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2022年3月28日 (月)

サハリン2巨大利権<本澤二郎の「日本の風景」(4398)

サハリン2巨大利権<本澤二郎の「日本の風景」(4398)

<「安倍・森利権水先案内人鈴木宗男にも」と清和会OB断罪>

 世間では、プーチンの悪口が一般化している。日本にもナショナリズムがこの10年の間に、深く浸透していたことを物語っている。ゼレンスキーの日本の国会議員向けの演説のさい、原子力ムラの衆院議長・細田博之は、ウクライナ大統領を普段使ったことのない「閣下」という別格の敬語で持ち上げた。ナショナリスト・山東昭子の挨拶も話題となったが、閣下に対して国会議員全員が二度も起立して拍手していた。こうした仕草は、しばしば戦前回帰を印象付けるだろう。歴史の教訓を学んできた日本人には、ナショナリストは怒るだろうが、物事を公正に見ようと努めているリベラルな日本人には、残念ながら違和感を覚えるものである。

 

 ナショナリストの行動は、寄らば大樹で身の安全をはかろうとする。時には卑怯者であって、見方を変えると本来の小心者との評価を受ける。そこで日本的ナショナリズムをどっぷりつかってきた清和会OBは「プーチンは終わった」といいつつも「ゼレンスキーはプーチンを倒して自分一人英雄になろうとしている。自分のことばかりで、市民の死は考えようとしない。尊敬などできるものか」と喝破した。筆者は「戦え」と堅固な官邸でハッパをかけるゼレンスキーよりも、女子供の命を守ろうとしないことに怒る。

 

 首相官邸や自民党本部で働いてきた、怖いもの知らずの清和会OBは「清和会を潰さないと日本は本当につぶれる」とも嘆いた。読者諸兄姉はどうだろうか。リベラル・自由主義は、寛容を大事にするが、皮肉や嫌みに付き合っている暇はない。安倍がまとわりつくナショナリストの官邸は、危険極まりないと思うばかりだ。

 

 彼は、ついで「なぜ新聞はサハリンの莫大な石油天然ガス利権のことについて報道しようとしないのか」と怒り出した。石油・天然ガスの推進に3000億円も拠出した安倍利権を、国民にしっかりと伝えない新聞テレビをぼろくそに叩いた。

 確かにネットを開くと、サハリン2プロジェクトについての説明が出ている。安倍の27回のプーチンとの会談で「前進した」と息巻く理由が、ここにあった。島津レポートから類推すると、核兵器開発も、ということになろうか。

 

 永田町を知らない日本人は多い、というよりもほとんどである。政治屋はカネと票で動く。財閥はよく理解している。安倍のプーチンへの徹底した入れ込みは、父親の晋太郎の時代からだが、その前に森喜朗がいた。彼によると「サハリン・ロシア利権が森と安倍の巨大利権である。水先案内人が鈴木宗男だ。特に安倍の利権獲得の成果は大きい。必ず露見する。プーチン後に発覚するだろう」と決めつけた。なるほどそうか、頷ける。

 

 ちなみに言論人は、すべからく日本国憲法を重視する憲法ジャーナリストでなければならない。それゆえにA級戦犯の岸信介を源流とする保守傍流・清和会の取材は苦手だった。もっぱら反安倍で、福田赳夫側近の田中龍夫(田中義一の息子)の胸を借りて、清和会を取材してきたが、まさか安倍晋三が出てくるとは思わなかった。その点で、小泉純一郎の罪は重い。

 

<「実力者Kのコカ・コーラ利権は、1本いくらの収入が懐に」>

 清和会OBは、元農林大臣の自民党実力者Kについての利権話をしてくれた。「コカ・コーラを日本で販売する利権を、Kが握っていた。その利権はコーラ1本について、いくらという約束になっていた。それは莫大なものだった。現に知り合いが、彼の目黒の豪邸で結婚式を挙げたとき、K豪邸を見たがすごかった」と述懐したものだ。

 

 サハリン2巨大利権の行方は、目下の安部も森も気が気ではないだろう。欧米の石油会社は、撤退してしまった。残る三菱商事と三井物産は、どう始末をつけるのか。三菱商事は、安倍家とは格別の関係がある。安倍の実兄が勤務した会社ではないか。

 

 「石油天然ガスの4割を日本に持ち込んでいるサハリン2の利権が、安倍が清和会に復帰する資金に化けたものかもしれない」と清和会OBは推測している。この時を予想していたのか?安倍は側近の萩生田を経産省に送り込んでいる。鈴木は娘を外務省に。

 人事とは、利権で動くものなのだ。注目したい。

2022年3月28日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(追記)我が家のソメイヨシノが咲き始めた。電線に引っかかるとの不安から、太い桜の木を随分切ったので、さえなくなってしまった。しかし、桜前線の様子を伝えてくれる。梅もそうだったが、寒さで遅れた。異常気象は常態化している。ウクライナの原発を含めて、原発の廃炉は不可欠だ。地球を子孫に残すことから逃げるな。サハリン2の環境被害も心配だ。貪欲人間を一掃する社会にする責任が、人間誰にもある。

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