りだが、突っ込みが不足している。閣議決定を撤回させるようでなければ、政治家とは言えない。確か彼は若いころ遠藤三郎から反軍教育を受けていたはずだ。

 

<安倍長期政権の立役者の政治責任は重大>

 思えば、今回の岸田の相次ぐ暴政の土台は、安倍晋三の日本会議と統一教会が仕組んだものである。神社本庁と靖国の亡霊が関わっている不気味なカルトの狙いがある。

 そこに二階も深く関与してきた。二階に政治家としての信念・良心があるのであれば、岸田の暴政を食い止める政治的責任がある。

 彼はもともとは運輸族・観光族として生きてきた。安倍のもとで幹事長になった途端、懐が温かくなった。党本部の金庫を握った成果である。地元の知事選では、清和会の世耕を蹴散らした。その世耕は、台湾有事のために近く蔡英文と会見する。萩生田の二番煎じだ。台湾派の暴走を食い止める責任もあろう。

 

<林訪中を急がせよ=東アジアの火薬庫を阻止する外交責任が>

 今のような場面では、日中の外交当局者による話し合いが不可欠である。台湾有事について、しっかりと確認し、そのことを国際社会に発信する責任が、林芳正に課せられている。

 安倍の焼け木杭には火が付き易い。悲しいかな宏池会には闘う力のある侍がいない。二階の出番であろう。日本を二度と戦場にしてはならない。「カルトの精神病患者に権力を委ねた恐怖を、今の日本人は味わっている」との鋭い指摘もあるほどだ。

 

 昨日は強風の中、10数本の里芋を掘った。太陽不足の場所だったが、掘った芋の先には、沢山の根っこが栄養を吸い上げていた。その後にJAガソリンスタンドで車に満タン、灯油も35リットルほど。早く戦争を止めさせないと国民生活は、物価高で厳しくなり希望を失い、凍えてしまう。ウクライナ支援は正しいとは言えないだろう。幸い、同級生の佐久間君が白菜1個、近くの畑で耕作している波多野さんがカブ2個を持参してくれた。庶民はお互い助け合って生きているが限界もある。今朝は見事な太陽を、ゴミだらけのベランダで体いっぱい浴びた。永田町の不条理な精神病に清浄な太陽を届けよう。毎日だ!

2022年12月24日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月23日 (金)

世論に敵対する岸田内閣<本澤二郎の「日本の風景」(4663)

世論に敵対する売国奴<本澤二郎の「日本の風景」(4663)

<支持率低迷の死に体の先行きは解散も打てずに総辞職も

 あたかも「国民を守る」と見せかけて、自身の営利行為をする輩を「売国」「売国奴」という。岸田文雄内閣は、安倍晋三内閣・菅義偉内閣と同様に売国奴内閣と呼ばれている。

 民意に沿うという宏池会の理念は全くない。世論に抗する悪徳政権の支持率は、正に死に体である。114兆円の超軍拡予算を・カルト政党自公の3分の2議席で押し切ろうとするだろうが、攻める野党も大勢引き締めと立て直しで猛攻するだろう。孫や子供の世代にツケ回しの、超赤字を湯水のようにつぎ込む超借金軍拡予算を成立させてなるものか。

 フクシマの教訓を放棄した岸田にも声が出ない。この人物は人間なのか。国民の悲鳴が聞こえないらしい。統一教会のための統一地方選挙に自公は勝てるのか。おそらく内閣不信任を突きつけられて、解散も打てずに沈没する可能性を否定出来ない。

 最悪の2022年と続く2023年を約束させるような気候変動が、強も日本列島に襲来している。今・金・自分だけの日本を放棄させる新年を迎えたい。

 

<戦争準備の自公体制では統一教会・統一地方選も厳しい>

 先立つものはカネだ。共産党に忠告したい。政党助成金を受け取れ、といいたい。痩せ我慢するな。活動資金がなければ人は動かないし、動けない。潤沢すぎる自公に対抗できない。遠慮せずにもらったらいい。恩返しは機関紙報道で威力を発揮し、それを市民にガンガン流すのだ。地方選挙ではこれが大事である。

 

 右派新聞の報道で知ったばかりだが、赤旗と朝日新聞が日本国憲法を踏みにじる大軍拡に反対しているという。正論である。戦争準備によって暴利を得る輩は、100%死の商人勢力の財閥である。自民党のスポンサーである。右翼に資金を流し、真っ当な人々に襲い掛かってくる悪魔とも対決する朝日になれば、人々は再び朝日購読に目を向けるだろう。

 社説原稿1本150万円とか100万円などという暴利を懐に入れてきた論説委員を排除できたのだろうか。年収200万円記者が誕生していれば、朝日は再生できるだろう。この世は情報戦である。情報がカギだ。朝日はそれをやろうとすれば出来る。やらねば沈没するしかない。大衆の目線で書きまくれ、といいたい。朝日の覚醒は市民にとって力強い。本当であればうれしいすばらしいことだ。

 

<311のフクシマの教訓を放棄したヒロシマの文雄は国賊>

 岸田売国政策は、戦争準備による戦争に国民を引きずり込もうとしている。岸田にいいたい。息子を沖縄の自衛隊で働かせてはどうか。統一教会と関係する清和会議員の子弟も一緒に連れ立って勤務させるのもいいだろう。

 まだある。予算国会をフクシマでやってはどうか。東電原発近くで開会するのである。被ばくを強いられているフクシマの県民も奮い立つかもしれない。

 

 政府は原発の新方針を決めた。40年経ったら廃炉を60年、さらに引き延ばして稼働させる。54基の原発のフル稼働に加えて「次世代原発」などと触れ込む新たな原発に建て替えたり新しく建設するという。これまた恐ろしい原発計画であろうか。核兵器をアメリカやロシアを上回る保有をするというのか。こんなことは悪魔でない限り出来ない。

 岸田内閣は原子力ムラの傀儡政権かつ財閥の傀儡政権というべきか。

 原子力ムラに屈した内閣は、問題の女川原子力発電所2号機の再稼働に踏み切るという。

 日本は世界に名だたる巨大地震大国である。地震に耐えられる原発などこの世に存在しない。悪魔に魅入られているような政権を1日も早く辞めさせないと、日本は暗黒列島へと落ち込む。

 

<大軍拡予算の強行採決は内閣不信任、解散総選挙で3分の2確保困難>

 野党に機会を作っている。諸葛孔明のような知恵者はいないのか。必ずいるはずだ。旧社会党を解体し、その流れに乗ってるような人物は無理だろうが、日本の前途に明るさを灯せるような人物が必ずいるはずだ。

 悲しいかな今の立民や共産に人物はいない。執行部は総退陣して一兵卒として党を支えるしかない。共産の言葉としてしか知らないが、民主集中制を取っ払う、自由闊達な政党にするのもいいだろう。

 日本を確実に沈没させる憲法破壊勢力を打倒するための、正義の戦略家に委ねる時を迎えている。野党に正月休みはない。地域に根差している党員の声を聞くことから始めよ。統一地方選で、自公と統一教会を撃破する作戦を練り上げて勝利する。同時に議会攻略で自公を孤立させる作戦も。野党は昼寝する時間もない。とことん挑戦する2023年なのだ。

 統一教会の正体が見えてきた。活動する信者はたったの2万3000人足らずだ。国民は軍縮平和と原発ゼロの日本に目を向けている。「日本人の平和主義はいい加減なものではない」と叫び続けた宇都宮徳馬さんの正義を信頼している。

 昨日は病院で動脈硬化と血管年齢を検査、当面心配ないと判明した。大波乱の2023年に向けてわがペンに問題なしだ。

2022年12月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月22日 (木)

伊藤詩織さんに続け<本澤二郎の「日本の風景」(4662)

伊藤詩織さんに続け<本澤二郎の「日本の風景」(4662)

<女優の大内彩加さんも劇作家を提訴=性犯罪は人格否定の深刻すぎる重大な事案=被害者は沢山いる=声を上げよ!>

 

(日刊スポーツ)劇団「DULLCOLORED
POP
」を主宰する劇作家谷賢一氏(40)をセクシュアルハラスメントで提訴した同劇団の女優大内彩加(29)が20日、オンラインで会見を行った。550万円の損害賠償を求め、1124日付で東京地裁に訴状を提出。谷氏とのLINE画面も公開した。谷氏は「事実無根」と反論しており、所属事務所は「訴状も届いておらず、訴えの内容を正確に把握できていない状況」とコメント。

 


大内彩加さんは初めて聞く名前であるが、強姦魔に対して屈せず、提訴した勇気を評価したい。伊藤詩織さんのTBSの山口強姦魔事件が影響したものか。刑事告訴はどうか。改めて詩織効果に注目したい。大半の無名の女性市民は泣き寝入りしている。創価やくざ強姦殺人事件から見て断言できる。

 自衛隊の組織は言うまでもなく、日本の女性はやくざは言うまでもなく、油断すると、どこからでも残忍で獰猛な日本狼に襲われる。肝に銘じるべきだ。阻止する方法は、被害者のすべての女性が声を上げることである。警察は正義の婦人警官を配置して、しっかりと対応する責任がある。警察改革の核心に違いない。中村格のような安倍・菅人事を二度と許してはならない。

 強姦は女性殺人に相当するだろう。ことほど犯罪性は重い。フィリピンのドゥテルテ前大統領のような勇気ある為政者も必要であるが、まずは女性が声を上げる、自立する決断が不可欠だ。したがって今回の大内さんの法廷闘争にも関心を持ちたい。いまだLGBTを理解しない凡人ジャーナリストだが、強姦事件は女性にとって生死にかかわる深刻すぎる重大な事件であるとの認識は、創価やくざ強姦殺人事件の教訓なのだ。

 

<女性のみならず日本人の必読本は山田盟子女史の作品群>

 筆者は、女性の自立が日本政治の健全性と深く関係していると考えている。なぜ自立しないのか、出来ないのか。強姦されても110番通報しないのか。伊藤詩織さんただ一人しか勇気ある自立できないのか。伊藤さんの覚悟の決断に敬意を表しながら「詩織さんに続け」と叫び続けてきたのだが、大内さんを第二の詩織さんと評価して、法廷闘争を注視していきたい。そこで直接関係ないのだが、LGBT問題の専門家・法律家に「山田盟子さんの作品を読んでほしい」と声をかけてみた。

 この本をまだ読んでいないが、概要をインターネットで知って腰を抜かした。偽りの明治天皇と福沢諭吉と岩崎弥太郎の3悪党を、彼女は容赦なく暴露していた。凡人ジャーナリストは腰を抜かして茫然自失の体だったことを白状したい。

 

 女性問題の専門家は、山田盟子女史の作品を読んでいるのか、はたまた知っているのか。昨今、弁護士の金儲け仕事にうんざりしている反骨のジャーナリストは、ただ一人尊敬できる法律家の反応に興味をもった。彼女はさっそく図書館で見つけたという。読み始めた。

 

 女工哀史という本の名前をうろ覚えている程度の人間は、それでもまさしく山田盟子本は女性哀史そのものと評価できる。「日本の近代化」という明治の嘘を学校で教え込まれてきた日本人は、明治の3悪人の蛮行を知って声も出ないだろう。

 明治の啓蒙思想家といわれてきた福沢諭吉の正体を、名古屋大学名誉教授の安川寿之助さんの著作で知った時も驚いた。その福沢の手ほどきを受けた、つくられた明治天皇と政商・岩崎の蛮行は、天地がひっくり返るほど悪辣だった。

 出版社は山田盟子女史の作品の復刻版を出して広く国民に読ませたらいい。

 

<法律家は図書館で借りてきて既に数冊読破>

 不正義に妥協しないLGBTに厳しい弁護士は、それゆえ岸田が「有能だ」として世論の罷免要求を突っぱねている悪女の杉田水脈に手厳しい。安倍の鶴の一声で比例区のに入った、そのため国民が知らないうちに議席を持つという、現行の選挙制度にも怒りを爆発させている。

 典型的な人権派弁護士の一人である。急ぎ図書館で山田盟子女史の作品を借りてきて数冊読破したようだ。すごい弁護士だ。金に執着しない点も、昨今の弁護士の対応に懸念を抱いてきた筆者も感心するほかない。

 

<「日本の風景」2018年12月30日に掲載済み=近く再掲載>

 昨日はわざわざ電話をしてくれた。「本澤さんは既に4年前にblogで書いている。山田盟子女史の作品を読めと訴えていた。忘れたのか」と。

 さっそく「日本の風景」の2018年12月30日号を開くと確かに書いていた。しかも、このことを教えてくれた人物もわかった。大手の元出版社の編集者だった。そういえば、最近になって本人から電話があった。当時の126メールが止められてしまい、古い友人と連絡が取れない有様に閉口するばかりだ。

 デジタル時代の落とし穴か。貴重な記録を消される恐怖は、KDDIの携帯でも経験した。近く4年前の記事を掲載しようと思う。戦争準備などNOである。

 

<昨日はうれしい女らしい女性デー=国家手帳にキウリの糠味噌漬け>

 この世は腐りきっている。戦争準備に抵抗しない新聞テレビにうんざりだ。どこもかしこも翼賛体制化している。昨日買ったばかりのPanasonicの携帯ラジオのチャンネルを回すとTBSラジオ。ニュースのあとにスポンサー「日本財団」に仰天した。笹川ではないか。清和会と統一教会を支援する日本財団に取り込まれていた民放ラジオに衝撃を受けてしまった。現に現在も、手玉に取られている文科省ではないか。統一教会顧問弁護士の優雅すぎる高級マンション生活も知った。主権者を馬鹿にしているカルト教団に屈してなるものか。

 

 いいこともあった。日刊ゲンダイの有能な記者の一人で知られる峰田理津子記者が、来年の国会手帳を送って来てくれた。北京生活をしていた時も、である。頭が下がるのだが、彼女の取材がまたすごい。庶民の目線を貫徹した鋭いもので、当方の言いたいことを100%質問してくる。

 反骨のジャーナリストは、日刊ゲンダイにもいる。しかも、彼女の後輩たちもまた同様である。東京に住んでいたころ、何度も自宅近くまで来てくれた。惚れ惚れする秀才美人だ。NHKの安倍側近の記者とは対照的である。

 以前、北海道新聞の元政治部長が「元気だな」と声をかけてきたが、日刊ゲンダイのお陰だった。先ごろは高知市に住む元自民党秘書からも「コンビニで買っているよ」との声も。いまやタブロイド新聞の雄である。外国特派員の必読新聞というのも頷ける。新聞界のナベツネ化に対抗する唯一の日刊ゲンダイの活躍が、日本の希望といえるだろう。決して誉めすぎではではない。

 

 もう一つうれしい贈り物があった。近くの親類先に当たる柴崎福江さんが、ぬか漬けのキウリを2本と白菜などの野菜を持参してくれた。もちろん無農薬野菜だ。彼女の糠床は母親のころからだから100年近い、もしも母親がその前からの糠床を拝借していれば、100年を軽く超える。糠味噌文化の源流は、中国の南部の米どころかもしれない。米ぬか文化に沢庵漬け文化が加わると、大陸と半島と列島は、古より一体だったことが理解できる。

 2022年12月21日は、さしずめ本澤家にとって女性の日となった。その数日前には、同級生の佐久間清一君が日本に帰化した韓国人が作ったとみられるキムチを持参した。キムチも最高だ。近隣諸国との仲良しを日本国憲法は政府に指令していることを岸田は忘却している。

2022年12月22日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

滋賀県警が準強制性交容疑で書類送検した滋賀県高島市の万木(ゆるぎ)豊市議(58)を不起訴とした大津地検の処分を不当として、被害を訴えている同僚の中川あゆこ市議(42)は21日、大津検察審査会に審査を申し立てた。中川市議は「起訴相当を求める。許されない行為」としている。

 

2022年12月21日 (水)

性行為動画は殺人に相当<本澤二郎の「日本の風景」(4661)

性行為動画は殺人に相当<本澤二郎の「日本の風景」(4661)

<創価やくざ強姦殺人(木更津レイプ殺人事件)追及に弾み>

 2014年4月28日に突発性の大動脈りゅう破裂で非業の死を遂げた学会婦人部栄養士のK子さんは、半年前に学会やくざ浜名(富津市出身)に強姦されていた。そのさい、やくざの七つ道具で性行為動画を撮影されていた!逃げ出そうとして犯人が「暴露するぞ」という常とう手段に命を奪われた。

 

 性行為動画はやくざの手口から一般的に広がっていることが、昨日の朝日新聞報道で確認した。脅された被害者は、生きようとして相手を刺殺した。判決は懲役9年。性行為動画そのものが殺人行為である。判決に異論ありだ。

 やくざはその際に覚醒剤を使う。強姦された女性は、あとで気づくのか。その瞬間から女性は性の奴隷となる。覚醒剤はやくざの世界から、ごく普通の世界に広がっている。ことほど性行為動画が一般化していることがわかった。。この場合、女性が110番通報することはあり得ない。相手を刺し殺すか、性奴隷となって日陰者として生きるしかない。

 

 したがって、女性が安心して生きる世界は、ますます狭められていることになろう。これは深刻すぎる女性差別、昨今のLGBTどころの騒ぎではない。創価やくざ強姦殺人を徹底取材したジャーナリストの目線からすると、東京・江東区の殺人事件の加害者となった被告女性の懲役9年はさらに半減すべきだった。無罪にしてもいいくらいである。ことほど動画撮影の罪は重い。殺人に相当するだろう。

 関連してTBS強姦魔の山口を救済した悪魔の警察官・中村格が、いまも太陽を浴びながら生きている不条理にも怒りを覚える。中村よ、猛省して伊藤詩織さんに謝罪する責任がある。良心があればそうすべきだ。天に代わって忠告しておきたい。日本の女性どころか全国民も同じ思いのはずである。

 

<被害女性が生き延びるためには加害者殺害しか手段はない>

 殺人は罪が重い。当たり前である。しかし、性行為動画を強いられ、それを武器にして性の奴隷としてしか生きられない女性は、どうだろうか。被害者は沢山いる可能性がある。やくざに強姦されて水商売を強いられている女性の多くは、性行為動画で自由を奪われている。人権はない。

 世は21世紀だ。国際社会は女性差別を禁じている。法制度も許さないが、それでもやくざに強姦された女性は、まともに生きられない。人間として自由に楽しく生きられない。家庭を持てない。こんな悲劇から抜け出す手段は、相手の悪魔を自ら退治するしかないだろう。

 正当防衛であろう。緊急避難ではないか。

 老練な女性弁護士と議論したが、埒が明かなかった。今の法制度や判例に縛られていて、性行為動画を振り回す悪魔人間を殺害するしかなかった犯罪も、殺人として判断するしかないという。何事も被害者になってみないと、その悲惨な状況を判断できない。

