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2022年2月

2022年2月28日 (月)

いつか来た道へ驀進<本澤二郎の「日本の風景」(4368)

いつか来た道へ驀進<本澤二郎の「日本の風景」(4368)

<恐ろしい自民党と連合の翼賛体制強化で改憲「戦争する日本」か>

 人々の耳目は、疲弊する生活に苦しみながらも、ロシアのウクライナ侵略に釘付けされている。エネルギー高騰に怯えているのだ。そんなさ中に東京では、恐ろしい政治変動が起きていた。日本を代表する労働組合・連合が、こともあろうに7月の参院選挙前にして、安倍晋三内閣以降の極右・ナショナリズム化した自民党権力の軍門に降るというのである。

 

 想定できない事態だ。連合は女性を代表にしたばかりである。何かあると気付いたが、遅かったのか。筆者は「連合の罪と罰」(データハウス)を執筆した時点で、連合の市民不在の右傾化を確認していたため、遂に来る時が来たとの思いだ。連合を労働貴族と評する向きは少なくない。事実上、財閥の傘下に置かれていた。弱者の声を代表していた総評を呑み込んだ結末が、自民党化・翼賛体制化への道、元来た道へと突っ込んでいる。

 

<カネと票の公明党創価学会に次いで、連合も戦争党に変身?>

 ロシアのプーチンやウクライナのゼレンスキーの国家主義に注目したい。軽視すべきではない。いまも国粋主義が英雄と弄ばされる時代に変わりない。

 

 日本が先行していたのではないか。戦犯・岸信介の孫の長期政権で、日本社会は大きく変動、崩壊している。内外政が崩れ、言論界が死んでしまった。

 

 カネと票が自民党に集中している。公明党創価学会に次いで、いま連合までが白旗を掲げて平河町に接近している。銀行や郵便も医師会も、すべてが自民党になびいて、からめとられている。

 

 維新は自民党別動隊だ。橋下のテレビの突出度が裏付けている。政府の代弁者だ。国民民主党は、政府予算案に賛成した。自民党化の試験に合格した証拠である。もはや立民とは異なるが、その立民も怪しい。連合の翼賛体制化で足元がぐらつく者が少なくない。となると、まともな国民のために働く野党は、日本共産党のみとなる。

 

<野党勢力の要が弱者・市民を無視して改憲軍拡勢力に加担>

 戦前の翼賛体制化は、政党に限らなかった。労働組合も、宗教団体などすべての組織団体、もちろん新聞ラジオも、これらに先行した。これこそが日本軍国主義の戦争体制を可能にした。

 昨年、平和主義派の三木武夫側近の志賀節氏が亡くなった。彼は安倍内閣が誕生すると、民意を代表しない選挙区制と、もう一つはヒトラー研究にのめり込んでいった。その成果を聞く機会を失ってしまったが、いまの日本は戦後70余年にして、財閥傀儡政権が鎌首をもたげてきていることに気付くべきだ。

 次男の東芝病院医療事故死のことで、その片鱗を見てしまった。世界にはロスチャイルドやロックフェラー財閥が控えているが、日本にも存在する。原子力ムラの暴走が、立派に証明しているだろう。フクシマに視線を向ければ、誰もが感じられる。

 連合もその一翼を担って、反原発に抵抗してきた。連合は原子力ムラの走狗なのだ。そして平和憲法の破壊へと、自民公明と歩調を合わせているのである。強く弾劾したい!

 

<原発阻止を封じる原子力ムラの暴走も止まらない!>

 ロスチャイルド傘下かどうか確認できないが、IAEAを活用してフクシマの膨大な放射能汚染水を、太平洋に投棄する目前の自公政府と東電である。電力料金が、悪しき政治工作の要となっていることにも留意したい。

 

 恐ろしい事態は、10年前から始まっている。安倍内閣から本格的に始動した。311の東電原発爆発炎上にも関わらず、再稼働を強行した。これには議会も言論も屈した。原子力ムラの暴走は続く。旧動燃のもんじゅ西村謀殺事件、東電の渡辺泰子さん謀殺事件に、言論は太刀打ちできなかった。

 

<参院選後に野党沈没して平和憲法を破壊が本格化>

 おそらくは参院選で野党は、壊滅的打撃を受けるだろう。その後に戦後日本が世界に確約した平和主義の道を踏み外すことになろう。戦争する日本は、核武装の日本を前提にしている。偏狭なナショナリズムが全開するだろう。

 連合の自民党化が約束しているではないか。 

 

<戦後日本が消えてなくなる!無党派の決起で食い止めるしか手段なし>

 ロシアとウクライナの戦争を軽視することなかれだ。国家主義・国粋主義が乱舞することになれば、戦後の平和日本は消える。残された手段は、無党派の決起だ。小選挙区制を廃止することである。

 

 いかなる事由があろうとも、武力で問題を処理する政治体制は許されない。

2022年2月28日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

自民、連合と政策協議推進 運動方針案発表、野党分断狙うhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/162316

2022年2月27日 (日)

ウクライナ悲劇と教訓<本澤二郎の「日本の風景」(4367)

ウクライナ悲劇と教訓<本澤二郎の「日本の風景」(4367)

<ゼレンスキー大統領の失敗は市民を戦闘に巻き込んだことだ!>

 悲壮な決意で「武器は置かない」「プーチンに屈しない」と叫ぶウクライナのゼレンスキーは、一躍英雄になった印象を内外に与えているが、従う国民は哀れである。モスクワの武器弾薬被害を受ける首都・キエフでは、高層マンションに撃ち込まれたミサイル攻撃に打ちひしがれる。ロシアのストロング・ナショナリスト(国粋主義者)の正体を見せつけて余りあろう。こんなプーチンと8年もの間、血税を使って、美食ダンスに興じてきた日本の国粋主義者・安倍晋三に、改めて驚愕するほかない。

 

 市民を戦闘に巻き込んだゼレンスキーもまた、ウクライナの国粋主義者なのか?そうだとすると、21世紀の人類の危機は、国粋主義者の台頭と、彼ら同士の争いに、市民が巻き込まれる不安かもしれない。

 

 被害者は、ロシアとウクライナの兵士とその家族らだけではない。悪党を指導者に選んだ人々の責任でもあろう。

 

<単身モスクワに乗り込んでプーチンと激論すべきだった!>

 もしも、ゼレンスキーが真の指導者だとしたら、単身モスクワに乗り込んで、血に飢えた狼と、徹夜で激論することだった。彼はそうしなかった。「武器を置かない」と抵抗して、圧倒するロシア軍に対して、市民に「武器を持て」とわめいている。

 

 国民の命を守るべき指導者としての資格を放棄している。そのうちNATO軍が支援してくれるはずだ、と思い込んでいる?大事な市民の命を戦闘に晒している。

 ロシア軍と対決するNATO軍はいない。わかりきっているのに、一人英雄気取りかと見られても仕方あるまい。指導者の資質いかんで国民の命は、軽くなったりするものだ。

 

<自ら国民を守るための盾になることだった!>

 国民に武器を持てと叫んだ最悪の指導者は、日本の昭和天皇だった。国家神道という原始のカルト教と教育勅語が開花した場面で強行された。

 横道にそれる。国民は忘れてしまったのか?この教育勅語を幼児教育に教え込んでいた、大阪の森友学園に安倍夫妻が感動した。一連の安倍犯罪による赤木俊夫さん自殺を招き寄せた元凶だ。籠池夫妻がなぜ教育勅語にのめり込んだのか、筆者はまだ知らない。

 

 深い謎である。日本会議と関係があるのだろうが、そうだとすると、怪しげな日本会議の正体は、いまだ不明である。国家神道・靖国参拝・日本会議という極右の不気味すぎる全体像は、現時点でも定かではない。オウム真理教と関係しているのかどうか、誰も明かしていない。事情を知る石原慎太郎は、その秘事を墓場に持ち込んだ。残るは森喜朗・安倍と笹川陽平らに頼るしかないのか。周辺の麻生太郎や上川陽子にも聞いてみたいものである。

 

 昭和天皇の謎は、侍従長・百武三郎日記で暴かれたが、まだ天皇の莫大な財産を誰も明かしていない。伊勢神宮の正体は、内務官僚の渡辺一太郎に聞いている。平成天皇は聞いているだろうか?

 

 日本最悪の暴君は、婦人まで動員して、自身を守ろうとした。竹槍戦法である。「戦後は象徴として、軍部に責任を押し付けて、のうのうと生き続けた」との評価が、昨年になって初めて確定した。これは朝日新聞の成果か。

 

 国民を盾にした指導者は、戦争犯罪者・人間失格の烙印を押されるかもしれない。被害が大きくならない間の和平合意を祈りたい。

 

<相手は血に飢えた狼男・安倍と同じストロング・ナショナリスト>

 ウクライナの指導層を全く知らないが、彼らは旧ソ連時代は、同じ釜の飯を食べてきた仲間であろう。元KGBのプーチンのすべてを承知していたはずである。それゆえに西側のNATOに潜り込もうとしたのだろうが、それを一番恐れ、恐怖を抱く人物が、プーチンであることも分かっていた。

 

 ロシア軍は世界最強を誇る軍事国家で、アメリカと覇権競争に明け暮れてきた実績を有する。軍事対決では、ウクライナとロシアは、大人と子供の勝負にならない。プーチンの侵略に太刀打ちできない。分かりきっていることに、なぜ挑戦したのか。NATO軍を巻き込んで、第三次世界大戦に持ち込もうとしたのか?

 

 プーチンは知る人ぞ知る国粋主義者、安倍の仲間のような人物である。飢えた狼である。それに立ち向かうウクライナの指導部も、同じくストロング・ナショナリストだった?違うだろうか。

 ゼレンスキーの正体が、今一つ分からない。

 

<非同盟非武装中立・不服従抵抗運動が最善の道>

 賢いウクライナ戦略は、非同盟非武装中立が最善であろう。次善の策は、スイスのような非同盟武装中立国家でもいい。隣国の狼が食らいつく余地を与えない国家戦略だ。この戦略が、なぜ具体化させられなかったのか。CIA工作の甘い蜜に吸い付いたのか。民意を誤まったものか、残念でならない。かりそめにも、狼が確実に食らいついてくるNATO加盟に突っ込んで、其の結果、墓穴を掘ってしまったのか?無念の極みである。

 

 今後のウクライナ市民の行動は、非暴力不服従抵抗運動が、国民の命を守り、相応の政治信条を守る戦いが、不可欠ではないだろうか。武器弾薬で解決するやり方は、愚の骨頂であろう。

 

<日本人は安倍・国粋主義者の改憲軍拡に抵抗せよ!>

 日本は、安倍・国粋主義者のもとで、経済面で深刻な打撃を受けた。特に大衆の生活は、貧困と隣り合わせに追い込まれてしまった。自殺する市民も少なくない。隣国との外交関係は、文句なしに最悪である。この悪しき流れに野党でさえも、呑み込まれて恥じない。言論も乱れてしまった。すべてが深刻すぎて、先進国の仲間から外れてしまった。円の価値は1972年6月レベルに落ち込んだ。ため息がでる。

 

 隣国を軽視するナショナリストの国は、今では隣国から軽視されるようになってきている。1%国家は、安倍のもとで、とことん深化して庶民大衆は、そのとばっちりを受けている。

 

 日本は、二度とナショナリストの餌食にされてはなるまい。そのことをウクライナから学ぶ必要がある。安倍の改憲軍拡にNOという国民運動が不可欠だ。

2022年2月27日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

追記 雪国の人たちには申し訳ないが、関東の日中はぽかぽか陽気。昨日は少しばかり庭先にジャガイモを植えた。芽が出るかどうか?フキノトウを一つ見つけ、味噌汁に刻んで浮かせると、正に春の味である。鍬も握ってみると、その後は体の胴体が痛い。肉体の老化を感じさせる。時折パソコンを開いて、ウクライナの様子を見ると、和平交渉の場所で決裂という情けない報道にため息が出る。小異にこだわるナショナリストにうんざりだ。東京ではウクライナ人とロシア人が共にプーチンNOを叫んでいた。そこに神社職員というウクライナ人がネット登場には、違和感を抱いてしまった。

2022年2月26日 (土)

プーチン戦争<本澤二郎の「日本の風景」(4366)

プーチン戦争<本澤二郎の「日本の風景」(4366)

<安倍と似た者同士の国粋主義者=武器による領土拡張の愚>

 人類は1991年に崩壊した旧ソ連(帝国)を忘れているが、当時、スパイ機関KGBで活躍していたプーチンは、典型的な国家主義というよりは国粋主義者となって、大統領の椅子に執着している。大ロシアへの野望実現に動いた。

 

 ウクライナは、ソ連時代の穀倉地帯で核兵器工業地帯だったことを考えれば、ロシアの国粋主義者大統領の標的が何かを知ることが出来る。しかも、そのウクライナまで、米国主導のNATOが、深く手を突っ込んできていたことを悲しむ。言ってみれば、窮鼠猫を噛む類である。

 

 他方、欧米が分析して久しい、日本の国粋主義者・安倍晋三の、国家神道による日本帝国への郷愁もまた、日本とアジアの脅威である。暇さえあれば、改憲軍拡を口走る。日本会議の野望もこの点にある。

 

 プーチンと安倍は、共に国粋主義者として仲間なのだ。よって北方4島返還を棚に上げ、2島返還で譲歩したが、むろん、領土的野心の塊であるプーチンはNOである。「モスクワのエージェントのような、宗男と佐藤優に手引きされた安倍のアホぶりが情けない」という事情通の指摘は、まさにその通りだろう。

 

<プーチンの罠にはまった米国のバイデン=ロシアの狼に対抗困難>

 今のアメリカは、戦争NOが世論である。ロシアの狼を封じ込めることに失敗したバイデン民主党は、秋の中間選挙で共和党に敗北必至だろう。起死回生策が見つかるだろうか。反対に、台湾問題に突っ込むと、もはや再選の道を閉ざすことになる。今後の米中・日米関係の舵取りが、極めて重要になる。

 

 それは岸田政権にも言える。東京の国粋主義者は、台湾独立派とは行動を共にしている。安倍と高市の右翼コンビの牙城でも知られる。このことが中国の警戒心を、異常に高める要因となっている。

 

 軍事面を安倍一派が牛耳って、10年以上にわたって、沖縄周辺の軍拡に力こぶを入れて、中国を刺激して久しい。外交面では、台湾問題が岸田内閣のアキレス腱なのだ。安倍が第二のプーチンにならない、と誰も保証できないだろう。安倍―岸の軍拡ラインによる、沖縄と米国と対中外交の危うさが、岸田文雄を第二のバイデンに追い込む危険性を秘めていることを、強く指摘しておきたい。

 

<ワシントンのNATO作戦の強欲がロ国の戦争屋を誕生させた!>

 プーチンによるウクライナ制圧作戦は、数日で決着をつけてしまった印象を国際社会に発信している。国連も決め手を欠いている。NATOもまとまりがない。優柔不断のバイデンを計算に入れてのプーチン軍事作戦も、底を洗ってみると、ワシントンのNATO作戦が、余りにも稚拙で強欲だった。そこにロシアの狼が噛みついたものだろう。

 

 そんなワシントンに期待をかけたウクライナの悲劇は、人々の目に焼き付いている。誰も手を出して助けてくれない。同情はするが、NATOは事実上、ソッポを向いているだけだ。ウクライナ指導部のお粗末さが、一般市民にも及んできている。恐ろしくも悲しいキエフであろう。

 

 あのチェルノブイリは、キエフの100キロ先にある。崩壊した原発までもロシア軍が占拠した。ウクライナの中枢を制圧するプーチンは、21世紀最大の独裁的暴君の地位を確立した格好である。

 

 バイデンのワシントンに失望する人々は少なくないが、戦場に狩り出されることがない米兵とその家族は、安堵しているだろう。そのことがプーチンの軍事作戦を可能にさせてしまったのだろうが、軍事的に勝利したプーチンによって、世界の人々は、新たな冷戦によって生活を疲弊させてゆく。

 

 ただでさえもコロナと大不況で命を奪われる人々の群れに対して、各国政府は対応不能状態にある。国民の代表も右往左往しているが、日本のバッジ組は自身の優雅すぎる報酬に内心満足している。他方、超格差社会によって老人・年金生活者は、死への道に追いやられている。

 

 疫病と恐慌と戦争=21世紀の野蛮すぎる独裁者誕生に世界は、どう対応すべきだろうか。軍事的対応は愚の骨頂であろう。

 

<徹底抗戦の愚=非暴力不服従抵抗運動の台頭を願う>

 ウクライナ指導者の賢明な対応に期待するしかない。徹底抗戦は最悪の作戦である。人々の死を招くだけである。和平に持ち込むしか打つ手はない。獰猛な牙を向いた狼には、非暴力不服従抵抗運動が賢い対応である。

 戦争回避が賢明な策である。軍事力で野望が実現するという誤ったメッセージを発信させない、せめてもの賢明策であろう。市民の死を誰も見たくない。

2022年2月26日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年2月25日 (金)

安倍と黒田は晒し首だ<本澤二郎の「日本の風景」(4365)

安倍・黒田は晒し首<本澤二郎の「日本の風の景」(4365)

<アベノミクスで殺される庶民大衆にロシアの軍事侵攻が襲来>

 悪いことは次々と起きるものである。超格差狙いのアベノミクスで、大衆は生きる術を失って「安倍と黒田は晒し首だ」と怒っているところに、外交無能の安倍晋三を、繰り返し弄んでいた元KGBのプーチンの陰謀めいたロシア軍の侵攻が、2022年2月24日ウクライナで起きた。目下、地球を震撼させている。貧困生活に追い打ちをかける石油・天然ガスの急騰である。

 


ワシントンのロシア情報は正確だった。ということは、ロシア情報筋が米CIAに対して、詳細を流していたことになる。悲劇は、警鐘を鳴らすだけのバイデンが、ロシアのプーチンというKGB出身の正体を甘く見ていた、其の結果、軍事的暴走を食い止めることが出来なかった点である。NATOも国連も右往左往していて、効果的な外交的手段を失っている。経済制裁を叫ぶのみで、人々に苛立ちを与えるばかりだ。言及するまでもなく、ロシアのウクライナへの軍事侵攻に大義はない。ロシアとウクライナの戦争反対市民が、プーチンを追い詰めるか、その行方も注目したい。ロシアの年金崩壊も表面化する!攻めるロシアのGDPは中国の10分の1、韓国にも劣る。

 

 獰猛なオオカミが、ウクライナ市民の血を流さないことを祈るしかないというのも、嘆かわしい限りだ。プーチン暴走を許した、ワシントンとウクライナ政府の、NATO対応のまずさ・読みの甘さも問われるだろう。モスクワを追い詰め過ぎた結果でもある。

 

