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2021年7月27日 (火)

韓国紙の「言いがかり」?<本澤二郎の「日本の風景」(4157)

韓国紙の「言いがかり」?<本澤二郎の「日本の風景」(4157)

<フクシマは科学的安全性は確保されているのか?疑わしい>

 韓国紙がフクシマ産の花束、選手村での食材、福島産木材などを取り上げて「放射能は大丈夫か」と報じたという。それを日本の五輪宣伝のスポーツ紙

が「言いがかりだ」と反撃の記事(以下に添付)を載せ、ネットニュースが取り上げた。本当に「言いがかりだ」と開き直れるのか。

 

 読売・産経・NHKなど御用メディアが飛びつきそうな話題であるが、目下、確認が取れていない。米大統領の言い分を拝借すると、科学的根拠はどうなのか、となろう。

 

 東京五輪は様々な名称を冠されている。森喜朗と安倍晋三の政治理想である「神の国」五輪はどうか。その目的は「福島放射能汚染隠し」そのものだった。其の点では「フクシマ放射能汚染隠し五輪」が一番適当かもしれない。

 

 人類を欺こうとする陰謀・策略をベースにして、しかも、ちゃっかり4兆円という莫大な資金でもって、空前の利権五輪に格上げしたものでもある。このことに異論があれば、是非とも反論を期待したい。五輪獲得には「フクシマは制御されている」と信じがたい嘘をついて、あまつさえIOCを賄賂で買収したものである。この不正行為について、近くフランス検察が動くらしい。フランスのマクロン政権は、国民の支持を失っているため、検察を抑え込む力はない。どうなるか、見物であろう。

 

 開会式を見なかったが、一部の報道で「フクシマ放射能や東北復興について、全く触れていなかった」という点からも、奇妙奇天烈な利権五輪そのものだった。一概に韓国紙の言い分を「言いがかり」と開き直れるはずがない。

 

<フクシマ放射能制御の大嘘から始まった「311フクシマ隠し東京五輪」>

 この10年、フクシマは日本国内からも遮断されてきた。200万県民のフクシマは、いわば江戸時代のような鎖国状態にあった。

 

 科学的にフクシマの内実が公表されることはなかった。学識者のシンポジウムでは「フクシマは安全、問題はない」というし、日本学術会議のフクシマ報告書も「問題はない」と決めつけて、原発建設強行時のように「安全神話」を振りまいて、日本国民から外国人までも「安心」させてしまった。

 

 筆者は、たまたま次男が原発大手の東芝経営の東芝病院で、お粗末すぎる医療事故で命を奪われてしまった。しかも、反省も謝罪もしない悪辣な企業体質から東芝研究を開始した。

 

 其の結果、東電福島原発の3号機が東芝製であることを知って驚いた。しかも、水素爆発ではなく、核爆発を起こしていた事実をつかんだ。案の定、アメリカの専門家が「廃炉に100年かかる」と判定している事実にも仰天、廃炉の深刻さとそのための膨大な資金の必要性を理解してしまった。

 

 東電福島原発崩壊の10年後も、ほとんど何も変わっていない事実をつかんだが、それ以外の県民の健康被害の実情など、市民生活の姿形を知ることがなかった。御用学者と御用新聞の成果に翻弄された10年だった。

 

 いうなれば、東京五輪は21世紀の今日からすると「神がかり五輪」「神隠し五輪」でもあったのだ。原子力ロビーと日本会議が演出したものであろう。

 

<安心安全なフクシマであれば、なぜ福島五輪にしなかったのか>

 甲状腺がんに罹った幼子たちが、その後に体全体に転移して、命を失っているという悲惨な実情を、当局は封じ込めている。はたまた「福島エートス」とかいう施設なのか、事実を確認していないため詳細は不明だが、いわば住民の無知を悪用して「人体実験」をしている重大疑惑も指摘されている。

http://ethos-fukushima.blogspot.com/p/blog-page_3412.html

 

 福島復興五輪というのであれば、五輪の中心は、東京ではなく、福島にすべきだった。福島県内の端っこで、だれも興味を示しそうもないソフトボールの試合をしたという報道を目にしたが、本来であれば、競技の大半を福島でやるべきだった。しかし、そうしなかった。

 

 神がかり五輪でしかないことを、内外に鮮明にさせている。

 

<東電福島放射能汚染地区に行かない原発派政治屋と官僚>

 この10年間、311直後に現地に飛び込んだ菅直人を記憶しているが、ほかに現場をまじかに見聞視察した首相はいない。

 地球上で一番危険な場所であるためだ。

 今も変わらない危険地域なのだ。

 

