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2021年6月11日 (金)

極右の歴史認識<本澤二郎の「日本の風景」(4111)

極右の歴史認識<本澤二郎の「日本の風景」(4111)

<戦前の神道(しんとう)国家主義では国際社会で信頼されない!>

 多くの識者が沈黙している重大案件というと、森喜朗から始まった清和会政権の根源・政治イデオロギーが、神道国家主義という点にある。森が「神の国」とぶち上げ、小泉純一郎と安倍晋三が、国際社会から「戦争神社」と恐れられている靖国神社参拝派、すなわち戦前の侵略戦争を反省どころか、肯定的に受け入れる歴史認識にある。悲惨な歴史に向き合って、反省する思いが皆無な、いわば皇国史観に執着している。

 

 護憲リベラルの大平正芳の秘蔵っ子の加藤紘一が、森打倒に決起した理由でもある。この真相を、御用記者は指摘しない。その加藤が「靖国神社の資料館・遊就館を視察すれば、日本と欧米関係が壊れる」と鋭く指摘した。

 

 有楽町の外国特派員協会の特派員は、真っ先にこの恐ろしい侵略を正当化して恥じない、悪魔の資料館を見学すべきだろう。ここに清和会の正体を目撃することが出来る。いまの現役記者らにも推奨したい。

 

 戦前のカルト・国家神道は、戦後廃止されたものの、神社本庁(宗教法人)として復権、自民党内に神道政治連盟を発足させた。この不気味な宗教勢力の主体が、森・小泉・安倍の足場ということになる。

 

<欧米の操り人形=アジアから孤立する財閥支配の悲劇>

 自らを卑下して、二本足で立とうとはしない清和会外交である。強いものにぶら下がることで、おこぼれに食らいつくハイエナに似ている。

 戦前は大英帝国にぶら下がって、日清戦争と日露戦争を戦った。その勢いで、新たに台頭したドイツ・ナチスのヒトラーの配下となって、第二次世界大戦を戦い、米国による二発の原爆で沈没した。

 

 戦後は、戦勝国のワシントンの手先に甘んじることになるのだが、この不条理な日米外交は、憲法に違反して中国敵視政策へと舵を切った。

 

 戦前も戦後も、欧米の操り人形である。「アジアに立つ」(宇都宮徳馬)という気迫も気概もない。欧米と中国の仲立ちが、日本外交の基本なのだが、かろうじてこの立場を貫いているのが、自民党幹事長の二階俊博だ。宏池会も目を覚ましてきているが、安倍外交を踏襲する菅は、G7首脳会議で中国叩きに突進するはずだ。

 

<14億人の中国と植民地支配した南北朝鮮を敵に回す神道外交>

 中国は、もはや過去の中国ではない。北京や上海を見聞しただけでも、日本を凌駕する巨人だ。経済軍事大国である。そこに日本人口の10倍以上の人民が活動、しかも、人々の海外展開もすさまじい。日本にも80万人も生活している。

 

 72年の田中・大平外交の歴史的決断によって、日中関係は正常化した。平和友好条約は、清和会本流の福田赳夫内閣の下で締結された。台湾は中国の一部であることを容認して、日台の外交は消滅した。

 

 対して岸信介の清和会傍流が、72年の約束をひっくり返そうとしている。この20年の日中関係である。

 田中・大平の日中関係を維持しようとしているのが、自民党二階派ゆえに安倍・麻生・甘利の二階潰しが、目下の政局の中心である。筆者は、これまで安倍に服従する二階を評価しなかったが、日本外交の基本に立ち返ってみると、日中対立を回避しようとする二階を擁護せざるを得ない。

 

 岸田・宏池会と二階派の安倍つぶしを評価したい。

 

 韓国との関係を破壊した人物は、安倍の神道国家主義の歴史認識にある。改憲軍拡に血道を上げる、財閥が黒幕という構図である。いずれも過去を反省しようとしない面々である。

 

 中国・南北朝鮮・ロシアと敵対する新冷戦へと踏み込んで、いい結果が生まれはずがない。

 

<戦争神社・靖国神社にしがみつく神道政治連盟の島国外交>

 これまでの清和会傍流政治は、戦前の国家神道の後裔と、日中友好に徹してきた創価学会の呉越同舟体制であるが、後者は完全に前者に呑み込まれてしまった。両党はカルト教団の上に開花した、右翼政党そのもので、如何にも不気味な印象を内外に与えている。

 

 しかし、教団の体力は衰えている。300万死者の遺族は、多くが亡くなっている。参院選で、一人も当選させる力がない。神道政治連盟を国民は知らない。森喜朗の「神の国」発言で気付かされたジャーナリストも、今では少ない。

 

 「アジアに立つ」外交が、国際協調を謳う平和憲法が、政府に命じている。違反する靖国の島国外交は、戦争内閣の東条英機に戻ることでしかない。主権者の99%はこぞって反対だ。二度と過ちを繰り返しかねない岸の清和会傍流政治を海中深く沈めるしかない。

 

<国際協調が日本国憲法が命じる外交の基本路線>

 「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、我らと我らの子孫のために、諸国民との協和による成果と、我が国全土にわたっての自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」

 

 前文冒頭の文言だけでも光輝を放っている憲法ではないか。改憲軍拡の清和会傍流政治は、憲法の名において存在を否定されている。勉強をしない安倍と菅は、憲法を読んでいない。それを良しとする財閥と神道といえる。これに創価学会が、池田大作の信条を破り捨てて追従している。お話にならない。

 

<平和憲法の定着=戦争嫌いの主権者の総意>

 神道国家主義の覆面をはぎ取れば、正体は誰でも見抜くことは出来る。手練手管などは通用しない。防衛省の空母出雲作戦は、頭かくして尻隠さず、上海人にとって見え見えであろう。

 

 日本の平和憲法は改憲軍拡を許さない。99%平和国民は、戦争NOである。平和憲法を定着させることが、アジアの平和と安定の基礎である。自民党幹事長は、大声上げて日中友好・日韓友好を叫んで、平和国民とアジア諸国民に訴える、今が好機であろう。岸田・宏池会の原点でもある!

2021年6月11日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

ソウル時事】日本企業に対する元徴用工らの賠償請求を却下した7日のソウル中央地裁の判決をめぐり、裁判官弾劾を求める韓国大統領府への請願の賛同者が9日、20万人を超えた。

<戦闘的リベラリストは平和軍縮派の宇都宮徳馬に続け!>

https://www.hns.gr.jp/old-file/hns04/activity/act01/act01_10/act01-10h.html

<偉い!原発全廃叫ぶ竹野内真理もアジアとの平和友好派だった!>

https://takenouchimari.blogspot.com/2013/04/blog-post_23.html

【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は9日の記者会見で、日本とオーストラリアの外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)が東・南シナ海での中国による一方的な現状変更の試みに反対することで一致したことについて、「中国脅威論をはやし立て、悪意を持って中国を攻撃するものだ。断固反対する

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