 寛容さを失っては民主主義外交も、いい結果をもたらすことはないのだ。

 日本では、安倍・黒田のお陰で、日本の円の価値は50年前に落ち込んでしまっていた。前途に不安を抱く人びとの「安倍と黒田は晒し首」論は、止まることがないだろう。

 

<うそつき晋三に騙された国民と殺し屋プーチンにもてあそばされた心臓>

 清和会OBによると、鈴木宗男が仕えた中川一郎は、アメリカに亡命したKGBレフチェンコの証言から「ソ連のエージェント」と認定され、訪米ビザを止められた。これが中川自殺の原因。

 「安倍のロシア外交は、宗男や佐藤優らのいい加減な罠にはまって、見事にプーチンにしてやられた。結局のところ、プーチンは憲法で北方領土返還を不可能にした。今外務省のロシアスクールと中国スクールは、開店休業状態だ。閑古鳥が鳴いている」とも決めつけた。

 

 ご存知、国民を嘘で散々弄んだ安倍は、反対に比例してプーチンにもてあそばされた。馬鹿を見た安倍と日本国民である。

 朝鮮半島の南北和解に対しては、米国大統領のトランプにさえもブレーキをかけた安倍晋三の国家主義・国粋主義外交は、歴史の教訓に反する。外交面でも負の遺産ばかりだ。

 

<1972年6月は安倍の叔父・佐藤栄作退陣のころに戻った皮肉!>

 安倍の祖父の岸信介の実弟・佐藤栄作内閣のころ、日本経済は落ち込んでいく。1971年にニクソン・ショックで、為替は変動相場制に移行、翌年2月にニクソン訪中、沖縄返還は同年5月15日。

 国際決済銀行(BIS)が公表した円の為替レートは、同年6月の低い水準に落ち込んでいた。安倍・黒田の超円刷りの負の実績に愕然とする。超右翼の安倍や高市の口から、アベノミクスという毒薬を耳にする機会は無くなっている。

 

<安倍広報宣伝のNHKも報道!聞きたい安倍の説明責任>

 円の価値の急落に国民はうろたえるしかない。輸入品は高くて買えない時代の到来である。敗戦後の日本を想起する高齢者もいるだろう。

 BISの発表を、安倍広報を一手に担ってきたNHKも報道した。以下に貼り付けた。外交もダメだったが、内政も破綻寸前だ。日本も年金崩壊が近づいてきている。ロシアを笑えない。

 

 安倍は、この日本をここまで貶めたことに対して、どう釈明するのだろうか。

 

<黒田よ!今後も株を買い支えてハゲタカを喜ばせるのか?>

 日銀総裁の黒田の罪も重い。

 株が下がると、日本の中央銀行が買い支えた。日本の株主の筆頭が黒田・日本銀行である。安倍はろくでもない政治屋だが、黒田もまたとんでもない役人だった。長い間、外国投資家に甘い餌を撒いてきて、円の価値の低落に貢献してきた。

 

 「もうそうした資金も枯渇してきた。日銀が破綻している」というのだ。安倍も悪党だが、黒田も同様である。日本は、二人のとんでもない人物で、衰退へと向かっている。そこに安倍の遊び仲間のプーチンの暴走が始まったことになる。人々に覚悟を求めている。

2022年2月25日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

BIS=国際決済銀行が17日発表した円の「実質実効為替レート」は、先月の数値が67.55と、19726月以来、およそ50年ぶりの低い水準になりました。
実質実効為替レートは、ドルやユーロ、人民元など主要な国と地域の通貨について貿易量や物価水準などを考慮して比較し、通貨の総合的な実力を算出しており、その数値が低いほど海外からモノを買う際の割高感は高くなります。
日本が輸入する原油や穀物などの価格が国際的に高騰しているなかでは、通貨の対外的な購買力の低下は家計への逆風といえます NHK

 

<林真琴検察のお陰で首がつながる心臓を許せない!が国民の叫び>

 

本澤先生、安倍の負の遺産です。安倍の犯罪は一発アウトばっかり
ですが?検察が動かない、林真琴の定年迄約5ヶ月です。2/21  仲村
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220221/1000076926.html

2022年2月24日 (木)

マンションで覚醒剤密造<本澤二郎の「日本の風景」(4364)

マンションで覚醒剤密造<本澤二郎の「日本の風景」(4364)

<麻薬で衰退する日本は恐ろしい清朝末期へと突入か!>

 麻薬の密造場所がマンションだった!やくざ暴力団の組織犯が初めて逮捕されたが、この国がここまで病んでしまっていることに腰を抜かす。本来であれば、警視総監と警察庁長官を更迭すべき場面であることを、政府に糾弾しておきたい。

 

 オウムのサリン事件では、悪魔の教団が毒ガス兵器から核兵器開発にまで手を伸ばしていた。それを公安当局は、見逃してきた。そのことで、誰一人責任を取らなかった。もうこのことだけで、この国の病は、回復不能の重症どころでないことが理解できる。

 

 そして今回、マンション内での覚醒剤密造事件の発覚となると、途方もない事態がこの国に襲い掛かっていることを裏付けている。やくざ組織による大量・大掛かりな覚醒剤が、役人や会社員から、広く家庭の主婦、若い女性にまで及んでいると判断すべきだろう。

 

 運動選手や芸能人に限らないのだ。高額であろう覚醒剤にまとわりつく日本人?既に、欧米性社会を通り越している可能性さえ否定出来ない。

 

<「木更津レイプ殺人」犯の入れ墨やくざも麻薬常習者と断定可能>

 2014年4月28日に非業の死を遂げた木更津市の栄養士は、戦争遺児であった。彼女をレイプし、半年ほど性奴隷に縛り付けた、3本指のやくざ浜名を許すことは出来ない。100万回叫び続けようと思う。

 

 犯人は、カルト教団にも売り込んで、その政治力で介護施設を経営しているであろう浜名を、被害者の栄養士は、真面目な教団信者と思い込んで、一人住まいの自宅に招き入れて、強姦事件は起きた。2013年夏のことである。覚醒剤常習者にとって、強姦は朝飯前なのだ。

 

 富津市出身の浜名を知る市民は「明らかに薬を使っていた。彼の立ち居振る舞いから判断できる」と断定している。彼と一度面会したことのある市民も「大声を上げて訳の分からない話をしていた」と証言している。浜名と仕事をしている大工のS、ヘルパーのYは、浜名のすべてを知っている。これまで何度も固有名詞で追及してきたが、彼らは逃げまくっている。

 

 以来、それまでの凡人ジャーナリストは、社会部記者経験が薄かったせいで、麻薬事情に疎かったが、今はおおよその見当がつく。「マンション内での覚醒剤密造を軽視すべきではない」と強く関係方面に訴えることが出来る。氷山の一角だ。今食い止めないと、この国は覚醒剤戦争に敗北して、衰退する運命にあるだろう。

 

 中国の最後の帝国・清朝を滅ぼす原因となった、アヘン戦争を想起することも可能である。

 

<女性の人権は守られないやくざ跋扈の社会に無責任警察>

 日本の警察は優秀?嘘である。カラクリがある。警察正常化協議会の大河原宗平氏らが内部告発している。警察と検察と裁判所が癒着・連携しているため、法廷では99%有罪が確定するが、事実はトリックに過ぎない。

 

 覚醒剤という強姦武器を力づくで強要されると、まず99%の女性は屈服するほかない。覚醒剤の恐怖である。やくざの場合は、強姦七つ道具のようなものも用意しているため、動画撮影もしてしまう。被害女性は逃げられない。逃げれば「ネットに流す」という脅迫で、完璧に女性の人権を奪ってしまう。

 

 このやくざの手口を真似る輩がいる。たとえば、薬物を使用した強姦魔の罠に、伊藤詩織さんはかかってしまったものだろう。声を上げた彼女の勇気に、全国全世界の人々が、支援の手を差し伸べている。これにはヒラメ判事も逃げられない、と見たい。

 

 不幸にしてこの悪辣な性犯罪に対して、安倍と菅が待ったをかけた、と誰もが信じている。実行犯は、現警察庁長官の中村格。警視庁は強姦魔を、意図的に逃がしてしまった。立派な法律があっても、運用する人間が悪魔だと、法も機能しないという不条理を証明した事例である。

 

 「木更津レイプ殺人事件」で判明したことは、警察はやくざ捜査を回避することに慣れていることだ。しかし、そうはさせない。   

 

<暴力団と癒着して恥じない日本警察の不条理>

 事情通は、今回のマンションでの覚醒剤密造事件の発覚を、警察の成果というよりは「何かの手違いによってだろう」と冷ややかである。それは「警察とやくざ暴力団は、上の方でつながっている。アメリカと同じ」という。「本格的な捜査はしない」のだと。頷ける?

 以前は、よくハリウッド映画を見た。悪徳警官とマフィアの結びつきなどが描かれるものだから、民主主義のアメリカで?とひどく驚いた。それが日本でも、というのである。

 

 医療事故で泣かされてきた元自民党代議士秘書は「警察は税金泥棒」とあけっぴろげに批判する。最近は「やはりそうか」と納得できるようになった凡人ジャーナリストである。暴力団やくざの腐れ縁は、お話にならない。

 警察正常化協議会が警察の裏金作りを糾弾するのも、けだし当然なことなのだ。市民の個人情報を集めて、それを秘密のファイルにして、極秘保管しているという指摘には、正直なところ、うんざりだ。本物の政治改革が不可欠だ。

 

<警察不信=警察が企業に個人情報提供の恐怖>

 市民運動家が、岐阜県で発生した、これまた恐ろしい裁判結果をメール送信してきた。警察が違法に収集したであろう個人情報を、特定の悪徳企業に流したという許しがたい違法事件のようだ。

 

 これは全国ニュースではないか。地方レベルではない。国民すべての秘密ファイルの存在を、裏付けて余りある。独裁的警察監視社会そのものであろう。大変な日本だ!日本国憲法は全く定着していない。戦前特高警察が生きているのか!

 

 特に、女性に対して、決起するように懇願したい。女性の人権は守られていない。覚醒剤とやくざに取り囲まれている社会では、誰でもが「木更津レイプ殺人事件」の栄養士のような運命が、待ち構えている。「明日は我が身」なのだ。自立する女性が主役になる社会にしないと、女性はオオカミと共存する危険な日本で、これからも生きなければならない。伊藤詩織さんの事件は、誰でも起きる。声を上げる勇気が不可欠だ!

2022年2月24日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

NHK東京・新宿区のマンション1室で覚醒剤を密造したとして、暴力団幹部ら4人が逮捕されました。暴力団がみずから密造したとして摘発されるケースは珍しいということで、警視庁は密売で得た利益が資金源になっていたとみて詳しいいきさつを調べています。

NHK岐阜NEWS WEB 0221日 1927分 
住民情報を警察が企業に提供はプライバシーの権利の侵害で違法
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20220221/3080008264.html

 

TBSニュース    211709
岐阜県警が個人情報を・・・風力発電反対住民が訴え 220万円支払い命令
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6003916.html
警察正常化協議会・大河原宗平講演https://www.youtube.com/watch?v=BOGO5A88iRM

2022年2月23日 (水)

アメリカの良心<本澤二郎の「日本の風景」(4363)

アメリカの良心<本澤二郎の「日本の風景」(4363)

<バイデン外交は寛容さが全くなく間違いだ、がワシントンの良心>

 今から50年前の1972年のニクソン米国大統領の電撃的訪中の際の通訳が、現在も健在だった。TBS記者が単独会見を敢行してくれた。当時の米外交官の見識に感銘を覚える。取材した特派員は、元ワシントン支局長の強姦魔と天地の開きを感じた。彼はジャーナリストである。

 

 秘密好きのニクソンは、毛沢東との大事な会談において、側近のキッシンジャーを同伴させたが、肝心の通訳を外した。従ってニクソンもキッシンジャーも、中国人通訳を通してしか、内容を理解していなかった。

 

 米元外交官の通訳・フリーマンは、台湾問題に対する毛沢東コメントを、間違って理解していたニクソン外交のことを、現在も忘れることが出来ない。当然であろう。自国の通訳を使わなかったニクソンは、大統領として問題があった。その先にウォーターゲート事件が待ち構えていたのであろう。

 

 通訳は相手国の歴史だけではなく、その国の社会や文化、人々の価値観などを理解していなければ、正確な通訳は出来ない。其の点で、通訳外交官の養成と、対応するポストを用意する必要があろう。おそらく、日本の外務省にも本物の通訳はいないはずである。

 

 日本や欧米の要人が「自由で民主主義」という価値観を振りまく時の、この根幹にある価値観、すなわち寛容の有無が不可欠である。相手や相手国民に対する思いやりが、外交を成功するために重要であるが、今はこれが欠落している。寛容のない外交的主張は、昨今日本では安倍晋三とその腰ぎんちゃくの高市早苗に代表されるが、それに小躍りするのは、決まって右翼がかった一部の人々だけだ。

 

<ロシアや中国に対する責任の押しつけを米リベラルは反対>

 昨夜、Youtubeでテレビ東京の元モスクワ特派員の「ロシアの目線」での解説報道を見て、なるほどと思った。第二次世界大戦最大の被害国は、旧ソ連、いまのロシアである。

 ヒトラー侵略によるモスクワ・キエフ陥落などの悲惨な死者数は、他国を飛びぬけて圧倒している。大戦最大の被害国といっていい。日本敗戦時の日本兵捕虜の抑留や北方領土占拠は、日本人にとって耐えがたいことだが、一方的にモスクワを非難するだけでは、外交決着は無理だ。

 

 米外交官のフリーマンは「アメリカの影響力がウクライナに及んでいることに対する強い反発」「従ってそうではないことを示せ」となる。ウクライナのNATO化はやりすぎだ、と指摘している。

 

 ウクライナは旧ソ連最大の穀倉地帯で、唯一ともいえる大工業地帯だったことさえも忘れている者がいる。ロシアが生き延びるための、手放すことが出来ない地域という経済的理由がある。そこがワシントンに管理されるということは、ロシア人にとって耐えられないだろう。おいそれと砲弾を撃ち込むことは出来ないのだ。

 

 NATOの欲望・ワシントンのそれを抑制する方式を打ち出せる外交が、ワシントンに課せられていることになろう。それがバイデンには出来ない。万一、戦争になれば?絶対に避けねばならない。ここはアジアの日本外交の出番だが、今の政府に期待しても無駄だろう。G7にただ同調するしか能のない日本外交が悲しい。

 

 フリーマンは、米国の対中外交にも釘を刺す。「中国が台湾に軍事力を使う必要性を感じさせない状況を作れ」と進言している。真っ当な外交提案である。

 米国の中国とロシアに対する外交は、基本である寛容さが欠落して、事態を悪化させている。

 

<米民主党の失敗はサンダース上院議員を葬った罪か>

 筆者は、1993年に1か月かけて米国の中枢を取材して回った。「読売改憲論の巣がどこかで見つかるかもしれない」という誘惑に駆られてのことだった。

 多くの左翼的人士は、日本の先祖返りの元凶はワシントンと信じて疑わない。その証拠を見つけようとして、ワシントンやニューヨークその他全土を駆けずり回った。結論は「先祖返りの元凶は読売や今の日本会議、安倍晋三ら戦争犯罪者の野望」との結論に達した。犯人は東京だった。

 

 ワシントンの良心に安堵した。そのことに日米外交の中枢で活躍してきた第一級の宮澤喜一が、その通りだとお墨付きの手紙をくれた。何でも元凶はワシントンと決めつける前に、ワシントンの良心との接触を図れといいたい。宇都宮徳馬はそれを実践していた。

 

 戦争犯罪者の岸信介の一味が自民党に巣食っていることに、平和国民は気付くべきである。悪魔は、東京に存在する!日本の外務省にも野田英二郎ら護憲リベラルの外交官がいる。彼の後輩らには声を上げてほしい。

 

 ワシントンには、バーニー・サンダースとその仲間が沢山いる。バイデンだけではないワシントン人脈との交流が、日本の政治家に求められている。サンダース80歳、今どうしているか。彼の声を聞きたい。

 トランプもそうだったが、バイデンも死の商人・米産軍複合体にからめとられている。日本は、ジャパン・ハンドラーズに外交を委ねてはならない。強く指摘しておきたい。

2022年2月23日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

元外交官
フリーマンさん

「ロシアは、アメリカの影響力がウクライナにまで及んでくることを拒もうとしているのです。ロシアの行動のメッセージは『ウクライナに侵攻する必要性がない状況にしてくれ』ということです。そしてそれは台湾問題についても同じです。中国が台湾に対して、軍事力を使う必要性を感じないような状況を作ることが重要です。それは外交の仕事であって、軍事力を見せつけることは助けになりません」 TBS報道)

2022年2月22日 (火)

長い物には巻かれろ<本澤二郎の「日本の風景」(4362)

長いものに巻かれろ<本澤二郎の「日本の風景」(4362)

<野党も必死で不完全ワクチン打て打て!責任とれるか>

 人間は楽な道を選ぶ。寄らば大樹だ。憲法違反さえいとわない。ゆでガエル人生の結果、現在の日本の政治も経済も破綻寸前である。目下、コロナ問題で野党がこぞって「ワクチンを打て打て」とがなり立てている。打って亡くなる人も少なくない。副反応は4,5年後が危ない。誰が責任を取るのか?誰も取らない。それでも、ともかく打て打ての合唱である。

 もし、問題が大きくなった時は「政府自治体も煽っていた」と開き直ることだろう。コロナ感染は、個人の責任において「うつらない、うつさせない」に徹することが基本である。

 

 娘夫妻に催促され、3回目を打った友人は「もう打つな」と悲鳴を上げている。我が弟は、孫たちのことを考えて3回目。38度の高熱に泣いた。「3回目はNO」という身内もそばにいる。やみくもに打つなかれ、である。

 簡単にワクチンが作れるわけがないだろう。

 

<翼賛議会へとつっ走る第二の維新化・国民民主党の哀れ!>

 危険すぎる日本会議の安倍晋三内閣と、多くの安倍事件に蓋かけしてきた菅内閣も幕を閉じて、もう安心とばかりに、本来は野党の大黒柱と思われてきた国民民主党が右へ急旋回、国会の翼賛化にどす黒い羽を伸ばしている。

 

 今更の反共主義にあきれるばかりだが、公明に次いで、維新そして国民民主党の自民党化だ。これでは国民が期待する国会審議は、ますます形骸化する。参院選後の平和憲法の破壊活動が本格化して、元来た道へと日本人を巻き込んでいく。

 

 子や孫を持つ世代は、深刻すぎる課題を背負うことになろう。既に隣国は日本の将来を予測していたかのように、今では米ロに次ぐ軍事大国だ。日本など恐れてはいない。日本も負けてはいないとばかりに、極右は「専守防衛」を取っ払って、核ミサイル大国を目指す地球破壊国の一翼を担いたいらしい。

 それゆえの戦争神社・靖国も伊勢も出雲、明治も控えている、とうそぶいている。神代の世界が好きな極右の面々が、いま政権の中枢に控えて、内閣の舵取りに懸命だ。

 