 

 たとえば医療事故についても言える。当事者にならないと、その深刻な被害と怒りを弁護人も検事・判事も理解できない。いわんや医療ミスを認めない、反省も謝罪もしない、我が家の抱える東芝病院医療事故を忘却することはない。

憎さ百倍である。東芝製品不買運動の先頭に立つ覚悟が現在もある。2010年4月7日の事件である。筆者に同情的な弁護士でも、当事者の苦悩を理解してくれないもどかしさを感じながら生きている。 

 東芝と交渉した当方依頼の弁護士は、ついぞ東芝の顧問弁護士とつばぜり合いの論争を一度もしないまま逃げてしまった。弁護士もいい加減なのだから、現状では武器を手にして不当な医師と対決するしか被害の回復は不可能なのだ。いわゆる私刑・リンチである。こんなことが出来るわけがない。

 

 しかしながら、性行為動画を振り回す悪魔に対して、止めるための唯一の手段は、悪魔人間を殺害するしか、残された手段はない。東京・江戸川区の事件は、緊急避難か正当防衛が適用されてしかるべきではないか。

 

<判決の「不誠実な対応」どころでない=懲役9年は長すぎる>

(朝日)東京都江戸川区のアパートで1月、同居していた元交際相手の男性(当時25)の腹を包丁で刺して殺したとして、殺人罪に問われた被告の女(20)に対する裁判員裁判の判決公判が19日、東京地裁(高橋康明裁判長)であった。判決は、懲役9年(求刑懲役13年)を言い渡した。 判決によると、被告は青森市内の高校3年生だった2020年、6歳上の男性と交際を始め、21年には一緒に上京し、同居を始めた。撮影された性行為の動画を削除するよう男性に何度も求めたが応じてもらえず、今年19日、動画をSNSなどで拡散されたと思い込んで包丁で刺した。判決は、「人ひとりの命を奪った責任は重大」とする一方、男性が性行為の動画を持ち続け、削除に応じなかったことについて「被害者の不誠実な対応が被告に苦痛や恐怖を与え、精神的に追い詰めてしまった側面もある」とも述べた。(村上友里)

 

 裁判長はおかしい。性行為動画を振り回す悪魔人間を「不誠実な対応」という軽過ぎる認識はおかしい。女性は殺人に相当する被害を受けていた。懲役9年は不当な量刑である。

 

<木更津市や由利本荘市の公明党創価学会のK子さん友人にお願い>

 凡人ジャーナリスト自ら暴いた「木更津レイプ殺人事件」を、本日から「創価やくざ強姦殺人事件」と呼ぶ。ほとんどの女性は、入れ墨を見た瞬間に体が硬直する。声も出ない。一人住まいのK子さん宅は、北側は車がよく走っている県道、東側は騒音が激しい車の解体作業現場、南は老いた夫妻、西は人通りの少ない市道を隔てた植木で埋まる閑静な住宅だ。

 K子さんは、アルバイト先の介護施設の主人を、親切な大工さんと信じ込んで、自宅に入れてしまい強姦された。以来、水商売やリフォーム注文に狩り出された。110番通報は出来ない。誰にも相談できない。毎日3時間も仏壇の前で祈った。信濃町の道場のような施設にも出向いて祈った。むろん、宗教に解決出来る能力などあるわけがない。

 一人で飛び出すしかなかった。すると毎日のように携帯が鳴った。携帯をやくざに独占されていたのだ。脅しの最後通牒は「性行為動画をばらす」だった。彼女は生きることが出来なかった。突発性の大動脈りゅう破裂で即死。君津中央病院にドクヘリで搬送されたが、強い心臓も2日後に止まった。人一倍健康に気を使っていたのだが、やくざのドーカツに勝つことは出来なかった。

 

 彼女の様子を知る学会の友人はいる。知っている。しかし、信濃町に封じ込められた。警察にも圧力をかけたようだ。

 K子さんを知る木更津市、栄養士として働いた君津市の山の手医院や秋田県の由利本荘市の友人らに対して、戦争準備に舵を切った自公体制反対を決断してほしい。この事件はいまでは創価学会の犯罪へと突き進んでいる。まともな教団であれば、やくざを説得し、刑に服させるのが筋である。隠ぺいに加担するようでは、信濃町そのものが共犯者となる。

 

 筆者は日中友好当時の池田大作を評価した。しかし、創価やくざ浜名の強姦事件を政治力を用いて隠ぺいした創価学会とは決別、以来、機会あるごとに厳しい批判を繰り広げてきた。今では不倶戴天の敵と言ってもいいだろう。正義の戦いにペンは折れない!

2022年12月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月20日 (火)

欧米のアジア戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4660)

欧米のアジア戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4660)

<古来よりアジア(人)同士を戦わせて漁夫の利に高笑いする巧妙な作戦>

 日本人の頭脳は硬直している。今朝のヤフーニュースをみると、悲しいかな「支持率低下の原因は聞く力の欠如か」というとぼけた記事を先頭に掲げていた。ヤフーの黒幕を知らないが、言論界は底の底までナベツネ化が貫徹してしまった。日本の戦争準備は、アジアに緊張を巻き起こす、誰でも判っている。この流れは既に戦前に体験している。歴史の教訓として回避することが賢明だが、またしても欧米のアジア戦略にはまってしまった。

 この当たり前の認識が、日本の言論界には存在しない。政界や学会にもない。忘却してゆでガエルの状態だ。フランスなどでは、人々が街頭に飛び出して政権を打倒する場面である。日本にはそれがない。野党もノーテンキをかこって恥じない。この国の終わりの鐘が鳴り響いている!

 

<インド太平洋を巻き込む薄氷を踏む戦争準備で墓穴掘る日本>

 77年前に日本人は誓った。二度と戦争はしない。そのための不戦・戦争放棄の憲法を誕生させた。武器弾薬も放棄すると、自ら手足を縛って独立を果たした。人びとは生きるために必死になって働いた。

 生活のための製品を作って、貿易で金を稼いで経済大国にのし上がった。しかし、不幸なことにA級戦犯の政権を容認した。半世紀後に彼らの亡霊そのものである岸・福田・安倍の清和会政権を相次いで誕生させてしまった。

 統一教会国際勝共連合と一体化したA級戦犯の亡霊政権・清和会の極右路線が、公然とアジア・太平洋に向かって驀進している。中国と覇権を競うというのだ。極め付きの緊張政策である。

 国内引き締めを狙う隣国は、受けて立つだろう。77年前の教訓をしっかりと踏まえた軍事戦略を実現してきたのだから。マッチ1本で14億人の人民は立ち上がるだろう。

 日中対決を欧米諸国は、高みの見物をしている。ロシアとウクライナ戦争も同じような構造となっていることに気付く必要がある。このことで米国の軍事経済は活況を呈している。人びとはインフレで泣いているが、政権は笑いがこぼれている。

 薄氷を踏むであろう安倍・菅・岸田の大軍拡政策に、三菱重工など死の商人は内心笑い転げている。子供や家族を持つ家庭や戦争しない自衛隊に家族を送り込んでいる家庭は、早くも死の宣告を受けている。

 こうした非常事態に漫然と報道するだけのゆでガエル言論人に、彼ら彼女らの怒りが込み上げている。

 

<明治の日本は大英帝国の罠にかかって中国の清国、ついでロシア帝国と戦争して無数の人命と財産を失い国土疲弊>

 明治天皇と三菱の岩崎弥太郎は、武器弾薬を購入するため、無数の婦女子を海外に性奴隷として売った、そのために日本郵船を設立した。女性哀史の第一人者の山田盟子女史の作品に取り上げられているという。

 まともな図書館は、彼女の作品を購入し、市民に開放している。木更津市はヤクザ本ばかりだと聞く。関東軍の生き残り兵は皆知っているが、口を開かないまま亡くなった。武勇伝ではないし、恥の上乗りだと信じ込んでいた。従軍慰安婦は歴史的事実である。

 言及するまでもない。明治の日清・日露の大戦の黒幕は、大英帝国・ロンドンのアジア戦略だ。アジア人同士を戦わせる。ロンドンは漁夫の利に預かる高等戦術だ。明治の日本も当時の清国・ロシア帝国もロンドンの罠にかかってしまった。アジア人の愚かさは、21世紀において復活する!

 歴史を学んでいない言論人は「岸田の欠陥」と決めつけて、今を論じている。他の小論もこの類では話にならない。落ちるも落ちたり日本の言論界である。電通マンは笑い転げている。

 

<罠にはまり落とし穴に落ちた愚を21世紀も繰り返す>

 岸田内閣は、A級戦犯の亡霊政権の安倍の安保戦略を「閣議決定」で強行した。議会も司法も無視した。憲法違反で容認することは出来ない。来年度予算は違憲違法である。内閣不信任案を与野党の議員は提出しなければならなくなった。

 解散するしかないだろう。野党に覚悟を求めたい。世界一の高給を食む悪党になりたくなければ覚悟の2023年となろう。

 戦前の愚を二度と繰り返すなかれ!

 ベトナム華僑から日本会議に潜り込んだという反共右翼の女性狐に化かされるな、とも指摘しておきたい。

 

<アジアの白人至上主義に警鐘を乱打=民族・人種差別をなくせ!>

 アジア人最大の欠点は、白人至上主義にある。人種差別を受け入れる外務省の役人を選別する時か。

 

<日本人は歴史を学び憲法を読もう=帆船日本丸が最善の航路>

 日本人は歴史・近現代史を学ばなければならない。そしてその延長線上の憲法を読む。これが日本人たるゆえんである。帆船日本丸の航海が最善!

 昨日は友人の誕生会を「君津の森」でバイキング、その後の入浴で垢を落とした。今朝も大霜、冬晴れだ。

2022年12月20日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月19日 (月)

天下の一大事<本澤二郎の「日本の風景」(4659)

天下の一大事<本澤二郎の「日本の風景」(4659)

<緊張を作り出すことに成功したゆでガエルの岸田文雄も売国奴>

 安保3文書の中身は、A級戦犯の亡霊がまとわりついた、安倍晋三の日本軍国主義・神国日本の復活野望を総まとめしたような、極右・日本会議の危険すぎる軍事戦略であろう。それを本来は、護憲リベラルの伝統のある宏池会の岸田文雄が、議会や司法の判断を抜きにして、たかだか閣議決定で強行したものである。大義も正当性もない代物である。

 

 他方、内閣の広報紙は「お陰で年を越せそうだ」との見出しで、岸田の軽すぎる心境を報じた。しかも「大きな転換点にもなった」と満足そうに語ったとも、余裕のあるコメントも載せた

 周辺は「これで安倍の引継ぎに道筋をつけた。来年は本格的にやりたい年にしたい」との声も伝えた。すなわち、この恐ろしい謀略安保政策は、岸田と安倍の密約だったことを内外に明らかにした。

 

 これらの動きに、善良な国民ほど気がくるうほどの危機感を抱いている。日本にとっての戦後政治の空前の大転換である。憲法が許さない。平和を願う国民が断じて許すはずがない。毎日新聞は内閣支持率が25%と世論調査の結果を報じた。新聞テレビ特にNHKが真っ当に報道していれば10%を切っていたはずである。

 

(毎日新聞は1718の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は25%で、1119日の前回調査の31%から6ポイント減少し、政権発足以降最低となった。不支持率は69%で前回(62%)より7ポイント増加し、発足以降最高となった。)

共同通信の世論調査によると、2023年度から5年間の防衛費を現在の1.5倍の約43兆円に増額する岸田首相の方針に賛成39.0%、反対53.6%だった。

 

<歴史を無視し、憲法を無視する悲劇を繰り返す愚か者=A級戦犯の亡霊の政治クーデター>

 その国の民主主義のレベルは、議会と言論が健全に機能しているのかどうかにある。今の日本の言論界は、電通・博報堂など広告代理店による金によって、自由なはずの言論が封じ込められている。言論の自由はないに等しい独裁国家レベルである。

 従って正確な世論調査の数字を国民は判らない。とくに政府広報紙といわれる全国紙とNHKの情報操作報道によって、国民の政治感覚は大きく狂わされてしまった。史上最低の国賊・売国奴の「国葬」の強行を目の前で目撃させられた日本国民である。

 コロナワクチンをほぼ強制的に打たれ、多くの国民は健康だった身内の死亡や障害に泣かされている。ワクチンの大量購入には、恐ろしいほどの利権が渦巻いている。その天文学的な巨額資金が厚労相の懐に隠されているだけではない。秘密は必ず露見する。露見させる義務があるのだが、この人口削減政策を推進する過程で、そそくさと戦後政治の一大変革を強行した岸田文雄・自公内閣の罪は、正に万死に値する。

 

 人びとは歴史の教訓を放棄した大軍国主義復活政策に気付いていない。平和憲法を根幹から否定するような蛮行に対して、戦後教育を受けた人びとはまだその危険すぎる蛮行を理解できないでいる。

 それは小選挙区比例代表によって政界に籍を置く与野党議員にもいえる。岸田の記者会見は、電通によって仕組まれた罠に沿って繰り広げた。何も起きなかった。官邸は安堵したろう。

 筆者は佐藤栄作引退表明会見を現場で目撃した。政治部に配属されて半年後の1972年6月17日のことだった。官房長官は竹下登。この場で佐藤はテレビを優先する発言をした。驚いた内閣記者会の幹事社、特に共同通信の幹事が佐藤に食って掛かった。

 佐藤が「私はテレビと会見する」という発言に幹事が猛然と抵抗した。駆け出し記者は詳細を理解できなかったが、幹事社の毅然とした発言に満足して、内閣の記者会見場を飛び出した。その後どうなったのか、記憶がないが、自民党総裁選では、大平・田中の大角連合が岸信介と佐藤が応援した福田赳夫を破って、7月7日に大角内閣が実現した。3か月後に一気呵成に日中国交が実現した。

 国際社会は台湾の中華民国から、北京の中華人民共和国の政府を中国の代表にした。その中国が経済成長に成功したことから、ワシントンと東京・ロンドンなどがへそを曲げ、台湾独立に足場を移した蔡英文に安倍と岸信夫が食らいついて「台湾有事」を叫んだ。ロシア・ウクライナ戦争も人々の心理に影響を与えていた。日本の新聞テレビも、統一教会と電通の路線で報道する中で、A級戦犯の亡霊チームが決起した事実上の政治クーデターである。

 

<法の正義を貫徹する愚直な戦い=全ての選挙で自公体制をひっくり返す戦いが平和憲法の立場>

 宇都宮徳馬の声が耳に届いてくる。「権力に屈するな。ナベツネを見習うな。忘恩の徒になるな」と。ついで「日本人の平和主義はいい加減なものではないよ」と。赤紙一枚で300万人が虫けらのように死んだ。しかも中国では1500万人以上の死傷者を出した。国家神道の罪が消えることはない。神国日本は、日本人とアジア諸国民を冒涜するものである。「森喜朗と萩生田光一の動向を監視せよ」という。確かだろう。

 法学者は立ち上がる、必ず立ち上がるだろう。ここまで日本を駄目にしたA級戦犯の亡霊を復活させては、アジアの人々に申し訳が立たない。同じ愚を子供や孫にさせてはならない。老人も立ち上がる。

 真っ先に統一地方選で統一教会とグルになっている自公を追い詰め、落選

させる国民運動が表面化するだろう。待ったなしの善良で平和な国民の一世一代の戦いである。

 

<1%のための軍国主義で平和を生み出すことは出来ない>

 敵は1%である。戦後に復活した財閥である。99%が屈していいわけがない。汗水たらした血税を1%に吸い取られる社会を受け入れる人間はいない。

 早くも戦いの駒が動いた。被爆地のナガサキだ。国民は長崎に続けだ。ヒロシマもフクシマも。7000,8000の子ども食堂の人たちも。正月餅でお腹を膨らました市民運動家も立ち上がる。

(長崎新聞)安全保障関連3文書が16日に閣議決定され、長崎県内の市民団体などは17日、軍備増強に反対する集会を長崎市で開いた。参加者約160人が「敵基地攻撃能力の保有は憲法違反であり、強く反対する」などとするアピール文を採択した

 志のある国会議員、地方議員そして市民から議会に駒を進める勇気ある人たちも現れるだろう。大地を蹴って無数の市民が正義の国民運動に協賛してくれる。戦争準備を許してなるものか。売国奴政権を放任することは、断じてあってはならない。出来るすべてをぶつける市民運動に参加しよう。その動きを伝えることに専念することを約束したい2023年である。

2022年12月19日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月18日 (日)

牙をむく日本財閥<本澤二郎の「日本の風景」(4658)

牙をむく日本財閥<本澤二郎の「日本の風景」(4658)

<武器弾薬の生産・輸出で印太平洋覇権大国へと出航する日本丸>

 安倍晋三と日本会議・統一教会と黒田・日銀のお陰で、財閥は内部留保資金だけでも500兆円を溜め込んだ。この間、投資をやめて自社株買いで経営陣は、毎年数億、数十億円を懐に入れていた。衆院議長の統一教会・原子力ムラの細田博之は「俺と違い過ぎる」とやっかんだほどだ。年収100万円、150万円の貧者は声も出ない!

