敬天愛人<本澤二郎の「日本の風景」(4554)
敬天愛人<本澤二郎の「日本の風景」(4554)
<真逆の逃亡人間・安倍晋三に岸田文雄の政治的国葬に世界は驚く>
京セラの稲盛和夫氏が亡くなると、周囲が騒がしくなった。彼の書いた本を孫に読ませたい、という人物が現れた。アマゾンに注文すれば安く早く届くらしいが、あいにく会員ではない。会員になるための努力を考えると、使ってきた楽天で注文するほかない。
ところが、ここで大問題。使用してきた126メールアドレスは中国の新聞記者が作成したもので、なぜか数年前から送信を止められた。その後に受信も止まった。友人らとの連絡もデータも使えなくなってしまった。外国製を使用したツケなのか。あわてて楽天と連絡が取れるようメールアドレスの変更を、数日がかりで挑戦したが、うまくいくかどうか。現物が自宅に届くまでは分からない。
稲盛本は、中国で超ベストセラーになっていたという。彼の座右の銘が「敬天愛人」。天を敬い人を愛する。いい言葉だ。中国の学者に聞くと、戦国時代に活躍した墨子の言葉という。安倍と正反対だ。
<小川平二宅玄関で初めて見た孫文の「敬天愛人」の大きな額>
この言葉を初めて知ったのは、かれこれ4,50年前。自治相や文部相などを歴任した小川平二さん宅。玄関先に「敬天愛人」の大きな額が掛かっていた。中国革命の孫文が書いたものだ。小川さんの父親は戦前の政友会副総裁だった小川平吉。彼は日本に亡命していた孫文の面倒を見た御仁で知られる。孫文のお礼の品が「敬天愛人」の書だった。書家を目指す孫にさっそく書いてもらうつもりである。
余談だが、小川さんは戦前の東大法学部を卒業して「満鉄」に入社しようとして、父親に相談した。すると、平吉は烈火のごとく怒った。「よそ様の家に土足で上がってやりたい放題の満鉄に入りたい。ふざけるのもいい加減にしなさい」と厳しく一蹴した。満洲で利権アサリをしていた安倍の祖父のA級戦犯グループとは真逆の人だった。小川さんは、宮澤喜一のおじさんだ。岸田文雄のおじさんが宮澤である。
稲盛がこの文字にあこがれた理由の一つは、郷土の大先輩の西郷隆盛が好きだったことと無関係ではあるまい。稲盛はそこから恥を知ることの大事さ、世のため人のために生きる人間、殺傷を忌み嫌う人間になっていく。質素倹約もその一つに違いない。そういえば無学の母方の祖父が、病床の枕辺で「世の中のためになれよ」と口にしたことが、今も目に焼き付いている。庶民にも立派な志の人間がいた証拠である。
墨子は儒家の祭礼重視を好まなかった。いわんや岸田の政治目的の国葬など論外であったろう。武道館に6000人?大半を統一教会と神道派で埋めようというのであろう。公安当局はすべてを映像に残すべきだ。仮に強行した場合のことであるが。
言及するまでもなく安倍晋三は、敬天愛人とは真逆の、史上最低最悪の日本国の首相だった。彼の背景には、国家神道勢力と統一教会勢力と右翼・賭博勢力の笹川一族が控えていた。日本をちゃぶ台返しにした悪党らである。次々と犯罪を起こしながら、法務検察・警察に助けられ、逃亡しながら悪政を強行してきた。参院選後に三度目の首相になろうとしていた!
自公の3分の2議席を背景に、1%財閥のための円安政策を、いまも日本銀行の黒田東彦が強行して、国民生活を破壊している。安倍晋三銃撃事件は、仏教でいう因果応報に相当するものであろう。
岸田文雄はというと、小川家や宮澤家と異質なカルト人間か?安倍国葬で自身の政治的浮揚をはかろうと、統一教会の韓鶴子に配慮したのであろう。これに天は怒ったと思いたい。主権者の多くが反対運動を始めている。昨日は埼玉県の浦和でも。統一教会の事務所の前でも大声を張り上げて、安倍国葬反対を叫んだ。
<海外弔問客は血税60兆円バラマキの政治的効果の成績表か!>
もしも、安倍国葬という国賊のための国葬が強行されると仮定した場合、安倍が在任中にばら撒いた血税60兆円の政治的効果が表面化するだろう。
外務省が総力を挙げて、それぞれの国々に対して首を垂れ、あるいは脅しまくって「弔問に来てほしい」と陳情している?違うだろうか。外交官のなれの果てか。
安倍を神格化させようとする統一教会と岸田内閣は、日本国民とアジア諸国民を裏切るもので、到底容認できない。血税投入の国葬強行に日本国民は、最後の最後まで中止の戦いをやめないだろう。
2022年9月4日記(政治評論家)
<安倍国葬反対の国民運動は燎原の火のごとく止まらない!>
本澤先生、いつも
お世話様です。今日13時~浦和駅東口で安倍国葬反対のデモに参加しました、主催者は社民系団体です。約70名位の参加です。デモの行程は駅~統一協会~自民党埼玉会館~浦和駅西口で解散です。統一協会の写真は他の会社の看板が有り写しませんでした。動画は重くて送れませんですが、雰囲気だけでも。失礼します。9/3
仲村
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