 軍事大国は、国民の血税を武器弾薬に集中させ、財閥・軍需産業を肥え太らせるだけだ。原子力ムラの思うつぼである。ただでさえも安倍・日本会議のお陰で、軍事費は毎年うなぎ上りではないか。

 比例して日本国民の生活は、文句なしに疲弊してゆく。余談だが、昨夜Youtubeで孫正義の宮殿を見てしまった。白金(しろかね)という東京都の一等地に聳え立っているが、対抗してか近くに、昔ながらの日本人民の家もあって「孫に負けるものか」と張り合っていた。繰り返すが、軍国主義は富の一極集中の極め付きを内外に印象付けるだろう。

 改憲派の維新・民主は、国民政党というよりは売国政党でないだろうか。

 

<韓国の有力大統領候補がすごい公約を掲げている!>

 困った事態が生じてきた。次期韓国大統領候補が、日本どころかアメリカやEUをまねて、原発大国に突き進むと言いだしたのだ。核武装も念頭にあるのだろう。東アジア大乱の元凶の一つになる可能性を否定出来ない。

 原子力ムラのカネと票で、韓国にも右翼政権が誕生するかもしれない。日本をまねていることが分かろう。貧困と軍拡の地球にしたいのか。

 

 中東・ウクライナと、東アジアの、新たな火種を予感させる。

 

<辺野古に次いで馬毛島の米機訓練基地化に折れた大馬鹿市長>

 頭が腐ると、胴体から両手両足も腐る。それが南の小さな島で起きている。

 米空母艦載機の訓練場所を、極右・安倍の実弟である岸信夫の防衛省で、強力に推進されていた。安倍家のお庭番・加藤勝信も首を突っ込んだ馬毛島利権を、米軍基地として提供するという。国民主権を奪う行政行為である。 

 貧しい地方では、利権に転ぶ。フクシマもそうだった。原発基地の住民と同じである。悲しい属国・日本は、まだ継続してゆく。

2022年2月22日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

国民民主、異例の「予算案賛成」へ…玉木代表の提案を議員総会で了承韓国大統領選の最大野党候補「世界一の原発大国目指す」 仏も脱原発撤回

(南日本新聞)西之表市の八板俊輔市長は20日、馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に反対する市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」と市内で面会し、岸信夫防衛相に提出した要望書の意図などを説明した。「『整備決定』という新しい局面を迎え、市と国との協議の場を設けてほしいという趣旨だ」と理解を求めた。

2022年2月21日 (月)

アベノミクス大惨状<本澤二郎の「日本の風景」(4361)

アベノミクス大惨状<本澤二郎の「日本の風景」(4361)

<国交省データ改ざんでも先進国最低の成長率(GDP伸び率)>

 「安倍を豚箱に入れろ」「半殺しにしないと腹が収まらない」などと怒りの声が、今も列島の津々浦々で聞こえてきている。蓄えた金力で派閥を牛耳り、あまつさえ岸田文雄を操って、隣国との外交まで押さえて恥じない売国奴に辟易する国民は多い。

 本来は、批判する使命のあるはずの新聞テレビが、今も御用聞きのヒラメ記者を使って広報宣伝さえしている。

 実際は、経済は良くなり、失業率は減少し、国民生活は上がっている、などと国会や街頭で叫んできた安倍晋三の叫びは、真っ赤な嘘だったことに見向きもしない。それが現在、国際的な経済指標で公開されて、国民は衝撃を受けているありさまだから、安倍批判は収まりそうもない。真実を報道しないマスコミと、其れを鵜吞みにしてきた無知蒙昧の徒の日本を象徴している。

 

 野党の不勉強と無力が、追い打ちをかけてきた、とも指摘したい。日本の2021年GDPは1・5%止まり、欧米5・7%、英国7・5%、中国8・1%だ。

 厚労省についで、国交省も基礎データを改ざんしてもこのありさまである。実際はもっと低い数字の日本なのだ。日本の価値を急落させる日本銀行の大量の円刷りと円安操作と大量の株買いで潤ったのは、財閥1%など富裕層のみ。

超がいくつもつく格差社会を生み出したことになる。アベノミクス大惨状は、国民生活を破綻へと追い込んでいっている。

 

<コロナ大恐慌下の続く異常物価高に疲弊する市民生活>

 消費のうち食費に占める割合・エンゲル係数を比較すると、日本の家庭の沈没ぶりがより明らかだ。2014年から今日まで、ドイツ18%、アメリカ15%だというのに、日本は27・5%である。収入の低さと、高い食料品を裏付けている。

 

 日本人の生活水準は低すぎることが理解できるだろう。

 最近の異常な物価高を数字で示すと、灯油が33・4%、ガソリン22%と跳ね上がって、大衆の苦境に追い打ちをかけている。電気が15・9%、ガス13・2%と、この不況下の異常物価高は、今後も続いてゆく。

 

 国民所得の負担率が48%、6年連続して過去最高の数字である。大衆沈没を裏付けている。反対に、1%+αの優雅すぎる様子を見て取れるが、この中には与野党国会議員や高級官僚・裁判官らが加わっている。貧者の税金で支える日本国なのである。

 

<地方創生は言葉だけが躍り、地銀は破綻寸前>

 安倍政府の宣伝機関となってきた「地方創生」はどうか。既に北海道夕張市の惨状は、京都市にも波及している。千葉県でも富津市が。他にも沢山貧困自治体が存在している。

 

 地方経済の動向は、地元の金融機関の様子でわかる。カネが動いているかどうか。カネの借り手がいて、銀行は利息で回転するが、これが全く見られない。地方の経済活動は止まっている。地銀が破綻寸前なのだ。

 Youtubeには、全国の観光地・温泉地が廃れてしまっている映像が、沢山みられる。廃村・廃集落が無数にあることも。地方が死の街に墜落している。それでも、自公(神社信仰と創価学会)にぶら下がる人々の哀れさを感じないわけにはいかない。

 

 地方創生担当大臣と役人には、仕事などない。それでも高給を食んで暮らしている、不思議・異様な日本である。

 

<安倍の歴史認識・経済いじめの韓国に追い抜かれたアベノミクス賃金>

 株事情に詳しい人物の話では、上場株を目指して「ジャスダック」「マザーズ」が存在したが、今は廃れて統合した。「クローズ」という。名前からして墜落市場であることを物語っている。

 

 「企業が従業員に分配すれば、税金を安くするという。しかし、日本の企業の90%は税金を納めていない。恩恵は大企業へ。企業間格差はさらに拡大する。敗北企業のため、低賃金で働いている会社員も、悲劇を通り越している。コロナで仕事を失った人たち、はたまた逃げた男が、子供の養育費も支払わない母子家庭の前途は、どうなるか」という言葉に声も出ない。

 

 岸田文雄の側近官房副長官と小池百合子に聞きたい。前者は、銀座の女性に子供をつくり、認知して面倒をみている。他方、東京都の公園協会幹部の杉嶋拓衛は、養育費を払わないため、何度も本ブログで呼びかけているが、小池からも回答がない。不条理は、政治屋から役人まで及んでいる。

2022年2月21日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員) 

 

(長崎新聞)国や大阪府、大阪市の補助金計約17千万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われた学校法人「森友学園」(大阪市)の前理事長、籠池泰典被告(66)と、妻諄子被告 (62)が6日、長崎市内で講演した。泰典被告は逮捕から300日に及んだ勾留生活を振り返り、「安倍政権、国家による口封じだ」と非難した。

2022年2月20日 (日)

最高裁の過ち<本澤二郎の「日本の風景」(4360)

最高裁の過ち<本澤二郎の「日本の風景」(4360)

<誤まれる国策と日本医師会に尻尾を振る高給取りの判事の面々>

 コロナ禍で東京都医師会長の金儲け報道が注目を浴びたばかりだが、今度はわいせつ医師への二審有罪判決を、三審の最高裁が破棄して、審理をやり直せと高裁に差し戻した意外な判決を、ゴマンといる医療事故の遺族が反発している。

 日本の最高裁は、現在、極右・安倍晋三の時代に「保守こちこちの人物」という判断のもとで、最高裁判事に就任し、最高給を懐に入れて、日本で最も優雅な15人で構成されている。

 政府与党になびく日本医師会と国策に順じて、憲法の平和主義や人権規定を軽視する最高裁判決は、遠慮なく言わせてもらうと、最高裁判事の過ちであると厳しく批判したい。医療事故遺族の偽りのない信条である。昨日は、心優しい被害者夫人が、蠟梅を用いたブローチと襟巻を送ってくれたついでに、感謝の電話をしたところ、彼女は同判決を一撃のもとに斬り捨てた。

 

 「打て、打てワクチン3回打て」と叫んでいる政府自治体医師会の言い分に、どれほどの説得力があろうか?電話をくれた医療事故被害者の夫人は無論、ワクチンを拒絶していた。

 

<二審のわいせつ医の有罪判決を破棄、審理やり直せは間違い!>

 裁判の詳細など知る由もないが、一般論として女性の訴えがどういうことなのか、この点に留意すれば、判事として軽率な判断は避けねばならない。それは当事者にとって、すごい一言で表現できるだろう。普通は、女性は泣き寝入りする。日本では、こうしたことが発覚した場合、被害者も白い目で見られる半封建性の風土が待ち構えている。

 

 それを覚悟の上での法廷闘争は、いかにわいせつ行為が耐えがたい屈辱的なものだったことか!一般論として、医師の素行は、こと女性に関していうと、極めて悪い。ひところ、ベンツを乗り回し、別荘をもって女囲いが代名詞という評価が、医師に付きまとった。豊富なカネと関係している。紳士の固まりのような判事は、其の点、大丈夫だろうか。

 

 日本の医師・病院・厚労省官僚も、悲しいかな「医の倫理」が確立していない。彼らは、法廷闘争でも、証拠を独占かつ隠して、嘘の証言も駆使して負けることを知らない。そこに悪徳弁護士が弁護するものだから、判事も悪徳医師の味方をして判決を出しがちだ。

 

 したがって、二審の有罪判決は重い。それを蹴飛ばした最高裁判事に対しては、精神鑑定が必要かもしれない?本気でそう思う。 

 

<地に落ちた医師の倫理を軽視、被害者の屈辱的叫びに応えず>

 人間の命は、この地球上で一番重い。その命と向き合っている医師は、それこそ最も高貴な職業である。人殺しの武器弾薬づくりで高給を食む職業とは、比較にならない、まさに崇高な人たちである。

 

 しかし、条件がある。医の倫理の人である、この一点を貫く医師が、普通の医師なのである。現実は怪しい。曇り空で星を見つけるに等しいほど少ない。間違いなく善良な医師はいるが、見つけることは困難である。

 

 他方、被害者の人権について、保守的な判事はそれを軽視、もしくは放棄しがちだ。国策に従う輩が多い。ヒラメ判事という言葉は、人権派弁護士から聞いたものだ。何のことか分からなかった。そのうちにヒラメ記者が登場した。人権意識の低い日本でこそ、人権派弁護士という言葉が氾濫している事態こそ、いまの法曹界の実態をあぶりだしている。

 

 15人の最高裁判事の中に、人々の尊敬を集める人物はいない。はっきりしている。そこで今回の判決が飛び出したものだ。

 

<我が次男は二度の医療事故で人生を奪われ、医師も東芝病院も反省謝罪なし>

 世は21世紀である。宗教家のような運命論などあろうはずもないが、それにしても他人や親兄弟に迷惑もかけなかった努力家の次男に襲い掛かった二つの医療事故で、彼は二つとない人生を奪われてしまった。

 医療事故をした医師のただ一人として、謝罪の言葉をくれない。父親の非力を嘆いても致し方ない。二度目のそれは、誤嚥性肺炎で緊急入院した、その数時間後に、痰がのどに詰まって窒息死。カルテを見て驚いた。東芝経営の東芝病院は、患者を個室に入れて、100分も放置していた。ありえない深刻すぎる看護事故死である。

 個室に警報装置・モニターさえなかった。息子のもだえ苦しむ姿を思い浮かべると、遺族はとても耐えられない。呼吸を止められたのだ。緊急病院での事故死である。業務上重過失であるが、東京地検は「解剖していないので死因確定不可」と不起訴にした。検事の松本朗を抑え込んだ人物も知りたい。疑うなら、原発と武器メーカーの国策会社・東芝か電通が、安倍に要請したのかもしれない?検事総長が動いたか?

 

 遺族は、検事のひどい仕打ちを忘れることができない。

 

<妻は311東芝製原発の核爆発で肺がん死の可能性否定出来ず>

 最近教えられて、311の4日後の315に、フクシマから飛来した大量の放射能について、大いに気にするようになった。東電原発3号機は、東芝製の原子炉だ。燃料はウランではなく、核兵器の材料になるプルトニウムを加工したMOXを使用していた。したがって、東電が言うような水素爆発ではない。核爆発である。その威力を、今もネットで見ることが出来るだろう。間違いなくヒロシマやナガサキと同じピカドンである。

 2011年3月15日午前10時から11時の間、戸外に出ていた都民のなかに体力の弱い人たちは、確実に放射能被ばく者となっている。妻が吸い込んだと仮定すると、確かに彼女は翌年から咳が止まらない。風邪の治療を受けていたが、精密検査をしたら、既に肺腺癌三期で打つ手もなく2013年11月23日、次男の2010年4月7日の死の3年半年後に、311からだと2年半後に亡くなった。初めて目撃した非業の死だった。

 ことによると、原発・武器メーカー東芝は、我が家から二人の命を奪った可能性を否定出来ない。

 

 反省も謝罪もしない医師と病院の日本は、医療事故多発国である。「明日は我が身」にならなければ、幸せな日本人といえるだろう。医師に肩入れする最高裁の今回の判決は、悪徳医師に加担している可能性に、被害者の憤りを共有したい。

2022年2月20日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(時事)東京都足立区の病院で2016年、手術直後の女性患者の胸をなめたとして、準強制わいせつ罪に問われた医師の関根進被告(46)の判決が18日、最高裁第2小法廷であった。三浦守裁判長は逆転有罪とした東京高裁判決を破棄、被害を裏付けるとされるDNA量の検査について「信頼性を解明すべきだ」として、審理を同高裁に差し戻した。

2022年2月19日 (土)

東大の肩書<本澤二郎の「日本の風景」(4359)

東大の肩書<本澤二郎の「日本の風景」(4359)

<信仰教団教祖の専売特許は唯一「東大法学部」でカネと女>

 今朝も寒い。パソコンを打つ両手は冷たい。吐く息も白い。電気ストーブとひざ掛けが、冬季朝方の我が格好である。居間は灯油ストーブ。エアコンは凍って使えない?炬燵が便利だ。そんな時、Youtubeを開くくせがついた。

 

 アジア蔑視論でアジア諸国民から忌み嫌われている福沢諭吉が書いた「学問のすすめ」の冒頭、誰もが納得する人間平等を紹介している。今では当たり前の人間平等は、アメリカから仕入れたものだろう。というわけで、キリスト教について調べようとして、まずはカトリックとプロテスタントの違いを解説するYoutubeを見つけた。すると、どうだろう、新たに日本の新興宗教の教祖の長男が、教祖を頭から足底まですべてを暴いている映像が飛び出した。

 

 開いてみて驚いた。「私の父親は東大法学部卒。これしかない。それ以外はすべてが出鱈目」といった息子の歯切れのよい発言がぽんぽん飛び出した。納得である。日本の庶民大衆は、未だに東大法学部を羨望の目で見ているということか。教祖の息子は、多くの日本人に「東大糞くらえ」と叫んでいるらしい。合点した。教祖は離婚し、今は再婚、カネどころか女もいっぱい従っている、というのである。日本人の愚かさというか、人間のいい加減さを象徴している。

 

 宗教にからめとられるな、との警告でもある。

 

<1万人信者の出世街道は教祖本買い占め競争>

 イカサマ教祖のことについては、以前から知っていたが、彼の本が毎度のように出版界でベストセラーになる不思議の裏側を知りたいと思っていたのだが、教祖の息子が鮮やかに暴露してくれた。

 

 1万人の信者の為すべきことは、持てる財産、稼いだ金をつかって、教祖本を買いまくることだった。なるほど理解できた。選挙の票稼ぎで出世する新興宗教も有名だが、こちらは教祖本の買い占めだった。

 狭い部屋に住む信者だと、教祖本で埋まってしまうだろう。どう処分するのか?ここが新たな関心事となる。 

 

<息子の長男は車で送り迎え1日8時間家庭教師と友達排除>

 東大OBで新興宗教を立ち上げ、1万人信者から金集めし、周囲には30人から40人の美女をかしずかせている!これも驚きである。

 これには、ホリエモンも歯が立たないだろう。東大OBで一番の金持ちで、優雅な生活をしていることになろうか。息子にも同じ道を歩かせようとした。そのため幼いころから、毎日8時間の勉強には家庭教師がつきっ切り、学校は車で送り迎え、友達との遊びは厳禁、籠のとりを強いた。進学校の麻布中試験を受けさせられた。見事失敗して、教祖の後継者になる道から落馬した。

 

<進学校・麻布中学不合格で東大入学失敗・反教祖で年収2000万円>

 Youtubeで証言する教祖の長男は、明るい表情で教祖と教団のインチキを暴露する。無神論者には、その意味することが、よく分かる。宗教に名を借りた金儲けは、もっともずる賢い金儲け・ビジネスである。

 息子は教祖道を外れて、むしろ人間らしい人生を送っているらしい。それでも、年収2000万円、国会議員と肩を並べている。

 

 同じような教団は、武器弾薬づくりに特化、地下鉄サリン事件という無差別テロを強行して壊滅したが、まだ分派が公然と存在、公安当局の貴重な仕事になっている。オウムの教祖は東大ではなかったが、人殺しを平然とやってのけた悪魔だった。その根っこは今も存在している。黒幕を暴くことをためらっている?公安当局を恐れる。

 

<秋篠宮家の長男も学習院蹴って東大コース目指す哀れ!>

 東大にあこがれるのは、新興宗教の教祖だけではなかった。皇室も学習院という皇室向けの学校から飛び出す者が現れた。秋篠宮家の長男である。

 見事?進学校の筑波大学付属の高校か中学校に入る、と巷では大騒ぎしている。狙いは東大である。安倍晋三の実父・晋太郎は、東大無試験合格者。裏から手を回したものか?

 晴れて東大OBの天皇が誕生するのか?東大受験向けに、ひたすら記憶・記憶のための集中力が、当人にあるのかどうか?裏口で処理すれば簡単さ、という巷の声もある。人間性のない皇室となるのか?興味深い!