 しかし、いまや三井・三菱などの戦前からの財閥が「牙をむいた」と筆者はみたい。既成事実による軍事大国へと始動した!安倍や高市らの台湾有事を叫ぶことで「防衛費を2倍」と叫んだ背景には、財閥との共闘が伏線にある。「閣議決定で何でもできる」とは、既に憲法が禁じる集団的自衛権の行使を、安倍と公明党創価学会が強行し、自衛隊を戦場に狩り出す方針が決まっているということだ。戦争する自衛隊は閣議決定だった。

 今回、中国の軍事力と対決する「安保3文書」は、日本国憲法の戦争放棄を「放棄する」何物でもない。戦争国家へと戦前回帰に向けた号砲を高らかに鳴らしたものだ。靖国の戦争神社の国家護持や「神国日本」を再現したい極右は、早くも「一大変革到来」とZ旗を掲げて歓迎している様子が、長州から伝わってきた。

 「戦争に賭ける」靖国・神社本庁・日本会議というだろうか。

 

 このことは武器の弾薬生産輸出大国の日本が変身で、再びアジアの覇権国になるというのであろう。すなわちそれは、中国との対決そのものである。東アジアを火薬庫にする可能性を前提にしている。経済構造も消費生産国から軍事生産経済に切り替えるアメリカ化を意味する。

 

 岸田文雄と安倍は、同一人物だったのだ。森喜朗という清和会「神の国」信者が後押しする萩生田光一の党三役起用にも伏線があった。おそろしい、不気味すぎる統一教会と神社神道・日本会議の清和会安倍側近の萩生田が、岸田の後継にもなるという声も。それに公明党創価学会も、となると、日本のカルト国家を印象付けている。

 

 日本財閥と日本会議・神社本庁の一体化は、戦前の財閥と国家神道の関係を再構築したものである。歴史を知らない誰もが想定できるだろう。

 

<腰抜かした歴史と憲法を知る者たち=孫たちを守れないと悲痛>

 普段は電話すると、聞きもしないことでもしゃべりまくる法律家がいる。もちろん、日本の現状を憂いての救国論である。

 男女平等・差別否定という常識人間として「天皇制」を否定して当然だろうが、憲法の「戦争放棄」については当たり前のように肯定する。歴史認識については、最近山田盟子女史の女性哀史の本などで、一層鋭い指摘をする。大いに参考になるのだが、昨日は違った。話をするのもおっくうなのだ。

 無論、原因は安保3文書なる閣議決定に多くの識者と同様に衝撃を受けていた。「国民の代表である国会、国権の最高機関は無用の長物か」と怒り狂っていたのだ。「腰が抜けてしまったようで、茫然自失のありさま」といって、そそくさと受話器を切った。

 「孫たちを守れない」という悲痛な言葉が印象に残った。

 

<半島・大陸制覇の夢を抱く愚かな極右と旧財閥と宗教財閥>

 帆船・日本丸は、平和憲法が指示している日本の航路である。現実はA級戦犯の亡霊が徘徊する永田町と霞が関では、極秘裏に核兵器開発に執着してきた。その過程で、もんじゅ西村謀殺事件が発生し、今も法廷闘争が繰り広げられている。原子力発電所の燃料のウランからプルトニウムを大量生産してきた。野党の体たらくをよそに国際社会が警戒し、ワシントンでもリベラルな政権が誕生すると、日本の秘密の核兵器開発に監視の目を向けてきた。

 オウム真理教事件からもそのことがくっきりとうかがえる。一部の専門家は知っている。この許されざる秘事を公然化させるのであろうか。

 

 いまは旧財閥に加えて、新たに宗教財閥も参画して「戦争国家」へ向けて走り始めた。統一教会のみならず、公明党創価学会を追いかけてゆくと、第二の国家神道化さえ見えてくる。平和を放棄した創価学会の変身と、宗教財閥の危険な挑戦に国民の監視はいまいちだ。

 21世紀において、朝鮮半島も大陸も大きな変革を遂げてしまった。島国の小国が地団太を踏んでも野望実現は無駄なことだろう。それでも「やる」という今回の安保3文書に隣国は、むろん重大な警告と監視体制で応じた。

 体外的な緊張は、自国の引き締めに効果的で、支配層はむしろ好都合であろう。恐ろしい、恐ろしい歯車が回転を始めた。

 

<歴史は繰り返す=ワシントン・日本会議は大喜び>

 既に反応が出ている。「我々に代わって日本人が血を流してくれる?こんなにうれしいことはない」というのが、ワシントンの本心ではないだろうか。長年にわたって「ASEANを大事にしろ、インドとの関係も」とわめいてきた日本操作の先兵・ジャパンハンドラーズは、狸のような大きな腹を叩いている様子が瞼に浮かぶのは、一人だけではあるまい。

 財閥は、特に岸・安倍家と関係が深かった三菱重工は、さしずめ瀕死の巨像と目されていたが、間もなく元気な日本狼に変身するかもしれない。いや100%だろう。株式に現れるはずだ。

 宗教財閥もほくそ笑んでいるのだろうか。人殺し体制構築と信仰の結び対を知らないが、人殺しの世界は、存外宗教財閥にも好都合かもしれない。もはや彼らは悪魔の世界の盟主なのだから。

 カルトの神道政治連盟は、森喜朗を五輪疑獄から助け出したと喜んでいるようだ。戦前の国家神道を継承してきた神社本庁や伊勢神宮・明治神宮・出雲大社の神主群はどんな心境なのか。日本会議が狂喜している様子は、本日のネットをみてもわかる。

 平和に生きたい人間を、悲劇の底に貶めようとする宗教財閥に閉口する。そういえば狂気の安保3文書に反発する宗教団体をしらない。皆公明党創価学会で学んでいるのであろうか。恐ろしい時代の始まりだ。

 

<閣議決定独裁は違憲違法・議会と言論の翼賛化と司法のゆでガエル

 80億人の人口削減計画としてのコロナ騒動は、本当かもしれない?ロシアとウクライナの無数の戦死者も闇の黒幕の仕業なのか。こうした背景を受けての日本軍国主義・戦争国家戦略なのか。様々な憶測が可能だろう。

 しかし、人間の命は「地球よりも重い」。このことを放棄したら人間ではない。悪魔だ。悪魔が徘徊する地球を許すわけにはいかない。

 

 主権者・国民の代表である議会が死に体という現状に危機感を覚える。閣議決定で、国民の運命を左右させる安倍と岸田の自公体制は国賊・売国奴である。議会に次いで言論の翼賛体制に満足しているのは、ナベツネ一人なのか。

 司法が全く機能していないことに国民はイラついている。最高裁は何のために存在しているのか。憲法の危機に声を上げない、天に唾する支配層は、全てが共犯者である。ゆでガエル日本を返上する時である!せめて野党は目を覚ませ!

2022年12月18日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月17日 (土)

岸田文雄も国民の敵<本澤二郎の「日本の風景」(4657)

岸田文雄も国民の敵<本澤二郎の「日本の風景」(4657)

<安倍内閣外相時代に宏池会の指導理念(護憲リベラル)を放棄!>

 昨日の朝大霜が降りた。「皇帝ダリア」の花が一斉に萎れてしまった。ふえんすると、気候変動に人間も自然も勝てない。それでも地上の人間はコップの争いを繰り広げている。

 昼に姉が埼のレストランで、印刷会社の西村さんと「安倍逮捕」を勇敢に叫んでいた市民活動家の仲村さんと面会した。80歳になるという仲村さんの髪が黒々としていた。「男盛りは真っ八十」の実践者だ。毎日日刊ゲンダイを買っている西村さんは「夕刊フジは読む記事がない」と決めつけた。さしずめリベラル3人衆か。完成した本ブログ10巻4セット分を仲村さんの高級車のトランクに乗せた。国会図書館は済んでいる。日比谷図書館などに配送してくれるだろう。

 帰宅して昨年成功した沢庵漬けに挑戦した。暗くなった夕刻に、首相官邸での岸田文雄会見をヤフーニュースで見てしまった。彼は安保3文書を閣議決定したことの理由を、用意した原稿でとうとうと述べ始めた。

 

 「岸田も国民の敵」だと率直に思った。安倍晋三と同じ「国賊」である。死の商人の軍門に下ってしまっていた。彼の発言から見えたことは、安倍内閣の外相時代に、あっさりと外務省の役人に取り込まれてしまっていた。そのことが確実に分かった。すなわち歴史の教訓を排除する右翼的外交官の信条である「軍事力がないと外交は出来ない」という失格外交官の言い分に、自身の信条を委ねてしまって、宏池会の護憲リベラルの立場を放棄していた。

 要するに、A級戦犯の亡霊が徘徊する永田町の仲間入りしていた。名優チャップリンの出番か。悲劇を通り越した恐怖の喜劇である。

 

<宮澤喜一の薫陶を放り投げてNATOレベルの戦争国家へ驀進>

 岸田は護憲リベラルの宮澤喜一から薫陶を受けた。そうして自民党きっての名門・宏池会の会長に就任した。彼の恩師・宮澤は、堂々と平成の妖怪・中曽根康弘に向かって、核時代の平和憲法のすばらしさ・現実味を訴えた。

 言論界の悪党である読売のフィクサーの誘いを蹴飛ばした。それでも時代が宮澤の出番を作った。小泉内閣の官房長官・福田康夫は派閥は違っても、足しげく宮澤のもとに通った。福田は小泉純一郎の靖国参拝に反対した。

 

 そして今、岸田文雄は宮澤の薫陶を蹴飛ばして、A級戦犯の亡霊が徘徊する清和会に突っ込んでしまった。軍事費をNATO諸国レベルの2%論に与した。安倍の路線・日本会議のレールに乗った。日本国憲法が決して妥協しない「死線」に踏み込んだのだ。

 死の商人のための戦争国家に進んで飛び込んでいる!何という愚かな政治屋か。財政が破綻している日本で、国民を死への道に誘い込んだのだ。安倍を「国葬」にした理由も、これで見えてくるのではないか。本心から安倍の仲間になってしまっていたのである。

 

<大軍拡は戦前の二の舞=国民生活を破綻させ戦争を確実に誘引する>

 歴史を紐解くまでもない。軍拡は国を亡ぼす。国民生活を破綻させる。市民の安心安全をぶち壊し、主権者を冒涜し奴隷化させるものだ。人々を暗闇の世界に追い込んでいく許されざる航路だ。

 

 宏池会の先輩たちの言葉を思い出す。宏池会の創設者・池田勇人の官房長官になった黒金泰美は「ともかく自衛隊は玩具を欲しがって困りますよ」と最高給の皮肉を飛ばしていた。背後の死の商人を痛撃していた。民意が政策の基本だとも。軽武装経済重視だ。

 今回の安保3文書に死の商人は狂喜しているだろう。暴兵損民も極まっている。戦前の政友会の実力者で、孫文の友人だった小川平吉の次男・平二は「宮澤は座談の名人。彼は護憲リベラルが信条」と語った。宮澤は「核時代こそが9条を光り輝かせている」と断言した。大平の後継者となった池田行彦や加藤紘一は60年安保の国会デモの常連だった。

 

 確かに隣国にはミサイルを飛ばして、国民生活を疲弊させる国があるが、日本も同じ道へと突っ込むというのである。戦前の二の舞いを約束させるだろう。恐ろしい、本当に恐ろしい日本政府の大転換に愕然とさせられる。しかも、岸田は被爆地を地盤としている。有権者は岸田を落選させる大運動を展開させるだろう。

 

 冒頭の仲村さんは、先ごろ茨城県の百里基地の航空ショーを見学した。目の前の自衛官に向かって「わが町には子ども食堂が4か所もある。軍拡どころではない。どう思うか」と問い詰めた。一人として反論するものがいなかった。当然であろう。国家衰退期の大軍拡に国民は恐れおののくばかりだ。

 

<中国敵視政策はアジアを火薬庫におい込む>

 死の臭いがするA級戦犯の亡霊が徘徊する永田町の一大変動の口実は、中国敵視政策にある。中国との国交回復は、宏池会の大平正芳外相(当時)による戦後外交史を彩る不滅の実績である。その後に日中平和友好条約が締結された。この時は大平幹事長と園田直外相と田中角栄の支援に福田赳夫首相が折れた。この時は、福田は一度だけ岸信介の圧力を撥ねつけた。

 

 岸田は宝である平和友好条約を事実上破棄したに等しい。中国との友好関係はアジアの平和と安定の基礎である。その基礎を岸田が破壊してゆく。世界最大の消費市場大国の中国から抜け出して、どうして日本国民の命と生活を守ることが出来るのか。

 

 ワシントンとロンドンの世界戦略に見事にはまってしまった日本である。日清戦争も日露戦争も大英帝国の策略だった。今度はワシントンの罠である。アジアを火薬庫にする可能性が高い。岸田の無能無責任に対して吐き気をもよおす。岸田もまた安倍同様歴史の教訓を学んでいない。日本国憲法を読んでいない平凡な二世議員、政治家の世界に入ってはならない人物だったのである。

岸田を政界から追放する国民運動が不可欠であると断じたい。

 

<官邸記者会見で判明した恐ろしい言論界の翼賛体制化>

 内閣記者会との岸田会見が午後6時に開かれた。珍しくヤフーニュースで見たのだが、記者の質問の低級さに衝撃を受けた国民は少なくなかったはずだ。司会役の官邸官僚は、事前に電通派遣社員と連携して質問する記者と内容を掌握していた。幹事社が冒頭に質問したが、何とナベツネの読売と日本テレビだった。そして次は産経に質問した。ひどすぎる!

 官邸官僚と記者団は、事前に岸田向けの質問をつくっていた。つくられた記者会見だった。本来であれば、官邸記者会見場が怒号で大混乱のはずだが、それは全くなかった。議会にならって言論界も翼賛化していたのである。

 岸田の危険すぎる蛮行に釘を刺す質問は、最後までなかった。官邸官僚と電通の思惑通りに推移した。

 

 言論の自由が消えてしまった日本に、改めて衝撃を受けてしまった。歴史を知らない、学ばない首相と記者団の相互連携の記者会見に終始した。それでもゆでガエル・ごまめの歯ぎしりで甘んじていいものか。歴史の再現と人々の沈没と財閥・死の商人跋扈のミニアメリカ化がすぐそばに来ている。

2022年12月17日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月16日 (金)

軍拡増税に大義なし<本澤二郎の「日本の風景」(4656)

軍拡増税に大義なし<本澤二郎の「日本の風景」(4656)

<軍拡は覇権国=戦争誘引の元凶=日本滅亡を約束>

 台湾有事は、日本の右翼・清和会の台湾独立派と対独政権が共闘してつくられた緊張政策である。台湾問題は内政干渉に当たる。永久的に「日中友好はアジアの平和と安定の基礎である」。課題は外交で処理するのが日本の普遍的立場である。

 

 つくられた台湾有事に共鳴する極右の黒幕は、軍事利権をあさる財閥、死の商人であることに気付くべきだ。戦争準備は憲法破壊行為でもある。大きな過ちだ。狂気乱舞の神社本庁・統一教会・創価学会のカルト政党の罠に落ちるなかれ。インド太平洋覇権大国化は日本国民を滅ぼすだろう。軍拡は戦争誘引の元凶である。大軍拡の愚に警鐘を鳴らしたい。

 

<大不況下の衰退日本=大減税・世界一の高給削減と議員半減で再生>

 今この厳しいコロナ禍を生き延びる最善策は軍縮である。そして大減税だ。経済を回すための消費税ゼロを断行する。それだけでは駄目だ。

 危急存亡ともいえる世界恐慌を生き抜くためには、国民の代表がまず範を垂れなければならない。国民への義務だ。日本沈没が想定される時代に、世界一の高給を食む国会議員の日本でいいわけがない。

 1億国民は声を上げて叫べ!国会議員の報酬半減と議員の半減である。今こそ実現する時である。

 

<諸悪の根源は小選挙区比例代表並立制にあり=即改正が不可欠>

 杉田という女性差別の無知無能の人物が国会議員?誰も知らなかった。安倍がこっそり比例候補にしていてバッジをつけさせたことが判明した。とんでもない石ころ以下のような人物が、高給を食んで政務官として行政を狂わせている。岸田は「有能」とほざいた。

 根本原因は、小選挙区制と比例代表を組み合わせた天下の悪法である選挙制度にある。即座に改正して、国民の思いが反映する制度に戻さねばならない。政党助成金は廃止だ。

 いい人間を政治の舞台に登場させる制度に大改革することが、日本最大の課題である。戦争準備は論外で妥協することは出来ない。国際協調国家が不可欠だ。誰とも仲良く、課題は外交で処理する。死の商人の策略が見えないのか!安倍的人間は日本を殺すだけである。 

 

<公務員の給与削減と効率的な配置と行財政大改革の時代>

 地方議員の大幅削減も地方の活性化に不可欠である。土建屋ややくざとつるむ地方議員は不要である。地方議員をゼロにしたらいい。自公政治のガンであろう。まずは全体の奉仕者たる国家公務員を再生させる。国民のために奮闘する国家公務員を選任するのが、国民のための社会を約束させる。

 

 そして国として為すべき大事は、行財政改革に尽きる。デジタル時代では人員の削減が不可欠だが、それを放置してきた日本政府だった。金のない日本政府にとって質素倹約の体質にする。無駄ばかりの行政を立て直すことで、血税は半減するだろう。膨れ上がった行政を効率的な制度にするのである。浮いた金を福祉に回す。

 壊れかけている年金制度の再生に回すのである。働くことに生きがいと希望の持てる制度構築が何よりも重要である。戦争準備は日本を滅ぼす。歴史を戦前に引き戻す一大愚策である。

 

 政治の翼賛体制化を蹴散らせる議会の活力に期待したい。例えば反原発政策は当然のことだが、それならば原子力ムラにメスを入れるという約束が求められる。癌は経産省・文科省にある。電力会社だ。

 衆院議長の首を斬れ、自民党政調会長や経産相の首を撥ねよ、である。

 

 明るい未来は政治指導者の手に握られている。

 正直なところ毎日が虚しすぎる。識者の多くの思いだろう。友人は「ごまめの歯ぎしり」とうめきながら、笑い飛ばしている。悪魔の権力監視とそれに抵抗する言論も、民主主義の大事な要件である。

 二日ほどかけて年賀状を書いた。枚数は100枚と少ない。大事な人が漏れていないか。今朝は大霜が降りた。いまの時間は消えた。地球は壊れているが、それでも生きている。放射能が房総半島の水源地に埋め込まれているが、地方自治体は蓋をしてやり過ごそうとしている。永田町が腐ると、地方も腐っている。日本列島の何もかもが朽ち果てようとしている。それでも明日は目標の沢庵漬けに挑戦することになる。

 生きよう!生きるんだ。声を上げて!

