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2021年4月17日 (土)

菅義偉の裏切り<本澤二郎の「日本の風景」(4057A)

菅義偉の裏切り<本澤二郎の「日本の風景」(4057A)

<危険すぎる力による台湾防衛・中国封じに同意したバイデンのヨシ>

 日米首脳会談後の共同記者会見(4月17日未明)で、ジョー・バイデンは菅義偉を何度も「ヨシ」と口走り、すっかりホワイトハウスの新しい番犬誕生?を印象付けた。菅を飛んで火にいる夏の虫扱いにした、ホワイトハウスの主人は大満足だった。その様子を、ラジオで聞いていても確認できた。その両首脳発言の端々から、話し合いによる中国封じどころか、トランプも仰天するような、力を背景とした、危険な火遊びを誰もが連想した。

 

 日中共同宣言・同平和友好条約の一線を越えて、内政干渉である台湾について「地域」という言葉で、公然と踏み込んだことも注目したい。「目には目を歯には歯を」で対抗するというのだ。

 

 菅は、以前は日中関係を正常化させた大平正芳の宏池会に所属した。大平の秘蔵っ子の加藤紘一にも接近して、リベラルの菅を印象付けていたが、今回のことで「安倍の子分」を存分に披歴したことになる。バイデンのポチに満足している。悲願の電通コロナ五輪強行開催を「支持してもらった」とうきうきした表情で語ったのも記憶に残った。

 

 こうした結末を予期していたであろう中国派の自民党幹事長・二階俊博は「五輪中止もありうる選択肢」と菅訪米直前に発言したのものだ。

 

<死の商人・産軍体制を喜ばせた外交音痴の安倍・後継首相>

 中国の海洋進出に対抗する軍事力強化にも勇んで同意、安倍レベルの改憲軍拡方針を明らかにして、米国の死の商人・産軍複合体の期待に応じる姿勢を、平然と口にした。

 

 安倍の軍拡に長期間イラつかされてきた日本国民は、菅にも同様の思いをさせられることが、鮮明となった共同会見だった。安倍もそうだったが、菅も財政悪化のなかでの軍拡に対して、当たり前のように応じたのだ。そのための訪米前の菅の安倍訪問だった。財政を預かる麻生太郎も、軍拡ならOKというお墨付きをもらったのだろう。

 

 「庶民のカマドの煙」を、菅も無関心であることを証明したことになる。哀れ日本国民であろうか。これらの膨大な借金は、子供の世代とその孫の世代へと引き継がれてゆく。福島の廃炉でも100年はかかるのである。

 

 自民党政治の恐怖に震え上がるばかりである。それを強く支持する公明党創価学会にも、ひたすら驚愕するばかりである。

 それにしても、なぜこうもワシントンの手の内で踊らされる菅内閣なのか。理由は、外務事務次官・秋葉の記録的な在任期間とも関係がある。日本は必死でトランプ再選運動に取り組んできたのが、蓋を開けると、民主党のバイデンである。バイデンに顔向けできない霞が関だ。その分、何でもOKになる。安倍は辞めたが、秋葉は今も残っている。

 

<日中関係は事実上破綻か、貿易にも大きなマイナス>

 中国は、14億の市場がある世界最大の消費国である。その中国を敵視するという戦略は、まさにワシントンの不条理である。

 

 アメリカの力をひけらかす威嚇外交は、本来の外交ではない。よしんば中国に非があるというのであれば、そこは中国の友人である日本が、外交儀礼に則った話し合いで、中国から妥協を引き出す、これが本来の外交である。

 

 いきなり武器弾薬をひけらかすワシントン外交は、国際社会で評価されることはない。ともあれ、日米首脳会談によって、日本政府は中国の虎の尾を踏んでしまった。取り返しがつかないことを菅はやってしまった。安倍は大喜びだが、日中貿易で息する関係者の衝撃は大きい。

 

 中国と対立して一番喜んでいるのは、台湾派の安倍や岸信夫ら極右・神道派である。日本海と台湾海峡が波高しとなる。いいことは何もない。どうするつもりなのだろうか。

 

<戦前の大英帝国、戦後はワシントン。危ない自立できないアジアの孤児>

 今回の事態で思い起こすのは、戦前の大英帝国との軍事同盟による遺産の戦後版である。欧米の罠にはまった日本だ。欧米の後押しで、中国と対決を強いられる日本である。一番損な役目を担わされたことになる。

 

 これくらいのことが、なぜ理解できないのだろうか。日本人は単細胞で複眼の目を持たない。暴走大好きな民族なのだ。それでいて反省も出来ない。同じことを繰り返して恥じない。

 満洲国の岸信介の孫、菅の父親が満鉄調査部という出自と関係があるのだろうか。危ない危ない火の用心!日中友好を破局へと突き進む愚を、必死で食い止める、そのための政変が不可欠だろう。

2021年4月17日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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