 

<創価学会公明党も共産党も東大OBで奮戦!前途は?>

 自民党は、このところ成蹊大学や法政大学夜間部、そして3回東大試験に失敗した早稲田OBで、これはこれで立派。他方、公明党創価学会は断固として東大OB、日本共産党も東大である。

 新興宗教と政党も東大の肩書にのめり込んでいるが、前途は明るくない。東大OBの霞が関も腐った。そろそろ学閥傾斜を卒業しないと、日本も組織も腐って沈没してしまうだろう。

2022年2月19日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年2月18日 (金)

参院選で自民大勝か<本澤二郎の「日本の風景」(4358)

参院選で自民大勝か<本澤二郎の「日本に風景」(4358)

<自暴自爆の立憲民主党に対抗・170億円投入の岸田自民!?>

 立憲民主党に多少の期待を抱いている国民に対して、申し訳ないことだが、参院選で同党が勝つことはできない。敗北するだろう。その無様な証拠が次々と出て来ている。国会を開いても、多数国民を納得させるような成果がない。失望だけをばら撒いている。支持率が上がることはない。

 

 昨夜、パソコンで初めて期待外れの宏池会会長・岸田文雄の首相会見を、つい初めて見てしまった。そつのない答弁で、前任者の菅義偉と比べると、ずっとマシだった。これでは極端に内閣支持率は下がらない。厳しいはずの国会審議も、とても国民の期待を裏切る行儀のよい野党のお陰で、何でもスイスイと通過するため、得点は政府与党に加算される。自民党京都府連の大胆すぎる買収資金事件一つとっても、まともに追及しない野党だから、もう世界一の高額報酬に満足するだけの、実に恥ずかしい無様な姿を露呈している。

 

 保守傍流で、戦争犯罪者の後裔政権に、とことんいたぶられても、かしずく奴隷のような、保守本流後継者の生きざまを見せびらかせて、たっぷりと遅れて登板したことが、かえって幸いしているような政局展開である。

 

 仮にもし、傷ついた公明党創価学会と離縁しても、問題なく単独過半数が目の前にぶら下がっている!違うだろうか。政党助成金だけでも、ざっと170億円が党本部にある。これを京都方式で派手に落としても、新聞テレビは批判しないのだから、これはやりたい放題で、選挙に敗北するはずもない。

 

 「税金で選挙する自民の買収選挙。もはや自民党は壊滅する」と元自民党本部職員は怒り狂っているが、到底そうした予想に与するわけにはいかない。

 

<連合の女会長に振り回される新米執行部の右往左往>

 知恵者は誰か?日本最大の労組連合のトップに、名前はまだ覚えられないが女性を起用した。声は男性に比べて柔らかいはずだが、しかし、彼女の反共主義路線は鋭いらしい。

 

 これに立民の若い、苦労知らずの執行部が、面白いように振り回されている。彼女の工作には、右翼の維新や国民民主党とも連携している様子が見て取れる。要するに、立民と共産党を決別させようと必死なのだ。

 

 維新の橋下と連合会長が、永田町の外から引っ掻き回している。前者をテレビ芸者よろしく独占させている闇の権力も、徐々に見えてくるだろう。自民党に知恵者はいないと思うが、そうだとすると、国策会社の電通が出しゃばっているのかどうか。この二人の背後の黒幕の存在に興味がある。考えてみると、電通の闇の組織を誰一人公開しようとしていない。

 

 そこにどっしりと重い腰を降ろして動じない存在が、原子力ムラである。原発利権に食い下がる霞が関の官僚群と、その上に君臨する自民党と公明党の利権右翼政党+維新・国民・連合=反共翼賛改憲勢力に目下笑いが止まらないだろう。

 

 過去に自民党の吉田茂・保守本流=護憲リベラルが存在したが、時代が変わったという安倍晋三の屁理屈に屈した自民党は、一気に偏狭なナショナリズム・軍国主義日本へと先祖返りした。この悲劇的な姿は、何としても見たくない。

 新聞テレビが目を覚ます事態が来るのかどうか?多くの国民は分かっていないのが、何としても悔しい。

 

<コロナ頼みの自民自滅しか勝てる方法はない!>

 野党が勝利する参院選が実現するか、とあえて問いかけると、99%ない。残り1%は、コロナ対応による大失態である。自民党が自滅する場面が、起きるのかどうか。

 

 いまのコロナ封じのワクチンは、完成品ではない。したがって、効くかどうか不明である。治験の段階である。毒薬との専門家の指摘を、軽く受け止めてはなるまい。特に、子供に対するワクチン注射は避けるべきである。

 

 いえることは、311フクシマを一人一人が想起して、真実を理解することで、主権者の一票を行使することが、日本人と日本列島が生き延びる道である。筆者は帆船日本丸による航海が最善と考えているが、その思いはさらに強まっている!

2022年2月18日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1333091757205134&id=100015129665468&sfnsn=mo 

2022年2月17日 (木)

どんでん返しの自公戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4357)

どんでん返しの自公戦略<本澤二郎の「日本の風景」(4357)

<信濃町の自民党離れは単なるポーズの可能性が高い!>

 屋外に出ると、随分前から夏の参院選向けの事前ポスターが貼られ、奇異な印象を道行く人々に与えている。ここにきて、新たに別の党のポスターも貼られた。前者は公明党創価学会で、後者は自民党・神道派。ともに日本を代表する金権党である。もう10年前から、不思議なことだが、新聞テレビは金権候補・金権選挙ついて全く報道しなくなった。言論界も金権化した証拠である。

 

 「A新聞女性記者などは、岸田首相側近に体を張るという破廉恥な取材攻勢をして、目下、話題沸騰。公安警察が汗をかいている」などという話題などは、その変化球のひとつか。強姦魔を処分しないTBSにも困ったものだが、会社の経費を使いこむ輩も珍しくない。「辞めさせられて現在自民党議員になっている者もいる」という。もう政党政治屋新聞テレビもハチャメチャだ。

 

 本題に入る。自民党と公明党創価学会は、政権確保のため結びついた党利党略の最たる布陣だが、そのさい、後者は関係方面に約束して回った。「自民党の右傾・右翼化にブレーキとなる」という大義を掲げた。

 

 凡人ジャーナリストは、そのことを本気で信用してしまった。まさか「憲法違反の悪法など実現しないだろう」とタカをくくったものだ。どっこい、安倍晋三と太田ショウコウ(昭宏)と配下の山口那津男、北側一夫ら改憲軍拡の悪党幹部が、特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪の「戦争三法」を強行した。

 

 この場面で、公明党創価学会に亀裂が走った。その一番手として声を上げた木更津市の美人栄養士は「池田の教えに違反した」と太田を非難した。ついで、沖縄の野原善正らが公然と反旗を翻して、3年前の参院選に山本太郎が、彼を東京選挙区に擁立、山口那津男に対抗して、実に22万票を獲得した。

 

 公明党創価学会がここで立ち止まって、猛省するかと思いきや、逆の行動をとった。池田信者の野原を打ち首にしてしまった。木更津の栄養士は、市民に姿を変えて、デイサービス「かけはし」を経営するやくざ浜名(富津市出身)の強姦・性奴隷ののちドーカツ殺人、非業の死を遂げた。

 

 したがって、今の公明党創価学会は、池田の名を借りたクーデター・裏切り派の体制であることが分かる。今では、公明党創価学会は、まずは日蓮正宗から破門され、さらに池田を裏切った。理想も信念も放棄した、カルトの政治的利権教団とも指摘されている。真っ当な平和主義の宗教法人といえない。

 

 ということは、現在の信濃町は、生き残るために「何でもあり」の宗教政党なのだ。金権自民党化した通信社解説記事は、心臓をついた記事ではない。

 

<「自民右翼化阻止公約放棄」そのあとに憲法違反の戦争三法>

 もはや現在の公明党創価学会は、以前の清潔・平和の宗教政党ではない。国民に約束した原則を放棄した「戦争党」そのものである。カネと票のためには、毀誉褒貶・朝令暮改など屁でもないカルト教団と断罪できる。

 

 それでも、まだ多くの数十万人といわれる信者が存在する。狂信的カルト教団故だろう。彼らの莫大な資産は、新宿区の信濃町界隈を占拠、国内から海外にまで拠点を有する、バチカンに対抗できる新興宗教随一に変わりない。

 その莫大な資金の一部は、例のパナマ文書でも判明している。

 

 この機会に宗教・医療・教育の特別優遇税制の見直しが、財政破綻の現在において喫緊の課題であることを提起しておきたい。

 

<「謝礼金は莫大」と専門家指摘=太田ショウコウ・ナツオが知っている!>

 憲法違反の戦争三法の強行は、公明党創価学会が協力・推進したことで、実現してしまった。日本国憲法破壊者である。平和を追求する多数国民・主権者にとって、断じて譲歩できない一線である。今の言論人の中には、このことにさえ忘却した者が少なくないことが、公明党創価学会関連記事が裏付けているが、平和国民は決して忘れてはいない。

 

 かくして、強固な反公明党創価学会派が生まれてきている。目下、このことが信濃町の最大の課題となっている。そのための布石が「自公離縁」説である。逃げた平和票に、再び手を差し伸ばす戦略であろう。夏に天に唾した公明党創価学会と自民党を蹴散らすことが出来るか、失敗すれば「戦争」がちらつく軍国主義日本が待ち構えている。風雲急のアジアか? 

2022年2月17日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

「げたの雪」。自民党内外でこうやゆされたこともある公明党が夏の参院選をめぐり、自民党への強気の姿勢を崩さない。時間切れを理由に相互推薦の見送りを通告し、自民党が翻意を求めても聴く耳を持たない状況だ。集票力の低下、党の変質、細くなった政権とのパイプ…。強気の裏には、公明党のさまざまな事情がありそうだ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301058 

2022年2月16日 (水)

天下三分の計<本澤二郎の「日本の風景」(4356)

天下三分の計<本澤二郎の「日本の風景」(4356)

<麻生派微減で岸田文雄の大宏池会実現に目途が!?>


米ロ激突のお陰で、両国は原油・天然ガスの急騰を実現、内心うれしい悲鳴を上げている。悲劇は、インフレによって欧州・アジア諸国に及んでいる。思うに、世界は米英と仏独の欧州勢力とロ中の3大勢力によって、なんとなく線引き・均衡を維持している。これが日本の政界、自民党派閥においてもほぼ機能している。安定とは言えないかもしれないが、不安定の安定となる。夏の参院選がどうなるか、岸田政権の命運がここにかかっている。幸い、しぼみつつある麻生派から、気を見るに敏な輩が飛び出すと、幸か不幸か岸田が悲願とする大宏池会の蕾が膨らむことになる。

 

 岸田勢力と安倍勢力、そして間もなく誕生する菅勢力と、諸葛亮孔明の戦略・天下三分の計ともいえる自民党派閥が生まれる。季節は春目前である。我が家の梅も間もなく開花する。すみれ・パンジーの花は、雪をかぶっても萎れないのに驚く。水仙の芽だけでなく、チューリップも追いかけてきた。

 政治と自然と関係はないはずだが、コロナ騒動に人びとは慣れ切ってしまっている?

 

<岸田は幸運?安倍と菅は傷物だから退治することが簡単>

 遅れものに福があるというのか、前任者らの犯罪が露見して、それが国民的レベルへと拡大して久しい。したがって、安倍・菅の太鼓持ちの記者連が、笛や太鼓で賑わせようと必死だが、三分の大勢は動かないだろう。安倍子飼いのTBS強姦魔は、法廷でその素性が暴かれている。NHKの女性記者も、もはや安倍報道官として通用しない。

 

 「安倍や菅に比べれば、岸田は少しはましだろう」と国民は判断しがちだ。世論調査の数字は、そんなに落ち込まない。国交省のデータ改ざん事件は、公明党の太田ショウコウに遡るし、それはアベノミクスを誤魔化すためだったことも判明してきた。

 

 赤木さん事件は、財務大臣・鈴木俊一が公文書改ざんを容認したことで、事実上、安倍と麻生の犯罪であることも。長期間の安倍と菅による犯罪事実を、国民もすっかり分かってきている。

 紹介したように、Youtubeにも安倍家と岸家のルーツが登場した。「日本人と朝鮮人・韓国人は同じか」と勘違いする向きもあろう。民族差別を逆手に取る動きも表面化してきたのか。

 もう十年ほど前になるのかもしれない。政治屋の出自を特に問題にする専門家に、無関心派は違和感を覚えたものだが、存外、そのことが政治の内外政に影響を与えていることを悟らされている。

 

 いったん権力を握った岸田には、そんなに恐れることはなくなった。安倍も菅も傷物もいいところである。ボタン一つ押すだけで、相手の心臓を突き刺すことが出来る。安倍が一番恐れている点である。

 

 岸田も相当なタマだ。簡単にはボタンを押すことはしないだろう。相手を泳がせながら、彼らの手口を知り尽くそうとしている。家康流か。「蛇の生殺し作戦」ともいわれる。

 

 もはや怖いものなしといっていい。亡くなった右翼三文作家の石原慎太郎家の遺産相続問題が、早くも話題に上ってきている。都知事選に絡んでかき集めた大金の行方も知りたい。築地市場潰しの裏側を覗いてみたい都民も少なくないだろう。財閥に潜り込んで、蓄財に励んできたフィクサーNも高齢だから、同じような悩みを抱えているという。そういえば中曽根康弘の秘密口座など、彼の遺産相続の行方も知りたいものである。

 国民に返却すべき大金も紛れ込んでいるはずだから、余計に庶民の関心を募らせている。

 

 問題は、国税庁に正義の士はいるのかどうか。佐川のような悪党が後継者だと、どうなるだろうか。

 

<法を適正に運用する全体の奉仕者不在が最大の課題>

 「役人を見たら泥棒と思え」「警察員も泥棒の端くれだ」との国民の怒りは、収まるどころか爆発しようとしている。若者だけではない。老人の年金世代もすさまじい。今朝もそんな電話だった。

 権力の腐敗に詳しいはずだと思っていた、実に聡明な友人は、皇室の内実に詳しくなかった。足で稼いだ知識は、これからも披歴して、国民に少しでも貢献する義務がありそうだ。

2022年2月16日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(産経)自民党の佐藤勉前総務会長が、所属する麻生派(志公会、53人)からの離脱を検討していることが14日、分かった。佐藤氏に近い議員とともに退会する可能性もある。麻生派は茂木派(平成研究会、53人)と並んで党内第2派閥だが、佐藤氏が離脱すれば第3派閥に転落する。関係者が同日、明らかにした。

2022年2月15日 (火)

噓つき公安委員長<本澤二郎の「日本の風景」(4355)

嘘つき公安委員長<本澤二郎の「日本の風景」(4355)

<「真似してると安倍晋三が迷惑するぞ」と神道・日本会議からクレーム?>

 二之湯智という政治屋のことを初めて知った。国家公安委員長だというからには、警察の裏金作りの大親分である警察庁長官を指揮監督する立場だから、その責任は重い。公安というと、何やら右翼と左翼を泳がせて、甘い汁を吸っている組織と勘違いする国民も少なくないらしい。

 

 その国家公安委員長が、選挙の際の買収事件を追及されている。京都の自民党で内紛が起きて、内部告発されて買収が表面化したものか。突然の事件発覚で、水面下の動きは分からない。

 

 昨日の国会では、買収を否定する嘘を繰り返したようだ。安倍晋三の二の舞で逃げ切る腹積もりと、誰もが感じた。「安倍が出来たことが出来ないわけがない」と開き直っているのだろうか。

 

 安倍の心を忖度すると「俺の真似をするな」である。果たしていつまで続くのであろうか。予算成立が遅れる。まともな野党であれば、ここはとことん追及する責任が、国民に対してあるのだが。ただし、反共翼賛議会に組み込まれてしまった野党に、その力があるのか。

 

 二之湯の息子も参院議員になったという。石原や中曽根をまねた税金泥棒の仲間なのか。しかも、極右で戦前の国家神道・神道政治連盟の公認でバッジをつけた。そろって極右の親子らしい。

 

<潔く「愚かな有権者を買収するための資金」と白状すべきだ!>

 自民党の多くの議員は、大金を武器にしての買収選挙で、国会議員になっている。政党助成金だけでも、物凄い大金だ。河井事件はそうして起きた。安倍の犯罪である。特に世襲の輩は、どこに資金を流し込めばいいのか、ルートが特定している。

 事前に、ある程度の票読みもできる。安心して選挙戦を戦える。浮動票作戦はむしろ余分で、投票率を上げる効果だから、最初から無視している。その分、公明党創価学会に依存することになる。

 

 いずれこれが政界大波乱の爆弾となろう、信濃町工作資金・買収事件である。中枢幹部の秘密口座を暴くことで、容易に証明されるだろう。この10年の極右・先祖返り政治は、これから墓暴きが始まると見たい。

 

 それはさておく。二之湯は正直に「買収資金だった」と自白したらいい。

 

<警察庁長官・中村格を指導する資格なし>

 安倍流で逃げ切ろうとすれば、TBS強姦魔を救済するという重罪をてこに、警察庁長官になった中村格を指導・監視する資格などあろうはずがない。

 

 日本を駄目にした元凶には、霞が関の腐敗がある。其れなりの知識・頭脳の集団である、官僚群の腐敗である。其れなりに全体の奉仕者足らんとしていた機能が、完全に喪失してしまった。いわんや地方の小役人に、倫理は無縁である。最近では、袖ヶ浦市の放射能問題に対する役所の対応が、見事に証明してくれた。

 

 今回の二之湯の国会答弁から、腐敗の警察庁に変化は期待できないということであろう。厳しくも悲しい現実である。

 

<泉下で野中広務が泣いている!>

 かつて自民党が下野したことがある。同党の右翼は後退して、リベラル護憲派の河野洋平を総裁に担いで、小沢一郎の与党に対峙した。小沢の繰り出す弓矢に対抗する自民党議員はいなかった。正しくは一人いた。

 

 京都の野中広務だった。現在は麻生派に所属している森英介が、野中の存在を知らせてくれた。それまでは、池田勇人を支えた風流を好む粋人・前尾繁三郎の後継者となった野中のことを知らなかった。彼の隠れた特性も。慌てて注目したものだ。彼も護憲リベラルの人だった。元法相の前田勲男は「角さんが見つけたんだよ」と教えてくれた。

 なんと二之湯は、野中のもとで政界に飛び出した人物だった。ならば潔く政界を去るしかないだろう。野中が泉下で泣いているではないか。

 野党も野党だ、急ぎ二之湯問題を処理して、アベノミクスをおだて上げてきた、太田ショウコウの国交省データ改ざん事件を始末をつける時であろう。こっちが重大だろう。コロナ騒動にかまけて居られるか!