2022年12月16日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

2022年12月15日 (木)

公明党不要論の声が<本澤二郎の「日本の風景」(4655)

公明党不要論の声が<本澤二郎の「日本の風景」(4655)

<統一教会問題の発覚で浮上した自公体制不信の有権者が拡大>

 カルト教団の統一教会犯罪について、永田町が動き出すと、比例して腐敗多発政党の公明党にも批判が。平和を放棄した宗教政党は不要・危険極まりないというのだ。もっともであろう。すでに得票数は大きく落ち込んできている。党首交代・世代交代も出来ない有様だ。

 新聞を読まないパソコン人間にもわかる。公明党議員の腐敗は日常茶飯事だし、創価学会2世、3世も呆れかえって信仰をやめているという。書きたくはないが、やはり書かねばならない。信濃町にも、統一教会の返金運動と同様の動きが表面化するかもしれないのだ。

 

<「創価学会に対しても献金返せの運動が広がる」との声も>

 この半世紀、公明党創価学会の12月は、自民党の集金パーティーの数十、数百倍の金集めを繰り広げてきた。主役は女性だ。男に比べて、失礼ながら思考能力は極めて単純だ。金集めの指令に、信仰の薄い、もしくは信仰をしていない夫をそっちのけで、数百、数千の単位で信濃町に集まったという。どうやら本当らしい。

 ネット掲示板にも、それが垣間見られる。脱会しようとすると「自殺に追い込め」という殺人まがいの恐怖を投げ込む。一時、筆者のブログを見て、駆け込んできた女性がいたが、当方の対応に警戒したらしく、連絡を絶った。不甲斐ない凡人ジャーナリストは、まさかの尾行・脅迫の実態について気付かなかった。猛省している。

 

 伝聞だが、12月になると、家族騒動も起きる。信仰に賭ける妻は「銀行から借金する」「高利貸から借りてやる」と息巻く家庭も。ごく普通の家族でこうだから、多少金回りの良くなっている家庭は、数百、数千万円の単位で献金する。形は自主的だが、統一教会の呪われた家庭の献金と50歩、100歩に違いないだろう。耐え切れず逃げ出そうとすると、普段は聞いたこともない「地獄」という不気味な言葉を投げかけられる。これには耐えきることが出来ないらしい。

 

 大方のところ、これは真実に違いない。そうして創価学会は日本最大の政治力を行使することが出来、公明党を操り、近年は「邪教」呼ばわりしてきた神社神道(神社本庁)と肩を並べて、自公体制を確立、3分の2という強固な布陣を敷いて、目下戦争準備に突進している。

 以前、信濃町界隈は右翼の街宣車がすさまじかったと聞いたことがある。今は静かなものだ。信濃町は創価学会と配下の公明党が占拠して、警視庁が番犬を務めている奇怪な城となっている。

 機関誌を毎日新聞が印刷、見返りに創価大学生を記者として採用させている。ナベツネの読売も「俺にもよこせ」と印刷利権を手にした。言論の自由を自ら封じ込めている日本の新聞テレビだ。さらに地方新聞もまねした。最近は老人信者のため、配達を業者に任せたと聞いた。

 

 だが、7・8安倍銃撃事件による統一教会事件の発覚が、信濃町にも襲い掛かってきている。「金返せ」運動が表面化するかもしれないというのだ。

 

<戦争の献金返せ、暴兵損民献金返せ、戦争三法献金返せ!>

 公明党創価学会の空前ともいえる過ちは、2013年からの安倍の戦争三法(特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪)を強行したことだ。特に太田ショウコウと山口那津男・北側一夫の責任が大きい。

 そして今また、戦争準備の空前絶後の大軍拡推進に突進した。これらは従来の創価学会信者に公約していたことと矛盾している。平和党から戦争党に変質してしまったものだ。かなりの信者が脱会した。沖縄だけではない。

 

 創価学会の信者の献金は平和資金がすべてだった。池田大作の本を大量に買わされてきた。ネットには「池田資産1兆円」とも報じられている。

 献金は戦争のためではない。返金運動が表面化する原因という。しかも、夫に黙っての献金も少なくない。妻が1000万円もの大金を献金した家庭では、必死で献金領収書を探したが、子供の名前の献金20万、30万のそれは見つかったが、1000万円が見つからない。

 

 「高額献金に領収書を発行しなかった」との新たな疑惑も浮上している。創価学会は、進んで返金窓口を設けて、返金活動に汗を流す義務があろう。警鐘を鳴らしておきたい。

 

<宗教法人の資格要件に疑惑=免税措置をなくせの合唱は天にも届く

 創価学会は東京都が認可した宗教法人という。元自民党本部職員(大臣秘書官経験者)によると、宗教法人の要件(教祖・教義・本尊)に合致していないと断じている。戦前の国家神道は現在の神社本庁だが、ここも失格という。

 世論は「免税措置を外せ」である。国税庁は命がけの宗教法人のカネの流れを洗う義務があろう。数十、数百兆円のカネの流れが発覚するはずだ。

 

 今朝は8時30分に起こされた。以下の話も聞いた。70年代の革命下の亡国の貧民窟の様子の一つ。それは脳梗塞で倒れた妻と幼い子供二人を抱えた夫は、街の清掃で生計を立てるしかなかった。近くのおばさんと二人で道路掃除に汗を流していた。おばさんは、いつも誘ってくれるおじさんが来ない。不審に思って貧民窟そのものの小さな家の扉を開けた。

 妻は口がきけない。おばさんが隣で寝ているはずのおじさんに声をかけた。既に冷たくなっていた。こわい本当の話に仰天した。

 幸い、小生は天気予報が「冬到来」を告げる寒気で寒いというので、一枚薄い布団を重ねたものだから、いつもより暖かいベッドで安眠していた。つかぬ間の幸福気分にひたった。コロナで、かの国の今は厳しいという。

 

 ついでに日本人の友人の特性を紹介する。夜布団の中で本を読む。眠くなると、明かりのスタンドを消すと同時に眠りこける。夢を見ない。睡眠不足の経験がない。長寿の秘訣は睡眠にありか。真似したい。

 信濃町の人たちは、夢から覚めているかもしれない。椿も花を咲かせ始めた。

2022年12月15日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

〈資産10億円超〉公明党・岡本三成衆院議員 今度はの大臣規範に違反してマンション売却(文春オンライン)

NEWSポストセブン

長井秀和氏が明かす創価学会の現実「若い世代の学会員ほど、活動に疑問を感じている」



2022年12月14日 (水)

自公の戦争準備始動<本澤二郎の「日本の風景」(4654)

自公の戦争準備始動<本澤二郎の「日本の風景」(4654)

<財閥の牙=平和の衣を脱ぎ捨てた宗教政党の大変身に驚愕する国民>

 「自民党右翼を抑制する」と内外に喧伝してきた公明党創価学会の「平和」論は単なる口実に過ぎなかった。大軍拡に向けた自民党と公明党の実務者協議で「国家安全保障戦略」と「国家防衛戦略」と「防衛力整備計画」の3つの文書案が、あっさりと合意された!近く閣議決定するという。背後で財閥の牙とカルト教団の暗躍が見て取れる。

 

 日本の安全保障の課題となる国は、憲法の国際協調主義をかなぐり捨てて、いわゆる仮想敵を中国・北朝鮮・ロシアと決めつけた。ワシントンの世界戦略と歩調を合わせたものだ。3国とも核兵器大国だ。中国とは平和友好条約を締結、ロシアとは安倍が何度もプーチンと会談をしてきた。北朝鮮とは「真っ先に日朝正常化交渉をすべきだ」と日朝議員連盟の衛藤征士郎(清和会最高顧問)らは訴えている。何ということか!

 

 安倍晋三との密約を実行したというのか、たとえそうであっても、意図的に敵を指名する。まさに馬鹿げた狂気の戦略である。戦争放棄の日本国憲法違反だ。直ちに撤回すべきだろう。こんな大それた作戦を信濃町が受け入れたとなると、創価学会もまた統一教会と同じカルト教団だ。むろん、自民党に巣食う戦争神社の(国家)神道・日本会議、そして統一教会・国際勝共連合の策略に違いない。

 背後の黒幕は日本財閥だ。血税を奪う蛮行作戦だろう。戦前の軍国主義は、財閥と国家神道と軍閥で構成されたものだが、今回の3つの文書によって軍閥も再生した。歴史は繰り返す!悲劇は繰り返されるのか。

 

<安倍・統一教会・日本会議・創価学会の戦争三法は今回の布石だった!>

 世界最大の消費市場の中国について「これまでにない最大の戦略的挑戦」と決めつけて、真っ向から対決姿勢をあらわにさせた。愚策も愚策だ。

 「国家防衛戦略」では「敵のミサイル基地を叩く」ために「反撃能力を保有」すると、これまた好戦的で勇ましい。「必要最小限度の自衛措置」「専守防衛」と小手先の文字を連ねているが、相手国が信用するはずもない。「アメリカの属国」が、アメリカの大敵を日本も共有・歩調を合わせていくというのだ。そのために敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ・ミサイル」を量産するという。

 「防衛力整備計画」は従って43兆円。途方もない金額である。倒産状態の天文学的な借金大国が「やる」というのだ。統一教会と神道と創価学会に汚染されたカルト政党が、これを強行するというのである。気が狂っているとしかいいようがない。

 戦前の侵略戦争を強行したした際の「神がかり戦略」の再現なのか。米英宣戦布告を思い出す。日本国民の命を自公カルト政党に委ねよ、なのか。日本列島を放射能まみれにするつもりなのか。

 

 恐ろしい。実に馬鹿げたカルト教団とカルト政党によって、日本人の命と大地を奪われていいのだろうか。

 まだ10年にもなっていない。安倍と公明党の太田ショウコウ・山口那津男・北側一夫らが強行した、特定秘密保護法は2013年12月に強行された。その後にアメリカの戦争に自衛隊が参戦する戦争法、国民の反対を封じ込める共謀罪の、いわゆる戦争三法は、今回の大軍拡・軍国主義のための布石だったのである。

 

<昔は天皇=今は自公のカルト政党が意図して煽り立てた台湾有事に踊らされる日本国民=根っこは石原と野田=福祉と命が奪われる!>

 安倍晋三と高市早苗の極右コンビが「防衛費を2倍にしよう。費用は国債で賄う」とわめいたころ、こいつら気が狂ったな、と市民の多くは感じ取る程度で、全く相手にしなかった。それよりも日々の暮らしのことで四苦八苦していた。物価高に慌てふためいていた。

 

 比例して「つくられた台湾有事」の合唱がテレビを占拠した。ほとんどの日本国民は、1972年の日中国交正常化交渉を知らない。台湾問題の本質など分かっていない。台湾問題は「内政干渉」だ。第一、北京の武力統一などありえない。話しはあっても言葉上の問題である。台湾独立でもない限り、武力行使はない。現状維持が双方の考えである。安倍が意図的に作り上げた緊張政策に踊るような日本人だろうか。

 何か具体的な事案があれば、即外交のでばんである。外交がすべてなのだ。

 

 日中関係の領土の問題は、都知事の極右・石原慎太郎が両国が棚上げしていた尖閣諸島を、山東昭子とつるんで当時の首相の大馬鹿三太郎の野田佳彦に呼びかけて、彼が国有化した。これが原因である。松下政経塾の偏狭な民族主義の野田と反中親台湾派の石原の策略である。反中極右の作戦に右翼化した日本の新聞テレビも、特にNHKの報道が、国民の意思を変えてしまった。

 止まれ!3つの文書はお蔵入りさせるほかない。東アジアを火薬庫にする蛮行を許してはならない。

2022年12月14日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

自公の戦争準備始動<本澤二郎の「日本の風景」(4654)

<財閥の牙=平和の衣を脱ぎ捨てた宗教政党の大変身に驚愕する国民>

 「自民党右翼を抑制する」と内外に喧伝してきた公明党創価学会の「平和」論は単なる口実に過ぎなかった。大軍拡に向けた自民党と公明党の実務者協議で「国家安全保障戦略」と「国家防衛戦略」と「防衛力整備計画」の3つの文書案が、あっさりと合意された!近く閣議決定するという。背後で財閥の牙とカルト教団の暗躍が見て取れる。

 

 日本の安全保障の課題となる国は、憲法の国際協調主義をかなぐり捨てて、いわゆる仮想敵を中国・北朝鮮・ロシアと決めつけた。ワシントンの世界戦略と歩調を合わせたものだ。3国とも核兵器大国だ。中国とは平和友好条約を締結、ロシアとは安倍が何度もプーチンと会談をしてきた。北朝鮮とは「真っ先に日朝正常化交渉をすべきだ」と日朝議員連盟の衛藤征士郎(清和会最高顧問)らは訴えている。何ということか!

 

 安倍晋三との密約を実行したというのか、たとえそうであっても、意図的に敵を指名する。まさに馬鹿げた狂気の戦略である。戦争放棄の日本国憲法違反だ。直ちに撤回すべきだろう。こんな大それた作戦を信濃町が受け入れたとなると、創価学会もまた統一教会と同じカルト教団だ。むろん、自民党に巣食う戦争神社の(国家)神道・日本会議、そして統一教会・国際勝共連合の策略に違いない。

 背後の黒幕は日本財閥だ。血税を奪う蛮行作戦だろう。戦前の軍国主義は、財閥と国家神道と軍閥で構成されたものだが、今回の3つの文書によって軍閥も再生した。歴史は繰り返す!悲劇は繰り返されるのか。

 

<安倍・統一教会・日本会議・創価学会の戦争三法は今回の布石だった!>

 世界最大の消費市場の中国について「これまでにない最大の戦略的挑戦」と決めつけて、真っ向から対決姿勢をあらわにさせた。愚策も愚策だ。

 「国家防衛戦略」では「敵のミサイル基地を叩く」ために「反撃能力を保有」すると、これまた好戦的で勇ましい。「必要最小限度の自衛措置」「専守防衛」と小手先の文字を連ねているが、相手国が信用するはずもない。「アメリカの属国」が、アメリカの大敵を日本も共有・歩調を合わせていくというのだ。そのために敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ・ミサイル」を量産するという。

 「防衛力整備計画」は従って43兆円。途方もない金額である。倒産状態の天文学的な借金大国が「やる」というのだ。統一教会と神道と創価学会に汚染されたカルト政党が、これを強行するというのである。気が狂っているとしかいいようがない。

 戦前の侵略戦争を強行したした際の「神がかり戦略」の再現なのか。米英宣戦布告を思い出す。日本国民の命を自公カルト政党に委ねよ、なのか。日本列島を放射能まみれにするつもりなのか。

 

 恐ろしい。実に馬鹿げたカルト教団とカルト政党によって、日本人の命と大地を奪われていいのだろうか。

 まだ10年にもなっていない。安倍と公明党の太田ショウコウ・山口那津男・北側一夫らが強行した、特定秘密保護法は2013年12月に強行された。その後にアメリカの戦争に自衛隊が参戦する戦争法、国民の反対を封じ込める共謀罪の、いわゆる戦争三法は、今回の大軍拡・軍国主義のための布石だったのである。

 

<昔は天皇=今は自公のカルト政党が意図して煽り立てた台湾有事に踊らされる日本国民=根っこは石原と野田=福祉と命が奪われる!>

 安倍晋三と高市早苗の極右コンビが「防衛費を2倍にしよう。費用は国債で賄う」とわめいたころ、こいつら気が狂ったな、と市民の多くは感じ取る程度で、全く相手にしなかった。それよりも日々の暮らしのことで四苦八苦していた。物価高に慌てふためいていた。

 

 比例して「つくられた台湾有事」の合唱がテレビを占拠した。ほとんどの日本国民は、1972年の日中国交正常化交渉を知らない。台湾問題の本質など分かっていない。台湾問題は「内政干渉」だ。第一、北京の武力統一などありえない。話しはあっても言葉上の問題である。台湾独立でもない限り、武力行使はない。現状維持が双方の考えである。安倍が意図的に作り上げた緊張政策に踊るような日本人だろうか。

 何か具体的な事案があれば、即外交のでばんである。外交がすべてなのだ。

 

 日中関係の領土の問題は、都知事の極右・石原慎太郎が両国が棚上げしていた尖閣諸島を、山東昭子とつるんで当時の首相の大馬鹿三太郎の野田佳彦に呼びかけて、彼が国有化した。これが原因である。松下政経塾の偏狭な民族主義の野田と反中親台湾派の石原の策略である。反中極右の作戦に右翼化した日本の新聞テレビも、特にNHKの報道が、国民の意思を変えてしまった。

 止まれ!3つの文書はお蔵入りさせるほかない。東アジアを火薬庫にする蛮行を許してはならない。

2022年12月14日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月13日 (火)

満洲やくざ人脈<本澤二郎の「日本の風景」(4653)

満洲やくざ人脈<本澤二郎の「日本の風景」(4653)

<岸・笹川・児玉=文鮮明・統一教会国際勝共連合>

 昨日、角川新書の「ドゥテルテ強権大統領はいかに国を変えたか」という本の紹介記事を読んで、その狙いが「岸田」に向けられていることを理解した。しかし、悲しいかな著者も出版社も「やくざ退治」とは書かない。逃げている。庶民の常用語は「やくざ」だ。

 同じく岸田・自公の「統一教会退治」は、背後のやくざを意識しているようで、心もとない法律として完結した。効果は少しだけ、と弁護団は非難している。

 

 文鮮明の統一教会の政治部門の国際勝共連合は、岸と共に笹川や児玉のやくざの大親分が面倒見た極右団体。人間の屑であるやくざが育成した組織そのものではないか。いいことを期待する方がおかしい。児玉は読売のナベツネと中曽根に食い込んでロ事件で沈没したが、笹川は福田・安倍にも食らいついて、天下を取った気分になって浮かれていたが、7・8安倍銃撃事件後に事態は大きく変わった。

 

<やくざ容認の自民党と清和会のどす黒い人脈健在か>

 自民党清和会は、岸のやくざ人脈が巣食っている。国際勝共連合にも。同連合の背後を清和会が擁護する体制だから、国会周辺でも闊歩し、清和会議員の懐の中身まで知ってしまった。要するに、韓国のカルト教団に乗っ取られてしまった自民党である。

 岸田の政治力では、太刀打ちできない。維新にしても松井前代表の父親が笹川の運転手だったわけだから、まさしく安倍の別動隊そのものだった。その維新が立民に手を突っ込んだ。与党追及など出来るわけがない。野党は死に体である。問題法案に賛成した旧社会党勢力も地に落ちた。

 自民党や公明党、さらには維新、立民にもやくざが徘徊することになろうか。A級戦犯の亡霊が徘徊する日本は、やくざ大国ということにもなろうか。満洲人脈のなれの果て、でもある。日本警察は、やくざとつるんでいる犯罪国家に沈黙してしまった。フィリピンと真逆の日本国である。

 

<房総半島にはやくざの倅と運転手が「国民の代表」>

 筆者は元千葉県警本部長の渡辺一太郎元参院議員ととても親しかった。彼は「俺はやくざのハマコー逮捕にこだわったが、尻尾をつかめなかった」と述懐したものだ。彼は骨のある警察官僚だった。

 警視総監から法相になった秦野章さんとは「秦野章の日本警察改革論」をエール出版から出した。二人から日本やくざの正体をよく聞いている。二人から野武士のような強さを感じたが、いまこのような正義と勇気のある警察官僚はいない。ドゥテルテのような人物は日本に生まれない。犯罪国家日本である。 

 

<今世紀最大の政治指導者はフィリピンのドゥテルテ前大統領

 以前の韓国人は「わが国には日本のような入れ墨やくざはいない」と豪語していた。反論できなかった。やくざが豪邸に住んでいることを国際社会は評価しない。強姦レイプは日常茶飯事である。TBS強姦魔だけではない。

 昔のフィリピンは違った。犯罪王国だった。安全が保証されない女性社会だった。レイプ強姦された女性は、日本などに売り飛ばされ、売春婦にされた。入れ墨やくざは日本化の象徴で、麻薬常習者としてフィリピンを犯罪王国にしていた。典型的な日本型の入れ墨やくざの天下だった。

 外国人観光客目当てにホテル前は売春婦で膨れ上がっていた。女性たちは、入れ墨やくざのいいなりだった。そこに「やくざ退治」を公約に掲げたドゥテルテ大統領が誕生した。フィリピン警察は、抵抗するやくざを容赦なく撃ち殺した。逮捕されたやくざの収容所は、不気味な入れ墨に一層不気味な印象を与えていた。愚かな人権団体は、やくざの人権を訴えて、ドゥテルテ大統領にかみついたが「命と人権のどちらが大事か」と反撃し、屈しなかった。

 彼が日本を訪問した時、泊ったホテル前にフィリピン女性が大挙して押しかけた。彼女たちは「女性解放の大統領」を大歓迎した。彼の支持率は常に80%。下がることはなかった。「やくざの人権」よりも「女性の命」を優先したドゥテルテ大統領は、フィリピンの英雄になった。やくざが跋扈する日本から見てもそうであろう。今フィリピンの治安は改善された。機会があればのぞいてみたいものだ。

 

<入れ墨やくざを射ち殺して英雄になった初めての人物>

 女性が安心して暮らせる社会は、為政者の最低限の責務である。ドゥテルテ大統領のような人物が日本にもほしい。入れ墨やくざに牛耳られるような永田町を返上すべきである。警察の腐敗を改革する方法は、ここからである。

 やくざの人権よりも女性の命が大事である。

 「木更津レイプ殺人事件」は、入れ墨やくざ浜名(富津市出身)によって、栄養士が非業の死を遂げた。共に創価学会員である。警察はそれゆえ捜査しないが、警察正常化協議会の大河原宗平氏は「諦めず警鐘を鳴らして欲しい」と指摘する。公明党の「防護服」はいずれ脱がされる運命にある。

 

<日本の法務検察は政府お抱えの子犬レベル>

 やくざ捜査をしない千葉県警は、子犬レベルに違いない。殺人に時効はない。当方は市民レベルのドゥテルテである!

