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2022年5月

2022年5月31日 (火)

何もしない拉致問題<本澤二郎の「日本の風景」(4461A)

何もしない拉致問題<本澤二郎の「日本の風景」(4461A

<岸田の枕詞「あらゆる機会」は「何もしない」という意味で安倍レベル>


政府はこの10年、拉致被害者対策について何もしないで、やり過ごしてきた。手を打てるが、それをしなかった。その逆のことをしてきた。普通の日本人は、このことを薄々感じている。そして同じことを、岸田文雄首相までが言い始めた。「あらゆる機会を逃すことなく」という枕詞は、安倍晋三の手口だった。

 

 安倍は「自分の任期中に解決する」と大嘘を公言して憚らなかった。それに唯々諾々と従ってきた拉致被害者の会にも問題があった。彼らは政府のお先棒を担がされて、北朝鮮が一番嫌う「北朝鮮脅威論」づくりに汗をかいてきた。

 

 もとはといえば、朝鮮半島分断という政治的悲劇は、河野洋平が言ったように日本の植民地支配が元凶である。日本が最大の加害者なのだ。しかも、それがワシントンの指令だとしても、一方の韓国とは関係正常化をしながら、北朝鮮との和平を意図的に棚上げしてきた。その罪は重い。

 

 北朝鮮は、日本の関係方面の人脈を行使しながら、関係正常化の行動をしてきたが、日本政府は無視し続けてきた。ワシントンにひれ伏す外務省に、高潔な人材がいなかった。田中角栄首相(当時)は違った。日中関係を処理すると、即座に日朝正常化を推進した。ところが当時の右翼派閥・清和会のみならず、自民党内の反朝派が抵抗、一部の文春メディアも協力して田中を打倒してしまった。金脈問題である。ついで日朝関係は金丸信(中曽根内閣幹事長)の訪朝で動くはずだったが、時の検察捜査で潰されてしまった。金丸の弟子の小沢一郎は、臆病風に吹かれて屈してしまったらしい。不運にも今日を迎えている。

 

 目下の北朝鮮は、大災害による深刻な食糧難に人々は泣いている。そこにコロナが襲い掛かっている。朝鮮民族は優れて清潔な民族である。疫病に敗れるはずもないが、庶民の生活苦は想像を絶する。隣国としてこれを見て見ぬふりは人の道に反する。

 

<拉致被害者は政府の緊張づくりやめ、身内のための人道支援が筋道>

 哀れな拉致被害者である。高齢化で無念の人生を終えている親たちも少なくない。もはや政府の東アジア緊張づくり策略に踊らされている場合ではない。

 

 この深刻な場面で、身内の子供たちのことを考えれば、医療・食糧支援運動

に汗をかくべきではないのか。拉致された横田めぐみさんの子供がいることも分かっている。祖母は急ぎ平壌に飛んで様子を見るのが、人情ではないのか。

なぜ動こうとしないのか。不可解千万である。

 

 やることをやらない日本政府に、実に10年も踊らされてきている被害者の会に言葉もかける勇気などないが、あえて言わせてもらうならば、自己批判も必要ではないか。極右化した日本政府は、国民のナショナリズム化を目論んで、解決を遅らせていることがなぜ理解できないのか。急ぎ平壌に飛び込んで身内探しをしてはどうか。

 人々の生活苦解消のための国民運動をすべきではないのか。そのことを日本政府が高みの見物をしていられるのか。世論も同情するはずだ。流れを変えることで平和条約交渉も実現するだろう。

  「日朝平和友好条約は決断すれば1日で実現する」との自民党元親朝派議員の指摘は間違っていない。

 

<医療・食糧難・コロナ救済に必死で汗をかけば平壌は必ず動く>

 外交の基本は相手に誠意を見せることである。誠意は必ず通じる。厳しい壁も動く、動かせるものだ。これを歴代の政府も外交当局も見せることが出来なかった。相手を見下すような態度では、動かない。

 人間は困ったときの助けに心が動く、100%動く。日本政府と国民も、北への医療と食料危機救済に即座に動くことを求めたい。日朝関係が正常化すれば、かの国との経済交流で投資の機会が増える。貴重な資源が産出され、東アジア経済に貢献することも期待されている。

 

<拉致問題は佐々富山県警本部長時代に多発=警察の怠慢>

 事情通は「この機会に拉致問題は、警察の怠慢だったことに留意してほしい」と訴えている。警察が正常に機能していれば、拉致問題は起きなかったからである。世紀の無差別テロ事件のオウム真理教捜査の大失態だけではなかった。

 「最近まで危機管理のプロだとされてきた、かの浅間山荘事件で注目を浴びた佐々が、富山県警本部長をしていたことを忘れてはならない。彼は足元の拉致事件に対して、何もできなかった。警察のミス・無能が原因だった。同じことは安倍桜事件では、検察のいい加減な捜査が発覚した。サントリーの安倍後援会への酒の持ち込みを、検察は知っていながら捜査しなかった。警察も検察も、目の前の犯罪を見逃すという悪弊がある。捜査当局の犯罪を、議会も言論界もしっかりと追及すべきだ」と。納得である。

2022年5月31日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月30日 (月)

ビルゲイツは善人か悪魔か<本澤二郎の「日本の風景」(4460)

ビルゲイツは善人か悪魔か<本澤二郎の「日本の風景」(4460)

<コロナワクチンでボロ儲けと人口削減に熱心>


Microsoftの創業者で大富豪のビルゲイツが、各方面で話題をまき散らして、人々を翻弄している。人間がコントロールできない原子炉開発に、日本の原子力ムラを動員して取り組んでいることを、日本の右翼・原子力新聞が大々的に宣伝報道したのは、今年の始めだった。

 

 問題のコロナワクチン開発で、笑いが止まらないほどぼろ儲けしていることも分かってきた。「歩行困難になった岸信夫の閣僚席からの答弁は、ワクチンを3回打ったせいだ」との指摘も。ワクチン騒動では、既にビルゲイツはインドやアフリカなどで大問題を起こしていたことも。

 

 「夫妻の離婚は、危ない橋を渡っていることと関係している」との声も聞こえてきている。ビルゲイツのワクチン開発に対して、徹底的に批判している人物が、なんと名門ケネディ元大統領の一族で知られるロバート・ケネディ・ジュニア。ビルゲイツが国連のWHOに莫大な資金を寄付していることも、無関心派は初めて知った。

 

 彼は弱者を助ける善人なのか、それとも妄想に取りつかれた悪魔なのか?友人が、ビルゲイツの所業を紹介した資料を送りつけてきたので、以降は斜に構えて注目しようと思う。

 

 過去にこんな経験がある。松下幸之助のことだ。彼の丁稚小僧話に騙されてきた人間の一人だったため、ナショナルにあこがれたものだ。しかし、彼が軍需産業の雄だったことを、ずっと知らなかった。確か70億円をはたいて改憲右翼青年を集めた松下政経塾のことさえも、当初は全く気付かなかった。

 実際は神社神道を崇める民族主義者だった。既に首相や外相を誕生させているではないか。政経塾メンバーは、野田や高市ら永田町右旋回の主役という、平和国民にとって危険な道を突き進んでいる。ナショナル・民族ナショナリスト変じて、現在はパナソニックとして人類を欺いている。関西は不思議な土地柄だ。橋下徹・維新という極右、公明党創価学会の北側も関西である。

 

<いま農場買い占めと遺伝子組み換えと種子収集家?>

 ビルゲイツの人口削減策は、やはり気になる。中国の毛沢東や戦前の日本のような、産めや増やせの極端すぎる人口増政策は、人殺し作戦用だった。しかし、ひとたび人間となれば、地球よりも重い存在である。他人の命を奪う権利はない。

 理屈では、人口削減方法は二つ、一つは戦争で、あとはウイルスだろう。目下、この二つが人間の命を「人工的」に行っている?その可能性を否定出来ない。前者は、カネと武器をウクライナに供給して、スラブ人の命を奪っているが、これにビルゲイツは関与しているのかどうか? 

 

 目下、彼はアメリカの農場の半分を所有したという。何のために?遺伝子組み換えの作物を、さらに生み出そうとしているのかもしれない。あるいは自身の長寿の秘薬を追求しはじめているのか?

 最近キリスト教の聖書をかじった人の話を聞くことがあるが、これらの所業が「神の摂理」と関係しているのかどうか。人間は自由に生きたい。当たり前のことだが、繰り返すが他人の命を奪う権利は誰にもない。

 ビルゲイツにも戦争屋にもない。戦争で暴利を得るような、アメリカの死の商人帝国を信頼する人間はいない。ヒロシマの原爆投下を身近に知る岸田文雄が、いま長州田布施の安倍晋三そっくりに戦争屋に変身したことを、人びとは恐れている。

 

<残るは長寿の秘薬集め?とすると、秦の始皇帝レベル?>

 中国の「史記」に徐福が長寿の秘薬を見つける旅に出たと記してあるという。徐福伝説は、今も中国人の間で語られている。否日本でも。中国の統一国家・秦の始皇帝の命令で。不老不死の秘薬などないのだが、それでも。

 

 ビルゲイツも映像で見ると、もう若くはない。それでも金のなる木を探し、旅して途方もない金集めに狂奔している。しかし、やっていることは大分怪しい。原発やウイルスワクチンや土地買い占めなどで、人々に幸せを与えることは出来ない。この世の中にいい人は少ない。少なすぎる。地球が壊れる原因である。

2022年5月30日記(東芝製品・サントリー不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

本澤先生  フェイスブック繋がりの記事です。貼り付けます。 八千代、青柳

https://www.data-max.co.jp/article/43861

 

2022年5月29日 (日)

赤旗・安倍桜新事実発見!<本澤二郎の「日本の風景」(4459)

赤旗・安倍桜新事実発見!<本澤二郎の「日本の風景」(4459)

<大量の酒提供のサントリー不買運動へ、東芝だけではなかった>

 日本の新聞テレビが衰退する中で、日本共産党機関紙が安倍晋三の桜事件に関係する新事実を発見、久々の特ダネにゆでガエルの永田町を震撼させている。「今度は逃げられない」と検察への圧力が噴き上がろうとしている。

 さっそく東芝不買運動の会の仲間から「サントリー不買運動だ」と呼びかけてきた。「最近の志位和夫の共産党も眠ってばかりいる」と不満たらたらの支持者も、今回の刑事訴訟法の規定を活かした、動かぬ安倍秘書の証言記録開示のスクープに大満足のようだ。

 

<政治資金規正法違反をよくよく承知した上でのサントリー悪徳商法>

 政治資金規正法に詳しい元自民と議員秘書は「安倍桜の晩さん会にサントリーが大量の酒を3年間も提供していた。これは明らかに政治資金法が禁じる寄付行為、違法だ。しかも、安倍の方もサントリーも、その違法性を十分認識している。実に質の悪い違反行為だ。徹底追及だ」と意気込んでいる。

 

 サントリーと自民党の関係は昔からだ。自民党の政治団体「国民協会」の寄付は言うまでもなく、個々の議員に対する裏献金も党内の常識となっている。現にそうしてサントリー社長は、安倍政権時代に政府の審議会に首を突っ込んでいる。勲章狙いだ。安倍のゴルフ仲間としても有名である。

 

 東芝の政府与党との癒着ほどではないものの、悪徳企業としては先行している。ビールの季節となったが、サントリーはこの際、遠慮すべきだろう。筆者は、次男の命を東芝病院で奪われた。しかも、反省も謝罪も一切なし。徹底して反東芝運動を展開しているが、ビールも反サントリーを訴えようと思う。

 悪徳・ブラック企業に対する抵抗は、不買運動が最適だ。

 

<兎(逃げ足の速い安倍)と亀の競争の行方はこれからも続く>

 それにしても、毎回のことだが、安倍晋三という小僧は逃げ足が速い。いくつもの犯罪をしながら、法と正義を踏みにじって、今も永田町の清和会を乗っ取って、改憲軍拡一本やりの戦争思考に凝り固まっている。

 これに本来は、リベラルのはずだった岸田文雄や林芳正までも右旋回させて、悦に入っている。

 泥棒は逃げ足が速い。兎だ。その点で、攻める側は亀だから、なかなか追いつくことが出来ない。しかし、今度はそうもいかないだろう。検察の調書だ。公明・維新・国民民主が蓋をかけようとすればするほど、票が減ることになる。

 

 亀はのろい。気味が悪いほどおそい。しかし、噛みついたら決して放すことはしない。安倍が逃げても断じて離れない。

 

<稲田信夫検察批判も政治不信の元凶>

 問題は、相変わらずの日本検察の税金泥棒体質である。証拠を握りながら、政治資金規正法違反を知りながら、犯人を意図的に逃がした。「木更津レイプ殺人事件」と同じだ。

 これは検察官適格審査会に掛けねばなるまい。当初はマージャンとばくの黒川弘務に辟易させられた国民は、稲田信夫検事総長に多少の期待をかけたのだが、稲田も賭け麻雀の一味かもしれない。

 

 筆者らは、稲田を検察官適格審査会にかけたが、法務省は一枚の紙きれで逃げてしまった。民主主義という好ましい制度も、主権者が甘いと権力者も監視人もいい加減になる。永田町と霞が関に対する監視を、本気で強めていく責任と義務を自覚したいものだ。日弁連は何している!

2022年5月29日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(追記)昨日は小さな耕運機を転がし、電動草刈り機を回した。残念なことは昨年同様に大量に実った桑の実が、病気で全滅。病原菌を退治することが大変だと知った。桃もダメ、10個ほどのサクランボも落ちた。たんばぐみはよく実ったが、口に入れると渋い。それでも食べた。確かに口の中が渋くなる。そうだ、ドクダミが軒下にある。これでお茶をつくろう。1週間後どうなるか。野生の三つ葉はいいにおいがするが、料亭でのお吸い物のようには作れそうもない。ビタミン野菜は、ほとんど虫に食べられた。農家が農薬を使用する事情もわかる。ともあれ漢方のドクダミ茶は、成功させたい。蚊のシーズンも辛い。国が壊れている様子を見せつけられるのは、もっとつらい。

 

本澤先生 桜を見る会にサントリーが無償で酒類を提供していたデジタル記事です。八千代、青柳

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/305837

長野県での無作為な子供の尿検査で、ネオニコチノイド系農薬を100%検出。3歳児223人の尿検査で、有機リン系農薬を100%検出、ネオニコチノイド系農薬を79.8%検出しています。即刻中止すべきです。

2022年5月28日 (土)

日本属国の元凶<本澤二郎の「日本の風景」(4458)

日本属国の元凶<本澤二郎の「日本の風景」(4458)

<日米合同委員会=60年安保改定直前に岸信介が署名=極め付きの不平等条約の証拠>

 安倍晋三のワシントンへの奴隷服従姿勢は、どこに由来するものか。国民は真実を知る必要がある。すなわちそれは日米安保の60年改定時に、祖父の岸信介首相(当時)がワシントンを訪問(1960年1月)した際、米国務長官との会談のやり取りをする中で「米軍の地位に関する協定」として署名したものだ。日米安保6条に基づく日米地位協定の実務者会議なるものが、日米合同委員会。これがとんでもない不平等の極め付きで、到底許容できない代物である。急ぎ解消すべきだと強く訴えたい。

 

 日米安保―日米地位協定―日米合同委員会という条約構成の下で、事実上の実務関係を、枝葉と見られる合同委員会が決めている。1960年からだ。このことについての関心が、なぜか低すぎる日本政府と議会と言論に変化が見られない。地位協定の改善を叫ぶ声を聞くことが出来るが、不当な機関である合同委員会にメスを入れない限り、地位協定を論じても改革は困難なのだ。

 同委員会こそが、日本政府がワシントンの奴隷のように従う元凶である。数日前の岸田文雄のはしゃぎぶりも、この合同委員会によって決まり、そのルートの上を走っていることになる。おかしな合同委員会を知れば、日本が77年前からそっくりの占領の継続を見て取れるだろう。

 日米合同委員会から改革する必要がある。国連改革の前だ。そして何としても、日米軍事同盟である60年安保廃止が民族の悲願である。東アジアの平和と安定の基調でもある。

 

<非公開・秘密=民主主義否定=日米政府拘束=主権者は奴隷>

 コロナ禍で呼吸が抑制されて健康的でない。その通りだが、合同委員会はマスクに例えると、呼吸が全くできないマスクで封じ込められている。

 国民の代表機関である国会もつんぼ桟敷に置かれている。主権者である国民も、中の様子を知ることが出来ない。非公開・秘密主義の下で、限られた一部の官僚と、死の商人の代理人(ジャパンハンドラーズ)のような米軍と学者らが、具体的な米軍基地の運用のみならず、武器購入を決めている。ならず者の代表である沖縄の海兵隊員の行動を甘く協議し、決定している。

 

 その中身を国民は知らない。地位協定どころか、日米政府もこの合同委員会に拘束される。民主主義を完ぺきに否定している。米軍が仕切るこの委員会は、まさしく77年前と変わることがない。

 日米安保は対等な条約ではない。日本国民にとって極め付きの屈辱的な国際条約なのである。沖縄に限らないが、婦女子の悲劇が起きても、主導権は日本にない。国民は奴隷的存在である。差別の極め付きなのである。

 

 これを後生大事にする自民党と、日米安保の段階的解消を公約にしてきた公明党創価学会の変質によって、現在は支えられていて、その実、東アジアの火の粉を浴びようとしている。こうした現状に、日本の議会も司法も沈黙している。三権のすべてが腐ってしまっている日本なのだ。

 ウクライナのゼレンスキー役は、岸田文雄なのか?真相を知る識者の重大な懸念は、正にここにある。

 合同委員会の構成員は、米軍は在日米軍司令部副司令官を代表に、駐日大使館公使、陸海の代表と、さらに沖縄海兵隊の代表、日本側は外務省北米局長をトップに法務・農水・防衛・財務の、いずれも役人である。

 腑抜けな役人に対応できるはずもない。もちろん、米軍はワシントンの国防総省と協議したうえで、それを伝えてくるが、実権はジャパンハンドラーズの手に握られている。日本は彼らの指示に、100%実行することになる。

 今日このような国際条約は、世界に存在しないだろう。第一、恒久的な軍事同盟は、国連憲章に違反する!

 

<日米安保を平和友好条約に改める時、さもなくば戦争する日本へ>

 仮定の話といえるのかどうか、米側が「もっと武器を買ってほしい」と要求してくる。日本側は「それなら台湾有事をワシントンで叫んでくれないか。米国議会や記者会見などで。会見なら日本の記者に質問させる」などと。するとワシントンから、ペンタゴンの要人などから「台湾有事が数年後に起きるかもしれない」と発言すると、それを日本の新聞テレビが大きく報道する。待ってましたとばかりに、安倍晋三とその配下が軍拡を叫んで、政府に圧力をかける。

 必然的に、日中関係の雲行きが怪しくなる。「中国は法と秩序を守れ」と首相・外相が内外で合唱する。いっぺんに東アジアに緊張状態を作り出すことが出来るのである。日本ナショナリズムの復活となる。

 現在の日米中の間でのやり取りは、以上のような事態といえなくもない。東アジアを緊張状態にするために、安倍や配下の女右翼ががなり立てると、真っ先にフジサンケイの新聞テレビが、派手に報道する。さらにネット配信で、無知な国民に対して情報操作をすることになる。

 

 国民は平和を望む。軍事同盟は戦争に引きずり込む可能性が高い。有害無益で、福祉や教育・医療が低下する。年金はさがる。国民が災いをかぶる。戦争しない自衛隊が戦争に追い込まれると、今のロシア兵やウクライナ兵のような悲運が、彼らにも待ち構えることになろう。

 今のワシントンの奴隷国民にいいことは何もない。

 

<声を上げよ、声を上げよ!声を上げて改憲阻止が主権者の義務>

 先のバイデンの来日は、例によって米軍横田基地に大統領専用機で乗りつけた。占領軍司令官のマッカーサーと同じで、ずっと変わらない。「日本よ、お前らは今もアメリカの占領国だよ」というメッセージである。日本を愛する日本人であれば、吐き気がするような場面である。21世紀にこんな属国は、一国も存在しない。

 

 バイデンの操り人形でしかないゼレンスキーに対して「閣下」と敬礼した衆院議長の細田博之は、目下、週刊文春に繰り返しセクハラ事件を追及され、辞任目前であると見られている。

 

 国民は声を上げて、属国奴隷国家を返上するしかない。自由を奪われ改憲・核武装化への道は、ヒトラーの道そのものである。笑うのは財閥・原子力ムラの「死の商人」らだ。

 改憲阻止が平和の道である。新聞テレビの情報操作に惑わされると、戦前と同じ愚を繰り返すだろう。その覚悟があるのか。米国の占領政策の継続を断ち切る日本人を、憲法は国民に対して命じている!