2022年2月15日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(時事)自民党京都府連が国政選挙の公認候補から集めた資金を地元の地方議員に配っていた問題をめぐり、立憲民主党は14日の衆院予算委員会で、買収に当たる可能性があると主張し、選挙前に寄付していた二之湯智国家公安委員長(参院京都選挙区)を追及した。

2022年2月14日 (月)

賞味期限切れ<本澤二郎の「日本の風景」(4354)

賞味期限切れ<本澤二郎の「日本の風景」(4354)

<岸・安倍家の出自がYoutubeに登場!政界嫌われ者NO1か>

 昨日は冷たい雨の一日だった。炬燵に温まりながら、パソコンのYoutubeに目を取られた。ネコ科の最強の動物・虎の親子と戯れるロシア人など不思議な映像と共に、右翼のニセ情報も。今にもロシアがウクライナに侵攻するような解説は時間の無駄だが、そこに突然、朝鮮半島から帰化した芸能人の一覧が飛び出した。昔は本当かな、と無視していたが、官報を証拠に紹介している。確かに芸能人やスポーツ選手に多い。

 

 政界人士のも飛び出してきた。この年になると、永田町の帰化人の子孫もかなり分かるようになってきた。長生きは三文どころか、数万円の価値がある。無知の知は、人間にとって大事な要素である。知ったような素振りを見せる政治屋は、信用出来ない。当然、人間には間違いや理解不足もあるのだが、その元凶の一つは、戦後教育にある。しっかりと民主教育をしない教師の氾濫と、それによる被害者の群れはすさまじい。侵略戦争の過ちを二度と繰り返さない、歴史の教訓の固まりである日本国憲法を教えない、はたまた教えられない教師の氾濫と、それを意図的に推進した文部省と清和会などで、特に極右政治屋の責任は犯罪的である。

 

 安倍晋三と一度だけ「台湾ロビー」(データハウス)の取材で会見したことがある。彼はとくとくと台湾独立派・李登輝との深い仲を話してくれた。蒋介石と背中を流しあった祖父・岸信介のことも。この時、びっくりするような孫の発言を記憶している。

 「爺さんは民主主義をまるで分かっていない」と。これは正しい孫の認識であるが、今その当人を採点すると、孫も「同じだ」と断罪できる。安倍晋三の致命的欠陥は、日本人としての基本的な知識・教養不足だろう。特に平和憲法を敵視している点はあくどい。

 

 敗戦後の東大に無試験で入学した父親の晋太郎は、勉学にいそしもうとしない、不出来な息子に頭を痛めた。一向に成績が上がらない晋三を、家庭教師でさえも、よくモノサシで頭を叩いたほどである。

 家庭教師の経験がある人間に言わせてもらうと、貧乏学生のお目当ては、僅かな報酬と食事である。したがって、大事な金のなる木を、叩いて嫌われ者になることなど考えられない。父親が息子の大学卒業を、他人に分かるほど心配したほどだった理由がわかる。

 

 特に日本国憲法をまるで分かっていなかった。日本国憲法を読んでいないのだろう。憲法が、政府と議会・政治家に義務付けている原理原則を、ゴミのように扱ってきている。あえて言及する必要などない。立法行為を義務付けられている政治家の本分は、憲法理解者に限る。

 

 彼の祖父はA級戦犯として、巣鴨の刑務所に入った戦争犯罪者である。東京帝国時代は、国粋主義の七生会で学んだ天皇教信者だった。巣鴨を政治力で跳ね返して復活すると、ワシントンの反共主義者の後押しを、喜んで受け入れて、傀儡政権を組織した。典型的な売国奴である。

 

 今の清和会は、岸の強い押しのもとで誕生した、売国奴派閥であると言っていいだろう。福田赳夫・森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三・福田康夫と5人の首相を輩出した保守傍流派閥であるが、とうとう賞味期限切れと断罪したい。

 

 Youtubeを見ることが出来る市民は、岸と安倍の出自・ルーツを知ったらいい。やったことは、財閥や富裕者のための外交と内政だったことが分かる。隣国との対決に懸命であるところから判断すると、半島から排除された政治犯が源流かもしれない。

 

 韓国や北朝鮮の側からのデータも、いずれ表面化するかもしれない。賞味期限切れの食べ物のようで、これ以上国民も隣人も腹を壊してはなるまい。今回のYoutube登場は、日本国民の怨念の強さを露呈している。

 

 筆者は、朝鮮半島の人々が好きである。清潔・勤勉・教育に熱心な人たちだ。宇都宮徳馬さんは、父親の陸軍大将の太郎・朝鮮軍司令官のいる平壌を、幼いころ訪れている。父親は「朝鮮の文化は優れている。大きくなったら朝鮮の女性と結婚しなさい。決して朝鮮人を馬鹿にするな」と言い聞かせた。この下りを「暴兵損民」(徳間書店)でも明かしている。この本の土台となったインタビューは、筆者が何時間もかけたものである。

2022年2月14日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 http://www.asyura2.com/16/bd62/msg/362.html

 

2022年2月13日 (日)

薬物氾濫=強姦魔・スポーツ選手<本澤二郎の「日本の風景」(4353)

薬物氾濫=強姦魔・スポーツ選手<本澤二郎の「日本の風景」(4353)

<伊藤詩織さんと木更津の栄養士を襲った強姦魔は薬物使用か常習者>

 恒例行事のように北京冬季五輪でも、ドーピング事件が起きた。薬物の力を借りるという選手は、卑怯者のやることである。同じく伊藤詩織さんを強姦したTBS強姦魔にも、覚醒剤などレイプドラッグが使用されたと見られるが、医療事故裁判同様、判事が何も分かっていない。幸い、確たる物証はない事件性のため、悪魔人間は、それを悪用して被害者を、名誉棄損という反訴で、重大犯罪を矮小化、相反する法廷戦術を駆使している。

 

 木更津市の強姦殺人事件も、犯人を特定している。共犯者二人(ヘルパーと大工)も分かっている。正義の警察権行使なら、とっくに犯人は逮捕、無期懲役の場面である。犯人のやくざ浜名(木更津市のデイサービス・かけはしのオーナー)は、覚醒剤常習者に違いない。犯人も被害者も公明党創価学会関係者、これが事件捜査を怪しくさせている。レイプの常習者を捜査しない背景であろう。だが、殺人に時効はない。千葉県警と木更津署の犯罪にもメスが入ることになろう。

 

<永田町で学んだ薬物のプロは「山口のドラッグ使用確実」と断定>

 筆者は、木更津レイプ殺人事件を取材するまで、恥ずかしいことに「覚醒剤」について、全く知らなかった。女性を強姦し、性奴隷にするための武器であることなど、無知をかこってきた。第一、女性の知り合いに聞いても、全く反応しない。多くの女性も知らないらしい。

 

 性ビジネスは、やくざが占拠、素人の女性が知るわけがない。逆に強姦魔にとって、好都合なのだ。

 

 伊藤詩織さん事件が週刊誌で報道されるなり、永田町監視人が「山口は薬物を使っている。間違いない」と断定した。彼は国会で活動している時、法整備の関係で、薬物問題について深くかかわった。厚労省の薬物取締官との接触も。麻薬Gメンである。彼が、覚醒剤・レイプドラッグのことも教えてくれた。「伊藤さんの法廷に出て、無知な判事に教えてあげてもいい」というのだ。

 

 また、日本は極端に少ない人員で、麻薬対策をしている。男尊女卑は、役所の世界も同様なのだ。余談だが、女性にも変な人間がいるとも指摘。野田聖子だ。「旦那は入れ墨やくざ?法廷でも認知された。それでいて彼女は、日本の首相になるとほざき続けている。女性を駄目にしているのは女性である」と。彼女もやくざの武器に負けてしまったのか。頷けるだろう。覚醒剤の被害者でないことを祈りたい。木更津レイプ殺人事件被害者は、覚醒剤常習のやくざにからめとられたものと断罪できる。やくざの「ばらすッ」というドーカツに耐えることは不可能だ。

 

<三本指のやくざ浜名も覚醒剤常用者とみて間違いない>

 一人住まいの美人栄養士を狙うオオカミは少なくない。女性も用心深く生きている。やくざが直接手を下せるわけではない。浜名は配下の吉田フミエ(学会員)を動かした。「学会員の浜名さん夫妻が店を出して苦労している。バイトをしてほしい」という哀願に、純真な池田信者は応じてしまった。

 「かけはし」に行くと、若いころ大工仕事で指二本を落としてしまったと宣伝する、市民に姿を変えたやくざ浜名が、猫なで声で「住宅の修理があれば安くやってやるよ」との誘いの甘言に引っかかってしまった。

 

 彼女の友人は「だれか友達を家に呼んでおけば、事件は起きなかった。浜名をすっかり信用したんです。同じ信仰仲間だし、油断して命を落としてしまった。かわいそうなことをした」と語っている。2014年4月28日に急逝した栄養士は、戦争遺児でもあった。間もなく命日である。

 

 不運は重なる。彼女の次女の夫が公明党機関紙幹部だ。太田ショウコウか山口那津男が動いたものか。安倍晋三か菅義偉のラインで、中村格も、ということだと仮定すると、伊藤詩織さん強姦魔救済事件と、同じような構図が見えてくるではないか。

 

<スポーツの世界でも清原元巨人軍選手・北京五輪でも発覚>

 巨人軍の清原を記憶している日本人は、まだ多くいるはずだ。彼も覚醒剤で逮捕された。その原因を突き止めることが出来た。木更津のレイプ殺人取材中に分かった。SEXだった。彼がレイプ事件を起こしたかどうか?

 

 とにもかくにも、運動選手にとって覚醒剤は、一石二鳥ということになる?これにはめられてしまった女性も悲劇だ。北京五輪では女性が使用したらしい。ほかにもかなりいるのではないか?

 

 中国の清朝は、大英帝国が仕掛けた麻薬アヘン戦争によって滅びてしまった。日本国内でも、霞が関や永田町でも常習者が?日本も油断していると、第二の清朝になるかもしれない。恐ろしい時代の始まりは、仮定の話ではない。

2022年2月13日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

<ワリエワのドーピング判定> 北京冬季五輪のドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)は11日、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のフィギュアスケート女子代表カミラ・ワリエワ(15)が昨年12月のドーピング検査で陽性反応を示したと発表した。1225日のロシア選手権(サンクトペテルブルク)で採取された検体から禁止薬物トリメタジジンが検出された。 (スポーツ紙)

麻薬大国日本!

(産経)末端価格約18億円分の覚醒剤を航空貨物に隠しマレーシアから中国経由で密輸したとして、警視庁組織犯罪対策5課などは覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、住居不定、職業不詳の菅利忠容疑者(48)を逮捕した。「中身が覚醒剤とは知らなかった」などと容疑を否認している。

2022年2月12日 (土)

小泉・鳩山・菅・細川・村山VS原子力ムラ内閣<本澤二郎の「日本の風景」(4352)

小泉・鳩山・菅・細川・村山元首相VS原子力ムラ内閣<本澤二郎の「日本の風景」(4352)

<300人の甲状腺がん患者の声を無視する岸田内閣・山口環境相>

 昨日のblogで「医師失格」を紹介した。フランスのウイルス研究学者のリュック・モンタニエ博士の、心臓をえぐるような医学者の良心に感動していると、その後に訃報の情報が流れた。コロナワクチン派の謀殺でないことを祈りたい。

 彼のルクセンブルク議会の正義の発言が、これからも消えることはない。

 

 それにしても、人間の強欲を操作する思想・宗教は存在しないことが悲しい。人殺しをして金儲けする輩がいるのだから。政治屋だけではない。学者や文化人と称する人間もまた、同様である。むろん、弁護士や検事判事などの法曹人も。

 

 他方、昔の過ちを自ら糺そうとする人間もいる。5人の元首相らの反原発の行動がそれである。小泉純一郎は、靖国参拝で日中関係を破壊した。郵政民営化のせいか、特定郵便局長は地方で莫大な資産をため込んで、現在も話題になっている。国税庁はソッポを向いているらしい。ただし、311で覚醒した小泉の反原発運動は、行動が遅すぎたが、間違っていない。目下、再び原発に舵を切ろうとするフランスなど欧州委員会に対して、仲間と「待った」をかけた。おかげで、人びとは4兆円五輪賭博による、フクシマ隠しの不条理から、再び覚醒しつつある。

 

 30万人の若者の一部に甲状腺がんが発生、肺に転移する悲惨な例も少なくない。放射能蓋掛けに必至で、利権に目ざとい政府・自治体・医師会も、それでも300人前後の甲状腺がんを認めている。健康診断を徹底すると、健康被害者はもっともっと増える。そのことを元首相ら5人は、誤まれる路線に舵を切る国際社会に対して、フクシマの真実・危機を訴えた。

 

 これに驚愕したのが、経産省・東電・原発御三家ら原子力ムラ。自民党と内閣を突き上げた。原子力ムラの代理人・福島県知事までが「うそだ」と雄叫びを上げた。お笑いである。フクシマは10年前と変わらない。100年かかる原発廃炉は、入り口にすら入っていない。

 フクシマ隠しの4兆円五輪賭博の大赤字さえ忘れてしまった新聞テレビと日本国民も、再び目を覚ましたのだ。政府・自治体や自民党の極右幹部までがわめき始めて、話題を振りまいてくれた。

 

 待ってましたとばかり、反原発派の元首相らは、逆襲の反論を山口環境相に発信した。支援を惜しまない市民活動家も、元気が出てきた。

 

<岸田は被爆地・ヒロシマが選挙区=広島も福島も関係ない東京生まれ?>

 首相の岸田文雄の父親は、大平正芳や宮澤喜一の宏池会でバッジをつけた。岸田は、親類先の宮澤の薫陶を受けて政界入りした。ヒロシマの政治家は、護憲リベラルが当たり前の風土で、右翼など論外である。

 この護憲リベラルの土壌に有毒の除草剤を撒き散らして、改憲軍拡に改造しようとしたのが、安倍晋三や菅義偉、二階俊博らだった。河井夫妻が刺客に選ばれた。公明党創価学会を投入して、成功したものの、ヒロシマの正義は河井夫妻を叩き潰した。

 

 ところが、永田町の人となった岸田は、父親や宮澤の教えを放棄して、安倍と菅の犯罪コンビにすがりついて、ヒロシマを忘れてしまった。後見役の古賀誠が衝撃を受けている。彼は原子力ムラの権力と金力に魅力を感じてしまったのだろう。

 

<もんじゅ西村成生謀殺事件を刑事告訴しなかった海渡雄一は本物か>

 横道に入る。もんじゅ西村成生謀殺事件のことである。警視庁はそそくさと自殺だと決めつけて処理したが、遺体の損傷や遺書などから、旧動燃や科技庁も関与した殺人事件と見るのが正しい。

 

 現に、20年経っても遺族に証拠となる遺品を返却しない。これ一つとっても、被害者は自殺ではない。当局による殺害事件であろう。問題は、この事件を担当した反原発派と称する海渡雄一は、なぜか刑事事件にしなかった。何かある、と関係者は疑念を抱いている。今回、甲状腺がんの6人の弁護団に、彼が登場していることが分かった。訴訟の行方がやや気になる。あえて指摘しておきたい。

 

<まともな弁護士がいたら袖ヶ浦放射能事件にも命を懸けてはどうか>

 関連して、房総半島の水源地放射能汚染疑惑事件のことである。

 現場を見て驚いた。放射能汚染物資を埋設したであろう場所が、しっかりとした頑丈な盛土で、蓋をしていたことである。しかし、盛土の表面に放射能測定器を置くと、高い放射能の値が確認できる。盛土を掘り返すと、ほぼ間違いなくフクシマの汚染物資が出てくるだろう。

 驚くべきことは、この問題で一番調査に熱心であるべき袖ヶ浦市が、逃げて時間稼ぎしている。業者に懐柔されているのだ。心ある弁護士がいたら奉仕の弁護を期待したい。むろん、原子力ムラ派遣のカネにまとわりつく、守銭奴弁護士はNOである。

 

<森田健作は裏で関与していなかったのか!説明責任あり>

 「森田健作や地元のやくざ議員も知っている。前知事の説明責任がある」と地元の住民は、強く指摘している。

 自民・公明の市議は、この問題から逃げている。彼らも怪しいのだ。共産党の対応が注目されているのだが、目下、動きを感じることが出来ない。

 

<5人の元首相の決起の政治的影響力は大きい>

 フクシマ放射能汚染は、福島県に限らない。房総半島の水源地に埋め立てて、蓋しただけなのか。カネに目をくれるやくざ業者は、東北の復興でも見られた。房総半島だけではないのかもしれない。

 

 ともあれ、遅すぎた元首相経験者の決起は、それでも忘却好きの国民に与える影響力は大きい。菅直人は現役の議員である。立憲民主党が崩壊の危機にあるが、反原発の仲間を集めて、いまのいかがわしい原発派連合執行部を排除した、新体制を組んだらいい。

 何よりも大事なことは、人の命である。反原発は天の声なのだ!

2022年2月12日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(産経)松野博一官房長官は10日の記者会見で、首相経験者5人が東京電力福島第1原発事故で多くの子供が甲状腺がんに苦しんでいるとの見解を欧州連合(EU)の欧州委員会に送付し、日本政府が誤った認識だと抗議した問題で、元首相側の主張をまとめた書簡が山口壮環境相宛に届いたと明らかにした。

2022年2月11日 (金)

医師失格<本澤二郎の「日本の風景」(4351)

医師失格<本澤二郎の「日本の風景」(4351)

<医師は倫理尊重して人間を殺してはならない=モンタニエ教授>

 世の中には、必ず立派な人物がいる!今ようやくにして「医師失格」(長崎出版)の著者は、リュック・モンタニエ教授の存在を知った。一方で、日本人医師に対しては、大半が未だに「医師失格者」と断罪したい。特に「東芝病院」は、次男の命を奪ったことに、反省も謝罪もしないため、やむなく刑事告訴した。しかし、安倍や菅の政治力乱用で、不起訴にした。だが、その罪が永久に消えることはない。311の東電フクシマの東芝製3号機のピカドン以降、本体の混迷と衰退が裏付けてくれている。

 

 モンタニエ教授は、本物の医学者に違いない。「医の倫理を尊重せよ」「人間を殺してはならない」と当たり前の叫びに頭が下がる。彼は人類にとって、第一級の医学者に違いない。

 昨日は、拙著「医師失格」を読んでくれた弁護士が電話をくれた。この半年で二人目である。図書館に出かけて探してくれたという。むろん、当人が進んで読んでくれたものだ。信頼できる人物誕生に感謝したい。昨夜は、島崎藤村なら月見の濁り酒だろうが、なかなか雪は降ってくれない。紙容器から清酒1合を銚子に注いで飲むと、真っ赤になってしまった。気分爽快だ!うれしい情報といい人に出会えて、一人乾杯である。

 

<「現在のコロナワクチンは毒薬・本物ではない」とも断罪>

 同教授は、ウイルス研究の大家である。ノーベル賞受賞者だ。その彼の口から「現在のコロナワクチンは、毒薬だ」と吐いた。「本物ではない」と。

 これで、疑念・疑惑が氷解した。米国でもワクチン推進論者のファウチが断罪されている。不良品を大量に売りさばいて、莫大な利益の一部を懐に入れている政治屋と守銭奴の医師団に対して、モンタニエ教授は正義の剣を抜いてくれたのだろう。  

 

<日本人医師(東京都医師会長ら)はひたすら金儲けで倫理不在>

 日本の医師会・開業医の面々は、コロナにかこつけて血税をしっかりと懐に入れて、外向けには「大変、大変」と口走っている。

 疑念を向ける善良な人々に対して、あらゆる手段でブレーキをかけてくる。筆者のブログにも、である。岸田文雄や安倍晋三・菅義偉らは、本当に3回、2回とワクチンを打ったのか。映像で確認したい。「天皇も打ったらしい」に追随する人もいると聞いた。ぜひ映像で確かめたいものだ。ごく普通の人間なのだから。宮内庁の様子はどうか?