2022年12月13日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月12日 (月)

清和会の大反撃?<本澤二郎の「日本の風景」(4652)

清和会の大反撃?<本澤二郎の「日本の風景」(4652)

<岸田打倒が始まった!軍拡増税論に萩生田・高市・佐藤らがイチャモン


国会は野党が分断し翼賛化したため、自民党内は冬本番前に毒バチ・ミツバチ・スズメバチが騒ぎ始めた。今回はいち早く頭首が殺害されて、支え役の統一教会攻撃が継続したため、精神がイラついていた清和会が声を上げた。女王バチもいるのかどうか。スズメバチは人を殺す毒針もある。岸田官邸も冬眠中のはずだと思い込んでいたものだから、びっくりしているらしい。

 

 毒バチ集団の中枢は、神社本庁の日本会議と統一教会本部と見られている。清和会の岸田倒閣運動との見方もある。

 専門家の中には「軍事費2倍増は、安倍がぶち上げ、安倍の女が追随したもの。狙いは日本の核武装化。反対に国際社会は監視を強めている。ワシントンも注視している」との指摘も。安倍は確か5兆、6兆円を子供や孫にツケ回しの国債で賄え、と言っていた。岸田は「1兆円は増税で現役世代が負担しよう」と叫んだ。これに高市から、統一教会丸抱えの萩生田光一が台湾からイチャモンをつけた。

 さらに安倍内閣で頭角を現わした極右の元自衛官までが吠えたものだから「スワッ、倒閣運動勃発か」との声まで出てきた。

 

<首相をなめてる?分裂含みの安倍後継争い?統一教会の指令で動く?>

 安倍時代にはこんなことはなかった。当時の党内は羊の群れだった。安倍の一声で何でも強行した。異論が飛び出ることはなかった。

 安倍路線をひた走る岸田も、同じ思いを抱き走ってきた。足元からの反撃など想定さえしていない。人事は内閣も党も清和会任せだ。人事に不満はない。したがって、安倍の極右路線を継承する岸田にとって、極右清和会からのクレームは想定外だった。

 当然、政府与党内から「首相・総裁をなめ切っている」との反発も出ている。あるいは、分裂必死の清和会を結束させるためのもので、背後に主導権争いも絡んでいるとの見方。あるいは統一教会本部指令に従ったものだ、との分析も出ている。

 時はちょうど統一教会拘束の被害者救済法が成立した場面で一斉に噴き出したことも背景にある。ともかく安倍・清和会と統一教会の太く長い関わりについての分析を回避したツケでもあろう。

 結局のところ、岸田は反乱者を特定できたことから「監視の目」を強化できることになる。萩生田と高市連合に、もう一人が自衛隊OBの極右佐藤である。この佐藤と統一教会の深い仲を、既に週刊朝日が報道していた。

 地方に行くと「OOおこし」を聞くことがあるらしい。具体的には宮城県の沖合の54人が住む島を制圧する統一教会のお先棒を佐藤が担いでいた。7月の参院選で、元安倍秘書官が統一協会候補として当選したが、佐藤も同じ口かもしれない。高知県にも元自衛官の衆院議員がいる。国民にとっては危険な存在であるとの指摘が多い。そもそも人殺しを業とする人間に、よい心を持つものはいないか少ない。山上徹也は例外だろう。家庭・親兄弟思いの誠実な人間だった。それゆえの7・8銃撃事件現場に立ったのだろう。検察の現在の対応に法律家の批判は強い。検察はまたしても政府の番犬となって、怪しげな法廷闘争を展開するのか。国民の監視が重要である。

 

<「安倍約束を果たしているだけ」「文句言われる筋合ない」と岸田反発

 官邸の言い分も激しいという。そのはずで「岸田は防衛費を2倍にするなんてことは考えたこともない。しかし、安倍さんとの約束で泥被りをしてるだけ。そして後ろから鉄砲を撃ってきた。逆襲してやるッ」と息巻く向きも。

 

 政界雀は、炬燵で高みの見物をしている。久しぶりの永田町のチャンバラだから、一息付けると観戦を楽しんでいる。1月の国会幕開け前の内閣改造人事?が興味深い。高市・萩生田外しが具体化するかもしれない。「加藤勝信や松野博一ら清和会排除が面白い」とも。

 

 安倍の戦争準備は、台湾独立を煽り立てる点にあった。これに先鞭をつけた萩生田には、背後の統一教会の指令?に注目が集まる。「台湾有事は日本有事でアメリカ有事」という統一教会と清和会の陰謀に、台湾人は引っかかることはない。彼らは賢い。すでに先の統一地方選挙で蔡英文の与党は大敗北を喫した。ワシントンなど欧米の要人を招いたことから、北京は大騒ぎした。現状維持だと強権の政権でも動けない。ゼロコロナ反対デモに屈した習政権ではなかったのか。

 今の中国は食料も薬もない厳しい状況下にある。台湾を武力統一することを14億の人民が許さない。清和会の謀略情報に踊るなかれ、である。

 

<「解散無し」に自民党内の派閥抗争始動か>

 これから本格的な冬将軍が押し寄せてくる、春はまだ早い。

 先日、こんな話が飛び込んできた。神奈川県の某市長選で自民党系の現職無所属市長に対抗するのは、維新と小さな党だけ。立憲民主党・共産党・社民・れいわが共闘すれば、統一教会まみれ?の現職を叩き落すことが出来る。しかし、そうした選挙にならない。金がないのだ。

 利権政党の自民党は、政党助成金だけでも莫大な金が懐にある。公明党も腐るほど創価学会に眠っている。対して野党には金がないのだ。ろくろく選挙も出来ないのである。自民党のスポンサー財閥の内部留保は500兆円かそれ以上である。宗教法人に課税すれば、これまた莫大な金が生まれる。

 こんなわけだから、自民党の派閥抗争が暮れから春先にかけて始まる。その先に総選挙も想定されるだろう。少しでも毒素の強い膿を出さないと、この国は100年ももたない。せめて電通を解体して、まともな企業に再生させる必要もあろう。電通もまた統一教会との関係が問わている?

 

<国民は大軍拡・大増税・大借金も大反対=戦争阻止・大軍縮・大減税・福祉重視が天の声>

 悲しいことだが、日本にまともな言論は少ない。新聞では「日刊ゲンダイ」や山口県の地方新聞、それにややましな新聞が東京新聞・中日新聞くらいだ。したがって、まともな世論調査は行われない。国民は正確な世論を知るすべがない。

 それでも、これだけは言える。大軍拡も大増税も大借金にも大反対である。90%の国民が反対だ。

 戦争には100%が反対だ。危急存亡の今、日本政府が推進する政策は、大軍縮と大減税と福祉重視である。まさに天の声である。萩生田も高市もいらない。

 

(「戦争犯罪の犠牲になった数十万人のため、いったい誰が正義を実現するのか。それが問題だ」と、マトヴィチュク氏は述べた。)この発言はノーベル平和賞の受賞者の言葉である。77年前の日本人は300万人、中国人は数千万人が被害を受けている。ここに正義は存在したのか。

2022年12月12日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

2022年12月11日 (日)

フクシマの教訓放棄<本澤二郎の「日本の風景」(4651)

フクシマの教訓放棄!<本澤二郎の「日本の風景」(4651)

<大軍拡増税+地獄への原発促進の原子力ムラの猛威変わらず

 巨額バラマキ補正予算を成立させた岸田内閣は、2022年12月10日臨時国会で幕を引いた。戦争準備のための大軍拡大増税の推進計画にかかわった岸田は、国会閉幕会見でも、この世にいない史上最低の政治屋・安倍晋三と清和会と統一教会に服従して見せた。そしてもう一つが、原子力ムラが目論む新たな大原発促進計画にも速度を上げ始めた。ヒロシマ・ナガサキに次いで、第二のフクシマ大作戦である。

 

 巨大地震国の原発に対して国際原子力機関でさえもクレームをつけている。それを無視しての原発再稼働は言うに及ばず、新たな原発にも手を出すという、なんとも恐ろしい政府方針であろうか。それを被爆地ヒロシマを選挙地盤にしている岸田が、強力に推進する。狂気である。狂気の連鎖であろう。

 後世の歴史家は何というだろうか。この日本は、いつまで続くのだろうか。絶望の日本へと舵を切ったことに、国民も議会も司法もゆでガエルを決め込んでいる!

 

<安倍・清和会統一教会との密約浮上の岸田文雄内閣SOS

 半年前の7・8安倍銃撃事件は何だったのであろうか。春秋の筆法をもってすれば、それは岸・笹川・文鮮明の統一教会が支配する日本政治、はたまた満洲国傀儡政権の日本版!を見せつけたものだ。因果応報であろう。戦前の侵略戦争を推進したA級戦犯が、韓国の諜報機関の手先のカルト教団の日本工作が、半世紀を経て悲劇的な日本の真実を表面化させた。

 それでいながら岸田内閣は、張本人の国賊を国葬にしたことで、それを裏付けた。直前に安倍や極右女がわめいていた軍事大国化の地獄の路線を、現に強行していることに野党は沈黙状態。国民を奴隷にする悪政に徹している岸田に国民も。彼は地獄の道連れ船を本格化させているのにだ。

 

 岸田の対応は安倍との密約を裏付けている!監視役が高市か。国会答弁でも彼女の監視付きだ。いえることは、岸田の護憲リベラルの宏池会は名存実亡、もはや消えてなくなってしまった。後継者とみられる反安倍の林芳正もまた、どす黒い潮流に呑み込まれてしまうのか。それとも決起するのか?

 

<統一教会清和会の原子力ムラに捕獲された哀れ岸田文雄>

 首相という地位がほしい、ただそれだけの岸田文雄!宏池会の3代会長の大平正芳が、福田・清和会の攻勢を受けて耐え切れず倒れてしまった時、大平側近の伊東正義にお鉢が回ってきた。伊東は断った。

その時の伊東の名言を記憶している。「看板を替えるだけの操り人形になるつもりはない」と。伊東にとって、正義を貫けないような人形総理にいかほどの価値があろうか,との心情吐露だった。

 大平も伊東も若い官僚として満洲国勤務を経ている。両者は日本・関東軍の暴走に心を痛めて帰国した。戦後の日中国交回復実現と中国に対するODA実施は、日本としての当たり前の義務だった。二人は正義の戦いに命を捧げたものだ。他方、岸と福田の清和会は、反革命の蒋介石の台湾に拘泥した。今も変わっていない。台湾独立に付け込んで、北京を刺激している。

 

 岸田は看板の掛け替えでも「首相」の看板を欲した。それゆえ半世紀前のA級戦犯の政策を強行している。それが戦争準備である。あやふやな統一教会救済法でもあった。

 

<原子力ムラは衆院議長の細田、自民政調会長の萩生田・経産相の西村>

 安倍の祖父であるA級戦犯の岸信介の最後っ屁は、改憲後の日本核武装化である。岸の意向を福田赳夫も理解していた。むろん、安倍晋三も晋太郎も。両者はそのためにオウム真理教を、ソ連崩壊後のモスクワに送り込んだ。核兵器製造技術者を集めさせたようだ。

 麻原彰晃は、自らウラン採掘のため豪州に出向いていた。オウムの黒幕を元ジャパンタイムズ記者だった日系アメリカ人の島津洋一が暴いた。彼はフクシマの東電原発4号機の、秘密の核兵器開発のことも指摘したという。この極秘情報は、米CIAも入手したと見たい。

 

 そうして現在の原子力ムラの布陣を見れば、それを確信することが出来るだろう。統一教会の集会に安倍の代理として挨拶していた細田博之は、親子二代の清和会メンバーであるが、安倍は経産官僚の細田を清和会会長から、国権の最高機関の衆院議長に祭り上げた。

 側近を次々と原子力ムラの経産相に起用して、原発推進と核兵器開発の先兵にしてきた。その代表格が統一教会信者とみられている萩生田光一を、経産相からいま自民党の政策決定責任者の政調会長に起用した。そして経産相の後任は、安倍側近の経産官僚の西村康稔だ。官房長官は清和会の松野博一、そして安倍家のお庭番の加藤勝信は、コロナワクチン利権担当の厚労相である。コロナ利権と電力会社利権も掌握した清和会のカネは、天に届くほど膨れ上がっている。

 

 恐ろしい恐ろしい原子力ムラの布陣である。第二のフクシマは必然的に起きると断定したい。

 

<岸田・原子力政策は再稼働から新原発と原発寿命引き延ばしへ>

 一部の報道によると、原子力規制委員会は「政府の犬」という。A級戦犯の岸や読売の正力松太郎、中曽根康弘の核武装化への危険な道に突き進んでいる原子力ムラだ。311にも軌道修正しない、それどころか安倍晋三と森喜朗の清和会コンビによって、フクシマ隠しの4兆円五輪賭博を強行、それを満洲時代の電通が操作した。不正腐敗の温床だ。

 11月28日には、原子力ムラの本部ともいえる経産省総合資源エネルギー調査会の原子力小委員会は、原発促進の計画案を提示、同8日にはすいすいと政府案として了承された。原発御三家は笑いが止まらない。一つ最長60年の原発運転期間の延長、二つ再稼働新増設、三つ新原発促進。財閥の意向を反映したもので、日本国民の健康と命は念頭にない。フクシマの教訓は放棄された。

 

<放射能まみれの日本列島で健康に生きられない人間と生物>

 日本は巨大な地震大国である。耐えられる設備などない。フクシマの教訓であるが、今だけ金だけ自分だけの原子力ムラは、安倍路線に輪をかける形での岸田・原発促進に突っ走り始める。

 地球は放射能と共存できない。放射能まみれの地球では生き物は生きられない。既に房総半島の水源地に放射能汚染物が大量に埋設されている。猛毒のトリチウムの海洋投棄によって、海産物も汚染し、食卓から消える。水も大気も土壌も汚染する日本列島の未来に人間は、果たして健康に生きることは出来るだろうか、不可能である。

 

<帆船日本丸の質素倹約の不安のない安全航海が最善の平和憲法道>

 繰り返し帆船日本丸による安全航海術を提案したい。自然エネルギーによる原発放棄の帆船日本丸が最善の道である。これは日本国憲法道だ。太陽・風力・地熱だけではない。無尽蔵の海流発電もある。

 日本は先進的な自然エネルギー大国による安全航海に舵を切るしかない。核による殺し合い無縁の楽土日本である。隣国とも仲良く、である。外交力で生きる日本である。人類の悲願を日本が先導する。今こそ原子力ムラを封じ込める戦いに立ち上がろうではないか。清和会・統一教会退治だ。読売産経に屈していいわけがない!A級戦犯大国の汚名を晴らす希望の21世紀にしよう。

2022年12月11日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

2022年12月10日 (土)

コロナで病院疲弊?<本澤二郎の「日本の風景」(4650)

コロナで病院疲弊?<本澤二郎の日本の風景」(4650)

<死の商人・覇権国家とA級戦犯国亡霊日本と地域医療の三重構造>

 日本や中国に限らない。世界各国が混乱と混迷の21世紀を生きている。そこには深い落とし穴が待ち構えている。国際社会は、死の商人が跋扈する覇権大国による戦争経済に振り回されている。アメリカとロシアの武力対決は、ロシアの隣国のウクライナを巻き込んで長期間にわたって繰り広げられ、世界経済を破綻させている。

 日本も深刻だ。A級戦犯の亡霊が徘徊する永田町では、財政が破綻しているのにもかかわらず、空前の大軍拡予算を支出する戦争準備を開始した。時は世界を覆うコロナ戦争の渦中だ。

 したがって、日本の福祉医療教育は破綻することになる。何と千葉県のK病院では初診料が7700円という、目の飛び出る負担を健康保険利用者に課していることが判明した。10月から強行したというのだ。コロナにかこつけた暴利初診料というべきか。しかも、自治体が運営する大病院で実施されている。驚愕すべき医療崩壊は、他でも強行しているのであろうか。

 厚労省の腐敗は、治験のないワクチンを国民に無理やり打たせて、多くの市民の命を奪っている。「老人は消えろ」政策の一環なのか。高度経済成長を支えてきた老人遺棄社会なのか。

 

<差別医療=初診料7700円の暴利に厚労省が認可?>

 それにしても、この事実を患者の付き添い体験で、しかとこの目で確認した事実である。家でじっとしていると、無知の権化のような人間になってしまう。コロナに屈せずに飛び出せと言ってるのか。