2022年5月28日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月27日 (金)

政治家のいない世界<本澤二郎の「日本の風景」(4457)

政治家がいない世界<本澤二郎の「日本の風景」(4457)

<プーチン・ゼレンスキーも貪欲・強欲な利権政治屋!>

 またしても無知人間であることをさらけ出してしまった。法律家に「バンドラ文書」を調べて、とささやかれて、ネットにアクセスすると、2021年に公開されているではないか。全く知らなかった。英女王のエリザベスも大金を脱税闇資金・租税回避地(タックスヘイブン)に投げ込んでいる。そうしてみると、日銀株を保有しているとされるヒロヒト(昭和天皇)の莫大な金塊も、と興味を抱いたが、それは見つからなかった。

 

 日本の天皇財閥のそれが発覚すると、間違いなく平等原則に反する天皇制は廃止されるに違いない。ここではまず興味をそそる強欲・貪欲の政治屋の代表格となったプーチンの大宮殿は、ロシアの野党政治家によって暴かれて、まだそう長くはない。それよりも、日本国民の多くが騙されて、寄付までしている「善玉ゼレンスキー」が、既に莫大な資金を隠ぺいしていることも、パンドラ文書が暴いていた。衝撃的だ。

 清廉潔白・民衆に仕える政治家は、この地球上にいない、と断定することが出来るだろう。事実である。

 

<パンドラ文書8億5000万ドル脱税逃れ発覚=貪欲なウクライナ大統領>

 凡人ジャーナリストは2016年に発覚した「パナマ文書」に腰を抜かしてしまった。世界の富豪たちの脱税資金が、暗闇の世界で蠢動しているという事実に仰天した。

 その中にはソフトバンクの孫正義がいた。彼は税金を納めていない、といって、庶民の批判を浴びていた。しかし、巨万の富を隠ぺいしていたのである。竹中平蔵はどうか。

 

 まずは「善玉」というウクライナのゼレンスキー支援に献金する日本人にうんざりだ。ウクライナ美人が、youtube動画に登場して、無知蒙昧な日本人に献金を呼びかけている。それが怪しげな団体や組織に吸い上げられるという事実を承知しながら、引っかかっている。赤十字献金と同じように。いま日本の地方では、半強制的に庶民の財布から日赤献金が集められている。

 

 ゼレンスキーは、2019年の大統領選挙になる直前に、実に8億5000万ドル、日本円にして1000億円を軽く超える巨費を、この秘密口座に移していた。

万万が一の場合は、米CIAが手を差し伸べるという前提で、彼は不屈の愛国者を演じていることが、このことでおぞましい正体がバレてしまった。

 バイデンもこの仲間であろう。

 

<英国エリザベス女王も租税回避地に投資・ヒロヒトは?>

 繰り返したい。英国の女王・エリザベスも、このパンドラ文書で正体を暴かれた。比例して日常的にささやかれている、日本のヒロヒトの秘密資金はどうなのか、に関心が集まって当然だが、このパンドラ文書では確認されなかった。その前のパナマ文書でも。政界関係者は「スイス銀行だろう」と指摘している。

 毎年莫大な血税が、皇室と宮内庁に投入されている。塗炭の苦しみに泣いている庶民の怒りは、必然的に天皇制廃止論へと昇華されていく。

 

 無知なジャーナリストにとって天皇問題は、関心外の話題だったが、自民党と共に歩いてきた清和会OBの、繰り返し叫び続ける天皇はいらない、廃止すべきだという意見に近年は納得するほかない。天皇君主・戦争国家・核武装国家に狙いを定める自公維の野望に対して、無数の弱者は「天皇制廃止」で対抗することになろう。

 

<パナマ文書では習近平・胡耀邦・李鵬ら中国要人も>

 パンドラ文書は、日本のNHKなど霞んでしまう英国BBCが、詳細に公開報道している。そしてパナマ文書にも言及している。

 世界の脱税王を暴いているのは、このほかフィンセン文書も。正義の士による漏洩は、これからも続くのであろうが、パナマ文書では中国共産党の要人も、この仲間に入っていることが明らかにされている。

 習近平だけではない。李鵬や「質素な暮らしをしていて人気」といわれた胡耀邦までも。これはびっくりである。香港の金融機関から、タックスヘイブンの地に流れ込んだ。それでもドイツの前首相のメルケルは、依然として信用したい。彼女がいなくなった時点で、プーチンは軍を動かしている。

 

<日本の中曽根や石原はどうか?抜け穴政治資金法が幸い?>

 日本政治屋は、ゼレンスキーより、はるかにずる賢い。中曽根や石原慎太郎、その前に岸信介は?一説には、日本の政治資金規正法によって、いくらでも脱税ができるから、必要はない?とか。信じられない。日本の政治屋・官僚たちも、負けじと脱税に必死のはずである。馬鹿を見るのは弱者ばかりだ。

 政治屋の遺産相続に手を貸して、政界にのし上がったという人物がいたと聞いたことがある。カルト教団など優遇税制を受けている組織や親玉も、富豪といわれる面々は、いずれは浮上する。させるべきだ。まだ地球に正義は残っているのだから!

2022年5月27日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月26日 (木)

まず三馬鹿トリオ打倒<本澤二郎の「日本の風景」(4456)

まず三馬鹿トリオ打倒<本澤二郎の「日本の風景」(4456)

<安倍・小泉・森の3人が日本を破綻させた真犯人>

 三馬鹿トリオ?よく分からないので、ネットで調べると、アメリカでは三馬鹿大将という3人の芸人が、日本では漫画か小説に三馬鹿トリオが。永田町の三馬鹿トリオとは、日本の内外政を破綻させた清和会の極右・日本会議神社神道派の安倍・小泉・森を指す。清和会の歴史と共に歩んできた御仁の指摘で、このままでは15年後の日本は、極東の小さな島国になると予言する。想定できるだろう。

 

 古来より国家の盛衰は、指導者の資質に左右される。舵取りいかんにかかっている。この3人とも福田赳夫が創立した清和会と縁が薄いか、全くない大バカ者である。清和会を飛び出して、政権を手にした面々ばかりだ。安倍の実父・晋太郎は、清和会事務総長の塩川正十郎が「安倍は清和会の人間ではない」と断じていた。

 

 息子の安倍晋三は、清和会候補の町村信孝を蹴落として政権を手にした。町村は怒り心頭して他界した。無知蒙昧の徒である長州の田布施晋三を男にしたのは、薩摩の田布施小泉純一郎だった。小泉がなぜ清和会を除外して、晋三にテコ入れしたのか。それは小泉が繰り返し靖国神社を参拝し、アジア諸国民を恐怖に陥れたことから、二人とも靖国派・日本会議の有力メンバーであった、そのためだった。

 

 森喜朗が政権にありついた理由も怪しい。時の首相の小渕恵三が倒れ、官邸と党本部役員の談合でその地位に就いた。亀井静香もその中にいた。事情を知る人物だ。告白してもらいたい。案の定森は神道政治連盟という、神がかりの原始宗教・神社神道・神社本庁指揮下の集会で「日本は天皇中心の神の国」と時代錯誤の本性をさらけ出した。原始宗教のカルト教団が生み出した人物であることを、自ら明らかにして、墓穴を掘って小泉と交代した。

 

 もはや福田赳夫が創立した清和会は存在しない。三馬鹿トリオの清和会に堕してしまった。最近まで清和会会長だった原子力ムラのボスのような細田吉蔵の倅・博之を、歴史を知らないジャーナリストは今も記憶している。年収5000万円以上の血税を懐に入れている細田博之衆院議長は「月収100万円」と大嘘・出鱈目発言をして、国民の怒りを買っている。それどころかセクハラ事件で追及されて、辞任必至である。

 

 安倍はというと、民衆の生活苦を屁とも思わないで、急激な円安物価急騰を放置、相変わらず莫大な円刷りを強行するだけで、物価高の日本に追い込んでいる。日銀の黒田は、庶民の敵である。そんな輩を日銀総裁にした安倍は「日銀は政府の子会社だ」と大嘘を垂れた。安倍に屈する岸田文雄も、これには国会で「そんなことはない」と否定答弁した。清和会OBは「安倍は日銀法も知らないで首相を8年も。安倍を担いできた日本人が問われている。それを許してきた新聞テレビに反吐が出る」と今朝ほどの電話で痛撃した。

 

 清和会三馬鹿トリオを打倒しないと、10年15年後の日本は消えるだろう。本心からそう思う。言論人は覚醒して、まともな記事を書け、と叫ぶしかない。

 

<戦争三法を強行したアジア蔑視の晋三と太田ショウコウ>

 安倍の罪は三馬鹿の中でも突出している。教育勅語の戦前教育の猛省から誕生した教育基本法を改悪しただけではなかった。戦争する日本へと戦争法を強行した。安倍一人ではできない。公明党創価学会の代表だった太田ショウコウも動員した。

 特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪の戦争三法は、憲法に違反する。「安倍も大馬鹿、彰晃ならぬ太田も、憲法を読んでない大馬鹿三太郎」と指摘されている。あまつさえ「防衛費を倍増せよ」とがなり立てている晋三に腹が立つ。しかし、安倍を擁立した日本国民が存在したことを忘れてはなるまい。

 「半島出身者がなぜ半島の韓国をいびるのか。信じられない」と指摘する声も紹介せざるを得ないだろう。国民は何も知らない。ヒロヒトが昭和天皇であることも。戦後教育の悪しき実績である。

 

<小泉の靖国参拝でアジアの孤児となった日本>

 小泉は、戦争神社として、国際的に指弾されている一宗教法人にすぎない靖国神社を、繰り返し参拝した。 

 日本国民の国際的評価を貶めた罪は計り知れない。赤紙一枚で戦場に犬猫同然に引きずり出され、命をなくした元凶である国家神道に合祀されというカラクリに興じ、満足する現代人がいるであろうか。子供じみたお祓いカルト教に再び?賭ける日本人がいるはずもない。

 再び人の尊い命を、二度と犬死させるカルト教団は百害あって一利なしだ。福田康夫のいうように、靖国に代わる非宗教的な記念碑を建てることが、国際社会を安心させることである。靖国はいらない!

 

<「天皇中心の神の国」と戦前の国家神道復活宣言した喜朗>

 安倍の靖国参拝、小泉の靖国参拝は、つまるところ森喜朗の狂気の日本論に集約することが出来る。

 それはすなわち自民党に巣食う神道政治連盟という、戦前の国家神道をそっくり継承した宗教法人・神社本庁というカルト教団の政治組織、その主要メンバーが極右派閥・清和会ゆえである。明治が人工的に作り上げた戦争体制の中枢に位置するカルト教である。ここが天皇制国家主義の元凶なのだ。

 ロシア・ウクライナ戦争でも、背後に宗教が控えて、戦場に散る若者を鼓舞する役割を担っているように、すべての戦争に宗教が関与する。そうして双方の若者の命を奪うもので、女子供が多く犠牲にされる。そのための装置を、到底容認することは出来ない。

 小泉・安倍の靖国参拝は、新たな死者を作り出そうとする悪しき権力者の野望と見て取れるだろう。こんな幼稚な罠にかかる現代の若者がいるだろうか。戦場へとおびき出すカラクリ組織を憲法が容認しない。

 

 神社神道の集会で、森は「日本は天皇を中心とする神の国」と途方もない日本論をがなり立てた。正に戦前の侵略戦争も持さないキチガイじみた国家論を提起して見せた。戦前の国家神道復活が見て取れるだろう。戦争こそが、空前絶後の利権を生み出すことも承知すべきだろう。

 

<10年後の小さな島国=清和会OBの天皇制廃止論が見えてきた>

 三馬鹿トリオの実績は、つまるところ日本の衰退を裏付けている。アベノミクスで日本は、1%族を除いて絶望の淵を歩かされている。1%のための軍拡だけが具体化している。新たな戦争へと鎌首をもたげている自公政府だ。

 バイデン来日と台湾有事は、一本の糸で結びついている。日本を第二のウクライナにしようとしている。日中激突へとワシントンは狙いを定め、それに掉さす自民党と公明党創価学会、維新それに連動する労働組合・連合の姿が見えるだろう。

 

 さればこそ、清和会OBが根源である天皇制について「廃止せよ」と大声を上げ始めた。10年後の小さな島国に、警鐘を鳴らしている。同意できる。

2022年5月26日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月25日 (水)

ゼレンスキー効果<本澤二郎の「日本の風景」(4455)

ゼレンスキー効果<本澤二郎の「日本の風景」(4455)

<「ヒトラーと肩を並べたヒロヒト」一撃、日本国民に史実を教えた大統領>


日本の官僚たちは、敗戦後の教育で最も大事な近現代史に蓋をして、学校教育の現場で教えなかった。特に朝鮮半島から大陸への植民地・侵略戦争の蛮行の数々を、鋼鉄で蓋をした。そのはずで最高の戦争犯罪責任者ヒロヒトが、戦後の平和憲法において、信じがたいことに象徴の地位をつかんだ。これほどのブラックユーモアも珍しい。主権者である国民の審判を回避するという不条理を貫いて、今日を迎えている。事情を知る歴史の教師は「軍部独走」という虚構・フィクションを、未来を生きる子供たちにまき散らした。

 

 筆者もその被害者だった。天皇裕仁・ヒロヒトは、300万人の死者に対してとうとう謝罪しなかった。生物学者に変身して、ヒトラーやムッソリーニと真逆の人生を、昂然と楽しんだ。という史実をゼレンスキーのウクライナ政府が、当たり前のように世界の常識を、今回堂々と発信、その反響は広がっている。これがゼレンスキーの唯一の歴史的貢献である。多くの日本国民も覚醒した。

 

 したがって、ウクライナ大統領が米議会(2022年3月16日)向けの演説で「真珠湾攻撃を思い出してほしい。1941年12月7日のおぞましい朝のことを」と叫び、続けて同4月24日彼の政府は「我々は今ここでファシズムと戦っている」とネット配信、第二次世界大戦の元凶である三国同盟の三悪人のムッソリーニとヒトラー、そしてヒロヒトの顔写真を掲載、合わせて「ファシズムとナチズムを1945年に打倒した」と指摘した。ヒロヒトもその仲間だった。

 以上は世界の常識である。日本の非常識に原爆並みの一撃を加えたことになろうか。

 

 翻ってロシアの独裁者・プーチンの隣国・ウクライナへの軍事侵攻に国際世論は、恐怖で沸き返った。しかし、元俳優のゼレンスキーの演技の黒幕が分かってくると、NATOを指揮するワシントンが、ロンドンと連携しながらプーチンのロシアを打倒する戦争であることが判明した。

 米国の最新兵器に叩きのめされるロシア兵は、ウクライナ市民と共に命を奪われていく。日本の戦争報道は、ワシントンとロンドンによる、いわば大本営情報を発信し続けるため、ゼレンスキーのウクライナが善玉で、プーチンのロシアを悪玉にした。戦争は悪だ。双方とも悪である。プーチンもゼレンスキー、そしてバイデンもジョンソンも、である。

 NATOのテコ入れによって、戦争は長引く。ロシアの敗北は時間の問題だろう。追い詰められるプーチンが和平に応じるのか、それとも核のボタンを押すのか。側近の反乱で拘束・殺害されるのか。

 

<「ヒロヒトって誰」と尋ねる日本国民が現れた絶大な教育効果>

 日本も危うい。バイデンの日本訪問は、第二のウクライナ体制の構築であろう。中国封じに日米豪印4か国の反中勢力の結束は、習近平の中国叩きである。

 台湾の独立派を決起させる狙いがある。台湾有事を想定した策略が動き出している。北京の出方次第では、沖縄も危ない。ワシントンの罠に北京がむざむざ引っかかることは想定できないものの、コロナの経済的混乱が引き金になるのか?台湾の人々が、独立派に屈すると危うい。

 

 バイデンの今回の来日にはしゃぐような日本国首相を見ていると、歴史の教訓を全く学んでいない日本政府の要人たちも、立憲主義を放棄して、憲法の平和主義を破壊する可能性を否定出来ない。

 

 反対に、逆の期待も出ている。「ヒロヒトは誰」という日本人が現れてきたことだ。これはゼレンスキー効果である。77年を経て、ヒロヒトの蛮行に目を向ける市民が現れたことは、近現代史を知ろうとする意欲の表れであろう。そのことが喫茶店や井戸端会議、ネットで繰り返されることになる。平和国民の広がりを歓迎したい。

 

<「日本最大恥部」から逃げて、沈黙する凡人ジャーナリストも覚醒>

 報道に携わるジャーナリストも目を覚ましてきている。敗戦後に解体された財閥と軍閥、そして国家神道が、既に国政を壟断している。権力の中枢に棲みついている。改憲軍拡と議会の翼賛体制化だ。

 

 彼らは台北の独立派を操作して、北京を著しく刺激している。対抗して中国軍機が飛来して、けん制しているのだが、台湾独立派は待っていたとばかりに大々的に国際社会に発信している。ワシントンと東京での、台湾ロビー活動を活発化させている。危険極まりない東京の蠢動である。

 鍵を安倍晋三と岸信夫の国粋主義者が握っている。改憲軍拡にワシントンの死の商人は小躍りしている。

 

 筆者を含めて、これまでのところヒロヒト問題を避けてきた。「軍部独走」という虚構に災いされてきたこともあるが、いまは変わった。昨年からヒロヒト側近の百武三郎侍従長の日記が「軍部独走」の偽りを暴いた。166億円の皇位継承と秋篠宮邸改修費用33億円に、生活苦の民衆は怒り狂い始めている。

 百武三郎日記の公開内容に度肝を抜かれたジャーナリストも、ヒロヒトの戦争犯罪の史実から逃げることは出来なくなってしまった。考えるまでもなく、それが当たり前の国際常識だということにも気付いた。

 沈黙する凡人ジャーナリスト返上が、この危機的状況下のもとでは逃げられない。安倍のように逃げるわけにはいかない。

 

<「天皇制を廃止すべし」と声を上げた清和会OB中原義正に脱帽>

 特にこの10年の間に、経済大国の夢から覚めた国民は少なくない。お先真っ暗闇の経済的な厳しい生活に、それでも人びとは声も出ない。アベノミクスというイカサマ経済政策も、決定的なデータ・資料を目の前にして、今では否応なしに拒絶される。

 「安倍晋太郎は清和会の人間ではない」という塩川正十郎の言動も飛び出した。それを息子の晋三が、清和会を乗っ取ってしまった。怒り狂う清和会OBの中原義正は、福田赳夫の清和会と共に生きてきた。「中原君は熱血漢」と福田が評した人物である。

 

 安倍打倒・清和会打倒を叫び始めて、現在は自民党のガンとなっている天皇制に、彼は批判の矛先を向けている。今朝の電話でも彼は、ゼレンスキー効果に関心を抱く一方で「盲目的に天皇を敬愛する一部の日本人がいる。自民党がそうだ。このままでは、あと15年もすれば、日本は極東の小さな島になる。軍服を着て白馬にまたがる大元帥・ヒロヒトの日本は、世界の孤児になろう。ドイツもイタリアも国民が血反吐を吐きながら、ナチズムとファシズムを払しょくした。日本には現在もこの悪魔的な主義が残っている」「日本国民を300万人も殺し、他国にはその数倍も。それでいて謝罪もしない。おかまいなく皇室は贅を尽くしている。生活費などに130億円、宮内庁も同じく130億円も毎年湯水のように使っている。こんな皇室は百害あって一利なし。何のために皇室を存続させるのか。一日も早く天皇制を廃止すべきである」「もし近衛文麿の忠告にヒロヒトが降伏していれば、東京大空襲も沖縄戦、原爆投下もなかった。あと一戦してからとヒロヒトは決断した。日本国民を奴隷と見ていた証拠である。こんなものをなぜ崇めるのか。世界に通用するわけがない」などと厳しい天皇制廃止論を展開した。もう耳にタコが出来るほど聞いた筆者だ。

 

 自民党と共に生きてきた中原人生の総括に脱帽・敬意を表したい。異論反論を、この機会に聞いてみたい。

2022年5月25日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

2022年5月24日 (火)

はしゃぐ日本国の文雄君<本澤二郎の「日本の風景」(4454)

はしゃぐ日本国の文雄君<本澤二郎の「日本の風景」(4454)

<米大統領が交代するたびに日本防衛を確認する日米安保>


昨日(2022年5月23日)の東京の政治的な会合を散見するたびに、ピカピカのランドセルを背負って「おててつないで」小学校の門をくぐったころを思い出した。間もなく教室のガキ大将が徒党を組んで、教室全体を支配しようとする。小心者で凡人のジャーナリストは、それに与しなかった。すると学校帰りに呼び出されて、喧嘩を売られた。不思議にもそれに立ち向かって、ガキ大将の頭をぽかぽか叩いて、泣かせてしまった。それ以来、いじめはなくなった。

 

 さてと我が岸田文雄君は、戦後の朝鮮戦争・ベトナム戦争・イラク戦争などで敗北、劣勢だったワシントンの主とじっくり会談したりして、大いにはしゃぎ回って、世の中を冷静に判断できる善人をイラつかせてくれた。威勢の良い市民は、いち早く都内で「クワッド反対」「戦争反対」の大規模なデモで、岸田・バイデン会談に冷水を浴びせていた。

 

 テレビがなくても、インターネットを開くと、以上の様子が手に取るようにわかる。バイデンは仲間を利用、後ろで操れば、ロシアの独裁者をやっつけることが出来ると、目下のウクライナ戦争で自信を抱いて、興奮しながら都心の米軍・横田基地にマッカサー気取りで降りたった。案の定、尻尾を激しく振る東京のポチの頭をなで、恒例行事となった「よしよし、何かあれば我々が守るよ」「日米安保は機能している。安心しなさい」と言い聞かせると、言われるとおり「武器弾薬を買います、そのための予算を倍に増やします」と日本属国論を繰り返し、ワシントンの主にひれ伏して見せた。

 日本の大政翼賛会的議会と高い内閣支持率のもとだと、平和憲法の国際協調と平和主義をドブに捨てて平然と振舞える文雄君?見方によると、かのバイデンが操るウクライナのゼレンスキーに私もなれる、と売り込んでいるようで、独立国の自立外交を求める識者をイラつかせてもいた。

 

<日本を侵略する国は存在しない=改憲軍拡の環境づくり>

 最近、さる宗教団体の教えの中に「中国がじわじわと日本に迫っている。蒙古襲来の第二弾が」と叫んでいることを知った。

 歴史を知らない言動なのだが、信者は史実を知らない。蒙古は中国を侵略した帝国である。漢民族の中国はモンゴル帝国によって、人口の半分以上が殺害されている。モンゴルの最大の被害国であって、中国の帝国と異なる。漢民族の中国は日本侵略などしていない。

 史実の捏造をカルト教団が強行している様子は、日本にいる中国人を敵視する動きも表面化しかねない。恐ろしいことである。あらぬ史実をまき散らすと、其れこそ争いを作り出しかねない。猛省すべきだろう。直ちに撤回しなければならない。日本国内に中国人は90万人前後いることも忘れてはならない。

 

 はっきり言わねばならない。日本を侵略する国は存在しない。日本が存在することで、生き残れなくなるという国が存在しない限り、戦争は起きない。断言できる。プーチンの戦争は、NATOという軍事同盟国が、隣国のウクライナに迫っていたことが、ロシアの独裁者に戦争を決断させたものである。キューバ危機のアメリカも、核戦争直前まで進行して、当時の人類に「この世の終わりか」と思わせた。

 匕首を喉に突き付けられると、武器弾薬を所持する人間はじっとしていない。NATOの暴走が、戦争原因であって、ロシアの方だけ非難するのは間違いである。ともあれナショナリストは、危機を作り出して、若者の命など軽視して武力行使をする。死の商人は、そうして莫大な金を手にする。

 日本にも死の商人がいる。対立を作り上げて、危機を生み出して9条憲法破壊と軍拡予算がお目当てなのだ。人間は生き物の中で最低の動物なのだ。

 

<米国が血を流して他国を守ることはしない=武器弾薬の売り込み専念>

 ワシントンの主が代わると、その都度東京の下僕は「本当に守ってくれるんでしょうね」と念押しすることが、日米同盟の年中行事となっている、実に怪しげな同盟である。

 日本が戦前のような覇権侵略国になれば、戦争は起きるだろうが、隣国に脅威を与えない9条憲法下の日本を、侵略する国は存在しない。たとえ戦争を仮定したとしても、アメリカは第二次世界大戦の敵対国である日本を防衛することはあり得ない。他国のために自国民の血を流すことはしない。分かりきっている事柄である。

 従って日米安保・地位協定を廃止することが、日本の独立を意味する。平和憲法の立場である。アメリカの狙いは、日本のポケット(カネ)にしか興味はない。国際常識である。今回武器弾薬を倍額購入すると言われて、バイデンの表情は緩む、日本に来てよかった、と安堵しながら、本日のクワッドというインド、豪州の4か国首脳会談で、IPEF結成に次ぐ中国包囲網を構築して、北京を刺激することになる。いわば大掛かりな中国敵視政策なのだ。

 14億人の中国排除ができるか?まず無理であろう。中国は世界最大の消費市場である。資本主義経済が手をださない?ありえない。それよりも政治的な敵視政策・仲間外れ政策に大義はない。不条理そのものである。北京も変わるだろう。

 

<米国民は極東の島国をよく知らない>

 最近うれしいことを見つけた。14億人の中国に一度も行ったことがない素敵なお年寄りに気付いた。何としても機会を見て案内したい。筆者は北朝鮮に一度だけ入った。そのことだけでも、なんとなく様子がわかるものだが、一度も行ったことがないとなると、例えば亡くなったナショナリスト・石原慎太郎の「南京大虐殺はなかった」と恐ろしい嘘を平然と叫ぶ。

 現地に足を踏み入れた者であれば、誰一人石原の嘘に気付く。

 

 アメリカ人は日本に来ている人は少なくないが、それでも研究者はともかくとして、庶民のそれは少ない。日本を知らないアメリカ人が多いことも事実だ。従って日本を知らない観光地巡りのアメリカ人が多数派。中国に感心と興味を抱くアメリカ人はいても、日本にのめり込んでいるジャパンハンドラーズという死の商人は別として、そう多くはない。日本でもアメリカ通はごく少数である。

 極東の島国は遠い存在なのだ。海兵隊の一部は、沖縄を知っていても、日本の国内事情を知るものはほとんどいない。

 

<日本の国連安保常任理事国入り支持=幻想か夢物語>

 国連安保理の改革は必要不可欠だが、それは拒否権を有する常任理事国制度をなくすことに尽きる。従って第二次世界大戦の勝利国が支配する国連が、肝心なところで機能不全に陥っている。

 常任理事国制度をやめようとしないため、改革は進まない。したがって日本の常任理事国入りもない。それでいて「国連改革の時点で、アメリカは日本の常任理事国入りに賛成する」とバイデンに言われて、有頂天になる文雄君が哀れに見える。架空・幻想にも、嘘つき政治屋は有頂天になるものか。それを報道する日本の言論界の自由度は、世界で71番目の低さだ。

 

<不条理なクワッド=中国封じ込めにゼレンスキー役を自公政府が?>

 人間は動物に劣る。殺し合いを金儲けの手段にしている。武器弾薬で経済を転がす覇権国ありの世界だ。ウクライナの戦争で、米国の武器を大宣伝する日本の言論界にもうんざりする。

 ワシントンが操るIPEFで中国を経済的に締め上げ、クワッドで政治的にも中国を封じ込める、となると、これは北京の経済と政治に打撃を与える。争いの種をばらまくワシントン戦略で、いいことではない。世界経済を衰退させ、危機を招来させ、アメリカの武器弾薬の価値を引き上げる、実に巧妙な策略であろう。そこに掉さすわが文雄君が、安倍に劣らないナショナリストとして要警戒!