 

 なんと威勢のよかった東京都の医師会長が、悪行を働いていたことが発覚した。コロナこそが、好ましい金儲けの時なのであろう。カネにしか興味のない日本の医師会なのだ。厚労省も彼らと一体だ。

 

<731部隊を引きずる「福島エートス」という人体実験を許すな>

 「医師失格」を書いたときの取材で、重い気分にさせられたことは、戦後の日本医学会に君臨した、中国・ハルビンで悪魔の生体実験をした731部隊の軍医団のことだった。彼らの精神は、天皇の忠臣として悪魔が乗り移っていたのだろう。およそ医の倫理などなかった。天皇制の怖いところである。

 

 日本医学会の致命傷が、この医の倫理といっていい。人間性が欠落していることに気付き、うろたえてしまった。「明日は我が身」であることを裏付けている。案の定、フクシマでは恐ろしい「福島エートス」という人体実験のような、放射能下で暮らすことを県民に強要している。原子力ムラの意向だ。この点について、以下のコメントが寄せられた。

<あらゆる反原発団体および共産党と社民党(ふくしまみずほは海渡のパートナー)がエートスに反対して福島の子供を逃がすという基本的なことをしなかった(つまり被ばく者の犠牲が増えた)>

 既に30万余の若者のうち、300人ほどが甲状腺がんと肺への転移に泣き、苦しんでいる。

 ここには医の倫理など皆無に近い。日本の医学界は、医の倫理の確立・人間性教育に尽きる。ミスは起きる。起きたら逃げない。反省して謝罪する。モンタニエ教授の怒りの告発は、日本の医学界にも向けられている。

2022年2月11日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

「僕は全然把握していません」尾﨑治夫・東京都医師会会長が手にした“疑惑のカネ”〈本人を直撃すると…〉

文春オンライン519

 2年前に新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降、テレビでおなじみの顔になた東京都医師会会長の尾﨑治夫氏(70)。

https://www.gettr.com/post/ppwqsr7203
(連新社)
動画 
29秒 
リュック・モンタニエ教授がルクセンブルク議会で講演
「今回のワクチンは毒薬であり、本物のワクチンではない」
Posted
on 11:06 PM Jan 21st, 2022
2022/1/13
医学の倫理について話しようヒポクラテスの誓いから始めようまずは
人を傷つけてはならない

医学が死を引き起こしてしまう場合それは医学であり
避けられないことだという考えがある私はこの考え方には断固反対だ

我々は倫理を尊重しなければならない
患者を癒し 治療しなければならない
彼らを殺害してはならない

 

2022年2月10日 (木)

国際的お芝居<本澤二郎の「日本の風景」(4350)

国際的お芝居<本澤二郎の「日本の風景」(4350)

<2022・2・10の気象庁予報=米ロ原油・ガス大幅値上げ作戦成功>

 数日前から新聞テレビで「10日は朝から大雪警報が」と流すものだから、覚悟して前日に食料の買い込みやら、大雨にも備えて雨どい周辺に桶を用意したりと、万全の態勢で迎えた。だが、朝の午前7時過ぎから8時にかけて、そんなに寒くない。むろん、雨も雪も降っていない。

 

 木更津周辺は、気象庁の予報が少し外れたことになる。予報は予報に過ぎない。目下、最大の問題は、円安による物価高と欧米の金利高、それに原油・天然ガスの大幅値上げ。対して世界一の高給取りの政治屋・官僚らは、改憲軍拡論争に明け暮れている。他方、ウクライナ問題にかこつけて、アメリカとロシアは、原油・天然ガスなどエネルギー暴騰でうれしい悲鳴を上げている。

 

<笑いが止まらないバイデンとプーチン>

 本当かどうか不明だが、ロシア軍が10万の兵士をウクライナ国境に配備したという。その前提で、米ホワイトハウスは戦争の危機を煽ってきた。現実味を出すためか、3000人の米兵をウクライナの隣国・ポーランドに送り込んだ。

 

 待っていたとばかりにフランスのマクロンが、大統領再選をかけてモスクワに乗り込んだ。ウクライナにも。ドイツの新首相は、ホワイトハウスに飛んだ。英国のジョンソンは、官邸での宴会が露見して、与野党から退陣を迫られて、バイデンとプーチンの大掛かりなお芝居に出番をつくれない。

 

 韓国経済にも劣るロシアも、原油・ガスの輸出大国ゆえに元気が出てきている。今年の中間選挙で厳しいバイデンも、原油輸出世界一だから、ウケに行っている。バイデンとプーチンのお芝居は、どうも臭い。

 

 戦争必至論は、第三国の日本のメディアも、煽りまくっている。さめた目で眺めると、国際報道を素直には、受け取れそうもない。いわんや台湾有事などあろうはずがない。右翼メディアに浮かれる事勿れだ。

 

<ファイザーなどワクチン会社もぼろ儲け>

 昨夜のYoutubeで元厚労省高官が、コロナ・ワクチン大騒動に関連して「おかしい」と連発していた。大いに合点した。

 

 「コロナだ、ワクチンだと大騒ぎしていたら、インフルエンザが全く聞こえなくなってしまった。どういうことか、怪しい」と指摘した。「ワクチン専門の業界とは別の業者が、数年はかかるワクチンをたちまち作った。1回打ったら終わりかと思っていると、2回だ、3回だと大騒ぎしている。どこかおかしい」とも。

 

 何かがありそうだ、と誰もが思う。それを政府・自治体・新聞テレビが打て打てと叫んでばかりいる。

 

 ここにきてワクチン企業のファイザーが、すごい利益を上げていたと公表された。当たり前なのだが、膨大な利益である。

 

<コロナ・ワクチン注射でコロナ蔓延の奇々怪々=何か仕掛けが?>

 2019年暮れに武漢ウイルスと公表されたコロナが、その後に変異・変異といって現在はオミクロン。コロナのワクチンが、待っていたとばかりに登場すると、アフリカを除く世界各国でコロナ・コロナである。コロナ・ワクチンに比例して、コロナ蔓延。ワクチン業界は大儲け、ウケに入っている。

 

 仕掛けはないだろうか?無論、三密を徹底すれば、感染はしない。感染しても、適切な対応が出来れば、まず健康人なら死ぬことはない。

 人口削減の秘策でもあるのだろうか、と思いたくもなる。

 

 本日は、原稿の途中、友人からの長電話が飛び込んできた。「おめでとう」にうれしくなった。宇都宮徳馬さんの「人間、50歳や60歳は鼻たれ小僧。人間らしい人間は真っ八十」を思い出した。あと20年の人生をいかに生きるか、である。もう正午を過ぎたが、外は小雨がぱらついて、大雨も雪もない。

2022年2月10日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年2月 9日 (水)

深刻!甲状腺がんフクシマ<本澤二郎の「日本の風景」(4349)

深刻!甲状腺がんフクシマ<本澤二郎の「日本の風景」(4349)

<原子力ムラに懐柔されている内閣・議会・霞が関・福島県・医師会など>

 311の巨大地震による東電原発崩壊によって、膨大な放射能放出と大量の放射能汚染水、そして不完全除染と、何よりも200万県民の、厳しすぎる健康被害について、政府も福島県も「問題はない」とシラを切ってきたことを、ここへきて初めて気づかされた。そのはずだ。原子力ムラから派遣された人物が福島県知事というから、もうこのことだけで、フクシマの現状の危うさを印象付けて余りあろう。

 

<首相経験者の決起でフクシマの現状露呈、国民は真っ青!>

 しかも、原子力ムラ派遣の知事を、野党も一緒に支持しているという、いわば福島県は戦前の翼賛議会が定着している。この事実を日本国民は知らない。凡人ジャーナリストも、最近、知ったばかりである。日本の議会・与野党の腐敗堕落と言論の倫理放棄は、極まっている。莫大な復興資金に群がるアリの群れなのか。

 

 5人の首相経験者が、見事に暴いてくれたことに、反骨の言論人として感謝したい。10年後という遅れ過ぎの対応だが、それでもフクシマの悲劇の一部を、国際社会(欧州委員会)に書簡を送った途端、判明したのだ。何となんと、当たり前の書簡内容に、岸田内閣から与野党議員までが、とりわけ腐敗の極みとでもいうべきか、野党を代表する立憲民主党までがケチをつけたのだ。

 さらに、放射能被害を受けている福島県知事が、追い打ちをかけた。「何もない」と。これには開いた口が閉まらない、正に驚くべき日本政治の現状である。国民の命と健康に対して、日本政府と福島県が蓋をかけていたことが、くっきりと見えてきたのだ。

 

 悪魔・原子力ムラに睥睨される、国と地方自治体に反吐が出る。人間一人の命は地球よりも重い、という政治のルールなど放り投げている日本の政治に仰天するばかりだ。棄民は本当のことなのだ。

 

<300人もの甲状腺がんの若者=6人が法廷闘争=恐怖のフクシマ>

 小泉純一郎・菅直人・村山富市・細川護熙・鳩山由紀夫の5人の決起は遅すぎたが、それでも価値ある行動である。フクシマの現実を、国際社会と日本社会に一石を投じたのである。

 

 しかも、原子力ムラからの闇資金で政治活動をしている野田佳彦をあぶりだしている。安倍晋三・菅義偉は確信犯だ。岸田文雄もその仲間であることを、今回露呈した。現役政治家でありながら、反原発を貫く菅は立派だ。この中には森喜朗の姿など、むろん見えない。福田康夫もいない。赳夫の息子なのだ。

 

 読売GとフジサンケイGの宣伝突出も際立っている。偏狭なナショナリストに塩を送る言論界にも、ひたすらあきれるばかりだ。ジャーナリズムを放棄してしまっている。価値などあろうはずがない。

 

 甘すぎる健康診断によっても、300人近い若者が甲状腺がんで泣いている。311がなければ、健康的に未来を生きられる若者が、いま悲劇的な運命のレールに無理やり乗せられて、泣いているのである。

 このうちの6人の若者が、必死の力を振り絞って立ち上がった。10数人の善良な弁護団も編成された。これはすごい。初めて原告の声を聞いた。

 「甲状腺がんの手術をしたとき、医師から放射能と関係がない、といわれて驚いた。今のフクシマでは、健康のことを口に出せない。怖いんです。この10年間は、恐怖でした。差別も受けた。300人の仲間は声を出したくても、出せないのです」と。

 

OUR PLANET TV (Youtube)が勇気ある詳細報道>

 被ばくジャーナリストに連絡して、フクシマの健康被害のことを聞いてみた。即座にYoutubeの「OUR PLANET TV」のことを知らせてくれた。

 健康被害者の会の代表は、直ちに行動を起こしていた。福島県知事に抗議の文書を作成、県庁に押しかけたが、悪徳原子力ムラの知事は逃げてしまっていた。

 法廷闘争に向けた弁護団の記者会見と、原告の辛い生々しい声を聞くことが出来る。このYoutubeは「政府と企業から献金は受けない」と。立派なYoutubeの存在にも感謝したい。

2022年2月9日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(フジ)小泉純一郎、菅直人両氏ら5人の首相経験者が先月、東京電力福島第1原発事故の影響で、福島県内の多くの子供たちが甲状腺がんに苦しんでいるという書簡をEU(欧州連合)欧州委員会に送った問題で、新たな展開だ。山口壮環境相と福島県の内堀雅雄知事は今月初め、元首相5人に「誤った情報」などとして抗議文書をそれぞれ出していたが、5人は「脱原発」運動に取り組む市民団体を通じ、逆抗議と質問状を送り付けていた。

2022年2月 8日 (火)

原子力ムラを追撃<本澤二郎の「日本の風景」(4348)

原子力ムラを追撃<本澤二郎の「日本の風景」(4348)

<もんじゅ西村成生謀殺事件に未亡人・トシ子さん必死の東京高裁控訴>

 昨日、市民運動家・Nさんの郵便が届いた。原子力ムラが関与したとみられる東電渡辺泰子さん謀殺事件と、続くもんじゅ西村成生謀殺事件。後者は未亡人の法廷闘争が今も続いている。東京地裁での当局による引き延ばし戦術と、長期間にわたる旧動燃の蓋掛け戦術に対抗して20年。法廷は典型的ともいえるヒラメ判事の結論は、棄却(2021・9・30)という非情なものだった。

 

 担当した判事を明記すべきだろう。被害者は遺品の返還を求めている、ただそれだけのことに20年かける人生に声も出ない。謀殺当局は、時間をかけて世間から事件を忘却させ、その後に棄却。しかし、夫の無念を晴らそうと命がけの闘いは続く。原子力ムラの岩盤に言葉も出ない。涙があふれ出るような決死の未亡人・トシ子さんの闘いは、これからも東京高裁で続くことになる。  

 

<日程決まらず!2月某日に支援団イライラ=判事は犬か畜生か>

 もう一審を終えて5か月近くなる。それでいて、高裁は日程すら決めない。ときあたかも、日本原子力開発機構は、米エネルギー省とMicrosoft創業者のビルゲイツの会社に対して、もんじゅナトリウム大事故のデータを提供するという、野蛮すぎる新たな挑戦に突っ込む。

 

 コロナのワクチン開発で、法外な暴利を得ている、野心家のビルゲイツにぶら下がる旧動燃の現在である。しかし、夫を奪われた西村トシ子さんの怒りの闘いは止まらない。支援を惜しまない反原発派の人たちの存在に、繰り返し敬意を表したい。

 本来、刑事事件として正義の検察が、原子力ムラに一撃を加える場面ではないか。なぜ刑事告訴しないのか。この点が理解できない。

 

<20余年かけた東京地裁でも遺品返還を認めない国策法廷!>

 まことにふざけ切った法廷である。遺族が殺害された夫の遺品を請求している民事裁判である。さっさと旧動燃に遺品を返還の判決を出せば、1日でケリのつく法廷のはずだ。それが20年!

 なぜ抵抗するのか。分かりきっている。返還すれば謀殺判明の証拠だからだ。即刑事告訴される。菅内閣の経産相だった梶山は、内情を知っている。法廷で真実を明かせ、といいたい。

 原子力ムラの犯罪は国家犯罪である。経産省や文科省にも事情は知れ渡っている。彼らを法廷に呼ぼう、議会は証人喚問しよう。なにか不都合があるか。

 

<「8階から転落自殺」(警視庁)は旧動燃・日本原子力開発機構の陰謀>

 原子力ムラ陰謀の最たる点は、被害者がホテルの8階から飛び降り自殺を図ったものと認定した警視庁に非がある。正義の鑑識が為されれば、それが飛び下り自殺か、別の場所での殺害かを特定できる。しかし、一方的に「自殺」と決めつけて、新聞発表した。

 

 原子力ムラの陰謀の原点は、ここにあるだろう。遺族は法医学者の鑑定書を提出している。飛び降り自殺ではない、のだ。第一、本人に自殺の動機が全くない。ナトリウム漏れの情報を集めている担当者に過ぎなかった。

 

<遺書作成の万年筆を隠ぺいしたままの原子力ムラ>

 したがって、本人が書いたという遺書も筆跡鑑定と内容の中身にも、不可解な点が少なくない。其の点も法廷に証拠を提出してきたのだが、裁判所も「自殺ありき」を前提で、訴えを棄却した。第一審の判事を弾劾裁判にかける場面であろう。自民党、ないしは自公政権に阻まれているため、それが出来ないのが悔しい限りだ。

 

 遺族は遺書を書いた本人の万年筆を返還せよ、と請求しているが、それも突っぱねる旧動燃・原子力ムラの横暴さに屈するヒラメ判事の顔が見たい。

 

<生きる権利を奪われた成生さん、知る権利のトシ子さん=日本の人権の正体に他国を非難する資格なし>

 もんじゅナトリウム漏れの大事故は、奇しくも戦後50年の1995年12月8日、当時の筆者は日中友好活動に汗をかいていた。翌年の1月13日、警視庁と動燃は、西村さんが「8階から飛び降り自殺」と記者発表。西村裁判の弁護団は「警察・科技庁・動燃による偽装工作事件」と判断して対抗。

 この前後、科技庁長官をした田中真紀子証言を求めたい。報告を受けているだろう。官房長官の梶山静六と、菅内閣で経産大臣をした倅も、である。西村さんは、梶山の選挙運動にもカネと票で奔走していた。

 動燃は直ちに故人の机など封印、証拠の隠滅に狂奔する。2015年11月29日、警視庁中央署捜査担当の荒井泰雄急逝、2016年10月12日捜査員証言で「ホテル内実況見分せず、遺体の深部体温測定せず」など判明。

 

 トシ子さんは「故人は生きる権利・遺族は知る権利」を奪われたと法廷証言、波紋を広げている。日本の人権は、他国を非難する資格などない。

2022年2月8日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

2022年2月 7日 (月)

上が腐ると下も<本澤二郎の「日本の風景」(4347)

上が腐ると下も<本澤二郎の「日本の風景」(4347)

<中村格・警察庁のもとで民家から36万円を盗んだ巡査部長は軽い?>

 火災の実況見分中に、36万円の現金を盗んだ巡査部長が懲戒免職になった。やくざが跋扈する千葉県警の不祥事だが、強姦魔を救済した警察庁長官の中村格に比べれば、軽い、軽い軽微な事案であろう。中村の意見を聴取したいものである。上が腐ると、下も腐るという小さな事例だが、木更津レイプ殺人事件の犯人のやくざ浜名を逮捕もしない、放置する千葉県警と木更津署の対応についても、適切な意見を聞きたい。

 

 どうする!中村格よ!伊藤詩織さんの反撃は、これからが本番である。全国民が注目している。中村の家族・親類縁者・同僚たちは、本人の重罪を認めるよう説得すべき道義的責任があることを、軽視すべきではない。

 

<強姦魔を救済した人物を警察庁長官に抜擢した安倍・菅の犯罪>

 もとを糺せば、本物の悪党は権力乱用も甚だしい安倍と菅の犯罪コンビに行き着く。新聞テレビも、議会人もみな知っている。日弁連以下法曹人の常識ともなっている。

 それでいて伊藤詩織さん事件の、非力過ぎる弁護人任せにしている。不思議千万である。他人の火の粉など無関心をかこつ、カネにばかり目がくらむような、法曹・司法関係者の無責任さにも、反吐が出る思いである。いわんや強姦魔の証拠を固められない被害者側をよいことに、あたかも鬼の首を取ったかのように、加害者弁護をする弁護人の存在にも、怒りが込み上げてくる。

 

 日本には法の正義はないのか!

