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2021年4月22日 (木)

菅の神風特攻隊<本澤二郎の「日本の風景」(4062)

「神風」風評でコロナに打ち勝ち電通・神道五輪強行の哀れ!<本澤二郎の「日本の風景」(4062)

<靖国真榊奉納+伊勢神宮参拝=総選挙・総裁選もわが手に?>

 自民党本部の「平河クラブ」に首を突っ込んだ1972年を思い出すと、7年8か月の佐藤栄作長期政権の、後継者を決める同党総裁選挙で、永田町は賑わっていた。先輩たちは、クラブ内のマージャン台を囲んで、昼間からじゃらじゃらと音を立てながら、賭け麻雀に汗を流していた。遠方通勤の記者には、遊んでいる余裕はなかった。

 

 記者クラブの黒板には、派閥の懇談時間が掲示され、時間があれば、大派閥以外のどこへでも駆け込んで、総裁選の雰囲気を、少しでも感じ取ろうと足を動かし続けた。駆け出し記者の担当派閥は宏池会・大平派で、同派は佐藤派から飛び出した田中派・越山会と連携していた。先輩のSさんが田中派、佐藤後継の本命・福田赳夫派を、政治部長が新人と共に回っていたが、多くは麻雀台で小銭稼ぎに忙しかった。今思うと不思議な世界だった。

 

 初日の夜9時ごろ、言われるままにハイヤーで宏池会参謀の、世田谷区経堂の分かりにくい鈴木善幸宅に押しかけた。既に共同通信の三喜田さんが、主とおしゃべりしていた。名刺を差し出すと、善幸さんは即座に手元のジョニ赤を引き寄せて、水割りをつくってくれ、新人記者を歓迎してくれた。右も左も分からない政治記者の初日を、今も鮮明に覚えている。

 確か長女が、女中代わりに寿司を運んでくれた。彼女は麻生太郎夫人だ。さぞかし苦労させられたであろう。

 

 三喜田さんは立派な先輩記者で、今も年賀状のやり取りをしている。安倍改憲に怒りを抱くリベラリスト。「改憲強行の時は国会に押しかける」と年齢を忘れて、年賀で気合を入れている。当時の新聞記者は、かなりまともだった。右翼化した現在と比べると、実に頼もしい限りだった。右翼記者などいなかった。第一、株は犯罪だとずっと思い込んできたほどである。

 

 そのうちに、自民党の右翼勢力である神道政治議員連盟の存在を知ったが、特段興味も関心も抱くことはなかった。サメの脳みそで有名になった森喜朗が、首相になって同議連総会で「日本は天皇中心の神の国」と発言した場面で、神道が極右の地盤だと悟ったほどだ。既に20年を経ていて、政治記者から政治評論家の世界に飛び込んでいた。20年余官邸と自民党一本に取材が出来た幸運が、現在の記事の基礎になっている。幸運すぎる政治記者に感謝している。ほかに誰もいないのだから。

 

 神社神道といえば、戦前の国家神道が源流である。今の神社本庁である。侵略戦争の主役を演じたカルトの原始宗教だ。赤紙一枚で天皇の戦争に引きずり出されて、戦場に散った悲劇の若者を「合祀」という妙な空論で、多分紙に戦死者の名前を書いたものを保管しているだけなのであろう。刀剣を祀っているという戦争神社でもある。

 

 正論は、福田康夫元首相が言うように、靖国神社は単なる宗教団体でしかないので、政府は千鳥ヶ淵の墓苑参拝が不可欠。そこに記念碑、無宗教のそれを建設することが求められているが、靖国極右が反対して頓挫してしまった。靖国参拝は邪道であるとは、今朝ほどの清和会OBの指摘でもあった。

 

 神道政治連盟の会員は、戦死者の遺族の票をかき集めようとして、ただそのために会費を払って議連に参加、神社の祭りなどに首をそろえる、実に他愛のないものだが、これを100%利用したのが、安倍晋三と小泉純一郎である。古くは岸信介や中曾根康弘がいる。靖国神社参拝にこだわり、憲法の政教分離に違反することに長けている輩で、およそ尊敬に値する見識のある人物ではない。公人としての伊勢神宮参拝も、むろん政教分離に違反する。この常識が分かっていない愚かな日本人がまだいる。

 

 だが、コロナ・電通五輪の先行き不透明で、菅も安倍や小泉に従った。首相の肩書で、憲法違反の真榊を奉納をした。昨日のことである。菅もまた神がかりの世界に埋没、そこからコロナを退治して、電通五輪変じて神道五輪で、国際社会が懸念するイベントを強行しようというのである。伊勢神宮参拝も安倍に約束した。残るは出雲大社なのか?