2022年5月24日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月23日 (月)

慟哭の人生を出版<本澤二郎の「日本の風景」(4453)

慟哭の人生を出版<本澤二郎の「日本の風景」(4453)

<「在日歌人・朴貞花さんの告発・糾弾する日本近現代史」が話題に!>

 自己をさらけ出して発狂するような文章を書いている凡人ジャーナリストの手元に、名古屋市の安川寿之輔さん(名古屋大学名誉教授)から、差別する日本人には、心臓をえぐられるような厳しい内容の冊子が届いた。恥ずかしいことに主役の朴貞花さんを知らない。在日歌人という名称も。万葉集は学校で少し教えられた記憶があるが、短歌に興味を覚えたこともない。しかし、彼が紹介する彼女の「生い立ちの記」を読むと、改めて日本の恐ろしいほどの差別社会が、結果的に生み出した、形容する言葉もない偉大な朝鮮人女性に圧倒される。晴耕雨読の貧者も、モグラになるしかない。

 

 「強制連行のアボジ(父)の子なり、棄民なり、差別・蔑視・無視・放置の60余年」と自身の人生を詠った短歌で歌人を紹介する安川さんは、日本を代表する国際社会に足場を有する平和学者。彼が朴貞花さんの代表的な歌を「強制連行・棄民・差別・蔑視・無視・放置」と詠う慟哭の叫びに、善良な日本人のほとんどが釘付け、ひれ伏すしかない。そして改めて、日本の近現代史を教えない日本政府と、それを知らない日本人の罪に天を仰ぐばかりだ。

 

 「在日の人生を短歌に詠うことによって、自己を取り戻し自己解放した朴貞花」とも評した安川教授ならではの解説にも脱帽である。いま彼女の前に立つことが出来る日本人がいるだろうか、とさえ思える。

 偶然、昨日は名古屋生まれの法律家から、抜きがたい日本の女性差別について教えをいただき、猛省する時機と重なった。朴貞花さんこそが、重層的な日本差別社会研究の第一人者に違いない。

 

<戦前の天皇制国家主義を知らない、学ばない日本人へ執念の警鐘歌集>

 近く出版される「在日歌人・朴貞花が告発・糾弾する日本近現代史」は、日本人に対して近現代史を学べ、との正当なメッセージである。日本人の差別と蔑視の卑しい文化の根源は、天皇制国家主義にある。国家神道と教育勅語で、日本人の五体を締め上げて、赤紙一枚でヒロヒトの侵略と植民地戦争へ若者の命を奪い、朝鮮半島と大陸の無数の人々の命を奪った。

 

 若者は列島に無数に張り巡らされた神社から、まるで犬猫のように戦場に狩り出されて、その蛮行の挙句、命を失った。その元凶・本源である「靖国神社」についても、この本は取り上げている。戦後復権した神社本庁が日本会議なる奇妙な組織を立ち上げて、いま新たな戦争へと蠢動している様子がくっきりと見える。

 怖い敵国づくりの日本・国家主義が、ヒトラーからワシントンの鋭いくちばしと爪に乗り換えている。それに連携する動きが、本日と明日の日米などの首脳会談である。80路を越えたという朴貞花さんの仲間と共に、平和を愛する日本人の反戦の戦いが、さらなる広がりが不可欠だろう。

 

 歴史を繰り返してはならない。過去に盲目だと未来も真っ暗闇となる。東アジアの人々が、お互い信頼と友情で結ばれる、そのための日本の差別社会を告発・糾弾する日本人でありたい。戦争ほど悲惨なことはないのだから。

 

<アジア諸国民を差別する日本人と米国に差別される日本人に警鐘乱打>

  この国は、日本を「神の国」と宣伝する森喜朗・日本会議の政権から小泉純一郎政権、そして10年前からの安倍晋三政権から、完全に平和憲法の隣国との平和共存理念を放棄して、ワシントンの戦争屋と結びついてしまった。

 改憲軍拡の嵐は、日本人のナショナリズム化を狙って、その成果は徐々に実っていることが、各紙の世論調査で判明している。

 

 その一つが、ウクライナのゼレンスキー政権への一方的な肩入れとなった。戦争に善悪はない。すべて悪である。ワシントンの仇敵・ロシア封じ込めの第二弾が、中国と北朝鮮封じ込めだ。そのためのバイデン来日である。死の商人は、日本をその中心に立たせようとしている。日本のゼレンスキー化である。小学生でも理解できるだろう。複雑な方程式ではない。

 

 歴史の繰り返しの準備は、日々作られた報道が裏付けている。賢く思考する日本人になろう。朴貞花さんに学ぼう。危険な道は、既に始まっている。アジア諸国民を差別する日本が、その実、アメリカに差別される対象として、その牙を研いでいる。ワシントンの意向を受けて第一線に立とうとしている自公体制である!

 朴貞花さんの戦いに続け。である。

2022年5月23日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月22日 (日)

人間はカラスより下等動物<本澤二郎の「日本の風景」(4452)

人間はカラスよりも下等動物<本澤二郎の「日本の風景」(4452)

<大地と共に生きてると殺し合い・貪欲ばかりが目に付く世界>

 カラスはハトと違って嫌われているが、ハトよりもはるかに賢い鳥である。ということが田舎住まいで分かってきた。畑を耕すと、カラスが舞い降りてきて、餌の虫を探している。ただし、彼らは除草剤のことを知らない。むろん、ベトナム戦争で大量に使用された枯葉剤についても。ミミズがいないのだ。ところが、隣家の雑草地の場合は違った。薬を撒いていないため、ミミズなどの虫がいる。毎日カラスがやってくる。

 

 困ったことに、我が家の小さい菜園のイチゴを見つけた。明るみ始めたイチゴをそっくり食べられてしまった。なかなかの知恵者である。カラスが人間に代わって野菜を作ることは想定できないが、もしも彼らと人間が交代すれば、土壌も空気も水も有毒危険なものに汚染されることはない。

 第一、カラスに限らないが、オス鳥同士のメス鳥をめぐっての争いをしても、殺し合いはしない。人間ほど野蛮ではない。ウクライナ・ロシア戦争はない。大将が裏で操って身代わりの戦いもない。百獣の王・ライオンでさえも、際限なく肉を食べているわけではない。人間ほど貪欲で殺し合い好きの動物はいない。

 

 人間は自己のために、悪賢い知恵を行動に移して、相手を追い詰めて殺す、そのための殺人部隊である軍隊を大金かけて保持している。軍隊を否定する日本国憲法は、過去の教訓から手にした宝物だ。大地と共存する晴耕雨読人間の目で採点すると、日本はコスタリカに次ぐ、人類で最高の文化国家であることが分かる。

 悲しいことに、今の自公カルト党の日本政府や官僚・財閥は、殺し合いに掉さすことが好ましいと考えて行動している、実に浅はかで、獰猛な動物以下の生き物であることが分かるだろう。これは間違っていない。77年前の貴重な教訓である。

 文科省は、そのことを学習指導要領に明記しながら、現実には教えない。教師も追随している。つかぬ間のナショナリストが増えている。そのことに気付かない愚か者が少なくない日本列島である。

 

<今朝はネギたっぷりの納豆二個に生卵と茗荷の醤油漬け>

 今朝も納豆である。ネギをたっぷり入れる。ネギの里で知られる中国の山東省の人々の消化器系がんが少ない。ネギの威力であろう。

 昨今、納豆も高くなった。それでいて量も少ない。二個に生卵でかき混ぜて、白いご飯(目下特別に安い豪州米)でおいしく食べた。

 もう一つが、ネットのYoutubeで教えてもらったものだが、茗荷の茎を刻んでの醬油漬けをかけると、味が一段とよくなることがわかり、それを実行してみた。この季節の茗荷の茎は、味噌汁にしてもいいが、醤油漬けは大いに試してみるべきだ。

 

 戦後に占領軍が持ち込んだパン食などは、問題にならない。塩分を落とした梅干は、血液をサラサラにさせてくれる。「納豆は臭い」といって逃げ出す人がいるが、子供のころからの好物だ。におわないから不思議。中国の寧波で蒋介石の好物だったという、それこそ人間のフンそのものを、当人はこれを手放すことはなかった。夫のゲテモノ食いに、美貌の宋美齢夫人が、これに抵抗したという記録は残っていない。

<ワシントンは獰猛な鷲・モスクワがOOO、東京はOO

 朝鮮から中国へと大掛かりな侵略戦争に怒った日本嫌いの米国大統領・ルーズベルトは、ヒロシマとナガサキに史上初めての原子爆弾を投下して、日本のヒロヒトを屈服させた。占領軍司令官のマッカーサーは、侵略軍の最高指揮官を、敗戦後の日本支配に起用するという許されざる行動に出た。天皇の奴隷から、主権者となったはずの日本国民が受け入れてしまった。

 くうや食わずの敗者の群れは思考停止人間になっていたが、それでも唯一の成果は戦争しない平和憲法を手にしたことである。これは日本の宝・世界の宝であるが、はっきりといえることは、ワシントンは決していい人間ばかりではなかった。東京大空襲・沖縄戦・原爆投下は、南京大虐殺に比肩しうる蛮行である。善玉ではなかった。

 

 目下、ウクライナを指揮するワシントンと戦績を報じるロンドンの手口は、戦争をやめさせるどころか、長引かせている。それに日本政府も喜んで飛び入り参戦している。アメリカは鷲である。口ばしも鋭い。両足の爪もカラスを絞め殺すだろう。モスクワと東京は?

 

<田舎は人間を健康にする場所=無農薬と放射能なしなら極楽>

 定年後の僅かな年金暮らしの人間にとって、田舎暮らしは最善の生き方である。ただし、農薬農法を排除することと、もう一つは放射能汚染ゴミの水源地埋設を排除・厳しく取り締まることである。

 現在、君津市の水源地に続いて、袖ヶ浦市林地区の水源地にも、フクシマの放射能汚染ゴミが、大量に投棄されてることが地元住民の調査で発覚した。木更津市の両隣の水源地で、フクシマの東電原発爆破による放射能汚染ゴミが埋設されている。事実である。

 

 排除する方法は、放射能汚染ゴミをきれいに取り除く、あるいはチェルノブイリのように厚いコンクリートや鉄板で蓋することだが、問題は数十年後に君津郡市の水田や畑、さらには小櫃川を放射性物質が汚染してしまう。小櫃川は君津郡市の飲料水だ。そこから直接人々が内部被ばくすることになる。抵抗力のない幼子の甲状腺がんや奇形児の懸念も。これはチェルノブイリ事故で科学的に分かっている。

 

 環境省はおろか千葉県も地元の市も逃げ回っている。自民党から公明党も。共産党でさえも行動しようとしていない。おそらくは、第二第三の房総半島・千葉県が存在している可能性を否定出来ない。主権者が自立しない限り、この国に明るい前途が訪れることはない!

 他方「プーチンを追い込み過ぎると、核のボタンを押す」という懸念が、徐々に現実味を帯びてきている。来日するバイデンにはしゃぐヒロシマの岸田文雄の映像を見たくない!この世で命ほど大事なものはない。カラスは知っている!

2022年5月22日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

<東芝3号機の核爆発から逃げる原子力ムラの学者・言論界>

本澤先生、おはようございます。

福島原発のフェイスブック繋がりの方から投稿ユーチューブ、日本テレビ特番です。貼り付けました

https://fb.watch/d3L_MTLLHk/

 

2022年5月21日 (土)

岸田首相にもの申す<本澤二郎の「日本の風景」(4451)

岸田文雄首相にもの申す<本澤二郎の「日本の風景」(4451)

<「国民の合意を政策に反映させる」宏池会理念をなぜ放棄するか>

 安倍のプーチン接近外交は、土俵際で見事に打っちゃられるという大失態で終始したが、そうだからといって対立するゼレンスキーにとことん肩入れする岸田外交も、日本国憲法の等距離・国際協調平和主義に反して、大間違いである。即刻戦争を止めることが、平和外交の基本である。

 

 日本国民は、4兆円五輪賭博によるフクシマ放射能汚染隠しとコロナ騒動で、生活は厳しい事態に追い込まれて久しい。その元凶はアベノミクス・黒田日銀によるゼロ金利の強行による。超円安為替政策による1%富裕層向け政策で、消費者国民は物価の急騰に泣いている。

 長く宏池会政治を見てきた筆者にとって、今日の到底受け入れがたい消費者不在の経済政策は「国民合意」「国民のため」という宏池会の理念を放棄している不平等格差容認にある。池田勇人・大平正芳・宮澤喜一・鈴木善幸ら、歴代の宏池会指導者が泉下で泣いている!それが分からないのか!直ちに超円安政策から、本来の為替政策に舵を切るべきである。強く訴えたい。

 

<安倍の国家主義は1%向け=アベノミクスは平等・基本権違反>

 日本国民は、正確には1%富裕層向けのアベノミクス政策に怒りをもって抗議している。仕組まれた円安為替政策で、トヨタなどは数か月で6100億円を懐に入れて恥じない。為替の効果である。それでいて岸田内閣は、資産課税の強化にソッポを向いている。

 財閥の内部留保は500兆円にのぼる。本来の景気対策は、この500兆円の有効活用である。なぜそれをしないのか。なぜ国民生活をいたぶる超円安を止めようとしないのか。鈴木財務相は黒田日銀に対して、99%政策に舵を切れ、といえないのか。

 不可解千万である。世界は金利を引き上げている。日本と真逆である。特に米国金利上げで、投資家はドル買いに特化し続ける。円はますます下落して、消費者は物価の急騰で苦痛をなめさせれ、生活は破綻するしかない。

 

 アベノミクスは1%向けであって、消費者は高額値段と消費税で二重の損失を被っている。これは平等原則に反し、基本権の侵害である。宏池会の理念は、これからも間違っていない。国民に等しく経済の恩恵を与えるものでなければならない。

 1%財閥向けの円安政策は、国家主義の手口であって、到底国民は耐えることが出来ない。耐えられるのは、一部の恵まれた高給取りの役人だけだ。国民は怒っている。そのことが、なぜわからないのか。

 

 ちなみに、ウクライナとロシアの戦争の仕掛け人は、米国である。もはや隠しきれない事実である。この戦争が、新たな物価急騰の原因となって、国民生活を困窮させている。戦争の長期化策略で、世界は死の商人を除いて疲弊するばかりである。バイデン追従の被害も莫大。なぜ憲法の平和主義を貫こうとしないのか。自立外交に舵を切らないのか。東アジアに緊張を作り出すのか。やってることは安倍の国家主義そのものではないか。

 

<ゼロ金利の超激安の円紙切れ=物価急騰で庶民生活は破壊>

 安倍の改憲軍拡政策は、内外の緊張という作られた社会不安のもとで強行されてきた。小学生でも理解できる。結果、そこへ巨額の資金が投入される。すべてが借金である。このツケは子供の世代に及ぶ。日本人として胸を張ることさえできない絶望日本でしかない。

 

 繰り返すが、安倍が強行した黒田の超金融緩和という為替操作は、超インフレを招来させている。消費者・弱者を困窮させている。

 思い出すと、宮澤さんの母親のことさんは、90歳になっても、一人で買い物をしていた。夜遅く帰宅する息子の首相に、あれこれと物価のことを告げて、政策の過ちをなくそうとしていた。生きた経済に首相は納得して、それを政策に生かしていた。

 何事もバラマキ借金を、山のように構築してそれでよしとする、国会と政府霞が関の現在の手口に、国民生活は、哀れを通り越している。宏池会に弱者の生活が分かる財政通はいないのか。政策派閥ではなかったのか。恥を知らない政治屋集団なのか。

 首相・岸田は今が正念場である!

2022年5月21日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月20日 (金)

権力者と賭け麻雀<本澤二郎の「日本の風景」(4450)

権力者と賭け麻雀<本澤二郎の「日本の風景」(4450)

<黒川弘務検事だけではない、判事も弁護士も大好き>

  史上最低の国粋主義者・安倍晋三のお抱え検事で、賭け麻雀で一躍法曹界の有名人になった黒川弘務。いまはどうしているのか。生活不安は全くないだろうが、彼のマージャン狂いは大半の検事、警察幹部、そして判事らにもいるかもしれない。その証拠の一つが見つかった。

 

 要するに、日常的に違法行為をしているとなると、強姦麻薬賭博を本業としているやくざの取り締まりなど出来ない。現にやくざが跋扈している。彼らは同類として、年中お目こぼしをしている。具体的事例である「木更津レイプ殺人事件」が確たる証拠である。法の下の平等も絵に描いた餅であろう。

 警察・検察・裁判所のドブさらいを、国会に強く求めたい。

 

 権力者の賭け麻雀は到底許容できない。無法無天もいいところである。庶民レベルでは、家庭崩壊要因ともなる。子供の教育を破壊する。自公が強行したカジノ法制定がどういうことか、神社本庁も創価学会も狂ったカルトと指弾できるだろう。

 

<仰天!司法研修所でマージャン研修も教官の仕事>

 友人が教えてくれた仰天話を披露したい。法曹人には、昨今は特にピンからキリまであることを、なじみの薄い庶民は格別知っておくべきだ、との思いから、聞いたばかりの意外な事実を明かしたい。最難関の司法試験合格者は、2年間にわたって司法研修所で実務を教えられ、それぞれ弁護士、検事、判事の道へと進む。この間、国から給与が支払われる、いわば特権的な人々である。

 

 「研修所で教官からマージャンの手ほどきを受けた」というのが本日の仰天話である。法曹界のエリートたちがマージャン遊び、それも賭け麻雀をしているという可能性がある。社会に出て孤立化しないための手段として麻雀教育しているのか。研修所の教官に糺してみたいものだ。

 刑法に違反する行為を、法曹人の卵たちに教える法務官僚。見方によっては、談合の勧めとも受け止められよう。大事な裁判を担当する判事が、麻雀しながら仲間に意見を聞き、判断を仰ぐ?でいいのだろうか。被害者は常に国民である。国民に奉仕する法曹人といえるのか。

 

 一概に断定できないとしても、日本の司法の由々しき一大事であろう。腐敗は、研修という大事な時からなのか。麻雀キチガイは黒川元検事だけではなかった。悲しい現実である。異論があれば、どなたか反論してもらいたい。

 

 

<徹夜マージャンで命を取られた安倍晋太郎の料亭マージャン?>

 永田町秘話の一つが、安倍晋三の実父・晋太郎(岸信介の娘婿)で、彼は徹夜マージャンで命を落とした、というのが語り草となっている。街の麻雀店ではない。高級料亭である。迷路のような料亭に、彼は愛人を別の部屋に同伴させていた。妻泣かせの人物だった。

 よほど賭け事が好きだったらしく、毎日記者時代も懐に万札を沢山押し込んでいた。「社内で恩恵を受けたものは多い。安倍はそうして仲間を増やしていった」と直接、毎日記者から体験談を聞いたことがある。

 

 記者も同じで、官邸の永田クラブや自民党本部4階の平河クラブでは、昼前から夕暮れまで、パイを転がすジャラジャラ音が絶えなかった。麻雀知らずの凡人ジャーナリストは、その間、派閥や国会の議員事務所を駆けずり回って、情報取りに汗をかいていた。

 

<「1日一回パイを握らんと気が狂う」といった塚原俊郎>

 清和会OBもマージャン好きの政治屋に詳しい。その一人が茨城県選出の塚原俊郎。塚原の相手は、いつも松野頼三と目下、話題の人物である衆院議長の原子力ムラ幹部で知られる細田博之の実父・吉蔵である。

 筆者は松野とはよく会って話を聞いた。大変なたばこ好きで国会近くの個人事務所の高級マンション・パレロワイヤルの部屋は、煙がもうもうと立ち込めていた。同窓の平井秘書、それに日航OBの渡部秘書も親切だった。

 岸信介・佐藤栄作の兄弟情報も参考になった。しかし、細田吉蔵とは縁がなかった。無論、塚原とも。彼が「1日一回パイを握らないと気が狂う」と言っていたことなどは知る由もなかった。

 彼の息子の俊平は「マージャン死」した、とこれも有名な話だ。

 

<大橋武夫の夫人(浜口雄幸の娘)は夜中に送り迎え>

 当時は佐藤派周山クラブの松野、塚原、細田にもう一人の仲間が大橋武夫。若いころはやり手の内務官僚で、部下に対して厳しかった。彼は一人宏池会(大平派)幹部、夫人が東京駅頭で右翼の銃弾に倒れた浜口雄幸の娘富士で、必ず深夜に迎えに来た。