 この初診料7700円は、大病院と開業医が闇取引して実施したものだ。開業医の紹介状がないと、患者にペナルティーを課すという、いわゆる患者の差別化である。

 日本国民は無理しても健康保険に加入して、医療を支えてきた。現役時代はおもに会社も一部負担する厚生健保、引退すると国民健保。初診料などはすべて公平公正でなければならない。そう信じて生きてきた人間は、初診料7700円に驚いた。何かの間違いではないか、と問い合わせたが、7700円払わないと診察をしないという、まるでどこかの官僚独裁国家の日本に変質していることに気付かされた。医療問題に詳しい鈴木俊一財務相は気付いているだろうか。

 

 病院と喧嘩はできない。病人をそばにおいて引き返すことも出来ない。屈服するほかない。悔しいが7700円という超高額初診料を支払うしか、か弱い市民は引き下がるほかなかった。隣国では、医師の誤診で親の命を失った遺族の息子が、怒りで医師を殺害する事件が起きている。貧困生活の中でも、年金から保険料を強奪するような殺伐とした日本社会の危うさに不安と怒りを強く感じる。

 

<9時予約したのに3時間待たされる患者と付き添いはイライラ病気>

 数日、車で30分以上かけての病院通いの知られざる特ダネ的成果であったが、医療事故死の体験者であっても、患者の付き添いは数えるほどしかない。

 早朝の必死の思いでの病院通いは厳しい。車のハンドル操作も真剣だ。大げさに言うと、付き添いも命がけである。若い時ならいざ知らず、パソコンいじりの人間の視力は落ちるためだ。

 全て予約制であるため時間厳守である。余裕の時間でもって車を走らせるしかない。その日は午前9時に予約した。従って10時過ぎには終わるだろうと予想して家を出た。あいにく夜中の午前1時に便所に行くと時間が気になって眠れない。思い切って4時ごろ床を抜け出して凡人ジャーナリストの日課である「日本の風景」を処理して、午前8時に出発した。

 

 無事に予約時間の10分前に着いた。病院内は患者と付き添いで膨れ上がっているではないか。ほとんどが老人ばかりだ。車いすの患者もいる。歩行がしっかりしていない者もいる。ともかく大変な盛況というと失礼かもしれないが、患者が少なくて「倒産」するような状況とは無縁である。現にコロナで病院は暴利を得たとも報じられている。

 

 考えなくても分かる。病院は老人のためにある?医療費は人間を長生きさせるための施設なのだ。しかし、この当たり前の理屈を厚生官僚・政治屋・日本医師会も理解していない。彼らは「政治とカネ」に命を懸けているが、医師会は「病院とカネ」に命を懸けている腐敗機関なのだ。患者はモノでしかない。運の悪い人間は、どんどん亡くなれということか。「病院は人を殺して金儲けしている」と喝破した識者もいた。医師が自殺したという話を聞かない。金になるのだ。

 このように考えると、患者にとって病院はストレスの対象・怖さが先行しかねない。老いた人たちで膨らんでいる大病院の雑踏を眺めていると、ふとそんな気分にさせられる。

 「10時過ぎには終わる」はずの9時予約が、3時間も待たされた。診断には満足したが、それでも患者差別は許せない。待っている間のストレスで患者の血圧は上がってしまう。病院での病気を医原病と呼んだことが記憶に残っているが、これではコロナ感染も仕方ないかも?

 

<731医療?大病院と開業医も金かね今だけ自分だけ、患者はモノ扱い

 大病院が大繁盛で金儲けしている様子を、直に見聞できたことは、一つの成果となった点については、感謝しなければなるまい?加藤勝信よ、わかるかな?政治屋と腐敗官僚の成果でもあろう。確実に日本の医療も崩壊している?違うだろうか。戦争準備に43兆円かける岸田文雄内閣は、統一教会のみならず、医療・子供などあらゆる分野を崩壊させている。

 ふと731医療か?と考えてしまった。反省も謝罪もしない東芝病院のことが頭から離れない。東芝病院の日本列島化であってほしくない。病院や医師を敬愛した凡人ジャーナリストを、ここまで貶める罪は余りにも悲劇である。今だけ金だけ自分だけの医療にうんざりだ!

2022年12月10日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

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2022年12月 9日 (金)

12・8と戦争準備<本澤二郎の「日本の風景」(4649)

12・8と戦争準備<本澤二郎の「日本の風景」(4649)

<真珠湾攻撃と改憲大軍拡と統一教会と日本会議と信濃町>


日本の政治は本当に壊れてしまった。それが日々、公然と国民の前で繰り広げられている。それを批判もせずに言論界は報じている。「日本海波高し」だ。今の世代も次の世代も明るい未来は約束されない。

 欧米では12・9は日米開戦の日だ。「リメンバー・パールハーバー」(真珠湾を忘れるな)を繰り返して国際社会が銘記する日である。

 日本人はすっかり忘れてしまっている。それよりも近代史を教えない学校教育を、戦後の政府は強行してきた。保守も革新もこの点について無関心だった。とりわけA
級戦犯の岸内閣誕生で、300万人の死と向き合ってこなかった。この間、戦争犯罪勢力の国家神道と財閥が無反省のまま復活し、公然とA級戦犯の末裔政権を動かしている。

 漫画のような21世紀の日本が、目の前に高くそびえている。blog「日本の風景」は、しかし、忘れないでしっかりと記録して、数百年後に残そうと必死だ。

 昨日も首相の岸田文雄は、43兆円の空前絶後の大軍拡・超軍拡予算を貫徹するように、配下に指示を出して、国家神道と統一教会の政治勢力である日本会議と国際勝共連合を狂喜させていた。表向き「平和」を喧伝してきた公明党創価学会や安倍の別動隊の維新、そして財閥に屈した連合に振り回されてきた立憲民主党も追随している。

 21世紀政治の大勢翼賛会が、平和を望む国民と戦争放棄の平和憲法を放り投げて爆走している。歴史を顧みると、政治の不正腐敗は、政治テロの温床となることが懸念される。

 

 12・8安倍銃撃事件の衝撃は、国民の代表者に対する一大警鐘である。それが全く分かっていない。政府報道に徹する言論界によって、国民も偏狭なナショナリストへと変身している。統一教会問題の本質が分かっていない政府と国民の代表機関、司法の無責任さによって、この国と東アジアは地底へと墜落している。人口80億人の地球があえいでいる!

 

<歴史の教訓など糞くらえの被爆地・ヒロシマの岸田の大暴走>

 何度でも繰り返すが、安倍と菅義偉の史上最低の悪しき政権が止まって、人びとは凡人ジャーナリストも含めて「護憲リベラル」のはずの宏池会政権の誕生を心から喜んだ。しかし、蓋を開けてみると、当人が「安倍晋三路線を継承する」と公約した。これを単なる政治的な誤魔化し発言と思っていたが、現実は安倍政治そのものだった。

 したがって、安倍の祖父やギャンブル王の改憲大軍拡路線の踏襲が今も継承されている。岸田もまた「歴史の教訓糞くらえ」のような政治を、この3年も続くコロナ戦争のもとで繰り広げている。衝撃を受ける凡人ジャーナリストとごく一部の日刊ゲンダイ記者や東京新聞記者くらいだ。統一教会を退治するという歴史的使命を果たそうとしない。そのまま統一教会まみれの統一地方選へと突き進んでいる。善良な国民はあっけに取られている。

 

 子ども食堂は日本の貧困度を裏付ける指標だ。既に6000か所から7000,8000の大台に乗っているようだ。他方で、安倍の黒田の日銀政策で、財閥は明らかになっている数字だけでも、内部留保の資金が500兆円。この天地の落差は言葉では表現できない。

 しかも、政治指導者は被爆地・ヒロシマを選挙地盤にしているが、祖父は満州国傀儡政権下で財を成したと聞く。A級戦犯だけでなく、不気味なカルト教団の神社神道や財閥も、そして言論界を牛耳る電通が、加えて岸内閣に食らいついた「暴力装置」も跋扈する日本である。そこで沈没が始まり、途方もない改憲軍拡路線という覇権国家への台頭が始まっている。

 幻想ではない。現実の日本の今である。目をそらせるな!

 

<世界一高給取りの政治屋が43兆円軍事費と大増税の暴兵損民>

 永田町の政治屋は、おしなべて消えたはずの貴族そのものではないだろうか。世界で一番の血税を食んでいる貴族だ。国民の代表という仮面をかぶっているだけだろう。与党も野党もない。全てが莫大な血税を懐に入れて、国会で血税を食い物にしている。違うだろうか。事実である。国民の代表がいない日本である。

 

 平和軍縮派の宇都宮徳馬が好んで使った「暴兵損民国家」である。Amazonで徳間書店の「暴兵損民」を見つけて読んでもらいたい。宇都宮の生きざまは、筆者が本人から数十日かけてインタビューした一部で構成されている。宇都宮が立ち上げた「ミノファーゲン製薬」は今も孫が継承している。「強ミノ」は肝臓の特効薬だ。漢方の原料である甘草を原料とした、ほとんど副作用のない良薬である。

 「政界の謀略者のナベツネが今も生きているのは強ミノの愛好者」とささやかれているようだが、本当かもしれない。筆者もよく使ったが、最近は医師会が横やりを入れているとの声も聞く。宇都宮さんは毎日打って元気に右翼と戦い、屈しなかった原動力である。

 岸田は43兆円の軍拡費で戦争準備を始めた。わが友は毎日のように改憲軍拡を批判して元気をくれる。統一教会・自民公明の「暴兵損民」路線に屈するなかれ、である。幸い、我が五体も保証してくれている。

2022年12月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月 8日 (木)

加藤勝信が刑事告発?<本澤二郎の「日本の風景」(4648)

加藤勝信が刑事告発?<本澤二郎の「日本の風景」(4648)

<義父・六月は安倍晋太郎のお庭番=当人は晋三の最側近=出来るか>

 立憲民主党の井坂信彦が厚労委の質問で、厚労相の加藤勝信が、統一教会が41年の間に745組の養子縁組をした違法行為に「刑事告発も念頭に対応したい」と、やや前向きな答弁をして注目を集めている。昨日のことだ。

 「加藤答弁?ホントかな」と首をかしげる向きが少なくない。というのも、加藤は派閥は異なるが、安倍晋三の最側近で知られる。義父の六月と晋三の父・晋太郎は一枚岩といわれるほど深く結びついていた。六月夫人は、晋三の母親・洋子夫人と大の仲良し。したがって娘婿の勝信の人事は、洋子夫人のもとで具体化してきたといわれるほどだ。

 それほど安倍家と加藤家の結びつきは深く長い。従って統一教会との関係も深いと見られている。いわば身内のような統一教会を、加藤が刑事告発することが出来るのか。

 当事者を抜きにした婚姻は、人権侵害どころではない。私財略奪のみならず、悪魔のカルト教団に支配されてきたような安倍・清和会と、継承する岸田・自民党に国民は、このことにも驚愕するばかりだ。刑事告発が法の立場であろう。加藤の政治家としての真価が問われる場面だ。注視していきたい。

 

<統一教会被害者救済弁護団=日本の本部は当事者能力なし=虚しさ>

(週刊ポスト)教団は紀藤正樹・弁護士らのメディアでの発言に損害賠償を求める名誉毀損訴訟を起こした。代表世話人の山口広・弁護士が語る。「こうした抗議のようなものは統一教会からは適宜来ています。われわれも統一教会に申し入れなどを行なってきましたが、馬の耳に念仏という感じです。そもそも日本の統一教会は、韓国の本部に支配されています。だから日本の統一教会が攻められても、韓国からすればエバ国家(※注)にある下部組織の問題に過ぎない。【※注/旧統一教会の教義では、韓国を「アダム国家」、日本を「エバ国家」と呼び、エバはアダムを堕落させたから「エバ国家」である日本は「アダム国家」韓国に侍らなければならないとしている】 田中富広・会長、勅使河原秀行・本部長も傀儡に過ぎず、本音で何も話しません。日本の統一教会にいくらアピールをしても伝わらないのは虚しさすら覚えます」

 統一教会の違法伝道と対決してきた弁護団の怒りの叫びを週刊誌が取り上げている。深刻な課題は、弁護団がいくら東京の本部と掛け合っても、彼らには当事者能力がないため、糠に釘なのだ。東京本部はソウルの指示で行動しているためである。これをカバーするのが、ソウルの日本新聞の特派員団の仕事だが、彼らは無頓着を決め込んでいる。

 宗教組織は軍隊組織がまかり通っている特殊な世界だ。ソウルの指示は絶対的で、それ以外の機関に権限はない。法曹関係者は、刑事告発を連発して法務検察を動かせばいいのだが、国際勝共連合の暴力を恐れているのかどうか。ロッキード事件の田中角栄は、5億円で逮捕された。外為法違反だ。法務検察が高みの見物をしているような場面ではないだろう。おたおたしている政府に右ナラエしているようで、余りにも無様すぎよう。

<正体隠しの違法伝道に正面からの規制不可欠!>(毎日)世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の被害者救済を図る新法案などは、8日に衆院消費者問題特別委員会と衆院本会議で採決され、8日中に衆院を通過する見通しとなった。与野党が7日、採決の日程について合意した。7日は特別委員会で参考人の意見陳述と質疑が実施され、全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長の川井康雄弁護士は「正体隠しの違法な伝道活動への正面からの規制が立法されるべきだ」と主張した。

 おかしな動きが出てきた。またしても立憲民主党だ。政府案に賛成してしまった。何かが起きている。断るまでもなく統一教会の個人資産の略奪行為は、正体隠しの違法伝道に起因する。これは既に司法の確立した判断となっている。違法伝道による財産略奪行為は、違法であって信教の自由とは関係がなく、許容することはできない。この点も法務検察の出番であろう。

公明党創価学会の被害者救済法案介入・暗躍は本当か>

 救済弁護団の主張が新法の核心でなければ、何のための新法なのか。参院審議では、甘い規定の政府案の全面的な改正が求められている。臥龍点睛を欠くような代物であれば、この6か月の間の天地を覆いそうな大騒動は何だったのか。宗教法人法からの排除は、オウム真理教のその後の動向を見れば明白である。ほとぼりが冷めるのを待っているだけだろう。

 

 そこであやふやな政府法案の犯人に、またしても公明党創価学会の横やり説が指摘されている。山口那津男らの歯切れの悪さや、沈黙の様子からも、その指摘は事実かもしれない。安倍晋三内閣下に戦争党に変身したことも踏まえると怪しい。「信濃町の不可解な行動などから判断すると、救済法案に悪い意味での圧力をかけた可能性を否定出来ない」というのだ。

 「12月は信濃町の大掛かりな金集めの季節。例年に比べると、少なくなっているという。実際はどうか」と外野席の関心も高い。いえることは、始まった統一地方選挙の最大の焦点に統一教会がらみの問題が浮上することだ。高市発言をネットで紹介した統一教会地方県議は公認されていない」というが、北海道や千葉県八千代市でも統一教会にのめり込んでいる自公議員がいる。

 

 統一教会問題は、既に公明党創価学会の莫大な金集め作戦にも影響を与えている。人の噂も75日というが、安倍・清和会と統一教会の関係はそうはいかないだろう。

2022年12月8日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月 7日 (水)

ワクチン打っても感染し死ぬ<本澤二郎の「日本の風景」(4647)

ワクチン打っても感染し死ぬ<本澤二郎の「日本の風景」(4647)

<東京タイムズ後輩記者の兄が死んだ!3回目打つ直前に入院1週間!>

 治験の済んでいない未完成ワクチンの信頼性は薄い。それどころか打つと自身の免疫力を弱体化させかねない。ワクチン使用感染者が次々と死んでいく。それが分かっていても政府・自治体、新聞テレビは「打て」と催促している。背後では莫大なコロナワクチン利権が蠢いている!

 

 インターネット情報の中には、当初から警鐘を鳴らす者が少なくなかった。現に友人のSさんは、国賊の国葬に参加したり、沖縄に娘と旅行したりしている。むろん、マスクをしないで新幹線や飛行機に乗って、自宅ではおいしい食事をしている。コロナ無縁の暮らしなのだ。電話すると小一時間しゃべりまくる。家庭内のことではない。悲劇的な日本政治の没落を嘆く。特に最近は「女の敵」で知られる杉田水脈とかいうとんでもない屑を、政務官に起用した岸田文雄首相の対応に衝撃を受けている。

 「野党はもっと岸田を追及して杉田を政界から追い出せ」と叫んでいる。正論であろう。

 

 ところが、昨日自宅に届いた喪中はがきは、なんと「兄がコロナで亡くなった」というもので、この種の情報に直に接したことがなかったものだから、驚いて本人に電話した。東京・世田谷区東玉川の高級住宅地に一人で住んでいるはずのT子さんに一体何が起きたのか。

 コロナワクチンで死んだ事例は沢山あるようだが、政府も医師会も隠ぺいして、例によって恥じることがない。

 T子さんは元東京タイムズ文化部の敏腕記者だった。優しいが政治に厳しい目を持っていた。年賀状は、いつも頑張れという激励文だった。そんな彼女は両親を亡くし、世田谷の自宅で一人住まいだったらしく、持病の心臓病の治療も受けていた。大阪に住んでいる兄が心配して、面倒を見ていた3月に二人ともコロナ陽性の診断を受けてしまった。彼女は自宅療養に専念して危機を乗り越えたが、タクシーで指定病院に飛び込んだ兄の連絡がない。

 1週間後にコロナ死が判明し、病院の慰安所で心臓が止まった兄の前で倒れ込んだ。

 

<非情!入院1週間後に霊安所で対面、まだ72歳の若さで>

 世田谷区に限らないが、フクシマ315には放射能が大量に流れ込んでいる。そこにコロナ蔓延だったのか。余りにも非情すぎて慰める言葉もない。運命で割り切れようか。

 二人とも、昨年9月に厚労省の指示に従った。2回目のワクチンを打った。3月は3回目のワクチンを打とうと思っていた矢先だった。この世に残された兄と妹の二人。支え合って生きてきた兄妹の愛情に泣かされるが、コロナが非情にも断ち切った。

 「今も悪夢の日々を送っている」と悲し気に語ったT子さんである。「大阪の兄の家の整理も手がつかない」とも言って泣いた。それでも、誰も慰めの言葉をくれない日本の政府と自治体である。天涯孤独となったT子さんに電話をしても留守電にしている。

 日本は政界も経済界もどこも詐欺が横行している。人間を信用できない狂ってしまったような社会である。隣国のカルト教団に主権を委ねてしまうような国賊が、今の政治を転がしている。恐ろしいほどの狂った詐欺社会である。

 それでも法務検察は動かない。警察も、である。

 

