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2022年6月 4日 (土)

日本の民主主義<本澤二郎の「日本の風景」(4464)

日本の民主主義<本澤二郎の「日本の風景」(4464)

<言論と議会が正常に機能することが前提条件>

 人類がようやく手にした人民が主人公となる民主主義も、それを正常に機能させることは容易なことではない。そのことを人びとは、特に弱者である庶民は、日々肌で感じさせられている。要するに、民主主義が正常に機能していない日本なのだから。

 

 どこに問題があるのか。首相が公然と犯罪行為に手を染める。しかし、警察も検察も取り締まろうとしない。原因ははっきりしている。言論・マスコミが正常に機能していない。権力を監視するどころか、逆に権力者の情報操作・広報活動に専念している。

 第二に立法府である国会が、正常に機能していない。「提案型野党」と吹聴して、すべてを政府与党任せに徹しているイカサマ野党が現れた。戦前のヒロヒトの侵略戦争時に登場した大政翼賛会という、議論をやめてしまった非常時の悪しき体制に潜り込んでしまっている。

 日本の民主主義は、形はほぼ完ぺき・立派だが、肝心要の二つの機能が腐蝕してしまっている。それを良しとする無気力な戦前の国民性が、今も継続している。戦後77年は戦後最大の危機といえる。敗戦後憲法が否定したナショナリスト(国家主義者)の勢力が権力を掌握して、今も危険な航海をしながら、羊のような国民を危ない餌場に引きずり出している。

 

<天皇も政府も憲法を尊重し順守する義務を負っている!>

 現在の日本国憲法は、戦前の天皇制国家主義体制下、近隣諸国家を侵略植民地にし、その歴史的な敗戦の教訓を真摯に反映させた戦争放棄を、政府に約束させた人類がうらやむ平和憲法である。戦争は政府の行為によって始まる。決まって防衛の名のもとに始まる。それにカンヌキを差し込んだ不戦の憲法である。

 天皇も当然のことながら、政府も憲法に拘束されている。それ故に死の商人の一翼を担うナショナリストや、戦前の国家神道という極右戦争宗教が、あれこれと屁理屈をつけて、平和憲法を破壊しようと日ごろから暗躍してきている。

 戦争の悲惨さは、今のウクライナの様子を見聞するだけでも理解できる。実際はもっともっと悲惨だ。特に女性と子供たちの運命は、より深刻である。未来ある青年が、殺し殺される戦争は、いかなる事由をつけても正当化することは出来ない。

 はっきりといわせてもらう。天皇が信仰する神社神道は、戦前の侵略戦争を強行した精神的支柱そのものだった。そこへ昂然と参拝することを、憲法は禁じている。首相や国会議員の参拝もNOである。国際社会では、戦争神社と評価されている。戦争を禁じる憲法の政教分離規定は厳しい。森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の清和会は、ナショナリストの売国奴派閥であると断じるべきだろう。

 

<権力に屈する新聞とテレビばかりの日本メディア>

 言論機関は、第四の権力といわれる。国民に代わって権力を監視する重要な任務を帯びている。社会の木鐸なのだ。権力を監視しない新聞テレビは、ジャーナリズムといえない。

 「ジャーナリズムとは報じられないことを報じることだ。それ以外は広報に過ぎない」(ジョージ・オーウエル)

 現在の日本の新聞テレビは、ごく一部の例外を除いて、ジャーナリズムといえるものはほとんどない。公共の電波を使うNHKが、政府の宣伝機関ではお話にならない。これまた売国奴放送であろう。

 政府宣伝の反ジャーナリズム新聞テレビは、政府の世論操作の役割を担っている。到底民主主義の日本では許容されてはならない。

 

<世界一高給という恵まれ過ぎた待遇に満足する翼賛体制下の国会議員>

 正常に機能しない国会は、これまた売国奴議員の特権的集団という評価を受けるだろう。国会は国権の最高機関である。行政府の暴走や悪政を糺す責任ある重大な使命を帯びている。

 与党議員の質問は聞いていられないほど低調である。八百長質問という昔からの評価は変わっていない。政府の不正を追及する野党には、爆弾男といわれる勇猛果敢な議員がいたが、今はいない。

 世界一恵まれた高給を枕にしている議員ばかりではないのか。戦前のヒロヒト体制下の翼賛体制に似ていて、不気味この上ない。

 

<死に体マスコミと国会=庶民に襲い掛かる貧困と格差社会>

 国民はどうしたらよいのか。

 世界不況下のコロナ経済、そして日銀の悪政で、急激な円安による物価急騰、一方でロシアとウクライナの戦争が、エネルギー価格を異常に引き上げて、庶民の懐は日々いたぶれている。政府は原油元売り業者の面倒を見ても、庶民のための消費税廃止を決断しない。

 死に体マスコミと死に体国会の被害者となって、厳しい生活を強いられて、変わるところがない。貧困と超格差に耐えられない事態に追い詰められているのではないか。泣きたいが声も出ない!民主主義の死滅を許してなるものか。

2022年6月4日記(東芝製品・サントリー不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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