 晩年の大橋と何度か声を掛け合った記憶があるが、当時は人のよさそうな御仁で、岸田文雄の父親と同様に人当たりのいい雰囲気が似ていた。なぜ大橋がこの麻雀仲間になったのか。いまは分かる。彼は岸や佐藤の動きを探る目的だったろう。宏池会にとって、大平政権実現のために、佐藤派内の動向(福田と田中の確執)が一番大事な情報であった。

 夫人は実父の体験から、夫の健康に気を使って徹夜マージャンを阻止していた。相手が浜口の娘では「抜けるな」と誰もいえなかったろう。大橋の麻雀代は、宏池会の金庫からだったかどうか?細田も大橋も島根出身の官僚仲間だった関係もあったのであろう。  

 

<福田赳夫夫人の麻雀仲間で政界入りした大蔵省の女傑>

 安倍内閣の拉致問題を担当した、いかにもなよなよしたおばさんがいた。彼女は大蔵官僚で福田赳夫にしがみついた。その作戦が、福田邸の麻雀仲間だった。彼女の夫は大変な右翼で知られた。

 

 官僚のゴマスリも麻雀仲間になることが、出世の秘訣といえる。わびしい限りだが、これが現実なのだ。

 

<竹下登邸初夜回りで家庭麻雀姿=金丸信と親類で国盗り>

 そういえば、初めて竹下登邸に夜回りした時のことを覚えている。玄関に誰もいない。大声を上げて「こんばんは」というと、丹前姿の竹下が現れた。

 家庭麻雀の最中だった。しかし、彼の応対が良かったので、首相時代は官邸大広間での懇談では、よく隣に座った。その際、彼の両手の内側が赤くなっていたことに気付いた。醸造屋の倅だから、妻に隠れて日本酒を好んで、大事な肝臓を悪化させていたのである。

 

 竹下麻雀の当初の相手が、山梨の金丸信。最愛の娘を金丸の長男に嫁がせた。二人とも後妻仲間で気が合った。東京農大柔道部の技で、角栄を突き放し、政権を手にしたのだが、そのきっかけはマージャンだった。金丸は重い糖尿病が足に伝染、晩年は座布団の上に座ることが出来なかった。

 最近、金丸の長男も亡くなったという。未亡人の一子さんは元気だろうか。長男は何度も平壌を訪問して、日朝関係に貢献した。インドネシアのスカルノ未亡人のデビさんとは、何度か朝鮮総連の祝賀会で会った。

 

 いうところの自民党国対マージャンが竹下国盗りを実現したようだが、安倍晋太郎はその途上で倒れた。しかし、竹下は核武装や生物兵器などは、頭の隅にさえなかった。安倍父子と違っていた。

2022年5月20日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月19日 (木)

加計・準備書面から見える安倍野望<本澤二郎の「日本の風景」(4449)

加計・準備書面から見える安倍野望<本澤二郎の「日本の風景」(4449)

<オウム核開発と加計・獣医学部は生物兵器開発か!?>

 手元に加計事件の法廷準備書面が届いた。総論部分を開いてみると、国家戦略特区が加計学園の獣医学部認可を目的としたものであることが見えてくる。加計孝太郎と安倍晋三は血のつながった仲であることは、以前からネットで紹介されている。政治論で評価すると「安倍の祖父・岸信介の息子と孫が組んだ、官邸と文科省を巻き込んだ一大権力乱用事件」を裏付けている。

 

 安倍の核兵器開発は、オウム真理教事件でもほぼ暴かれている。日系アメリカ人ジャーナリストの島津洋一(元ジャパタイ記者)の徹底追及レポートが、見事に暴いている。ソ連崩壊後のオウムのモスクワ大工作と豪州ウラン採掘を追いかけると、安倍の実父・晋太郎時代からのようだ。「石原慎太郎や笹川・日本財団も関与していた」との指摘もある。地下鉄サリン事件で、あわてて証拠隠滅を図ったことが、大量の死刑執行につながった?安倍が繰り返し上川陽子の法相起用からも窺える。いかがであろうか。

 

 加計事件は、国家戦略特区という物々しい組織まで立ち上げて、実に大掛かりな仕掛けを用意して、莫大な利益をスポンサーでもある加計孝太郎に流し込んだ。教育勅語幼稚園の国有地払い下げ問題の森友事件が小さく見えるだろう。加計の獣医学部新設の野望は、現在もウクライナ戦争でも露呈した、米国お抱えの数多くの生物兵器研究所問題を連想させる。

 核と生物兵器は、正に人道に反する近代戦の悪魔の兵器そのもので、古くは日本軍の731部隊に遡る。関東軍のハルビン731部隊は、岸が活躍した満洲国傀儡政権と距離的に近い。その本拠地は東京で、目下、コロナ事件で再び蠢動している。

 

<愛媛県文書の「安倍案件」と二人の血の結びつき?>

 未だ海のものか山のものか判明しない時点で、この信じがたい不可解な危険極まりない事件が、加計の本拠地の対岸、四国の愛媛県と今治市を舞台に繰り広げられた。加計の獣医学部新設に既存の大学などから抵抗されると、加計と安倍や、側近の萩生田と官邸官僚が編み出した国家戦略特区という奇怪な組織を立ち上げた。この諮問会議議長を首相の安倍晋三が仕切ることで、最終的には(生物兵器研究のための?)獣医学部がするすると具体化してゆく。

 

 官邸での談合について「愛媛県文書」は、明確に「安倍案件」なので急げ、と記録している。加計というよりも、安倍ががむしゃらに獣医学部新設に突っ走った何よりの証拠であろう。

 

<官邸談合「加計ありき」=93億円補助金=土地の無償譲渡>

 「加計ありき」の官邸主導の策略が、当時の文科省事務次官の前川喜平にも届いたことで、権力乱用事件は暴かれて、あっけなく終わるはずだったのだが。

 森友事件でも分かったことは、霞が関の官僚はすべて官邸の内閣人事局によって、完璧に首輪をはめられた犬にされた。この事件では、安倍の意をくむ麻生太郎が指揮する財務省が舞台となった。本省から近畿財務局までが忖度して、恐ろしい公文書の改ざんが繰り広げられた。最後のババを引いた赤木俊夫さんが自殺に追い込まれた。

 

 核関連では、旧動燃のもんじゅ西村成生氏謀殺事件がある。東電の渡辺泰子さん謀殺事件も。その他反原発派の学者やジャーナリストも、尊い命を奪われているようだ。それでも安倍は、プーチン戦争にかこつけて改憲軍拡の銅鑼を激しく叩き、東アジアに緊張を作り出している。善良な日本人は耐えられない!清和会OBが「安倍打倒」を叫ぶのも当然であろう。

 

 前川証言によって、安倍―加計ラインの違法性が明確になってゆく。その結果、愛媛県と今治市は広大な土地の無償譲渡など補助金93億円を支払わされた。この問題で市民15人が市長に対して、違法補助金損害賠償訴訟を起こして、法廷を舞台に戦いを繰り広げている。本丸は安倍と加計である。

 

<文科省と安倍・萩生田ライン=暴いた前川元事務次官>

 安倍は大学新設や学部新増設の権限を握るために、加計と関係の深い萩生田を文科省に送り込んだ。一方で、官邸の暴走に抵抗する前川を更迭する。官邸の警察官僚が前川の私的なスキャンダルを、ナベツネの読売に書かせて、その地位を奪うという、実にセコイ工作まで用いた。官僚の地位を奪うための工作を、警察官僚を使ったという事案は、おそらく初めてではないだろうか。

 

 前川の信念は、財務省官僚と違った。骨のある正義漢の熱い人物だった。安倍の暴走は、今も霞が関のごく一部の官僚に監視されていると見たい。

 萩生田は論功行賞人事で、今も岸田内閣の原子力ムラ・経済産業省の責任者だ。安倍は自民党幹事長のポストを要求したが、岸田は応じなかった。今も安倍と岸田の水面下の攻防は、熾烈である。

 

<仕掛けは国家戦略特区諮問会議議長=安倍首相>

 安倍の周囲には、現在警察庁長官をしている中村格のような、出世のためには違法行為も平気でこなすという悪人が多い。それは言論界にもいる。朝日新聞にもいた。読売産経だけではない。憲法改悪による「戦争国家」に突進することに快感を覚えるような悪人が少なくない。歴史の教訓や日本国憲法を学んでいない人物まで、記者をしている。正義の士が少なくなっていることが重大事で、これが永田町の政治屋を跋扈させている。

 

 加計も安倍も岸信介の一族である、と信じる国民は増えている。安倍が家計のために強行したのか、それとも安倍と加計のための国家戦略特区だったのか?後者とみたい。二人三脚による権力乱用事件であろう。

 自ら諮問会議議長になった。安倍の一存で加計案件を処理する、との意思の表明である。正に腐敗の極みであるが、加計の獣医学部が生物兵器研究のためだとすると、無論憲法に違反する。

 「ワクチンのないウイルスから防御する手立てはない」わけだから、日本国民と国会議員、公務員は総力を挙げて、これを阻止する闘いをする責任がある。

 

<火の粉振り払うための清和会会長=細田博之を衆院議長>

 「安倍事件は余りにも多すぎて、それも憲法違反の可能性が高い案件が目立つ」と国民は苛立っている。法務検察が官邸の番犬に徹していることが、この国の民主主義と前途を真っ暗にしている。

 当人は火の粉を振り払うため、やたらと威勢のいい言動を吐いている。安倍資金に群がる悪人は、清和会だけではない。安倍は、原子力ムラの細田博之を議長に押し上げて、自ら清和会会長の地位に就いている。裏返すと、お尻にも火がついているせいだ。

 安倍と加計との対決を、今治市民に押し付けて、高みの見物をしている暇などなさそうだ。

2022年5月19日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月18日 (水)

ヒロヒト・沖縄=日本の自死<本澤二郎の「日本の風景」(4448)

ヒロヒト・沖縄=日本の自死<本澤二郎の「日本の風景」(4448)

<50年前の復帰祝い国会で抗議の爆竹を鳴らした沖縄人の悲憤>

 沖縄は梅雨入りしたという。昨日まで関東もそんな季節だった。自宅に蚊が一匹現れて、手に噛みついて血を吸った。ゼレンスキーを閣下と呼んだ衆院議長の細田博之だけか、日本列島全体がうつ状態なのか。危険すぎる欧米のコロナワクチンだけではない。バイデンが仕掛け、愚かなプーチンがその罠に落ちたウクライナ戦争に、平和国家のはずの日本が必死になって肩入れしている!どういうことか?50年前、沖縄復帰国会で、抗議の爆竹を鳴らして捕まった沖縄人(琉球人)の若者3人がいた、とTBSが報道したという。友人が知らせてくれた。怒りの抗議は正しかった、と50年後の現在も変わっていなかった。立派な沖縄人は今もいるが、しかし大勢は自死の状態だ。いや沖縄だけではない。本土も日本政府も議会も自死している今の日本ではないか。人は嫌なことを忘れて生きる。だが、過去を封じることは、未来も盲目で生きることなのだ。あえて言う、ヒロヒトの罪は計り知れない。

 

 3人の若者は捕まった。法廷で証言すると、裁判長が「日本語を使え」と叫んだ。「沖縄も日本、日本語だ」と若者は激しく逆襲した。日本の司法は、公然と沖縄を差別した。差別した張本人は、ヒトラー・ムッソリーニと肩を並べたヒロヒトだった。日本国民は、これが史実であることを知っている。今の日本政府も、欧米から嘲笑・差別され、唯々諾々と奴隷のように服従している。3人の若者のうちの一人は女性だった。いま「行方知れず」という。何が起きたのか?

 

 繰り返すと、沖縄の自死は日本の自死そのものである。本土も沖縄も自死してしまった。それが見えてきた。そこにネオナチの姿があった。ヒロヒトは、とうとう生きている間、沖縄の地を踏めなかった。怖かったのだ。

 

<琉球は今のウクライナ以下?続く沖縄戦で米軍・日本軍に殺された!>

 ワシントンの戦争屋は、人間の心などない。沖縄の海兵隊を見れば分かるだろう。ジャパンハンドラーズを知らない日本人もいるようだが、彼らは政府自民党の右翼・日本会議と連携して、武器弾薬を破格の値段で日本に運んで、莫大な金を手にしている。アーミテージ・グリーンのほかナイなど大学教授の肩書で、日本右翼言論界にも浸透している。

 

 沖縄事情に詳しい人物の話に頷くほかないのだが、日本人であれば誰もが納得するだろう。岸信介とゼレンスキーは似た者同士であろう。大英帝国もそうだったが、現在のアメリカ大帝国も、その手口は「毒をもって毒を制する」というモノだが、当人が悪魔なのだ。

 戦後の日本では、日本帝国の生き残りの岸を操った。森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の岸の清和会政権で、ワシントンは思う存分に沖縄と日本政府を操っている。

 

 バイデンのウクライナへの度外れた武器弾薬提供は、プーチンのロシアを退治するためだ。沖縄の米軍基地はというと、東アジアを監視・操るためである。その結果、沖縄の悲劇はたとえようもないほど大きい。戦後77年も経つ。本土復帰から50年も経つのに「何も変わっていない」のである。これほどの不条理は、この地球にない。ヒロシマ・ナガサキの叫びを、日本政府は体で受け止めようとしていない。フクシマも変わらない。

 沖縄はウクライナ以下である。バイデンの指示に唯々諾々と従う岸田内閣の悲劇も、度を越している。そのことを報じない新聞テレビと、議会で論争さえしない国権の最高機関なのだ。

 

<天皇が「沖縄を自由に」とマッカーサーに約束した!>

 日本の若者ら300万人の戦死者を出しながら、反省も謝罪もしなかったヒロヒトが沖縄に訪問することは出来なかった。ヒロヒトの命と引き換えに、日本政府も沖縄も属国・奴隷国家を、今も続けてきている。この事実をすっかり忘却している日本の為政者の政治責任は、万死に値する。

 

 フィリピンにも、到底及ばない日本の三権である。ヒロヒトがマッカーサーに対して「沖縄を自由に」との言動があったことも判明した。代替わりをすることで、国民の批判をかわそうとした長州・田布施の野望が見えてくる。「無知は犯罪」であることを日々体験させられる2022年危機だ。

 

<平和な島が戦争する米軍基地になって77年、変わらず>

 歴史を教えない日本を、中国をはじめアジア諸国からの抗議に「これからは近現代史を教える」と公約したのは、文教族から首相になった海部俊樹のシンガポール宣言だった。日本国民はしかと受け止めてほしい。

 

 偶然、Twitterで中野雅弘(青山文化政策学)のblogの存在を知った。そこで文科省指導要領(2008年)で「憲法の基本原則である国民主権・基本的人権・平和主義を小学6年から教えよ」と指示していることを知った。今日まで、このことを知らなかった。

 ということは、小中高の教師は責任を果たしていない。義務を放棄している。ヒロヒトを真似ているのか。これほど由々しい事態はない。日教組は消えてしまったのか。学校教育の腐敗は、正に未来の盲目な日本を約束させる。立憲を名乗る政党も、イカサマ政党だったのか。

 

 90歳の老婆が路上で血を流している姿を映像で見てしまった。恐ろしい光景だ。僅かな野菜を売って小銭を稼ごうとする老婆に、官憲が襲い掛かってきた。「ここでは売るな」「立ち去れ」と暴力を振るわれ、額から鮮血が飛び散っている。忘れられない!ずっと記憶に残る光景である。

 沖縄では、子供たちが米軍に、ヒロヒトの軍隊に殺されている。ウクライナでは、ウクライナ軍が女子供を盾に戦争をしている。ナショナリストには人の命の重さが分からない。地獄からの使徒なのだ。

 「50年復帰祈念式典でデニ―という沖縄県知事が、挨拶の最後で天皇のいやさかを祈るという、聞いたこともない言葉を発して、人々を驚かせていた」との報告を受けた。沖縄も東京も100%自死状態なのだ。

2022年5月18日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

2022年5月17日 (火)

細田100万円虚言批判やまず<本澤二郎の「日本の風景」(4447)

細田100万円虚言批判やまず!<本澤二郎の「日本の風景」(4447)

<国権の最高機関の議長に認知症の疑い=検査入院必要か>

 自民党極右・神の国信者集団・清和会の前会長の細田博之について、大半の国民は何者であるかさえ知らない。表向きは地味な原子力ムラのボスで、かつまたそれゆえに利権屋のボスであることにも、気付いていない主権者ばかりである。小選挙区制とも「ムサシ」とも関係があるかもしれない。

 

 現在は国権の最高機関である衆院議長という地位にある。その人物が自らの歳費を「100万円足らず」と虚言を吐いたものだから、当然のことながら貧者から怒りの声が、列島から鳴り響いてきている。たまりかねた法律家が「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」第9条を調べて、メール送信してくれた。

 

 むろん、100万円ではない。ネットには「今年2月妻を亡くした」とある。その点で先輩の筆者は、即座に細田のボケ・認知症を疑っている。法律家は「文書交通滞在費毎月100万円」を歳費と理解している、と分析した。

 国会議員は、安倍晋三もそうだが、日ごろから妻を泣かせて女狂いをしている者が少なくないと見られがちだが、それでいて妻は地元で支持者の支持取り付けに汗を流して、いざ選挙に備えている。

 

 島根県からの情報には、確か前回の選挙では、ライバル候補打倒に、同じ名前の候補者を擁立させた、とも。妻を亡くして途方に暮れている。それが高じて認知症になったのか。急ぎ検査入院させて脳障害の有無を確かめるべきだ、との声も寄せられてきた。

 

 議員辞職も取りざたされている。フクシマ放射能封じの原発推進派で、かつまた安倍同様に改憲軍拡派の細田をかばうものなしとも。

 

<実際は最高裁長官・首相に次いで最高報酬額4000万越えの衆院議長>

 世の中は、いろいろな人々の集団で構成されている。「国会議員も衆院議長も100万円足らずか」と驚く財閥企業の月収1億円取締役社長もいるだろう。他方で、一か月5万円の年金で生活する女性もいる。夫に裏切られて離婚した悲劇の女性は、それでも「私の20倍を血税から懐に入れている」と怒りに震えて抗議している。こうした声も、認知症議長だと、耳に届かないだろう。

 

 超格差の日本である。資産課税を政府に提言する理由である。むろんのことで、官房機密費で飲み食いしている特権行使の首相は反応しない。首相と最高裁長官は5141万円、衆参議長4857万円だ。最高裁長官は役所の椅子で昼寝していても、10年間も保障されている、といつも清和会OBは怒っている。

 

 元国会議員は「毎月の歳費217万円はよく記憶している。それ以外に文書交通滞在費100万円とか盆暮のボーナスや議員宿舎特権、無料の列車や航空機代など、こんなに恵まれている国会議員は日本だけ」と明かしてくれた。

 

<裏の顔は原発推進派・原子力ムラのボス>

 細田博之の父親は、現役時代によく見た顔であるが、特段国民に奉仕したという記憶がない。清和会議員は大半が靖国・戦争神社参拝派で、かつ好戦派であるため、国民が油断するととても危険な航路を、走らせることに長けている政治集団である。例外は福田康夫ぐらいだった。

 細田は議長就任の直前に正体を見せつけた。フクシマに対する反省がない。それどころか経済産業省出身の典型的な原発推進派、そのための改憲軍拡派であった。安倍や森喜朗らと同類の危険な政治屋が、彼の正体だった。

 

 そうしてみると、日ごろから電力など原子力ムラからの膨大な臨時収入があると見られている。識見と清廉さが議長の資格要件である。到底彼には、そうした資質を期待する方が間違っている。正義の法律家の言い分を紹介したい。「国民はもっと激しくいかるべきであり、嘆くべきであり、同時に反省すべきである」と。 

 国会は細田をこのまま放置して、永田町をこれ以上、混乱させてはなるまい。

2022年5月17日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

「一人当たり月給で手取り100万未満の議員を多少増やしてもバチは当たらない」
「議長になっても毎月もらう歳費は100万円しかない。上場会社の社長は1億円は必ずもらう。普通の衆院議員は手取りで70万、60万くらい」

 

本澤先生、こんばんは、フェイスブック繋がりの朴貞花様が出版資金を募っております。貼り付けます。八千代、青柳

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2022年5月16日 (月)

沖縄核抜き本土並みの虚実<本澤二郎の「日本の風景」(4446)

核抜き本土並みの虚実<本澤二郎の「日本の風景」(4446)

<メースB核撤去費用は日本側莫大負担でペンタゴン大喜び>

 政治屋は平気で真実を隠したり嘘をつく、主権者を裏切る人種だ。ゼレンスキー・プーチン・バイデンだけではない。沖縄の復帰50年を機会に「核抜き本土並み」に関連した門外不出の真相を紹介する。沖縄返還を目前にした1969年11月の佐藤首相とニクソン大統領の首脳会談前後に、これが現地の琉球政府と永田町を激しく揺さぶった。

 

 外務省は、駐米大使からの報告で「困難」との立場を崩さなかった。しかし、三木武夫外相ら自民党内のハト派は「本土並み返還」を主張、佐藤を追い詰めていた。無論のことで琉球政府は、核抜き本土並みを強硬に訴えて、これに同情的なリベラル派・木村俊夫官房副長官を困惑させていた。

 

 他方で、佐藤は京都産業大学の若泉敬を密使として、ニクソン大統領補佐官のキッシンジャーらと接触させていた。例の「非常時の核持ち込み」密約を推進する羽目に追い込まれる。非核三原則は最初から水漏れだった。この返還密約を、毎日新聞の西山太吉記者が、ワシントンからの外務省への極秘電文の写しを入手し、これが野党の社会党に持ち込まれたものだから、国会が大混乱におちいる。米国立公文書館で、この密約が証明されるのは、大分あとのことである。さてその前の大問題は「沖縄の核メースB」撤去に米国防総省が応じるのかどうか。これが日本政府最大の難問だった。

 

 政府部内は、外務省の意向を受けて厳しい見方をしていた。こうした場面でいち早く「ワシントンはOK。むしろ歓迎している」という信じられない情報を、自民党本部国際局と情報局国際部は入手していた。当時の国際局長は、岸内閣の外務省事務次官の山田久就、情報局国際部主任の中原義正。

 当初は佐藤も自信がなかった。現に明言を避けていたが、若泉報告で確認することになる。日米首脳会談直前の屋良朝苗主席との会見の場面で、佐藤の表情が緩む。

 

<アメリカが撤去プロポーズを求めていたというのが核抜きの真相>

 自民党の国際部は、有楽町の外国人特派員協会の米人記者(当時ワシントンポストのロバートハロランやNYタイムズ記者)と接触を試みていた。その目的は米国内世論工作のためである。幸い、彼らはホワイトハウスや国防総省(ペンタゴン)の内情に詳しくキッシンジャーともパイプがあったようだ。

 

