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2021年8月 9日 (月)

日本のローマ!長崎思考<本澤二郎の「日本の風景」(4169)

日本のローマ!長崎思考<本澤二郎の「日本の風景」(4169)

<軍港(三菱造船所)+カトリックの街に原爆を投下した米新教国>

 日本史の専門家に笑われるかもしれない。にわか仕込みの長崎「日本のローマ」のことについて、76年前の原爆投下の日にちなんで、当地のキリシタン秘録に触れてみたい。

https://savekidsjapan.blogspot.com/2014/05/ethos-comfort-women-unit-731-mr.html

 スペイン・ポルトガルの旧教ローマ・カトリックのイエズス会宣教師のフランシスコ・ザビエルが、インドのゴアから1549年にやってきて九州でキリスト教を布教、その数年前には種子島にポルトガル人鉄砲伝来、やがて貿易商人や宣教師であふれる長崎は、キリシタン信者の街になってゆく?あたかも日本のローマ!西洋の宗教+武器に戦国大名が取りつかれて、キリシタン大名が次々と誕生。長崎は、躍動する貿易とキリシタンの街に大きく変わっていった。そこに想像を絶する悲劇の歴史が刻まれる。

 

 賢明とは言えない為政者は、熱狂的な洋式宗教に対して、弾圧を大々的に始めた。その過程で信者は、地獄さながらの苦渋の選択を強いられる。改宗に抵抗する人々は、それでも「隠れキリシタン」となって長崎の地で生き抜いてゆく。日本で予想もできない残虐な宗教弾圧史を築きながら、明治に入るとアジア侵略の軍港として新たな歩みを始めた。

 

 ワシントンの鷲は、なぜ二発の原爆投下だったのか。「なぜキリスト新教国のアメリカは、日本のキリスト旧教の地・長崎に投下したのか」「それはアメリカのキリスト教ではなかったため」という安直な回答に甘んじるしかないのか。そもそも天皇の軍隊・東京の大本営の上空なら、一発でケリをつけられたはずである。そうしなかったのは、敗戦後の日本統治を、引き続き国家主義で非人道的かつ非民主的な野蛮な、天皇以下大本営の指揮下入りさせる、ワシントンの巧妙な布石だったのか?

 

 歴史に不条理は付き物だが、それにしても不条理・不条理の敗戦後の日本民主主義は、激しく揺れながら、それでも経済復興を成し遂げたのだが、それも戦争による特需だった。深刻すぎる被爆地の人々の救済が、為されなかったことは、改めて驚くべきことだった。GHQは、原爆の被ばくデータ集めから始めた。731部隊の延長であろう。人体実験のための二発は、広島はウラン型、長崎はプルトニウム型だったのだ。被ばく者救済は、日米医師団の任務から外されていた。敗戦後の占領軍・GHQの不条理が、戦前を継承する天皇を利用して容赦なく進行、その過程で反共主義者のA級戦犯容疑・戦争責任者の復権を許してしまう不条理なワシントンだった。今の清和会のルーツだ。

 

 無念なことは、日本人自ら戦犯を裁くことがなかった点である。不条理日本は拡大を続け、遂には原爆と同じ原子力発電所建設に手を出してしまった。読売の正力松太郎と中曽根康弘、背後に岸信介らが支えていた。ヒロシマ・ナガサキの教訓を生かさなかったことが、10年前に起きたフクシマである。それでもまだ日本政府は、悪魔の原子力ムラに統治されている。第二のフクシマを呼び寄せようとしている。恐ろしい日本国であろうか。

 

 311以後のフクシマの被ばく者救済の徹底は、10年後の今も始まっていない。竹野内真理の指摘に頷くほかない。先の8月6日のヒロシマでも、誰も同じ被ばく者の仲間であるフクシマを口にしなかった。非情なヒロシマ追悼を、本日のナガサキでも繰り返すのか。原子力ムラが統治する日本は、真っ暗闇である。

 

 ワシントンが、東京や大阪・名古屋などを原爆投下地から回避したことも不思議なのだが、そもそも関東軍・大本営に限らず、軍事国家はどこの国も「いい加減で野蛮な頭脳」に支配されている。今の菅内閣のコロナ五輪強行とそっくりだろう。ことほど菅内閣は軍事政権レベルの頭脳しかない。

 

<「長崎代官・村山等安」(小島幸枝著)が語る悲しい殉教の地>

 読んでいて気が滅入る本というと、小島幸枝著の「長崎代官・村山等安」(聖母の騎士社)である。小説ではない。史実をまとめたもので、実に読みにくいかつ重すぎる本である。著者もクリスチャンかもしれない。普通の日本人では究明できない内容だからである。

 イエズス会のことや、スペイン・ポルトガルに取って代わる大英帝国の新教との確執という事実だけでも、門外漢は驚かされる。近親憎悪はキリスト社会でも存在していることも、史実として紹介してくれる。

 

 圧巻なのは、秀吉や徳川幕府に取り入って、莫大な財産を築き上げた長崎代官・村山等安の生きざまについての紹介記事が、実に衝撃的である。複数の若い女性を囲っての酒池肉林の暮らしで、妻や子供たちとの陰険な対立。それらがライバルに告発されて、キリシタン裁きの場に引き出されると、財も命も捨て、一転して殉教への道へと家族全員を巻き込んで、まず通常では有り得ないはずの「天国」の道を選択していく。

 信仰者に仏教の「極楽」とかキリストの「天国」という、言葉の上では語られる死後の世界など、凡人や識者の多くは到底受け入れないだろうが、ナガサキの庶民にすぎないキリシタン信者や宣教師らは、死を進んで受け入れてゆく。これほど強い人間はいないし、為政者にとって最大の恐怖の敵なのであろう。

