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2020年12月21日 (月)

東芝社長・車谷暢昭に警鐘乱打<本澤二郎の「日本の風景」(3941)

東芝社長・車谷暢昭に警鐘!<本澤二郎の「日本の風景」(3941)

<安倍原発路線に追随した10年遅れの新路線の前途>

 平和軍縮派の宇都宮徳馬は、敗戦後まもなく日本経済の核心が「官僚社会主義」にあると喝破した。「生きた経済が分からない役人任せの経済政策は必ず破綻する」と警鐘を鳴らした。この轍を踏んできた原発の「東芝」が、ようやく軌道修正、記者会見で新たな大風呂敷を広げて、株高工作に余念がない。

 

 311からだと、実に10年遅れだ。東芝経営陣の無能を露呈している。

 

<風力発電は良し、しかしその前になすべきことが先ではないか>

 電通の意向もあってか、問題企業の東芝の社長・車谷暢昭インタビューがかなり大々的に披歴された。地球危機という、この期に及んで「再生可能エネルギーに特化する」と宣言した。正しい路線変更だが、なぜ10年前に軌道修正しなかったのか。

 事情通も指摘できないようだが、それは「安倍原発再稼働路線の影響もあって、軌道修正が困難だった」。「経産省の原発主導政策から離脱できなかった」との外野席の指摘は正しい。

 

 

 官僚社会主義とは、官民一体である、東芝はそうして野蛮で危険な世論無視の原発路線をひた走ってきた。それゆえの敗退であったのだが、それにしても安倍7年8か月は、長すぎた。果たして原発再稼働からの路線の転換が出来るのであろうか。

 日本の財閥企業の弱点は、霞が関主導、特に安倍内閣の下では経産省が突出した。おかげで原発御三家は、東芝のほか三菱・日立も衰退著しい。むろん、東芝は膨大な赤字とそれを信じがたい粉飾決算でやり過ごしてきた無能経営陣のツケで、その前途は依然として明るくない。

 

 新たに風力発電に特化するという、10年前であれば胸のすくような戦略である。大いに奮闘を望みたいというしかないが、我が家の東芝観はそう甘くない。東芝の病院での医療事故で、次男が非業の死を遂げた。その心労などで、介護の妻も後追いして逝ってしまった。にもかかわらず、東芝は反省も謝罪もしない。

 

 企業倫理がひとかけらもない。息子と妻のことを生涯に小さな肩背負っていくジャーナリストとして、これまで以上に、その非情な仕打ちに対して沈黙することは出来ない。筆者に課せられた宿命といってもいい。車谷に警鐘を乱打して、繰り返し猛省を促し、株主にも働きかけたい。

 安倍や菅のように逃げるな、と警告を発したい。

 

 

<2010年4月7日の医療事故死の反省と謝罪が先ではないか>

 車谷は、三井銀行の天下り社長と記憶している。何度か手紙も書いたが、返事はない。弁護士に依頼して反省謝罪を求めたが、東芝の顧問弁護士は一度も会見しようとしなかった。

 経営陣もおかしいが、顧問弁護士も狂っていた。なぜ真摯に対応しなかったのか。逃げるのか。東芝体質を露呈していて悲しい。

 

 過ちに対して、反省と謝罪は、人間も、人間が構成している組織・企業体にとって不可欠であろう。消費者に対しても当然のことである。

 

 わが息子・正文は、2010年4月7日誤嚥性肺炎で1週間の予定で東芝病院に入院したのだが、その数時間後にタンが喉に詰まって窒息死。担当医も初めての経験と驚いて口にした。カルテを取り寄せた。原因は、看護師が100分も個室の患者の部屋を覗かなかった、そのためである。個室に警報装置さえなかった。看護師センターから離れていた。何もかもが救急病院としての管理体制が崩壊していた東芝病院だった。

 

 このような異常死の場合、警察に通報しなければならない。しかし、東芝病院はしなかった。もう10年経過しながら、いまだ反省も謝罪もしない。恐ろしい東芝と東芝病院である。我が家から東芝製のパソコン、洗濯機、冷蔵庫が消えた。東芝と聞くだけで、怒りが込み上げてしまうのである。

 

 改めて車谷社長に厳しく諫言したい。人間の心があるのであれば、反省しなさい。謝罪する勇気を持ちなさい。既に何度も呼びかけてきたことであるが、政権も交代した現在、繰り返し警鐘を鳴らしたい。

 

 

<金儲けよりもまずは人間の命に向き合うことが一番大事ではないのか>

 財閥企業が金儲けに徹することは理解できる。しかし、いい商品を提供できる人材が不可欠である。人材とは消費者の立場にたった喜ばれる商品開発であって、そこには人間性がモノを言う。

 それには経営陣の人間性が、企業経営者の根本であろう。

 

 当然、過ちについて、はばかることなく謝罪する、これが東芝のみならず、すべての企業体の社会責任である。経済産業省や消費者庁の行政指導も、その責めを負っている。

 人間の命に向き合えない車谷だとすると、古巣の三井住友銀行の体質もそうなのか、と国民に印象付けることになる。

 

<三井住友銀行・経産省・消費者庁も道義的責任を負っている!>

 もう次男・正文が亡くなって10年経った。内閣も変わった。

 梶山正六は人情味のあった政治家と一部で評価された。田中角栄の子分だった。その息子が現経産相である。車屋の堅い頭を叩いて欲しい。三井銀行が善良な金貸しであれば、消費者庁も目を覚まして、車屋に警鐘、諫言してもらいたい。

 

<善良な株主も東芝経営陣を善導する責任がある!>

 東芝の一株株主となって、内部から突き上げる方法もあるかもしれない。いや善良な株主もいるだろう。

 善良な株主の突き上げも期待したい。 

 

<ズバリ東芝経営陣の資質が東芝衰退の根源なり>

 思い出すと、次男が命を奪われた翌年の2011年に311が発生した。東芝背の東電福島3号機が核爆発・炎上した。それでも、その後も当時の社長は「原発が東芝の核心的事業」と喝破して恥じなかった。

 

 東芝衰退の根源は、経営陣の無能・無責任と非人間性にある。車谷社長の覚醒を望むのは、全東芝社員とそのOBたちではないか!

2020年12月21日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

 東芝の車谷暢昭社長は18日、共同通信の取材に応じ、再生可能エネルギー事業に注力する方針を示した。洋上風力発電の参入にも意欲を示した。脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速する。「再エネ、脱炭素の東芝としてブランドを確立したい」と強調した。

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