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2021年11月 8日 (月)

安倍8万票の価値<本澤二郎の「日本の風景」(4258)

安倍8万票の価値<本澤二郎の「日本の風景」(4258)

<地元でも過去の政治屋、桜事件で刑事被告人>

 8年近い首相在任中の安倍晋三が今回の総選挙で得票数約8万、2万も減らし、その価値が問われている。彼は、後継者の菅義偉の不人気に対して、菅の地位を引きずり降ろすや、長州のライバルで、一端は寝首をかこうとした広島・安芸の宏池会・岸田文雄へと、看板の挿げ替えに狂奔した。

 

 菅と二階俊博の怨念を背負っている。

 

 目の前には、桜事件での刑事被告人となることがほぼ確定している。ここ数か月の安倍は、生き残りにかけて死闘を演じてきていたことが分かろう。その成果が8万票だった。このうち鋼鉄のように堅いカルト・公明党創価学会の票数を差し引くと、せいぜい6万前後ということになる。

 

 5,6万は、神社神道・日本会議や、半島からの統一教会という、いわば祖父・岸信介や叔父の佐藤栄作の田布施票と言えなくもない。郷土史家が暴いた「田布施の明治天皇」がその通りであれば、天皇制にも陰りが見られよう。

 投票率も上がらなかった。総選挙直前に投開票された参院補欠選挙も盛り上がらなかった。当選した田布施出身参院候補も低い投票率で、さしたる話題にならなかった。岸・佐藤と続いた田布施の前途も厳しい。かろうじて防衛大臣に就任している、台湾派の実弟・岸信夫も、右手に杖を持って体を支えている。

 

 事情通は「明治以来、半島出身者の天皇制とリンクする形での、強力な政治的影響力が落下している」と指摘する。「改憲ともなれば、憲法1条も問われるだろう」と予見する。

 

 1972年から永田町を見聞してきたが、安倍ほど自身の選挙区のテコ入れにこだわった首相は、他にいなかった。安倍の選挙区入りは、年中行事だったし、地元入りすると、必ず亡くなった後援者の自宅を訪問、そうすることで遺族票を取り逃がさないように、首相として細心の注意を払った。異常な地元テコ入れが、政府の公的行事である「桜を見る会」に地元後援会のメンバーを、公金でサービスに務めた。政治資金規正法と公職選挙法の、明白な違反である。

 

 森友事件では、国有地をタダ同然で払い下げた。発覚すると、財務省の佐川局長に公文書の改ざんを指示、その見返りに前代未聞の国税庁長官が誕生した。その関係で近畿財務局の赤木俊夫さんが自殺した、赤木事件は法廷で審議されている。TBS強姦魔事件も法廷闘争が繰り広げられている。菅が真相を暴くと、そのことで警察庁長官になった中村格も危うい。

 

 加計孝太郎の事件も奇々怪々だ。「島津レポート」によると、武漢ウイルスの生物兵器に関わった人物が、加計・獣医学部と連携しているという?いずれ発覚しよう。

 

<日大事件で逮捕された大富豪・藪本とは親子二代のゴルフ仲間>

 新たな疑惑も噴出した。相撲部が牛耳る日大での背任事件で逮捕された藪本雅美巳とは、晋太郎・晋三の親子二代の深い仲。

 今朝ほどの清和会OBの説明では、この事件には、安倍関与のみならず、維新の松井ら幹部との関係も突出していることが分かってきた。「カジノ・万博と外国人の金持ちに特化した医療ツーリズム計画などの、巨大利権がらみの山が捜査の対象となってきた。安倍・松井も怯えている」というのである。

 

 安倍事件は関西が本場なのだ。山本太郎が出馬したらどうなったか?「極右の薄気味悪いおばあちゃんまで、地元下関に呼んで応援演説をさせていたくらいだから、よほど心臓が激しく振幅していたはず」とも。

 

<あてつけが仇敵・河村建夫を一撃、杉田水脈支援で長男沈没>

 二階派の幹部だった河村建夫は、二階落馬で政界引退、身代わりに長男を比例区にする計画を頓挫させたのが、安倍の横やりだった。

 

 「ともかく安倍は高市に限らず、極右の女に目がない。杉田水脈なんて人物を知らないが、安倍は強引に彼女を比例区にして、河村の長男を北関東に飛ばして落選させた」と。

 

 「次回の総選挙で、安倍の4区と新たに3区の盟主になったなった林芳正が、激突する事態も出てきた。減区で3区の4区が合体する地域が出てくるが、このことでも安倍はイラついている」と清和会OBは、既に次の総選挙での林と安倍の激突を予想している。

 

<「刑事被告人」になるかもしれない安倍の清和会乗っ取りは疑問>

 今まさに刑事被告人になろうとしているような人物が、最大派閥の清和会を乗っ取ろうとしている。それによって法務検察の恐怖から身を守ろうとしている安倍晋三が、直近の課題となっている。

 

 岸田体制の不安要因は、安倍と麻生と甘利だが、甘利は選挙区落選で自爆してくれた。残るは安倍と麻生だが、最悪の人物は安倍である。岸田は総裁になる前に幹事長の二階に対して「1・5億円をつぶさに明らかにせよ」と迫った経緯もある。岸田の寝返りを阻止するためにも、清和会をわが手に握ろうとしている。安倍御用評論家を使って、目下のところ仮定の安倍・清和会を喧伝させているという。

 

 筆者は新聞テレビを見ていないので、御用コメントを知らないが、最近NHKの側近記者を岸田監視にした、という報道をネットで見た。窮地の安倍の執念、それとも田布施の宿命なのか。

 

 清和会OBは、御用評論家と違って、内部事情に詳しい。「清和会が町村信孝を総裁選に擁立した時、安倍は清和会を飛び出した。彼は閥務をしたこともない。町村系の反発が強い。犬猿の仲の福田康夫系とも深い亀裂が入っている。安倍を重用した小泉純一郎の仲間も反発、今の清和会は四分五裂の状態で、安倍乗っ取りは不可能だ」と。

 

 総裁派の宏池会も、安倍への衣替えに警戒、むろん、二階も菅も、安倍の台頭に抵抗するだろう。

 

<「子分は高市・萩生田以外、めぼしい人物不在」と清和会OB

 政調会長の高市と経産相の萩生田が、いうなれば安倍の側近で、それ以外は見当たらない。「当選3回生以下の雑魚ばかり。反安倍の総務会長の福田の仲間が少なくない」というから、既に役割を終えた、犯罪まみれの安倍を清和会のボスにするのか?清和会OBの分析は厳しい。

 

 確かに安倍の好材料は少ない。

 

<閥務ゼロの首相退陣のいわくつき人物がいきなり会長!?>

 派閥の大将は、総裁・首相を担おうとする人物が相場である。総裁候補から落馬した石破派の動向は容易ではない。大将が落選した石原派は分解するしかないが、安倍を背後から支援してきた石原家もまた消えゆく運命にあろう。

 

 「清和会を飛び出した高市と安倍は、いまだ派閥に戻っていない。閥務ゼロで、いまだ出戻りもしていない安倍が、ハイ会長です、となるはずがない」という説明はよく理解できる。桜の効果は、数々の犯罪で帳消しになっている!

2021年11月8日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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