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2020年3月 8日 (日)

永田町VS霞が関<本澤二郎の「日本の風景」(3618)

 

永田町VS霞が関<本澤二郎の「日本の風景」(3618)

<国民の期待を受けて稲田検察が心臓にドス突きつけた!>

 ともかく、この7年間の安倍と側近犯罪に対して、検察は手も足も出なかった。原因の多くは、永田町の安倍と菅の飼い猫のような法務官僚・黒川弘務の仕業であることが判明した。国民の怒りは、霞が関の法務検察に向けられてきて久しい。

 政治に中立という禁を破ってきた検察だったが、ついに正義派が反撃の機会を手にした。稲田検事総長らオール検察が、法務大臣でありながら、夫妻そろっての悪事を働いていた犯罪事実に立ち上がった。

 広島高検検事長が指揮する河井事件関係者の家宅捜索には、聖域の国会議員会館のそれには東京地検も動いた。最近は「新聞記者」という映画が人気というが、稲田検察が安倍の心臓にドスを突き付けたような場面は、めったに見聞することなど出来ないだろう。これもいい映画になろうか。

 

 霞が関がとうとう覚醒した証拠だと認識したい。

 

<鍵は安倍の1・5億円投入の河井夫妻支援捜査=安倍事件>

 それにしても、自民党参院候補に自民党本部が1・5億円も投入していた、などという事件は、前代未聞のことで、過去に存在しなかった。

 

 河井の参院選ライバルは、岸田文雄の宏池会の現職・溝手顕正だ。溝手つぶしは、飼い猫のように服従してきた岸田を、絞め殺そうというものだった。現に、岸田の自民党総裁の芽は無くなってしまったが、禅譲をちらつかせながらの岸田つぶしに、今更ながら国粋主義者の恐ろしい一面を露呈している。

 

 だが、1・5億円という巨額の選挙資金こそが、安倍の首を締め上げている。どういうことかというと、安倍は地元秘書を4人も河井選挙を手伝わせている。こんなことも前例がない。

 

 選挙になると、自民党は街頭での総理演説のために街宣車を動員するが、元自民党街宣車の宣伝隊長の経験者は、安倍秘書の4人の行動について次のように語る。「選挙区の企業を個別訪問する。総理の代理でまいりました。なにとぞ河井を頼みます、といって回る。総理の代理人の訪問に企業や団体幹部は、丁重に接待する。それ以上に河井選対は、彼らに最大級の礼もする。なにしろ1億5000万円ももらっているものだから、数百万円は配っている。ウグイス嬢の比ではない。これが発覚すれば、安倍は検察から事情聴取、その後は監獄入りで、祖父と同じ体験を強いられる可能性が出てきた」と今後の捜査の展開に注目している。

 こうした分析は、自民党の心臓を知らないと分からない。

 

<宏池会壊滅作戦と続く子飼いの違法定年延長で対抗>

 さればこそ、安倍は青くなって防御線を張ることになる。それが子飼いの黒川元法務事務次官で、現在の東京高検検事長を定年延長させたものだ。

 

 ところが、検察庁法は検事長の定年63歳との明文規定がある。したがって、定年の延長は同法違反である。検事であれば、誰でも知っている。その禁を破った。

 

 その担当が森雅子法相である。与党の女性議員には、けなすわけではないが、碌なものがいない。自立しない、ひたすら男首相にかしずく手合いが多すぎる。オウム事件死刑囚を執行した上川陽子がそうだった。しかも、森は会津の伊東正義を尊敬すると胸を張っていた。伊東は、知る人ぞ知る宏池会会長をした護憲リベラルの大御所・大平正芳元首相の盟友である。

 恥を知れといいたい。とっとと議員辞職、もう一度、司法試験を受けるべきだ。

 

<大義は稲田検察、松本朗をのぞく全ての検察、国民が支援している>

 安倍・国家主義政治に軸足を置いた、法務官僚の東京高検・黒川検事長に大義はない。主権者である国民は怒っている。

 稲田検察に大義がある。東芝病院の医療事故死事件を不起訴にした当時東京地検の松本朗を除く、多数の検事は、稲田検察を支持している。

 

<安倍事務所の4人の秘書の事情聴取いかんで心臓は止まる!>

 1・5億円を投入して、加えて4人の秘書を貼り付けるという、さしずめ安倍・自民党が総力を挙げたような河井案里違法選挙の全体像を、門外漢も理解できるだろう。

 これほどの策略強行も珍しい。そこに目下、不倫神職事件発覚で大混乱の神社本庁、公明党創価学会も加わったと見られている。永田町の悪党が総出で、岸田の宏池会壊滅作戦を断行したことに仰天するばかりである。

 

 安倍の4人の秘書の事情聴取に注目が集まっている。それいかんで心臓は止まるだろう。

2020年3月8日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

 

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