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2021年4月14日 (水)

日本外交の真髄<本澤二郎の「日本の風景」(4054)

日本外交の真髄<本澤二郎の「日本の風景」(4054)

<アジアに立つ日本=二度と欧米の駒にならない>

 日本はアジアに立つ。二度と欧米の駒として、アジアの友人を敵視することはしない。これが戦前史の大事な教訓である。戦後日本が、世界に公約した外交の基本方針でもある。日清・日露戦争の愚を、二度と演じることはしない日本である。世界とアジア諸国民への堅い約束・誓いを死守することが、日本の生きる道でなければならない。

 

 欧米の戦略家の基本は、アジア人同士を戦わせて、漁夫の利を得ることに尽きる。もう二度と繰り返すことはない。日本国憲法の強い立場である。

 

 訪米目前の菅義偉に対する、日本とアジアの断固たる要請であって、この道を日本外交は踏み外してはならない。日本国憲法を尊重・擁護する義務を果たさねば、主権者は日本の首相として容認しないだろう。強く強く指摘しておきたい。霞が関・外務省は原点に戻れ、である。大丈夫だろうか。

 

 ワシントンへの朝貢外交・参勤交代は、日本とアジアは断固としてNOである。

 

<米中の友人=両者の橋渡し役が自立した日本の国際的使命>

 ワシントンと北京の友人らは、米中対立による新冷戦ムードに対して危機感を抱いている。よしんば、一方に非があれば、他方は礼を尽くしての説得が、外交の基本である。いたずらに武器弾薬をひけらかす手口は、前世紀の異物として否定される。

 

 国連は、そこにおいて日本外交に注目、期待することになる。日本は両国とは親しい友人である。友人は、相手の非に対して、遠慮することなく忠告を与える道義的責任を有する。その限りで、北京もワシントンも聞く耳を持っているはずである。

 

 日本外務省と外相・茂木の役割だが、悲しいかな日本の霞が関は、本来の役割を果たしてこなかった。正しくは、官邸の野蛮すぎる外交、すなわち中国を包囲するという怪しげな外交に徹して、大事な道義外交を放棄してきた。

 

 安倍の対トランプ外交は、およそ日本外交とは無縁だった。おそらく北京の悪口を言いふらして、トランプのご機嫌を買うという、実にみっともない彼の祖父そっくりの無様なものだったに違いない。

 

 安倍の中国包囲網構築に対して、実に60兆円を使い果たしたことに、主権者は今も怒り狂っている。相次ぐ首相犯罪だけではなかった。それでもNHKとフジ産経読売は、政権の存続に手を貸し続けた。この恐ろしい言論界の現実に、善良な日本人は、いまもたじろいでしまっていて、言論不信に陥っている。なかには、こうした事実さえも認識できない人たちもいる。

 

<清和会・神道外交=岸信介のワシントン属国=史上最低の安倍外交>

 現在の新聞テレビは、意図的に報道しないようにしているが、森から小泉、安倍の清和会と麻生・菅の清和会亜流政権は、神道政治連盟が基盤となった日本会議政治そのものである。言い換えると、戦前のカルトの国家神道の流れそのものである。

 

 国家主義・全体主義による強権体質、反共主義の神道・天皇主義に特徴がある。A級戦犯の岸信介が、米CIAのテコ入れで政権に就くと、アジアのワシントンの出店に徹し、台湾防衛に肩入れした。戦前の天皇制国家主義そのものだった。反共主義のアジアの基地そのものだった。

 

 166億円もの巨費を使っての天皇後継祭祀は、憲法に違反している。安倍・自公・日本会議の反憲法政権は、それを公然と敢行したのも、神道政治を象徴する出来事だった。

 

 森喜朗の「日本は天皇中心の神の国」という、今日では笑ってしまいそうな信仰を、神道派の安倍らは現在も堅持している。戦後否定された皇国史観が、彼らにとって後生大事な歴史観なのだ。善良な日本人は、到底こうした古代・原始のまやかしの原始宗教についてゆくことは、文句なしに困難である。

 

 いまの皇室が壊れているサマも、いわば当然のことなのだろう。

 

 戦前の悪しき神道外交は、戦後は岸内閣のもとで復活した。存立はワシントンの庇護・属国で、である。悲しい60年安保はそうして実現した。戦前は、それによって広島と長崎に原爆が投下されたようなものである。清和会の新たな許しがたい挑戦は、小泉内閣が用意した。安倍の誕生である。日本に再び、完全なカルトの神道政治が復活した。日本会議に名前を変えて、である。