 

 殉教はイスラム世界にも存在する。イラク・アフガン戦争のさいの「自爆」に恐怖を感じた人たちは多かったはずだが、ナガサキではそれが秀吉や徳川光秀の時代、ほぼ日常的に繰り広げられた。火あぶり・斬首を受難として受け入れたキリシタン信仰に、勝る手段などあろうはずがない。背後で、半島からの天皇神国(神道)との攻防戦を見て取れる。悲劇は宗教戦争が育くむのであろうか。

 キリシタン信仰とナガサキ・長崎代官・村山等安は、史実として知っておくべきだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=CIHIH7h5POE

<秀吉・光秀の宗教弾圧=火刑・斬首・拷問を受け入れたキリシタン>

 木下藤吉郎というと、織田信長に仕えた草履取りで知られる。彼が政権に就くや、なぜかキリシタン弾圧に狂奔する。織田とは正反対、さらに朝鮮征伐まで強行する。なにやら菅義偉と共通している。

 

 政権は、あっけなく徳川家に奪われてしまう。知将ではなかった。なぜ半島に駒を進めたのか、これも謎であるが、大義などあろうはずがなかった。 この時代の拷問に詳しくないが、厳しいものに相違無かったろう。とはいえ斬首か火あぶりに屈しなかった、キリシタン信仰が凄すぎる。死をもってしても屈しない、ナガサキのキリシタン信仰に、改めて圧倒させられる。

 

<入江元長崎県警警部補が洗礼=警察の不条理を正す運動止まず>

 裏話などないのだが、この本を郵送してくれた人物がいた。元長崎県警の入江警部補である。彼の存在を教えてくれたのは、市民運動家や小沢一郎・山本太郎支援グループ。

 そこから群馬県で活躍する警察正常化協議会を主催する大河原元警部補。大河原の仲間が入江だった。

 筆者は元警視総監の秦野章と親しく、エール出版から「日本警察改革論」を出した。元千葉県警本部長の渡辺一太郎(元参院議員)とは、亡くなる寸前まで交流していた。

 

 最近になって「木更津レイプ殺人事件」に遭遇。さらに原発派・竹野内真理刑事告訴問題を知った。最近の警察は狂ってしまったのか、という疑問を抱く中で、運よく長崎の入江と連絡が取れた。彼は進んで、警察の不条理を告発してくれた。先に本ブログで「日本の警察」と題して3回連載した。

 

 彼の衝撃的証言から、もんじゅ西村謀殺事件の真相、反原発派を窮地に追い込む原子力ムラの野望、さらには戦争遺児をレイプ殺害した「木更津レイプ殺人事件」の危うい捜査対応をつかむことが出来た。

 改めて入江の「憎しみはないが、市民をいじめる警察を正常化させたい」という強固な信念を支えていたのが、キリスト教だった。彼は1年がかりで洗礼を受け、その証として「長崎代官・村山等安」を読めと言ってきたのだった。

 

<「木更津レイプ殺人事件」捜査解明追及過程で大河原元警部補>

 「木更津レイプ殺人事件」は、当初は見当もつかなかったが、いざ腰を据えて取材すると、筋書きはすぐに割れた。犯人はやくざ浜名である。JR岩根駅近くで、彼は妻に介護施設「かけはし」を営業させている。市民に姿を変えてのやくざによる介護施設を、厚労省がどうして認可していた。

 被害者はそこでバイトをして、浜名狼につかまって、性奴隷の挙句、逃げようとして脅されて卒倒、非業の死を遂げたものである。警察はすぐ捜査すると思っていたが、全く違った。

 昨年の春になると、捜査しないといって告発状を突っ返してきた。政治的圧力を直感した。事件の犯人も被害者も公明党創価学会である。

 小沢ファンが紹介してくれた群馬の大河原宗平元警部補の線で、ナガサキの入江元警部補へとつながった。「日本の警察」は、一読してすごい入江告発であることがわかる。日本警察の改革の基本であろう。

 

<原子力ムラ政府の原発再稼働+「フクシマ隠し五輪」+気候大変動>

 ヒロシマ・ナガサキの教訓を学ぼうとしなかった日本と世界は、10年前の311東電福島の放射能事件を招来させた。それでも原発再稼働に凝り固まっている日本政府は、依然として原子力ムラに囚われの身となっている。

 

 そうして五輪で「フクシマ隠し」を強行したのだが、われ沈黙せずだ。昨今の地球規模の大災害や森林火災の元凶は、400基を超える原発が犯人である。原発が、人類と地球を破壊・死滅させている犯人である。 

 

<原子力ムラに懐柔された長崎出身の山下俊一?>

 ここで新たに悲しい知らせをせざるを得ない。山下俊一は初めて聞く名前だが、彼こそがナガサキ出身の有名な医学者というが、なんとフクシマでは原子力ムラの先頭?に立って被ばく者救済を怠っている!以下のURLを開いて確かめてほしい。

 

Mari
& Bandazhevsky's book now on Amazon Kindle!

@SaveKidsJapan2

 山下俊一・福島県立医科大学副学長に、天皇陛下は「原子力は非常に微妙な問題ですね。よろしくお願いします」と声をかけ、皇后さまは「福島の子供たちの健康はどうでございますか」と尋ねた。
https://asahi.com/amp/articles/ASLC93PKMLC9UTIL00Q.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E4%BF%8A%E4%B8%80

 

2021年8月9日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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