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2021年11月 2日 (火)

女性大好きの安倍晋三<本澤二郎の「日本の風景」(4252)

女性大好きの安倍晋三<本澤二郎の「日本の風景」(4252)

<高市早苗・稲田朋美、今回は杉田水脈、仇敵河村建夫長男を追放>


安倍晋三に限らないだろうが、安倍監視人の清和会OBに言わせると、ともかく女性にだらしない、と決めつける。父親の晋太郎秘書時代、北海道のススキノで大活躍した。晋太郎も当時参院議員だったOとの深い仲が、清和会内部で有名だった。仮面の夫婦は二代に渡るという。

 

 昭恵夫人の暴走に理解を示す向きも少なくない。そういえば、安倍内閣が発足する段階で、通信社や週刊誌が色めき立った。しかし、誰が抑えたものか、「麻生太郎に聞いてみな」と事情通は打ち明けたものだ。

 

 欧米社会では、この場面で安倍は失脚したかもしれない。極右・日本会議のガードの厚さを指摘すべきだろう。安倍の女好きは、組閣する場面でも際立った。先の総裁選では、高市早苗支援に突っ込んだ。統一教会も動かしたという。しかも、驚いたことは高市を幹事長に起用せよ、と岸田文雄首相に迫った。

 

 今回の甘利明辞任に際しても、安倍は高市起用を諦めなかった。しかし、総選挙圧勝した岸田は、高市起用を突っぱねた。竹下派内でのボス争いに手を突っ込んで茂木を起用、安倍側近の加藤勝信を突き放した。

 

 安倍は仇敵の一人、河村建夫の議員辞職に満足しなかったらしい。「比例代表にこれまた極め付きの右翼・杉田水脈を押し込んで、河村建夫長男を関東に追い出し、落選させた」という。「稲田朋美が駄目なら高市、高市がおかしくなれば、杉田がいるさ」と政界雀は見ている。

 

 所詮、どこの世界も女と男の競演を見せつけられることになるが、政界はゴシック・嫉妬が渦巻いている。この方面で、日本の言論界は甘いが、一方で「女がしゃしゃり出ると政治が乱れる」との封建的な価値判断が存在する。この方面でまったく問題がなかった人物は田中真紀子。彼女には立派な夫が今も健在である。

 

<中選挙区制では安倍晋太郎VS田中龍夫、晋三VS河村の怨念>

 旧中選挙区制のもとでは、田中義一陸軍大将・首相の長男、龍夫とA級戦犯の岸信介の娘婿の安倍晋太郎が、岸派を継承した福田赳夫の清和会で暗闘を繰り広げてきた。

 

 戦争責任について、筆者は同じく東条内閣大蔵大臣だった賀屋興宣に単独インタビューして、戦争責任を糺した。彼は「我々戦争責任者が首相になることは間違いだ」といって、岸信介を強く非難した。当然のことを言った勇気に好感を覚えたものだ。

 

 「岸が首相になると、戦争責任を風化させる。そのため岸内閣阻止に立ち上がった」とは稲葉修の正論だ。中央大学法学部教授を辞めての政界入り人生でありながら、改憲論を口走るものだから、よく二人で論争したものである。懐かしい思い出だ。

 武器弾薬の代理人として商工大臣となった岸を、徹底的に追及した御仁が、恩師の宇都宮徳馬。「権力に屈したらジャーナリストではない」が口癖だった。読売の渡辺恒雄は、権力にのめり込んだ代表格で、恩師は「ツネは忘恩の徒だ」と断罪した。巨万の富をどうするのか、中曽根康弘同様見極めたいものである。

 

 話を戻すと、岸の長女と結婚した安倍晋太郎は、田中龍夫と選挙で年中激突していた。資金を福田に運んで、最側近の地位を固めて、岸と晋太郎をいらつかせていたが、龍夫は県議だった河村建夫を後継者にした。安倍の方は晋三に代わった。

 

 晋三と河村の激突へと移行、それが小選挙区制が実現するまで続いた。両者は犬猿の仲だった。二階派最高幹部の地位も、岸田のお尻をつついて二階を幹事長追い落としに成功した安倍晋三は、並行して河村を討ち取り、後継者も排除した。その手口が杉田起用だった。安倍の武器は女、忠誠心は男よりも女と信じ込んでいる、と事情通は指摘している。

 

<晋三最大の敵・龍夫金庫番の中内節子の死去で状況一変>

 それにしても、一時は二階派挙げて支援、衆院議長を狙っていた河村が、一転して弱気になり、なぜ林芳正に屈して政界引退へと追い込まれたのか。原因は田中龍夫以来、89年の人生を永田町と共に歩んできた金庫番・中内節子の死だった。

 

 田中角栄の金庫番・佐藤あきの政治力には、到底及ばなかったが、森喜朗など秘書上がりの清和会議員は、彼女に頭が上がらなかった。田中龍夫事務所には、岸の金庫番・中村長芳ら清和会秘書会も関係していた。長芳の薫陶を受けていた中内だった。

 

 事務所を訪問すると、彼女と100%目線が合う。大きなお尻を椅子に掛けたまま、にこやかに応対してくれる。即座に男の秘書に指示すると、まずいコーヒーが出てきた。それよりも彼女の地獄耳よろしく、安倍事務所の秘事などをさらりと口にする。それが目的の事務所訪問であった。

 晋三がアメリカで薬を覚えてきたこととか、彼の致命的な持病のことなど、彼女が教えてくれた極秘情報だった。田中龍夫も、金庫番に全幅の信頼を寄せていて、いつも部屋では「ナカちゃん」と声をかけていた。

 

 一時、御大・福田赳夫のことで、田中が「最近の福田さんは、安倍君に配慮するようになった」とぼやいたことがあった。すると、彼女がその理由を明かした。「福田先生は岸さんから派閥を継承した時、カネを払っていない。それが負い目となっている」と解説したものである。

 

 田中の後継者となった河村もまた、彼女のおんぶにだっこしてもらっていた。清和会OBの話では、彼女は田中の出戻り娘と麹町の超高級マンションで暮らすようになったが、寄る年波には勝てず、今夏に施設で亡くなった。

 「親分・二階も幹事長ポストを、安倍に撃墜されたことで、もはや戦う気力を喪失、城を林芳正に明け渡し、見返りに長男を比例上位にしようとしたが、ここでも安倍御寵愛の女性に奪われ、北関東比例区で哀れ討ち死にしてしまった」というのだ。

 

 「安倍の趣味である女性大好きの餌食にされたようなものだ」とは政界雀の判定というが。

 

<二階俊博の最後の戦いは安倍晋三=1・5億円の真相暴露か>

 そこですべて終わりになるのかどうか。

 安倍再選劇では、二階は数回、安倍支持の流れを作って貢献、その安倍に切腹させられた。二階の反撃はあるのかどうか。菅・二階・河野・小泉進次郎が、安倍を始末する番になろう。

 焼け木杭は火が付き易い。河井1・5億円は終わっていない。安倍は枕を高くして眠れない。

2021年11月2日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

安倍元総理が「杉田水脈」ごり押しで河村家を追放 “河村外し”の要望文書に関係者は「やりすぎ」
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10310559/
週刊新潮
2021114日号掲載 デイリー新潮

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