<天涯孤独になったT子さんは心臓病でも泣いている!>

 病気の原因は、心配事から起きる。恐怖・脅迫もそうである。創価学会関連事件で知られる「木更津レイプ殺人事件」は、犯人のやくざ浜名の脅迫行為(すべてをばらすぞッ)に衝撃を受けたK子さんは「大動脈瘤破裂」を引き起こして即死する非業の死だった。強姦された女性は奴隷として生きるしかない。逃げ出そうとすると、犯人はドーカツして抑え込む。この恐怖によって、突発性の大動脈りゅう破裂による殺人である。

 政治的圧力で警察捜査を抑え込んでいる手口は、いずれ判明される。今回の加害者・統一教会による被害者救済法は、公明党創価学会の横やりであやふやな規定になったと指摘されている。

 

 話をT子さんに戻すと、彼女の心臓病は、兄の死も精神を破壊する。心臓病の悪化や他の病を併発させる懸念もある。悲劇の連鎖へと進行しかねない。本来の政治は、こうした人々に救いの手を差し伸べることで、人殺しの武器弾薬を購入するためではない。財務省も狂ってしまっている。

 

<「宗教は金儲け・ごまかされるな」と忠告>

 次男と妻を失った我が家にもカルト教団?の信者が押しかけてきている。断っても相手はあきらめない。新聞を郵送してくるので、仕方なく開くのだが、安倍・日本会議も統一教会も「神国日本」を目指しているが間違いだ、と断罪している。この点は評価できる。

 神社神道で再び戦争を起こそうとしている。好戦的になった戦争党の公明党創価学会も危ない。T子さんには「信仰に騙されるな」と忠告するのが精いっぱいだった。悲劇は誰にでも起きる!油断大敵である。

2022年12月7日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月 6日 (火)

NHKの衝撃人事<本澤二郎の「日本の風景」(4646)

NHKの衝撃人事<本澤二郎の「日本の風景」(4646)

<年収200万円弱の大衆の目線を欠く財閥主導の会長誕生へ

 2013年11月23日に多分、フクシマの東芝製3号機が核爆発し、315の昼前に大量の放射能を浴びたかもしれない妻の眞知子が、肺腺癌で非業の死を遂げると、20万円年金が15万円に激減し、それがアベノミクスのもとで徐々に減り始め、逆に介護保険料などが上がってきている。

 それでも、夫に裏切られながら二人の子供を育てた都内の公営住宅にひっそりと暮らしているM子さんが「うらやましい」といった。自宅道路わきの狭い駐車場に洗車もしない小型の自家用車を、外国人の廃品業者が突然声をかけてきた。「廃品として持って行ってもいいか」と声をかけられ、腰を抜かしそうになった。10年以上も乗っているスズキのスイフトだ。病院か買い物用だから、まだ6万キロも走っていない。廃車になる20万キロまで先が長い。

 

 息子が持ち込んだ大型テレビは、廃品業者に泣く泣くプレゼントした。沖縄の人だった。公共放送から抜け出して、スポーツ好きの金持ちのための右翼体制派のテレビに対する庶民の抵抗である。そう昔はずっと購読していた朝日新聞も、右傾化・読売化したため止めてしまった。

 昨日の大ニュースは、政府の世論操作に大活躍するNHKの会長人事をインターネット情報で確認した。またしても財界・財閥向けの会長就任である。せめて前川喜平クラスだとよかったが、清和会の安倍イズムを断ち切れない岸田文雄内閣の正体を露呈した人事だ。

 

 (読売)来年1月24日に任期満了となるNHKの前田晃伸会長(77)の後任に元日本銀行理事の稲葉延雄氏(72)が就任する見通しとなった。会長を選出する経営委員会(委員長=森下俊三・関西情報センター会長、12人)は5日午前の会長指名部会で議論した後、経営委を開き、正式に決定する。

 

<信じられない安倍お抱え女性記者15年いや20年?

 筆者は東京タイムズ記者として20年、永田町と平河町を駆けずり回ってきた。その間、全ての派閥に顔を突っ込んだ。卒業本は「自民党派閥」(ぴいぷる社)。ところが、NHKは未婚の女性記者を安倍晋三に長期間張り付けた。

 安倍が官房副長官時代からだといわれている。彼女は7・8安倍銃撃事件を受けて、安倍を絶賛する文章を文藝春秋に書いたという。知り合いの法律家が、図書館で見つけて読んだ感想は「男女の関係ありか」と絶句した。

 安倍お抱え女性記者のことを教えてくれた人物は、日刊ゲンダイの美貌の女性記者だ。彼女も東大OBである。「まさか」「事実なら不思議」などと感じながら眺めてきたが、NHKを牛耳った安倍の正体と合わせると、NHKの体質を余すことなく世間に晒していた。「テレビを見ない人生」も悪くない。NHK離れを促進させる役割を担った安倍お抱え女性記者は、いま安倍洋子夫人と何を語り明かしているのであろうか。おおよその見当はつくが、あえて言及することもない。

 問題は、安倍の統一教会、岸信介から福田赳夫を経由し、安倍晋太郎内閣を工作した統一教会国際勝共連合は、安倍の留学時代から面倒を見てきた。落ち込みが激しいトランプとの関係を結び付けた統一教会のことを知るNHKは、しかし報道することはない。

 

NHKは公共放送に戻れるのか?NHK労組は何をしているのか?>

 NHKは優雅すぎる報道機関である。自民党本部や首相官邸には、いつも数台のハイヤーを駐車させていた。自民党議員の部屋では、記事を書かない記者が、いたるところたむろしていた。

 しかも、高給を食んでいる。フクシマは言うまでもなく、もんじゅ西村謀殺事件、東電の渡辺泰子さん事件など原発放射能関連事件など、深刻すぎる重大な課題について徹底した報道をしない。政府批判はタブーのNHKである。官邸や自民党本部の記者クラブでは、賭け麻雀にうつつを抜かす大物記者が少なくなかった。派閥担当の書けないNHK記者は、常にボス格の地位を占めていた。

 彼らは大事な情報を手に入れても、書くことはない。以前のNHK労組の幹部には、革新的で野党議員になるやり手もいたが、いまはどうなのか。眠ってしまったNHK労組に違いない。

 

<悔しい思い出!財閥経営・東芝病院刑事告訴を報道しなかったNHK

 NHKが公共放送でないという事実を実際に体験させられたことが、忘れられない思い出となっている。

 次男正文が誤嚥性肺炎の疑いで救急車で搬送した東芝経営の東芝病院は、診断した結果、1週間の入院計画を決めた。看護師センターから離れた個室に押し込んだ。反対したが認めなかった。そこは警報装置もない病室で、看護師の出入りは少なかった。数時間後に次男は痰がのどに詰まり窒息死した。カルテを取り寄せると、100分も看護師は巡回していなかった。

 正文の地獄のような苦しみがどれくらい続いたのだろうか。思うとぞっとする日々を背負って生きている。

 しかも、反省も謝罪もしない。たまりかねて「週刊新潮」で告発記事を書いたが、それでもなしのつぶて。やむなく一人で刑事告訴に踏み切った。警視庁の社会部記者クラブで記者会見した。全クラブ記者が取材した。その中でも読売とNHKは、自宅にも押しかけてきて、単独取材をした。だが双方とも報道しなかった。読売と電通の関係を後になって知ったが、NHKと財閥の関係に気付かなかった。

 「NHKは公共放送ではなかった」ことを思い知らされた。

 

<車のラジオをかけると、決まって野球・相撲最近はサッカー報道>

 不幸にしてヒトラー研究をしたことがない。だが、独裁者がスポーツを利用することに長けていることは知っていた。

 案の定、NHKニュースを聞こうとすると、大方のところ、スポーツ放送が優先している。神社神道の祭礼の一環なのか相撲放送は、実に丁寧に報道する。国家神道の復活を彷彿させるものだ。従って大事なニュースは、スポーツの合間に報道される。ヒトラーの日本なのか。

 

 安倍内閣のもとで、NHKのスポーツ報道は頻繁に激しくなったという。事実に相違ないだろう。安倍独裁にお抱え記者が貢献していなかったのかどうか。確かにスポーツ好きはいるのだが、他方で競争を楽しまない平和な人たちも少なくない。だいたい競争に人生をかける人たちの寿命は短い。健康的ではない。

 競争は戦争と相関関係があるかもしれない。靖国など神社神道は「戦争神社」と国際的に評価されている。財閥の信仰対象でもある。

 

 NHKの改憲報道が目立って増えている。政府の世論操作の先頭を走っている。肝心の戦争準備そのものの大軍拡報道はしないだろう。台湾有事は、安倍とワシントンの死の商人が合作したものである。清和会と統一教会の深い仲を報道しないNHKは、公共放送に値しない。

 フクシマ被ばくジャーナリストは「NHKを解体せよ」と叫んでいる。正論ではないだろうか。

2022年12月6日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

NHKの衝撃人事<本澤二郎の「日本の風景」(4646) : jlj0011のblog (livedoor.blog)

2022年12月 5日 (月)

岸と朴の満洲人脈<本澤二郎の「日本の風景」(4645)

岸と朴の満洲人脈<本澤二郎の「日本の風景」(4645)

<文鮮明は朴正熙の配下として日本工作に送り込まれる

 この6か月間の間に日本の黒い人脈がおおよそ見えてきた。韓国の学者の指摘が参考になったことは言うまでもない。36年間の植民地支配で怨念を抱く朝鮮の人々と、その反対に満洲人脈以来の深いつながりをもつ、文鮮明の統一教会が存在していた。

 敗戦でA級戦犯となった岸信介・児玉誉士夫と笹川良一の利権と暴力に、同じく岸の国粋主義と連携する中曽根康弘の国家主義も掉さしていたことが、元自民党副総裁の山崎拓の証言で判明した。

 

 その根っこは、関東軍の満州国傀儡政権の実権を握った岸人脈だった。そこに関東軍将校の朴正熙が存在した。二人はその後、前者はCIA工作で日本国首相に、後者は軍事クーデターで韓国大統領に就任した。韓国の文在寅前大統領の前の女性大統領は、朴正熙の娘ゆえに投獄されたともみられる。今の韓国大統領には、朴正熙の支持者が集まっている。日本も韓国もいまだ満洲人脈の桎梏に自由を奪われている!日本政府は朴正熙と岸が放った統一教会に、同じく手足を拘束されている。

 

 今回の7・8安倍銃撃事件が、パンドラの箱を開けた。岸田文雄内閣を改憲と軍拡で縛り付けている。のみならず霞が関の官僚たちも、特に文科省と防衛省が羽交い絞めにされている。日本も韓国も自由で開かれた民主の国になれるかどうか?

 

<日本はA級戦犯が、韓国は配下の軍人が共に国盗りに成功>

 日本は国家神道とA級戦犯が今も存続している。これに統一教会が半世紀前から食らいついた。その主犯が安倍晋三だった。彼の配下が今も内閣と自民党に、はては地方議会にも深く入り込んでいる。競艇ギャンブル利権を独占してきた笹川良一の一族も跋扈している。

 岸の野望は潰えてはいない。信念・勇気のない岸田のもとで、統一教会と清和会は、再生に取り組んでいるどころか、台湾有事に賭けている?恐ろしい政治屋売国奴集団との指摘もある。

 

 ともあれ、ワシントンの当時の意向のもとで、日本と韓国で満洲国傀儡政権で暗躍した輩が、政権を奪取して、今日を迎えている。この事実を覆すことは出来ない。半世紀前からなのだ。ソ連と中国に対抗する日韓の政権が満洲人脈の活用だった歴史の皮肉に愕然とするばかりである。

 

<岸(昭和の妖怪)・笹川・児玉―福田と安倍と笹川―中曽根と児玉>

 岸は手段を選ばない。利用できるものは何でも利用するとは、小泉純一郎・清和会政権のご意見番の松野頼三の証言である。60年安保では、笹川と児玉の暴力装置を使って学生と労働者の決死のデモ鎮圧に利用した。自衛隊は、護憲リベラルの防衛庁長官・赤城宗徳が阻止した。

 岸の暴力装置は、後継者となった福田赳夫のもとで笹川が従ったが、児玉はナベツネの紹介で中曽根に従った。岸を昭和の妖怪、筆者は中曽根を「平成の妖怪」と断罪した。

 田中角栄は、当時の運輸省(現在は国交省)を動かして、笹川ギャンブル独占を排除しようとしたが、福田の清和会が横やりを入れて封じ込められてしまった。清和会のお陰で笹川一族は今も隆盛を極めている。日本財団・東京財団などが国の政策を動かし、血税まで奪い取っている。電通と変わらない。

 電通もまた満洲で跋扈した阿片王・里見甫も、岸利権に貢献してきた。市川市の墓地の墓碑銘を岸が書いている。電通は満洲人脈が立ち上げた、何でもする不気味な組織で知られる。今も自民党や官邸に野心家を送り込んでいる。

 

<平成の妖怪・中曽根と朴ラインは児玉とナベツネ=山崎拓証言>

 文鮮明は、韓国の朴正熙政権の配下となって日本の岸のもとに送り込まれた怪物だ。岸が統一教会を宗教法人にした。岸の配下の石原慎太郎は、息子をオウム真理教の麻原彰晃のもとに送り込んだ。宗教法人も石原が強行したことが知られている。

 石原と宗教法人の関係は深い。宗教とカネに飛びついた人物で知られる。国税庁の査察なしの免税に魅力があるからで、創価学会公明党も同じ構造になっている。信者からの金集めは統一教会と創価学会が群を抜いている。

 

 岸と朴正熙の関係が、中曽根と朴正熙の関係だったことが、過去に中曽根側近だった山崎拓が、月刊TIMES10月号で証言した。

 「岸や安倍が国際勝共連合との窓口だったことは知らなかった。しかし、勝共連合が自民党の全国会議員に張り付いたと言っても過言でない。岸、安倍父子の流れは最近わかったこと、識者の分析でなるほどなと。多分、朴正熙と文鮮明の関係は深かったのでは。政治と宗教のタッグがあったと」

 

 朴と文の政治と宗教の相互協力関係について、国家神道で体得した岸も同意したものだろう。それは中曽根も同じだった。「中曽根先生と朴政権との結びつきは深かった。右腕の宇野宗佑さん(元首相)も非常に強いパイプを持っていた」とも。宇野が?筆者は知らなかった。

 

 「韓国の大統領にならなかったけれど、朴側近の金鍾泌との関係も、非常に

緊密で、宇野さんも金とその下の李ともすごく親しかった」

 

 「公安はオウム事件の後、次は統一教会をやるといっていたが捜査をしなかった、その原因は清和会の仕業ではなかったか」との質問に山崎は「そうかもしれない。歴史的経過からすると、そうなるだろう」と同意した。オウムと統一教会は共にカルト教団の雄だった。

 

 過去に加藤紘一と山崎、小泉の仲良しコンビ・YKKがよく話題になった。小泉が政権を取ると、加藤・山崎の関係は壊れた。山崎は中曽根という右翼の派閥に所属していたが、加藤との信頼関係はずっと維持した。バランス感覚のあった政治家だった。

 要するに、平成の妖怪もまた岸の流れに掉さしていたのである。ちなみに反岸の戦闘的リベラリスト・宇都宮徳馬の反岸・反朴の戦争犯罪勢力との関係は、完ぺきに断ち切った。自民党きっての護憲リベラリストは、したがって猟官運動を一度もしなかった公正無私の人だった。宇都宮は無冠の帝王だ。

 

<統一教会は岸・福田・安倍が強力な防護服となって爆走>

 A級戦犯の児玉はロッキード事件で失墜したが、それも中曽根を生かすことだった。笹川と統一教会は、清和会の防護服で拡大し、共に爆走している。

 前にも触れたが、笹川一族の後継者は、数年前に山梨県の別荘に小泉・森喜朗・安倍晋三と麻生太郎を呼びつける大宴会を開いた。その映像がネットに流れ、統一教会とまるで覇を競っているかのようだった。

 

 清和会の防護服は、まだ破れてはいない。しかし、日本国民・主権者は、日本の闇の勢力の存在をしかと捉えたことは確かである。風化することはないだろう。清和会と統一教会と笹川財団の行方は、日本の黒い前途と深くかかわることになろう。

 日本の民主主義の道は、はるか遠い!

2022年12月5日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(追記)昨日思い出したように年賀状100枚を印刷会社に依頼した。最後の印刷年賀状になるだろう。「もう賀状やめた」の声も。しかし、人生最後まで交流は生きるために必要だ。庭の山茶花が咲き始めた。皇帝ダリアも。これは名前がよくない。変えてはどうか。この世に皇帝はいない。置いてはいけない。

 

 

 

2022年12月 4日 (日)

衆院法制局までが改憲暴走<本澤二郎の「日本の風景」(4644)

衆院法制局までが改憲大暴走<本澤二郎の「日本の風景」(4644)

<論点整理は衆院議長の細田博之が法制局長に圧力?憲法改悪は極右・日本会議と統一教会が背後で暗躍か>

(時事)衆院憲法審査会が1日開かれ、緊急事態条項創設に関する各会派の立場をまとめた論点整理が衆院法制局から示された。
 具体的な改憲項目を巡る審査会での論点整理は初めて。自民党など「改憲勢力」の要請に基づくもので、改憲条文案づくりに向けて議論の進展を図るのが狙いだ。
 論点整理は各会派の議員が主に今国会で表明した意見を論点ごとに記した
A3判の表。冒頭に衆院法制局の橘幸信局長が「各会派の了承を得たものではない」とした上で、内容を説明した。
 自民党の
新藤義孝政調会長代行は「自民、日本維新の会、公明党、国民民主党、有志の会の
5会派が明確に(緊急事態時の)議員任期延長を規定する改憲の必要性を述べている」として、与野党の意見集約は進みつつあると強調した。
 公明党の
北側一雄副代表も「
5会派で基本的な認識は一致している。できるだけ多くの会派による合意形成を図っていきたい」と述べた。
 維新の
前川清成衆院議員は立憲民主党と共産党を名指しし、「議員任期延長の必要性は明らかだ。護憲派こそより強く共感するはずだ」と迫った。国民の玉木雄一郎代表は「論点整理は画期的だ。議論をさらに深め、改憲条文案づくりに入っていくべきだ」と語った。

 

<「緊急時の議員任期延長で改憲!その前に天皇制廃止」の正論浮上>

 ばら撒きの補正予算も成立したことを契機に、岸田の自公維の改憲暴走が、衆院憲法審査会で始まった。これには統一教会まみれの衆院議長・細田博之の暗躍もささやかれている。すなわち、こともあろうに配下の衆院法制局が9条解体を狙う自公ら改憲勢力の意向を受け入れ、異例の論点整理を強行した。

 中立公正であるべき議会の法制局が、改憲勢力の側について、護憲リベラルを放逐しようというのだ。全体の奉仕者である立場を放棄したのである。違憲の集団的自衛権行使を容認した内閣法制局長官さながらの

目下の衆院法制局長。彼は細田の監督下にある。細田は、最近まで清和会会長だった。統一教会の集会に参加し、あいさつでは「この盛会をすぐ安倍首相に伝える」とまで公言した人物で知られる。原発推進の巨大利権・原子力ムラの親分でも知られるスキャンダル議長だ。

 あたかも「安倍・統一教会の改憲草案」に沿った緊急事態条項ではないか。むろん、あえて改憲で対応するような中身はない。改憲世論を喚起する策略である。どうしても、というのであれば普通法で処理できる。憲法をいじくるなどもってのほかだ。

 

 「どうしても改憲をしたいというのであれば、憲法の唯一の欠陥である天皇制を廃止することである」との指摘が、左右の一般市民から噴き出している。史実が判明したからであろう。法学部で学んだ者はよく理解できる。改憲に手を付けたい自公維はこれとどう向き合おうというのか。知りたい。

 要するに憲法を改悪するのではなく、定着するための議論をしてはどうか。岸田の大軍拡・専守防衛の破棄政策を、平和を愛する市民は到底認められない。議会人として審査会で議論すべき点であろう。委員長の采配が問われていることを、強く指摘しておきたい。国民は戦争国家・戦争する日本を期待していない。外交力で処理できるのだから。世は21世紀である。

 

<集団的自衛権行使の主役の北側一夫(公明)が改憲を主導>

 (注、この時点で文章が左右二つに分かれてしまった。またしても当局・電通の仕業か。どうなるか、このまま書くしかない)

 改憲目的の憲法審査会に公明党創価学会の北側一夫がいるではないか。彼は集団的自衛権行使を容認した、いわくつきの人物だ。安倍の「戦争体制」に首を突っ込んだ人物である。

 筆者は過去の日中友好に貢献した池田大作と周恩来の交流を評価したのだが、特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪の「戦争三法」を強行した公明党創価学会の政治的評価を一変させた。日中友好が継続する限り、東アジアは安定する。いまそれをぶっ壊した北側が、憲法審査会でも憲法破壊活動をしていることに、改めて驚く。

 本日はネット工作人にお手上げだ。続ける気になれない!