 

<やくざレイプ殺人事件捜査放棄の千葉県警・木更津署も軽い?>

 2014年から目を覚まさせられた、やくざによる強姦殺人(木更津レイプ殺人事件)を、木更津署か千葉県警が即座に処理するだろうと思い込んでいた凡人ジャーナリストは、なんとやくざ強姦魔と裏でつながっている警察事情に気付いて仰天、元法務大臣秘書から木更津署に捜査の要請を頼んだ。

 

 その時点では、次長も捜査二課長も捜査を開始したものの、人事異動で離れると、代わった捜査二課長は、驚くなかれ告発状を突っ返してきた。コロナで身動きできない中での、木更津署に何が起きたのか。

 

 この事件は、犯人のやくざも被害者も、信じがたいことだが、共に公明党創価学会がらみの重大事件である。「裏で政治が動いた」という事情通の指摘に現在は頷くばかりである。まさか中村格が?との疑念も生じてきている。

 被害者は、安倍が強行した戦争三法(特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪)に率先して、閣僚として協力した、公明党前代表の太田ショウコウ(昭宏)を「おかしい。池田先生を裏切った」と告発の声を上げた第一号の婦人部信者。栄養士だった。犯人は市民に姿を変えて、介護サービス「かけはし」を経営する悪のワル。

 

 太田は知る人ぞ知る安倍の腰ぎんちゃく。現在の山口那津男の先輩だ。彼らが安倍・菅ルートで、中村へと「捜査ストップ」をかけたのではないだろうか。目下、憶測の段階だが、想定される筋書きだろう。

 

<やくざが跋扈する日本列島、木更津界隈は特別やくざ地区>

 木更津市内には、入れ墨やくざが利用できる温泉もある、と地元の経済人が明かしてくれた。「なんども踏み倒された」とこぼす自動車工場も。被害者がオイル交換や車検で利用していた会社である。

 

 市内の飲食街は、やくざ代議士の色紙を店内に貼り付けて、やくざの踏み倒しを防御していた、いわくつきの木更津市である。ゴミ収集車の利権は、やくざ業者が独占している。市議会の中には、やくざと関係・関連する議員が相当数いる。やくざが跋扈する日本列島の中でも、木更津市はぴか一といえる土地柄で知られる。

 大河原宗平会長の警察正常化協議会も関心を抱いている。木更津署と千葉県警にも、中村と同様、国民の監視が強まってきている。

2022年2月7日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(時事)千葉県警は4日、火災の実況見分中の民家から約36万円を盗んだ窃盗罪で起訴された鑑識課の巡査部長、御園生貴史被告(39)を懲戒免職にした。
 同被告はこの他、県迷惑防止条例違反(盗撮)や児童ポルノ禁止法違反の疑いで
120日に書類送検されている。

強姦魔を最高裁に上訴!

(毎日)ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、性的暴行を受けたとして元TBS記者の山口敬之氏(55)に約1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、伊藤さん側は4日、伊藤さんによる山口氏への名誉毀損(きそん)を認め、55万円の支払いを命じた125日の東京高裁判決を不服として最高裁に上告した。

2022年2月 6日 (日)

再び東電疑惑<本澤二郎の「日本の風景」(4346)

再び東電疑惑<本澤二郎の「日本の風景」(4346)

<渡辺泰子さん謀殺事件(東電OL事件)を徹底的に洗え!>

資料によると、勝俣
恒久
(かつまた
つねひさ、
1940329 -
)なる天下の悪党は、東京電力の第10代表取締役社長福島第一原発事故当時の代表取締役会長電気事業連合会会長、日本原燃株式会社会長、日本原子力発電取締役などを歴任した


他方、
CNNのジェフ・ザッカ―社長が辞任したという報道に接した。女性との親密な交際を会社に報告しなかった理由で。これを311責任者の東電の勝俣に無理やり当てはめようと思う。悲運の反原発派の渡辺泰子さんを思い出した。

 勝俣には、東電反原発幹部社員だった渡辺泰子さん謀殺事件との関与疑惑が、今も付きまとっている。原発推進の東京電力の中枢で、父親と共に反原発論を貫徹した泰子さんを、日本国民は忘れてはならない。彼女の勇気ある闘いに敬意を表するがゆえに、米CNN社長の潔さが光ってくるではないか。

 勝俣は経済人としても、人間としても屑だった、と改めて断罪したい。

 

<天は忘れていない!呪われた勝俣恒久を逃がしてならない!>

 原子力ムラを、莫大な資金面で、言論から学界までも幅広く屈服させ、正当化させてきた東京電力は、その罪から逃げることは出来ない。莫大な工作資金は、消費者の電力料金だ。その罪の証として、311の東電フクシマ原発は、巨大地震で大爆発した。大量の放射能は、首都圏を含めて消費者の命さえ奪った。天罰に相当しよう。そう思えてならない。

 

 原発を製造した東芝などと、その電気を利用してきた人々をも、天は呑み込んだことになろう。無神論者にも、それが見えてくる!因果応報とは、このことなのか。

 

 その過程で、原発推進者の勝俣恒久の部下で親しかった、反原発派の聡明な渡辺泰子さんの命を奪った?違うだろうか。下衆の勘繰りか。彼女と勝俣のことを「なぜ活字にしないのか」という叫びに励まされて、再びいま書いている。

 

 東電も、アメリカ経営陣に課せられている企業倫理に当てはめると、勝俣の人生は、はるか以前に終わっていたことになる。彼の言論人向けの大接待もなかったことになろう。「大平正芳さんの息子は、既に東電を辞めて大正製薬に移った。事情を知る人物との指摘もある」との事情通の話は本当なのか。

 事実であれば、是非とも声を上げてほしい。

 

 呪われた勝俣恒久は、311以後、中東に逃げ隠れ、優雅な日々を過ごしている、との記事を見た記憶がある。週刊誌記事を書いた、書かされた記者にも言いたい。「渋谷で夜な夜な男を買いあさっていた」との出鱈目記事の真相を明らかにすべきだろう。

 

 ネパール人男性を犯人に仕立て上げた犯人は、動機の点で原子力ムラの勝俣かその周辺、実行犯はやくざとの推測が、かなりまともではないだろうか。真っ当な政権のもとで、真っ当な再捜査が求められる。

 

<日本の経営者はすべて辞任の対象者=忘却は犯罪>

 経営陣の不倫を許さない企業倫理は、欧米キリスト社会ゆえかもしれないが、あっさりとCNNを去った潔よさもいい。日本の企業に当てはめるといい。

 日本の経営者は、電通・東芝・三菱・日立など原子力ムラの経営者は、トップの座を降りるしかない。これを霞が関の官僚や永田町の議員族にも当てはめると、腐敗は大分収まるかもしれない。

 覚醒剤など薬物を用いる人間を死刑にする国があるようだが、日本も見習うべきだろう。「木更津レイプ殺人事件」や伊藤詩織さん事件などの、悪質な強姦事件も無くなるはずだ。まずもって渡辺泰子さん謀殺と勝俣の原子力ムラの闇を解明することである。合わせて、もんじゅ西村成生謀殺事件も徹底追及が求められる。忘却は犯罪である。

2022年2月6日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(追記)未だ原子力ムラについての理解が深まっていないのが悲しい。凡人ジャーナリストもその口だったので、偉そうなことは言えない。安倍を操り、菅と岸田まで自在に操っている原子力ムラ。200万福島県民も、311時点の若者らも、福島県知事も医師会・司法も操られている。新聞テレビも抵抗できない。初めて5人の首相経験者が立ち上がった。表向きの標的は、原発推進に再び舵を切ろうとするEU・欧州委員会に向けて、フクシマの厳しい現状を指摘しながら、脱原発方針を貫け、との書簡を送った。小泉純一郎・菅直人・鳩山由紀夫・村山富市・細川護熙は立派だ。脱原発・反原発・ゼロ原発の国民運動に弾みをつけよ、とのメッセージの重みは計り知れないほど大きい。4兆円五輪賭博で大穴を開けながらのフクシマ隠しに屈してはなるまい。

 庭の梅につぼみが膨らんできている。4日の立春を過ぎると、確実に春到来だ。大声上げて原子力ムラの猛威をやっつけたい。そこに日本の希望ある未来がある!

[2日 ロイター]
-
米CNNテレビのジェフ・ザッカー社長(56)は2日、同社幹部の女性との親密な交際を会社に報告する義務を怠ったとの理由で辞任した。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1330947324086244&id=100015129665468

フクシマの悪党見つけた! 本澤先生、フェイスブック繋がり、小針様からの情報です。一読の価値があります。

  八千代、青柳

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1324084984772478&id=100015129665468&sfnsn=mo 

 

東電・渡邉泰子
TEPCO Yasuko
Watanabe
は勝俣恒久の愛人。都合良く殺された
|
乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
(ameblo.jp)

2022年2月 5日 (土)

F15墜落原因<本澤二郎の「日本の風景」(4345)

F15墜落原因<本澤二郎の「日本の風景」(4345)

<部品交換したか?米国の対応はいい加減!遅れることしばしば!>

ヤフーニュースを見ていると、日本メディアが偏狭なナショナリストらに占拠されていることが分かる。日本をおかしくさせることに貢献した石原慎太郎記事が、今も継続して、若者や老人を洗脳していることが分かる。島津レポートが暴いたオウム・スポンサー疑惑と地下鉄サリン事件、核兵器開発のことなど、すっかり忘れているというか、全く知らないで垂れ流し報道に身を任せている。

 昨日から北京五輪が始まったが、自衛隊・小松基地から飛び立ったF15の墜落事故が気になる。二人の腕のいい操縦士と高額の機体を失った甚大な損失と悲劇の原因を、安倍晋三の弟が出鱈目な理由で葬りさせることは出来ないだろう。

 半島や大陸に向けての、危険な低空飛行訓練を強いられていた中での重大事故と推測できる。瞬時の事故にベテラン操縦士も、なすすべがなかったと判断できるだろう。

 

 事情通は、部品の交換をしないで、飛行していた可能性が強いと指摘する。素人は、機体の部品交換を理解できないだろう。専門家でも怪しいものだ。

 日米軍事の関係は、もともと怪しい。占領政策の延長なのである。武器供与の協定も平等ではない。米国とEUとは、大変な格差が存在している。日米地位協定にもそれが残って、日本国民に被害を与えている。明治政府でも不平等条約の改定に必死に取り組んでいたが、戦後の政府の対米関係は、不平等が温存されたままだ。本来の右翼・石原らは、これにかみつくべきだが、全然ちがったことに大声を張り上げてきた。三文作家の極め付きに、称賛の記事を連発して恥じない新聞テレビばかりだ。

 

<パイロットの腕に問題なし!整備不良の線も薄い?>

 緊急発進ではなかった。海鳥も眠りにつくころだ。鳥を吸い込んでの事故ではない。操縦士の腕にほぼ問題はないだろう。整備不良はどうか。これも考えにくいだろう。

 問題は、部品の交換である。旅客機と異なり、エンジンに想像以上の負荷がかかると、せいぜい5回飛ぶと、エンジン部品の交換が不可欠となる。

 「日米間には、EU諸国にはないFMSという有償援助という枠がはめられて、価格は米国の言い値で買わされる。一銭も負けない。いまも日本は被占領国扱い。一般人は理解できないが、部品交換が戦闘機には不可欠だが、部品を注文しても、すぐに納品されないことが多い。アメリカにとって、日本は信頼する国家ではないためでもある。部品交換しないまま飛んで、事故を起こすことが可能性が一番高い」というのである。

 

<日本はEUと異なり、言い値の取引、最高級武器は買えない>

 国際社会では、日本はアメリカの属国と見られているが、日本国内では違う。属国に最高級の武器を売るだろうか。売らない。韓国や台湾においても、である。二流品を売りつけて、法外な利益を上げているワシントンなのだ。

 それは安倍がトランプを持ち上げても無駄なことなのだ。「また攻めるかもしれない、という不信感がアメリカの本音」なのだ。

 

<武器の高額部品にもキックバックあり!の軍事利権は絶大>

 なぜ右翼政治屋は、隣国と対立して緊張を振りまくのか。まだ分かっていない国民も多いだろう。金儲けなのだ。軍拡予算の一部をくすねることが出来る。輸入業者からは、キックバックという途方もない大金が振り込まれる。

 岸信介の金庫番・中村長芳は、清和会の秘書連中に「塀の上を歩かないと金は集まらない」と訓示していたという仰天証言を直接聞いている。確か「塀の上を歩く金バッジの面々」(ぴいぷる社)でも紹介した。

 事情通も直接中村から「部品輸入にもキックバックされる」と聞かされている。安倍の秘密金庫に興味を抱く理由である。石原にも通用するか。遺産相続を財務省の誰が担当するのか、注目を集めている。中曽根もすごいはずだ。

 

<改憲軍拡の安倍利権はただ事ではない、金丸信も手が出ない!>

 昔、衆院議長になった伊藤宗一郎は、それ以前に防衛庁長官にも就任した。うれしくて「男の本懐」と口を滑らせたものだ。彼の金庫番は、よく長官の先輩で、思いやり予算を強行した金丸信について「スコップを使ってざくざくカネを集めている」と語ったものである。

 

 その金丸も手が出ない。安倍の懐具合を元金丸側近の小沢一郎は、詳しく語れるに違いない。

 青森沖のF35墜落は「隊員の意識がもうろうとしていたと誤魔化したが、今度はどんな手を岸信夫が使うか、注目している」と事情通は語っている。

2022年2月5日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(時事)航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機が墜落したとみられる事故で、離陸直後に基地の管制官がオレンジ色の発光を目撃していたことが1日、分かった。空自は搭乗していた2人の氏名も公表。いずれも空中戦訓練の「敵役」として指導に当たる飛行教導群所属で、1人は部隊トップの群司令という。

2022年2月 4日 (金)

偉い!5人の首相経験者<本澤二郎の「日本の風景」(4344)

偉い!5人の首相経験者<本澤二郎の「日本の風景」(4344)

<原子力ムラ・IAEAに対抗=EU欧州委員会に311フクシマの真実提訴>

 あと311まで1か月足らずで11年を迎える。10年前のフクシマに変化はないに等しい。自治体も政府も、原子力ムラに制圧されて、すべてを蓋して、国連をも騙している、と見ていい。むろん、200万県民の健康に責任がある医師会、日本学術会議も、である。「もうすべてが終わった」とばかり、東電原発のある双葉町にも、住民を帰す活動も始めている。

 

 真実は、原発の廃炉に100年かかる。10年経っても、溶け落ちた原子炉の内部さえ分かっていない。原発大国・フランス製の除染水装置を使っても、生き物を殺す猛毒トリチウムは言うまでもなく、放射性物質の残る大量汚染水を、1000余の巨大タンクに溜め込んでいる。それも満杯である。これを大海に流すという菅の大馬鹿政府の暴挙に、全国民は震え上がっている。アジア諸国民はおろか、人類が反発している。

 

 岸田内閣も、経産省・文科省・電力会社・東芝三菱日立の原発メーカーの原子力ムラ任せだ。電通と読売が、機関紙広報に専念し、嘘を流布している。目下の石油値上げを好機とばかり、EUが再び原発を、と声を上げた。フランスの意向を反映している。これの反撃が、日本から始まったことを知った。

 

<小泉・菅・村山・細川・鳩山の5人の首相経験者が決起!>

 小泉純一郎・菅直人・村山富市・細川護熙・鳩山由紀夫の5人の首相経験者が、連名で「フクシマは多くの子供たちが甲状腺がんで泣いている。莫大な国費が消えている」という真実を、欧州委員会に警鐘を鳴らす書簡を送ったのである。

 これは快挙、久々のホームランである。日本国民の総意を、5人がまとめてEU委員会に対して、原発NOを訴えたことは、高く評価される。

 

<ナベツネ老害新聞にも対抗!国民よ決起せよ!>

 正力松太郎・渡辺恒雄の読売グループの原発推進新聞にも、NOを突き付けたことにもなる。老害ナベツネに恐れる必要もなくなったのである。原発NOキャンペーンを貼ってきた凡人ジャーナリストにとって、無論うれしい。

 彼らには現役時代、いろいろあったろうが、いまは恩讐を越えて結束する時であろう。「三文作家のエンジンも止まった。安倍は死に体、高市の正体もバレてきている。森喜朗も地元の知事選でうろたえている。時代の変わり目か」との声も聞こえてきた。全国民が立ち上がる時であろう。

 

<夏の参院選で「脱原発党」で主導権を確保する!>

 推測になるが、夏の参院選の主導権を握る可能性も出てきた、と受け止めたい。脱原発党の誕生である。

 5人とも政界を引退している。敵なしの強みがある。脱原発党を立ち上げることが出来れば、極右の自公・維新・民主も吹き飛ばすことが出来る。傷だらけ・膿だらけの4党を撃墜することが出来る。

 昨今は、電通工作も見えるようになった。推進する市民の熱い思いが伝わってくるではないか。幻ではない。

 

<ドイツやオーストリアなどの脱原発揺るがず>

 EUにしても一枚岩ではない。フランスが主導する原発推進論に、ドイツは動じない。オーストリアも、である。人々の多くは、チェルノブイリとフクシマに警戒している。わが国では、巨大地震に怯える茨城・東海村、青森の六ケ所村、福井と四国・愛媛などだ。爆発すれば首都圏も関西圏も壊滅する!地震大国に原発はいらない。

 それでも、生き延びをはかる原子力ムラは、米エネルギー省とビル・ゲイツに期待をかけるが、怪しいものだ。ともあれ、ヒロシマ・ナガサキとフクシマに覚醒した首相OBの決起に、国民も立ち上がろう。未来を存続させるために!

