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2020年11月11日 (水)

大宏池会に光!<本澤二郎の「日本の風景」(3901)

大宏池会に光!<本澤二郎の「日本の風景」(3901)

<寛容のリベラル派を旗幟鮮明にすれば国民も期待>

 筆者の朽ち果てそうな自宅居間には、宮澤喜一と鈴木善幸の色紙と、それに池田勇人の娘婿の行彦の写真が飾ってある。狭い玄関には、小泉純一郎結婚式の引き出物の時計が、今も正確な時刻を刻んでいる。中曽根康弘の王道と彫刻された銅板も。20年余の自民党派閥政治取材の思い出ばかりだが、それこそ日本政治を俯瞰すると、宏池会のリベラル・寛容政治の台頭に執着するほかない。寛容のリベラル政治・国民のための憲法重視政治ゆえである。

 

 振り返ると、この8年の国粋主義・財閥1%の安倍政治と、その継承菅政治を採点する中で、自民党派閥に失望してきたのだが、ここにきてようやく安倍政治の下で、腰砕けの宏池会・岸田文雄が、声を上げ始めた。

 麻生派と谷垣グループを巻き込んだ大宏池会構想が浮上してきたことは、菅の無能と腐敗が露見する中で、一定の評価をすべきだろう。野党への期待が盛り上がらない政治状況の下では、なおさらのこと国民は、保守リベラルの台頭に、かすかな夢を抱くしかないのかもしれない。

 

 

<電通・安倍菅二階体制を駆逐する可能性は大>

 21世紀の特務機関のような電通に支配された安倍政治が幕を引いたあとも、流れは変わっていない。日本経済は転んで立ち上がれない状況下でも、株だけの偽りの金融バブル経済を継続、その後の崩壊後のハイパーインフレに人々を震え上がらせている。

 

 年初から自民党総裁任期の来秋にかけて、破局のような日本経済に比例して、自民党派閥も翻弄されるだろう。

 

 傷だらけの安倍晋三は、もはや足腰がたたない。周辺がラッパを吹いても誰も踊らない。石破茂も落馬してしまった。残るは岸田の宏池会のみである。

 

 他方、菅の正体は次々と暴露されている。外交になると、もう外務省の手取り足取りでないと、1分も立っていられない。支える老体の自民党幹事長の二階は、肉体的にも心もとない。

 

 菅・二階体制は、中身はスカスカという評価が定まってしまっている。コロナ禍の列島を襲う、数々の危機を乗り切れる体力も能力もない。岸田・大宏池会が、これを駆逐することになろうか。

 

<コロナ禍で五輪空中分解・経済混乱で勝機あり>

 新型のコロナウイルスは、各国の政権を揺さぶっている。アメリカは特別である。敗者のトランプが、法廷闘争に持ち込んで、醜態を内外にさらけ出している。分断の国家の悲哀そのものである。

 

 日本では、なすすべもないアベ独裁を退陣させた。支援する電通の大魔神も、東京五輪の1年延長を確保したものの、来年の開催も困難である。

 

 昨日午後5時にラジオをかけた。無観客の相撲を生中継していた。無観客五輪の演習なのか。そもそも日本の「国技」なるものは、既に本家のモンゴル相撲に乗っ取られているではないか。肉食騎馬民族のモンゴル人に勝てるわけがないのだが、それでも「天皇相撲」にこだわるNHKと神社神道である。

 

 失業倒産の強烈な波が襲っているコロナ禍の経済混乱を、携帯値下げで乗り切れるわけがない。本日の朝日新聞は、反省を込めてか1面に権力監視と真実報道を公約する記事を、大きく報じたと友人が伝えてきた。

 

 伊藤詩織事件や林検事総長を検察官適格審査会に掛ける市民の勇気ある活動も、明日から報道するというのだろうか?

 

 コロナ政局は、攻める岸田・宏池会に勝機を呼び込んでいる。

 

<法務検察の刷新次第で安菅二腐敗にメスも?>

 法相の上川陽子は、宏池会のメンバーである。菅の答弁を目撃して、事態の深刻さから、猛省・直視してるかもしれない。安倍と菅・二階の防護服に、今後も徹し続けるのであろうか。今後も、悪党一味をかばうだけの法務大臣で終わるのか。

 

 それとも、河井1・5億円事件の被害者となった溝手顕正に目を向けて、法務検察の刷新に、本気で舵を切り替えるのであろうか。

 

 国民の多くは、彼女が法務検察の再生に、今もわずかな期待をかけている。安倍・菅・二階の腐敗にメスを入れる?一度彼女と立ち話をしたジャーナリストとして、1%の期待をかけたい。

 

 

<麻生VS菅二階の決戦が正月明けにも表面化>

 テレビを廃棄したため、テレビ観戦しない筆者である。しかし、パソコンが少しばかり助けてくれるため、20年の政治記者経験も加わって、予算委員会の様子をやや正確に感じさせてくれる。

 

 菅と隣に座る麻生太郎は、犬猿の仲である。それどころか、麻生と二階も決定的な対立関係にある。そもそも菅擁立は、宏池会の岸田追放に基本戦略が存在した。

 

 一方で、麻生は「安倍後継は岸田」と吹聴して、動きを止めてきた、との経緯もある。麻生は必然的に岸田擁立に動くことになる。すなわち、大宏池会構想は、岸田というよりも、自ら生き延びるための麻生の戦略なのである。

 

 素人は理解できないだろうが、大宏池会構想の主体は、麻生派なのである。日本学術会議の6人斬り事件という、学問の自由に政治介入、切り込んだ菅と黒幕の杉田和博の出鱈目ぶりを連日、菅の隣で呆れながら、かつにやつきながら見聞してきた麻生副総理兼財務相である。岸田との水面下の接触が進行していると見たい。

 

 ポスト安倍は、自民党派閥が踊り出す機会を作り出している。

2020年11月11日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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