2022年12月4日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

2022年12月 3日 (土)

軍事大国へ爆走<本澤二郎の「日本の風景」(4643)

軍事大国へ超爆走<本澤二郎の「日本の風景」(4643)

<カルトの自民・靖国神社本庁(日本会議)+カルト統一教会+カルト公明党創価学会=専守防衛破棄で危機を煽る軍国主義!>

 近い将来、この国は消えてしまうのか。悲観論者でなくとも自民党と公明党のカルト政党が、カネがないのに世界3位の軍事大国へ爆走する方針を決めた。敵基地を先制攻撃するミサイル大国にアクセルを踏むという。ミニ・アメリカだ。軍事経済に舵を切る。今月中にその方針を決める。政府与党のカルト政党が決断した。大ニュースを報道しない新聞テレビも共犯者か。

 

 歴史の教訓をかなぐり捨てた、驚愕すべき軍事大国への爆走に声も出ない。それどころか政府与党内、野党からも大反対の声が聞こえてこない。市民運動もコロナで沈滞してしまったのか。

 いまのような厳しい社会情勢においては、大軍縮と大減税で国民生活を支えることが、政治家・政党の責務である。6兆円の軍事費を5年後に12兆円にする悪魔のような軍事政策だ。極め付きの暴兵損民であろう。

 アベノミクスで財閥を肥え太らせた安倍内閣に続いて、岸田は、軍事経済化で超財閥国家体制狙いといえる。主権者である国民を奴隷に貶めることになろう。未来を生きる子供たちが哀れでならない。

 靖国・神社本庁の日本会議と岸・笹川・文鮮明の統一教会に、創価学会公明党も賛同している。維新と国民民主党も、それに立憲民主党の一部も悪乗りしているようだ。敗戦末期の近衛・翼賛体制か。再び日本国民の命を奪い、日本列島を放射能で廃墟にしようというのである。歴史を知るものであれば、これくらいの予想は容易に想定できるだろう。

 

<インド・太平洋の覇権国家目指す大軍拡(GDP2%の戦争国家)>

 ワシントンは、500発の巡航ミサイル買い計画に小躍りしている。「日本のポケットが大きくなった。財政が破綻しているというのに、日本は不思議な国だ。ヒロヒトを生かした選択は正しかった」と最強の闇権力者の産軍複合体の面々は、大いにはしゃいでいるだろう。

 超軍事経済大国の幹部や日本軍拡を煽り立ててきたジャパンハンドラーズの面々も、腰を抜かして喜んでいる様子が目に見える。「アメリカの属国」からの脱却も狙いの一つに違いないのだろうが。

 

 角度を変えると、中国の新体制下、牙をちらせつける対応に対して、喜んで「受けて立つ」というのだ。日本もインド・太平洋の覇権国家に名乗りを上げようとの宣言だ。「神国日本」がその旗という。恐れ入って言葉も出ない。再び靖国の「神風」に傾ているのであろう。実に愚かな馬鹿げた戦略で、日本の自滅に突っ込んでいる。

 

<財閥復権の安倍・統一教会・日本会議路線の踏襲か>

 日本と中国は1972年に国交を正常化させた。その後に福田・清和会のもとで平和友好条約を締結した。中国の復興の原動力は、大平正芳の1979年の政府開発援助資金の供与だ。中国侵略の空前絶後の賠償を放棄した中国の配慮に応えた、当然すぎる日本の対応だった。

 他方、北朝鮮とも田中内閣が国交回復を目指したが、福田・清和会と文春の攻撃で、田中が倒れた。その後に拉致問題が起きている。平壌は事あるごとに日本との正常化を呼びかけてきたが、ワシントンの横やりに決断できなかった。日本に非がある。

 

 それどころか、中国と北朝鮮を敵視することで、軍国主義の完全復活を正当化させた安倍内閣と今の岸田内閣である。これはどう考えても、靖国・日本会議と統一教会の野望である。

 ゆえに、岸田内閣は表向き統一教会退治をしているように見せかけている。実際は違う。統一教会被害者救済法案は抜け穴だらけだ。その証拠に、安倍・清和会の要人は、内閣と党に張り付いたままである。

 

<歴史の教訓を破棄した戦後最悪の愚挙に岸田文雄内閣が突っ込む

 岸田は宏池会会長である。池田勇人が立ち上げた宏池会は、護憲リベラルを伝統として保守本流を自負してきた。前尾繁三郎、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一、加藤紘一、池田行彦らは、軽武装経済重視・民意重視を心情としてきた自民党内の真っ当な派閥だった。

 その点で、岸田は信念がない。安倍にぶら下がって天下人になった宏池会失格者である。統一教会と日本会議の操り人形に過ぎない。

 専守防衛という国是さえも吹き飛ばした、実に危険極まりない軍事戦略を打ち出した張本人になった。統一教会と日本会議とこれに服従する創価学会に、改めて愕然とさせられる。

 

 昨夜の日刊ゲンダイ記者もほぼ同じような不安をぶつけてきた。一人でも真っ当なジャーナリストの存在を喜ぶべきだろうが、全ての言論人は、この12兆円大軍拡計画を容認し、放置するわけにはいかない。日本民族の前途にどす黒い闇を約束するからだ。それも100%の確率で襲い掛かってくる。

 

国民の抵抗で阻止、失敗すればこの国はおしまい!

 信念のない政治家を政治屋と呼ぶ。利権と名誉に生きる売国奴である。信念のある政治家は命がけで、信念を貫く。そうして、国民の命と財産を守るものだ。 

 こともあろうにA級戦犯の岸が育てた統一教会に身も心も捧げつくした清和会の面々は、典型的な政治屋であって政治家ではない。国賊である。安倍が育てた杉田水脈の発言をネットで確認したが、間違いなく日本国憲法を読んでいない。理解もしていない。人間の屑だ。そんな人物を岸田は「能力がある」と擁護し、総務省政務官を辞めさせようとしない。

 岸田もまた、安倍同様の国賊に違いない。宏池会は完全に崩壊してしまった。彼を薫陶した宮澤喜一が泉下で泣いている。安倍の戦争国家体制の強化に突っ込んだ岸田は、間違いなく万死に値する!

 50年後100年後の日本人は、この記事をどう評価するだろうか?

2022年12月3日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月 2日 (金)

返金阻止は違法<本澤二郎の「日本の風景」(4642)

返金阻止は違法<本澤二郎の「日本の風景」(4642)

統一教会は岸田文雄内閣の閣僚攻撃、むしり取った違法資金手放さず

 統一教会顧問弁護団と被害者救済弁護団の攻防戦がみてとれるような、統一教会違法献金返金問題に、政府は甘い決断をしたようだ。前者の最高責任者は、元自民党副総裁の高村正彦であろう。長州は岸・安倍一族に連なる人物である。安倍内閣のもとで副総裁にまで上り詰めた。第三者の目には悪党弁護士の第一人者と映るのだが。

 

 反統一教会の世論は天を突くような盛り上がりをみせている。これほど恐ろしいカルト教団にたじろぐばかりの国民を背景にしながら、統一教会は防戦どころか岸田内閣の中枢を攻撃して、内閣を崩壊させる勢いである。

 

 自民党議員を丸裸にしてしまった統一教会の牙に対して、法務検察も動かない。安倍は死んでも清和会を走らせている?まるで三国志演義を彷彿とさせるようではないか。野党の追及にしても、日本共産党からして甘い。不可解千万である。

 現在、統一教会弁護団は、あくまで「信者の自主献金」という法的体裁をとっていることが判明した。ということは、いまでも悪魔の私財むしり取り違法行為が強行されている。案の定、岸田もいい加減な答弁で逃げている。彼は反転攻勢の統一教会弁護団と野党と救済弁護団の追及をにらみながら国会答弁をして、救済新法を閣議決定した。

 春秋の筆法をもってすれば、ソウルの統一教会本部は、またしても日本人同士を争わせて、高見の見物をしていることになる。漫画であろう。日本国民は歯ぎしりしている。岸田が救われることはない。

 

<身内の安倍・清和会を保護する教会=双方の蜜月と闇取引を印象

 過去の自民党には、生長の家の平沼赳夫がいた。今の国家神道を引きずる神社本庁を母体にしている日本会議を主導しているのは、生長の家であるとの見方に同調したい。不気味な天皇教信徒といわれる。

 戦前の国家神道による戦争体制は、家庭では幼いころから家に飾った「神棚」に、ご飯や水の上げ下げをさせた。近所の神社祭礼にも参加を強いた。学校では忠君愛国を強要(教育勅語)した。天皇の写真に拝礼までさせた。そうして「天皇のために死ぬことが忠義」との信じがたい狂人に変身させ、彼らは赤紙一枚で命を捨てた。その数300万人。学校では決して教えない真実だ。

 カルト教の恐ろしさは、77年前に敗戦で終わったが、今また自民党の母体となって復活している。やや同じような文鮮明のカルト統一教会は、日本人の財布を狙った。莫大な資金を懐に入れ、いまや政府自民党の憲法改正や戦争する日本人教育にも深く浸透していることが判明した。

 既に地方議会にも深く浸透し、北海道では公然と胸を張って反統一教会に抵抗する自民党議員もいる。昨日の立民質問で暴露された。千葉県八千代市のことは既に報道した。「関係を絶つ」とする自民党本部の指令は無視だ。

 いま反転攻勢の統一教会の矛先は、安倍・清和会閣僚を外して行われている。安倍側近女の高市早苗や清和会の松野博一、安倍家のお庭番・加藤勝信を標的にしない。清和会の統一教会の蜜月関係は存続している。東京・八王子市の教団に身を捧げたという萩生田光一は、全く反省していない。開き直って岸田いびりを繰り返している。

 統一教会と萩生田は、生長の家の平沼を彷彿とさせる。それは公明党創価学会とそっくりであろう。政教分離の憲法違反が、公然とまかり通る永田町によって、この国の前途は暗闇の世界に飛び込んでしまっている。

 国家神道の日本へと引きずり込まれてしまっている。カルトの日本は、国際社会から違和感を抱かれている。東アジアの宿命的な何かがあるのだろうか。呪われてしまった日本に安住する亡びの日本なのか。

 21世紀において、いい意味での科学的合理的な社会でなくなっていることに恐怖感を抱く。霞が関の官僚も服従して恥じないのか。日本学術会議や日本弁護士連合会など見識を有する組織・団体は、今声を上げなくてどうするのか。

 

<献金の返金阻止にあの手この手の統一教会の防護作戦>

TBS)旧統一教会が2か月ほど前、富山県の信者に対して、「献金は自らの意思で行った」とする誓約書にサインをさせていたことがわかりました。教団の献金が社会問題になった後に行われていて、献金の返還阻止が目的とみられます。

 

 7・8安倍銃撃事件から日本は、まるで中世に引きずり込まれてしまったかのようである。隣国のカルト教団による国民の資金奪取作戦に政府・議会が右往左往している。それに手をこまねいている司法である。それが「信教の自由」という名目で強行されている。

 被害者は60万人に達するという。60万人の日本人が文鮮明の呪いにかかると、進んで私財を投げ出すという信じられない悪魔の世界に追いやられてしまう。山上容疑者の母親は、いまだ後悔する様子はないという。人間の弱さを悪用する悪しき信仰がはびこる日本列島!敗戦で目を覚ましたはずではなかったのか。若者までもが虜になって身も心も差し出している!赤紙の世界だろう。そんな狂気の世界に身を投じている自民党議員は、いまだけ金だけ自分だけ!

2022年12月2日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年12月 1日 (木)

杉田水脈は政治家失格<本澤二郎の「日本の風景」(4641)

杉田水脈は政治家失格<本澤二郎の「日本の風景」(4641)

<「岸田首相は直ちに政務官の首を撥ねよ」が世論>

 総務省の杉田水脈政務官(自民党衆院議員)は30日の参院予算委員会で、2014年の内閣委員会において「日本に女性差別というものは存在しない」と発言したことについて、「命に関わるひどい女性差別は存在しないという趣旨だ」と説明した。立憲民主党の塩村文夏氏の質問に答えた。他の野党議員からは「命にかかわるDV(家庭内暴力)だってある」と、杉田氏の認識の甘さを批判する声が上がった。(以上は毎日新聞)

 

 「岸田人事でまともな人事は、外相の林芳正 だけ」との思いは強くなる一方である。万一、岸田が政権を投げ出すようなことがあれば、右翼は喜ばないだろうが、反安倍の急先鋒の林が最適任者」というのが真っ当なジャーナリストの声である。政治家はバランス感覚が不可欠だ。右翼片肺政権が一番よくない。ついでながら安倍内閣に触れると、内外政とも、評価するレガシーは何もなかった。

 

 中でも外交がひどかった。プーチンとのロシア外交はとうとう一歩も前進しなかった。むしろ大きく後退してしまった。北朝鮮外交も同様だったし、韓国や中国との関係も悪化させた。危険すぎる安倍の台湾有事戦略は、米中戦争の引き金になるところだった。

 ワシントンのオバマは、靖国参拝と韓国との歴史認識の安倍対応に衝撃を受けた。「安倍の秘かな核兵器開発計画に驚いて、日本に貸し出していたプルトニウムを返還させる措置をとった」ほどである。トランプ政権は安倍と同じ統一教会仲間のため、仲良しゴルフを演出したが、莫大な武器弾薬購入に特段の配慮をした。60兆円のバラマキ外交はひどすぎて評論する気にならない。

 

<ひどすぎる人物の起用ばかりの岸田文雄人事の不思議>

 安倍に比べると、岸田ははるかにまともと見られていたが、今やっている統一教会退治は、死者に配慮しているかのようで、かなり危うい。戦争準備の大軍拡にいたっては、安倍路線の踏襲そのもので、腸が煮えかえる思いである。

 さらに人事はお粗末そのもので、総務省政務官だという杉田水脈は、教養がないというよりも、悪どい性格の持ち主だ。女性としての品格も常識もない。どのような家庭で育ったのか。冒頭の毎日新聞記事によると、こんな自分でも政治家になれるのだから「日本に女性差別などない」と決めつけているかのようで痛々しい。

 

 彼女を政界に引き上げた背景を全く知らないが、なんとなく胡散臭い印象を受けてしまう。まさか安倍チルドレンか、それとも小泉チルドレンなのか。ひどい人物を国民の代表に送り込んだものだ。自民党の責任は重大である。

 国会図書館が近いのだから、ノンフィクション作家の第一人者・山田盟子本を読んでもらいたい。国会では女性秘書の多くが「お茶くみ」と男たちから見られている。彼女の事務所の様子を知りたいものだ。

 

 TBS強姦魔の被害者・伊藤詩織さんの屈辱を全国民はおろか世界中が同情している。強姦を正当化することは出来ない。薬物使用の可能性が高いのだから、山口はヤクザ並みで人間失格である。人間として伊藤さんに同情するのは、ごく当たり前の対応である。TBS強姦魔に肩入れするような人間は、常識的に見てまともではない。筆者などは、女性は優しく平和的な人間ばかりだとずっと思ってきたが、女にもすごい女がいるということを、杉田に教えられてしまった。

 知り合いの女性弁護士は「杉田ほど女性を貶めた女性はいない。女性は怒っている。岸田がまともなら杉田に責任を取らせるべきだ」と厳しい口調で繰り返し批判している。

 それにしても、安倍の周囲にまとわりついた女性議員のすべてが、不思議と極右・神社本庁の日本会議派と見られている。普通の人間ではない。

 

小選挙区制比例代表に深刻すぎる制度的欠陥がある

 党と内閣の人事を眺めると正直なところ、自民党に人材がいないことが分かる。首相を筆頭に自民党幹部もそうだし、大臣を首になった山際を、清和会・統一教会の第一人者・萩生田光一が、党のコロナ対策本部長に起用した。まだ萩生田が自民党の三役に居座っていることだけでも驚く。

 

 安倍8年の在任期間に真っ当な政治家は、安倍を「国賊」と喝破した村上誠一郎しかいない。村上に同調する人物が自民党内にいない。小粒ばかりで、志のある信念の政治家は一人もいない。自民党は解体すべきだ。

 その元凶は小選挙区制である。野党の無力さも手伝って、金目当ての政治屋ばかりだ。役人の原稿を見ないと答弁できない大臣など、極右にひれ伏す輩ばかりだ。憲法違反の戦争準備に異論を口にする閣僚もいない。全体主義・独裁の政党である。小選挙区制が自民党どころか、全政党を衰退させている。杉田水脈はその代表例ではないのか。

2022年12月1日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

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