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2021年5月16日 (日)

絶望とゆでガエル<本澤二郎の「日本の風景」(4086)

絶望とゆでガエル<本澤二郎の「日本の風景」(4086)

<深刻さを通り越した女性たちの自殺急増!>

 外国から眺める日本は、どうしても甘くなって、現実とかけ離れたものになる。確かに年金生活者一つとっても、大きな落差がある。知り合いの女性が教えてくれたのだが、彼女は離婚した娘と孫の3人で、まずまずの生活をしている。亡くなった夫の遺族年金に、企業年金もあるというから、まずは優雅なもので、午後になると、近所の老人仲間と球転がしに熱中して過ごしている。収入のない娘は、母親が長生きしてくれれば、生活に困窮することはない。

 

 彼女の夫は、外資系のコーヒー会社、今もスーパーに行けば、人気のコーヒーだ。安物買いの我が家でも、毎朝飲んでるコーヒーのラベルを調べたら、彼女の夫が働いていた会社のものだった。

 

 思うに、彼女の家庭は、割合恵まれている数少ない例だろう。恩師の元中学校の英語教師(86歳)は、こと生活費のことで、娘たちに迷惑をかけることはない。週2度のデーサービスと、2度の自宅介護入浴で、コロナに負けないで生活している。亡くなった夫が郵便局員だった。日本では公務員が一番恵まれている、官尊民卑社会である。

 

 だが、そこから外れた人たちの多くは、質素倹約生活に徹している。中には、それでも貧困から抜け出せない絶望の人たちが、次々と命を絶っている。こうした事態になるとは、日本で生きてきて初めて知る深刻すぎる事態である。

 

 政治の眼目は、貧者に光を当てて、生きる希望を与えるものだが、それが全くない安倍・菅の自公・日本会議の政府である。国民生活に目を向けようとしない、暴政の清和会・神道政治は、やたらと軍拡に狂奔している。そのことをたしなめようとしない新聞テレビの衰退に、茶の間のやや恵まれた日本人は、ゆでガエルそのもので、自滅の運命に気付こうとしていない。

 

 政府の発表によると、今年4月の女性の自殺者は1799人、前年比37%増である。この国が、極端な貧困格差社会に落ち込んでいる証拠であろう。

 

 貧困率は、悲劇の島・沖縄で目立っている。ここに清和会・軍拡政治の負の実績がある。ワシントンの産軍複合体と共に、軍事基地強化に突進して、新たな沖縄の戦場化に突進している。新聞テレビは批判するどころか、隣国の脅威論をまき散らし、対決の外交に狂奔・協賛して、全く恥じない。

 

 首相官邸のコロナ対策がいい加減で、ひたすらコロナ五輪に突進して、これまた恥じない自民・公明の暴政に対して、ブログの中には戦前の5・15事件との関係を取り上げている。ミャンマーの事態が、東京で起きないとも限らない神道政治連盟が主導する、岸信介と安倍晋三の清和会政治を象徴しているようにも思えてならない。

 

<生活保護費を生かせない若者世代の悲劇>

 最近まで「生活保護世帯」と聞くと、違和感を抱く市民が多かった。それならいっそ餓死したほうがましだ、と思う貧困家庭も多かった。

 

 しかし、事態はそれどころでなくなっている。貧困家庭は、堂々と憲法の規定に従って、生活保護費に駆け込む権利を行使すべきである。遠慮してはならない。自治体もあれこれと手続きを振り回して、保護費の受領を阻止する非人間的・道義に反する行政をしてはならない。天命に逆らう悪逆非道な行政を阻止する、真っ当な行政官にならなければならないだろう。

 

 この貧困問題を知るNPO法人によると、自殺原因を1,生きることに疲れた2,生活が苦しく仕事がない3,どこに相談してよいか分からない4,漠然とした不安・悩みがあるーと指摘している。

 

 元凶は政治の貧困に尽きる。福祉行政の著しい劣化だ。哀れ若者たちは、自ら命を絶っていく。日本政治の悲劇的実態を裏付けている。

 

<改憲軍拡にのめり込んで沖縄を犠牲にする自民党と公明党>

 新型コロナは、とうとうインドの変異株を生み出してしまった。五輪どころではない。著名な米国のコロナ学者が、母国に飛び込んで亡くなった。事前にファイザーのワクチンを二度打ったが、効果はなかった。ワクチン無能コロナである。

 訪印中止で菅義偉は、命拾いしたことになる。効果のない副反応ワクチンで対抗できないインド型に、各国の専門家はたじろいでいる今である。

 

