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2020年4月19日 (日)

つっかい棒<本澤二郎の「日本の風景」(3659)

 

つっかい棒!<本澤二郎の「日本の風景」(3659)

<「はずすぞッ」ク―デター脅しに屈した心臓と日本国民>

 日本国民の財布を握っている財務省が打ちひしがれている。コロナ禍を口実にした、やくざ強姦魔から公務員・財閥関係者など1億2000万人に、等しく10万円を配るという、信じがたい善政ならぬ暴政のための、屈辱的な補正予算の組み換えに、大汗を流さなければならなくなった、そのためである。戦前でも、軍閥に押し切られたこともあったろうが、戦後では初めてのことである。

 

 繰り返すが、やくざ強姦魔から億万長者にまで10万円を配る?信じがたい日本政治であろうか。無法無天の日本列島なのか。

 

 戦後の日本の霞が関官僚の雄は、大蔵省現在の財務省官僚である。わずかな借金も許さない健全財政を基礎に、経済の高度成長を実現、そのOBの天下り先は優雅そのものだった。家庭に例えると、借金のない安定した生活であるが、中曽根バブル崩壊以降、空前の借金まみれの先進国最大の借金大国となって、いまや三等国以下に沈んでしまった。

 

 安倍・自公・日本会議の長期政権は、軍拡にのめり込み、中国叩きに60兆円をばらまいた。そして今回のコロナ禍に対して、108兆円の経済対策に加えて、岸田文雄政調会長主導で、生活困窮者向けに30万円支給という大風呂敷を広げた。

 

 どっこい、信濃町が連立離脱を武器に安倍晋三と麻生太郎を脅しまくった。「つっかい棒を外すしかない」とクーデターまがいの脅しに安倍もひざを折り、両手をついてしまった。現生利益を説く創価学会の理念は、ぶっちゃけていうと、金くれ政治でしかなかった。100兆円の超大型予算に108兆円の景気対策、さらに12兆円から14兆円を工面させられる財務省・国税庁の、怒りの反動の行くへも注目させられるが、その前に日本沈没も?

 

<戦争三法に協力した創価学会公明党がコロナで「銭くれ」闘争>

 それにしても、不思議な宗教政党であろうか。

 事情通は「池田大作の指揮棒が無くなると、平和主義を放棄して、安倍の国粋主義・神社本庁に屈してしまった。現に特定秘密保護法も自衛隊参戦法も、国民の自由を奪う共謀罪も、公明党創価学会の支援で強行可決。なんでもありの信濃町になってしまった」と指摘している。

 

 国際的な平和運動家は「戦争党になってしまった創価学会とはおさらばだ」と嘆いたという話は有名である。神風が吹くという戦争神社靖国も顔負けであろう。

 

 昨年12月から始まったコロナ戦争に対しては、生活に困っている人たちに30万円を支給するという安倍と岸田の決定に「とんでもない、一人10万円を出せ」と息巻いた。「創価学会のすさまじい突き上げに、公明党代表の山口キツネまでが青くなってしまった。自民党の菅や二階にも様子を聞くと、それがいいということになった。安倍側近の二人は、すでに安倍から離反、岸田叩きに徹していた」と事情通は明かしている。政争のゴングも鳴っている。

 

 創価学会の予想外の「銭くれ」闘争に一番面食らったのは、山口だったのかもしれない。そして官房長官と自民党幹事長までが、安倍叩きに転進していたことにも驚いたであろう?

 安倍・自公連立政権の下で、創価学会が初めて安倍を揺さぶったのだ。その威力は途方もなく強力だった。しかし、冷静になって考えてみれば当然のことである。3分の2議席は、信濃町の実績である。

 

 譬えると、2019年の15号台風で、杉の巨木が倒壊したが、周囲に支え・つっかい棒のある杉は、倒壊を免れた。この理屈が、自民党と公明党の関係である。

 

 いくら安倍が犯罪事件を起こしても、野党が厳しく追及しても、安倍天下は変わらない。信濃町のつっかい棒のせいである。安倍の暴政・悪政も、信濃町が支持している限り、安泰なのである。理屈は単純で、明解なのだ。

 

 

<日中韓の民度の大きすぎる落差に驚愕する!>

 コロナ戦争における日中韓の民度を測定してみると、興味深い事実に驚かされてしまう。中国の人民と韓国の市民の方に、誰もが軍配を上げたくなってしまう。右翼には面白くない結果である。創価学会関係者は、もっと嬉しくないだろう。

 

 それというのも、中国の武漢で「金くれ」という声は全くなかった。命を救済するために、医師が命がけで声を上げた。60人もの医師が命を奪われながら、寝ないでコロナ戦争に立ち向かった。

 それに金のある民間人は、懐を開けて資金を提供して、政府を支援していた。本来は、宗教法人なるがゆえに莫大な金がある創価学会は、資金援助をすべき立場であるはずなのだが、それは聞かない。財閥1%も。これはおかしな日本人の民度を暴いていないだろうか。

 あさましくも、おぞましい日本人なのか。

 

 韓国では、徹底したPCR検査を実施して、感染者治療に徹した。そのことを人々は強く支持した。先の総選挙で政府与党は圧勝した。一人10万円を配るということは、安倍の「桜を見る会」の数千倍の、全国民向けの行為である。

 

 以前の日本人には、収入がなくなり、生活保護を受けられるというのに、それを拒絶して餓死した者もいたのだが。

 

<日蓮の末裔?の信濃町の勝利か大罪か>

 創価学会の本尊は日蓮であろう。彼の現した「立正安国論」は宗教者にとって有名である。時の北条幕府に対して、それこそ命を懸けての諫言の日々だった、と伝えられているのだが、その末裔の創価学会の今回の行動は?

 

 果たして、信濃町の勝利といえるものであろうか。それとも、日本丸を沈没させるかもしれない大罪なのか。

 確かに創価学会には、やくざ強姦魔がいることを、安倍のようにしっかりと確認して6年が経つ。安倍の公金による「桜を見る会」にもやくざやマルチ商法の詐欺師も招待されていた。彼らにも、空前の超借金の中から、10万円を配ることがいいのだろうか。

 

 生きているのかどうか、かつての指導者・池田大作に、直接問いただしてみたいと思う市民は少なくないらしい。

 

 

<「安倍と山口のおしまい」の始まり劇場始動>

 「国民一人一人に10万円を配らないと安倍さん!あんたも私もおしまいになる、それでもいいですか」

 創価学会の突き上げを受けた、山口一世一代の大芝居に安倍は膝をおり、両手をついた。安倍は即座に財務大臣の太郎を呼んだ。太郎も涙を呑んだ。

 

 「安倍と山口のおしまい」劇場の始まりが、これからである。

2020年4月19日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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