 

 民意を反映しない、それどころか国民を踏み潰すような改憲軍拡政策を、隣国の恐怖を煽り立てることで強行に推進した。戦争三法はそうして自公によって強行された。そして遂に主権者を丸裸にして、権力にかしずかせるデジタル庁法案が、そそくさと強行実現すると、もはや日本国民は、カルトの神社神道の奴隷になるしかないのである。

 

 史上最低の安倍・日本会議の亜流政権によって、主権者でありながら、身動きできなくさせられる危険性が、現実のものになりうる。誰がこんなことを予想したであろうか。日本は、いま戦後最悪の危機を迎えているのである。

 

<米国の産軍体制をけん制しながら北京にも堂々の注文>

 アジアに立つ日本外交の基礎は、神道というカルトの原始宗教ではない。日本国憲法の平和主義である。右顧左眄しないアジアの国として、米中の争いに割って入り、双方に争いの非を悟らせて、話し合いで問題を解決させる、このことに総力を挙げる日本外交が本物である。

 

 戦後史を紐解けば、ワシントンの死の商人・産軍複合体の暴走は、改めて指摘するまでもない。武器弾薬で始末をつけながら、軍拡の嵐を送り込んで、法外な利益に昇華させる手口だ。もう、人類はこれに辟易させられている。

 

 そんなワシントンに媚びを売る日本外交であっては、断じてならない。米産軍体制をけん制する日本外交が正しい。そうしてこそ北京も、日本に対しての認識を変えるだろう。友人として人権問題が、事実であるのであれば、堂々と指摘して、軌道を修正させる努力を惜しんではならない。

 

 本来の日本外交に徹すれば、尖閣も北方領土問題も直ちに解決するだろう。そこが米軍基地にならないからだ。拉致問題も、そして日朝正常化もたちどころに解決するのである。

 

<国連外交の旗振り役としてアジアの平和・安定が不可欠>

 アジアに立つ日本外交を貫徹すれば、アジアに平和と安定が直ちに実現する。東アジアは繁栄する弧になるだろう。世界経済をけん引するエンジンの役割を日中南北朝鮮が担うことになろう。夢ではない。

 

 改憲軍拡の神道から、平和軍縮の日本が「アメリカの核の傘」から離脱すれば、国連での役割・影響力は大いに高まるだろう。アジアの平和と安定が、世界平和の原動力となる。米国とは軍事同盟の安保条約を、平和友好条約に修正すればいい。

 

 アメリカ議会を説得すれば、不可能なことではない。彼らは聞く耳を持っている。アメリカン・リベラルは、日本の改憲軍拡を喜ぶような政治家ばかりではないのである。

 

<戦前を引きずる神道(日本会議)の軍事同盟外交をドブに捨てろ>

 我々は、この機会に自公を政権から引きずりおろすことで、神道・日本会議の、アメリカに服従する日本を放棄する、自立した独立国の日本に舵を切り替えるのである。

 

 戦前の侵略国家の遺産をドブに捨てればいいのである。天皇も憲法に従って、政教分離原則を貫徹させればいいだけのことである。そうすれば、自動的に改憲軍拡の日米安保の軍事同盟は、大きく変わることになろう。

 

 21世紀の今日においてもまだ、原始宗教の虜にされている日本でいいわけがない。不可解な日本近代化は、これから正常な軌道に乗ることが出来る。隣国との信頼関係が生まれよう。

 

 天皇の政教分離は、政府与党の政教分離を約束するだろう。当然、公明党創価学会も事実上の解体を余儀なくするだろう。

 

<21世紀の地球牽引役は大陸・半島・列島か>

 21世紀の地球の政治経済の牽引役は、欧米からアジアへと移行することになるだろう。アジアの文化は、神道を除くと、大方の思想・宗教も、平和主義を原則にしている。

 

 大陸と半島と列島が仲良く結びつくと、間違いなく世界経済のけん引役となるだろう。外交もまた平和主義が先導することになる。欧米の科学技術で崩壊してきている地球の再生も、自然重視のアジア主導のもとで可能となるだろう。

 

 経済的にほどほどに繁栄するアジアは、地球の平和にも貢献することになろう。いいことずくめも、確かな現実になるかもしれない。アジアの夢を、世界に発信できるかもしれない。単なる夢幻ではない。それも日本外交を正常化することで、実現する可能性が大きいのである。清和会の神道政治から、オサラバさせればいい。それだけのことである。

2021年4月14日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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