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2020年5月 9日 (土)

政党政治崩壊7年<本澤二郎の「日本の風景」(3679)

 

政党政治崩壊7年<本澤二郎の「日本の風景」(3679)

<戦前商工官僚+警察・軍事防衛+厚労・不倫のやくざ官僚占拠>

 もうすっかり慣れてしまった永田町風景というと、議院内閣制が機能しなくなって、8年目に入ったことである。昨日は清和会OBの指摘で、目を覚ましたジャーナリストとして「政党政治の崩壊」を記録しておかねばならない。

 

 三権分立は存在しない。首相官邸に権力が集中してしまって、政党は無力化してしまって7年を経過した。それに誰も文句がいえない。河井事件1・5億円の政党助成金は、幹事長ではなく、総裁の指示で決まったことである。

 せっかくの捜査も、ここにメスを入れない検察だと、黒川弘務と50歩100歩であろう。やくざのような旧商工官僚が手配した警察・軍事の官僚に、今年に入ってコロナ対策の厚労官僚+不倫官僚が加わって、これらが連日、官邸を占拠している。誰も不思議と思っていない不勉強な輩ばかりだ。

 

 公明党どころか自民党でさえも、刺身のツマでしかない。それに満足するような?よたよた幹事長でしかない。総選挙どころではない。太田ショウコウ主導の安倍の巾着切り政党に徹している公明党は、最近一律10万円支給で戦果を挙げたと鼻高々らしい。

 

<自公維は特定秘密保護法など違憲法案強行のための将棋の駒>

 ともかく、この7年有余、政党が永田町から姿を消してしまったことに、当事者が気にも留めていない。

 近代民主主義は、政党が国権の最高機関である国会を構成し、国会議員は、主権者である国民の代表者として、法律を作る使命を帯びている。それでいながら、永田町から姿を隠して、することがないから政治屋の中には、新宿の歌舞伎町に出歩いていると聞く。

 

 本来は、自民党の政務調査会で、民意を反映した法案が検討される。それを総務会でとことん議論して、最後は多くが政府に持ち込まれる。国会でも与野党でもって審議した上で法律ができるのだが、こうした議会制民主主義の基本でさえも、多くの国民も、ジャーナリストでさえも、すっかり忘れてしまっている現在の日本である。

 

 かくして安倍内閣では、憲法違反の悪法が次々と強行された。教育基本法の改悪から、特定秘密保護法と、ついには自衛隊が戦争する悪法まで、さらには平和を愛する国民の抵抗を排除するための共謀罪も。独裁国と変わらない法制度・戦争三法が強行されてしまった。

 こうした重大な局面で、議会・政党は将棋の駒でしかなかった。不思議なことに、3分の2の議員が、それでも猫のようにおとなしい。

 

<誰でも務まる自民党三役の金魚のフン>

 無用の長物と化した自民党本部の大黒柱は、誰でも務まることになる。口も足腰も自由に動かないような人物でも、幹事長が務まってしまう。

 

 数百億円の政党助成金を保管しているだけで満足しているような人物で、およそ見識などない。その方が官邸にとって、うま味があるのだろうが。

 

 幹事長・総務会長・政調会長が、金魚のフンと酷評されている始末だ。それを御用聞きの番記者は、国民に伝えようともしない。マスコミも政党人も、大金を懐に入れて満足しているのであろう。

 

 政治に活力がない、いまの永田町である。

 金魚のフンは、人間の体に例えると、それは盲腸である。切除できる。党三役は、それでもじっとして動かない。コロナに沈黙しているのだから、この国も落ちるとこまで落ちてしまった。

 

<コロナでも民意が反映されない場当たりの金バラマキ>

 安倍は、地球を俯瞰するなどと称して、世界に金をバラまくことに徹してきた。今もである。すでに中国包囲網を名目に、60兆円もばらまいて、その一部を財閥経由で刈り取っている、と見られている。

 商工官僚の手口である。底が浅い。

 

 コロナ対策として、真っ先に国連のWHOに大金を動かして、日本批判を封じ込めてしまった。ここにきて新たに、1600億円もの大金を、医療環境の不備な国々に拠出すると、大見えを切ったらしい。

 本人も官邸やくざ官僚も、借金などお構いなく、相変わらず花咲じじいに徹している。日銀の黒田が福沢諭吉を刷りまくっているからだろうが、国際社会は円では通用しない。天文学的な借金を抱えた、安倍後の政府を引き受ける政党が生まれるのかどうか?

 

 没落する日本を象徴する、政党政治崩壊を食い止める健全な政党政治家は、悲しいかなくっきりとは見えていない。中曽根・長期政権阻止に立ち上がった二階堂進の幻の政権構想が、果たして浮上するのかどうか。

2020年5月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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