2022年2月4日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(追記)昨日はすっかり春めいた陽気に、家庭菜園にしばし取り組んだ。ミニ耕運機を持ち出して、春野菜向けの土壌を掘り返した。傍らでサツマイモも焼いて食べた。先ほどは、3回目のワクチンのせいで、今も筋肉痛で泣いている友人にうらやましがれた。そういえば、国会議員のワクチン注射が、聞こえない。

NHK2/3小泉元総理大臣が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」によりますと小泉氏は先月、細川護煕氏、菅直人氏、鳩山由紀夫氏、村山富市氏の総理大臣経験者5人の連名でEUに脱原発を促すための書簡を送り、東京電力の福島第一原発の事故について「多くの子どもたちが甲状腺がんに苦しみ、ばく大な国富が消え去った」などと記載しました。

(産経)岸田文雄首相は2日の衆院予算委員会で、菅直人、小泉純一郎両氏ら5人の首相経験者が欧州連合(EU)の欧州委員会に、東京電力福島第1原発事故の影響で子供が甲状腺がんに苦しんでいるとした書簡を宛てたことに関し「いわれのない差別や偏見を助長することが懸念されるものであり、適切ではない」と述べ、環境省から風評払拭のための書簡を発出したことを明かした。日本維新の会の足立康史氏への答弁。首相は菅氏らの書簡について「福島県が実施する県民健康調査で、甲状腺検査で見つかった甲状腺がんについては福島県や国連などの専門家会議により、現時点では放射線の影響とは考えにくいという趣旨の評価がなされている」と指摘。「当該記述は福島県の子供に放射線による健康被害が生じているという誤った情報を広め、いわれのない差別や偏見を助長することが懸念されるものであり、適切ではない」と強調した。その上で「引き続き科学的知見に基づく知識の国内外への発信を行い、放射線の健康影響に関する風評払拭に取り組んでいきたい」と語った。足立氏は現職の国会議員である菅氏に抗議すべきだと主張し

2022年2月 3日 (木)

負の石原慎太郎<本澤二郎の「日本の風景」(4343)

負の石原慎太郎<本澤二郎の「日本の風景」(4343)

<オウム麻原彰晃・毒ガス兵器サリン無差別殺人との関係はいかに?>


陰暦1月1日の虎年に入ったところで、反共台湾派で知られた石原慎太郎が亡くなった。遺族がすい臓がんであったと公表した。辛い闘病生活だったろう。彼の身内のような存在だった安倍晋太郎も、すい臓がんで逝った。両家の息子たちに限ったことではないが、お互いがんに要注意か。

 

 日本では、人の死をいたわる文化がある。悪党も仏様扱いされる。昨日の新聞テレビは、その合唱であふれた。そんな中、反中派嫌いの福田康夫が田園調布の豪邸を見舞った。コロナそっちのけで知事の小池百合子も。死者の様子を観察したかった?

 

 デスマスク嫌いの筆者でも、両親のほか妻と次男、そのほか5人の国会議員らと、最期の悲しい別れをしている。心底落ち込んでしまう。長生きして、悪政撲滅に少しでも貢献したいものだ。石原・安倍両家に詳しい清和会OBは「これで少しは世の中がよくなればいいのだが」と正直な胸の内を明かした。

 

 昨年の時点でオウムの深層にため息が出たものだから、咄嗟に「麻原彰晃のオウムサリン事件の真相を墓場に持ち込んだか」とため息が出た。毒ガスを用いた無差別テロ事件のオウムとの関係は、安倍晋三にも当てはまるとの分析も浮上してきた。

 「日本の公安が手を出したくても出せなかった背景をぶち明けて、この世からオサラバして欲しかった」と思うのは一人だけか。

 

<突然の議員辞職は、息子と麻原彰晃の深い仲を暴かれた監督責任?>

 石原慎太郎が、突然、予告もなしに国会議員の地位を捨てた。驚くと同時に安堵した記憶がある。日本国憲法をぼろくそに批判する政治屋を、善良な日本人は許容できない。そのためで、悪政の一部が消えると感じたものだ。

 

 だが、真相が自民党内から伝えられてきた。「麻原彰晃の背後の曼陀羅絵は、慎太郎の4男の作品。オウムは選挙戦において、石原内閣待望論を振りまいていた理由などから、両者の関係は深い。4男逮捕を止める取引として父親が議員辞職した」ものだった。公安当局と清和会の手打ちだったのか。

 

 石原は教団キラーで知られる。カネと票を握る宗教団体と提携すれば、選挙に当選することが出来る、そのためだった。確かである。選挙参謀・飯島清が石原を参院全国区でトップ当選させたが、背後で新興宗教を抱き込んで、大量得票に導いたことは、知る人ぞ知るである。

 

 いつの時点でオウムに接近したのか、絵師の4男を送り込んだ時期は?関連して安倍晋太郎もオウムに接近していたらしい。義父の岸信介は、韓国の統一教会を自在に操り、信者を清和会議員に送り込んでいた。その影響かもしれない。

 

<島津レポートが暴いた安倍晋三オウムスポンサー疑惑>

 カルト教団の活用は、岸からだった。文鮮明と岸の仲は、第三者が入り込む余地などなかった。娘婿の安倍晋太郎、そして晋三へと継承してゆく。この線上にオウムが存在した、と元ジャパンタイムズ記者が発信する島津レポートを、半年前に偶然、インターネットで見つけて、驚いたものだ。

 

 清和会というと、死の商人・武器商人の臭いが強い。改憲軍拡の清和会と、もう一つが中曽根康弘派の流れである。これの先導役を担わされていたのが、憶測だが、オウム真理教ではなかったろうか。

 オウムのソ連崩壊後のモスクワを徹底的に調べれば、裏付けが取れるかもしれない。生き延びた上祐なる人物も詳しい、と見られている。

 

 地下鉄サリン事件の真相に、CIAも首を突っ込んだ可能性が高い。ともあれ、島津レポートのすごい取材力に圧倒される。このレポートを察知した反原発派で有名な大沼安史は、電磁波攻撃という世にも恐ろしい殺人兵器で殺害された、と大沼周辺の間で語られている。

 

<大量処刑による証拠隠滅に手を貸した上川陽子は本当か>

 島津レポートを手掛かりに、オウム信者の大量処刑の前夜、首相の安倍と法相の上川陽子らが乾杯する映像が、ネットに流れた背景を眺めてみると、頷けてくるのである。これで証拠隠滅完了を小躍りしたものか。やはり想像を絶した大陰謀が隠されているのであろうか。

 

 ちなみに安倍の神戸製鋼の部下だった麻原側近は、証拠隠滅のため公衆の面前で殺害されている。確かに、大量処刑が新たに、疑惑を膨らませている。「三文作家にとって、オウムの真相を書けば、本物になれたろう」と指摘する向きも。

 

<モスクワ時代のオウム工作に安倍晋太郎も関与か?>

 思うに日露の北方領土返還にかこつけた安倍晋太郎外相のモスクワ入りに、晋三も同行している。安倍の後継者・森喜朗もプーチンと接近をはかった。その後に安倍がとことん、突っ込んだことは記憶に新しい。晋太郎とモスクワとオウムが、どうだったのか。単なる憶測でいいのか。

 

<「息子4男の関与で突然の議員辞職」に沈黙した新聞テレビ>

 昨日は、石原の死に4人の息子が、父親の最期をテレビカメラの前で、それぞれの思いを語った。注目の4男も。彼も真相を語れる人物だろう。不思議なことは、石原の突然の議員辞職の真相を、当時も今も沈黙する新聞テレビである。余計に疑惑は膨らむようだ。

 

<オウム・武器商人の豪州ウラン採掘作戦!>

 Youtubeで見たテレビの特集報道で、麻原彰晃らオウムの一団が、オーストラリアのウラン鉱山に押しかけている事実を明らかにしている。彼らの狙いは、なんと核兵器開発であった。

 オウムのスポンサーの奥の奥には、財閥の姿も見て取れる。1972年ごろ、右翼の街宣車で国会と自民党周辺は埋まった。その様子を平和軍縮派の宇都宮徳馬に尋ねた。「彼らはどうして生きているのか」という素朴な質問に、彼は「財閥が金を出しているんだよ」と即答した。

 

 モスクワにおけるソ連の核兵器開発データ入手作戦と、核実験のためのウラン採掘作戦をつなげてみると、カルト教団の野望の大きさと、それを支援する偏狭なナショナリスト政治屋、そして武器商人財閥の姿が浮き彫りにされるかもしれない。オウム事件は、まだ入り口にも入っていない。護憲リベラル派は、第二のオウムにも警戒すべきだろう。

2022年2月3日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

2022年2月 2日 (水)

原発改憲軍拡新聞全開<本澤二郎の「日本の風景」(4342)

原発改憲軍拡のナベツネ新聞全開<本澤二郎の「日本の風景」(4342)

<広島と長崎と311どこ吹く風の原子力ムラ利権に執念報道か>

 以前、開業医や歯医者に行くと、どういうわけか読売新聞が待ち受けていた。今もそうか。読売読者を吹聴しようものなら、大方のところ、周囲から白い目で見られる。読売の部数激減は、他紙を上回っているようだ。国民も新聞を見る目が高くなっている。野球ファンも減少した。

 

 しかしながら、中曽根内閣機関紙に変質したナベツネ新聞は、今も記憶している。「読売新聞は金儲けの手段とする報道姿勢は健在」と評されているという。ヒロシマ・ナガサキと10年前のフクシマによる反原発は、日本ジャーナリズムのよって立つ基盤であるが、読売のナベツネ新聞化は、敗戦後に戦前の内務官僚が実権を握ると、ジャーナリズムの本義を放棄、そこから始まった。左翼から右翼に転向したナベツネのもとで、それは確固たるものになった。この10年、歴代の首相と宴会を持ち、そこへと他紙を巻き込んで、今日を迎えている。

 極右の安倍晋三内閣長期政権の背景の一つである。改憲軍拡という憲法違反の報道姿勢は、前代未聞のことである。そして同時に、原子力ムラの広報宣伝にも一役買っている。そう311のフクシマを冒涜するかのように、新たな原子力ムラの生き残る報道にも、全くためらいがない。

 

 ナベツネの利権アサリ・フィクサー稼業による個人的な蓄財は、知る人ぞ知るだ。彼の面倒を見た宇都宮徳馬、ナベツネの前任政治部長の多田実の無念を思うと、心が震える。

 

 友人が、どこで手に入れたものか、本年の1月1日付、9日付の原子力ムラの生き残り作戦の大報道は、1月27日紙面でも繰り広げている、その切り抜きを自宅に郵送してきた。「次世代高速炉 日米が覚書」「米計画に技術協力」「もんじゅ関連企業 参加促す」と1面の頭で、派手な見出しで飾った。大騒ぎしているコロナは2面。ナベツネ新聞の素性を、これほど見事に反映した紙面は、正月号そっくりである。

 紙面は本社科学部にワシントンとブリュッセルの特派員が動員されていた。

 

 ナトリウム漏れで失墜、二度と浮上しないはずの動燃、現在の日本原子力研究開発機構の、生き残りをかけた対米工作の相手は「生物兵器コロナウイルスのワクチン投資で、空前の暴利を手にしたとされるMicrosoft創業者のビル・ゲイツが、米エネルギー省を抱き込んで立ち上げたテラパワー社」という。

 危険極まりない、しかも高額の原子力事業に、新たに突っ込んでいくというのだ。そのために、もんじゅ西村成生謀殺事件を引き起こしたデータを含めて、一切を提供する?ということなのか。

 

 もんじゅ西村謀殺事件は、なぜか民事法廷のみで、実に20年も継続している。高齢のトシ子夫人は、それでも残る人生を、原子力ムラによる夫の謀殺追及に体当たりしていて、声もかけられないほど痛々しい。原発反対派のさらなる支援を求めたい。

 

<何事も金儲け第一の新聞倫理綱領無視の反ジャーナリズム?>

 新聞は、高い倫理意識とあらゆる権力から独立したメディアの担い手であると、新聞倫理綱領は高らかに謳っている。ナベツネ新聞は、これに反している。

 ジャーナリズムに値しない。

 金儲け第一主義では、新聞失格である。

 

<自民・公明に続いて橋下・維新も配下に?翼賛議会で改憲も!>

 安倍晋三が首相に就任すると、ナベツネは真っ先に官房機密費で首相との会食を始めた。「俺が面倒みてやる」の対応であろう。もはや新聞人ではなかった。それを公然と国民に見せつけた。

 中曽根内閣でも、ここまで露骨な姿を見せることはなかった。他紙の反発を恐れたせいである。筆者が唯一所属している日本記者クラブも狂ってゆく。

 この20年余、永田町に行くことを止めた。記者クラブにも。高額の会費は、我慢して払っている。そう長くは続かないだろう。

 そのせいか、自民公明両党から、関西の維新に手を回したことが、最近発覚した。翼賛議会がお目当てか。何様と思っているのだろうか。原子力ムラの広報紙として、国民を欺くことが、これからも許されるだろうか。

 彼らの仲間の一角・石原慎太郎が昨日亡くなった!

2022年2月2日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)  

 

(読売)自民党の憲法改正実現本部(本部長・古屋圭司政調会長代行)は2月1日、全国各地で開く対話集会の実動部隊となる「タスクフォース(TF)」を始動させる。夏の参院選後を見据えて国民的な改憲論議を盛り上げ、国会での議論を後押しする狙いがある。5月までの早い時期に全都道府県で1回目の集会開催を目指す。

橋下徹を宣伝する公共電波は売国奴か

本澤先生、大阪毎日放送の社長が調査❓だそうです。貼り付けます。

  八千代、青柳

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-820266 

 

日本国民必見!米国では17000人もの医師が政府の新型コロナウイルス感染対策は犯罪的と非難している:日本ではなぜか報道されない!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/

2022年2月 1日 (火)

岸田か林は急ぎ訪朝せよ!<本澤二郎の「日本の風景」(4341A)

岸田か林は急ぎ訪朝せよ!<本澤二郎の「日本の風景」(4341A

<緊張を煽るだけならスピッツ犬でも出来る!平壌で金正恩と会見だ!>

 陰暦の1月1日寅年スタート、2月1日は正月・春節。大陸から半島にかけて1年で一番楽しい季節だ。最近、虎がネコ科で一番強いことが分かった。大陸の皇帝は入り口に獅子・ライオンの石像を置いて、周囲ににらみをきかした。半島の王は、大分へりくだって犬を置いた。狛犬(こま犬=高麗犬)で、日本の天皇の神社は、半島出身ということになる。

 

 近年、偏狭なナショナリストの政府が誕生した日本では、やたらと本家にかみついているが、正統性は全くない。世界の笑いものになっている。ところで、ネコ科第一の虎は、小さな群れで行動するライオンに対して、一匹で生きる。断固とした縄張りを死守、割り込んでくる相手が、たとえ虎でも一撃のもとに追い払ってしまう。

 

 さて、この10年の日朝関係には、外交が存在しなかった。むしろ相手をたきつけて、怒り狂う様を巧妙に「北朝鮮脅威論」と宣伝、改憲軍拡に悪用してきた。安倍も菅も、最初から拉致問題を解決する意図はなかった。

 

 他方、北は日本を相手にせず、もっぱら日本を服従させ続けているアメリカに的を絞って、ミサイルを飛ばし続け、そのことをNHKを先頭に、大げさに宣伝報道させている。

 

 もう安倍・菅の時代は終わった。保守本流・宏池会の岸田の時代だ。かの国の経済は疲弊している。国民は呻吟している。人道支援の場面である。日本政府が大胆な行動を起こすことが、道義にかなっている。

 首相か外相が動けば、課題は1日で解決するだろう。

 

<怖い?それともワシントンの了解が得られない?直ちに行動起こせ!>

 要するに、安倍も菅も、犬に例えると、よく吠える小型のスピッツだ。自ら行動しない。ワシントンや北京、モスクワにボールを投げて、それで済ませてきた。

 こんなことでは、外交は死んでしまう。岸田と林は、犯罪首相にかまけていないで、さっさと平壌に乗り込めばいい。それだけのことである。

 

 大衆にとって、ミサイルの訓練などどうでもいいことである。北朝鮮が日本に襲い掛かるという幻想などは、お笑い草だろう。日本には、彼らの仲間が沢山生活しているではないか。日本国民は、怪しげな極右が繰り出す、野蛮な策略に引っかかってばかりいられない。

 

 平壌に急いで出張するのである。反対するのは、極右・神社神道の日本会議が、あらぬ屁理屈をつけるだけだ。

 

 筆者は、大学の先輩の佐賀の愛野與一郎さんに声をかけられた。「代わりに行ってほしい」という素晴らしいプレゼントをいただいた。共産党を除いた超党派の訪朝団に、同行記者の一員となって、初めて訪問した。

 「美しい清潔な平壌」が第一印象だった。1993年のことで、記憶に残る金丸信訪朝の直後だった。団長は金丸側近の石井一、事務局長が武村正義で、およそ300人のメンバーで、乗り込んだ。大型機をチャーターして、羽田から飛んだ。機内でビザをもらった。瞬く間に、機は平壌に着陸した。近い、本当に近かった。

 

 幸運にも、晩年の金日正と会見する機会が出来た。彼の一言は「我々は地球と共にある」との名言で、これには脱帽した。帰国後に朝鮮総連から「宮澤喜一首相訪朝」を促す秘事を託された。急いで官邸の主に直接伝えたのだが、当時、党内のいざこざが災いして彼は、無念にも決断できなかった。

 

 日朝国交正常化には、田中角栄内閣も決着を急いだ。木村俊夫を外相に起用、一気呵成に決着しようとしたが、これを阻止したのが、岸信介・福田赳夫の清和会と三木派が、文春・立花と連携したことで、スキャンダルで打倒されてしまった。角栄の悲願は挫折した。「日中は大平、日朝はわしが」と側近の久野忠治らと急いだが、かなわなかった。拉致問題は、その後に起きた。

 

 岸田と林が、大平の政治的意思を学んでいるとすれば、直ちに平壌に飛び込んだらいい。党内の派閥抗争にも勝ち抜けるウルトラC作戦である。

 

<数兆円の人道支援を突破口に平和条約、拉致の全面解決を!>

 岸田内閣は、安倍や菅などのように、拉致問題を改憲軍拡の材料として悪用してきた策略を返上し、即座に行動を起こす時である。

 

 国際的な経済封鎖で人民の生活は、悲惨そのものと伝えられている北朝鮮である。直ちに食料など生活物資を、彼ら人民に送り届ける道義的義務が、植民地支配の罪を背負う日本国民と日本政府にある。

 

 数兆円規模の人道支援を、直ちに断行すべきだろう。そのことが、自民党内の怪しげな派閥抗争に打ち勝つ唯一の手段ともなる。これを一石二鳥と呼ぶ。隣人の命と健康を守れるのは、いま日本以外にはない。

 

 朝鮮軍司令官・宇都宮太郎は、長男の徳馬に対して「お前は大きくなったら、朝鮮のお嫁さんをもらうといい。朝鮮の文化は高い。決して馬鹿にしてはならない」と諭している。宇都宮さんは、何度もこのことを凡人ジャーナリストに語って聞かせてくれた。

2022年2月1日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 (NHK北朝鮮が中距離以上の射程の弾道ミサイルを発射したことを受け、政府は今後、ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験など、さらに脅威を高める軍事行動に踏み切る可能性もあるとみて警戒監視を強化するとともに、国際社会と連携して北朝鮮に強く自制を促していく方針です。

(同)北朝鮮は30日、射程が中距離以上の弾道ミサイル1発を、通常より高い高度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射し、ミサイルは最高高度が2000キロ程度まで達し、およそ800キロ飛しょうしたあと、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられています。岸田総理大臣は「国連安保理決議違反であり、強く非難し、抗議した」と述べました。

 

 

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