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2021年10月 9日 (土)

宏池会の伝統をドブに捨てた岸田文雄<本澤二郎の「日本の風景」(4228)

宏池会伝統をドブに捨てた岸田文雄<本澤二郎の「日本の風景」(4228)

<「改憲公約なら支持する」のナベツネ脅しを撥ねつけた宮澤喜一>


まるでゲーム感覚で、言いたい放題の、狂乱の自民党総裁選が終わって、政局は岸田新政権のもとで総選挙モードに突入した。改めて安倍内閣以降の、自民党極右政治の定着に仰天、以前のような関心を喪失してしまった。

 

 1か月ほど前、元自民党議員秘書が驚いて電話してきた。「親父の孫は当選3回。そいつのプロフィールに核武装日本を公約していた。腰が抜けるほど驚いた。戦争も歴史も何もわからない若造を、教育する者が安倍の周辺にいるとしか考えられない」と。安倍と菅のもとで、台湾有事に介入する右翼の動きとも連動している可能性が高い。

 

 宏池会の政治は、何度も繰り返してきたが、それは一言でいうと、護憲リベラルである。その証として、大平正芳の日中国交正常化が存在した。盟友・田中角栄を説得して、1972年9月に実現した。戦後史の金星であろう。

 

 鈴木善幸内閣の後継者となった宮澤喜一が、中曽根後を狙って、中原に鹿を追う場面で発した言葉が「核の時代で9条憲法は、ますます光り輝いてきた」と叫んだ。この時、筆者のそばに、池田勇人の娘婿の行彦がいた。彼は「宮さん、なかなかいいことを言うなあ」と感激、ふと耳元でささやいた。池田行彦や加藤紘一は岸信介の60年安保反対の国会デモに参加していた。

 

 保守本流の宏池会リーダーの、適切な発言に脱帽するほかなかった。この場面を岸田文雄に見せたかった。宮澤の政権獲得レースの背後で、中曽根の盟友・ナベツネが「改憲論を主張すれば、読売日テレは宮澤を応援する」との誘惑ボールが宏池会に投げられていた、とのちに聞いた。

 

 改憲新聞の手口に驚いたものだが、宮澤は動じなかった。自民党の総裁に就任したその日の単独インタビューの筆者に、彼は「宏池会はリベラル派です」と率直にコメントした。拙著「総理大臣・宮澤喜一」(ぴいぷる社)に記録してある。

 

 宮澤は色紙に「大樹深根」と書いてくれた。ナベツネの要求を蹴飛ばした宮澤、花も嵐も踏み越えて勝ち取った宏池会の伝統を堅持して、右翼新聞の誘惑に乗らなかった。左翼から極右に転向したナベツネとは、格が全然違った。

 

 今回の自民党総裁選で、宮澤の親類でもある宏池会の岸田文雄は、信念と名誉ある伝統を放り投げて、政権を手にした。到底評価に値しない。宏池会ファンの衝撃は、安倍1・5億円の追及を、岸田に直訴した広島県連の執念に拍手した。

 

<宏池会本来のリベラルで過半数維持も可能なのに!>

 改憲もやるわ、敵基地攻撃もやるわと、事実上の核武装論まで披歴したようにして勝ち取った自民党総裁と首相の座に対して、右翼は歓迎しているが、憲法・歴史・平和を重視する多数国民は、冷ややかだ。

 

 内閣支持率にはお祝儀相場がつきものだが、岸田内閣にはそれがなかった。変節・岸田に対して「安倍傀儡」の言葉が遠慮なく使われている。

 

 1・5億円事件についても、立場が変わると、安倍擁護の姿勢もチラつかせる。信念のない優柔不断さが気になる。早くもご意見番の古賀誠が懸念を口にした。彼は、父親を戦争で奪われた体験者である。

 

 「安倍・麻生のことを聞く耳では駄目だ」とたしなめたようだ。極右の安倍・菅から、リベラルへの振り子の期待は沈んでしまっている。

 

<国民は安倍の戦争体制政治に恐怖感を覚えたのだが>

 素晴らしい日本国憲法を敵視する右翼勢力が、清和会政権の下で急浮上した。そのため隣国を敵視することで、脅威論をまき散らして、改憲軍拡の流れを助長してきた。

 

 その過程で、言論の自由を封殺する特定秘密保護法を制定した。米国の戦争に加担する戦争法制も、ついで国民の戦争反対を封じ込める共謀罪も、といわゆる戦争三法を、公明党創価学会を巻き込んで強行した安倍内閣に対して、野党でさえも抵抗力を喪失させている。

 

 危ない日本は、宏池会の好ましい伝統をドブに捨てた岸田のもとでも、進行するのであろうか。

 昨夜は千葉県で大地震が起きた。その前には北と南でも発生している。原子力発電所は地震に耐えることが出来ない。311の東電フクシマ原発崩壊は、次々と起きるかもしれない。戦争になれば、原発をミサイルで攻撃されると、日本列島は海の藻屑となろう。

 

 風見鶏は、護憲リベラルが台頭する時を告げているのだが。

2021年10月8日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f36392845cf130d7e1df94f162697929f1985918

古賀誠が岸田文雄を叱る!

TBS岸田総理が率いる自民党の派閥「宏池会」の前のオーナーだった古賀自民党幹事長がJNNのインタビューに応じました。岸田氏の総理就任を喜ぶ一方で、安倍元総理・麻生副総裁を念頭に、「いつまでも言い分を聞いていかなきゃいけないなら、本末転倒」などとクギを刺しました。

 

岸田内閣にはネトウヨ極右閣僚もいっぱい!「少女時代」をデマ攻撃した金子総務相、末松文科相、古川法相、女性閣僚の堀内大臣も
https://lite-ra.com/2021/10/post-6040.html
2021.10.05
 岸田内閣に少女時代をデマ攻撃した金子総務相はじめネトウヨ極右閣僚が リテラ

追い詰められる安倍晋三!

(共同)「桜を見る会」前日の夕食会費補填問題で、ホテル側の宴会代金の値引きは寄付に当たるなどとして政治資金規正法違反容疑で告発され、不起訴となった安倍晋三元首相らについて、東京第5検察審査会6日までに、配川博之元公設第1秘書(62)ら2人の不起訴の一部を不当と議決した。安倍氏は「不起訴相当」とした。915日付

(読売) 安倍氏を巡っては、東京第1検察審査会が7月30日、公職選挙法違反容疑などで告発された事件の一部について「不起訴不当」と議決したと発表し、特捜部が改めて捜査している。

原発派右翼の連合に警戒!

(共同)連合芳野友子会長は7日の記者会見で、立憲民主党衆院選で政権交代を実現した場合に共産党が「限定的な閣外からの協力」をするとの両党合意に異論を唱えた。「閣外協力もあり得ない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/762fbe24800fea655977b0f4d29d9dfcae72272b

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