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2021年3月 5日 (金)

こちらも巨大だ!<本澤二郎の「日本の風景」(4015)

こちらも巨大だ!<本澤二郎の「日本の風景」(4015)

<32万人のNTT澤田純社長が菅側近官僚を超豪華接待事件発覚>

 ため息が出てくる。やっぱり安倍・清和会の亜流の菅内閣なのか。次々と事件が飛び出してくる。清和会は、名称とは裏腹なことをする犯罪集団なのか。福田赳夫が泣いている!因果応報、いま霞が関の怨念が噴出している様子が、くっきりと見て取れるではないか。悪事を100%隠すことはできないものだ。

 

 拙著「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)は、正しい分析だったといって、喜べないのが悔しい。A級戦犯で改憲派・岸信介が、執念を燃やした選挙制度だったのだから。

 この指摘が理解できる国民がいるのかどうか?

 

 菅長男と東北新社の総務官僚への賄賂攻勢に驚いていたら、今度は従業員32万人のNTTの澤田という社長が、携帯料金問題で、NTT迎賓館を舞台に、これまた超豪華版の接待を繰り返していた。

 

 菅と直結している審議官・谷脇康彦と、最近まで内閣広報官として、内閣記者会をコントロールしていた山田真貴子が、公務員倫理規定に公然と違反する超豪華版の接待を受けていたのである。

 

<逃げる菅と追いつけない野党追及=じゃれる猫レベルにうんざり>

 「いま菅を追い詰めない。蛇の生殺し作戦が、野党の高等戦術」という分析に納得させられる主権者も哀れである。

 

 1日5億円の国会運営費も、単なる与野党のゲームだとしたら、野党の不人気が、今後も解消することはない。飼い猫がネズミを捉まえるフリをしているわけだから、観客席からは居眠りが出てくるだろう。

 

 相撲の世界だと、桟敷から座布団が飛ぶ場面であろう。猛省を求めたい。

 

<安倍・菅体制に倫理観喪失の「全体の奉仕者」>

 86億円もの使途不明の官房機密費を自由にばらまいてきた御仁が、安倍の後継者とくれば、周囲の下々も赤く染まっているわけだから、観衆も合点することが出来る。しかし、それでは国民の下僕という役割を放棄するどころか、裏切っていることになるのである。

 

 彼らは、憲法と国民との約束で「全体の奉仕者」という重い責任を負って、行政権を行使する任務を帯びている。だが、実際はその大事な根本・使命を忘れてしまっている。バレなければ人殺し以外、何でもできるというような倫理喪失に埋没して、全く恥じない面々といっていい。

 

 腐敗した役人を、人は「税金泥棒」と呼んでいる。検察・警察の出番のはずであるが、どうだろうか。報道関係者と議会の奮闘をまずは期待したいが、ここがまたおかしい。表向きはともかく、見えない心臓部で裏切られているとなると?国民の政治不信は、地上に這い上がる力もない。

 

 主権者の置かれている場面はきつい。

 

 倫理観を喪失した総務省のエリート官僚の、その先の大臣はどうなのか。当然、汚れ切っているに違いない。官邸の主が腐っているのだから、これは小学生でも解ける方程式であろう。いえることは、7年8か月の安倍政権の継続を、菅も間違いなく演じているのである。

 

 86億円の官房機密費を暴く方法はないだろうか。悪党を罷免するだけでは解決したことになるまい。民主主義の根幹が破壊した清和会政治は、五輪開催強行とコロナ退治の二兎を追って、列島を大混乱に陥れている。

 

 

<官僚腐敗は底なし沼=死に体政権+地に落ちた霞が関>

 テレビ・ラジオ・携帯などの業界は、国民の財産である電波を利用することで、莫大な利益を上げている。電波料金を安くさせると、利益は空前の規模に膨らむ。菅は総務相になって、その利権の大きさに気付いた。関係業界は、それを安くさせるために、ありとあらゆる工作をしている。

 

 東北新社は山田真貴子に7万円接待で、目的を果たした?ありえないであろう。裏金工作は、それこそ破格な金額であろうから。闇は深い!