 核兵器の維持や撤去には、法外な費用がかかる。「日本で負担してもらいたい」というのが、ワシントンの意向だった。日本国内では、この事実は全く報道されていない。今もってだ。費用にどれほど掛かったのか?会計処理は?これは未だに不明である。米国は日本側からの核抜き本土並みは、願ってもないことだったのだ。

 

 横道にそれる。1972年2月に三木外相が北京入りしている。三木を案内した周恩来秘書を上海でつかまえた。彼は中国共産党の要人から依頼されていたことがあった。それは「尖閣(釣魚島)は中国の領土。三木に受け入れるように伝えるように」と。

 三木は仰天してしまった。「そんなことをしたら私は帰国した途端、殺される。それならすぐ帰る、と周恩来総理に伝えてほしい」と。秘書が総理に報告すると、周恩来は即座に問題の要人に連絡した。「今の我々の仕事は、日本との国交正常化の問題だ。領土問題ではない」と釘を刺し、事なきを得た。

 

 三木は「沖縄は核抜き本土並み返還で決着がつく。私も自民党総裁選に出るが、田中と大平の日中正常化路線で三者は協力する」と伝えると、周恩来は「ありがとう」と感謝を述べた。三木・田中・大平の三派連合に中曽根派も加わって、岸と佐藤が支援した福田赳夫は敗北することになるが、北京は田中内閣誕生を5か月前に知ったことになる。

 外交部の孫平化と肖向前がいち早く、そのための体制づくりのために日本に入るが、周恩来の外交手腕を裏付けている。7月7日に七夕内閣、3か月後の田中・大平訪中によって日中関係は正常化する。尖閣が浮上するのは、石原慎太郎や山東昭子らと当時の松下政経塾の野田内閣である。

 

<原因は固定の中距離核基地は時代遅れの危険なミサイル>

 中原は「メースBという中距離弾道ミサイルは、戦略的に時代遅れになっていた。核抜きは日本側の要請ではなく、アメリカからのプロポーズだった。既にペンタゴンは、ミニットマンという潜水艦から発射する大陸間弾道ミサイルを投入していた。これは一発から16発の核弾頭が発射される威力あるもので、メースBは固定基地のため、むしろ危険だった。いま自民党極右が敵基地攻撃を叫んでいるが、移動するために無意味、馬鹿げた議論だ。カネを引き出すための防衛論で、国民を騙すのもいい加減にすべきだ」などと語っている。

 

<沖縄も日本政府も不安、米国は密約(非常時持ち込み)でウハウハ>

 知らぬは日本人のすべてが、核抜き本土並みに懸念を抱いていたが、実際はアメリカの撤去要求が真相だった。そのための撤去費用は、今も秘密にされている。野党は質問さえしていない。1972年1月の自民党本部8階の新年会で、佐藤は突然、党本部職員だった若い中原を呼んで、乾杯の音頭を取らせた。こんなことは前例がない。

 

 核抜き本土並みで一番喜んだのは、ニクソンの方だった。しかも、密約で核の持ち込みを約束させていた。それでも佐藤は、ノーベル平和賞をもらった。政治のいい加減さでもある。 

 

<安倍父子の核兵器製造野望疑惑は本当か=どう動く米CIA

 オウム事件やもんじゅ西村成生謀殺事件、フクシマ東電原発4号機疑惑などから、岸の一族が核兵器製造の野望を抱いていることが、ぼんやりと見えてきたようだ。

 拉致問題を棚上げしてきた安倍、オウム死刑囚の大量処刑を喜ぶ安倍、そしてフクシマ隠しの4兆円五輪賭博と4号機の秘密工場疑惑について、日系米人ジャーナリストの島津洋一レポートは、かなり突っ込んだ取材をして、一部の専門家を驚かせている。

 

 「日米安保は日本核武装を阻止するため」と明かすキッシンジャーの言動をホワイトハウスは、そしてCIAは今どのように受け止めているのか?

 

<岸・佐藤・安倍の遺伝子に振り回される日本の悲劇>

 思えば商工官僚・長州の岸が、財閥の代弁者となって東条英機内閣の商工大臣、敗戦でA級戦犯容疑で巣鴨刑務所入りしたものの、CIAに見初められて奇跡の政界入り、ついで政権を手にするや実弟の佐藤、娘婿の安倍父子へと、日本軍国主義の本格復活へと走らせている!

 旧国家神道・統一教会を配下に従えて!

 

 とどのつまり悲劇は沖縄だけでなく、日本列島全体へと拡大している?違うだろうか。日本国憲法死守が、日本国民と日本政府・アジア諸国民の役割ではないだろうか。沖縄の戦後は終わっていない。

2022年5月16日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

2022年5月15日 (日)

沖縄の515新戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4445)

沖縄の515新戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4445)

<復帰50年を機会に大声で国際社会に米軍基地撤去運動を叫べ!>

 日本人は外国人と対話したり、外国に出かけたりすると、とても恥ずかしい思いをさせられる。なぜか?日本には外国の軍事基地があるためだ。恥を知る日本人は、このことで胸を張ることが出来ない。

 

 沖縄の復帰50年の515に考えさせられるのは、この一点である。岸田首相は目下、バイデンの番犬のように地球を駆けずり回っているが、その見返りに「米軍基地撤去」を申し入れているに違いない?ヒロシマの人間であれば、なおさらのことだろう。

 

 米軍基地を容認するような政治屋を排除することは、まずは沖縄の責任である。県庁には、米軍基地撤去運動のインターネット基地があるに違いない。ウクライナ戦争でドローンが幅をきかせているように、ネットを駆使して、ワシントンや国連本部の各国大使らに大々的に大量発信すればいい。街頭デモだけでは、もう時代遅れだろう。

 

<今時外国の軍事基地を受け入れている国は存在しない!>

 恥を知る日本人は、沢山いるはずであるが、何をどうすべきかについて、全く気が付いていない。それは沖縄人にも言えることである。恥を知る人間が結束すれば、フィリピンのように米軍基地を撤去できる。「沖縄とスービックは違う」などと屁理屈を口にする輩は、日本人ではないからだろう。

 

 このご時世に外国の軍事基地を受け入れ、金まで出している馬鹿者の国が存在するだろうか。「米軍を番犬・傭兵にすればいい」などとほざいた岸信介の仲間を知っているが、見識のある・善良な日本人に対しては「死ね」という意味である。

 

 沖縄県も知恵を出す必要があるかもしれないが、それは簡単なことである。県民+全国民がネットで結集して、ワシントンとニューヨークに基地撤去攻撃をすればいい。カネもかからない。時間も不要だ。

 もうそろそろ胸を張って、外国に行けるようになりたい。せめて小銭をためてコスタリカに行ってみたい。コスタリカ?知らない人はスマホかパソコンで調べてほしい。

 

<1972年の日中正常化では宇都宮徳馬さんのワシントン工作>

 1972年の沖縄返還と同時期に、日本に田中角栄と大平正芳の政府が誕生した。台湾派の岸・福田派を打倒したのだ。その数か月後に日本は中国と国交正常化を実現した。いまこの当時の様子を語れる日本人は少なくなったが、これの実現には相当な努力とカネがかかった。

 森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三など清和会関係者の知らない秘事となっている。中国と戦争に終止符を打つための鍵は、アメリカのニクソン政権の対応にかかっていた。

 当時、永田町には国際政治家はいなかった。いや一人いた。宇都宮徳馬さんである。彼はかねてからワシントンとの交流に情熱を傾けていた。国広正雄という名通訳を同行して、ワシントンに乗り込んで対話を重ねてきた。ワシントンのホワイトハウスのボスであるヘレントーマス女史とは、何度も交流してきた。

 

 悲劇の大統領で知られるジョンFケネディとは、沖縄の基地撤去で両者は、ほぼ同じ認識をしていた。ワシントンには死の商人が跋扈しているが、ケネディの思いは、その後にジミーカーターに継承された。

 

 宇都宮は、米議会のそうそうたる議会人を,カリフォルニア州のサンタバーバラに招いて、日中国交正常化問題をとことん議論した。ワシントンの懸念は「日本も共産国になるのか」だった。今から考えると笑い話なのだが、ことほど米議会工作の重要性を物語っている。かくして1972年9月の田中・大平訪中によって、日本と中国との戦争状態はピリウドを打った。

 

 さて米軍事基地撤去に向けた岸田戦略があるのかどうか知らないが、外交とはそう単純なものではない。目下の岸田の汗かきの条件は何か。基地撤去に向けた議会工作も不可欠だ。まさか極東の火種に基地を悪用させる?などという馬鹿げた対応はしないだろう。沖縄の県知事も腰を据える必要があろう。

 

<米議会工作を開始、同時に国連に執拗に呼びかけよ!>

 アメリカには善良な平和主義者も少なくない。バイデンと最後まで大統領候補を争った人物は、若者に人気のあるバーニーサンダースだった。彼は平和軍縮派で、まるで宇都宮徳馬そっくりだった。

 

 最近ウクライナ問題や勇気あるスノーデン映画に関連して、オリバーストーン監督の勇気ある映画を見たのだが、彼は「沖縄の悲劇」を映画にするだろうが、誰も働きかけをしていない。要するに日本政府も沖縄県も日本の平和団体も、本格的な基地撤去運動を展開してこなかった!それが死の商人を沖縄でも跋扈させている理由なのである。

 

 国連にも呼びかけよう。世界各国の国連大使を沖縄に呼べばいい。質素な接待でも可能だろう。中南米やアフリカ諸国の大使、東南アジアの大使らも同情してくれる。沖縄観光巡りには、必ず沖縄戦見学コースを入れるのである。

 

<半植民地国家・日本を恥じよ!国民運動の再構築不可欠>

 昨夜も法律家と対話していて理解したが、今の沖縄の惨状を知ると、いまも日本は独立国家とは程遠い。半植民地国家なのだ。属国という言葉が保守の世界からも噴出している。

 

 ヒロシマ選出の岸田はどう考えているだろうか。A級戦犯のはずだった岸信介の孫と同じわけがない。同じであれば、広島県民が岸田を退治するだろう。

 現役時代に官邸から霞が関へと向かう、下り坂の右手の官庁に「北方領土返還」の垂れ幕が掛けられていた。沖縄の基地撤去の垂れ幕が、目下何もしない外務省の建物にぶら下げてはどうか。

 米CIA配下の日本人外交官があわててワシントンに報告するだろうが、そろそろ沖縄復帰50年を機会に、世界的に想像もできない米軍基地撤去に向けた国民運動を開始しようではないか。インターネットを駆使するのである。子供でも出来る!

2022年5月15日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月14日 (土)

急ぎ資産課税を!<本澤二郎の「日本の風景」(4444)

急ぎ資産課税を!<本澤二郎の「日本の風景」(4444)

<トヨタこの2か月で6100億円=汗かかず日米金利差で円激安暴利>


未だにアベノミクスという国民の目を誤魔化してきた、経済・金融政策から抜け出せない日本政府と黒田・日銀の円札を刷りまくるだけの、素人でもできる悪辣な無能路線の踏襲で、目下の円の急激な落下で、産業界に深刻な悲劇を与えている。そのことをしっかりと報道も出来ない新聞テレビと、それを追及しない国会で、民衆は不安を抱え、日々うろたえてその日ぐらしをしている。

 

 むろん、円の激安効果で輸出産業はウハウハ。トヨタは何もしないで、この2か月の間に6100億円が転がり込んだ。このことを事情通が、何度も何度も「書け」と圧力をかけてきている。

 

 対策を尋ねると、それは「資産課税を実施するしかない」と指摘する。株転がしで暴利を得ている1%と、その周辺のずる賢い輩から、資産課税で奴隷のようにいたぶられている国民に回せというのである。欧米では富裕層に対する課税を強化している。日本もそうすればいい。これは緊急対策である。

 アベノミクスは、民衆に瀕死の重傷を負わせていることになる。

 

NTTドコモ・日本郵船などもぼろ儲け=アベノミクス効果>

 アベノミクスの黒田ゼロ金利政策と、他方で米国債の金利はぐんぐん上がって、激円安は今後も続く。ドル暴落?ありえない。米国はドルの刷りまくりにブレーキをかける。外国のハゲタカ基金は、為替操作でぼろ儲け、比例して円は下がる。アホすぎる黒田の手口を知って、円売りドル買いに走り、円安ドル高を拡大させてゆく。

 

 日本のずる賢い金持ちも便乗するため、資産は大きく膨らむ。トヨタだけではない。NTTも、である。言われてみると、携帯電話代金が一向に下がらない。菅が「下げた」というのは嘘であろう。わがスマホの値段は上がっている。

 

 この数か月の間に、資産がぐんぐん増えている1%がいる。大衆はただ眺めているだけだ。政府も日銀も茫然自失の体である。そのことさえも報道しないヒラメ記者ばかりでは困る。

 ストレスのたまる大衆は、高血圧や糖尿病などで体調を悪化させている。確か岸田は銀行マンだった。資産課税を急ぎ実施すべきだろう。「こども家庭庁」という、なにやら選挙向けの組織の乱発で、若者や主婦を誤魔化すことは、許されないだろう。役人天国を貫徹し、民衆をたぶらかせる狐とタヌキ政治でいいのか。

 ここは資産課税で、財閥1%の内部留保500兆円にも課税すべし。天の声であろう。

 

<財閥企業取締役は自社株買いでボーナス数億円の異常>

 アベノミクスでの恩恵は、巨大企業である財閥の取締役に法外な利益を上げさせている。大衆は知らない話だ。

 日銀が日本株の最大の株主になることで、株式を買い支えている信じがたい事態が起きている。それに株屋から小金持ちが手を出すというのだが、日銀の株買いによって、株高が実勢価格とは関係なく高値を維持出来る。

 そこで経営陣は自社株買いをすると、もうそれだけで株が跳ね上がる。その結果、取締役は数億円のボーナスを懐に入れている。黒田・アベノミクス効果は、民衆の懐具合とは無縁なのだ。

 

 事情通の内幕情報に腰を抜かしてしまったものである。皆さんはご存知か。自由で開かれたと喧伝する日本資本主義・官僚社会主義の魔術なのか。開いた口が塞がらない。

 資産課税で吸い上げることが、断固として不可欠なのである。

 

<日本政府・日銀は高みの見物>

 弱者・貧者は先を見通すことが出来ない毎日である。信仰に飛び込んでいる純真な庶民は、存在しない神仏に祈りを捧げている。これは哀れを通り越して痛々しい光景である。

 「木更津レイプ殺人事件」も、そうしたことを教えている。

 こうした危機的現状に対して、日本政府と日銀は劇的な物価高に対処していない。国会での議論も聞こえてこない。まるで高みの見物を決め込んでいる。そして右から「軍拡予算を倍増せよ」と叫ぶ声ばかりだ。それを女性党幹部が率先してわめいている。

 

<中小企業・非正規労働者=大暴動が起きる?起きない?>

 目下、警備や公安当局は日本に限らないだろうが、厳しい事態に直面しているに違いない。余りの不公正な社会では、人々が怒り出す。日本は違う、といえるのか。資産課税で人々の不公平感を是正するしかない。富の公平な分配が政治の責任である。

2022年5月14日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

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2022年5月13日 (金)

表面化する「ムサシ」疑惑<本澤二郎の「日本の風景」(4443)

表面化する「ムサシ」疑惑<本澤二郎の「日本の風景」(4443)

<民間企業に独占させた選挙自動投開票作業と不正選挙疑惑>

 「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)を書いたとき、読売のナベツネの前の政治部長・多田実さんが、ひどく誉めてくれた。結果はその通りだった。しかしながら「ムサシ」のことは、全く知らなかった。投開票は関係者の立会人による手作業で、投票用紙を一枚一枚確認しているものとばかり思っていた。それは、今も多くの国民もテレビ報道を見ながらも「ムサシ」という、金儲けの独占的民間企業による投開票作業について気付いていない。

 

 不正選挙疑惑は欧米でもよくあることだが、日本では政党関係者までが羊の群れのような存在なので、気付こうとさえしていない。何事も表と裏がある。関係者のコンピューター操作や運用次第では、結果を左右できるだろう。

 

 「ムサシ」疑惑が再び持ち上がってきている。目を覚ます議会人が今度こそ現れるのかどうか。2022年危機は、戦後最大の政治課題を主権者に突き付けている。まだ分からない人がいるのかもしれないが、油断すると、プーチンのいうネオナチ体制が、日本にも誕生するだろう。断言できる!

 

 ウクライナのゼレンスキーが東京にも?冗談を言っているのではない。

 

<選挙制度疑惑から「ムサシ」に気付いた20年遅れの法律家>

 政治改革と称した偽りの小選挙区比例代表制が、ここ20年の清和会・日本会議政治を可能にしてきた。一般人は、それでも気付かない。

 このほど勉強熱心な法律家が、初めて「ムサシ」を口にした。「小選挙区制で不公正な投票結果に泣いている国民に、追い打ちをかけるような独占的な選挙事務の一切を民間企業に任せている。とんでもないことだ。野党はどうして問題にしないのか」と。

 

 どうしてわかったのか、と問いかけると、blogで調べていたら「ムサシ」が飛び出してきた。本当に驚いた、というのである。

 

 筆者は何度もblogで警鐘を鳴らしてきた。理解する、分かる有権者も現れてきているが、なぜか野党が動かない。「買収されている」可能性を指摘できるだろう。鼻薬をかがされていると、人間は弱いものである。カネに人は弱いが、特に政治家でない政治屋がそうだ。

 

 数日前は、原子力ムラの細田博之という、経産省出身の世襲衆院議長が「100万円足らずでいいのか」と報酬の低さ?をわめいた。とんでもない男である。世界一の高給を懐に入れていることに蓋をかけているのである。議長は首相と最高裁長官と共に、最高給を懐に入れている。原子力ムラからの裏金は天井知らず、と見られている。

 

<巌流島で小次郎を倒した武蔵から命名した「ムサシ」>

 「ムサシ」を亡くなった法律家は、関東の武蔵の国から命名したものだ、と妻に説明したようだが、間違いだと思う。長州は武蔵と小次郎が戦った巌流島の「ムサシ」だろう。

 

 大株主が安倍晋太郎、晋三の父親である。そっくり相続したはずだ。選挙事務は旧自治省、いまの総務省である。安倍は長く側近の松下政経塾出身の極右女性議員に任せて、新聞テレビなど言論界を監視させてきた。菅もそうだった。

 

 「ムサシ」とは、永久に政権を国民・野党に渡すことはしない、という意味があるのではないのか?

 

<二度も選挙に飛び出した自民候補も知らなかった!>

 数年前に二度も総選挙を戦った知り合いに「ムサシ」のことを伝えたところ、彼は全く知らなかった。自動投開票から投票用紙にいたるまでの一切の選挙業務を、一社に独占させている。入札もなしだ。

 

 彼は手作業による公正な投開票だと信じ込んでいたので、当方が面食らってしまった。最近は期日前投票の期間がどんどん長くなってきている。このことについては「公明党創価学会向けだ」と理解していたのだが。

 

 期日前の票の扱いはどうなのか。どこで誰が?誰も分からない。票のすり替えも可能だろう。不正の温床は、民間任せだと、何でもできることになる。第一、投票用紙もいくらでも用意できるのだから。不正やりたい放題の「ムサシ」という疑惑が浮上して当然であろう。

 

 小選挙区制を強行した小沢一郎に見解を求めてはどうか。政党助成金は必要なのか。不要である。財政破綻国家の日本である。

 

<「選挙前に小遣い稼ぎに大量買いする」といった自民秘書>

 おそらく20年もの間、自民党本部と首相官邸に居座ることが出来た政治記者は、前例がないだろう。派閥抗争取材を楽しんできた凡人ジャーナリストの人脈は、それこそ隅々にまで及んだ。

 自民党秘書との交流からは、その一つとして「秘書残酷物語」(エール出版)を誕生させた。何でも電話一本で取材することが出来た。週刊新潮の清水記者は、毎週自宅に電話をかけてきた。

 この聞いたこともなかった「ムサシ」についても、知り合いの秘書に聞いてみた。代議士が話せないことは、秘書だと答えてくれる。彼は「選挙が近づくと、決まってムサシ株を買う。必ず値上がりするので、みんな小遣い稼ぎにムサシ株を大量に買っている」と教えてくれた。

 

 「ムサシ」は上場企業なのだ。安倍晋太郎が大株主と聞いただけで、なんとなくきな臭い。小選挙区制もそうだったが、選挙の秘術もその一つの可能性が高い。

 

<公正取引委員会(独禁法)が動かない怪しげな独占選挙企業>

 法律家は、真っ先に独占禁止法が頭に浮かぶ。同時に公正取引委員会のことも。ただし公正取引委員会は、動くに動けない。お分かりか。政治に支配されている国の機関に過ぎないのだから。

 

 この場合は、野党が国会で問題提起する。ついで新聞テレビが叩けば、埃はすぐ取り払うことが出来る。しかし、この二つの機能がおかしい。

 

 野党も新聞テレビも国民の味方をしてくれない。この10年の間にそうなってしまっている。だれも改善・改革しようとはしない。これでは国民は、余りにも悲劇だ。追及するblogにも、電通は卑しい人物を貼り付けて、厭味ったらしい批判コメントで攻撃してくることも分かってきた。

 

<手作業開票が一番正確な開票業務=総務省は怪しい組織>

 公正な選挙は、国や自治体にも存在する選挙管理委員会によって、一から十まで管理・運用させればいい。開票の場面では、候補者の立会人によって不正を排除できる。これが最善である。

 

 「ムサシ」を排除すれば、開票が始まった時点での当落報道はなくなる。NHKと「ムサシ」の怪しい関係も排除できるだろう。総務省にメスを入れる必要があろう。まずは野党が決起するしかない。

 昨今の翼賛体制化を排除することが出来るのかどうか。「ムサシ」にメスを入れ、これを排除することが出来るか。日本の民主主義の鍵を握っている。

2022年5月13日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月12日 (木)

日米安保・NATOは国連憲章違反<本澤二郎の「日本の風景」(4442)

日米安保・NATOは国連憲章違反<本澤二郎の「日本の風景」(4442)

<恒久的軍事同盟は違反=国際民主法律家協会の声明>

 1946年パリで設立された国際民主法律家協会と日本国際民主法律協会のメンバーが昨夜、連絡をしてきた。日本の新聞テレビは、バイデンやゼレンスキーを善玉、プーチンを悪玉と捉える報道に徹しているが、プーチンの軍事行動は国連憲章51条において法的正当性がないと指弾する、一方で攻めるバイデンNATOには「恒久的軍事同盟は憲章に違反する」との国連憲章の立場・見解を明らかにして注目を集めている。無知な国民に一石を投じたものだ。

 

 日本政府と日本の大半の報道は、国連憲章違反なのだ。同協会は世界の90か国の弁護士や学者らが中心になって、憲章の原則を守ることを大きな目標に活動している権威ある非政府組織である。

 

 戦争の当事者は、共に悪玉である。現に死の商人経済と言われるアメリカは、笑いが止まらないほど武器弾薬利益と原油高で、空前の繁栄を謳歌している。日本人は、1%を除いて深刻な生活に追い込まれている。年金・医療・福祉の崩壊が待ち構えており、かつての経済大国の様相を感じ取ることが出来ない。

 

<安倍・自公・日本会議の戦争三法は憲章2条4項違反>

 戦前の天皇制国家主義そのものの自公政治に、抵抗力を喪失してしまった日本国会と国民は、改めて安倍・日本会議に同調した公明党創価学会によって強行された、特定秘密保護法・集団的自衛権の行使容認による自衛隊参戦法・共謀罪の、いわゆる戦争三法を、廃案をさせる責任があるだろう。

 

 特に集団的自衛権の行使容認について、同協会は2015年8月の声明で「戦争へと進む日本の立法に反対する声明」を出している。思えば、このころから信濃町の混乱が大きく広がった。公明党創価学会が戦争党に変質した場面である。学会内部からの離反は、今も継続しているらしい。

 

 最近になって、顕正会という反創価学会教団が活動していることが分かった。

「学会を飛び出した信者がかなり顕正会に入会している」との関係者の話を聞いたばかりである。知り合いの中には「20年前に聞いた」と明かすほどだ。

 

 アメリカは戦争国家で知られる。現に沖縄の基地の強化に忙しい。対中戦略のため、日本の南西諸島で自衛隊を駐屯させている。これは台湾有事を想定したもので、東アジアを新たな戦争の火種にしようとの陰謀策略だ。

 アメリカの属国化を肯定する自公・日本会議の戦争戦略は、明らかに9条と憲章違反である。

 

<9条は日本降伏文書・ポツダム宣言などで法的拘束力>

 日本は、三国同盟のもとで、ヒットラー・ムッソリーニ・ヒロヒトの世界制覇に狂奔して、2発の原爆投下で敗北した。300万人の自国民と海外の数千万人の死傷者を出した。ヒロヒトは、事実上、日本国民を羊のような群れにして従わせるという条件?で、生き延びたと理解できる。しかし、世界はヒロヒトの罪を許してはいない。最近のウクライナ政府資料でも明らかにされた。

 

 天皇家の出自も問われ始めた。小泉・安倍も、である。筆者は先に75年前の憲法公布のヒロヒト勅語に目を通した。日本国民は戦争しない憲法を正しく運用する、と約束することで、極右・日本会議等の跋扈に釘を刺している。神道日本会議はどう応えるだろうか。安倍も菅・岸田もヒロヒトの公約を放り投げるのか?

