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2021年11月12日 (金)

安倍と林芳正の激突<本澤二郎の「日本の風景」(4262)

安倍と林芳正の激突<本澤二郎の「日本の風景」(4262)

<台湾独立派(安倍+岸信夫)と対中穏健派(岸田+林)の対決>

 1972年の日中国交回復前後の永田町を知る関係者が少なくなった点は、なんとも寂しい。数日前には、元外交官で日中友好派の野田英二郎さんが亡くなった、という葉書が届いた。彼は、極右青嵐会の森内閣(清和会)が誕生して以来、厳しい目で中国外交を観察していたらしく、筆者にまで支援の手を求めてきたほどだ。言論界の右傾化にも神経をすり減らしていた。後藤田正晴にも仕えた親中派外交官だった。

 

 角福戦争といわれた自民党派閥間の政争劇は、いうなれば福田派の背後の戦前派国家主義勢力の岸信介の台湾・蒋介石派と、田中派を支援した宏池会大平派の中国認識・日中友好派の攻防戦だった。

 

 国際社会の流れに掉さした大角連合と、台湾の国民党蒋介石に与した岸・福田派青嵐会の政争でもあった。国連は当然のことながら北京に軍配を上げた。岸に追随した福田赳夫は、それでも政権を担当すると、大局に従って日中平和友好条約を締結した。

 

 しかし、岸の薫陶を受けた石原慎太郎や森喜朗ら台湾独立派の青嵐会は、森政権の誕生を契機として、時代錯誤の台湾派にのめり込んだ。祖父の岸から薫陶を受けた安倍晋三と岸信夫は、依然として台湾独立運動と連携して、今また反中政策に躍起となっている。日本海波高しの元凶は、岸の安倍に帰結する。安倍が弟を防衛相に押し付けた理由は、台湾独立派支援であろう。危険この上ない。

 台湾総統の蔡英文が、安倍・岸の兄弟と深すぎる仲は、知る人ぞ知るである。このところのワシントンの暴走外交に狂喜している安倍と岸である。危険極まりない。歴史は繰り返す、であっては、断じてなるまい。

 

 安倍と宏池会の岸田とは水と油だ。外相に起用した林芳正は、無論、反安倍の急先鋒で、満を持しての就任といえる。

 知らなかったが、もう存在していないと思っていた超党派の日中友好議員連盟の会長だった。ということは、親子二代の同会長だったことになる。父親の義郎もそうだったが、人柄が温和で欲深い所がなかった。仕える秘書の態度もよく、長い間、3人の秘書とは年賀状をやり取りしていた。こんな例も珍しい。

 

 芳正の経歴を見ると、外れモノといわれてきた安倍とは比較にならない。既に二人の地元・山口県では、流れが変わった。ワシントンと北京を知る人物は、まさに大平正芳や宮澤喜一に相当しようか。岸田の弱点をカバーすることが出来るだろう。

 岸田内閣の唯一適材適所人事といえる。安倍・日本会議の反撃にひるむことはない。逆に、安倍の心臓を振幅させるだろう。護憲リベラルの宏池会・大宏池会実現に期待する向きも理解できる。 

 

<攻守所を変えてのリベラル宏池会VS傷ついた清和会>

 安倍と岸の弱点を知悉している知性派は、忍耐に長けているだけでなく、決断力と実行力、バランス感覚がある。

 もともと宏池会は、旧田中派の流れと連携してきた。現在の茂木派である。旧河野派とも深い。清和会を蹴散らせる自民党派閥は、宏池会なのだ。

 

 清和会は、いずれ反安倍の福田康夫の倅が浮上する。そこを見込んでの、岸田による達夫総務会長起用である。福田康夫は宮澤に恩義がある。達夫の大抜擢人事に安倍は恐怖を抱く。安倍は正面から林に威圧され、足元から福田達夫に脅かされることになった。

 

 攻守所を変えた体制だ。しかも、安倍は首相の匙加減で、いつでも収監される運命にある。「台湾に行きたい」と漏らす安倍が、おいそれと出歩けるのか、捜査当局の許しが出るのかどうか。

 

 岸信夫は杖を手放したのかどうか?病気持ちの兄弟の将来は、暗くなりつつあると想定できる。

 

<ワシントンは共和党からリベラル民主党のバイデン>

 ワシントンには、もともとリベラル派の民主党が、核軍拡・死の商人派の共和党と互角の戦いをしている。

 朝鮮戦争とベトナム戦争で敗北するなど、歴史上の大戦争で完全に勝利した戦争は、日本とだけである。それも二発の原爆を投下することでの勝利だった。かてて加えて、戦争責任者の昭和天皇を存続させるという大失政を演じてしまった。

 

 それでも、多くの日本人は、戦前の暗すぎた教育勅語と国家神道というカルトに、いいように操られて、無数の若者の命を奪った。誰しもが否定できない真実である。敗戦で、この悪魔体制が滅んで喜んだ。ワシントン詣での原点だ。しかし、時代は変わった。

 

 天皇制の政治利用に長けた、田布施の清和会・国家主義は、平和憲法にもとるものであろう。田布施ゾンビは、21世紀には不要である。

2021年11月12日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(時事)林芳正外相は11日の就任記者会見で、超党派国会議員でつくる日中友好議員連盟の会長を辞任すると表明した。林氏は「外相としての職務遂行に無用な誤解を避ける」と理由を説明した。

本澤先生、おはようございます。

日刊ゲンダイデジタル記事を貼り付けます。安倍晋三が怒り心頭?です‼️(笑い)

     八千代、青柳

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/297105 

 

http://jlj0011.livedoor.blog/archives/31107019.html

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