 

 これを業界では「波とり」と呼んでいるらしい。新聞テレビにも「波とり」専門の記者がいる。NHKは特に目立つ。記事を書かない輩である。東北新社の「波とり」が菅の長男だった。

 

 NTTは澤田というトップが、32万人を代表して総務官僚を、それこそ贅を尽くした迎賓館で接待した。NTTは公益法人である。NTT法で、事業計画と主要人事を、政府の認可を受ける。そこが、ありえないはずの買収供応による談合接待を強行していた。澤田の首をはねるしかない。NTTだけか。そんなことはない。他の携帯スマホ業界も。大臣・首相にも手を回しているはずである。

 

 そこでヒント!菅がなぜ公邸に住まないのか。住めないのか。安倍も、だったが。公邸では密会が出来ない。安倍は広大な自宅、菅は議員宿舎で、となる。ともかく、電波利権に食らいつく官邸政治屋と腐敗官僚の姿が、影絵のように浮かび上がってくる今ではないのか。

 

 官邸が利権に食らいつくと、霞が関も比例して利権集団化する。これにコロナ対策と電通五輪がまとわりついていて、不気味ではある。官邸と霞が関を舞台に、日夜、311のような腐敗の高波が押し寄せてきているのである。

 

<出世コース外された元エリートが正義の内部告発!>

 こうした官界の腐敗構造は、組織と組織の間、組織内に監視機能がないか、あっても喪失していることを物語っている。誰もかれもが、全体の奉仕者であることを忘れてしまっている。「バレない」と信じ込んでしまっているのだろう。

 失礼ながら、清朝末期を連想してしまいそうだ。

 

 利権に目ざとい政治屋と、そうであってはならない官僚が同レベルになって、自己のために行動している。「バレない」「バレなければ何でもできる」「バレなければ法律も機能しない」「検察は官邸の犬でしかない」という不浄な空気が霞が関全体を覆っている。

 

 安倍と菅が強行した、内閣人事局の存在が、モノをいっているのだ。抵抗する官僚を更迭する仕事を、菅は警察官僚の官房副長官の杉田と強行してきた。ここに一つの回答がある。

 

 出世コースを外された面々が少なくない。今彼らが反撃に転じたのだ。新聞テレビは信用できない。野党も、である。かくして犯罪ネタは、文春報道に流れ込むことになる。

 

<疑惑事件を目の前にして、追い詰められた林検察の捜査力>

 ここで我々は、日本の捜査機関に目を向ける必要があろう。黒川弘務という安倍と菅の犬を排除して登場した、林真琴検察の正体について、である。

 まもなく桜の季節である。しかし、いまだ安倍桜は散っていない。安倍の1・5億円の解明も、全く手が届いていない。安倍事務所・ホテルニューオータニ・自民党本部の家宅捜索にひるんでしまっている林検察である。

 

 おかしい。やる気を見せていない。

 新たな腐敗が、安倍事件の連鎖のように、次々と起きてきているのに。繰り返し林真琴検察に対して、日本国民は重大視していくしかない。これも悲しすぎる日本の現実である。

2021年3月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

総務省の谷脇康彦総務審議官ら複数の幹部が、NTTグループ側から高な接待を受けていたと、3日付の文春オンラインが報じた。NTT広報室は朝日新聞の取材に「(報じられた)会食を行ったことは事実」と認めたうえで、「詳細については確認中」としている。菅義偉首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」からの接待問題で追及を受けていた谷脇氏は今国会で、他の放送事業者や通信事業者と会食したことがあることは認めつつ、「国家公務員倫理法に抵触する恐れがある会食をした事実はない」と強調していた。

 報道によると、NTTの澤田純社長らから接待されたのは谷脇氏のほか、総務省の巻口英司・国際戦略局長と前内閣広報官の山田真貴子氏。昨年6月に巻口氏と総務審議官だった山田氏は1人あたり約5万円、谷脇氏は20189月~207月に計3回、17万円超の接待を受けたとしている。

 国家公務員倫理規程では、利害関係者が費用を負担する接待は禁じられているほか、割り勘でも11万円を超える飲食は事前の届け出が必要だ。総務省秘書課によると、谷脇氏ら3人の会食はいずれも届け出がなかったという。

(朝日)

加藤勝信官房長官は4日午前の記者会見で、総務省の谷脇康彦総務審議官がNTTから高額接待を受けたとされる週刊誌報道について、「総務省において谷脇氏らに対し事実関係を確認したところ、報道された会食への参加を認めているということだ」と述べ、谷脇氏がNTT側と会食したと認めたと明らかにした。(時事)

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