 

 国際民主法律家協会は、日本は第二次世界大戦の降伏文書・ポツダム宣言・国連憲章2条4項(武力行使の禁止)、すなわち9条は国際法の下で法的拘束力を受ける。したがって「日本政府はすべての戦争を放棄し続けなければならない」のである。平和国民の総意だ。

 

 集団的自衛権行使容認は論外である。いわんや戦争国家にするための憲法改正は許されない。国連憲章違反となる!

 

<国連憲章は日米安保・9条改憲を禁じている!>

 アメリカは日本など各国と軍事同盟を結んでいる。武器を持つゴロツキ国家であって、これは世界の不安定要因となる。旧ソ連もそうだった。ソ連崩壊で軍事同盟のワルシャワ条約は消滅したが、NATOは拡大する一方である。そうしていま戦争が起きた。ウクライナのNATO加盟を前提にしている。

 恒久的軍事同盟を憲章は戦争要因として禁じている。同じく日米安保も。日本は国連憲章違反国である。9条も同じく改憲による戦争国家を禁じている。

 

 武力行使を前提とする日本の集団的自衛権の行使容認も憲章違反である。

国際民主法律家協会と日本国際民主法律家協会による、国連憲章の原則を死守する活動に敬意を表したい。参院選を目前にしている現在の同協会活動に有権者の理解と協力が、日本の前途に光明をもたらすために不可欠だろう。

2022年5月12日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月11日 (水)

復帰50年の沖縄危機<本澤二郎の「日本の風景」(4441)

復帰50年の沖縄危機<本澤二郎の「日本の風景」(4441)

<平和の島に日米産軍体制の野望が見え隠れしてきた!>


77・75・50 この数字の意味が分かるだろうか?敗戦から77年、平和憲法公布から75年、そして沖縄復帰50年。中国との歴史的国交正常化からも50年である。侵略戦争のツケだ。為政者次第で、国民は果てしない悲劇を被る。この間、米国は戦争犯罪者に政治を支配させた。その最高責任者は、贅を尽くす生活をしている。他方で、塗炭の苦しみをしている国民がいる!これをどう理解すべきか。

 

 復帰50年を迎えた沖縄は、依然として日本占領国のアメリカに支配されている。それに異議を申し立てない沖縄県民!この不条理をどう理解すべきか。ヒロヒトの責任は、果てしなく人々の胸と頭脳をかきむしる。

 この後はどうなるのか。ワシントンの中国封じ込めの第一線で活躍?を強いられていく!数年前、千葉県で廃品業を営んでいた沖縄人が亡くなったと聞かされた。数回お世話になった。親切な善意の塊のような人だった。琉球王国から薩摩藩に占領されたあとの平和の島は、二度と昔に戻ろうとしない?

 

 極東の要石は、新たな米戦略の最前線に位置づけられている。プーチンとゼレンスキーとバイデンの三角関係は、東アジアにおいて真っ黒な花を咲かせつつある。昨日配信された時事通信の記事から、その様子が見て取れるのである!

 

<台湾を巻き込む中国封じ込めに軍事力行使も?>

 台湾は中国の一部である。他国があれこれ文句を言うことは、内政干渉に当たる。そこに台湾独立派の政府が出来ると、これは北京も黙ってはいられない。ここにこそ政治の出番があるのだが、双方の対応次第では内政干渉問題が起きてくるだろう。

 孫子の兵法の中国である。何よりも対話が基本である。武器をちらつかせるようでは、孫子が泣くだろう。外からの介入、それはウクライナがそうであるように、台湾でも死の商人が、まるでハイエナのように襲い掛かる可能性が高い。

 

 確かにロシア包囲網は、中国封じ込めを予感させる。米産軍複合体が興味と関心を示している。東京の国家主義政治も同調、暗躍するだろう。今がそんな時期か。東アジア最大の火種となるかもしれない。戦前の大英帝国は、香港でアヘン戦争を仕掛けた。さらに日清戦争を仕掛けて、清朝を滅ぼした。日清戦争は、今のウクライナ・ロシア戦争そのものである。主役はアメリカ大帝国に代わっただけである。

 

 ロシアのプーチンには、孫子の兵法「戦わずして勝つ」という策略がなかった。北京はどうか。台湾有事を流布することで、既にワシントンの死の商人は、台湾だけでなく日本、韓国、東南アジア諸国へと武器弾薬を大量に売り込んでいる。日本国粋主義者は、これに便乗して「専守防衛」の衣を脱ぎ捨てようと言い出している。

 

<第二のウクライナを狙うワシントンの死の商人>

 ワシントンの戦争屋は笑いが止まらない。米兵を一人も死なせることなく、相手を叩きのめすデジタル・電子戦争によって、空前絶後の金儲けをしている。

 戦争を口実に、原油の急騰を招来させ、それによる利益も膨大である。さらにドル高円安効果と金利差の拡大で、日本の資産もニューヨークへと、途方もない金が流れている。これこそが、安倍のアベノミクス・黒田日銀の金融暴政のお陰である。日本の貧困は事実である。

 コロナで泣いている中国の日本企業は、台湾問題でも苦難を強いられようとしている。このままワシントンの属国に甘んじる日本でいいわけがないだろう。日本国憲法が求める自立外交が不可欠だ。7月参院選の重みが見て取れよう。目を覚ませ!

 

<台湾人にも沖縄人にもゼレンスキーはいない!>

 筆者は、台北にも沖縄にもゼレンスキーはいないと信じている。売国奴は排除せよ、である。自立する沖縄の人たちに期待したい。国家主義に屈するな、である。

 

<正念場の沖縄にとって自公排除が決め手か>

 人々の運命は、一握りの為政者に握られている。戦前はヒロヒト、今は安倍や公明党の右翼に。自公体制排除が、国民が平和に生きるために必要不可欠だ。野党の一本化に生きる道がある。

2022年5月11日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月10日 (火)

原子力ムラと世襲議員<本澤二郎の「日本の風景」(4440)

原子力ムラと世襲議員<本澤二郎の「日本の風景」(4440)

<死の商人もまとわりつく資本主義政治の危うさ>

 女性を性奴隷にして、日本やくざとも連携するフィリピンやくざを、力で押しつぶしてきた大統領・ドゥテルテを、フィリピン女性が大歓迎していたら、なんと新大統領に独裁者・マルコスの長男が就任するという。ここから何が見えるだろうか。

 

 原子力ムラと政治の世襲の、切っても切れない結びつきが見えてくる。カネと票を提供する原子力ムラが背後を固めると、世襲候補は頂点を目指し、目的を達成することが出来る。同じことが日本でも起きた。いずれアメリカでも起きるだろう。ウクライナで生物兵器研究所などで暗躍していたのは、当時オバマ政権の副大統領だったバイデンと彼の息子。そのことが、ワシントンで話題になっている。

 ウクライナでは麻薬も猛威を振るっていたという。政治屋や死の商人は、こっそりと闇の世界にも手を染めがちだ。A級戦犯となった安倍の祖父・岸信介は、満洲国傀儡政権下で麻薬利権に手を染めていたことは、いまや公然の秘密だ。反共主義者でもあった岸を米CIAは、見事に政界に復帰させた。

 岸の娘婿の安倍晋太郎は健康を害してしまったが、孫は目的を果たした、というよりも日本の民衆を沈没させるほど、国民生活に被害を与えた。配下の日銀の黒田は、これからも民衆の台所をいたぶろうとしている、と見られている。

 

 一見すると、資本主義は共産主義に勝っているようだが、どうして大きな落とし穴が待ち構えている。巨大な金と票を有する組織体が、議会を掌握する、そのことを日米の政治が証明している。しかも、そこでは人々の行動を監視する組織が、太く根を張り、自由であるはずの主権者を拘束する。そこに血税がたくさん流れる。人びとは、自分で自分の首を絞めているのである。この面では、政治の体制如何にかかわらず、強行されている。弱者・貧者の結束が不可欠なのだが、現実は今の野党を見れば逆である。人間の所作は、複雑で悪魔性に満ち満ちている。最初から腐ったリンゴが国際社会なのだ。

 しかも、世襲議員には、原子力ムラと一体化している「死の商人」がまとわりついている。安倍家と日本軍需産業の雄として知られる三菱との仲は、もう古く岸の時代からだ。これに三井も並ぶと、安倍の改憲軍拡論の背景を、研究者だけではなく、一般の市民も理解できるだろう。

 

<この世に戦争する善玉はいない!悪玉ばかり>

 インターネットの世界でも、ウクライナ人女性が活躍している。正確には活躍させられている。美女たちは、ロシアのプーチンを非難し、ひたすらゼレンスキーのウクライナ支援と救済を、日本国民に求めている。応じる日本国民と政府に感謝の声を挙げている。

 プーチンがウクライナ東部に軍事侵攻した時の驚きは、それこそ尋常ではなく、誰もがプーチンのロシアに恐怖を抱き、ウクライナのゼレンスキーに同情した。しばらくするとゼレンスキーが、自国の市民を盾にして戦争にのめり込んでいる扇動者であることも分かってきた。アゾフ大隊というテロ組織が、ウクライナの正規軍になったことで、一部の人びとは目を覚まし始めた。

 

 CIA工作の物凄さは、東京で学ぶことが出来るが、同じことがキエフでも繰り広げられていることも分かってきた。ドンバスの内戦を映像で見ると、ロシア系住民に対するウクライナ軍の暴走に気付かされる。

 いえることは、戦争に善玉はいない。国際社会に向けた、善玉と思われようとする軍の指揮者の、嘘で固められた情報戦の物凄さが見えてくる。チェルノブイリの教訓に蓋をするウクライナ政府は、フクシマを隠ぺいするために、4兆円賭博五輪を強行した安倍・自公政府とそっくりである。原油の高騰を待っていたかのように原発の再稼働を、大掛かりに強行しようとする安倍・菅と今の岸田と差があるのか?腐敗したウクライナ政府である。ロシアの腐敗と大差などない。

 戦争に善玉はいない。この戦争はバイデンとプーチンの対決である。そこに巻き込まれて平然とする岸田と、今なおプーチンと関係する安倍との対決にも注目したい。

 

<選挙制度が輪をかける日本の世襲政治の危機>

 悪しき選挙制度と関連する憲法を読んでいない、憲法知らずの世襲、政治屋・国会議員と近現代史を学んでいない思考停止の日本人と真実を報道しない言論界が、この国を前途を危うくさせている。

2022年5月10日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月 9日 (月)

弱者に増税<本澤二郎の「日本の風景」(4439)

弱者に増税<本澤二郎の「日本の風景」(4439)

<五輪やコロナで血税垂れ流す財務省は車増税いじめ>

 知床事故など悲しいニュースがいっぱいの世の中だ。立憲民主党の元国会議員が新幹線料金を踏み倒したという、信じられない事件も発覚した。昨日は久しぶりに帰省した息子らと、缶ビールでちびちびと飲んでいたら「お父さんの時代は、一番恵まれていたね」と言われた。親に何かを依頼したことなどなく、自分流に生きてきた息子からの指摘は、槍で腹を突き刺されるように痛かった。今の現役世代の苦悩を伝えて余りあろう。

 

 現代を生きる日本人は、いかにも厳しい。大雑把に言って、赤子を含めて1000万円近い借金を背負っている。返還の目途は立たない。それでも4兆円五輪賭博やコロナ対策費と称して、これまた莫大な借金をつくったアベノミクス財政。アベノミクスで心臓をえぐられてしまった日本である。 

 

 案の定、届いたばかりの自動車税の封筒を、初めて開けてみた。どのように税金が確定したのか封を切ってみた。こんな思いを抱くのも初めてだ。従来は、無意識に請求書を郵便局に持参し、ただ払うだけの自分から、かなり進歩したことになる。このような経験をする市民は確実に増えているはずである。日本は非民主的な大増税国家だと気付いている。

 

 今日はナチスドイツに勝利した記念日という。安倍が心酔したロシアのプーチンに言わせると、多分、ウクライナのゼレンスキーだけでなく、ヒロヒトもヒトラーやムッソリーニと同様「ネオナチ」に違いない。

 

 筆者は天皇制国家主義の日本と分析してきた。天皇を神とするという幻想を人々に植え付けた、国家神道と教育勅語の日本である。そこへと日本を追い込んだ森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の清和会政治は、正にネオナチ路線といえるだろう。

 そこでは、日本国憲法が戦争を否定し、人権主義と国際協調主義を高らかに謳っていても、ナショナリストの耳に届くことはない。財閥など死の商人向けの、憲法破壊の悪政を暴走させてきただけである。

 弱者に対する増税が、ネオナチ財政当局の野望だろう。その一つが車増税に他ならない。

 

<新車新規登録から13年を経過したガソリン車など増税>

 自慢ではないが、新車に乗った経験は少ない。いつも日産の中古車を実兄に見つけてもらっていた。それでも車を洗う癖がついていた。ところが、1か月アメリカの高速道路をタダで乗せてもらった際に、目を覚ました。「車は人の足。洗浄無用」と。以来車を洗うことを止め、ガソリンスタンドでの窓ふきでやり過ごしてきた。

 

 人間の足として、車は田舎生活に不可欠である。無論のことで高額の新車などに乗れない。「新車新規登録から13年後のガソリン車」に相当するため、従って悪徳役人の狙う増税対象車となる。これこそが弱者いじめの典型なのだ。

 「ネオナチ政権」はネオナチ財務省といえるだろう。異論があれば、聞いてみたい。スズキのスウィフトは1200CCの大衆車である。友人が展示用の車を安く払い下げしてくれたもので、13年かそれ以上経っても6万キロ前後しか走っていない。近くのスーパーでの買い物に貢献してくれる大事な車である。息子の車もスバルの増税車だった。貧者が主導する時代が到来するのだろうか。

 

<電気自動車・燃料電池自動車などは対象外>

 資料によると、高額で庶民の手の出ない電気自動車などは、逆に税金を軽くしている。財閥・車屋向けだ。金持ち購入者には、助成金も出ているらしいが、貧者には縁がない。

 「新ナチス政権」は、財閥など富裕層のための政府である。アベノミクスによって、財閥は500兆円も溜め込んで、これを投資に回さない。

 

<弱者増税・富裕層減税の「ネオナチ」税制に沈黙する羊の群れ>

 弱者に増税し、金持ちには優遇税制である。ついでにいうと、宗教界にも闇の資金が莫大に流れている。政治と宗教の一体化を禁じている日本国憲法を、正しく適用しないと、日本は落ち込むだけである。

 ネオナチ税制に服従する羊の群れは、いつ目を覚ますのであろうか。

 自動車税封筒表紙が振るっている。「ルールを守って」とか「スマホで納付」などと。ルールを守らない財務省は言うまでもないが、息子に言われて気付いたことは、スマホにやたら「ゴミだ」「洗浄だ」という表示に応じていると、大金がかかるよ、と警鐘を鳴らされた。ひとつ勉強できた。

2022年5月9日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月 8日 (日)

子供と教師<本澤二郎の「日本の風景」(4438)

子供と教師<本澤二郎の「日本の風景」(4438)

<東京新聞5月5日付1面トップ記事にがっかり!>


珍しく玄関に東京新聞(中日新聞東京本社発行)が置いてあった。子供の日である。1面に子供たちの楽し気な顔が複数映っている。大見出しが「私たちの声聞いて」「小中学生のうったえ」とある。いじめや虐待に問題を絞ったもののようだが、正直なところ当てが外れた。子供教育・子供を教える教師・文科省に問題はないのか?ピンボケ?そんな思いを強くした。

 

 子供たちの思い・価値観は、教師への信頼・影響力が圧倒的に強い。いい先生に教えられた子供と、そうでない場合は、大人になって様々な岐路に立たされると、そこに大きな差、それは教養から人格にも及ぶ。特に近現代史と続く9条憲法の誕生には、避けがたい因果がある。

 

 嘉悦女子短期大学と二松学舎大学で教壇に立って強く、強く感じたことは、今の若者は歴史を知らない、大事な日本国憲法について全く教えられていない、教えられても教え方に問題があって、忘れてしまっている!教師の良しあしが極めて大事なのだが、これに文科省の姿勢も輪をかけて、社会人としての大事な知識・教養を身につけさせない。視野の広い、考える批判力のある国際人に育たない。この点が一番の子供と教育の課題である。いじめは許されない。あってはならないが、教師の熱意で相当程度抑制できるものだ。

 

 筆者も中学・高校の社会科の教師の資格を持っている。資格を取る最終場面で、東京・千代田区の九段中学校で研修、楽しい思い出が今も残っている。幼い精神のため、不見識な対応をして社会科教師に恥をかかせてしまったことも。

 音楽室でベートーベンの「田園」を初めて、一人で聞いて、その美しい音色に感動した。以来、何度も聞いた。自ら学んだ田舎の中学校の施設と比較すると、都心の一流中学に比べると、余りの落差にも驚かされた。そこは麹町中と並んで進学校といい、千葉県など遠方から越境通学する生徒も多かった。金持ちの教育熱心が、子供同士の落差をいち早く作り出していたことに、複雑な思いをした。富裕層と貧者の教育落差が、大学や社会生活においても決定的な格差を作り出し、幼くしてその原因の種がまかれていた。

 貧しい家庭の子弟は、いい学校や資格試験から排除されるシステムが、憲法の教育の機会均等という立派な規定のもとで、見事に絵空事であることも。

 せめて有能な人材は、暮らしとは関係なく、平等に扱われることで、いい人間・いい社会人・いい役人・いい政治家の世界にすべきだろう。民主主義は育たない。いじめなどに矮小化して、何も世の中のことを理解していない子供の声を聞けば、それで足りるわけではあるまい。新聞人に猛省を促したい。

 

<子供の人生・価値観は教師の影響が大きい>

 筆者と同世代の法律家は、孫のことに心配を抱いていた。というよりも、学校教育を担当している教師らのお粗末さを嘆いていた。ゆえに無事に中学を卒業して、ことし高校生になった孫のGWの来訪に、それなりの覚悟をもって自宅に迎え入れた。

 今のうちに少し叱り飛ばさないと大変なことになる。今年から18歳で、選挙権を行使することになる。あと2年で大人だ。やはりしっかりと基本を教え込んでおこう、と決意をみなぎらせていた。

 

 高校一年生の孫との対話が始まると、意外な展開となった。法律家の不安は杞憂に過ぎなかった。

 孫は、卒業を待って中学の校長に電話を入れて抗議した。理由は真っ黒な髪をしていない、大事な生まれつきの友人に対して学校は、理不尽にも「髪を染めろ」と指示してきた。半ば強制的な指示に友人は、渋々応じるしかなかった。孫は卒業後にそのことを校長に「人権侵害だ。謝罪せよ」と迫った。校長はたじたじとなった。

 孫の説明に法律家は納得した。相手が間違っている場合、泣き寝入りしない立派な孫の振る舞いに感激した。「なぜ校長が不当な指示をした時点で抗議しなかったのか」と問いかけると、実に振るっていた回答が飛んできた。

 「在学中だと内申書に影響が出る。在学中は無理だった」とこれまた正解である。われも唸ってしまった。内申書?