 その一方でワシントンの言いなりの自民公明両党の宗教勢力は、以前として改憲軍拡にのめり込んで、沖縄を新たな戦場に追い込もうとしている。軍国主義で、自ら生み出した仮想の危機を乗り切ろうと、新たな利権政治に特化しているかのようだ。

 

 貧困者への視点を忘却しているのである。自民党の多くは、政治で甘い汁を吸い込んできた二世議員ばかりだ。弱者からでも金を吸い取る、消費増税に熱心な人間の、失礼ながら屑議員が目立つ。超格差の改善に目を向けようとしていない。自殺者に対する真摯な姿勢を見い出すことは不可能である。公明党でさえも、東京の銀座族が急増している。お話にならない。

 

<生きたくても生きられなかった次男を思うといたたまれない心境>

 命のことになると、真っ先に真面目過ぎた努力家の次男のことに触れたくなる。彼が母親に「鳥になりたい」と言ったという。自由に空中を飛んで、制約ばかりの地球を、思い切り見聞したかったのだろうか。

 台湾と北京しか見ないまま医療事故で、人生を奪われてしまった哀れな息子だった。彼には自殺という言葉などなかった。必死で努力して、滑り止めのM学院を1年で止めて、父親の知らない間に早稲田の門をくぐった。新聞配達や夜勤のバイトで大学を卒業してくれた孝行息子だった。涙が出てくる、本当にいい息子であった。

 人間は、もともとは皆善人に違いない。道を外れる者は、努力が足りなかったのだろうが、そのような落ちこぼれにも、日本国憲法は優しく抱きかかえるように福祉面で、日本政府と議会・司法に命じている。

 この立派過ぎる憲法を、軍拡で破壊しようとする自民公明両党は、悪魔に魅入られてしまっているとしか思えない。真っ先に軍拡を止めて、弱者を支える生活保護費に向ければいい。それが出来ない神道と創価学会であれば、次の総選挙で叩き潰すことが、善良な日本国民の純真な使命であろう。

 

 東芝病院に命を盗られた次男の叫び声でもある。

 

<やくざにレイプされた戦争遺児を手助けしない公明党創価学会>

 もう一人が、再婚目前にやくざにレイプされ、その後は性奴隷を強いられた戦争遺児のことにも付言したい。再婚にすべてをかけていた彼女は、毎日3時間も仏壇の前に座り、やくざから逃げ出そうと祈ったが、効果はなかった。

 

 やくざの「ばらしてやるぞッ」の恐ろしいドーカツに屈して、目前の再婚はおろか、大動脈りゅう破裂で即死状態となり、2日後に呼吸が止まった。非業の死である。創価学会は、この殺人事件に頬かむり、やくざ会員を未だに保護している。恐ろしい宗教団体であると断じたい。

 すでに、彼女が信頼した池田大作氏は、安倍と手を組んだ裏切り者らに乗っ取られていた。沖縄の野原善正の場合は、裏切り者に非難を加えた途端、除名されてしまった。やくざ殺人犯は生き残り、真っ当な会員を切り捨てた現在の公明党創価学会と指弾したい。

 貧困ゆえに自殺する者、強姦魔が生き残る日本は、まるで絶望の二字が黒い鈍い光を放っているかのようであろう。

2021年5月16日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

(朝日)共産党の志位和夫委員長は15日、都内で講演し、「政府は緊急事態宣言の対象を拡大することを緊急に決めた。これは状況認識の甘さと危機感の欠如を露呈するものだ」と政府の新型 コロナ対策を糾弾した。

 

(沖縄タイムス)河野太郎沖縄担当相が、沖縄の子どもの貧困問題で「若年妊娠が引き金」などと語ったことに、若年の母子支援に取り組む関係者からは反発の声が上がった。

 

(テレ朝)グアムから青森県の三沢基地に到着したアメリカ海軍の無人偵察機「トライトン」は同じくアメリカ軍が運用している無人偵察機のグローバルホークを改良した白い機体で、洋上での艦船や潜水艦の警戒監視や情報収集任務にあたります。

 

(産経)陸上自衛隊とフランス陸軍、米海兵隊との共同訓練が15日、公開された。宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島演習場で行っている離島への着上陸と市街地戦闘などを想定したもので、日本国内で日米仏の陸上部隊が本格的な実動訓練をするのは初め

 

(共同)沖縄は15日、1972年の本土復帰から49年を迎えた。復帰に際し「基地のない平和な島」を求めたが、現在も在日米軍専用施設の約7割が沖縄県内に集中。住民らは在沖米海兵隊基地司令部が入る米軍キャンプ瑞慶覧のゲート前(北中城村)で集会を開き、過剰な米軍基地負担に抗議した。

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