 被ばく作業員が何人亡くなっているのか。労災認定はしたのかどうか。大分怪しい。正確な情報を、いまも隠しているのであろう。

 

 安心安全を吹聴してきた原発派の政治屋も、通産官僚も逃げてしまっている。現在の通産相の原発派の梶山は、現地を視察したろうか。していない。

 潔く再稼働を止めて、54基の原発をすべて廃炉にすべきである。 

 

<フクシマ報道規制は真実=原発ロビーが支配する政府と福島県>

 自民党の権力闘争を追いかけてきた以外は、二度と戦争を引き起こさないために、日中友好活動に取り組んできた凡人ジャーナリストも、許しがたい4兆円五輪を追及する中で、再び原子力ロビーの暴政と暴走が、否応なしに目の前に飛び込んできた。

 

 五輪の利権アサリと新聞テレビ報道を操る電通が、視界に入ってきた。恐ろしい原発ロビーと背後の財閥の蠢動も。彼らには倫理も法律も、あってなきがごとしであることも判明した。

 敗戦で勝ち取った民主主義が機能していない日本であることも。

 

 政府も福島県も彼らの手のひらで踊っていて恥じない。

 このことは、第二のフクシマの再現を見て取れる。

 

 かれこれ20年以上も前から叫ばれてきた異常気象の元凶は、原発から大量に吐き出される高温の排水による、予想外の水蒸気である。大洪水と干ばつ・熱波と強力ハリケーン、森林大火災に地球は窒息寸前である。

 

 福島では体力のない児童生徒が悲惨な運命に置かれている。低線量による内部被ばくの恐ろしさが、チェルノブイリどころか、福島県でも起きている。

 

 鉄板で蓋されたフクシマと、東京での4兆円お祭り騒ぎで、湯水のように血税を懐に入れるIOCJOCと、姿を隠している闇の原発ロビーの暴政に、善良な日本人が浮かれるはずがない。

2021年7月27日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(東スポ)韓国メディアが、東京五輪の表彰式でメダリストに渡されるビクトリーブーケに異論を唱えた。

同ブーケは福島産トルコギキョウ、宮城産ヒマワリ、岩手産リンドウ、福島産ナルコラン、東京産ハランを使用している。そんな中、韓国紙「国民日報」は「メダリストに渡される花束は、東日本大震災の被災地産だ。今回は復興五輪ということで福島産の花を含めて使用されているが、放射能への懸念も少なくないのが事実」と伝えた。

その上で、選手村で福島産食材を使用していることや、選手村の建物の一部で福島産木材が使われていることを蒸し返した。実際、韓国のオリンピック委員会を兼ねる大韓体育会は、自国選手に選手村で使用される福島産食材を摂取させないために、給食センターを稼働させている。放射能への懸念からだが、科学的な安全性は実証されており、言いがかりと言ってもいい。

福島県の内堀雅雄知事は「(韓国側の行動は)科学的データなどの事実をきちんと把握していない。誤解と偏見をなくし、正しい情報を認識してもらうことが風評払拭の本質だ」と語っていたが、この手の被害にピリオドが打たれる日はやって来るのだろうか。

(参考)Aims of ETHOS project
 

  • 長期的に汚染された地区での持続可能な復興の条件を創る事
  • Create conditions for sustainable reconstructions in long time contaminated areas. 
  • そのため地元住民と地元当局の積極的な参加を推奨しながら、放射線防護、農学、安全と信頼の構築、リスクの社会的管理など異なったテーマを結合
  • In order to do the above, encourage local residents and local municipalities to participate and coordinate topics of radiological protection, agriculture, establishing safety and trust, risk management, etc.
  • IAEA,ICRPの基準では年間100ミリシーベルト以下は、ほとんど問題にしない。
  • Under the IAEA & ICRP standard, radiation exposure less than 100mSv/year is not regarded as any problem.
  • 健康よりは主眼はその土地の復興と再建。
  • Their main aim is to reconstruct the areas rather than health among the residents.
  • 地元住民の主体的、積極的な参加が不可欠。考えの押し付けではなく、住民を懐柔しつつ、彼らの反応の即しながら、あたかも住民の意思を尊重しているかのごとく進めていく
  • Local residents' voluntary involvement is a must.  Not to push ETHOS ideas towards them but instead, to promote ETHOS while gently persuading them and asking for their responses as if their opinions are respected.
  • 目的は汚染地帯での健康管理や治療ではなく、欧州連合に対して、原発事故後の日常生活の管理と長期的に放射能汚染された土地の管理をどうするかという報告書を提出すること
  • The aim is not to manage the residents' health or treatment.  Instead, submit a report to European Coalition regarding the management of everyday life and contaminated lands after

 

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