 

<内申書が高校進学に影響することを知っていた孫>

 筆者は子育てをすべて妻に任せていた。のちに「何度学校に呼びつけられたことか」と笑って教えてくれた。しかし、これは本人にとって重大なことだった。

 近くの公立校で失敗した。なぜか、今もって不思議に思ってきた。そうか、内申書か。今は理解できる。担任の覚えをよくしないと、いい学校に入れない。法律家の孫は知っていた。我が家は親も本人も気付いていなかった。

 子供のころは、少し暴れるくらい元気に育ってもらいたい、と思い込んでいた。内申書の重みに気付くのが遅かった。さすが法律家の孫は賢い。我が家は子供の教育に失敗してしまった。 

 

<歯を食いしばって抵抗を一時中断する賢い生徒も>

 学校と対立する元気な子供が少なくない。昔からだ。しかし、賢い生徒は内申書のことを知ると、賢く振る舞うのである。賢い行動が出来ないものは、いい高校に入れない。

 思えば、末っ子は高校生の時、僅かに通学時間から遅れた。これに若い担任教師が暴力で制裁してきた。息子らは怒りを登校拒否で抵抗した。その日の夜、同僚の母親の通告で、どこかに雲隠れしてしまったことが分かり、学校と父兄とで子供探しを始めた。この時は驚いた。夜中の捜索が始まった。長男が知恵を出してくれた。場所は渋谷駅周辺という。果たして信じていいのか?木更津市から渋谷駅?見当もつかない。お金もない。無銭飲食で捕まるか、最悪はやくざの奴隷にされ、永久に姿を見せなくなり、やくざ同士の戦争で命を落とす?最悪のことも脳裏をかすめた。もはや暴力教師のことなどすっかり忘れて、末っ子探しに狂奔した。

 幸い、当てもなく深夜飛び込んだ喫茶店の奥で、疲れて寝込んでいる息子ともう一人を見つけた。この時の父親の安堵は、とても第三者に説明できない。学校に抗議することも、本人に諭すことも忘れ、ただ無事を喜んだ。学校は警察にも連絡しなかった。

 

 学校や教師の暴力に対して、直ちに抗議の意思を行動で示した息子、他方、その時はじっと耐えて卒業した後に逆襲した法律家の孫、後者の知恵に軍配を上げたい。

 

<近現代史をしっかり教えて、世界一の9条憲法を教える義務>

 戦後50年の1995年に50人の仲間と南京と盧溝橋を旅した。その中に高校教師がいた。帰国後の感想文に喜んだ。

 彼は「これから自信をもって戦前の侵略史を教えられる」と答えたものだ。教師も近現代史を知らない。従って南京も盧溝橋も731部隊も、植民地支配のことも知らないまま大人になっている日本人。安倍も小泉もそうである。靖国神社は「戦争神社」なのだ。「神の国」論者は、死の商人に突き動かされて、軍拡改憲を叫ぶ危険極まりない国粋主義者の危険な輩なのだ。

 「日本もこれから近現代史を教える」と公約した首相は、三木武夫側近の海部俊樹のシンガポール宣言である。

2022年5月8日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月 7日 (土)

フクシマの現実<本澤二郎の「日本の風景」(4437)

フクシマの現実<本澤二郎の「日本の風景」(4437)

<ポーランド人カメラマンのリアル・フクシマを忘れるな!>

http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/318.html

これがフクシマのイマだ。ポーランド人の写真家が撮影したリアルフクシマな33画像が世界に衝撃を (2015年)

 ヨーロッパというと、ひどく遠いという印象が強かったが、最近はチェルノブイリの場所も分かってきたし、そこでは現在も森林火災やロシア軍の侵攻で放射能被害が重くのしかかって悲劇の連鎖が分かってきた。それでも、日本の政界や言論界は、本来の人道支援にソッポを向いて、戦争当事国の一方に肩入れして恥じない。

 

 ヨーロッパとウクライナのチェルノブイリは、とても近い。放射能被害の恐怖を抱いてきた国だ。311のフクシマを見て、ドイツのメルケル首相(当時)が即座に原発廃止を決めて、世界を驚かせた。それも今は理解できる。同じくウクライナの隣国・ポーランドのカメラマンが、311の4年後にフクシマを訪ね、カメラのシャッターを切った事情も分かる。

 

 チェルノブイリは、今後もずっと100年前後にまで尾を引くことになろう。同じくフクシマも100年以上も、人々の健康と精神と国の財政をいたぶり続けていくことも。廃炉に100年かかることも専門家であれば、当たり前のことなのだ。

 そのための100年の計がフクシマにも日本政府にもない。「今だけ」なのだ。「放射能は心配ない」とうそぶく安倍晋三という、戦後政治史上最も危険なナショナリストのもとで、今も鉄板で蓋をかけている。原子力ムラがフクシマを監視・抑え込んでいるのである。

 

 本日、ポーランド人カメラマンの2011年3月11日から何も変わっていないフクシマの現実を、忘れっぽい日本人のため、そして将来の多くの外国人観光客のために知らせる必要があろう。被ばく地・フクシマの碑を観光資源にするといい?

 

<チェルノブイリを経験してフクシマに飛び込んでシャッター切る勇者>

 このカメラマンの写真を、日本人カメラマンなら誰でも撮れそうだが、それは違う。チェルノブイリを知るカメラマンでなければ撮れなかった。世界的反響を呼んで当然だった。是非とも記録して時折、見てほしい。

 

 安倍のような狂気のナショナリスト・国粋主義者は、日本も核を持て、とか軍事費を倍額せよ、などと日本会議と財閥の野望をがなり立てている。恐ろしい魔神である証明ではないだろうか。日本国憲法が許容しない、排除すべき人物と断罪すべきだろう。

 長州は山口県民の判断にゆだねられている。捏造された明治史からの解放が求められている。世は21世紀である。国家神道と教育勅語の日本帝国に回帰することは、到底許されない。

 

<福島県は汚染地区とそうでない地区を内外に明らかにできるか>

 福島県民に問いかけたい。なぜ原子力ムラの知事を選ぶのか。なぜ佐藤栄佐久のような知事を追放して、平気でいられるのか。

 筆者は、彼が護憲リベラルの宏池会に所属していたころ、数回彼の参院議員事務所でおしゃべりしたことがある。東北人特有の実直で、物静かな人格者との印象を強く抱いたものだった。

 

 彼は、311を予言するかのように、東電福島原発の危険性を知悉していた。ひょっとして4号機で核弾頭の実験していた?という恐ろしい事実を知っていたのではないだろうか。日系アメリカ人ジャーナリスト・島津洋一レポートは、安倍をA級戦犯と断罪したが、これは本当かもしれない。オウム真理教は、そのための仕掛けの一つだった?違うだろうか。

 

 福島県民に問いたい。放射能汚染地区とそうでない地区があるのかどうか。汚染の濃淡はどうか。もしも、汚染していない地区があるのであれば、そこがどこなのか、どこが危険地区なのか。首都圏にも被害が及んでいる。コンクリート壁の国会議事堂内は安全だろうが、それ以外はどうなのか。汚染地区の子供の健康はどうなのか。11年経っても、これがいい加減だ。どうしたことか。

 

<原子力ムラ支配の県政と手を切ることが出来るのか>

 日本国憲法は、日本国民が主人公であることを明確に規定した。いかがわしい人物を罷免することも出来る。福島県にも法律家がいるだろう。原子力ムラと無縁の人物を、知事や市長に選ぶことが、政治の基本である。

 

 愚かすぎる札びら政治を踏襲していると、100年かかっても福島県民の健康と幸せは約束されないだろう。佐藤栄佐久元知事が健在であれば、いい人物を選んでもらうのも悪くはない。「今だけ・自分だけ」の役人に、いい人物はいない。人材は市井の中にたくさんいるだろう。

 

<房総半島の放射能汚染物質の投棄で新たな闘いが始まった!>

 森喜朗は小渕恵三が倒れた後、池田行彦抜きの談合で政権に就いた。清和会による「神の国」へと彼は舵を切った。森は運動関係で早稲田に裏口入学組、政界ではA級戦犯逃れの岸信介が指揮した、血盟の反中グループ「青嵐会」で、三文作家の石原慎太郎らと暴れまくった。この中には、れっきとしたやくざ代議士もいた。石原は知事になると、東京五輪計画をぶち上げた。

 

 これが311フクシマ隠しであることだと直感した。従って、4兆円五輪賭博は、コロナでも強行した。忘れかけていた放射能汚染地区が凡人ジャーナリストを覚醒させた遠因である。半年ほど前に旧動燃「もんじゅ西村成生謀殺事件」を書くと、そこにフクシマとチェルノブイリの子供の救済に奔走する被ばくジャーナリスト・竹野内真理のファイルが飛び込んできた。

 

 同時並行して、2010年4月7日に東芝病院で命を奪われた次男・正文の医療事故死が、精神を揺さぶってきた。その東芝製原発3号機が、なんと核爆発を起こしていた。この二つのことに、東芝は反省も謝罪もしない、悪徳ブラック企業の代表格である。

 東芝(原子炉メーカー)・経産省主導内閣・自民党商工族議員・東電(311)フクシマが、この10年の日本政治を動かしている原子力ムラの枢軸であることが分かってきた。日本の権力中枢を牛耳る悪魔の原子力ムラによる犠牲者は、もんじゅ西村成生謀殺事件だけではない。東電の渡辺泰子さん謀殺事件ほか、優秀な正義の学者やジャーナリストが亡くなっていることも分かってきた。

 

 そして足元でも放射能重大事件が起きていた。君津市に次いで、袖ヶ浦市でも、汚染物質が水源地に投棄されていた。そのことに千葉県も袖ヶ浦市も沈黙している。自民党と公明党も無視している。共産党に情報を提供しても動かない。これはどうしたことか。原子力ムラの悪魔的治政に驚愕するばかりだ。

 フクシマは日本列島へと波及していると指摘したい!

2022年5月7日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

<子供救済=竹野内ファイル=こちらも参考になるよ!>

mariscontact@gmail.com

https://maritakenouchiyoutube.blogspot.com/2022/04/2022426chernobyl.html

http://savekidsjapan.blogspot.com/2022/04/us-department-of-defense-awarded.html

http://savekidsjapan.blogspot.com/2022/02/the-true-cause-of-war-us-bio-weapon.html

2022年5月 6日 (金)

自然と人間<本澤二郎の「日本の風景」(4436)

自然と人間<本澤二郎の「日本の風景」(4436)

<癒しの世界に帰省客と破壊の人間社会の悲しい連鎖>

 房総半島の田植えはほぼ終わった。我が家の東側の巨大な10町歩以上の稲の苗床の巨大なビニールハウスは、3棟とも空になった。機械化農法の威力に毎年驚かされている。山野は緑一色、といっても無数ともいえる濃淡の緑で燃えたぎっている。時間差や視覚によっても変わる。大自然の物凄いエネルギー・威力に圧倒される。今は蚊もいない、虫も少ない最高の自然界である。

 

 気候変動にもかかわらず、自然は何も知らずに自転する地球に身を任せて、すべての生き物・人々に癒しの世界を作り出してくれる。鶯のさえずりも際立ってきた。わが家庭菜園というと、ジャガイモが元気に緑の葉を誇らしげに広げ始めた。イチゴは元気だが、まだ分からない。数本のキウリやナスも不明だ。順調だったソラマメは、最近になっておかしい。野菜作りも簡単ではない。その点、数本のブルーベリーに期待が集まる。無農薬で手がかからないのが素晴らしい果樹の王様だ。

 

 GWに都会の住人が、コロナを蹴飛ばして帰省するサマは、自然の癒しに期待しているからだろう。待ち受ける老いた夫妻の喜びだろう。そう田舎は、老人社会になってしまって久しい。

 

 だが、人間の世界は、明らかに壊れている。ロシア・ウクライナ戦争は、国家に振り回される人間の、もっともおぞましい悪魔体質を露呈して、それに各国政府と言論界が振り回されて、人々の脳裏を攪乱している。人殺しの武器に抵抗感を失っている。宗教の存在感もゼロだ。

 それどころか凡人にも、信じられないような、不気味な破壊の音が聞こえてきているが、そのことを分かりやすく説明などしない言論界だ。

 

<アベノミクス黒田日銀に殺されかねない日本の民衆>

 米国の金利が0・5%も跳ね上がった。これが何を意味するのか?日米の金利差確定で、日本円の価値がぐんぐんと下がっている。円を売り米ドルを買う

、凡人の知らない闇の基金が、膨大な金額で転がって、日本の資産がニューヨークへと流れている。アベノミクスの崩壊で、四苦八苦している企業と市民生活を直撃している。

 「日本国民のなかには塗炭の苦しみを味合っている。そこに爆弾を落とされている。小麦や食料品がぐんぐん高くなる。ゼロコロナで生活を奪われている上海市民のような事態も」と金融政策に明るい友人の指摘である。

 

 このさい、豪州米を食べようと言わせてもらおうか。先日のことだが、市内の業務スーパーで買ったのだが、日本米の5キロの値段で、豪州米だと10キロも買える。いまそれを食べている。日本米の味の良さを忘れた人間には、まずまずの米である。昔は米カリフォルニア州の米が話題になった。これからは豪州米がいいかもしれない。

 

 またしても最近になって、気になるのはフクシマの米である。新潟のコシヒカリに化けている?本当かもしれない。放射能と共存させられている福島県の農家は、哀れを通り越している。若者の甲状腺がんも悲惨だ。チェルノブイリの教訓を、原子力ムラは守ろうとはしていない。恐ろしい事態は福島200万県民だけだろうか。気が付いたら、隣の袖ヶ浦市や君津市にも放射性物質のがれきやらが投棄されているではないか。やくざ代議士が君臨した地区だ。政党も役人も逃げている。いずれ米や農作物にも影響が出る。どうするか?放射能物質を全国にばら撒くとなると、日本列島の農産物と水産物を食べると、内部被ばくする。ひどい場合は奇形児が生まれる。これは冗談で言っているわけではない。因果応報は100%成立するだろう。

 

 急騰する食料品や原材料は小麦だけではない。既に便乗値上げが始まっている。エネルギー関連もすさまじい。この時とばかりに電力やガスも高騰しているではないか。人々の財布は破壊されていく。

 

 アベノミクス推進に舵を切ってきた日銀総裁の黒田東彦に対して、財界から国民一般にまで非難が殺到している。ゼロ金利下で、円を輪転機で刷りまくることで、円を安くして財閥を太らせる手口にクレームがついたことでもある。

 欧米は紙の札を刷りまくる政策を切り替えた。日本の黒田は、変えない。間違いを糺そうとしない。なぜか?「役人は死んでも自分の過ちを認めない。官僚の無謬性」というしたたかすぎる黒田のお陰で、民衆は悲惨な生活を強いられることになる。

 

<テレビは詐欺商法を受け入れて右往左往=財閥は500兆円隠し>

 テレビ事情に詳しい御仁によると、アベノミクスで500兆円もの内部留保に成功した財閥は、企業広告をやめてしまったらしい。民衆の目を誤魔化そうとしているのかもしれない。要注意だ。「今のテレビ宣伝は、化粧品やサプリなど大半が中小企業。そこでの詐欺商法にミーハー族は引っかかっている。テレビが詐欺を支援している。サマにならない。いまでは外国からの投資はない。岸田がロンドンで投資を呼びかけても効果はない」とも指摘した。

 

 経済測定の基本は、人口動態で決まる。これが需要を左右する。日本は41年間も人口減が続いている衰退国であることも分かってきた。購買力がない。「買いたいというモノはない時代」というが、確かである。

 「そのうちマンションの価値はなくなる」という指摘も頷くほかない。管理費や修繕費であくせくしている有様だ。その後の建て替え費用の捻出は不可能なのだ。そういえば、アベノミクスが打ち出した地方創生は何だったのか。国民を欺く手段だった。どこか再生した地方があるだろうか。ない!「テレビ局は右往左往している」という。

 

 人間社会は壊れている。アベノミクスがその突破口を構築した日本といえるだろう。日本は確実に滅んでいる。

2022年5月6日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年5月 5日 (木)

国家主義の暴走<本澤二郎の「日本の風景」(4435)

国家主義の暴走<本澤二郎の「日本の風景」(4435)

<緊張をつくり煽り・敵を作り出し大軍拡で血税を懐に入れる!>


岸信介信奉者の森喜朗、ついで小泉純一郎、安倍晋三の清和会の面々は、いうところの戦前の天皇制国家主義・ナショナリズムに飲み込まれたナショナリストの派閥といえる。いまでは菅義偉を経由して、現在の岸田文雄へと継承されて、依然として異様な雰囲気を内外に醸し出している。

 

 憲法が否定する国家主義に対して、言論界も学者文化人も沈黙して恥じない。言論の自由は、むろん、自民党内からも消えてしまっている。最近の国境なき記者団の調査によっても、日本の言論の自由度は、世界各国の中で70番目台という。

 日本国憲法が保障する言論の自由が押しつぶされている。NHKまでも読売産経化してしまっている。自由なはずのネットの世界も、怪しい動きを連日のように見せつけられている。お世辞にも、自由で民主主義の国と胸を張れない。第三者は理解できないだろうが、これは事実である。

 

 昨日は本ブログで、5・3憲法公布の天皇勅語論に触れた。勅語そのものについて法律家は批判しているが、それでもヒロヒトは国家主義者らに厳しい縛りをかけている。だが、彼らはいとも簡単にそれを軽く飛び越えて、改憲軍拡のラッパを平然と鳴らしている。時代の岐路だとばかり、許されざる天皇制国家主義に突進して恥じない。目下、バイデン・プーチン戦争を好機と捉えて、ナショナリストらは「軍事費を2倍にしろ」「敵基地攻撃を可能にしろ」と官邸を包囲している。

 

 宏池会史上最悪の優柔不断の岸田をよいことに、自民党挙げて改憲軍拡の銅鑼を鳴らしている。歴史も知らない、憲法も読んでいない国家主義者は「専守防衛を外せ」とわめく始末だ。「もはや自民党に理性はない。ゴロツキのような政党になってしまった。特にこの10年の間に変質してしまった」と清和会OBは嘆いて「安倍を潰さないと日本が亡びてしまう」と悲壮感を漂わせている。

 

<米国の産軍複合体を喜ばせる、ジャパンハンドラーは死の商人>

 この結果は分かりきっている。ワシントンの政治を事実上掌握している産軍複合体を感動させている。事情通は「国家主義者はジャパンハンドラーズの言いなりだ。日本の資産は、アメリカの死の商人の懐にどんどん吸い上げられている」と内情を暴露している。

 昨今の、米国との金利差と原油天然ガスの急騰による物価高と急激な円安に打つ手なしの日銀と財務省の、お先真っ暗闇の事態に対して、真剣に心を痛めている民衆も哀れだ。そこに目を向けようとしない政府、それでも7月参院選は自公楽勝といわれる。

 未だに自由だ、民主主義だと吹聴するワシントンも「プーチンのロシアと大差のない帝国主義にまみれている」との鋭い指摘も垣間見える昨今だというのに。

 ジャパンハンドラーズに首根っこを握られている、国家主義者による日本政治を逆転させる方法は一つある。それは主権者が、主権者らしく振舞うことで可能なのだ。フィリピンを学ぼう。

 

<福祉を壊し財政を破綻させ、国を亡ぼす>

 このままでは、残念ながら国滅ぶ日本となろう。1945年8月15日のことを思い出す日が、必ず来るに違いない。現状はゆでガエルの日本だ。国家主義が派手に乱舞している結末は分かりきっている。歴史の教訓だ。

 

 死の商人に踊る日本人でいいわけがない。悲しいことだが、この10年の国家主義が、参院選後に真っ黒な花を咲かせる確立が高い。ここは日本だ。識者は声を上げねばならない。

 ウクライナの現状を知れば、9条の憲法に目覚めることが不可欠だが、ナショナリストは逆である。ナショナリズムに屈した言論もまた、危機を伝えようとしない。歯がゆい2022年危機であろうか。

 

<政治家失格=今だけ、自分だけ、カネだけの政治=日本の危機>

 いま日本に政治家はいない。ステーツマンがいない。ポリティシャン・政治屋ばかりではないのか。野党にもいない。

 

 世界一高給を食みながら昼寝をしている政治屋か、という声も聞こえてきている。昨日、庭の手入れのため、安い砂利を4袋買い込んだ。一つ20キロの重さだ。車から降ろして庭先へと運ぶのに、両手で両端をつかんだが、力不足で失敗。腕と胸で支えるようにして運んだ。たったこれだけで、朝目が覚めると、腰が痛い。油断すると危ない。ナショナリストの強引な改憲軍拡論も同様であろう。福祉が壊れ、財政は完璧に破綻する。日本沈没を100%確実にする。

 戦前の天皇制国家主義は1945年に破綻した。目下、ワシントンの産軍複合体・死の商人によって、復活したか、その寸前である。それこそネオナチのような国家主義に身を任せてはなるまい。

2022年5月5日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

2022年5月 4日 (水)

ヒロヒトの憲法公布勅語<本澤二郎の「日本の風景」(4434)

ヒロヒトの憲法公布勅語<本澤二郎の「日本の風景」(4454)

<戦争責任者が反省謝罪もせずにどういうことか!ブラックユーモアか?>

 憲法記念日の5月3日の午後に突然の電話。神戸外語大を出て自民党本部職員、ついで自民党代議士秘書など権力の中枢で活躍してきた人物が、新聞テレビを読んだり、見たりしたりした後のことだ。「おかしい。憲法公布の冒頭に戦争責任者の勅語が出ているではないか。しかも憲法制定の吉田茂内閣の前だ。海外で数千万人、日本人も300万人の死者を出しているヒロヒト。詫びてもいない。正にA級戦犯が勅語!これはブラックユーモアか。初めて気付いた。日本の学者はタブーに挑戦しないのか」と大変な剣幕である。

 

 指摘されてハッとした。よく読んだこともない。急いで目を通した。確かに法律論は問題だらけだ。しかし、政治的に思考してみると、頷ける点もあるのかな。「神だった」とされてきたヒロヒトと、象徴天皇で生き延びようとする天皇側近の政治的妥協の産物としての勅語であろう。そもそも勅語というと、教育勅語を連想する。侵略戦争と深く結びついている。

 

 ただ、政治論としては勅語という形式を用いることで、ゆめゆめ平和憲法を破壊することは許さない、との強い意志の表明だと受け止めるべきだろう。特に戦争犯罪者の政界復帰や戦前体制の復活を、ヒロヒト自ら許さないと鮮明にすることで、岸信介・中曽根康弘・安倍晋三、今の岸田のような憲法破壊者の出番を封じ込めようとしたものだと理解したい。

 

<平和憲法はヒロヒトの大罪を償う贖罪の意味ではないか>

 ヒロヒトは、第二次世界大戦の元凶となった三国同盟の主宰者であって、ヒトラー・ムッソリーニと肩を並べている。誰も否定できない史実だ。赤紙一枚で日本の若者を戦場に、まるで動物のように引きずり出して、殺し合いを扇動した罪もまた、測りようがないくらい重い。

 

 戦後教育を受けた現在の老人も、こうした史実から遠ざけられていたのだが、現在はそれをよいことに、ヒロヒトの遺言を破壊しようとしている。現在の安倍・神社神道の自民党である。

 

 「日本国民は、自ら進んで戦争を放棄し」「常に基本的人権を尊重し、民主主義に基づいて国政を運営」「そのことを明らかに定めた」とヒロヒトは強調することで、戦前の国家主義・全体主義の政治を全面的に否定している。これを全世界、特に大きな被害を与えたアジア諸国民に対して「二度と戦争を繰り返さない」と公約した点に、強烈な政治的意味と、ヒロヒトの意志を感じることが出来るだろう。そうしてヒロヒトは戦後を生き延びた。

 

 「朕は国民と共に、全力を挙げ、この憲法を正しく運用し、節度と責任とを重んじ、自由と平和とを愛する文化国家を建設」と日本国民と人類に公約している。いま財閥主導・原子力ムラの死の商人勢力は、75年前の世界に対する公約を投げ捨てようと必死なのだ。核武装国家・軍国主義の日本へと大改造したいというもので、平和を愛する国民は、到底受け入れることは出来ない。

 専守防衛・非核三原則を堅持することは、二度と繰り返さないためのカンヌキのような歯止めである。

 

<ヒロヒト打倒につっ走る安倍ナショナリストの極端すぎる天皇の政治利用>

 今の自民党と公明党と維新など右翼政党は、ヒロヒトの意志を放棄して、戦前の日本帝国復活を夢見ている。識者の多くは分かっている。分かっていても、声を上げない。ずるずると戦前体制・国家主義の日本へと、日本国民を引きずり込もうとしている。それを言論界が主導・扇動している。恐ろしい、本当に恐ろしい。清和会どころか宏池会の岸田文雄までが、アクセルを踏んで恥じない。

 

 宏池会顧問の古賀誠が心配するのは、けだし当然であろう。彼は池田勇人・前尾繁三郎・大平正芳・宮澤喜一・池田行彦・加藤紘一ら宏池会の諸先輩の強い意志・伝統的理念である「護憲リベラル」を、五体にみなぎらせている平和主義者だ。ヒロシマの参院議員・溝手顕正もまたそうした一人だった。安倍が政党助成金1・5億円を河井夫妻に投入して、溝手を落選させた理由なのだ。ヒロシマの岸田は、安倍・神道日本会議に転んでしまい、政権を手にし、現在はプーチン・バイデン戦争にのめり込んで、ヒロヒト路線の放棄を公約しようとしている。

 

 現代史は語る。安倍の天皇政治利用は、ひどく長けていた。ヒロヒトの使命を継承した平成天皇を追い出して、166億円もの血税を使って、今の令和に切り替えた。神社本庁と日本会議が自由に操ることが出来る天皇にした。

 おかしいではないか。明治天皇をすり替えた田布施の原理か。国民の目の届かない皇室に無断で入り込んで、操り人形のような天皇を誕生させた。それを報道しない日本には、基本的人権も民主主義もなくなっている。人びとは今感じ始めた。

2022年5月4日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

2022年5月 3日 (火)

5・3憲法破壊勢力<本澤二郎の「日本の風景」(4433)

5・3憲法破壊勢力<本澤二郎の「日本の風景」(4433)

<2022年危機的中か、岸田も安倍晋三に屈し、破憲公約ぶち上げ!>

 森・小泉・安倍の「日本は天皇中心の神の国」という時代錯誤の、戦前の侵略国・日本帝国の地位に王手をかけたようだ。岸田が右翼新聞のインタビューで、憲法記念日に合わせて、公然と安倍・清和会路線の踏襲を打ち上げた。それを7月参院選の公約に掲げて戦うと。賢者になれるか主権者!

