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2020年4月 7日 (火)

呪われた東芝<本澤二郎の「日本の風景」(3647)

 

呪われた東芝<本澤二郎の「日本の風景」(3647)

<息子を奪われて10年、いまだ反省謝罪なしの車谷・経営陣>

 不正と腐敗で「呪われた五輪狂騒曲」に翻弄されてきた日本政府の新型コロナウイルス対策、3か月遅れで、今日2020年4月7日に緊急事態宣言。医療事故多発の日本で問われ続けてきた医師会と病院の正念場である。奇しくも4月7日は、東京・品川区の東芝病院に緊急入院、直後に介護回避によって窒息死させられた息子の命日、10年忌である。

 

 東芝に呪われてしまったものか?次男正文に対して、東芝は人間性のひとかけらも見せない。翌年の311の巨大地震で、東芝は福島東電原発3号機が核爆発、いまも地球を破壊する放射能を放出している。息子の無念を天が罰したものか?

 

 地球破壊の原発路線の大失敗による、日本経済史上最大の粉飾決算の発覚で、巨艦は沈没。近く三井住友の政治力で、1部上場を果たすというのだが、人の命を踏みにじっても恥知らずの狂った東芝経営陣の前途は、依然として10年前の4月7日のような、桜散る東芝病院のように暗く見える。

 

 

<財閥支配に、介護心労の母親も!父親は命を懸けてのペンに人生>

 この10年の間、ずっと考えてきたことは、財閥1%のことである。過ちを認めない、傲慢すぎる態度と対応についてである。

 学校教育で教えない理由も分かってきた。戦後の教育の場で、財閥の存在を隠ぺいした理由は、戦後も財閥支配を裏付けている。決して新聞テレビが報道しない、出来なくさせているのである。いま安倍内閣の宣伝機関となってしまったNHKは、会長や経営委員会が財閥関係者で牛耳られることで実現している。政府機関そのものが、財閥に支配されている。

 

 先日「弐キ参スケ国を誤る」を紹介したが、日本軍国主義の受益者は、財閥の鮎川義介だったことが分かる。

 

 現在、東京高検の黒川弘務検事長が、違法な定年延長問題で、次期検事総長になるという、悪徳政権が批判を浴びている。日本弁護士連合会も声明を出して「撤回せよ」と叫んでいる。法曹界全体で、黒川問題を非難して止まない。

 

 反省謝罪しない東芝を刑事告訴したものの、東京地検の松本朗なる悪徳検事は、東芝に軍配を上げたが、現在は、その事情と背景を遺族ジャーナリストは知ることが出来る。息子は、東芝に殺された様なものだが、父親に財閥の正体を学ばせてくれている。大義は我にあり、である。

 

 東京地検の不条理な判断に母親の方は心労ゆえに、重い病にかかって後追いして逝った。それでも、東芝はいまだに過ちを認めようとしない。非情な経営陣は、10年も継続している。

 

 専門家の分析では日本での医療事故で命を奪われている国民は、最大で4万人という。大半が泣き寝入りである。

 東芝病院は、我が家から二人の命を奪って、それでも反省する所がないが、反対に、父親に勇気を与えてくれた。わがペンは、天を衝く勢いがある。車谷というCEOがいつ覚醒するのか、ヒトラーではないが、我が闘争は続く。

 

<「医師失格」(長崎出版)は不朽の名著>

 視聴覚障害者の点字にも翻訳された「医師失格」(長崎出版)は、不朽の名著だと自負している。

 正文は弐度目の事故(東芝病院)で命を落としたのだが、最初の事故は帝京大学病院(市原市)だった。1997年2月だ。東大OBの教授・助教授の信じられないような診断ミスで、植物人間にされてしまった。以来、我が家の人生は地獄へと真っ逆さまに突き落とされてしまった。

 

 息子の無念を10年目の2007年に出版したのが、この名著である。この本のために取材した民主党参院議員の足立信也医師が、今回のコロナウイルス問題で質問、政府与党の不当な対応を批判している場面を、偶然、ラジオで聞いてしまった。

 確認するため、怖くて開くことが出来なかった名著を、書棚の奥から引き出して確認した。足立博士に間違いなかった。彼の正論をブログ「日本の風景」で発信した。

 

 そして本の1ページを開いて見たのだが、すぐ閉じてしまった。つらくて読み続けることが出来なかった。

 

<東芝のくるまやCEOに「覚醒せよ」と叫び続ける!>

 2010年4月7日というと、帝京での医療事故から13年目である。哀れ息子正文は、6年間、病院のベッド生活を強いられてきた。そして父親と母親は、必死の思いで自宅介護に切り替えた。それは鼻からの経管栄養から、人間本来の、口からの食事にするという、医学的にも困難な介護を意味した。

 

 出来るだろうか、と思案する余裕はなかった。やり遂げてみると、本人の表情に変化が出てきた。うめき声から、本人の意思を悟ることが出来た。看護師でないと許されなかった痰を取る吸引器使用は、すでに帝京で入院中にやってきたことである。入浴も整髪も、妻が平然とこなしてきた。

 

 善良なM医師のお陰で、帝京との裁判も進めた。週刊誌の「サンデー毎日」「アサヒ芸能」「週刊文春」、月刊誌「月刊タイムス」などメディアも、大きく記事として取り上げてくれた。高知県南国市の高橋正六医師は「わしが法廷に立つ」と意気込んでくれた。

 結局のところ、帝京が折れて示談で決着つけた。ただし、いまだに誤診の医師は、謝罪の言葉一つ発しない。

 

 東芝はというと、緊急入院させながら、看護師センターから離れた個室に押し込んで、しかも警報装置さえ取り付けなかった。担当看護師は、なんと100分も痰の吸引をしなかった。「信じられない。通常ありえないことだ」と白十字会の筑波大名誉教授は断罪した。

 

 入院数時間後の、痰がのどに詰まった窒息死だという担当医の説明に生きた心地がしなかった遺族をよいことに、東芝病院は警察に通報しなかった。通報せず司法解剖に蓋をしてしまった。

 

 警視庁への刑事告訴に対して、東京地検の松本朗は「司法解剖をしていないので,正確な死因が特定できない。よって不起訴」といって東芝に軍配を上げた。明らかな政治的不起訴である。

 

 安倍事件にも同じことを繰り返すだろう、そのための黒川東京高検検事長の定年延長であることが理解できる。

 

 法治を棚上げした、財閥の傀儡政権と法務検察の許されざる癒着を、息子の東芝事件から見て取れる。人間性のひとかけらもない東芝経営陣は、これからも続くものか。

 

 「東芝は1部上場する中で、車谷のかじ取りに変化がでるかもしれない。あきらめずに戦え」とは、今朝ほどの清和会OBの意見である。

2020年4月7日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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