 

 神道に埋没する菅義偉も、哀れである。

 

<原始のお祓いカルト神道で幸せ一杯の菅義偉・日本国首相!>

 以前にも紹介したが、京都大学の歴史学、特に近代史の大家が、国家神道を実に明快に分析している。彼を北京の盧溝橋抗日戦争記念館での歴史的な学術討論会で、その姿を目撃したことがある。

 

 「原始のお祓い宗教」が今に継続している理由は、天皇制ゆえであろうが、天皇といえども公人としての神社参拝は、憲法が禁じている。私人の天皇が存在するのか不明だが、日本国憲法は天皇制と神道の結びつきの効果としての侵略戦争ゆえに、二度と同じ愚を避けるために、同法20条の規定、その条文は9条に匹敵するほど重い。

 

 それを承知で菅は、ありえない「神風」にすがって、伊勢神宮参拝でコロナに打ち勝って、安心安全なオリンピックを強行開催するのだと、今もその道にまっしぐらであるから、事情を知る国民の目線からすると、哀れであろう。

 「選手関係者だけでも6万人。それを受け入れる関係者を加えると、途方もない人々が集まるわけで、到底そのための医療体制は困難。コロナ感染五輪イベントは不可能」が世の中の常識であるのだが、神風信仰の菅は、それを無視して強行実現に期待をかけている。

 

 五輪成功で自民党総裁選と総選挙に勝ち抜く、そのための神の国参拝に賭ける菅!奇跡は起きるのだろうか。もしも、起きれば菅は長期政権も想定内という夢に賭けているのかもしれない。これも、言い換えると博打・ギャンブルだ。やくざが狂喜する、カジノに取りつかれた日本国首相ということにもなろうか。

 

<韓国の裁判所がさっそく日本政府にご褒美!さて上級審は?>

 早々と隣国の半島から朗報が舞い込んできた。元従軍慰安婦による日本政府に対する損害賠償裁判で、ソウル中央地方裁判所は原告の要求を却下したのだ。

 この事件は、安倍晋三が寝た子を起こしてしまった挙句の、深刻すぎる法廷闘争の一環である。ひょっとして神風信仰・神の国信者は「神風が吹いた」と勘違いしてるかもしれない。

 

 私人としての信仰を、憲法は自由権として全面的に認めている。存外次なる伊勢神宮参拝で、安倍に劣らない長期政権にも期待を膨らませているかもしれない。人さまざまだ。安倍に劣らない嘘の連発で、菅の暴走が始動!

2021年4月22日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

21日菅首相は靖国神社に「内閣総理大臣 菅義偉」名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。22日までの例大祭中の参拝は見送る方針。昨年秋の例大祭でも同様の対応を取っている。田村憲久厚労相、井上信治万博相も真榊を奉納した。安倍晋三前首相は参拝した。小泉は、首相を辞めると、参拝を止めた。

 

<韓国にもヒラメ裁判長が遂に登場!さすが文在寅大統領!>

【ソウル共同】韓国のソウル中央地裁は21日、旧日本軍の元従軍慰安婦の女性や遺族ら計20人が日本政府に損害賠償を求めた訴訟で、訴えを却下する門前払いの判決を出した。国家は外国の裁判権に服さないとされる国際法上の「主権免除」の原則が適用されるかどうかが焦点だった。

 同地裁では1月に別の元慰安婦12人(故人を含む)が原告となった同種訴訟で、別の裁判官らが慰安婦動員は「反人道的犯罪行為」で主権免除は適用できないと判断し、賠償を命じており、対照的な結果となった。

 21日の判決で原告側が控訴する可能性があり、上級審が主権免除原則適用の是非を審理する公算が出てきた。

ソウルの日本大使館前に設置されている従軍慰安婦の被害を象徴する少女像=21日(共同)©
KYODONEWS
 
ソウルの日本大使館前に設置されている従軍慰安婦の被害を象徴する少女像=21日(共同)韓国地裁判決のポイント©
KYODONEWS
 
韓国地裁判決のポイント

 



 




 

 



 

 

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