 

 してやったりの憲法破壊勢力が、長期化するワシントンNATOが糸を引くロシア・ウクライナ戦争を、あろうことか日本・東アジアに引きずり込んだ一大策略の強行が見て取れる。ヒロシマを忘却した暴君へと変身した岸田に翻弄される愚民の覚醒に、しぶとくSOSを発し続けなければならない。ジャーナリストの使命であろう。

 

 既に安倍・太田ショウコウ・山口那津男らによって、日本は特定秘密保護法・自衛隊参戦・共謀罪という「戦争三法」を強行して、事実上の「戦争国家」へと足を踏み入れている。これらの悪法に言論界は委縮して、正論を発することを止めて、恥ずかしげもなくジャーナリズムを返上し、ナショナリズム報道に舵を切っているのではないか。

 

 戦前の神社神道(国家神道)の自民党と公明党創価学会の「政教分離」違反勢力が、思考すれば地ならしを終えていることを理解できる。それでも先が見えない盲目の人は、歴史を学んでいない証拠だから未来がない。悲劇の中で5・3憲法記念日を迎えねばならない。

 

<池田勇人・前尾繁三郎・大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一の宏池会護憲リベラルを放棄=神がかりの神道日本会議の軍門に降る!>

 思えば、1972年30歳で政治の世界に飛び込んで取材活動を始めた。当時の宏池会・大平派を担当。佐藤栄作7年8か月の長期政権後の後継総裁選が、永田町で火ぶたを切って落とされていた。

 清和会・福田赳夫を後継者にしようと企む佐藤と、背後のA級戦犯になったはずの岸信介に対抗して、大平派は敢然と反福田の越山会・田中角栄と連携して、見事福田を打倒した。同年9月に、大平が悲願としてきた日中友好に決着をつけた。この時点では、野党の公明党創価学会は、中国との国交正常化に掉さしたのだが。

 

 宏池会は吉田茂の保守本流派閥として、護憲リベラルを政治の基調に据えていた。当時の新聞テレビは、すべて権力監視のジャーナリズムを謳歌していた。正直なところ、自民党の派閥に違和感を抱いたものだが、初めて名刺交換した大平派参謀の鈴木善幸(現在の財務相の父親・麻生太郎の義父)は、漁民の代表らしく社会主義者のような考えの持ち主だった。クリスチャンの大平は、角栄が党内右翼(福田派清和会)をなだめるためにぶち上げた改憲発言を、まるで相手にしなかった。

 前尾側近の小川平二は「護憲リベラルの宮澤をよろしく」と声をかけてきた。護憲リベラルの宏池会は「戦争しない保守本流派閥」として、福田の清和会に対抗し、国民に安心感を与えてくれていた。宮澤の後継者には加藤紘一、池田行彦、一時は河野洋平もいたが、彼らにとって平和主義の憲法を破壊しようという輩は、一人もいなかった。むろん、世界から戦争神社と指定されているような靖国神社を、参拝するような議員は、ほとんどいなかった。

 

 宮澤は、加藤や池田が倒れると、縁戚の岸田にも目をつけて政治教育をしていた。彼は福田康夫(当時小泉内閣官房長官)にも、外交の基本を教えていた。まさか安倍のような政治屋が飛び出すことなど、誰も想定していなかった。警察官僚として、角栄が一目置いていた後藤田正晴は「安倍を総裁にするな。危険すぎる」と釘を刺していたのだが。

 

<国家神道=「神の国」自民党神道政治連盟=日本会議=財閥・原子力ムラ・死の商人勢力>

 このところ「異様な事態」を感じさせる動きが、我が周辺でも見て取れる。数十年来、リベラルな論調で紙面を飾ってきた雑誌に異変を感じた。雑誌の裏表紙の全面をつかって「日本会議肯定論」という、とんでもない本の広告を載せているではないか。これが出版継続の原因だった。事実上、日本会議に買収されてしまっているのである。恐ろしい事態だ。

 

 そうかと思うと、平和軍縮派の宇都宮徳馬や、平和主義者の三木武夫側近だった臼井荘一を祖父である孫の7月参院選パンフレットに、驚くなかれ憲法改正と護国神社参拝写真を掲載、破憲の公約を掲げているではないか。日本会議が、自民党候補の公約にするよう締め付けをしていたのである。同じようなことを、埼玉県の元自民党秘書からも報告を受けていたものだから、日本会議・神社本庁の威力が、自民党の安倍や森だけでなく、全党員に及んでいる証拠なのだろう。

 これでは、自民党に言論の自由はない。岸田もまた、総裁でありながら、宏池会理念を裏切っているのだ。プーチンやゼレンスキーを笑っていられない。

 

 心配事は、18歳から投票権を手にする若者についても。「孫は政治を知らない。憲法も知らない。それでも今夏の参院選で投票権を行使する。日本の教育の不始末を被った若者と、清和会・文教政策の成果だと思うと、本当に怖い時代の到来を感じる」とは知り合いの法律家の悲鳴である。

 

 最近、二度ほど反創価学会のK教団の会員が自宅に来訪、機関紙や資料を置いてゆく。「宗教はみな金集めが目的」と決めつけると、会員は「うちは1万円から6万円。創価学会と違う」と反論。しかし新聞を見てびっくり。かの教団の天皇論は、イカサマの「万世一系」に相当するような「悠久2600余年も永続」と信じ込んで、まるで日本会議顔負けだ。300万人もの戦死者の最高責任者という史実に、全く向き合おうとしていない。それどころか会長講演集なる見出しには「中国の侵略は刻々と日本に迫る」と驚天動地の暴言を吐いている。

 

 我が朗報は、庭先の野生三つ葉のお吸い物や、初めて漬けた沢庵での口掃除、隣家に小さな鯉のぼりと赤子を抱いている若夫妻を遠目で見たぐらいか。怖い日本会議に財閥や原子力ムラ・死の商人がまとわりついて、平和憲法を破壊しつつある2022年5月3日を喜べない日本が悲しい。

2022年5月3日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

未だ死屍累々の日本列島か

長周新聞の書評を貼り付けます。

日米地位協定を盾にバックレる行政側とアメリカ軍の日本人の住む、棲む場所を汚し、けがし続けいます‼️八千代、青柳

https://www.chosyu-journal.jp/review/23282 

https://www.chosyu-journal.jp/review/23057

 

炉心屋と言われていた「木村さん」の記事です。貼り付けます。 

https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2019/09/27/109798/ 

 

本澤先生、福島県の浪江(池戸漁港)から漁港からつい最近、3ヶ月前にクロソイ(根魚)から1400ベクレルの魚が発見された。吉沢正巳様がその魚を食べてしまった。漁港で改竄資料を告発した漁港職員が不当解雇をされている事案も出ています。吉沢正巳様は安倍晋三と同い年です。吉沢様は安倍晋三とのこの生きざまの落差を常に感じて生きていると話してくれました。吉沢正巳様の生い立ちは、父親が満洲開拓団で満洲に渡り、敗戦後にソ連の捕虜となり3年間シベリアに抑留され、日本に引き上げ後に四街道市の高射砲大隊?の跡地で牛を飼って更にその後に福島県双葉郡浪江町に牧場を開いたそうです。八千代市もそのような開拓?して酪農?肉牛を育てていた方々が存在します。フェイスブックに貼り付けた投稿文を合わせて送ります。

昨日、福島県浪江町で2011.3.11の大震災後に国、行政からの命令で殺処分を余儀なくされた方、吉沢正巳様の映画が出来上がり、八千代の市民会館で上映会があった。東京電力の明らかな失敗、作為的な失敗で今も人生の時間を漂流させらている。国は殺処分を強制したが、その指示に反して300頭からの肉牛を命が尽きるまで、未だ放射線量が半端ない場所でその牛の世話をし続けている。今年の422日で一般社団法人「希望の牧場・ふくしま」を閉鎖、終了とし、新しい「希望の牧場・よしざわ」を立ち上げました。
発足当時に300頭を越えた牛が10年経った今、200頭になったが、その放射線量まみれの牛達が命が尽きるまで、吉沢正巳様は自分の人生を牛達と共に生きる姿勢を話してくれました。放射線量まみれの牛達の目、眼、マナコが映像内で何度もアップで撮されたが、東京電力という資力も余るほどあった国策大企業、半官擬きの民間?企業がケチッタ対策で仕出かした罪は当時の東京電力の最高責任者『勝又?勝俣?某』や『中曽根康弘』読売新聞の敗戦後創始者『正力・柴田』等は古代史から始まる日本の歴史のなかで最悪、最低な人物として後世に伝えられるか、はたまた、日本列島? ̄チンのモノが『核廃棄物の産廃場』と化す‼️んですかね‼️
新団体のご連絡先
名称:(任意団体)希望の牧場・よしざわ 代表:吉沢正巳
住所:979-1501
福島県双葉郡浪江町立野春卯野157
電話&FAX: 0240-25-8828
メール:
kibounobokujyou130@gmai

水俣病のフェイスブック投稿を貼り付けます。   

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1387620251752284&id=100015129665468

https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2022-04-30



 

2022年5月 2日 (月)

石破茂ら安倍・プーチン悪乗り派<本澤二郎の「日本の風景」(4432)

石破茂らの安倍・プーチン悪乗り派<本澤二郎の「日本の風景」(4432)

<日本に核攻撃?どこの国から?教えなさい!=笑っちゃう武器マニア>


禁じられてきた日本のナショナリズムに手を貸して、そこで何とか生き延びようとする輩を、右翼の新聞テレビが引きずり出し、平和憲法を破壊させようとしている。これを憲法は厳しく禁じているが、本人たちは分かっていないらしい。

 

 頭が狂っているのは、安倍やプーチンだけではない。死の商人から利権にありつこうとする自民党の軍事族も仲間で、石破茂もその一人といえそうだ。右翼テレビに出演して、日本の核シェルター不足を声高に叫んだことが、ネットにまで飛び込んできて「俺はまだ生きてるぞ」と叫んでいる?

 

 もう大分前になるが、砂防会館2階の越山会・木曜クラブで、角栄の娘婿の直紀らとおしゃべりしていた。その傍らで若者が働いていた。聞くと、木曜クラブ勉強会の講師の話をテープ起こしをしていたのが、石破茂だった。今では彼も金で動く玩具か?

 

 笑ってしまう。軍事・武器マニアは、本気で核戦争を前提にして、そのための核防空壕不足に警鐘を鳴らしている?戦争をしない日本に核攻撃をする国があるだろうか。あらゆる仮定や空想をたくましくしても、それはない。あったら教えてもらいたい。改憲軍拡のための悪魔の手口に民衆は踊らない!

 参考までにいうと、なぜロシアはウクライナに軍事侵攻したのか。それは隣国を、バイデンのNATOが羽交い絞めしてきた。喉元にドスを突き付けられたからである。過去のキューバ危機のロシア版だ。ウクライナが中立国としてNATOとの緩衝地帯に徹すれば、戦争は起きなかった。それだけのことである。

 

自民党の石破元防衛相は51日、フジテレビの報道番組「日曜報道
THE
PRIME
」に出演し、日本で核シェルターの普及が進んでいないことについて「異様なこと」と述べ、早期の整備を訴えた。

 

<お笑い小野寺=公選法も守れない男が「日本を守る」?うそだ>

 もう一人の悪党は、小野寺という軍事族で、軍需産業の代理人のような人物で、友人の清和会OBに言わせると、これも笑ってしまいそうな御仁だ。

 「選挙区に線香を配ったりする公選法さえ守れない政治屋が、どうして国を守れるだろうか。冗談にもほどがある」と非難している。小野寺の反論を待ちたい。彼は敵基地攻撃能力が必要である、と自民党の財閥からの利権アサリに興味を示す軍事オタクらを率いて、安倍路線に突っ込んでいるようだ。

 

 実にみっともない政治屋であろうか。これは侮辱しているのではなく、事実を指摘して、自由な言論からの評価でもある。

 バイデン・プーチン戦争に背乗りか悪乗りしているとして識者は、歯牙にもかけていない。小野寺の反論はいかに?

 

<政治屋も日本国憲法を死守する責任と義務がある!>

 昔の話だが、自治省から政界に転じた政治家が、こんな話をしてくれたことがある。「情けないことだが、憲法を読んでいないか、全く知らない仲間が沢山いる。本当のことだ」と。

 

 国民の代表を任じる国会議員が、憲法を知らない!この恐ろしい現実に民衆は、拳骨で頭を殴られたような強い衝撃を受けるだろうが、間違いなく事実である。立憲主義さえも分かっていない。第一、宮内庁も天皇・皇族に対して政教分離さえ教えていない。しかと教える義務があろう。

 

 日本国憲法の柱は、平和主義・民主主義・国際協調主義である。戦争当事国に加担することなど論外である。岸田文雄は、護憲リベラルの宮澤喜一の薫陶を受けている。それなのに、なぜ安倍に振り回されるのか。ワシントンの属国を容認する行動をとるのか。

 なぜ被ばく地のウクライナやフクシマの子供たちの健康に目を向けようとしないのか。それを報道しない日本の言論界は、死の商人の配下でいいのか。

 

(追記)ウドの大木というが、養殖ウドを親類のSさんが二本届けてくれた。分かったことは、表皮は繊維の塊だ。腸をきれいに掃除してくれる。中身は酒のつまみに最適だ。つい日本酒に手を出してしまった。田園詩人・蘇東坡の心境である。昨日は突然、近くのN子さんが二人の仲間と来訪、なにやら資料を置いていった。読むかどうか?雨上がりの今朝の陽光が、美しい新緑を照らし、公然と見せつけた。躍動を感じさせる今が、大自然の美を誇らしげに謳い上げている。他方で、悲劇が列島でも大陸でも起きていて、人間の愚かさが相変わらず、地球を破壊している。

2022年5月2日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言い換える自民党の幼稚な言葉遊び 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)
赤かぶ
(asyura2.com)

2022年5月 1日 (日)

どうなった!20キロ圏内の被爆死体<本澤二郎の「日本の風景」(4431)

どうなった!20キロ圏内被爆死体!<本澤二郎の「日本の風景」(4431)

<フクシマ原発の3号機核爆発による多数被爆死の可能性大>


いつもながら偶然に311の20日後の共同通信記事を見つけてしまった。フクシマ放射能被ばくを追及する御仁も知らない大ニュースである。またしても腰を抜かしてしまった。福島県双葉町など東電原発爆発炎上から20キロ圏内に千人ほどの遺体が見つかっていると共同が報じたのだ。福島県警の調査で判明していたと。ところが、不思議なことに新聞テレビは、一切封印して報道しなかったことも分かった。

 

 今では人々の記憶の彼方へと遠ざかってしまっていた。遺体からは高濃度の放射能を浴びている。電通の影響を受ける通信社は、遺体の死因について誤魔化しているが、これは大変なことであろう。

 大熊町や双葉町の人々の声を聞きたい。県警や医師会、大学の医師らも、真実を隠しているのではないだろうか。筆者は、東芝製3号機の核爆発による被爆死であろうと推認したい。

 

 一部に4号機内で「核弾頭の実験をしていた。それが爆発した」との島津洋一レポートの驚くべき指摘もある。事実なら、このことも影響しているだろう。ともかく311フクシマ東電原発爆発炎上事件は、肝心なところが隠されている。当時の菅直人首相も知らないか、知っていて沈黙しているのか。あと20年もすれば、米国の公文書館で秘密が明かされるだろうが、日本国民は何も知らない。

 

<共同通信の後追い記事が出ていない?原子力ムラの圧力か>

 この福島県警のデータを公表した共同通信の記者はどうしているか。当局・原子力ムラの口封じに屈してしまっているのだろうが、飛び出して真相を明らかにする責任がある。

 


原子力ムラを「死の商人」と断じることが出来るだろうが、恐ろしいことに彼らの負の情報は、ネットの世界、特に阿修羅掲示板でも公開されない。これはただ事ではない。元米国家安全保障局の職員だったエドワード・スノーデンの内部告発の威力と真実を裏付けている。

 

<沖縄タイムスは3・31共同を掲載、後が続かず、闇に葬られた!>

 3・31の共同記事を掲載した新聞が存在した。沖縄タイムスである。以下に貼り付けた。東芝製3号機の燃料は、核兵器の原料となるプルトニウム加工燃料である。3号機の爆発は、1号機と2号機と異なる、いうところのピカドンだ。ヒロシマとナガサキと同じである。

 

 当時官房長官をしていた枝野幸男は、家族を海外に避難させた。真実を知っていたのである。関係者の告発に期待したい。

 

<グーグルのつぶやき欄に圧倒!>

 またしても「無知は犯罪」だと思い知らされた。グーグルの「つぶやき」を見てしまった。すごい主権者の声である。少し紹介したい。

 「東京の空気はチェルノブイリの1000倍。東京も被爆者認定すべし」という投稿者は、有名な京大OBの小出さんの指摘という。問題の315(2011年3月15日)についてだ。妻もこれが原因で肺腺癌になったものか。東芝に身内の二人も殺された可能性を否定出来ない。いま正直にそう思う。

 2011年5月9日には「東京・板橋の某大病院の救急救命センターは、被ばく者と断定される患者が増えている」。東京放射能のことは、まだ知って半年ほどしか経っていない。都民の多くは知っているのだろうか。

 「千葉の友人の息子の髪が5分の1も抜けて、胸が痛いといっている。被ばくではないか」「我が家の周りで野良猫が次々死んでいる。一人息子と愛犬が突然死した。奥様は大量の鼻血」(2012年8月21日)

 「夫のウクライナ人は幼児の被ばくは、大人の何百倍の影響が出る」「福島産米の糠で、漬物をつけると、糠にセシウムが残留する」(同)。現在友人がいわき市の有名な漬物をいただいて食べているが、ぬか床は大丈夫だろうか。

 「佐藤雄平は福島米をスーパーやコンビニで消化してもらうと。新潟米に偽装する話も出ている」(2012年10月)

 「茨城県で聞いた話。米を作っている農家の人の話では、本当の数値を言うと売れないので、数値を低くして出荷している」(同)。

 「福島県郡山市で中学2年の女子が急性白血病亡くなった。訃報を知った子供たちはマスクをつけ始めた」「ほとんどの人は知らないことだが、トリチウムという猛毒放射性物質が水道水に混入している」(2013年4月)。

 「東京・世田谷区の住人は、去年の冬の前から鼻水と咳が止まらない。今年の夏は汗がひどかった」(2012年9月)。妻も同じだった。亡くなったのは2013年11月23日。当時は東京に住んでいて、都民の被ばくについて全く気付かなかったし、知らなかった。

2022年5月1日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

福島原発の20キロ圏に数百~千の遺体 

本当に死後の被曝かどうか怪しい”

http://cahotjapan.blog103.fc2.com/blog-entry-773.html より

福島第1原発事故で、政府が避難指示を出している原発から約20キロの圏内に、東日本大震災で亡くなった人の遺体が数百~千体あると推定されることが31日、警察当局への取材で分かった。27日には、原発から約5キロの福島県大熊町で見つかった遺体から高い放射線量を測定しており、警察関係者は「死亡後に放射性物質を浴びて被ばくした遺体もある」と指摘。
警察当局は警察官が二次被ばくせずに遺体を収容する方法などの検討を始めた。当初は20キロ圏外に遺体を移して検視することも念頭に置いていたが、見直しを迫られそうだ。
警察当局によると、高線量の放射線を浴びた遺体を収容する際、作業する部隊の隊員が二次被ばくする可能性がある。収容先となる遺体安置所などでも検視する警察官や医師、訪問する遺族らに被ばくの恐れが生じる。
沖縄タイムス 2011331
1128
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-31_16091/

本当に死後の被曝かどうか怪しい。かなり時間が経っている様だし、これから時間がもっと経てば死因は特定できなくなるだろう。
もしかしたら、3号機の爆発の時にプルトニウムが飛散して被曝で亡くなられた可能性もあるだろう、初期の頃また病院へ搬送される時に3人患者さん達がやはり被曝しており、本当はかなりの量の放射線が降り注いでいる可能性もある。
そもそも遺体があるのならもっと早く報道されていたはずで、これだけ危険な地域になってからあの警察が放射線を恐れずに現地に行って確認などするはずがない。
被曝後の死者の可能性はある。
また、なくなった後に被曝などはありえない、亡くなっていたのなら呼吸をするわけでもないので体内被曝しないからである。津波で町が壊滅した地域でもないのに遺体が転がっているのはおかしい。
100
歩譲ってなくなった後に放射線が降り積もったと仮定しても降下した放射性物質がかかっただけの遺体が二次被曝しそうなほど高放射線量ってことであり、すでに福島は死の大地ということを証明している。20キロ圏内の人には避難勧告を出すべきである。
信じたくはないが、東電と民主党でとんでもない隠蔽がなされているのだろう・・・・・。

 

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